JP3042375B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP3042375B2
JP3042375B2 JP7178559A JP17855995A JP3042375B2 JP 3042375 B2 JP3042375 B2 JP 3042375B2 JP 7178559 A JP7178559 A JP 7178559A JP 17855995 A JP17855995 A JP 17855995A JP 3042375 B2 JP3042375 B2 JP 3042375B2
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wiring groove
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雄次 阪
典 井上
孝浩 鬼塚
義人 岡
誠実 小林
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の電気接
続箱に関し、詳しくは、多数のヒューズ、リレー等を含
む電気回路を集中的に配置して、ワイヤハーネスの分岐
接続を合理的に行う電気接続箱において、内部回路を主
として電線と圧接端子により構成するもので、特に、電
線の配線を簡単かつ確実に行えるようにすると共に、電
気接続箱の全体構造の簡単化および小型化を図るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用の電気接続箱では、内部
回路として導電性金属板を打抜加工して形成したバスバ
ーを用いているが、内部回路の設計変更に容易に対応さ
せるため、内部回路の一部に、電線と該電線に圧接接続
する圧接端子を用いるものが提供されている。
【0003】内部回路の一部として上記電線と圧接端子
とからなる内部回路を用いる場合、電気接続箱のアッパ
ーケースおよび/あるいはロアケースに圧接端子を取り
付けておき、このアッパーケース、ロアケースに取り付
けた圧接端子に対して、電線を圧入して接続している。
(実開平3−120627号公報、特開平6−9682
0号公報、実開平1−166419号公報等)
【0004】また、上記実開平1−166419号に開
示のように、電気接続箱の内部回路として、電線と圧接
端子からなる回路と、バスバーからなる回路との両方を
用いている場合、図17に示すように、バッテリーに接
続される電源側回路では大電流用の導電材が必要である
一方、該電源側回路と分岐接続する負荷側回路では小電
流用の導電材で良いと共に回路変更が多いため、電源と
接続する回路には主としてバスバー1を用い、負荷側と
接続する回路には主として電線2と圧接端子3を用い、
バスバー1と電線2とはヒューズ4で接続している。
【0005】上記した電線と圧接端子とを電気接続箱の
内部回路として用いる場合、アッパーケース、ロアケー
スの内面に電線を布線する必要があるが、ケース側に先
に圧接端子が打つ込まれているため、圧接端子が邪魔と
なって電線の布線が容易に出来ない。また、ケースには
周壁が設けられているため、布線ヘッドが周壁と干渉し
て配線スペースが制限される問題があった。
【0006】そのため、従来、図18に示す布線用金型
5を用いている。該布線用金型5は、電線の配線パター
ンに沿って溝6を有し、該溝6に、電線送出機7より電
線2をヘッドローラ8により送り出しながら挿入してい
る。布線用金型5に電線2を布線した後、予め圧接端子
を取り付けたケース(アッパーケース、ロアケース)を
金型5へセットして、圧接端子で電線2を圧接し、その
後、金型底面より押し出しピンを突出させて、圧接端子
と電線とを取り付けたケースを布線用金型より押し出し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、電気接
続箱の内部回路の一部を電線と圧接端子で形成する場
合、布線用金型を必要とし、布線パターンの相違に応じ
て多数の布線用金型を用意しなければならなくなる。ま
た、金型に布線した電線をケースに取り付けた圧接端子
と圧接接続させるための移し変えの工程が必要となり、
コストおよび作業手数が増大する問題があった。
【0008】また、前記実開平3−120627号に記
載のように、ケースに予め取り付けた圧接端子への電線
の圧接と、ケース同士の組み付けが同時に行われると、
電線と圧接端子との圧接状態の良否が確認できない問題
がある。
【0009】さらに、前記実開平1−166419号に
記載の電気接続箱のように、上流側の電源側回路をバス
バーで構成し、下流側の負荷側回路を、アッパーケース
とロアケースに圧接端子を取り付けて、該圧接端子に電
線を圧接させて布線する構成として組み合わせると、バ
スバーと、電線および圧接端子との取付態様が相違する
ため、電気接続箱の組立作業工程が増加する問題があ
る。
【0010】本発明は、上記した問題を解消せんとする
もので、電線と圧接端子とで形成する電気接続箱の内部
回路を、布線用金型を用いることなく、容易に形成で
き、しかも、電線と圧接端子との圧接状態の良否が確認
できるようにすることを目的としている。特に、アッパ
ーケースとロアケースとの両面より突出して、ケース両
面に装着する外部電装品と接続できる圧接端子を備えた
内部回路を簡単に形成することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、アッパーケースとロアケースとからなる
ケース内部に電気回路を収容し、ケースの上下両面の少
なくとも一方に電気を出入力するコネクタ、リレー、ヒ
ューズ等の電装品を装着する電気接続箱において、上記
ケース内部に取り付けられ、電線を挿入保持する配線溝
を有し、該配線溝の所要箇所に溝幅を大とした圧接端子
打込部が設けられた絶縁板と、上記配線溝に挿入保持さ
れた電線と、一端側に電線圧接部を備えると共に他端側
に出入力端子部を備え、上記絶縁板の配線溝に挿入保持
された電線に対して、上記圧接端子打込部で圧入して電
線と圧接接続させ、出入力端子部をケースの外壁に設け
た端子孔より突出して、上記コネクタ、リレー、ヒュー
ズ等の外部電装品と接続する圧接端子とを備え、を備
え、上記絶縁板に設け配線溝の形状を特有な形状として
いる電気接続箱を提供している。
【0012】具体的には、絶縁板に設ける電線を挿入保
持する配線溝を上下両面に設けると共に、該配線溝の所
要箇所に溝幅を大とした圧接端子打込部と、溝底面に圧
接端子打込部が設けられいる。該構成として、上記圧接
端子は、絶縁板の配線溝に布線した電線に対してアッパ
ーケース側およびロアケース側の両方から打ち込まれて
電線に圧接接続され、この一体化された絶縁板と電線と
圧接端子とが、アッパーケースおよびロアケースからな
るケース内部に収容され、アッパーケースおよびロアケ
ースの両方より圧接端子の出入力端子部を突出させてい
る。なお、アッパーケースあるいはロアケースのいずれ
か一方側にのみ、コネクタ、リレー、ヒューズ等の電装
品が装着される場合には、圧接端子の出入力端子部を、
アッパーケースあるいはロアケースの一方側への突出さ
せることは言うまでもない。
【0013】上記アッパーケースとロアケースとからな
るケース内部には導電性金属板を打ち抜いて形成したバ
スバーを収容してもよい。その場合には、バスバーは、
電線と圧接端子とを予め組みつけた絶縁板に保持した状
態で、アッパーケースと上記絶縁板の間および/あるい
はロアケースと上記絶縁板の間に収容している。あるい
は、アッパーケースあるいはロアケース側にバスバーを
装着して組みつけている。即ち、電気接続箱の内部回路
のうち、電源側と接続して大電流を流す必要がある回路
で、回路変更が少ない場合には、電線よりバスバーを用
いることが好ましい場合もあり、この場合には、バスバ
ーも内部回路として組み合わせている。
【0014】上記絶縁板の一面あるいは両面に設けられ
る配線溝は、溝幅を相違させ、異サイズの電線を2種以
上布線してもよい。即ち、溝幅を小とした細物電線用と
溝幅を大とした太物電線用とを設け、この溝幅を相違さ
せた配線溝を、絶縁板の同一面に混在して形成しても良
いし、両面に混在させて形成してもよい。例えば、上記
溝幅を大とした太物電線用の配線溝には、太物電線を布
線し、該太物電線に圧接した圧接端子とで大電流回路を
構成する一方、溝幅を小とした細物電線用の配線溝に
は、細物電線を布線し、該細物電線に圧接した圧接端子
とで小電流回路を構成している。
【0015】上記配線溝の深さは、挿入する電線の外径
の略2倍以上に設定することが好ましい。上記のように
配線溝の深さを電線外径の2倍以上とすると、配線溝の
内部に自動電線送出機により電線を直接挿入することが
容易となる。さらに、配線溝内に2本以上の電線を配線
でき、複数本の電線を同一方向あるいは交叉させて布線
することができる。
【0016】また、上記絶縁板に、電線の外径の2倍以
上の深さを有すると共に多数本の電線を挿入可とする広
幅のプール状配線溝を設け、該プール状配線溝に他方面
より配線溝を連通させ、該プール状配線溝において、電
線を直線状あるいは屈折させて挿通できると共に、上下
に交差あるいは平行に配線することができる構成とする
ことが好ましい。
【0017】また、上記配線溝の溝幅を挿入する電線の
直径以上とし、該配線溝の所要箇所に溝側面より溝内部
に突出したリブを設け、該リブ形成部では溝幅を電線の
直径以下に設定し、このリブ形成部で電線を保持してい
る。あるいは、配線溝の溝幅を挿入する電線の直径以上
とし、該配線溝を所要箇所で蛇行させて形成している。
なお、内部回路を構成する電線の一部は、アッパーケー
スおよび/あるいはロアケースのケース側内面に布線し
てもよい。
【0018】
【0019】
【作用】請求項1の構成では、電気接続箱では内部回路
となる電線と圧接端子とは、まず、絶縁板の配線溝に電
線を直接挿入して配線し、ついで、圧接端子を電線に圧
接して取り付ける。この状態では、絶縁板に電線と圧接
端子とが取り付けられた状態で、まだ、ケースと組みつ
けていないため、電線と圧接端子との圧接状態の良否が
確認できる。圧接端子の電線に対する圧接と絶縁板に対
する取付が一つの工程で行う事が出来る。
【0020】絶縁板に布線した電線と圧接する圧接端子
の出入力端子部を、アッパーケースおよびロアケースの
両方より突出させる構成とすると、アッパーケースおよ
びロアケース両面にコネクタ、リレー、ヒューズ等の電
装品を装着でき、電気接続箱の効率の良い利用が図れ
る。
【0021】電線と圧接端子とを主たる内部回路とする
電気接続箱の内部にバスバーを収容すると、設計変更の
少ない大電流回路を効率よく配置できる。
【0022】絶縁板に設けられる配線溝を溝幅を相違さ
せ、異サイズの電線を2種以上布線できる構成とする
と、太物電線と細物電線の両方を絶縁板の配線溝に配線
して圧接端子と圧接することができる。よって、太物電
線を大電流回路として用い、細物電線を小電流回路とし
て、使い分けることができ、導通する電流量に応じた適
正なサイズの電線を布線できる。
【0023】配線溝の深さを、挿入する電線の外径の略
2倍以上にすると、自動電線送出機から電線を直接的に
配線溝に挿入することが容易にできる。また、プール状
配線溝を設けると、該プール状配線溝において、電線を
任意の方向に向けることができると共に、他の電線とク
ロスさせたり、上下に重ねて同一方向に配線させる事な
どができ、配線の自由度を向上させることができる。特
に、絶縁板の配線を始端より終端まで連続させる一筆書
きで行う場合には、上記プール状配線溝において電線を
任意の方向に向けることにより一筆書きを容易に行うこ
とができる。
【0024】さらに、配線溝の溝幅を挿入する電線の直
径以上とすると、自動電線送出機により迅速に電線を配
線溝へ挿入して行くことが出来、生産性が向上する。し
かも、該配線溝の所要箇所には、リブあるいは蛇行部を
設けて、配線溝の内部で電線を確実に保持しているた
め、配線溝を幅広にしたことによる問題はない。
【0025】なお、アッパーケースおよび/あるいはロ
アケースの内面にも電線を布線すると、電気接続箱の内
部回路の密度を高めることができる。
【0026】
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図1から図6は第1実施形態の電気接続
箱を示し、図1(A)(B)に示すように、アッパーケ
ース10とロアケース11の内部に一枚の厚肉の絶縁板
12を挟持した構成である。該絶縁板12の下面12a
に布線パターンに応じて複数の電線挿入保持用の配線溝
13(13A、13B)を設け、これら配線溝13の内
部に細物電線14および太物電線15を前記図18
(B)に示す電線送出機7より直接的に挿入している。
この配線溝13の内部に保持された電線14、15に対
して、圧接端子16、17の圧接部16a、17aを圧
入して圧接接続し、これら圧接端子の他端の出入力端子
部16b、17bをアッパーケース10およびロアケー
ス11の外壁に形成した端子孔19、20より突出させ
ている。
【0028】詳しくは、上記アッパーケース10、ロア
ケース11及び絶縁板12はいずれもポリプロピレンな
どの絶縁樹脂より成形している。アッパーケース10は
図2に示すように、上壁部10aにヒューズ嵌合部21
と、外部回路のワイヤハーネスの電線と接続したコネク
タ(図示なし)を嵌合するコネクタ収容部22を形成し
ており、これらヒューズ嵌合部21、コネクタ収容部2
2の周壁に囲まれた内面に、それぞれ上記端子孔19を
穿設している。一方、ロアケース11には、その下壁部
11aに、外部回路のワイヤハーネスの電線と接続した
コネクタを嵌合するコネクタ収容部23を突設し、該コ
ネクタ部23の周壁に囲まれた内面に上記端子孔20を
穿設している。上記アッパーケース10とロアケース1
1とは、夫々の外周壁10b、11bの端面を当接し
て、内部回路を収容する電気接続箱を形成している。
【0029】絶縁板12は、図1に示すように、アッパ
ーケース10とロアケース11とを当接した状態で形成
される内部空間に丁度密嵌する形状に成形しており、本
実施形態では略一定の肉厚の平板形状である。該絶縁板
12のロアケース11の内面と接する下面12a側に
は、図4から図6に示すように、布線パターンに対応し
た配線溝13を設けている。該配線溝13は細物電線1
4を挿入する配線溝13Aと太物電線15を挿入する配
線溝13Bとからなる。
【0030】第1実施形態では、これら配線溝13A、
13Bは、夫々電線14、15の外径W1と夫々対応さ
せて設定しており、配線溝13A、13Bの幅W2を、
W1と略同一とし、かつ、配線溝13の深さHと電線外
径W1との関係をH≧2W1に設定している。なお、配
線溝の深さHは上記関係に限定されず、電線直径W1よ
りも大であればよいが、上記のように2倍以上とするこ
とが好ましい。
【0031】また、上記配線溝13Aに挿入する細物電
線14と圧接端子16とを接続する部分では、配線溝1
3Aの両側壁13a、13bを広げて溝幅をW3とした
下面開口の圧接端子打込部24を形成している。また、
上記配線溝13Bには、その底面部より絶縁板12の上
面12bへ貫通する上面開口の圧接端子打込部25を形
成している。該圧接端子打込部25は絶縁板12の下面
12aまでは延在させず、上面12bより配線溝13の
側壁13a、13bの中間部位まで形成している。
【0032】さらに、上記配線溝13Aの一部にも絶縁
板12の上面12b側へ開口させた圧接端子打込部26
(図1に示す)を形成している。上記圧接端子打込部24
はロアケース11の端子孔20と対向し、圧接端子打込
部25はアッパーケース10のヒューズ嵌合部21の端
子孔19と対向し、圧接端子打込部26はアッパーケー
ス10のコネクタ収容部22の端子孔19と対向した位
置に設けている。
【0033】上記太物電線15に圧接する圧接端子1
7、細物電線14に圧接する圧接端子16は、図6に示
す如く、従来と同様な形状で、導電性の金属板からな
り、一側部にタブ形状の出入力端子部16b、17bを
備え、他側部に二股に分岐して中央部にスロット16
c、17cを有する電線圧接部16a、17aを有する
形状である。これら圧接端子16、17の電線圧接部1
6a、17aは、上記圧接端子打込部24、25、26
と略同一の寸法としている。
【0034】次に、上記部材からなる電気接続箱の組立
方法の一例を説明する。まず、絶縁板12の下面12a
を上向きとして、配線溝13うち、細物電線用の配線溝
13Aに細物電線14を電線送出機7を用いて送り出し
て、配線溝13Aの始端より終端まで連続して一筆書き
で直接挿入する。この時、配線溝13Aの深さHが電線
14よりも2倍以上の深い溝としているため、配線溝1
3A内に挿入された細物電線14に曲がりグセがあって
も配線溝13A内に矯正しながら確実に保持出来る。
【0035】ついで、太物電線配線溝13Bに太物電線
15を電線送出機7を用いて送り出して、同様に連続し
て、一筆書きで直接挿入する。このように、配線溝13
A、13Bに細物電線14、太物電線15を挿入した
後、これら電線の所要箇所を切断して、回路を形成す
る。
【0036】絶縁板12の配線溝13A、13Bへの電
線14、15の配線が終了すると、まず、圧接端子16
を圧接端子打込部24に圧入する。この時、圧接端子1
6の電線圧接部16aは、スロット16cの両端縁で細
物電線14を挟んで絶縁被覆を切断する。該圧接工程
で、圧接端子16は電線14の芯線と電気接続すると同
時に、絶縁板12に取り付けられ、出入力端子部16b
は絶縁板12の下面側より突出する。
【0037】ついで、絶縁板12を上側面を上向きとし
て、細物用の圧接端子16を圧接端子打込部26に圧入
して、圧接端子16と細物電線14と接続すると同時に
絶縁板12に取り付け、出入力端子16bを絶縁板12
の上面側より突出させる。同様に、太物用の圧接端子1
7を圧接端子打込部25に圧入して、圧接端子17と太
物電線15とを電気接続すると同時に絶縁板12に取り
付け、該絶縁板12の上面より圧接端子17の出入力端
子部17bを突出させる。尚、上記実施形態では、細物
電線14を挿入した後に太物電線15を挿入している
が、太物電線15を挿入した後に細物電線14を挿入し
てもよい。また、配線溝13A、13Bに対して、細物
電線14または太物電線15のいずれか一方を挿入した
後、所要箇所を切断して回路を形成し、ついで、上記細
物電線14又は太物電線15のいずれか他方を挿入し
て、所要箇所を切断して回路を形成してもよい。このよ
うに、絶縁板に対する細物電線14または太物電線15
の挿入、回路を形成するための電線の切断の順序は適宜
に変えることができる。また、電線14、15と圧接し
た圧接端子16、17の出入力端子部16b、17b
に、必要に応じて中継端子を接続しておく。
【0038】上記のように絶縁板12の配線溝13A、
13Bに配線した電線14、15に対して、圧接端子1
6、17を圧接接続した状態では、絶縁板12の上下両
面にはアッパーケース10およびロアケース11が取り
付けられていないため、電線14、15の圧接状態の良
否が確認できる。
【0039】ついで、上記絶縁板12を挟んでアッパー
ケース10とロアケース11とを組みつける。この時、
アッパーケース10のヒューズ嵌合部21の端子孔19
から太物電線15と接続した圧接端子17の出入力端子
部17bを突出させると共に、コネクタ収容部22の端
子孔19から細物電線14と接続した圧接端子16の出
入力端子部16bを突出させる。また、ロアケース11
のコネクタ収容部23の端子孔20から細物電線14と
接続した圧接端子16の出入力端子部16bを突出させ
る。
【0040】上記のように組み立てた電気接続箱は、そ
の内部回路は全て細物電線14、太物電線15と、それ
らに接続した圧接端子16、17とから構成されてい
る。上記太物電線15と該太物電線15と圧接接続した
圧接端子17とで構成する回路は、主として、電源側と
接続する大電流回路用として用い、圧接端子17の端子
部17bをヒューズ嵌合部21に取り付けるヒューズ
(図2に示す)と接続している。一方、細物電線14と
該細物電線14に圧接接続する圧接端子16とで構成す
る回路は、主として、各電装品に電流を供給する小電流
回路用として用い、圧接端子16の端子部16bは、コ
ネクタ収容部22、23に嵌合されるコネクタと接続し
ている。このように、電気接続箱の内部回路にバスバー
を用いず、全て電線と圧接端子とで構成することが可能
となり、回路変更に簡単に対応することが出来る。
【0041】上記第1実施形態では、絶縁板12の下面
側に細物電線挿入用の配線溝13Aと太物電線挿入用の
配線溝13Bとを共に下面開口として、混在して形成し
ている。しかしながら、上記構成に限定されず、細物電
線挿入用の幅の狭い配線溝13Aは下面又は上面に開口
して形成し、太物電線挿入用の幅の広い配線溝13Bを
上面または下面に開口して形成し、絶縁板の両面に配線
溝を形成してもよい。
【0042】上記第1実施形態では、太物用配線溝13
Bと細物用配線溝13Aとを平面的に混在して形成して
いるため、面積が大となり、よって、電気接続箱の平面
方向のスペースが広い場合に好適に採用できる。しかし
ながら、絶縁板の平面方向の設置スペースが狭い場合に
は、図7の第2実施形態に示すように、絶縁板12の肉
厚をより大として、絶縁板12の下側部に下端開口の配
線溝13Aを形成すると共に、上側部に上端開口の配線
溝13Bとを形成してもよい。
【0043】図8は発明の第3実施形態を示し、電線1
4、15の配線溝13への挿入が容易となるように、配
線溝13の幅W2を電線外径W1より大きくして、W1
<W2に設定し、配線溝13に電線14あるいは15を
スムーズに挿入出来るようにしている。かつ、配線溝1
3の所要箇所に電線保持用のリブ30を配線溝13の両
側13a、13bより対向して突設し、これらリブ30
の間の幅W4を、電線外径W1に対して、W1≧W4と
している。即ち、W2>W1≧W4としている。
【0044】上記リブ30の設置箇所は、図9に示すよ
うに、少なくとも、1本の電線を配線する1つの配線溝
13の長さ方向の両端P1、P2および、電線湾曲部が
ある場合には、布線下流側の湾曲終端点P3、P4に設
けている。これらのリブ30を設置した部位では、電線
14あるいは15は配線溝13の開口部に挟持されてい
るが、その後の圧接端子の圧入作業時、電線14、15
は配線溝13の底部まで押し込められる。
【0045】上記リブ30は半円形状としているが、形
状は限定されず、図10(A)に示すよに四角形状のリ
ブ30、(B)に示すように三角形状のリブ30、
(C)に示すように逆三角形状のリブ30としてもよ
い。
【0046】図10(D)では、溝幅W2は電線直径W
1以上とした状態で、電線の長さ方向に間隔をあけて配
線溝の両側より交互に千鳥状に突出部分30を設けて、
電線を蛇行させるようにしている。このように突出部3
0で電線を蛇行させると、直線部分で発生しやすい電線
の配線溝からのはみ出しを蛇行により防止することがで
きる。この蛇行の程度は、自動電線送出機による電線の
挿入に影響をあたえない程度としている。
【0047】図11は第4実施形態を示し、上記第3実
施形態と同様に、配線溝13の溝幅W2を、電線14ま
たは15の外径W1以上とし、上記リブ30の設置箇所
と同様な箇所に、配線溝13の開口端両側より内方に突
出した一対の突出部33を、配線溝13に電線14ある
いは15を挿入した後、形成している。即ち、配線溝1
3に電線14、あるいは15を挿入した後、配線溝13
の開口端両側のエッジを溝開口部へと押し潰して、一対
の突出部33を形成している。この突出部33により、
溝開口幅が狭くなり、電線14、15は配線溝より抜け
出ることはできなくなる。
【0048】図12は本発明の第5実施形態を示し、絶
縁板12にプール状配線溝60を設けている。該プール
状配線溝60は図中一点鎖線のクロス斜線で示すよう
に、多数の配線溝13Aと多方向で連通し、これら配線
溝13Aを挿通する電線14をプール状配線溝60内で
直線方向、傾斜方向あるいは屈折させて多方向に向けて
配線している。かつ、該プール状配線溝60は1本の電
線の外径の2倍以上としているため、2本あるいは3本
等の電線を上下に重ねてクロスさせる場合もある。この
ように、プール状配線溝60を設けると、該プール状配
線溝60内で、任意の方向に電線14を配線していくこ
とができ、配線の自由度を高めることができると共に、
電線送出機で電線14を配線溝に挿入して布線していく
時に、始端から終端まで連続させて一筆書きで布線して
いくことができる。
【0049】図13及び図14は、本発明の第6実施形
態を示し、前記実施形態と同様に、絶縁板12の両面に
配線溝13A、13Bを設けて、電線14、15を布線
すると共に、これら電線14、15に圧接端子42、4
3を上下両側より打ち込んで圧接して、電線と圧接端子
とからなる内部回路を予め形成している。さらに、絶縁
板12の上面側とアッパーケース10との間に、導電性
金属板を打ち抜いて形成したバスバー45(図14中、
黒ヌリで示す)を収容している。該バスバー45には、
上方に屈折したオスタブ形状の端子45aを設け、該端
子45aをアッパーケース10に設けた端子孔より突出
し、アッパーケース10の上面に装着する外部電装品と
接続している。
【0050】上記バスバー45を収容する部分は、図1
4に示すように、絶縁板12の上面にバスバー収容用の
凹部46を設けている。凹部46内には、その底面に沿
って電線15を配線していると共に、凹部46の上部
に、絶縁板12の上面と同一平面を形成するように、バ
スバー45を配置している。
【0051】上記バスバー45を内部回路として併用す
る場合、絶縁板12には、電線および圧接端子を一体に
組みつけられており、該絶縁板12の凹部46にバスバ
ー45をはめ込むだけで良い。このように、バスバー4
5も絶縁板12に予め組みつけておくため、絶縁板12
をアッパーケース10とロアケース11とに組みつける
だけで、電線と圧接端子からなる内部回路と、バスバー
からなる内部回路とを組み合わせた内部回路を、電気接
続箱のケース内部に簡単に組みつけることができる。
【0052】バスバーを組み合わせる場合、上記態様に
限定されず、アッパーケースあるいは/およびロアーケ
ース側にバスバーを装着しておいてもよい。この場合、
電線と圧接端子を取り付けた絶縁板と、バスバーを予め
装着したケースとを組み合わせるため、電気接続箱を簡
単に組みつけることができる。
【0053】図15は本発明の第7実施形態を示し、絶
縁板12に設ける配線溝13Eと13Fを電線14、1
5の外径の2倍以上とし、かつ、配線溝13Eと13F
とを交叉させて形成している。よって、配線溝13Eに
挿入する電線14と配線溝13Fに挿入する電線15と
を交叉させて布線することができる。
【0054】図16は本発明の第8実施形態を示し、ア
ッパーケース10の上壁10aの内面にも、電線55を
布線している。該電線55はアッパーケース10の内面
に突設したガイド57に沿って配線しており、アッパー
ケース10に予め打ち込んだ圧接端子58に電線55を
圧接しながら布線している。あるいはアッパーケース1
0に電線55を布線した後、アッパーケースに圧接端子
58を打ち込んで電線55と圧接させてもよい。
【0055】このように、アッパーケース10とロアケ
ース11との間に組みつける絶縁板12に電線14、1
5を布線して、圧接端子と圧接接続した内部回路を設け
ると共に、アッパーケース側にも電線55を布線し、圧
接端子58とで内部回路を形成すると、電気接続箱に収
容する内部回路を高密度とすることができる。尚、ロア
ケース11側にも布線できることはいうまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1の電気接続箱では、その内部回路として、電
線と、該電線と接続して外部回路と接続する圧接端子を
用いているため、内部回路の設計変更が生じた場合に、
容易に対応することが出来る。また、絶縁板に配線溝を
形成し、自動電線送出機により配線するため、従来必要
とされた布線用金型が不要となる。また、絶縁板に配線
した電線に対する圧接端子の圧接工程と、該圧接端子の
絶縁板への取付工程が一工程でなされる。これに対し
て、従来は、圧接端子をケースに固定する工程と、布線
用金型に電線を布線する工程と、この布線用金型に布線
した電線をケースに移し変えて圧接端子に圧接する工程
が必要であったため、工程の大幅な削減が図れる。
【0057】また、絶縁板に組みつけた圧接端子の出入
力端子部をアッパーケースおよびロアケースの両面から
突出させること、電気接続箱の上下両面にコネクタ、リ
レー、ヒューズ等の電装品を装着し、圧接端子を介して
内部回路と接続できる。このように、電気接続箱の効率
の良い利用が図れ、その分、電気接続箱を小型化出来
る。
【0058】電気接続箱において、電線と圧接端子とを
主たる内部回路とする電気接続箱の内部に、バスバーを
収容し、バスバーを組み合わせて用いていると、バスバ
ーにより設計変更の少ない大電流回路を効率よく配置で
きる。
【0059】絶縁板に設けられる配線溝を溝幅を相違さ
せ、異サイズの電線を2種以上布線できる構成とする
と、導通する電流値に対応した電線を用いることができ
る。
【0060】絶縁板に設けられる配線溝の深さを、挿入
する電線の外径の略2倍以上にすると、配線溝内に複数
の電線を積層して同一方向に配線すること、あるいは交
叉させて配線することができ、配線の自由度を向上させ
ることができる。また、プール状配線溝を設けた場合、
該プール状配線溝において、電線を直線方向、傾斜方
向、あるいは屈折させることが任意にでき、電線の向き
を所要の方向とすることができる。よって、該プール状
配線溝を設けることにより、絶縁板に電線を一筆書きで
布線することができる。
【0061】絶縁板に設けられる配線溝の溝幅を挿入す
る電線の直径以上とすると、自動電線送出機により迅速
に電線を配線溝へ挿入して行くことが出来、生産性が向
上する。しかも、該配線溝の所要箇所には、リブあるい
は蛇行部を設けて、配線溝の内部で電線を確実に保持し
ているため、配線溝を幅広にしたことによる問題はな
い。
【0062】さらに、電線をアッパーケースおよび/あ
るいはロアケースの内面に布線すると、電気接続箱の内
部回路の密度を高めることが出来る。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)(B)は本発明の電気接続箱の第1実
施形態の要部垂直断面図である。
【図2】 第1実施形態の電気接続箱のアッパーケース
の平面図である。
【図3】 第1実施形態の電気接続箱のロアケースの底
面図である。
【図4】 第1実施形態の電気接続箱の絶縁板の底面図
である。
【図5】 図4に示す絶縁板の要部斜視図である。
【図6】 図4に示す絶縁板への電線および圧接端子の
挿入状態を示す断面図である。
【図7】 第2実施形態の絶縁板の要部断面図である。
【図8】 第3実施形態の絶縁板の要部斜視図である。
【図9】 第3実施形態の絶縁板の概略平面図である。
【図10】 (A)(B)(C)(D)は第3実施形態
の変形例を示す概略図である。
【図11】 第4実施形態の絶縁板の要部断面図であ
る。
【図12】 第5実施形態の絶縁板の要部平面図であ
る。
【図13】 第6実施形態の分解斜視図である。
【図14】 第6実施形態の要部断面図である。
【図15】 第7実施形態の絶縁板の要部断面図であ
る。
【図16】 第8実施形態の要部断面図である。
【図17】 従来の電気接続箱の内部回路を示す配線図
である。
【図18】 従来の電線の布線方法を示し、(A)は布
線用金型の一部斜視図、(B)は電線の布線状態を示す
概略図である。
【符号の説明】
10 アッパーケース 11 ロアケース 12 絶縁板 13 配線溝 13A 細物電線用配線溝 13B 太物電線用配線溝 14 細物電線 15 太物電線 16、17 圧接端子 16a、17a 電線圧接部 16b、17b 出入力端子部 19、20 端子孔 24、25、26 圧接端子打込部 30 リブ 60 プール状配線溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 義人 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (72)発明者 小林 誠実 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−42722(JP,A) 特開 平4−172908(JP,A) 特開 平6−96820(JP,A) 特開 平5−198326(JP,A) 実開 平3−111126(JP,U) 実開 平1−166419(JP,U) 実開 平3−120627(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/16 H01R 4/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アッパーケースとロアケースとからなる
    ケース内部に電気回路を収容し、ケースの上下両面の少
    なくとも一方に電気を出入力するコネクタ、リレー、ヒ
    ューズ等の電装品を装着する電気接続箱において、 上記ケース内部に取り付けられ、電線を挿入保持する配
    線溝を有し、該配線溝の所要箇所に溝幅を大とした圧接
    端子打込部が設けられた絶縁板と、 上記配線溝に挿入保持された電線と、 一端側に電線圧接部を備えると共に他端側に出入力端子
    部を備え、上記絶縁板の配線溝に挿入保持された電線に
    対して、上記圧接端子打込部で圧入して電線と圧接接続
    させ、出入力端子部をケースの外壁に設けた端子孔より
    突出して、上記コネクタ、リレー、ヒューズ等の外部電
    装品と接続する圧接端子を備え、上記絶縁板の一面あるいは両面に設けられる配線溝は、
    溝幅を相違させ、異サイズの電線を2種以上布線してい
    電気接続箱。
  2. 【請求項2】 アッパーケースとロアケースとからなる
    ケース内部に電気回路を収容し、ケースの上下両面の少
    なくとも一方に電気を出入力するコネクタ、リレー、ヒ
    ューズ等の電装品を装着する電気接続箱において、 上記ケース内部に取り付けられ、電線を挿入保持する配
    線溝を有し、該配線溝の所要箇所に溝幅を大とした圧接
    端子打込部が設けられた絶縁板と、 上記配線溝に挿入保持された電線と、 一端側に電線圧接部を備えると共に他端側に出入力端子
    部を備え、上記絶縁板の配線溝に挿入保持された電線に
    対して、上記圧接端子打込部で圧入して電線と圧接接続
    させ、出入力端子部をケースの外壁に設けた端子孔より
    突出して、上記コネクタ、リレー、ヒューズ等の外部電
    装品と接続する圧接端子とを備え、 上記配線溝の深さは、挿入する電線の外径の略2倍以上
    に設定している 電気接続箱。
  3. 【請求項3】 アッパーケースとロアケースとからなる
    ケース内部に電気回路を収容し、ケースの上下両面の少
    なくとも一方に電気を出入力するコネクタ、リレー、ヒ
    ューズ等の電装品を装着する電気接続箱において、 上記ケース内部に取り付けられ、電線を挿入保持する配
    線溝を有し、該配線溝 の所要箇所に溝幅を大とした圧接
    端子打込部が設けられた絶縁板と、 上記配線溝に挿入保持された電線と、 一端側に電線圧接部を備えると共に他端側に出入力端子
    部を備え、上記絶縁板の配線溝に挿入保持された電線に
    対して、上記圧接端子打込部で圧入して電線と圧接接続
    させ、出入力端子部をケースの外壁に設けた端子孔より
    突出して、上記コネクタ、リレー、ヒューズ等の外部電
    装品と接続する圧接端子とを備え、 上記絶縁板に、電線の外径の2倍以上の深さを有すると
    共に多数本の電線を挿入可とする広幅のプール状配線溝
    を設け、該プール状配線溝に他方面より配線溝を連通さ
    せ、該プール状配線溝において、電線を直線状あるいは
    屈折させて挿通できると共に、上下に交差あるいは平行
    に配線することができる構成としている 電気接続箱。
  4. 【請求項4】 アッパーケースとロアケースとからなる
    ケース内部に電気回路を収容し、ケースの上下両面の少
    なくとも一方に電気を出入力するコネクタ、リレー、ヒ
    ューズ等の電装品を装着する電気接続箱において、 上記ケース内部に取り付けられ、電線を挿入保持する配
    線溝を有し、該配線溝の所要箇所に溝幅を大とした圧接
    端子打込部が設けられた絶縁板と、 上記配線溝に挿入保持された電線と、 一端側に電線圧接部を備えると共に他端側に出入力端子
    部を備え、上記絶縁板の配線溝に挿入保持された電線に
    対して、上記圧接端子打込部で圧入して電線と圧接接続
    させ、出入力端子部をケースの外壁に設けた端子孔より
    突出して、上記コネクタ、リレー、ヒューズ等の外部電
    装品と接続する圧接端子とを備え、 上記配線溝の溝幅を挿入する電線の直径以上とし、該配
    線溝の所要箇所に溝側面より溝内部に突出したリブを設
    け、該リブ形成部では溝幅を電線の直径以下に設定し、
    このリブ形成部で電線を保持している 電気接続箱。
  5. 【請求項5】 アッパーケースとロアケースとからなる
    ケース内部に電気回路を収容し、ケースの上下両面の少
    なくとも一方に電気を出入力するコネクタ、リレー、ヒ
    ューズ等の電装品を装着する電気接続箱において、 上記ケース内部に取り付けられ、電線を挿入保持する配
    線溝を有し、該配線溝の所要箇所に溝幅を大とした圧接
    端子打込部が設けられた絶縁板と、 上記配線溝に挿入保持された電線と、 一端側に電線圧接部を備えると共に他端側に出入力端子
    部を備え、上記絶縁板の配線溝に挿入保持された電線に
    対して、上記圧接端子打込部で圧入して電線と圧接接続
    させ、出入力端子部をケースの外壁に設けた端子孔より
    突出して、上記コネクタ、リレー、ヒューズ等の外部電
    装品と接続する圧接端子とを備え、 上記配線溝の溝幅を挿入する電線の直径以上とし、該配
    線溝を所要箇所で蛇行させて形成している 電気接続箱。
  6. 【請求項6】 アッパーケースとロアケースとからなる
    ケース内部に電気回路を収容し、ケースの上下両面の少
    なくとも一方に電気を出入力するコネクタ、リレー、ヒ
    ューズ等の電装品を装着する電気接続箱において、 上記ケース内部に取り付けられ、電線を挿入保持する配
    線溝を上下両面に設け、該配線溝の所要箇所に溝幅を大
    とした圧接端子打込部が設けられた絶縁板と、 上記配線溝に挿入保持された電線と、 一端側に電線圧接部を備えると共に他端側に出入力端子
    部を備え、上記絶縁板の配線溝に挿入保持された電線に
    対して、上記圧接端子打込部で圧入して電線と圧接接続
    させ、出入力端子部をケースの外壁に設けた端子孔より
    突出して、上記コネクタ、リレー、ヒューズ等の外部電
    装品と接続する圧接端子とを備え、 上記圧接端子は、絶縁板の配線溝に布線した電線に対し
    てアッパーケース側およびロアケース側の両方から打ち
    込まれて電線に圧接接続され、この一体化された絶縁板
    と電線と圧接端子とが、アッパーケースおよびロアケー
    スからなるケース内部に収容され、アッパーケースおよ
    びロアケースの両方より圧接端子の出入力端子部を突出
    させている 電気接続箱。
  7. 【請求項7】 アッパーケースとロアケースとからなる
    ケース内部に電気回路を収容し、ケースの上下両面の少
    なくとも一方に電気を出入力するコネクタ、リレー、ヒ
    ューズ等の電装品を装着する電気接続箱において、 上記ケース内部に取り付けられ、電線を挿入保持する配
    線溝を一面に設け、該配線溝の所要箇所に溝幅を大とし
    た圧接端子打込部され、かつ、溝底面に圧接端子打込部
    が設けられた絶縁板と、 上記配線溝に挿入保持された電線と、 一端側に電線圧接部を備えると共に他端側に出入力端子
    部を備え、上記絶縁板の配線溝に挿入保持された電線に
    対して、上記圧接端子打込部で圧入して電線と圧接接続
    させ、出入力端子部をケースの外壁に設けた端子孔より
    突出して、上記コネクタ、リレー、ヒューズ等の外部電
    装品と接続する圧接端子とを備え、 上記圧接端子は、絶縁板の配線溝に布線した電線に対し
    てアッパーケース側およびロアケース側の両方から打ち
    込まれて電線に圧接接続され、この一体化された絶縁板
    と電線と圧接端子とが、アッパーケースおよびロアケー
    スからなるケース内部に収容され、アッパーケースおよ
    びロアケースの両方より圧接端子の出入力端子部を突出
    させている 電気接続箱。
  8. 【請求項8】 上記アッパーケースとロアケースとから
    なるケース内部には導電性金属板を打ち抜いて形成した
    バスバーを収容している請求項1乃至請求項7のいずれ
    か1項に記載の電気接続箱。
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