JP3045438B2 - 車両の変速制御装置 - Google Patents

車両の変速制御装置

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JP3045438B2
JP3045438B2 JP24290493A JP24290493A JP3045438B2 JP 3045438 B2 JP3045438 B2 JP 3045438B2 JP 24290493 A JP24290493 A JP 24290493A JP 24290493 A JP24290493 A JP 24290493A JP 3045438 B2 JP3045438 B2 JP 3045438B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両の変速制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載する電子制御式の自動変速装
置として、特開昭63ー71658号公報のようにスピ
ードメータのギヤ比を学習することにより、車種に応じ
てデフ比やタイヤ径が変わっても、ROMの制御定数を
書き換えることなく、1種類のコントロールユニットで
対応可能に構成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例でも車両のエンジン機種が変わると、これに応じ
てコントロールユニットの制御定数を書き換える必要が
生じる。つまり、コントロールユニットはそれぞれ仕様
毎に違う別部品となってしまうため、部品管理などの面
でコストの増加を招くという不具合があった。また、エ
ンジン機種に応じて抵抗などをコントロールユニットの
外部に付加する方法も考えられるが、抵抗の設定ミスな
どを起こす可能性があった。
【0004】この発明はこのような問題点を有効に解決
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、車両に
搭載する電子制御式の自動変速装置において、トランス
ミッション制御系のコントロールユニットとエンジン制
御系のコントロールユニットを別部品に構成すると共
に、エンジン制御系のコントロールユニットから通信回
線を介してエンジン機種に関するデータを受信する手段
と、このデータから車両に搭載のエンジン機種を判定す
る手段と、その判定結果からエンジン機種に対応する制
御定数を自動変速の制御プログラムに設定する手段と、
をトランスミッション制御系のコントロールユニットに
設ける。第2の発明では、車両に搭載する電子制御式の
自動変速装置において、トランスミッション制御系のコ
ントロールユニットとエンジン制御系のコントロールユ
ニットを別部品に構成すると共に、エンジン制御系のコ
ントロールユニットから通信回線を介してエンジン機種
に対応する自動変速用の制御定数を受信する手段と、そ
の制御定数を自動変速の制御プログラムに設定する手段
と、をトランスミッション制御系のコントロールユニッ
トに設けたことを特徴とする車両の変速制御装置。
【0006】第3の発明では、車両に搭載する電子制御
式の自動変速装置において、トランスミッションのイン
プットシャフト回転速度を検出する手段と、エンジン回
転のパルス周期を検出する手段と、このパルス周期から
気筒数を変数としてエンジン回転速度を計算する手段
と、クラッチの接続時にインプットシャフト回転速度の
検出値とエンジン回転速度の計算値が一致するときの気
筒数を搭載エンジンの気筒数として判定する手段と、そ
の結果に基づいて複数のエンジン機種に関する格納デー
タから判定気筒数と同一のエンジン機種に対応する格納
データを選択し、これに拠って自動変速に必要な制御定
数を設定する手段を設ける。第4の発明では、車両に搭
載する電子制御式の自動変速装置において、エンジン制
御系のコントロールユニットから通信回線を介してエン
ジン機種に関するデータを受信する手段と、このデータ
からエンジン機種に対応する制御定数を自動変速の制御
プログラムに設定する手段と、をトランスミッション制
御系のコントロールユニットに設けを設ける一方、エン
ジン制御系のコントロールユニットからエンジン機種に
関するデータが得られないときの対処手段として、トラ
ンスミッションのインプットシャフト回転速度を検出す
る手段と、エンジン回転のパルス周期を検出する手段
と、このパルス周期から気筒数を変数としてエンジン回
転速度を計算する手段と、クラッチの接続時にインプッ
トシャフト回転速度の検出値とエンジン回転速度の計算
値が一致するときの気筒数を搭載エンジンの気筒数とし
て判定する手段と、この判定から決まるエンジン機種に
対応する制御定数を自動変速に制御プログラムに設定す
る手段と、を設ける。
【0007】
【作用】第1の発明では、トランスミッション制御系の
コントロールユニットはエンジン制御系のコントロー
ルユニットからエンジン機種に関するデータを受信する
と、このデータから決まるエンジン機種に対応する制御
定数を自動変速の制御プログラムに設定する。このた
め、トランスミッション制御系のコントロールユニット
については、車両への搭載時において、エンジン機種に
対応して制御定数の異なる多種のもの用意する必要がな
い。つまり、エンジン機種に対応して設定の異なる多様
エンジン制御系のコントロールユニットに対し、トラ
ンスミッション制御系のコントロールユニットは、車両
への搭載時において、エンジン機種に対応する制御定数
を人為的に設定する必要がなく、1種類で対応できる。
なお、トランスミッション制御系のコントロールユニッ
トは、各エンジン機種(自動変速の制御定数を除く制御
プログラムが共通する機種)にそれぞれ対応する制御定
数の全てが予め格納され、その中から車両に搭載のエン
ジン機種に対応する制御定数を選択的に設定することに
なるが、エンジン制御系のコントロールユニットから受
信するデータは、エンジン機種を表す簡単な識別信号で
済むという効果が得られる。第2の発明では、トランス
ミッション制御系のコントロールユニットは、エンジン
制御系のコントロールユニットからエンジン機種に対応
する自動変速用の制御定数を受信し、その制御定数を自
動変速の制御プログラムに設定する。このため、トラン
スミッション制御系のコントロールユニットについて
は、車両への搭載時において、制御定数の格納も必要な
く、エンジン機種に対応して設定の異なる多様なエンジ
ン制御系のコントロールユニットに対し、1種類で対応
できる。
【0008】第3の発明では、エンジン回転のパルス周
期はエンジンの気筒数と比例するので、パルス周期から
気筒数を変数として計算上のエンジン回転速度が求めら
れる。また、インプットシャフト回転速度の検出値はク
ラッチが接続状態のときにエンジン回転速度に相当する
ため、この検出値とエンジン回転速度の計算値を比較す
ることで、これらが一致するときの気筒数を搭載エンジ
ンの気筒数として判定できる。その結果に基づいて複数
のエンジン機種に関する格納データから判定気筒数と同
一のエンジン機種に対応する格納データを選択し、これ
に拠って自動変速に必要な制御定数を設定するので、
ランスミッション制御系のコントロールユニットは、車
両への搭載時において、エンジン機種に対応して制御定
数の異なる多種のもの用意する必要がなく、1種類で対
応できる。第4の発明では、トランスミッション制御系
のコントロールユニットにおいて、エンジン制御系のコ
ントロールユニットから通信回線を介してエンジン機種
に関するデータが得られるときは、このデータからエン
ジン機種に対応する制御定数を自動変速の制御プログラ
ム設定する。エンジン制御系のコントロールユニットか
らエンジン機種に関するデータが得られないときは、エ
ンジン回転のパルス周期から気筒数を変数として求めら
れるエンジン回転速度の計算値と、クラッチが接続状態
のときのインプットシャフト回転速度の検出値と、から
これらが一致するとき気筒数を搭載エンジンの気筒数と
して判定し、その結果に基づいて複数のエンジン機種に
関する格納データから判定気筒数と同一のエンジン機種
に対応する格納データを選択し、これに拠って自動変速
に必要な制御定数を設定する、したがって、エンジン制
御を行わない変速制御装置であっても、トランスミッシ
ョン制御系のコントロールユニットは、車両への搭載時
において、エンジン機種に対応して制御定数の異なる多
種のもの用意する必要はなく、1種類で対応できる。ま
た、エンジン機種に関するデータが得られないときの対
処手段を備えるため、変速制御の高い信頼性も獲得でき
る。
【0009】
【実施例】図1はディーゼルエンジン車両への適用例を
示す装置全体の構成図で、燃料噴射ポンプ1にはコント
ロールレバーをアクセル開度に応じて駆動すると共に、
エンジン回転を要求回転と一致させるように制御するス
ロットルアクチュエータ2が、機械式クラッチ3にはク
ラッチの断続操作を行うクラッチアクチュエータ4(エ
アブースタ)が、トランスミッション5にはメインギヤ
のギヤシフト機構を駆動するギヤシフトアクチュエータ
6のほか、メインギヤ前後のスプリットギヤとレンジギ
ヤをそれぞれHーL(ハイ・ロー)に切り替えるスプリ
ットアクチュエータ7とレンジアクチュエータ8が設け
らえる。
【0010】車両の変速制御に必要な運転状態の検出手
段として、アクセルペダル9にはエンジン負荷に相当す
るペダル踏み角(アクセル開度)を検出するアクセルセ
ンサ10が、クラッチ3にはフライホイールからエンジ
ンの回転速度を検出するエンジン回転センサ11と、ク
ラッチ3のストローク位置を検出するクラッチストロー
クセンサ12が、クラッチペダル13(クラッチブース
タ4を手動操作する)にはペダルの初期位置と作動位置
を検出するペダルSW14,15が、トランスミッショ
ン5には実際のシフト位置を検出するポジションセンサ
16と、メインシャフトに連結するプロペラシャフトの
回転速度を検出する車速センサ17と、メインシャフト
上を遊転するメインギヤの回転速度を検出するギヤ回転
センサ18が設けられる。
【0011】運転室にはトランスミッション5のシフト
レバー装置19(シフタ)に加えて、変速(シフトアッ
プ,シフトダウン)にスプリットギヤの切り替えを行わ
ない段飛びモードとスプリットギヤが加わる多段モード
を選択するモードスイッチ(図示せず)と、トランスミ
ッション5のシフト位置およびモードスイッチのオンー
オフ状態などを表示するモニタ20が配設される。な
お、シフタ19はその動作パターンがシフトアップ,シ
フトダウン,ホールド、リバース,ニュートラルの5ポ
ジションを持つh型に単純化される。
【0012】これらの各種信号に基づいてアクチュエー
タの駆動を制御するのがエンジンコントロールユニット
21とトランスミッションコントロールユニット22
で、これらはシフタ19のレバー位置に対応するシフト
要求が発生すると、必要に応じてエンジン回転速度を制
御しながら、シフタの要求位置へトランスミッション5
のギヤシフトを実行する。走行中のシフトアップ要求ま
たはシフトダウン要求に対してはトランスミッション5
の現段にモードスイッチ24の選択に対応するn段(多
段モードのときにn=1、段飛びモードのときにn=
2)を加算または減算するシフト位置へのギヤチェンジ
を行う。なお、クラッチ3はモニタ20のシフト位置表
示を確認しながら、運転者が手動制御(ペダル操作)す
ることで断続される。
【0013】コントロールユニット21と22はそれぞ
れマイクロコンピュータで別部品に構成され、これらの
I/Oポート間を接続する通信回線が設けられる。トラ
ンスミッションコントロールユニット22にはエンジン
機種の違う車両への適用も可能にするため、エンジンコ
ントロールユニット21から通信回線を介して受信する
データでエンジン機種に対応する制御定数を設定する機
能と、エンジンコントロールユニット21との通信不良
など対処するバックアップとしてエンジン回転センサ1
1とギヤ回転センサ18の検出周期(パルス周期)に基
づいて判定する気筒数からエンジン機種に対応する制御
定数を設定する機能が付加される。
【0014】図2は制御定数の設定機能を説明するフロ
ーチャート(ただし、ステップ1.06〜1.07の間
および1.24以下のステップは作図省略)で、エンジ
ンコントロールユニット21との通信がOKのときは、
エンジン機種に関するデータの受信を行うと共に、その
受信データから車両に搭載のエンジン機種A〜Eを判定
し、エンジン機種A〜Eに対応する制御定数を、エンジ
ン機種がA〜E以外のときにデフォルト定数をギヤシフ
ト制御プログラムに設定する(1.01〜1.10)。
なお、エンジンコントロールユニット21の送信データ
としてエンジン機種に対応する制御定数を設定すると、
トランスミッションコントロールユニット22でエンジ
ン機種の判定を行う必要がなく、受信データをそのまま
ギヤシフト制御プログラムに設定すれば良いことにな
る。
【0015】エンジンコントロールユニット22との通
信がNGのときには、エンジン回転がトランスミッショ
ン5へ伝達される状態(つまり、クラッチ3が接続でエ
ンジン回転センサ11のパルスが検出されるとき)を確
認すると、ギヤ回転センサ18の検出周期NC(パルス
周期)を検出すると共に、パルス周期NCからトランス
ミッション5のインプット回転速度necを計算する
(1.11〜1.14)。パルス周期NCはk3/NC
でギヤ回転速度ncに変換され、さらにギヤ回転速度n
cからnc・k1でインプットシャフト回転速度nec
が求められる。なお、ギヤ回転センサ18のパルス周期
NCからインプットシャフト回転速度necを計算する
替わりに、トランスミッション5のインプットシャフト
回転速度をセンサで直接的に検出するようにしても良
い。
【0016】そして、エンジン回転センサ11の検出周
期NE(パルス周期)を検出すると共に、パルス周期N
Eから気筒数npを変数として(k 2 /np)・(1/
NE)エンジン回転速度neを計算すると共に、これ
をインプットシャフト回転速度necと比較する(1.
15〜1.18)。なお、npはエンジンの1回転あた
りのパルス発生数を意味するものであり、通常はエンジ
ンの気筒数の整数倍または1/2、この実施例では1倍
(気筒数そのものを表すよう)に設定される。インプッ
トシャフト回転速度necは実際のエンジン回転速度に
相当するので、これらの比較を気筒数npを変数として
エンシン回転速度neを計算する毎に行い、これらが一
致するときの気筒数npを搭載エンジンの気筒数として
判定し、その結果に基づいて複数のエンジン機種に関す
る格納データから気筒数npと同一のエンジン機種に対
応する格納データを選択し、これに拠って変速操作に必
要な制御定数をギヤシフト制御プログラムに設定する
(1.19→1.17,1.18→1.20〜1.24
以下)。ここで、k1はギヤの組み合わせで決まる定
数、k2はエンジン回転センサ11のパルス周期NEを
回転速度neに変換するための定数、k3はギヤ回転セ
ンサ18のパルス周期NCを回転速度ncに変換するた
めの定数を表す。
【0017】このように、エンジンコントロールユニッ
ト21からの受信データでトランスミッションコントロ
ールユニット22がエンジン機種に対応する制御定数を
設定するので、トランスミッションコントロールユニッ
ト22についてはエンジン機種が変わっても、制御定数
を人為的に書き換える必要がなく、1種類のコントロー
ルユニットで多種の車両に広く適用できる。また、コン
トロールユニット21,22間の通信不良などが発生し
ても、トランスミッションコントロールユニット22が
エンジン回転センサ11とギヤ回転センサ18のパルス
周期に基づく演算結果からエンジン機種に対応する制御
定数を設定するので、制御装置としての高い信頼性と耐
久性を確保することができる。
【0018】図2のステップ1.11以下は他の実施例
としてトランスミッションコントロールユニット22で
独自に実行させるようにすると、トランスミッションコ
ントロールユニット22がエンジンコントロールユニッ
ト21との通信手段を持たない場合や、図3のように変
速制御装置としてエンジン回転速度のアクセル制御を行
わないもの(トランスミッションコントロールユニット
22のみ備える)にも、エンジン機種に対応する制御定
数を設定することが可能になる。図3において、図1と
同じ部品は同じ符号を付けて重複説明を省略する。
【0019】
【発明の効果】第1の発明によれば、車両に搭載する電
子制御式の自動変速装置において、トランスミッション
制御系のコントロールユニットとエンジン制御系のコン
トロールユニットを別部品に構成すると共に、エンジン
制御系のコントロールユニットから通信回線を介してエ
ンジン機種に関するデータを受信する手段と、このデー
タから車両に搭載のエンジン機種を判定する手段と、そ
の判定結果からエンジン機種に対応する制御定数を自動
変速の制御プログラムに設定する手段と、をトランスミ
ッション制御系のコントロールユニットに設けたので、
トランスミッション制御系のコントロールユニットにつ
いては、車両への搭載時において、エンジン機種に対応
して制御定数の異なる多種のもの用意する必要はなく、
エンジン機種に対応して設定の異なる多様なエンジン制
御系のコントロールユニットに対し、1種類で対応でき
る。第2の発明によれば、車両に搭載する電子制御式の
自動変速装置において、トランスミッション制御系のコ
ントロールユニットとエンジン制御系のコントロールユ
ニットを別部品に構成すると共に、エンジン制御系のコ
ントロールユニットから通信回線を介してエンジン機種
に対応する自動変速用の制御定数を受信する手段と、そ
の制御定数を自動変速の制御プログラムに設定する手段
と、をトランスミッション制御系のコントロールユニッ
トに設けたので、トランスミッション制御系のコントロ
ールユニットについては、制御定数の格納も必要なく、
エンジン機種に対応して設定の異なる多様なエンジン制
御系のコントロールユニットに対し、1種類で対応でき
る。
【0020】第3の発明によれば、車両に搭載する電子
制御式の自動変速装置において、トランスミッションの
インプットシャフト回転速度を検出する手段と、エンジ
ン回転のパルス周期を検出する手段と、このパルス周期
から気筒数を変数としてエンジン回転速度を計算する手
段と、クラッチの接続時にインプットシャフト回転速度
の検出値とエンジン回転速度の計算値が一致するときの
気筒数を搭載エンジンの気筒数として判定する手段と、
その結果に基づいて複数のエンジン機種に関する格納デ
ータから判定気筒数と同一のエンジン機種に対応する格
納データを選択し、これに拠って自動変速に必要な制御
定数を設定する手段を設けたので、トランスミッション
制御系のコントロールユニットは、車両への搭載時にお
いて、エンジン機種に対応する制御定数の設定を人為的
に行う必要がなく、1種類で対応できる。第4の発明に
よれば、車両に搭載する電子制御式の自動変速装置にお
いて、エンジン制御系のコントロールユニットから通信
回線を介してエンジン機種に関するデータを受信する手
段と、このデータからエンジン機種に対応する制御定数
を自動変速の制御プログラムに設定する手段と、をトラ
ンスミッション制御系のコントロールユニットに設けを
設ける一方、エンジン制御系のコントロールユニットか
らエンジン機種に関するデータが得られないときの対処
手段として、トランスミッションのインプットシャフト
回転速度を検出する手段と、エンジン回転のパルス周期
を検出する手段と、このパルス周期から気筒数を変数と
してエンジン回転速度を計算する手段と、クラッチの接
続時にインプットシャフト回転速度の検出値とエンジン
回転速度の計算値が一致するときの気筒数を搭載エンジ
ンの気筒数として判定する手段と、この判定から決まる
エンジン機種に対応する制御定数を自動変速に制御プロ
グラムに設定する手段と、を設けたので、エンジン制御
を行わない変速制御装置であっても、トランスミッショ
ン制御系のコントロールユニットは、車両への搭載時に
おいて、エンジン機種に対応する制御定数の設定を人為
的に行う必要がなく、1種類で対応できる。また、エン
ジン機種に関するデータが得られないときの対処手段を
備えるため、変速制御の高い信頼性も獲得できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す変速制御装置の全体構
成図である。
【図2】同じく制御定数の設定動作を説明するフローチ
ャートである。
【図3】他の実施例を説明する装置の全体構成図であ
る。
【符号の説明】
1 燃料噴射ポンプ 2 スロットルアクチュエータ 3 クラッチ 4 クラッチブースタ 5 トランスミッション 6 ギヤシフトアクチュエータ 7 スプリットアクチュエータ 8 レンジアクチュエータ 10 アクセルセンサ 11 エンジン回転センサ 12 クラッチストロークセンサ 14,15 クラッチペダルスイッチ 16 ギヤポジションセンサ 17 車速センサ 18 ギヤ回転センサ 19 シフタ 21 エンジンコントロールユニット 22 トランスミッションコントロールユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 63/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載する電子制御式の自動変速装置
    において、トランスミッション制御系のコントロールユ
    ニットとエンジン制御系のコントロールユニットを別部
    品に構成すると共に、エンジン制御系のコントロールユ
    ニットから通信回線を介してエンジン機種に関するデー
    を受信する手段と、このデータから車両に搭載のエン
    ジン機種を判定する手段と、その判定結果からエンジン
    機種に対応する制御定数を自動変速の制御プログラムに
    設定する手段と、をトランスミッション制御系のコント
    ロールユニットに設けたことを特徴とする車両の変速制
    御装置。
  2. 【請求項2】車両に搭載する電子制御式の自動変速装置
    において、トランスミッション制御系のコントロールユ
    ニットとエンジン制御系のコントロールユニットを別部
    品に構成すると共に、エンジン制御系のコントロールユ
    ニットから通信回線を介してエンジン機種に対応する自
    動変速用の制御定数を受信する手段と、その制御定数を
    自動変速の制御プログラムに設定する手段と、をトラン
    スミッション制御系のコントロールユニットに設けたこ
    とを特徴とする車両の変速制御装置。
  3. 【請求項3】車両に搭載する電子制御式の自動変速装置
    において、トランスミッションのインプットシャフト回
    転速度を検出する手段と、エンジン回転のパルス周期を
    検出する手段と、このパルス周期から気筒数を変数とし
    てエンジン回転速度を計算する手段と、クラッチの接続
    時にインプットシャフト回転速度の検出値とエンジン回
    転速度の計算値が一致するときの気筒数を搭載エンジン
    の気筒数として判定する手段と、その結果に基づいて複
    数のエンジン機種に関する格納データから判定気筒数と
    同一のエンジン機種に対応する格納データを選択し、こ
    れに拠って自動変速に必要な制御定数を設定する手段を
    設けたことを特徴とする車両の変速制御装置。
  4. 【請求項4】車両に搭載する電子制御式の自動変速装置
    において、エンジン制御系のコントロールユニットから
    通信回線を介してエンジン機種に関するデータを受信す
    る手段と、このデータからエンジン機種に対応する制御
    定数を自動変速の制御プログラムに設定する手段と、を
    トランスミッション制御系のコントロールユニットに設
    けを設ける一方、エンジン制御系のコントロールユニッ
    トからエンジン機種に関するデータが得られないときの
    対処手段として、トランスミッションのインプットシャ
    フト回転速度を検出する手段と、エンジン回転のパルス
    周期を検出する手段と、このパルス周期から気筒数を変
    数としてエンジン回転速度を計算する手段と、クラッチ
    の接続時にインプットシャフト回転速度の検出値とエン
    ジン回転速度の計算値が一致するときの気筒数を搭載エ
    ンジンの気筒数として判定する手段と、この判定から決
    まるエンジン機種に対応する制御定数を自動変速に制御
    プログラムに設定する手段と、を設けたことを特徴する
    車両の変速制御装置。
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