JP3040639U - 歯科用ホースのハンドピース側端部構造 - Google Patents

歯科用ホースのハンドピース側端部構造

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JP3040639U JP1997000714U JP71497U JP3040639U JP 3040639 U JP3040639 U JP 3040639U JP 1997000714 U JP1997000714 U JP 1997000714U JP 71497 U JP71497 U JP 71497U JP 3040639 U JP3040639 U JP 3040639U
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C1/00Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
    • A61C1/08Machine parts specially adapted for dentistry
    • A61C1/18Flexible shafts; Clutches or the like; Bearings or lubricating arrangements; Drives or transmissions

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Abstract

(57)【要約】 【課題】外皮チューブのコネクターに対する固定を、カ
シメ作業を要することなく、簡易且つ確実なものとし、
また、外皮チューブを切れにくくする歯科用ホースのハ
ンピース側端部構造を提供する。 【解決手段】外皮チューブ15の前端部をホースガイド
20に被せて若干膨らませた後、コネクター16に連結
させたジョイントカバー30の後半部によって密に包囲
させる。ジョイントカバー30は、ホースガイド20の
突出部23との間で外皮チューブ前端部の一部を挟持す
ると共に、厚肉部31によって若干膨らんだ外皮チュー
ブ前端部を後方から支持する。段状に突出する突出部2
3は外皮チューブの抜脱方向への移動に対する抵抗とな
り、厚肉部31に丸みを付けることにより、外皮チュー
ブに対するエッジ作用を除去し、外皮チューブが容易に
切れないようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は歯科用ホースのハンドピース側端部構造に関し、更に詳細には、歯科 用ハンドピースと、ハンドピースに対する所定の流体供給源等を有する歯科用ユ ニットとの間に介在される歯科用ホースにおけるハンドピース側に連結される前 端部の構造、特に内包チューブを束ねる外皮チューブをコネクターに対し固定・ 接続させるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
歯科用ホースには、歯科用ハンドピースのエアータービンを回転駆動させるた めの加圧空気を供給する給気チューブや当該加圧空気を排出させるための排気チ ューブの他、給水チューブやチップエアー用チューブが内包チューブとして一般 的に備わり、全内包チューブは外皮チューブによって束ねられる。
【0003】 歯科用ホースは、コネクターに対し、各内包チューブ及び外皮チューブを接続 させる組立て作業を行うことにより、歯科用ハンドピースに対し使用可能となり 、図7に示すように、各内包チューブ81は、コネクター86の後端部に突設さ れたタケノコ状パイプジョイント86’にそれぞれ接続される。
【0004】 一方、外皮チューブ85は、コネクター86にねじ接続されたジョイントカバ ー100における縮径された後端部に被せられて若干拡径され、この拡径部の外 側に外径ガイド90を軽く圧入した後、外径ガイド90の軸方向略中央をカシメ ることによって、コネクター86に対し固定・接続される。
【0005】 外径ガイド90のカシメは、例えば外径ガイド90の周方向所定角度毎に事前 に設けた相平行するスリット間を内側に押し潰すようにする等の作業であり、カ シメが弱いと使用時に外皮チューブが抜け易くなる。
【0006】 以上のようにして組み立てられた歯科用ホースは、ハンドピースの後端部とコ ネクター86の前端部とを接続させた後、コネクターリング(図1参照)をハン ドピースの後端部に螺合させることによって、ハンドピースに連結される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の歯科用ホースでは、カシメを要する等のため、外皮ホー スの接続作業が面倒であり、また、カシメ作業を経て一旦接続された外皮ホース は、接続を解いたり再接続させることが困難であるため、ホース前端構造を分解 して例えば内包チューブ前端部の洗浄等を行うことができなかった。
【0008】 更に、外皮チューブが使用時に曲げられたりねじれたりする際、薄肉な外径ガ イドの後端からエッジ作用を受け、この外径ガイドから露出する境目から切れ易 いという問題があった。
【0009】 従って、本考案の目的は、カシメ作業を不要とし、外皮チューブの固定・接続 が簡易且つ確実で、外皮チューブが容易に抜けたり切れたりすることのない歯科 用ホースのハンドピース側端部構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る歯科用ホースのハンドピース側端部構造は、複数の内包チューブ と、全内包チューブを束ねる外皮チューブと、各内包チューブの前端部を後端部 に接続させると共に、歯科用ハンドピースの後端部に前端部を接続させて、各内 包チューブと歯科用ハンドピースの複数の流体通路とをそれぞれ連通させるコネ クターと、外皮チューブの前端部をコネクターに対し固定・接続させる外皮チュ ーブ固定手段と、歯科用ハンドピースの後端部に連結して、コネクターの歯科用 ハンドピースに対する離脱を不能とするコネクターリングとを備える歯科用ホー スにおいて、前記外皮チューブ固定手段が、前記全内包チューブの前端部を包囲 すると共に、前記外皮チューブの前端部を被覆させて若干拡径させる円筒状のホ ースガイドと、前記外皮チューブの前端部を密に包囲すると共に、前記コネクタ ーの外周面に連結させる円筒状のジョイントカバーとを含み、前記ホースガイド の外周部には、軸方向略中央において段状に若干拡径して突出部を規定した後、 後方へ緩やかに縮径して当該ホースガイドの後端を薄肉とするテーパ部を設け、 前記ジョイントカバーの後端部には、径方向内方へ厚肉となり、少なくとも内周 後端側に丸みを付けた厚肉部を設け、前記ジョイントカバーが前記突出部との間 で前記外皮ホースの前端部の一部を押さえ付けると共に、前記厚肉部によって前 記外皮チューブの拡径された前端部を後方から押さえるようにしたことを特徴と する。
【0011】 即ち、本考案は、外皮チューブの前端部を内側からのホースガイドと外側から のジョイントカバーとによって、コネクターに対し固定・接続するようにしたも のであり、ホースガイドの外周部に被せた外皮チューブの前端部は若干拡径して 膨らみ、この拡径部分の一部は突出部によって更に膨らむ。ジョイントカバーは 、コネクターに連結された状態で、上記拡径部分を密にすなわち概ね隙間なく包 囲すると共に、突出部によって最も拡径する部分をカバー内周面によって径方向 内方へ押し戻すようにしてホースガイドとの間で挟持する。ジョイントカバーが コネクターに連結された状態においてはまた、ジョイントカバーの後端厚肉部が 、外皮チューブの上記拡径部分の後端を押さえて支持するように作用し、この際 、厚肉部内周前端側とホースガイド後端(テーパー部の先端(軸方向後端))と のクリアランスは、概ね外皮チューブの厚さに一致する。
【0012】 ホースガイドのテーパー部は、外皮チューブの前端部を当該ガイドに被せる作 業を容易なものとし、また、ジョイントカバー厚肉部のRとした(丸みを付けた )内周後端側は、使用時に外皮ホースが曲げられたりねじられたりしても、外皮 チューブにおけるジョイントカバーから露出する境目をRで受けることによって 、この境目に対しエッジ作用を与えず、この境目から外皮チューブが切れ易くな ることはない。
【0013】 本考案では、前記ジョイントカバーの前記コネクターの外周面に対する連結を 回り止め手段を含む圧入によるものとすることができ、このようにすれば、外皮 チューブの接続を含むホース前端部構造の組立て作業を一層容易なものとするこ とができる。なお、前記回り止め手段を、前記コネクターの外周面に設けた軸方 向に沿う溝部と、前記ジョイントカバーの内周面に設けた、当該溝部に係合させ る凸部とからなるものとすることが望ましい。
【0014】 本考案ではまた、前記ホースガイドの外周部の軸方向略中央に周方向に沿う溝 部を設け、前記突出部が当該溝部の後端から拡径するようにすることができる。 かような溝部は、後方に隣接することとなる突出部との凹凸あるいは段差を拡大 させて、ジョイントカバーの内周面と突出部との間で外皮チューブ前端部の一部 を押し付けて挟持する作用を確実なものとすると共に、外皮チューブの抜脱方向 への移動に対する抵抗作用を向上させる。
【0015】 本考案では、前記テーパー部のテーパー角度を5〜15°とすることができる 。
【0016】 テーパー角度が5°未満となると、テーパー部の基端(軸方向前端)に規定する 突出部の突出高を所要の位置にて十分に取ることができず、また、テーパー角度 が15°を超えると、外皮チューブの前端部を被せる作業が面倒になる。なお、 略10°程度が最も望ましい。
【0017】 本考案では、前記厚肉部の内周前端側に若干丸みを付けることができる。この 厚肉部内周前端側は、外皮チューブの拡径前端部に後方から接して押さえる部分 であるため、この部分をも角を取ってRで受けることにより、外皮チューブに対 する負荷を一層低減して切れにくくすることができる。
【0018】 本考案では、前記コネクターリングを、前記歯科用ハンドピースと連結して、 前記ジョイントカバーの前記コネクターに対する移動を不能とするものとするこ とができる。これによって、歯科用ハンドピースと歯科用ホースとを連結した際 、コネクターリングがジョイントカバーを拘束するようにして、ジョイントカバ ーが外れるような事態を確実に防止することができる。
【0019】 更に、本考案では、前記内包チューブを、給気チューブ、排気チューブ、給水 チューブ及びチップエアー用チューブとすることができ、また、前記歯科用ハン ドピースをエアーターブンを有するものとすることができる。
【0020】
【実施例】
以下、本考案に係る歯科用ホースのハンドピース側端部構造の実施例を添付し た図面に基づいて説明する。
【0021】 図1は、歯科用ハンドピース1及びハンドピース1に前端部が連結される歯科 用ホース10を示す全体説明図であり、図1のジョイントカバー30によって遮 蔽される、歯科用ホース10の前端部の構造を分解した状態を図2に、これを組 み立てた状態を図3にそれぞれ示す。なお、歯科用ホース10の後端部は図示さ れない歯科用ユニットに連結される。
【0022】 ハンドピース1は、ヘッド部2内に歯科処置工具3を回転駆動させるためのエ アータービン(図示せず)を有し、また、歯科用ユニットから歯科用ホース10 を介して供給される、エアータービンを回転駆動するための加圧空気、歯科処置 個所を冷却するための水、及び、歯牙切削粉等を吹き飛ばすためのチップエアー をそれぞれ通過させる給気通路、給水通路及びチップエアー用通路と、エアータ ービンを回転駆動させた加圧空気を歯科用ホース10を介して歯科用ユニットか ら排出させるための排気通路とを流体通路として備える。なお、各流体通路のハ ンドピース1から露出する後端4が図1に示される。
【0023】 一方、歯科用ホース10には、ハンドピース1の各流体通路にそれぞれ対応す る、給気チューブ11、給水チューブ13、チップエアー用チューブ14及び排 気チューブ12が内包チューブとして備わり、全内包チューブ11,12,13 ,14は、電気系統リード線(図示せず)と共にシリコンコーティングされたす べりの良い材質製の外皮チューブ15によって束ねられる。なお、給気チューブ 11及び排気チューブ12は給水チューブ13及びチップエアー用チューブ14 に比べ大径であり、ハンドピース1の流体通路も同様である。
【0024】 歯科用ホース10は、ハンドピース1に対する連結に先行して、硬質樹脂製の コネクター16に対し、内包チューブ11,12,13,14と、外皮チューブ 15とを接続させる組立て作業を要し、内包チューブ11,12,13,14は 各前端部がコネクター16の後端部に突設したタケノコ状パイプジョイント16 ’にそれぞれ接続され、次いで、外皮チューブ15が軟質樹脂製のホースガイド 20と真鍮製のジョイントカバー30とによって固定・接続される。
【0025】 ホースガイド20は、外皮チューブ15と略同一の内径を有する円筒状部材で あり、ガイド20の外周部には、図4の断面図にも示すように、軸方向略中央に 設けた周方向に沿う環状の溝部21と、溝部21の後端境目を段状に若干***さ せた後、後方へ外径を緩やかに縮小させたテーパー部22とが備わり、テーパー 部22は、基端(軸方向前端)に当該外周部において最も径方向外方へ突出する 突出部23を規定すると共に、ガイド20後端を薄肉とする。なお、テーパー部 22のテーパー角度は10°であり、また、溝部21より前方は外皮チューブ1 5と略同一の外径にて肉厚が均一となる。
【0026】 ジョイントカバー30は、コネクター16の外径と略同一の内径を有する円筒 状部材であり、このようにカバー30の内径とコネクター16の外径とを概ね一 致させることによってカバー30の前半部をコネクター16の外周面に対し圧入 により合致・連結させることができる。この連結状態においてはまた、コネクタ ー16の外周面に設けた軸方向に沿う溝部16”と、ジョイントカバー30の内 周面に設けた回り止め用の凸部32(図5等参照)とが互いに係合して回り止め 防止手段として機能する。なお、コネクター16にジョイントカバー30を圧入 後、カバー30の上からピン(図示せず)を打ってカバー30の抜け止めとして もよい。
【0027】 更に、ジョイントカバー30の後端部には径方向内方へ段状に厚肉とした厚肉 部31が備わり、厚肉部31の内周後端側31’は丸みを付けてRに仕上げられ 、また、内周前端側31”も若干Rとされる。
【0028】 外皮チューブ15をコネクター16に対し固定・接続するに当たっては、まず 、ホースガイド20をコネクター16の後面(タケノコ状パイプジョイント16 ’の基端側の面)に接する位置まで前方に移動させ、ガイド20によって各ジョ イント16’に接続する内包チューブ前端部を全て包囲させる。次いで、外皮チ ューブ15の前端部をホースガイド20の外周部に被せる。この被せる作業は、 ホースガイド20のテーパー部22によって容易なものとされる。ホースガイド 20を被覆した外皮チューブ15の前端部は若干拡径して膨らみ、この拡径部分 におけるガイド突出部23に対応する部分は、図6に示すように、更に径方向外 方へ突出する。
【0029】 その後、後方のジョイントカバー30を前方へ移動させてカバー前半部をコネ クター16の外周面に圧入・連結させる。この連結状態において、ジョイントカ バー30の後半内周面がガイド突出部23に対応して最も膨らんだ外皮チューブ 部分を径方向内方へ押し付け、この作用の反作用によってカバー30は径方向外 方へ押し拡げられる。この押し拡げらる作用は、カバー30のコネクター16に 対する圧入による連結を一層確実なものとする。
【0030】 ジョイントカバー30をコネクター16に連結させた状態においては、図3に 示すように、カバー30の後半部がホースガイド20との間で密にすなわち概ね 隙間なく外皮チューブ15の前端部を包囲する。この際、カバー30の後半内周 面は、既述したようにガイド突出部23に対応して最も膨らんだ外皮チューブ部 分を径方向内方へ押し付け、ガイド20との間で挟み付ける。更に、カバー30 の厚肉部31は拡径された外皮チューブ15の前端部を後方から押さえて支持す るように作用する。なお、厚肉部31の内周前端側31”と、ガイド20のテー パ部22の先端(軸方向後端)とのクリアランスは、外皮チューブ15の厚さに 一致させるか外皮チューブ15の厚さより僅かに大きく設定して、厚肉部内周前 端側31”による外皮チューブ15への負荷を極力少なくしつつ、当該厚肉部3 1による外皮チューブ拡径部分に対する後方からの押さえ効果を確実に働かせる ようにする。
【0031】 コネクター16に対し固定・接続された外皮チューブ15を使用時に抜脱方向 (後方)に移動させる力が働いた場合、既述したジョイントカバー30による押 し付け作用及び後方からの押さえ作用の他、ホースガイド20の溝部21と突出 部23とによる段状の凹凸が抵抗となるため、外皮チューブ15が抜脱されるよ うなことはない。また、ジョイントカバー30の厚肉部内周後端側31’をRと したため、使用時に外皮チューブ15が曲げられたりねじられたりしても、外皮 チューブ15のジョイントカバー30から露出する境目にエッジ作用は働かず、 この境目から切れ易くなることもない。
【0032】 以上のように内包チューブ11,12,13,14及び外皮チューブ15の接 続作業を終えた歯科用ホース10をハンドピース1に連結するには、まず、コネ クター16の前端部に設けた、各ジョイント16’に連通する凹状の開口部(図 示せず)にハンドピース1の各流体通路の後端4(図1参照)をそれぞれ嵌め込 む。これによって各内包チューブ11,12,13,14がハンドピース1の各 流体通路と気密又は水密にそれぞれ流体流連通する。次いで、コネクターリング 17(図1参照)を前方へ移動させてジョイントカバー30等を被覆する形でハ ンドピース1の後端部に螺合させることにより、歯科用ホース10はハンドピー ス1に連結される。この連結状態において、コネクターリング17はコネクター 16のハンドピース1からの離脱を不能とすると共に、ジョイントカバー30の 後方への移動すなわちコネクター16からの離脱を不能とする。
【0033】
【考案の効果】 以上述べたように、本考案に係る歯科用ホースのハンドピース側端部構造では 、外皮チューブの前端部をホースガイドの外周部に被せた後、ジョイントカバー をコネクターの外周面に連結させることによって、外皮チューブ前端部の一部を ホースガイドの突出部とジョイントカバー内周面との間で押さえ付けると共に、 拡径された外皮チューブ前端部をジョイントカバーの厚肉部で後方から押さえる ことができる。従って、従来のようにカシメ作業を要することなく簡易且つ確実 に外皮チューブの固定・接続作業を行うことができる。
【0034】 また、ホースガイドの段状に突出する突出部は、外皮ホースの抜脱方向への移 動に対する抵抗となり、これによっても外皮チューブの確実な接続が保証される 。
【0035】 更に、ジョイントカバー厚肉部の内周後端側をRとしたため、従来のように外 皮チューブがエッジ作用を受けて切れ易くなることもない。
【0036】 更にまた、カシメ作業を不要とした結果、歯科用ホース前端部の分解及び再度 の組立てが可能となり、メンテナンスの利便性等も向上する。
【0037】 本考案では、ジョイントカバーのコネクターを圧入式とすることによって、前 端部構造の組立てを一層簡易化することができる。
【提出日】平成9年4月17日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 更に、本考案では、前記内包チューブを、給気チューブ、排気チューブ、給水 チューブ及びチップエアー用チューブとすることができ、また、前記歯科用ハン ドピースをエアーターンを有するものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯科用ハンドピース及び歯科用ホースを示す全
体説明図である。
【図2】本考案に係る歯科用ホースのハンドピース側端
部構造を分解した状態を示す斜視図である。
【図3】本考案に係る歯科用ホースのハンドピース側端
部構造を組み立てた状態を示す説明図である。
【図4】ホースガイドの断面図である。
【図5】ジョイントカバーの断面図である。
【図6】外皮チューブをホースガイドに被せた状態を示
す斜視図である。
【図7】従来の歯科用ホース前端部構造を組み立てた状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 歯科用ハンドピース 10 歯科用ホース 11 給気チューブ 12 排気チューブ 13 給水チューブ 14 チップエアー用チューブ 15 外皮チューブ 16 コネクター 16’ タケノコ状パイプジョイント 16” 溝部 17 コネクターリング 20 ホースガイド 21 溝部 22 テーパー部 23 突出部 30 ジョイントカバー 31 厚肉部 31’ 内周後端側 31” 内周前端側
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【請求項9】前記歯科用ハンドピースがエアーター
を有する請求項1又は請求項2に記載の歯科用ホースの
ハンドピース側端部構造。
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月17日
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の内包チューブと、全内包チューブ
    を束ねる外皮チューブと、各内包チューブの前端部を後
    端部に接続させると共に、歯科用ハンドピースの後端部
    に前端部を接続させて、各内包チューブと歯科用ハンド
    ピースの複数の流体通路とをそれぞれ連通させるコネク
    ターと、外皮チューブの前端部をコネクターに対し固定
    ・接続させる外皮チューブ固定手段と、歯科用ハンドピ
    ースの後端部に連結して、コネクターの歯科用ハンドピ
    ースに対する離脱を不能とするコネクターリングとを備
    える歯科用ホースにおいて、 前記外皮チューブ固定手段が、前記全内包チューブの前
    端部を包囲すると共に、前記外皮チューブの前端部を被
    覆させて若干拡径させる円筒状のホースガイドと、前記
    外皮チューブの前端部を密に包囲すると共に、前記コネ
    クターの外周面に連結させる円筒状のジョイントカバー
    とを含み、 前記ホースガイドの外周部には、軸方向略中央において
    段状に若干拡径して突出部を規定した後、後方へ緩やか
    に縮径して当該ホースガイドの後端を薄肉とするテーパ
    部を設け、前記ジョイントカバーの後端部には、径方向
    内方へ厚肉となり、少なくとも内周後端側に丸みを付け
    た厚肉部を設け、 前記ジョイントカバーが前記突出部との間で前記外皮ホ
    ースの前端部の一部を押さえ付けると共に、前記厚肉部
    によって前記外皮チューブの拡径された前端部を後方か
    ら押さえるようにしたことを特徴とする歯科用ホースの
    ハンドピース側端部構造。
  2. 【請求項2】 前記ジョイントカバーの前記コネクター
    の外周面に対する連結が回り止め手段を含む圧入による
    ものである請求項1に記載の歯科用ホースのハンドピー
    ス側端部構造。
  3. 【請求項3】 前記回り止め手段が、前記コネクターの
    外周面に設けた軸方向に沿う溝部と、前記ジョイントカ
    バーの内周面に設けた、当該溝部に係合させる凸部とか
    らなる請求項2に記載の歯科用ホースのハンドピース側
    端部構造。
  4. 【請求項4】 前記ホースガイドの外周部の軸方向略中
    央に周方向に沿う溝部を設け、前記突出部が当該溝部の
    後端から拡径する請求項1又は請求項2に記載の歯科用
    ホースのハンドピース側端部構造。
  5. 【請求項5】 前記テーパー部のテーパー角度が5〜1
    5°である請求項1又は請求項2に記載の歯科用ホース
    のハンドピース側端部構造。
  6. 【請求項6】 前記厚肉部の内周前端側に若干丸みを付
    けた請求項1又は請求項2に記載の歯科用ホースのハン
    ドピース側端部構造。
  7. 【請求項7】 前記コネクターリングが、前記歯科用ハ
    ンドピースと連結して、前記ジョイントカバーの前記コ
    ネクターに対する移動を不能とする請求項1又は請求項
    2に記載の歯科用ホースのハンドピース側端部構造。
  8. 【請求項8】 前記内包チューブが、給気チューブ、排
    気チューブ、給水チューブ及びチップエアー用チューブ
    である請求項1又は請求項2に記載の歯科用ホースのハ
    ンドピース側端部構造。
  9. 【請求項9】 前記歯科用ハンドピースがエアーターブ
    ンを有する請求項1又は請求項2に記載の歯科用ホース
    のハンドピース側端部構造。
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DE69806522T DE69806522T2 (de) 1997-02-17 1998-02-16 Zahnärztliche Schlauchanordnung
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