JP3037689B1 - 横軸円筒型遠心分離機の回転筒の洗浄方法 - Google Patents
横軸円筒型遠心分離機の回転筒の洗浄方法Info
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- B04B15/06—Other accessories for centrifuges for cleaning bowls, filters, sieves, inserts, or the like
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- B08B9/08—Cleaning containers, e.g. tanks
- B08B9/0804—Cleaning containers having tubular shape, e.g. casks, barrels, drums
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
【要約】
【課題】 遠心分離機の沈殿物の除去は手作業で行われ
たので洗浄コストがかさみ、またこのため大型の遠心分
離器は単独では使用が困難であった。 【解決手段】 両端を軸受で支えられて回転する横軸円
筒型遠心分離機の回転筒の内壁に沈殿した沈殿物を回転
筒外に取り出す洗浄方法において、前記回転筒内部に複
数個の洗浄用固体を装入し、洗浄液を前記回転筒に供給
し、前記回転筒を回転させ、前記沈殿物を洗浄液と共に
排出する洗浄方法。洗浄用固体は遠心分離前にあらかじ
め回転筒内部に装入しておくか、又は遠心分離後の洗浄
時に回転筒に装入する。
たので洗浄コストがかさみ、またこのため大型の遠心分
離器は単独では使用が困難であった。 【解決手段】 両端を軸受で支えられて回転する横軸円
筒型遠心分離機の回転筒の内壁に沈殿した沈殿物を回転
筒外に取り出す洗浄方法において、前記回転筒内部に複
数個の洗浄用固体を装入し、洗浄液を前記回転筒に供給
し、前記回転筒を回転させ、前記沈殿物を洗浄液と共に
排出する洗浄方法。洗浄用固体は遠心分離前にあらかじ
め回転筒内部に装入しておくか、又は遠心分離後の洗浄
時に回転筒に装入する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は低濃度の沈降物質を
含む単一あるいは複合溶液の混合物からなるスラリを固
形物と液体に、あるいは固形物と比重の異なる液体（例
えば油と水）に分離する産業用横軸円筒型遠心分離機に
おいて、回転筒内部に残留する沈殿物、特に回転筒内壁
に硬くこびりついた固形層の除去を効果的に行う方法に
関するものである。
含む単一あるいは複合溶液の混合物からなるスラリを固
形物と液体に、あるいは固形物と比重の異なる液体（例
えば油と水）に分離する産業用横軸円筒型遠心分離機に
おいて、回転筒内部に残留する沈殿物、特に回転筒内壁
に硬くこびりついた固形層の除去を効果的に行う方法に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】円筒型遠心分離機はその高い遠心効果に
より他の形式の遠心分離機、例えばデカンタ型遠心分離
機やディスク型遠心分離機では分離しにくい処理物でも
分離可能であり、また、これらの他形式の遠心分離機よ
り安価であるという理由から、従来から広く用いられて
いる。円筒型遠心分離機では分離操作において回転筒内
壁に沈殿した沈殿物の除去に当たり、機械を分解し、手
や掻き出し工具で沈殿固形物を掻き出すなどの手法が取
られていた。この作業は回転筒内の沈殿物の堆積を放置
すると分離液の清澄度の悪化を招くため、この種の分離
機では必ず必要である。
より他の形式の遠心分離機、例えばデカンタ型遠心分離
機やディスク型遠心分離機では分離しにくい処理物でも
分離可能であり、また、これらの他形式の遠心分離機よ
り安価であるという理由から、従来から広く用いられて
いる。円筒型遠心分離機では分離操作において回転筒内
壁に沈殿した沈殿物の除去に当たり、機械を分解し、手
や掻き出し工具で沈殿固形物を掻き出すなどの手法が取
られていた。この作業は回転筒内の沈殿物の堆積を放置
すると分離液の清澄度の悪化を招くため、この種の分離
機では必ず必要である。
【０００３】このため、処理容量を上げるために機械の
大型化を図る場合、回転円筒内の沈殿物の除去のための
分解時間の増大やそれに伴う稼動時間の減少の観点か
ら、円筒型遠心分離機の大型化はユーザーの希望に添う
ものでなかった。これらの事情により現在のところ少処
理量または固形物の含有量の少ない処理物を清澄にする
用途でのみ円箇型遠心分離機は実用化されており、大処
理量または固形物の含有量の多い用途では他形式の遠心
分離機で処理するか、または他形式の遠心分離機と円筒
型遠心分離機を組合わせて２段処理する方法がとられて
いる。
大型化を図る場合、回転円筒内の沈殿物の除去のための
分解時間の増大やそれに伴う稼動時間の減少の観点か
ら、円筒型遠心分離機の大型化はユーザーの希望に添う
ものでなかった。これらの事情により現在のところ少処
理量または固形物の含有量の少ない処理物を清澄にする
用途でのみ円箇型遠心分離機は実用化されており、大処
理量または固形物の含有量の多い用途では他形式の遠心
分離機で処理するか、または他形式の遠心分離機と円筒
型遠心分離機を組合わせて２段処理する方法がとられて
いる。
【０００４】また、回転筒内壁に沈殿した固形物の除去
にあたり機械休止から分解までの時間が長い場合や、沈
殿物の厚みが厚い場合や、分離固形物の特性により固化
しやすい場合は分解後の沈殿物の除去は多くの時間と労
力を必要とするものであった。
にあたり機械休止から分解までの時間が長い場合や、沈
殿物の厚みが厚い場合や、分離固形物の特性により固化
しやすい場合は分解後の沈殿物の除去は多くの時間と労
力を必要とするものであった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
円筒型遠心分離機では回転筒内壁に沈殿した沈殿物の除
去に当たり、機械を分解し、手や掻き出し工具で沈殿固
形物を掻き出すなどの非能率な除去方法が採られてい
た。また、処理容量を上げるために機械の大型化を図る
場合、回転円筒内の沈殿物の除去のための同様な問題の
ため、機械の大型化は困難であり、少処理量または固形
物の含有量の少ない処理物を清澄にする用途に限定さ
れ、或いは大処理量または固形物の含有量の多い用途で
は他形式の遠心分離機と併用するなどの方法が必要であ
った。
円筒型遠心分離機では回転筒内壁に沈殿した沈殿物の除
去に当たり、機械を分解し、手や掻き出し工具で沈殿固
形物を掻き出すなどの非能率な除去方法が採られてい
た。また、処理容量を上げるために機械の大型化を図る
場合、回転円筒内の沈殿物の除去のための同様な問題の
ため、機械の大型化は困難であり、少処理量または固形
物の含有量の少ない処理物を清澄にする用途に限定さ
れ、或いは大処理量または固形物の含有量の多い用途で
は他形式の遠心分離機と併用するなどの方法が必要であ
った。
【０００６】従って、本発明は回転筒内部の沈殿物除去
にあたり叙上の分解や、これに伴う労力をなくすことで
あり、さらには分離プロセスの自動化を可能にすること
を課題とする。本発明はまた、停止・起動時間と分解作
業時間の増大を伴わないで円筒型遠心分離機の大型化を
可能にすることを課題とする。本発明はさらに、従来か
ら使用されている大きさの円筒型遠心分離機においても
沈殿物除去にあたり分解の不要化と自動化を可能とする
ことを課題とする。
にあたり叙上の分解や、これに伴う労力をなくすことで
あり、さらには分離プロセスの自動化を可能にすること
を課題とする。本発明はまた、停止・起動時間と分解作
業時間の増大を伴わないで円筒型遠心分離機の大型化を
可能にすることを課題とする。本発明はさらに、従来か
ら使用されている大きさの円筒型遠心分離機においても
沈殿物除去にあたり分解の不要化と自動化を可能とする
ことを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、両端を軸受で
支えられて回転する横軸円筒型遠心分離機の回転筒の内
壁に沈殿した沈殿物を回転筒外に取り出す洗浄方法にお
いて、前記回転筒内部に複数個の洗浄用固体を装入し、
洗浄液を前記回転筒に供給し、前記回転筒を回転させ、
前記沈殿物を洗浄液と共に排出することを特徴とする洗
浄方法により上記の課題を解決する。
支えられて回転する横軸円筒型遠心分離機の回転筒の内
壁に沈殿した沈殿物を回転筒外に取り出す洗浄方法にお
いて、前記回転筒内部に複数個の洗浄用固体を装入し、
洗浄液を前記回転筒に供給し、前記回転筒を回転させ、
前記沈殿物を洗浄液と共に排出することを特徴とする洗
浄方法により上記の課題を解決する。
【０００８】ここに、洗浄用固体は遠心分離に先立って
あらかじめ回転筒内部に装入しておいても良いし、遠心
分離後の洗浄時に、洗浄液と共に、或いは洗浄液の導入
に先立って回転筒に装入しても良い。これらの２つの方
法はより具体的には次の通りである。第１の方法は、両
端を軸受で支えられて回転する横軸円筒型遠心分離機の
回転筒の内壁に沈殿した沈殿物を回転筒外に取り出す洗
浄方法において、前記回転筒内部に複数個の洗浄用固体
を装入して前記回転筒の内面に堆積させ、被処理液を導
入して回分で遠心分離に付して前記沈殿物を形成した
後、洗浄液を前記回転筒内に供給し、前記回転筒を１Ｇ
以下で且つ１Ｇに近い回転数で回転させ、前記沈殿物を
洗浄液と共に排出することを特徴とする。
あらかじめ回転筒内部に装入しておいても良いし、遠心
分離後の洗浄時に、洗浄液と共に、或いは洗浄液の導入
に先立って回転筒に装入しても良い。これらの２つの方
法はより具体的には次の通りである。第１の方法は、両
端を軸受で支えられて回転する横軸円筒型遠心分離機の
回転筒の内壁に沈殿した沈殿物を回転筒外に取り出す洗
浄方法において、前記回転筒内部に複数個の洗浄用固体
を装入して前記回転筒の内面に堆積させ、被処理液を導
入して回分で遠心分離に付して前記沈殿物を形成した
後、洗浄液を前記回転筒内に供給し、前記回転筒を１Ｇ
以下で且つ１Ｇに近い回転数で回転させ、前記沈殿物を
洗浄液と共に排出することを特徴とする。
【０００９】第２の方法は、両端を軸受で支えられて回
転する横軸円筒型遠心分離機の回転筒の内壁に沈殿した
沈殿物を回転筒外に取り出す洗浄方法において、複数個
の洗浄固体と洗浄液を機械の減速中又は停止後に前記回
転筒に供給し、前記回転筒を１Ｇ以下で且つ１Ｇに近い
回転数で回転させ、前記沈殿物を前記洗浄用固体及び洗
浄液と共に排出することを特徴とする洗浄方法である。
本発明によると、従来のような手動による沈殿物の掻き
出しを不要とした横軸内筒型遠心分離機を構成できる。
転する横軸円筒型遠心分離機の回転筒の内壁に沈殿した
沈殿物を回転筒外に取り出す洗浄方法において、複数個
の洗浄固体と洗浄液を機械の減速中又は停止後に前記回
転筒に供給し、前記回転筒を１Ｇ以下で且つ１Ｇに近い
回転数で回転させ、前記沈殿物を前記洗浄用固体及び洗
浄液と共に排出することを特徴とする洗浄方法である。
本発明によると、従来のような手動による沈殿物の掻き
出しを不要とした横軸内筒型遠心分離機を構成できる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳しく説明する。
本発明の洗浄方法は、両端を軸受で支えられて回転し、
低濃度の沈降性物質を含む水性、油性等の単一あるいは
複合溶液の混合物からなるスラリの分離に供する横軸円
筒型遠心分離機の回転筒を洗浄する方法である。本発明
は、低濃度で懸濁した固形物を含む液体、例えば、水、
水溶液等の水性液、有機物、有機溶液等の非水性液、水
／油混合物等の複合溶液、例えばエンジンオイルや血液
等から固形物を分離する横軸回転型遠心分離機におい
て、回転筒の内壁に堆積する沈殿物を除去するのに適し
ている。分離機の寸法と分離時間が関係するので一概に
は言えないが、例えば固形分が１重量％を超えるスラリ
では、回転円筒に固形物が早く堆積するので、そのまま
処理を続けると分離液の清澄度が低下し、また、大量の
固形物が堆積すると本発明の方法の適用は運転効率の点
で不経済になるので、被分離液の固形分濃度は低い方が
よい。
本発明の洗浄方法は、両端を軸受で支えられて回転し、
低濃度の沈降性物質を含む水性、油性等の単一あるいは
複合溶液の混合物からなるスラリの分離に供する横軸円
筒型遠心分離機の回転筒を洗浄する方法である。本発明
は、低濃度で懸濁した固形物を含む液体、例えば、水、
水溶液等の水性液、有機物、有機溶液等の非水性液、水
／油混合物等の複合溶液、例えばエンジンオイルや血液
等から固形物を分離する横軸回転型遠心分離機におい
て、回転筒の内壁に堆積する沈殿物を除去するのに適し
ている。分離機の寸法と分離時間が関係するので一概に
は言えないが、例えば固形分が１重量％を超えるスラリ
では、回転円筒に固形物が早く堆積するので、そのまま
処理を続けると分離液の清澄度が低下し、また、大量の
固形物が堆積すると本発明の方法の適用は運転効率の点
で不経済になるので、被分離液の固形分濃度は低い方が
よい。
【００１１】本発明の洗浄方法は、回転筒の内壁に沈殿
した沈殿物を回分で回転筒外に取り出す方法であり、沈
殿物を回転筒内壁から剥難あるいは掻き落とす手段とし
て、回転筒内部に水流や回転力で回転あるいは移動する
複数個の洗浄用固体を使用することを特徴とする。
した沈殿物を回分で回転筒外に取り出す方法であり、沈
殿物を回転筒内壁から剥難あるいは掻き落とす手段とし
て、回転筒内部に水流や回転力で回転あるいは移動する
複数個の洗浄用固体を使用することを特徴とする。
【００１２】本発明は、これを次の２つのいずれか又は
併用により実現する。 １．洗浄用固体をあらかじめ回転筒内部に挿入しておく
洗浄方法 ２．洗浄用固体を洗浄時に回転筒に挿入して洗浄する方
法 以下これらについて詳細に説明する。
併用により実現する。 １．洗浄用固体をあらかじめ回転筒内部に挿入しておく
洗浄方法 ２．洗浄用固体を洗浄時に回転筒に挿入して洗浄する方
法 以下これらについて詳細に説明する。
【００１３】１．洗浄用固体をあらかじめ回転筒内部に
挿入しておく洗浄方法 回転筒内壁に隙間なく沈殿するように計算した数ミリか
ら数センチの球状、方形、棒状あるいはバネ状の分離液
より比重の大きい、ゴム、金属、セラミック、プラスチ
ックなどの洗浄用固体を数十個から数百個あらかじめ回
転筒内部に装入する。これには洗浄用固体を回転筒へ直
接装入しても良いし、分離処理の実施前に洗浄用固体を
処理液タンクとは別に設けた洗浄用タンクで洗浄液に混
合し、回転している回転筒の内部にポンプまたはヘッド
で供給しても良い。供給された洗浄用固体は回転筒を回
転さすることにより遠心力により回転筒内壁に均一に沈
殿する。沈殿した洗浄用固体層は必ずしも一層であるべ
き必要はなく複数の層で構成されても良い。
挿入しておく洗浄方法 回転筒内壁に隙間なく沈殿するように計算した数ミリか
ら数センチの球状、方形、棒状あるいはバネ状の分離液
より比重の大きい、ゴム、金属、セラミック、プラスチ
ックなどの洗浄用固体を数十個から数百個あらかじめ回
転筒内部に装入する。これには洗浄用固体を回転筒へ直
接装入しても良いし、分離処理の実施前に洗浄用固体を
処理液タンクとは別に設けた洗浄用タンクで洗浄液に混
合し、回転している回転筒の内部にポンプまたはヘッド
で供給しても良い。供給された洗浄用固体は回転筒を回
転さすることにより遠心力により回転筒内壁に均一に沈
殿する。沈殿した洗浄用固体層は必ずしも一層であるべ
き必要はなく複数の層で構成されても良い。
【００１４】洗浄用固体層が形成された後、分離すべき
スラリを回転筒内部に連続的に供給する。遠心力により
沈降物質は洗浄用固体層の内側に沈殿・堆積する。分離
操作の停止時には処理液の供給を停止し、回転筒の回転
駆動装置を停止することにより回転筒は減速していく
が、洗浄用固体に作用する遠心力より重力の作用がわず
かに勝る回転数（この回転数をＸｒｐｍとする）におい
て洗浄用固体は回転筒上部から落下を始める。この際洗
浄用固体層の内側に沈殿した沈殿物は洗浄用固体と共に
落下する。落下した洗浄用固体は回転筒下部にたたきつ
けられ、これによって洗浄効率は更に高まる。従来、機
械を分解清掃する際、回転筒内壁にこびりついた沈殿物
除去は困難であったが、以上の方法により簡単に行うこ
とができる。また、Ｘｒｐｍ以下のスピードで洗浄液を
洗浄用固体と併用することにより洗浄用固体が洗浄液に
与える高い乱流発生効率により洗浄効果は高まる。沈殿
物の回転筒内部よりの除去はＸｒｐｍで回転筒を回転さ
せながら洗浄液を回転筒内部に供給することにより沈殿
物と洗浄用固体を排出口より流出させる。この排出口は
回転筒に取り付けられた電動または手動バルブを開放す
るか、排出口を閉鎖するプラグを手動で取外すか、或い
は分離液出口を利用する。
スラリを回転筒内部に連続的に供給する。遠心力により
沈降物質は洗浄用固体層の内側に沈殿・堆積する。分離
操作の停止時には処理液の供給を停止し、回転筒の回転
駆動装置を停止することにより回転筒は減速していく
が、洗浄用固体に作用する遠心力より重力の作用がわず
かに勝る回転数（この回転数をＸｒｐｍとする）におい
て洗浄用固体は回転筒上部から落下を始める。この際洗
浄用固体層の内側に沈殿した沈殿物は洗浄用固体と共に
落下する。落下した洗浄用固体は回転筒下部にたたきつ
けられ、これによって洗浄効率は更に高まる。従来、機
械を分解清掃する際、回転筒内壁にこびりついた沈殿物
除去は困難であったが、以上の方法により簡単に行うこ
とができる。また、Ｘｒｐｍ以下のスピードで洗浄液を
洗浄用固体と併用することにより洗浄用固体が洗浄液に
与える高い乱流発生効率により洗浄効果は高まる。沈殿
物の回転筒内部よりの除去はＸｒｐｍで回転筒を回転さ
せながら洗浄液を回転筒内部に供給することにより沈殿
物と洗浄用固体を排出口より流出させる。この排出口は
回転筒に取り付けられた電動または手動バルブを開放す
るか、排出口を閉鎖するプラグを手動で取外すか、或い
は分離液出口を利用する。
【００１５】２．洗浄用固体を洗浄時に回転筒に挿入し
て洗浄する方法 遠心分離操作の終了後に処理液の供給と回転筒の回転を
停止して、処理液供給管または専用の供給口より洗浄液
と共にもしくは単独で数ｍｍから数ｃｍの球状、方形あ
るいは棒状で比重を選ばない洗浄用固体（上記した洗浄
用固体、特にいわゆるマジックボールとして知られる弾
性ボール）を数十個から数百個を回転筒内部に供給し、
その後回転筒を弾性ボールが遠心力により回転筒内壁に
完全に張り付かない程度の回転スピードで回転させる。
理想的な回転スピードは弾性ボールが回転筒の頂上まで
遠心力で移動しかつこの頂点から自然落下を行う１Ｇ程
度の遠心力が生まれる上記の回転スピードＸｒｐｍが望
ましい。こうすることにより弾性ボールの転がりによる
固形層への衝撃のみならず頂上からの自然落下により沈
殿固形層に直接叩き付けることによって硬く固化した沈
殿固形層を細かく破砕することができる。さらに、遠心
分離機はこの状態で回転方向を時計廻り、反時計廻りと
方向を変えて洗浄することにより衝撃と破砕の能力が高
まるため望ましい。
て洗浄する方法 遠心分離操作の終了後に処理液の供給と回転筒の回転を
停止して、処理液供給管または専用の供給口より洗浄液
と共にもしくは単独で数ｍｍから数ｃｍの球状、方形あ
るいは棒状で比重を選ばない洗浄用固体（上記した洗浄
用固体、特にいわゆるマジックボールとして知られる弾
性ボール）を数十個から数百個を回転筒内部に供給し、
その後回転筒を弾性ボールが遠心力により回転筒内壁に
完全に張り付かない程度の回転スピードで回転させる。
理想的な回転スピードは弾性ボールが回転筒の頂上まで
遠心力で移動しかつこの頂点から自然落下を行う１Ｇ程
度の遠心力が生まれる上記の回転スピードＸｒｐｍが望
ましい。こうすることにより弾性ボールの転がりによる
固形層への衝撃のみならず頂上からの自然落下により沈
殿固形層に直接叩き付けることによって硬く固化した沈
殿固形層を細かく破砕することができる。さらに、遠心
分離機はこの状態で回転方向を時計廻り、反時計廻りと
方向を変えて洗浄することにより衝撃と破砕の能力が高
まるため望ましい。
【００１６】弾性ボールの代りに鋼やセラミック製の硬
球を用いても良い。また、その形状も球体ばかりでな
く、多面体など各種の形状が考えられる。洗浄終了後、
弾性ボールは洗浄液と共に機外に排出する。
球を用いても良い。また、その形状も球体ばかりでな
く、多面体など各種の形状が考えられる。洗浄終了後、
弾性ボールは洗浄液と共に機外に排出する。
【００１７】尚、上記１と２の方法は単独または組み合
わせて使用することが可能である。また洗浄用固体のサ
イズ、形状や材質も組み合わせることが可能である。
わせて使用することが可能である。また洗浄用固体のサ
イズ、形状や材質も組み合わせることが可能である。
【００１８】
【作用】上記１の方法については洗浄用固体をあらかじ
め回転筒内に供給し、洗浄用固体沈殿層を形成させた後
分離処理を行うことによって、沈殿物を回転筒内壁に直
接接触しないようにするため、沈殿物は容易に回転筒外
部に取り出せる。上記２の方法についは回転筒内壁に沈
殿した沈殿物に対し洗浄用固体により衝撃を与えること
によって沈殿物は容易に回転筒外部に取り出せる。
め回転筒内に供給し、洗浄用固体沈殿層を形成させた後
分離処理を行うことによって、沈殿物を回転筒内壁に直
接接触しないようにするため、沈殿物は容易に回転筒外
部に取り出せる。上記２の方法についは回転筒内壁に沈
殿した沈殿物に対し洗浄用固体により衝撃を与えること
によって沈殿物は容易に回転筒外部に取り出せる。
【００１９】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明を実施するのに適した横軸円筒型遠心分離
機の回転筒の実施例を図１〜図２に示す。１は両端壁を
有する横軸円筒型遠心分離機の回転筒であって、軸２、
３が軸受４に支持されており、図示しないモータにより
高速で回転するようになっている。図１における右端の
軸２には分離時には被処理液を供給し、洗浄時には洗浄
液、又は洗浄液と洗浄用固体を供給するための供給口５
が形成されている。回転筒の左端の壁には分離液を排出
するための排出口７と、その排出口径を調整するオリフ
ィス板９が設けられている。また回転筒１の円筒壁部に
は洗浄用固体１２を回転筒外に排出するための排出口８
とこの開口を塞ぐ取り出しプラグ１０が設けられてい
る。
する。本発明を実施するのに適した横軸円筒型遠心分離
機の回転筒の実施例を図１〜図２に示す。１は両端壁を
有する横軸円筒型遠心分離機の回転筒であって、軸２、
３が軸受４に支持されており、図示しないモータにより
高速で回転するようになっている。図１における右端の
軸２には分離時には被処理液を供給し、洗浄時には洗浄
液、又は洗浄液と洗浄用固体を供給するための供給口５
が形成されている。回転筒の左端の壁には分離液を排出
するための排出口７と、その排出口径を調整するオリフ
ィス板９が設けられている。また回転筒１の円筒壁部に
は洗浄用固体１２を回転筒外に排出するための排出口８
とこの開口を塞ぐ取り出しプラグ１０が設けられてい
る。
【００２０】回転筒１の内面は単純に平滑な表面を有し
ていても良いが、上記１の方法を実施するには、洗浄用
固体１２を被処理液の導入前に回転筒内壁１１にほぼ一
様に隙間無く分布させ、分離した沈殿物が直接回転筒内
壁に堆積しないようにすることが好ましいので、洗浄用
固体１２として球体を使用し、また回転筒１の内壁には
洗浄用固体の一部を受け入れて一時的に保持することが
できる大きさの多数の凹所を形成しておくことが好まし
い。このような凹所はグリッド加工その他任意の方法で
形成できる。例えば洗浄用固体が球体の場合には凹所は
それらと同等の曲率を有するように加工しておく。
ていても良いが、上記１の方法を実施するには、洗浄用
固体１２を被処理液の導入前に回転筒内壁１１にほぼ一
様に隙間無く分布させ、分離した沈殿物が直接回転筒内
壁に堆積しないようにすることが好ましいので、洗浄用
固体１２として球体を使用し、また回転筒１の内壁には
洗浄用固体の一部を受け入れて一時的に保持することが
できる大きさの多数の凹所を形成しておくことが好まし
い。このような凹所はグリッド加工その他任意の方法で
形成できる。例えば洗浄用固体が球体の場合には凹所は
それらと同等の曲率を有するように加工しておく。
【００２１】図３は本発明の２つの方法を実施できる遠
心分離・洗浄システムの実施例の概略図である。１は図
１に関連して説明したものと同様な横軸円筒型遠心分離
機の回転筒と同一または類似の回転筒である。ただし方
法２を実施するには円筒壁内面の加工は必要がない。回
転筒の供給口５には供給ポンプＰ及び弁２１を介して洗
浄用固体タンク２０が結合されている。洗浄用固体タン
ク２０には水その他洗浄に必要な処理液に球体等の多数
の洗浄用固体１２を分散させた液が装入されており、洗
浄用固体を必要に応じて撹拌機２４により撹拌する。ま
た、固形物を１％前後、好ましくは１％以下含有する被
処理液（原液）が原液タンク２２から供給される。原液
タンク２２も同様に撹拌機２５を有することができる。
心分離・洗浄システムの実施例の概略図である。１は図
１に関連して説明したものと同様な横軸円筒型遠心分離
機の回転筒と同一または類似の回転筒である。ただし方
法２を実施するには円筒壁内面の加工は必要がない。回
転筒の供給口５には供給ポンプＰ及び弁２１を介して洗
浄用固体タンク２０が結合されている。洗浄用固体タン
ク２０には水その他洗浄に必要な処理液に球体等の多数
の洗浄用固体１２を分散させた液が装入されており、洗
浄用固体を必要に応じて撹拌機２４により撹拌する。ま
た、固形物を１％前後、好ましくは１％以下含有する被
処理液（原液）が原液タンク２２から供給される。原液
タンク２２も同様に撹拌機２５を有することができる。
【００２２】方法１を実施するには、図１〜図２に示し
たような回転筒１を有する横軸円筒型遠心分離機を使用
して、先ず、内壁１１に隙間なく沈殿するように計算し
た洗浄用固体１２をあらかじめ回転筒内部に装入する。
洗浄用固体は遠心分離処理の実施前に直接回転筒内に装
入できるが、図示の例では、洗浄用固体タンク２０で洗
浄用固体と洗浄液を混合し、弁２１を開いて回転してい
る回転筒１の内部にポンプＰで供給する。供給された洗
浄用固体１２は遠心力により回転筒内壁１１に均一に沈
殿する。洗浄用固体層が形成された後、弁２１を閉じ、
弁２３を開き、原液タンク２２から分離すべきスラリを
回転筒１の内部に連続的に供給する。遠心力により沈降
物質は洗浄用固体１２の層の内側に沈殿・堆積し、分離
された清澄な分離液は排出口７から清澄液として出てい
く。分離された固形分の堆積が所定のレベルに達した
ら、被処理液の供給を停止し、また回転筒１の回転駆動
装置を停止する。
たような回転筒１を有する横軸円筒型遠心分離機を使用
して、先ず、内壁１１に隙間なく沈殿するように計算し
た洗浄用固体１２をあらかじめ回転筒内部に装入する。
洗浄用固体は遠心分離処理の実施前に直接回転筒内に装
入できるが、図示の例では、洗浄用固体タンク２０で洗
浄用固体と洗浄液を混合し、弁２１を開いて回転してい
る回転筒１の内部にポンプＰで供給する。供給された洗
浄用固体１２は遠心力により回転筒内壁１１に均一に沈
殿する。洗浄用固体層が形成された後、弁２１を閉じ、
弁２３を開き、原液タンク２２から分離すべきスラリを
回転筒１の内部に連続的に供給する。遠心力により沈降
物質は洗浄用固体１２の層の内側に沈殿・堆積し、分離
された清澄な分離液は排出口７から清澄液として出てい
く。分離された固形分の堆積が所定のレベルに達した
ら、被処理液の供給を停止し、また回転筒１の回転駆動
装置を停止する。
【００２３】回転筒１の回転駆動を停止することにより
回転筒は減速していくが、洗浄用固体１２に作用する遠
心力より重力の作用がわずかに勝る回転数Ｘｒｐｍに達
すると洗浄用固体１２は回転筒１の上部から落下を始
め、洗浄用固体層の内側に沈殿した沈殿物も洗浄用固体
と共に落下する。落下した洗浄用固体は回転筒の下部に
たたきつけられ、これによって洗浄効率は更に高まる。
また、Ｘｒｐｍ以下のスピードで洗浄液を洗浄用固体と
併用することにより洗浄用固体が洗浄液に与える高い乱
流発生効率により洗浄効果は高まる。
回転筒は減速していくが、洗浄用固体１２に作用する遠
心力より重力の作用がわずかに勝る回転数Ｘｒｐｍに達
すると洗浄用固体１２は回転筒１の上部から落下を始
め、洗浄用固体層の内側に沈殿した沈殿物も洗浄用固体
と共に落下する。落下した洗浄用固体は回転筒の下部に
たたきつけられ、これによって洗浄効率は更に高まる。
また、Ｘｒｐｍ以下のスピードで洗浄液を洗浄用固体と
併用することにより洗浄用固体が洗浄液に与える高い乱
流発生効率により洗浄効果は高まる。
【００２４】沈殿物の回転筒内部よりの除去はＸｒｐｍ
で回転筒を回転させながら原液タンク２２からの洗浄液
を回転筒内部に供給することにより沈殿物と洗浄用固体
１２を排出口７より流出させる。排出口７から排出しき
れない残りの洗浄用固体１２は排出口８を閉鎖するプラ
グ１０を手動で取外して排出させる。
で回転筒を回転させながら原液タンク２２からの洗浄液
を回転筒内部に供給することにより沈殿物と洗浄用固体
１２を排出口７より流出させる。排出口７から排出しき
れない残りの洗浄用固体１２は排出口８を閉鎖するプラ
グ１０を手動で取外して排出させる。
【００２５】一方、上記２の方法の実施には操作の順序
を変更する。図３において、洗浄用固体タンク２０の出
口の管路にある弁２１を閉じ、原液タンク２２の出口の
管路にある弁２３を開放し、ポンプＰにより遠心分離す
べき被処理液を遠心分離機の回転筒１に供給して遠心分
離処理を行う。遠心分離操作の終了後に処理液の供給と
回転筒１の回転を停止して、弁２１を開き、また弁２３
を閉じて、供給口５より洗浄用固体（上記した洗浄用固
体、特にいわゆるマジックボールとして知られる弾性ボ
ール）の数十個から数百個を回転筒１の内部に供給し、
その後回転筒を弾性ボールが遠心力により回転筒の内壁
に完全に張り付かない程度の回転スピード、特に弾性ボ
ールが回転筒の頂上まで遠心力で移動しかつこの頂点か
ら自然落下を行う１Ｇ程度の遠心力が生まれる回転スピ
ードＸｒｐｍで回転させる。こうして弾性ボールの転が
りによる固形層への衝撃と、弾性ボールの回転筒の頂部
からの自然落下により沈殿固形層に直接叩き付けること
によって硬く固化した沈殿固形層を細かく破砕すること
ができる。なお、遠心分離機はこの状態で回転方向を時
計廻り、反時計廻りと方向を変えて洗浄することにより
衝撃と破砕の能力が高まるため望ましい。洗浄終了後、
弾性ボールは洗浄液と共に機外に排出する。又洗浄用固
体の供給は回転等の減速中に行っても良い。
を変更する。図３において、洗浄用固体タンク２０の出
口の管路にある弁２１を閉じ、原液タンク２２の出口の
管路にある弁２３を開放し、ポンプＰにより遠心分離す
べき被処理液を遠心分離機の回転筒１に供給して遠心分
離処理を行う。遠心分離操作の終了後に処理液の供給と
回転筒１の回転を停止して、弁２１を開き、また弁２３
を閉じて、供給口５より洗浄用固体（上記した洗浄用固
体、特にいわゆるマジックボールとして知られる弾性ボ
ール）の数十個から数百個を回転筒１の内部に供給し、
その後回転筒を弾性ボールが遠心力により回転筒の内壁
に完全に張り付かない程度の回転スピード、特に弾性ボ
ールが回転筒の頂上まで遠心力で移動しかつこの頂点か
ら自然落下を行う１Ｇ程度の遠心力が生まれる回転スピ
ードＸｒｐｍで回転させる。こうして弾性ボールの転が
りによる固形層への衝撃と、弾性ボールの回転筒の頂部
からの自然落下により沈殿固形層に直接叩き付けること
によって硬く固化した沈殿固形層を細かく破砕すること
ができる。なお、遠心分離機はこの状態で回転方向を時
計廻り、反時計廻りと方向を変えて洗浄することにより
衝撃と破砕の能力が高まるため望ましい。洗浄終了後、
弾性ボールは洗浄液と共に機外に排出する。又洗浄用固
体の供給は回転等の減速中に行っても良い。
【００２６】弾性ボールの代りに鋼やセラミック製の硬
球を用いても良い。また、その形状も球体ばかりでな
く、多面体など各種の形状が考えられる。尚また、上記
１．と２．の方法は単独または組み合わせて使用するこ
とが可能である。また洗浄用固体のサイズ、形状や材質
も組み合わせることが可能である。
球を用いても良い。また、その形状も球体ばかりでな
く、多面体など各種の形状が考えられる。尚また、上記
１．と２．の方法は単独または組み合わせて使用するこ
とが可能である。また洗浄用固体のサイズ、形状や材質
も組み合わせることが可能である。
【００２７】
【発明の効果】本発明は洗浄用固体を用いることにより
従来とは違って回転筒内部に沈殿した沈殿物を効果的に
取り除くことができる。また、沈殿物除去の手段が回分
式の分離機では大型化を可能にする。さらに、従来の機
械でも本発明を採用することで自動化を可能とする。デ
カンタ型遠心分離機やフィルターメディアを持つバスケ
ット型遠心分離機などその他の分離機にも本洗浄方法は
有効である。
従来とは違って回転筒内部に沈殿した沈殿物を効果的に
取り除くことができる。また、沈殿物除去の手段が回分
式の分離機では大型化を可能にする。さらに、従来の機
械でも本発明を採用することで自動化を可能とする。デ
カンタ型遠心分離機やフィルターメディアを持つバスケ
ット型遠心分離機などその他の分離機にも本洗浄方法は
有効である。
【図１】本発明の方法を実施するための横軸円筒型遠心
分離機に使用される回転筒の例を示す断面図である。
分離機に使用される回転筒の例を示す断面図である。
【図２】図１の線II-IIに沿ってみた断面図である。
【図３】本発明の方法を実施するための遠心分離システ
ムの概略図である。
ムの概略図である。
１ 回転筒 ２、３ 回転軸 ４ 軸受 ５ 供給口 ７ 排出口 ８ 排出口 ９ オリフィス板 １０ プラグ １２ 洗浄用固体 ２０ 洗浄用固体タンク ２１、２３ 弁 ２２ 原液タンク
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B04B 15/06
Claims (7)
- 【請求項１】 両端を軸受で支えられて回転する横軸円
筒型遠心分離機の回転筒の内壁に沈殿した沈殿物を回転
筒外に取り出す洗浄方法において、前記回転筒内部に複
数個の洗浄用固体を装入し、洗浄液を前記回転筒に供給
し、前記回転筒を回転させ、前記沈殿物を洗浄液と共に
排出することを特徴とする洗浄方法。 - 【請求項２】 洗浄用固体をあらかじめ回転筒内部に装
入しておく請求項１の洗浄方法 - 【請求項３】 洗浄用固体を洗浄時に回転筒に装入する
請求項１の洗浄方法。 - 【請求項４】 洗浄用固体は、ゴム、金属、セラミッ
ク、プラスチック製の球状、方形、棒状、ばね状、多角
形の小片から選択される請求項１の洗浄方法。 - 【請求項５】 洗浄用固体は弾力性に富む材料より構成
される請求項４の洗浄方法。 - 【請求項６】 両端を軸受で支えられて回転する横軸円
筒型遠心分離機の回転筒の内壁に沈殿した沈殿物を回転
筒外に取り出す洗浄方法において、前記回転筒内部に複
数個の洗浄用固体を装入して前記回転筒の内面に堆積さ
せ、被処理液を導入して回分で遠心分離に付して上記沈
殿物を形成した後、洗浄液を前記回転筒内に供給し、前
記回転筒を１Ｇ以下となる回転数で回転させ、前記沈殿
物を洗浄液と共に排出することを特徴とする洗浄方法。 - 【請求項７】 両端を軸受で支えられて回転する横軸円
筒型遠心分離機の回転筒の内壁に沈殿した沈殿物を回転
筒外に取り出す洗浄方法において、複数個の洗浄固体と
洗浄液を機械の減速中又は停止後に前記回転筒に供給
し、前記回転筒を１Ｇ以下となる回転数で回転させ、前
記沈殿物を前記洗浄用固体及び洗浄液と共に排出するこ
とを特徴とする洗浄方法。
Priority Applications (7)
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|---|---|---|---|
| JP11162226A JP3037689B1 (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 横軸円筒型遠心分離機の回転筒の洗浄方法 |
| TW089108415A TW436328B (en) | 1999-06-09 | 2000-05-03 | Method of washing rotating tube of horizontal type tubular centrifugal separator |
| PCT/JP2000/003357 WO2000074859A1 (fr) | 1999-06-09 | 2000-05-25 | Procede de lavage de tube tournant de separateur centrifuge tubulaire du type horizontal |
| US09/743,780 US6475131B1 (en) | 1999-06-09 | 2000-05-25 | Method of cleaning rotary drum of horizontal drum-type centrifugal separator using a solid cleaning medium |
| CN00800496A CN1108878C (zh) | 1999-06-09 | 2000-05-25 | 水平滚筒式离心分离器的回转滚筒的清洗方法 |
| KR10-2000-7011886A KR100401538B1 (ko) | 1999-06-09 | 2000-05-25 | 횡축 원통형 원심분리기의 회전통의 세정방법 |
| EP00929868A EP1120166A4 (en) | 1999-06-09 | 2000-05-25 | METHOD FOR WASHING TURNING TUBE OF TUBULAR CENTRIFUGAL SEPARATOR OF THE HORIZONTAL TYPE |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11162226A JP3037689B1 (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 横軸円筒型遠心分離機の回転筒の洗浄方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3037689B1 true JP3037689B1 (ja) | 2000-04-24 |
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ID=15750377
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP11162226A Expired - Fee Related JP3037689B1 (ja) | 1999-06-09 | 1999-06-09 | 横軸円筒型遠心分離機の回転筒の洗浄方法 |
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| EP (1) | EP1120166A4 (ja) |
| JP (1) | JP3037689B1 (ja) |
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| DE10247646B4 (de) * | 2002-10-11 | 2004-08-19 | Westfalia Separator Ag | Zentrifuge mit Not-Aus-System |
| KR100896071B1 (ko) * | 2008-03-05 | 2009-05-07 | (주)실파인 | 백래핑공정으로부터 발생하는 슬러리로부터 실리콘파우더의 재생방법 |
| US8021289B2 (en) * | 2009-02-20 | 2011-09-20 | Tema Systems, Inc. | Clean-in-place decanter centrifuge |
| CN106269735A (zh) * | 2016-07-30 | 2017-01-04 | 淄博德信联邦化学工业有限公司 | 反应釜结垢的清理方法 |
| WO2018088321A1 (ja) * | 2016-11-11 | 2018-05-17 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 洗濯機 |
| CN109290296B (zh) * | 2018-09-19 | 2020-07-31 | 绵阳飞远科技有限公司 | 一种反应釜胶体反应残留物的清洁方法 |
| CN110813563A (zh) * | 2019-11-14 | 2020-02-21 | 上海电气集团股份有限公司 | 一种用于飞灰水洗的离心机清洗***及其方法 |
| JP7492927B2 (ja) | 2021-02-05 | 2024-05-30 | 株式会社クボタ | 遠心分離機 |
| CN115672885B (zh) * | 2023-01-03 | 2023-05-26 | 中建八局第一建设有限公司 | 一种建筑施工用水泥桶清理装置 |
| CN117282129B (zh) * | 2023-11-24 | 2024-02-02 | 南昌大学第一附属医院 | 一种血清胆红素去除装置及方法 |
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|---|---|---|---|---|
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| JPS395797B1 (ja) * | 1961-12-16 | 1964-04-28 | ||
| JPS5216913B2 (ja) * | 1973-10-08 | 1977-05-12 | ||
| US4036426A (en) * | 1974-02-15 | 1977-07-19 | Pennwalt Corporation | Method of cleaning a centrifuge |
| US4060587A (en) * | 1975-06-30 | 1977-11-29 | National Lime Association | Gaseous and liquid reactant treatment |
| JPS5535112Y2 (ja) * | 1975-07-25 | 1980-08-19 | ||
| JPS5244453A (en) * | 1975-10-06 | 1977-04-07 | Katsumi Miyake | Centrifugal separator |
| DE2645688C2 (de) * | 1976-10-09 | 1978-09-21 | Erich 6050 Offenbach Butz | Verfahren zum Behandeln von Flächen mit Flüssigkeiten |
| JPS585081B2 (ja) * | 1980-02-27 | 1983-01-29 | 中央化工機株式会社 | 液状体残査の処理方法 |
| GB2121325A (en) * | 1982-06-07 | 1983-12-21 | Fsp | Cleaning centrifuge |
| US4978331A (en) * | 1989-07-11 | 1990-12-18 | Alfa-Laval Ab | Method and apparatus for cleaning in place of a decanter centrifuge |
| JP2607825Y2 (ja) * | 1992-03-03 | 2003-03-31 | 三弥 津花 | ドライクリーニング装置 |
| JPH06182322A (ja) * | 1992-08-04 | 1994-07-05 | Sosuukai:Kk | 湿ゴミ乾燥装置 |
| WO1994011127A1 (en) * | 1992-11-16 | 1994-05-26 | Phlorides, Peter, George | Cleaning method |
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- 1999-06-09 JP JP11162226A patent/JP3037689B1/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-05-03 TW TW089108415A patent/TW436328B/zh not_active IP Right Cessation
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