JP3044961B2 - 円形容器内面検査装置 - Google Patents

円形容器内面検査装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばベルトコンベアな
どで搬送される円形容器内面を検査し、異物・ゴミ・傷
などを検出する画像処理装置としての円形容器内面検査
装置に関する。なお以下各図において同一の符号は同一
もしくは相当部分を示す。
【0002】
【従来の技術】図8は内面に金属光沢を有する円形容器
の観測方法の説明図で、同図(A)は容器を軸方向より
見た上面図、同図(B)は側断面図である。そして10
2は容器、101はこの容器102を上方から照らすリ
ング状の照明器であり、リング照明器101と容器10
2の中心軸は一致している。容器内面に対して、照明器
101よりリング状の一様な光線を照射すると、内面の
金属光沢により光線が反射して、上面より観測した場
合、内面に同心円状の明るさの変化(以下照度パターン
という)が発生する。図8(A)は特に照明光線が直接
に反射するために発生する高輝度部(ハレーション部)
を示したものであるが、口部高輝度部103及び底部高
輝度部104が顕著である。
【0003】図9(A)は、図8(A)の容器中心を通
過する走査線Q−Q1を図示したものであり、図9
(B)は走査線Q−Q1に沿った容器内面の照度(濃
度)の変化をグラフ状に図示したものである。仮に線分
Q−Q1を容器中心を中心として回転させた場合も図9
(B)のようなグラフを得ることができる。照度パター
ンは観測対象とする容器によって高輝度部あるいは光線
が観測方向に反射しないことによって現れる低輝度部の
発生状態は変わるが、照度の変化が同心円状に発生する
という特徴は失われない。なおこの図9(B)の例では
濃度変化の特徴よりW1〜W5の5つの領域に分類され
る。第1の領域W1は口部高輝度部103であり、第2
の領域W2は濃度変化が比較的小さい容器側面上中部で
あり、第3の領域W3は図8で述べた照明101による
光線があまり届かないため、他の領域より暗い容器側面
下部であり、第4の領域W4は底部高輝度部104であ
り、第5の領域W5は底部である。
【0004】従来はこれらの領域W1〜W5にそれぞれ
ウィンドウを設け、領域の光学的な特性に応じて黒汚れ
(黒点)や白汚れ(白点)の不良を検出するためのしき
い値を設定していた。不良検出の方法としては例えば対
象画像の走査によって得られたアナログのビデオ信号
(アナログ濃淡画像信号)をA/D変換してなる8ビッ
トなどの多値の濃淡画像信号を所定のしきい値で2値化
する方法や、前記のビデオ信号を微分回路を介し微分し
て欠陥信号を抽出する微分法などが知られている。この
微分法の場合、対象物の外形の輪郭部でも微分信号が出
るが輪郭部では微分によって正方向パルス,負方向パル
スのいずれか一方が発生するのに対し、微小欠陥部では
正方向パルスと負方向パルスが同時に発生することを利
用して欠陥部を抽出することができる。
【0005】即ちラスタ走査に基づくアナログ濃淡画像
信号を微分してなる信号P(x,y)についての着目点
(座標値x=i,y=j)における値P(i,j)と、
この着目点よりx方向走査線上の前,後に夫々所定の微
小のα画素,β画素だけ離れた点における値P(i−
α,j)、P(i+β,j)との間に, P(i,j)−P(i−α,j)>TH1であって且
つ、 P(i+β,j)−P(i,j)>TH1の関係があれ
ば、(但しTH1は所定のしきい値(正値)とする) 着目点における不良検出のための二値化関数値PD
(i,j)=1としてこの着目点を黒レベル不良の点と
し、それ以外の場合はPD(i,j)=0としてこの着
目点を正常の点とするものである。
【0006】ところで食品などに用いられる容器は製造
ラインでの時間当り製造個数が一般に多く、製造ライン
での容器製造装置に不具合が発生した場合、すぐにライ
ンを停止する処置をとらないと、短時間に大量の不良品
が発生してしまい、製造ラインの復旧に対する障害とな
り、ライン復旧に要する時間が大であると相応の経済的
損失も発生する。原因として容器成形装置に不具合があ
る場合は、連続してツブレや変形を生じた重欠陥容器が
大量に製造されるトラブルが発生する。
【0007】従来、前記のような大量な不良品の発生を
未然に防ぐため、連続不良監視という方法が取られてき
た。これは、検査装置に予め連続不良しきい値を設定し
ておき、不良判定が連続して発生し連続不良数がこの連
続不良しきい値を越えた場合に、重欠陥発生と認定し、
重欠陥アラーム出力を行うものである。また従来、不良
率監視という方法もとられており、これは、判定全数に
対する不良判定の割合を常に監視する機能であり、検査
装置が判定の度に移動不良率を算出し、この移動不良率
が検査装置に予め設定された不良率しきい値を越えた場
合に、重欠陥発生と認定し、重欠陥アラーム出力を行う
ものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、連続不
良監視による方法では、重欠陥不良の容器がライン上に
不連続に現れる場合には検出が難しくなるといった問題
点に加え、重欠陥発生を検出するまでの間に連続不良し
きい値に設定された数だけの重欠陥容器が製造されてし
まうという本質的な問題点があった。
【0009】また、不良率監視による方法においても、
実際の重欠陥発生と検査装置の重欠陥の検出までの間に
時間的な遅れが発生してしまい、その間多くの重欠陥容
器が製造されてしまうといった問題点があった。従って
重欠陥発生の検出は、前述の連続不良監視や不良率監視
といった手法ではなく、個々の容器の検査より即座に判
定する必要がある。
【0010】そこで本発明は、重欠陥容器を迅速に検出
することによって、重欠陥容器の誤製造を即座に中止
し、経済的損失を低減する円形容器内面検査装置を提供
することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の円形容器内面検査装置は、軸対称の円
形容器(102など)と同軸のリング型照明手段(10
1など)を介しこの円形容器の内面側を照明したうえ、
TVカメラを介しこの軸方向からこの円形容器の照明面
を撮像し、この撮像された同心円状の画像を解析して欠
陥容器を検出する円形容器内面検査装置であって、前記
撮像の画面走査によって得られる濃淡画像信号のA/D
変換信号としての多値濃淡画像信号(POなど)を前記
撮像画面に対応する画面上のデータとしてフレームメモ
リ(1など)に記憶し、前記円形容器内面の画像領域を
欠陥画素検出のための複数のウィンドウ領域(W1〜W
5など)に分割し、このウィンドウ領域ごとに黒欠陥画
素検出用の第1の固定2値化しきい値(以下第1黒レベ
ルという)と白欠陥画素検出用の第1の固定2値化しき
い値(以下第1白レベルという)とを設定し、前記フレ
ームメモリの走査によって読出された多値濃淡画像信号
を夫々当該のウィンドウ領域に対して設定された前記第
1黒レベルおよび第1白レベルで2値化して前記ウィン
ドウ領域ごとの黒欠陥及び白欠陥の画素数の和を求め、
この画数の和が当該のウィンドウ領域に対して設定され
た欠陥容器検出用の第1の面積しきい値を越えるか否か
に応じて当該の円形容器が欠陥容器であるか否かを(通
常不良検出2値化回路24などを介し)判定する円形容
器内面検査装置において、前記ウィンドウ領域ごとに、
(設定ポート31などに)少なくとも前記第1黒レベル
以上の黒さに相当する第2の固定2値化しきい値(以下
第2黒レベルという)と、(設定ポート33などに)少
なくとも第2白レベル以上の白さに相当する第2の固定
2値化しきい値(以下第2白レベルという)と、(設定
ポート37などに)少なくとも前記第1黒レベルと第2
黒レベルとが等しく、かつ第1白レベルと第2白レベル
とが等しいときは前記第1の面積しきい値より大きな値
を持つ重欠陥容器検出用の第2の面積しきい値とを設定
し、この第2黒レベルおよび第2白レベルを2値化レベ
ルとする前記ウィンドウ領域ごとの黒欠陥及び白欠陥の
画素数の和(カウンタ36の出力など)が当該のウィン
ドウ領域に対して設定された第2の面積しきい値を越え
たときは(コンパレータ38などを介し)当該の円形容
器が重欠陥容器である旨を示す重欠陥検出信号(HDF
など)を(重欠陥検出2値化回路25などより)外部へ
出力するようにする。
【0012】また請求項2の円形容器内面検査装置は、
軸対称の円形容器(102など)と同軸のリング型照明
手段(101など)を介しこの円形容器の内面側を照明
したうえ、TVカメラを介しこの軸方向からこの円形容
器の照明面を撮像し、この撮像された同心円状の画像を
解析して欠陥容器を検出する円形容器内面検査装置であ
って、前記撮像の画面走査によって得られる濃淡画像信
号のA/D変換信号としての多値濃淡画像信号(POな
ど)を前記撮像画面に対応する画面上のデータとしてフ
レームメモリ(1など)に記憶し、前記円形容器内面の
画像領域を欠陥画素検出のための複数のウィンドウ領域
(W1〜W5など)に分割し、このウィンドウ領域ごと
に欠陥画素検出用の所定の第1の差分2値化しきい値
(以下第1差分レベルという)を設定し、前記フレーム
メモリの走査によって読出された多値濃淡画像信号につ
いての同一の画面走査線上における着目画素の値を、こ
の着目画素の前または後に当該のウィンドウ領域に対し
て設定された所定画素数だけ離れた背景画素の値から減
じてなる差の絶対値を、当該のウィンドウ領域に対して
設定された前記第1差分レベルで2値化して前記ウィン
ドウ領域ごとの欠陥画素数を求め、この欠陥画素数が当
該のウィンドウ領域に対して設定された欠陥容器検出用
の第1の面積しきい値を越えるか否かに応じて当該の円
形容器が欠陥容器であるか否かを(通常不良検出2値化
回路24などを介し)判定する円形容器内面検査装置に
おいて、前記ウィンドウ領域ごとに、(設定ポート44
などに)少なくとも前記第1差分レベル以上の濃度差に
相当する所定の第2の差分2値化しきい値(以下第2差
分レベルという)と、(設定ポート46などに)少なく
とも前記第1差分レベルと第2差分レベルとが等しいと
きは前記第1の面積しきい値より大きな値を持つ重欠陥
容器検出用の第2の面積しきい値とを設定し、この第2
差分レベルを2値化レベルとする前記ウィンドウ領域ご
との欠陥画素数(カウンタ45Aの出力など)が当該の
ウィンドウ領域に対して設定された第2の面積しきい値
を越えたときは(コンパレータ47などを介し)当該の
円形容器が重欠陥容器である旨を示す重欠陥検出信号
(HDFなど)を(重欠陥検出2値化回路25などよ
り)外部へ出力するようにする。
【0013】また請求項3の円形容器内面検査装置は、
請求項1に記載の円形容器内面検査装置において、前記
第1黒レベルと第2黒レベル、もしくは第1白レベルと
第2白レベル、または第1の面積しきい値と第2の面積
しきい値を夫々同一とすることにより、ハードウェア量
を削減するようにする。
【0014】また請求項4の円形容器内面検査装置は、
請求項2に記載の円形容器内面検査装置において、前記
第1差分レベルと第2差分レベル、または第1の面積し
きい値と第2の面積しきい値を夫々同一とすることによ
り、ハードウェア量を削減するようにする。 また請求
項5の円形容器内面検査装置は、請求項1ないし請求項
4のいずれかに記載の円形容器内面検査装置において、
前記重欠陥検出信号によって自動的に円形容器の製造ラ
インを停止するようにする。
【0015】また請求項6の円形容器内面検査装置は、
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の円形容器内
面検査装置において、前記重欠陥検出信号の出力時に
は、本装置の検査状況を監視する画面において、当該の
重欠陥検出信号に関わる前記ウィンドウ領域の名を表示
するようにする。
【0016】
【作用】図10は容器の重欠陥を示したものであり、側
面部にヘコミ110が発生した状態を示したものであ
る。ヘコミ110が発生すると、容器内面の光線の反射
秩序が乱され、照度パターンは同心円状とならなくな
り、非対称な高輝度部または低輝度部が発生する。従っ
て、予め良品容器内面に存在する103や104のよう
な極端な高輝度部や光線が観測方向に反射しないことに
よって現れる極端な低輝度部を避けてウィンドウを設定
しておき、前記非対称な高輝度部または低輝度部を画像
2値化手法によって抽出することが可能であり、容器の
変形についても、同様な原理によって検出可能である。
本発明は上記の光学的特徴に基づいて、画像2値化時の
2値化しきい値または面積しきい値を設定することによ
って、通常の不良容器検出方法とは別に容器重欠陥を定
義し、重欠陥アラーム信号を本装置外部へ出力すること
を核心とし、請求項1に関わる発明では、前記画像2値
化手段として、固定2値化法を用いて、黒欠陥面積及び
白欠陥面積を計測するようにし、請求項2に関わる発明
では、前記画像2値化手段として、差分2値化法を用い
て、黒欠陥面積及び白欠陥面積を計測するようにしたも
のである。
【0017】
【実施例】図1は請求項1および2に関わる発明の一実
施例としてのハードウェアブロック図である。同図にお
いてPOは図外のTVカメラの映像面をラスタ走査して
得られるビデオ信号をAD変換してなる多値(例えば8
ビット)の濃淡画像信号、1はこの多値濃淡画像信号P
Oを入力し、多値画面データとして記憶するフレームメ
モリ、3はこのフレームメモリに対するアドレス発生回
路である。
【0018】2はウィンドウ別のマスクパターンデータ
が格納されているウィンドウメモリで、このウィンドウ
メモリ2にはマスクパターンデータとして、検査対象で
ある容器の形状によって特徴的な照度パターンに対応し
た円心円状のリングウィンドウパターンが数種類格納さ
れている。4はこのウィンドウメモリに対するアドレス
発生回路である。5Eはウィンドウゲート回路で、多値
濃淡画像信号POまたはフレームメモリ1から読み出さ
れた画像信号1aをウィンドウメモリ2からのマスクパ
ターンデータ2aでマスクし、指定されたウィンドウ領
域のみの画像信号POまたは1aを通過させる回路であ
る。
【0019】6−1、6−2は画像エッジ検出回路で、
画像のエッジ、具体的にはリング状の口部高輝度部の外
端(外周点)と内端(内周点)を検出する機能を持ち、
この場合、入力した画像信号を対象画像の位置検出や容
器外形の円形性検査のための所定のしきい値で2値化し
たうえ、画像エッジとしてのこの2値化信号の立ち上が
り点の座標と立ち下がり点の座標とを自身内のメモリに
格納する。11はこの画像エッジ検出回路6−1によっ
て検出された外周点または内周点の座標値に対し、容器
外形の円形性検査を行いその結果を総合判定回路15へ
与える回路である。
【0020】13は対象画像に対して正しい位置にウィ
ンドウが発生するように、画像エッジ検出回路6−2が
最新の多値濃淡画像信号POを入力して画像エッジから
検出した現実の対象画像の中心位置と予め設定されてい
るウィンドウの中心の位置とのズレを検出する回路であ
る。21はフレームメモリ1からウィンドウゲート回路
5Eを通過した多値濃淡画像信号1aを入力して不良画
素を検出するために1水平走査ラインごとの不良検査対
象領域(換言すれば対象容器の外形で区切られる領域)
を定める信号としての領域検出信号21aを出力する領
域検出回路であり、22はこの領域検出回路と同期して
同じ1水平走査ライン分づつの画像信号1aを入力して
一時記憶するラインメモリである。
【0021】23は領域検出信号21aと、これに対応
する1水平走査ライン分ごとの画像信号としての、ライ
ンメモリ22から出力される濃淡画像信号22aとのA
ND条件をとり、不良検査対象領域のみの濃淡画像信号
(検査領域濃淡画像信号という)23aを出力するAN
D回路であり、これによって容器中心が画像の中央より
位置ズレすることによって生じる容器外形の真円からの
歪みが発生しても、検査容器外形外の濃淡画像信号を正
確に除去することができる。
【0022】24は通常の(つまり重欠陥を表すもので
はない)不良画素を検出するための通常不良検出2値化
回路である。即ちこの通常不良検出2値化回路24は検
査領域濃淡画像信号23aを予めウィンドウ領域別に設
定された固定2値化しきい値(つまり固定2値化法での
しきい値)により2値化し、または(および)同じく濃
淡画像信号23aの着目画素とその背景画素との濃度差
(差分)を同じく予めウィンドウ領域別に設定された所
定の差分2値化しきい値(つまり差分2値化法でのしき
い値)により2値化し、夫々通常不良画素を抽出する2
値化回路であり、さらにこの回路24は2値化された不
良画素数を不良面積値として計数し、計数結果を予め設
定された所定の通常欠陥検出しきい値と比較し、その結
果の良否信号24aを総合判定回路15へ出力する。
【0023】なおこの通常不良検出2値化回路24の中
には、本出願人の先願になる特願平3−265134に
示した山・谷検出2値化回路も含まれ得る。この回路は
前記検査領域濃淡画像信号23aについての同一の画面
走査線上における着目画素の値を、この着目画素の前,
後に夫々所定の同数の画素(以下α画素という)だけ離
れた背景画素(以下夫々前方背景画素,後方背景画素と
いう)の値から減じた2つの差が同極性であって、この
2つの差の所定の一方の絶対値が前記極性に対応する所
定の第1のしきい値より大きく、かつ前記差の他方の絶
対値が前記極性に対応する所定の第2のしきい値より大
きいとき当該の着目画素を不良と判定するものである。
【0024】25は後述する重欠陥容器検出用の2値化
回路であり、本発明の核心となる部分である。次に9は
ウィンドウゲート回路5Eを通過した多値画像信号PO
を用いて対象画像のX方向投影パターンを求めるX投影
回路、10は同じく対象画像のY方向投影パターンを求
めるY投影回路、14はこの2つの投影回路9,10の
出力データを用いて同一検査画面内に他の容器が撮像さ
れている場合に、検査対象とする容器の画像領域を矩形
領域として決定する処理領域決定回路である。
【0025】15はウィンドウ領域の走査ごとに通常不
良検出2値化回路24からの良否信号24a及び重欠陥
検出2値化回路25からの重欠陥検出信号HDFを入力
とし、これを一時記憶し、すべての前記ウィンドウ領域
の走査が終了した後、1度でも重欠陥検出信号HDFが
入力されたなら、重欠陥検出信号HDFを16の出力回
路に出力し、重欠陥検出信号HDFが入力されず、入力
した良否信号24aが不良であれば、通常の不良信号を
出力回路16へ出力し、重欠陥検出信号HDFが入力さ
れず、入力した良否信号24aが良であれば、良信号を
出力回路16へ出力する。なお出力回路16はこの検査
装置の外部装置に対するインタフェース回路であり、入
力された信号に応じた信号をこの装置の外部へ出力す
る。
【0026】図2は請求項1に関わる発明の第1の実施
例としての重欠陥検出2値化回路25の詳細構成を示す
ブロック図である。同図において31は黒重欠陥画素検
出用の2値化しきい値設定ポート、32は入力信号とし
ての検査領域濃淡画像信号23aを固定2値化するため
のコンパレータであり、33は白重欠陥画素検出用の2
値化しきい値設定ポート、34は入力信号23aを固定
2値化するためのコンパレータである。画像走査中のコ
ンパレータ32,34の出力は35のOR回路で合成さ
れたのち、36のカウンタで重欠陥画素の和としての面
積値が計数され、1ウィンドウ領域分の走査が終了する
と、37の重欠陥面積しきい値設定ポートにウィンドウ
領域別に設定された重欠陥面積しきい値と、カウンタ3
6の出力であるところの面積値とが、38のコンパレー
タで比較され、この比較の結果、前者の面積しきい値よ
り後者のカウンタ出力面積値が大きければ当該の円形容
器が重欠陥容器である旨(つまりは重欠陥発生)を示す
重欠陥検出信号HDFがこのコンパレータ38から図1
の総合判定回路15へ出力されるものである。
【0027】黒重欠陥検出用2値化しきい値設定ポート
31、白重欠陥検出用2値化しきい値設定ポート33、
重欠陥面積しきい値設定ポート37に対するそれぞれの
固定2値化しきい値は、前記ウィンドウ領域ごとに、図
示されないCPUによって画像走査前に設定が行われ
る。また前記固定2値化しきい値は、検査画像の明るさ
を図示されない画像照度計測手段によって検知し、適切
に補正されるものとする。
【0028】図3は請求項1に関わる発明の第2の実施
例としての重欠陥検出2値化回路25の詳細構成を示す
ブロック図である。この図3は図2に対し白重欠陥検出
用2値化しきい値設定ポート33及び濃淡画像信号23
aを固定2値化するためのコンパレータ34及びOR回
路35を省略したものであり、反転回路30を正転側と
したとき図3の回路は図2において白重欠陥検出用2値
化しきい値設定ポート33に画像の最大濃度値を設定し
て、機能しないようにしたものと等価である。
【0029】また反転回路30を正転側とし、1ウィン
ドウ領域を走査して黒重欠陥画素を計測したのち反転回
路30を逆転側とし、同一のウィンドウ領域を再度走査
することによって、白重欠陥画素を計測することによ
り、図2と同様の効果を得ることができる。図4は請求
項1に関わる第3の実施例としての重欠陥検出2値化回
路25の詳細構成を示し、この図4は黒重欠陥画素検出
と白重欠陥画素検出の2値化しきい値を夫々設定ポート
31と33とによって、また黒重欠陥画素と白重欠陥画
素との面積しきい値をそれぞれ設定ポート91と94と
によって別に設定でき、且つ同一の走査期間中に計測が
可能となるようにしたものであり、90の黒欠陥カウン
タ、91の黒重欠陥面積しきい値設定ポート、92のコ
ンパレータにより、黒重欠陥画素を計数し、93の白欠
陥カウンタ、94の白重欠陥面積しきい値設定ポート、
95のコンパレータにより、白重欠陥画素を計数した
後、最終的にそれぞれの検出信号の論理和をOR回路9
6で求めて、図1の総合判定回路15へ出力するように
したものである。
【0030】図5は請求項2に関わる発明の一実施例と
しての図1の重欠陥検出2値化回路25の構成を示す。
図5において41は入力信号(検査領域濃淡画像信号)
23aを一時記憶するためのFIFOメモリであり、こ
のFIFO41により所定画素数だけ遅延した信号(即
ち背景画素信号)が42の減算器へ入力され、一方、こ
の減算器42に対しては、入力信号23a(即ち着目画
素信号)が直接入力され、減算器42において背景画素
濃度値より着目画素濃度値が減算され、この減算値が絶
対値変換回路43へ出力され、この回路43において減
算値のサインビットをチェックし、もし負数であれば正
数に変換を行い、45のコンパレータにおいて、43の
出力(即ち差分信号)と、44の重欠陥差分しきい値設
定ポートに設定された所定の差分しきい値が比較され
て、差分2値化信号に変換され、この2値化信号が45
Aのカウンタで計数されて面積値となり、1ウィンドウ
領域の走査が終了すると、このカウンタ45Aの出力と
46の重欠陥面積しきい値設定ポートに設定された、重
欠陥面積しきい値とがコンパレータ47において比較さ
れ、この比較の結果、カウンタ出力面積値が設定面積し
きい値より大きければ、当該容器が重欠陥容器である旨
を示す重欠陥検出信号HDFが、図1の総合判定回路1
5へ出力されるものである。
【0031】重欠陥差分しきい値設定ポート44及び重
欠陥面積しきい値設定ポート46に対するそれぞれのし
きい値は、前記の各ウィンドウ領域ごとに、図示されな
いCPUによって画像走査前に設定が行われる。なお図
5の変形実施例として図5の絶対値変換回路43を削除
して差分画像信号が正負の値をとるようにして、重欠陥
差分しきい値設定ポート44に代えて、重欠陥の差分の
正値、負値それぞれに個別の所定の差分2値化しきい値
を設定し、このそれぞれの2値化しきい値をそれぞれの
コンパレータにおいて2値化した2値画像信号の論理和
を、図5のカウンタ45Aに入力して面積値を求めるよ
うにしてもよい。
【0032】図6は請求項3に関わる発明の一実施例と
しての図1に対応するハードウェアのブロック図であ
る。図6では図1の通常不良検出2値化回路24と重欠
陥検出2値化回路25とを一つの欠陥検出2値化回路2
6にまとめたものである。図7はこの2値化回路26の
一実施例としての構成を示す。この図7は設定ポート3
1により重欠陥画素と通常不良画素との2値化しきい値
が同一で、計測された面積値のしきい値のみが異なる構
成としたものであって、81に通常不良検出用の面積し
きい値が設定され、82のコンパレータで比較が行わ
れ、このコンパレータ82から前記良否信号24aが出
力される。
【0033】なお前記重欠陥検出信号HDFの出力と同
時に容器製造ラインを停止することによって重欠陥容器
の発生数を最小限に留めることができる。またこのとき
図外の検査状況モニタ用のCRT画面に重欠陥検出信号
HDFの発生したウィンドウ領域の名称を表示すること
によって不良発生原因の推定を容易にすることができ
る。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば個別の検査対象円形容器
について、容器内面の画像を走査してなる濃淡画像信号
を、着目画素の濃度をウィンドウ領域別に予め設定され
た固定2値化しきい値と比較する固定2値化法、または
(および)着目画素とその背景画素との濃度差をウィン
ドウ領域別に予め設定された所定の差分2値化しきい値
と比較する差分2値化法により2値化して通常不良画素
を検出し、この通常不良画素のウィンドウ領域ごとの総
数(面積値)をウィンドウ領域別に設定された面積しき
い値と夫々比較して当該容器の良否を判定する円形容器
内面検査装置において、さらに通常不良画素以上に黒い
および白い濃度を夫々持つ重欠陥画素を夫々検出するた
めの固定2値化しきい値、または(および)通常不良画
素以上に大きい背景画素との濃度差を持つ重欠陥画素を
検出するための差分2値化しきい値をウィンドウ領域ご
とに設定して通常不良画素検出の場合と同様に、かつ該
検出と平行して重欠陥画素を抽出し、この重欠陥画素の
ウィンドウ領域別の面積値が重欠陥容器と判定するため
の所定の面積しきい値を越えたとき当該の円形容器が重
欠陥容器である(換言すれば容器製造ラインに重欠陥が
発生した)旨の重欠陥検出のアラーム信号を出力する機
能を付加するようにしたので、重欠陥発生と同時に製造
ラインを停止させることができ、ライン停止までの重欠
陥容器の発生数、従って発生損失費用を最少限に喰止め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および2に関わる発明の一実施例とし
てのハードウェアのブロック図
【図2】請求項1に関わる発明の第1の実施例としての
図1の重欠陥検出2値化回路の詳細構成を示すブロック
【図3】請求項1に関わる発明の第2の実施例としての
図1の重欠陥検出2値化回路の詳細構成を示すブロック
【図4】請求項1に関わる発明の第3の実施例としての
図1の重欠陥検出2値化回路の詳細構成を示すブロック
【図5】請求項2に関わる発明の一実施例としての図1
の重欠陥検出2値化回路の詳細構成を示すブロック図
【図6】請求項3に関わる発明の一実施例としての図1
に対応するハードウェアのブロック図
【図7】図6の欠陥検出2値化回路の詳細構成を示すブ
ロック図
【図8】円形容器の観測方法の説明図
【図9】円形容器内面の照度変化分布の説明図
【図10】円形容器の重欠陥の例を示す図
【符号の説明】
PO 多値濃淡画像信号 1 フレームメモリ 2 ウィンドウメモリ 3 画像アドレス発生回路 4 ウィンドウアドレス発生回路 5E ウィンドウゲート回路 6−1,6−2 画像エッジ検出回路 9 X投影回路 10 Y投影回路 11 高輝度部判定回路 13 位置ズレ量決定回路 14 処理領域決定回路 15 総合判定回路 16 出力回路 21 領域検出回路 22 ラインメモリ 23 AND回路 23a 検査領域濃淡画像信号 24 通常不良検出2値化回路 24a 良否信号 25 重欠陥検出2値化回路 HDF 重欠陥検出信号 26 欠陥検出2値化回路 30 反転回路 31 黒重欠陥検出用2値化しきい値設定ポート 32 コンパレータ 33 白重欠陥検出用2値化しきい値設定ポート 34 コンパレータ 35 OR回路 36 カウンタ 37 重欠陥面積しきい値設定ポート 38 コンパレータ 41 FIFOメモリ 42 減算器 43 絶対値回路 44 重欠陥差分しきい値設定ポート 45 コンパレータ 45A カウンタ 46 重欠陥面積しきい値設定ポート 47 コンパレータ 81 通常不良面積しきい値設定ポート 82 コンパレータ 90 黒欠陥カウンタ 91 黒重欠陥面積しきい値設定ポート 92 コンパレータ 93 白欠陥カウンタ 94 白重欠陥面積しきい値設定ポート 95 コンパレータ 96 OR回路 101 リング照明器 102 容器 103 口部高輝度部 104 底部高輝度部 W1〜W5 ウィンドウ 110 ヘコミ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/88 G01N 21/90 G01B 11/30 G06T 7/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸対称の円形容器と同軸のリング型照明手
    段を介しこの円形容器の内面側を照明したうえ、TVカ
    メラを介しこの軸方向からこの円形容器の照明面を撮像
    し、この撮像された同心円状の画像を解析して欠陥容器
    を検出する円形容器内面検査装置であって、 前記撮像の画面走査によって得られる濃淡画像信号のA
    /D変換信号としての多値濃淡画像信号を前記撮像画面
    に対応する画面上のデータとしてフレームメモリに記憶
    し、 前記円形容器内面の画像領域を欠陥画素検出のための複
    数のウィンドウ領域に分割し、 このウィンドウ領域ごとに黒欠陥画素検出用の第1の固
    定2値化しきい値(以下第1黒レベルという)と白欠陥
    画素検出用の第1の固定2値化しきい値(以下第1白レ
    ベルという)とを設定し、 前記フレームメモリの走査によって読出された多値濃淡
    画像信号を夫々当該のウィンドウ領域に対して設定され
    た前記第1黒レベルおよび第1白レベルで2値化して前
    記ウィンドウ領域ごとの黒欠陥及び白欠陥の画素数の和
    を求め、この画数の和が当該のウィンドウ領域に対して
    設定された欠陥容器検出用の第1の面積しきい値を越え
    るか否かに応じて当該の円形容器が欠陥容器であるか否
    かを判定する円形容器内面検査装置において、 前記ウィンドウ領域ごとに、少なくとも前記第1黒レベ
    ル以上の黒さに相当する第2の固定2値化しきい値(以
    下第2黒レベルという)と、少なくとも第2白レベル以
    上の白さに相当する第2の固定2値化しきい値(以下第
    2白レベルという)と、少なくとも前記第1黒レベルと
    第2黒レベルとが等しく、かつ第1白レベルと第2白レ
    ベルとが等しいときは前記第1の面積しきい値より大き
    な値を持つ重欠陥容器検出用の第2の面積しきい値とを
    設定し、この第2黒レベルおよび第2白レベルを2値化
    レベルとする前記ウィンドウ領域ごとの黒欠陥及び白欠
    陥の画素数の和が当該のウィンドウ領域に対して設定さ
    れた第2の面積しきい値を越えたときは当該の円形容器
    が重欠陥容器である旨を示す重欠陥検出信号を外部へ出
    力することを特徴とする円形容器内面検査装置。
  2. 【請求項2】軸対称の円形容器と同軸のリング型照明手
    段を介しこの円形容器の内面側を照明したうえ、TVカ
    メラを介しこの軸方向からこの円形容器の照明面を撮像
    し、この撮像された同心円状の画像を解析して欠陥容器
    を検出する円形容器内面検査装置であって、 前記撮像の画面走査によって得られる濃淡画像信号のA
    /D変換信号としての多値濃淡画像信号を前記撮像画面
    に対応する画面上のデータとしてフレームメモリに記憶
    し、 前記円形容器内面の画像領域を欠陥画素検出のための複
    数のウィンドウ領域に分割し、 このウィンドウ領域ごとに欠陥画素検出用の所定の第1
    の差分2値化しきい値(以下第1差分レベルという)を
    設定し、 前記フレームメモリの走査によって読出された多値濃淡
    画像信号についての同一の画面走査線上における着目画
    素の値を、この着目画素の前または後に当該のウィンド
    ウ領域に対して設定された所定画素数だけ離れた背景画
    素の値から減じてなる差の絶対値を、当該のウィンドウ
    領域に対して設定された前記第1差分レベルで2値化し
    て前記ウィンドウ領域ごとの欠陥画素数を求め、この欠
    陥画素数が当該のウィンドウ領域に対して設定された欠
    陥容器検出用の第1の面積しきい値を越えるか否かに応
    じて当該の円形容器が欠陥容器であるか否かを判定する
    円形容器内面検査装置において、 前記ウィンドウ領域ごとに、少なくとも前記第1差分レ
    ベル以上の濃度差に相当する所定の第2の差分2値化し
    きい値(以下第2差分レベルという)と、少なくとも前
    記第1差分レベルと第2差分レベルとが等しいときは前
    記第1の面積しきい値より大きな値を持つ重欠陥容器検
    出用の第2の面積しきい値とを設定し、この第2差分レ
    ベルを2値化レベルとする前記ウィンドウ領域ごとの欠
    陥画素数が当該のウィンドウ領域に対して設定された第
    2の面積しきい値を越えたときは当該の円形容器が重欠
    陥容器である旨を示す重欠陥検出信号を外部へ出力する
    ことを特徴とする円形容器内面検査装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の円形容器内面検査装置に
    おいて、前記第1黒レベルと第2黒レベル、もしくは第
    1白レベルと第2白レベル、または第1の面積しきい値
    と第2の面積しきい値を夫々同一とすることにより、ハ
    ードウェア量を削減したことを特徴とする円形容器内面
    検査装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の円形容器内面検査装置に
    おいて、前記第1差分レベルと第2差分レベル、または
    第1の面積しきい値と第2の面積しきい値を夫々同一と
    することにより、ハードウェア量を削減したことを特徴
    とする円形容器内面検査装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    の円形容器内面検査装置において、前記重欠陥検出信号
    によって自動的に円形容器の製造ラインを停止すること
    を特徴とする円形容器内面検査装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の円形容器内面検査装置において、前記重欠陥検出信号
    の出力時には、本装置の検査状況を監視する画面におい
    て、当該の重欠陥検出信号に関わる前記ウィンドウ領域
    の名を表示することを特徴とする円形容器内面検査装
    置。
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