JP3040812U - メーラー封筒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のメーラー封筒を商品に関する情報のみ
に限らず、各種商品のサービス用チケット券や金券或は
引き換え券などとして多用途の有効利用が図れるように
工夫した。 【解決手段】 宛名書きする表紙部分を除いた裏面を含
む折畳み部分の少なくとも１／３以上にチケット状の切
取り可能に多数のミシン目線を入れ、且つ該ミシン目線
を入れた少なくとも片面の紙面には夫々れ割引き率やサ
ービス用金額或は引換券などの印刷を施したものとなし
たことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は広告用のメーラー封筒に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のメーラー封筒は専ら表、裏に広告商品を印刷したシートを折畳んで封筒 形式となし、表紙に宛名書き或は宛名書きシールを貼付して顧客先へ郵送するも のとなされる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来のメーラー封筒は専ら商品の広告宣伝であって、もしメーラー封筒を 受取った顧客が掲載商品の特別割引き販売の特典が受けられるようにするには、 封筒持参者に限り特定商品の更なる追加割引きを行うなどの特記をすることが行 われる。 ところで、上記の手段は封筒と引換えとなされるため、凡そ１品限りとなるの であり、多くの他商品に対して特別割引きの恩典を付与することは極めて困難で ある。 これの対策としては、サービス券の何枚かを同封することが考えられるが、サ ービス券の封入は手作業を必要とすることから多数の顧客に対する手段としては 非能率的で好ましいものとならない。 本考案は斯かる問題点を解決せんとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、宛名書きする表紙部分を除いた裏面を含む折畳み部分の少なくとも １／３以上にチケット状の切取り可能に多数のミシン目線を入れ、該ミシン目線 を入れた少なくとも片面の紙面には夫々れ割引き率やサービス用金額或は引き換 え券などの印刷を施したものとなしたことを特徴とするメーラー封筒である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１は本考案に係るメーラー封筒を展開した表面図、図２は裏面図である。 図示例の展開シート１は７面の折畳み面を形成したもので、１Ａは封筒の裏面 を形成する部分であり、端縁部には後述する折畳みの最終で表側へ向け折返して 封緘可能となすための舌片１ａが形成してある。

【０００６】 １Ｂは宛名書き或は宛名シールの貼着される表紙部分であり、１Ｃ，１Ｄ，１ Ｅ，１Ｆ，１Ｇは次述する封緘のさい内方へ向けて畳み込まれる面である。 上記に於いて宛名書きされる１Ｂ面を除く他の各面にはチケット状の切取り可 能に多数のミシン目線ｍ，ｎが入れてあり、図示例で１Ａは特定日に於ける特別 割引券、１Ｃ，１Ｄ面は１階〜６階までの各階の特別割引券、１Ｅ〜１Ｇは指定 商品を定めての金券となされている。

【０００７】 上記表面図に対し、裏面図は図２に示す通り一般商品の広告宣伝のための印刷 が施されている。

【０００８】 本考案の実施に於いてチケット券ｐの大きさは各面を横方向へ短冊状となして 切取られるように形成するものが使い勝手の良いものとなり、図示例では各面が ６枚のチケット券ｐとして切取り可能となる。

【０００９】 上記に於いてミシン目線は印刷機で表裏面の印刷終了後、トムソンミシン機を 使用して必要個所のミシン目線を入れるのである。 ミシン目線は縦、横の線によって形成されるが、このさい縦線は隣接する面と の折目箇所に形成されることが好ましい。

【００１０】 図３Ａ，Ｂは図１のミシン目線から切取り、売場で使用可能となされる特別割 引券２及び金券３である

【００１１】 図４は折畳んで封書となした状態図である。 折畳みは、メーラー機で自動的に行われるのであり、このさい封緘部となる折 返し舌片１ａは折込面となって折畳まれた１Ｃ，１Ｄ，１Ｅ，１Ｆ，１Ｇの外方 から表側へ折曲げられて顕出するようになされるのであり、該部の封緘ｇには裏 面側に塗布した接着剤ｗを糊面から加圧することにより行うものとなされる。

【００１２】 上記封緘ｇにさいし、同様に上下片ｅ，ｆの封緘ｋも行うように展開シート１ に於ける折り面１Ｄ，１Ｆの上下面に於ける表裏端縁に対し加熱圧着で融着する 接着剤ｗが塗布させてあり、封緘ｇのさいと同じく熱板で押圧されるさいに同時 に封緘ｋの行われるものとなる。 なお、ｓ，ｔは周縁の切取り用ミシン目線であって、上記封緘ｇ，ｋの行われ た封書を開封するにさいし、該箇所で切取ることにより、内部の開放を容易に行 えるものとなる。

【００１３】 上記実施例では折込み面を５面となした７面のものについて説明したが、これ に限るものではない。なお、通常の封書は２５ｇまでが８０円であることから、 この重さを目安に設計するのであり、その大きな寸法は横９ｃｍ〜１２ｃｍ、縦 １４ｃｍ〜２３．５ｃｍとなされる。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は以上の通り、宛名書きする表紙部を除いた裏面を含む折畳み部分の少 なくとも１／３以上にチケット状の切取り可能に多数のミシン目線を入れ、且つ 該ミシン目線を入れた少なくとも片面の紙面には夫々れ割引き率や引換え券など の印刷を施したものとなしたことから、上得意様に対するサービスを従来のメー ルでは奏し得ない多品種にわたり行い得られるものとなるのであり、即ち該封筒 の受領者は１枚の封筒で新商品に関する情報などの他に他品種にわたるサービス 券の恩典が迅速且つ確実に得られるものとなるのであり、しかも表示次第では単 なる特売日のみに限らず１箇月程度の長期にわたり渡すチケットなど特別サービ スの恩恵を効果的に可能ならしめることのできるものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るメーラー封筒を展開した表面図で
ある。

【図２】上記の裏面図である。

【図３】図１の展開シートから切取った特別割引券（Ａ
図）及び金券（Ｂ図）である。

【図４】封書とした状態図である。

【符号の説明】

１ 展開シート ２ 特別割引券 ３ 金券 ｍ，ｎ ミシン目線 ｐ チケット券

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【手続補正書】

【提出日】平成８年７月２６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項２

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 宛名書きする表紙部分を除いた裏面を含
   む折畳み部分の少なくとも１／３以上にチケット状の切
   取り可能に多数のミシン目線を入れ、且つ該ミシン目線
   を入れた少なくとも片面の紙面には夫々れ割引き率やサ
   ービス用金額或は引き換え券などの印刷を施したものと
   なしたことを特徴とするメーラー封筒。
2. 【請求項２】 折畳み部分の枚数を１〜５枚となしたこ
   とを特徴とする請求項１記載のメーラー封筒。
3. 【請求項３】 横寸法９ｃｍ〜１２ｃｍ、縦寸法１４ｃ
   ｍ〜２３．５ｃｍとなしたことを特徴とする請求項１又
   は２記載のメーラー封筒。
4. 【請求項４】 割引き率、サービス用金額或は引き換え
   券などの印刷を施さない他部分は多種商品の広告印刷を
   施したものとなしたことを特徴とする請求項１，２又は
   ３記載のメーラー封筒。