JPS585081B2 - 液状体残査の処理方法 - Google Patents

液状体残査の処理方法

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JPS585081B2
JPS585081B2 JP2383880A JP2383880A JPS585081B2 JP S585081 B2 JPS585081 B2 JP S585081B2 JP 2383880 A JP2383880 A JP 2383880A JP 2383880 A JP2383880 A JP 2383880A JP S585081 B2 JPS585081 B2 JP S585081B2
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liquid
liquid residue
crushing
treating
mill
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JP2383880A
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JPS56121601A (en
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佐々木徳康
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Chuo Kakohki Coltd
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Chuo Kakohki Coltd
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  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、液状体残査の処理方法、特に固形分を含む液
状体残査を振動ミルの粉砕筒における内部発熱を利用し
て複合的に効率よく処理する方法に関する。
化学工場、薬品工場又は食品工場等においては、蒸留や
抽出操作が広く行われているが、かかる操作の際に、固
形分を含む液状体残査が大量に発生する。
この残査は、一般に各種の有機溶剤を含むものであり、
また異臭の強いものであるから、そのままでは焼却や埋
立等で処分することが不適当であるとともに、そのまま
焼却や埋立等をしたのでは極めて非経済的でもある。
したがって従来から、前記のような液状体残査を予め蒸
発処理し、蒸発残査を前記のように処分する一方、蒸発
した例えば有機溶剤を回収して、再使用に供されるよう
に調整するという処理方法が行われている。
ところが、従来の液状体残査の処理方法は、一般に、加
熱コイルとかくはん羽根とを内蔵する加熱鑵内において
液状体残査を処理するものであるため、次のような各種
の欠点がある。
・もともとある程度粘性の強い液状体残査を蒸発処理す
る過程において、液状体残査は泥状化し、極めて粘性が
強くなるため、かくはん羽根を代表とする、いわゆる回
転式のかくはんでは充分にかくはんすることができず、
したがって異常な過負荷や突沸による危険性及び加熱コ
イルの焦げ付きによる熱効率の著しい低下を伴い、・液
状体残査を完全に蒸発処理することが極めて困難である
液状体残査を完全に蒸発処理することが極めて困難であ
るため、当然に例えば有機溶剤の回収率は悪く、また蒸
発残査としての固形分に例えば有機溶剤が含まれている
から、これをそのまま焼却や埋立等で処分する場合に公
害問題を惹起するおそれが強く、固形分だけであるなら
ば利用価値の高いもの、例えば飼料や肥料として利用で
きるもの、である場合であっても無駄に処分せざるを得
ない。
・完全であるか不完全であるかを問わず、蒸発処理後に
おいて、加熱コイルの焦げ付きを除去する作業、加熱鑵
内に付着している蒸発残有を除去する作業、加熱鑵内に
おいて大塊となりがちな蒸発残有を取り出す作業等、極
めて困難な各種の作業を強いられる。
本発明は以上のような従来の処理方法の欠点を排除する
改善された液状体残有の処理方法を提供するもので、そ
の目的は液状体残有を効率よく完全に処理することであ
り、他の目的は蒸発残有としての固形分を乾燥され同時
に粉砕されたものとして取り出すとともに、液状体残有
中の例えば有機溶剤を完全に回収し、少くも公害問題を
惹起するおそれをなくすことであり、さらに他の目的は
液状体残有を処理するに際して前記した従来の処理方法
における各種の困難な作業を強いられることのないよう
にすることである。
これらの目的を達成する本発明は、液状体残有を振動ミ
ルの粉砕筒における内部発熱を利用してかくはん、混合
しつつ蒸発処理することを要旨として、次のような各要
素から構成されている。
(a)液状体残有を振動ミルの粉砕筒における内部発熱
を利用してかくはん、混合しつつ蒸発処理すること。
(b)蒸発残有として乾燥され同時に粉砕された固形分
を得ること。
(C)蒸発された液体の蒸気を凝縮して回収すること。
そして、以上の各要素から構成されている本発明には、
要すれば別に導入される熱媒体の熱を併用することがで
きるジャケットが外周に設けられている振動ミルを使用
する方法、蒸発された液体の蒸気を気液分離器を介して
冷却塔により凝縮して回収する方法、粉砕媒体として複
数の細長いロンドを内蔵する振動ミルを使用する方法、
いわゆるバッチ式の振動ミルを使用する方法、振動ミル
の粉砕筒内を減圧状態にする方法、これらの適宜の組合
わせ方法等が包含されている。
以下、本発明を具体化する場合の一例としての工程図で
ある図面に基づき、その構成を詳細に説明する。
全体の概略の工程図である第1図に示すように、固形分
を含む液状体残有は、残有タンク1からバルブ2及びポ
ンプ3を介して振動ミル4の粉砕筒5内に供給される。
振動ミル4は、スプリング6によって支持されている粉
砕筒5に、モーター7の回転力をある種の偏心された回
転を伴う振動に変換して伝え存粉砕筒5内に内蔵されて
いる粉砕媒体の補助を得て、前記振動による、複数の粉
砕媒体間及び複数の粉砕媒体と粉砕筒との間に発生する
衝撃力を主体として、固形分を粉砕する機能を発揮する
もので、本来、粉砕機特に微粉砕機として活用されるも
のである。
しかし、本発明者の試験によれば、粉砕筒5内に見かけ
容積率として略60乃至80%も内蔵される重量のある
粉砕用ボールや粉砕用ロンド等の粉砕媒体が激しく衝突
する、振動ミル4の前記した作用機構のため、前記モー
ター7の回転力の略60乃至70%は熱エネルギーに変
換されている。
例えば、粉砕筒5内へ粉砕媒体を入れ、モーター7を回
転させると、これが一般的な振動ミル4の使用条件下に
おいて、粉砕筒5内の温度は速やかに200℃以上に上
昇する。
本発明の要旨は、前記したように、振動ミル4の粉砕筒
5におけるこのような内部発熱を利用して、かくはん、
混合しつつ液状体残有を蒸発処理するものである。
粉砕筒5内へ供給された液状体残有は、前記した内部発
熱により加熱されて、液状体残有中の液体が蒸発する。
この除硬すれば、液状体残有の性状に応じて、粉砕筒5
の外周にジャケット8が設けられている振動ミル4を使
用し、このジャケット8に熱媒体としてスチームを流通
させ、このスチームの熱を併用してより迅速に蒸発させ
ることもできる。
また、末端に粉砕筒5へと連結されている吸引装置10
としての真空ポンプを作動させて、粉砕筒5内を減圧状
態にして行うこともできる。
このようにして蒸発する液状体残有中の液体の蒸気は、
冷却水が循環されている冷却塔11において凝縮され、
回収タンク12に回収される。
ただし、本発明の好ましい実施態様は、粉砕筒5と冷却
塔11との間で、気液分離器13を介して液体の蒸気を
冷却塔11に供することである。
これは、粉砕筒5内で液状体残有が加熱されるとさ、粉
砕筒5内で充分にかくはん、混合されていても、液状体
残有が突沸する場合があるが、このような場合には液体
の蒸気とともに固形分を含む液状体残有が同伴して飛散
するため、かかる固形分を含む滴状体残有と液体の蒸気
とを分離する必要があるからである。
第1図に示す一例では、サイクロン形式の気液分離器1
3が使用されていて、粉砕筒5から蒸発するものと飛散
するものとを気液分離器13に導入し、蒸発した液体の
蒸気と飛散した固形分を含む滴状体残有とを分離し、液
体の蒸気のみを冷却塔11に供し、固形分を含む滴状体
残有はエアーシール用ロータリーバルブ14、中間タン
ク15及びエアーシール用ロータリーバルブ16を介し
て粉砕筒5に戻される。
この際、エアーシール用ロータリーバルブ14,16は
、逆流防止のため、必ずいずれか一方は閉鎖されていな
ければならない。
かくして、粉砕筒5内の滴状体残有は、順次蒸発処理さ
れるが、この間、振動ミル4の要部の一部省略の縦断面
図である第2図に示すように、粉砕筒5内の複数の粉砕
媒体17により激しくかくはんされ、混合され続け、同
時にまた、滴状体残有中に含まれる固形分はその濃度を
増しながら粉砕され続ける。
ここに使用される粉砕媒体17は、一般的に振動ミルに
使用される粉砕用のボールでもよいが、蒸発処理が経過
して滴状体残有の粘性が次第に強くなると、ボールでは
滴状体残有を充分にかくはんし、混合することが困難に
なる場合も生じるので、本実施例においては粉砕用の細
長いロッドが使用されている。
そして結局は、滴状体残有中の液体、例えば有機溶剤は
完全に除去されて回収され、粉砕筒5内には、粉砕され
て乾燥された固形分と粉砕媒体17だけが残る。
最後に、さらに振動ミル4を振動し続けながら、粉砕媒
体17は通過しないが粉砕されて乾燥された固形分は通
過する程度の孔が多数穿設された目皿18を介して粉砕
筒5の内部と連通しているエアーシール用のロータリー
バルブ19を運転して、固形分を排出する。
具体的には、例えば、エアージ−ルール用のロータリー
バルブ19の先端に図示しないバグフィルタを取り付け
、図示しない吸引ファンで吸引しながら固形分を排出す
ると同時に回収することができる。
かかる一連の処理を終了した後において、粉砕筒5内に
は、粉砕媒体のいわゆる自浄作用もあって、固形分は付
着したり残存したりしていない。
尚、ここに使用される振動ミル4は、複数の粉砕筒を連
設している、いわゆる連続式の振動ミルでも可能である
が、滴状体残有の性状にもより、滴状体残有中の液体を
完全に蒸発除去するために、第1図に示すような、唯一
の粉砕筒5からなる、いわゆるバッチ式の振動ミルの方
が好すしい。
以上説明した通りであるから、本発明には次のような効
果がある。
(1)振動ミルの粉砕筒における内部発熱を利用するも
のであるため、極めて効率的に、しかも完全に、滴状体
残有を処理することができる。
(2)滴状体残有を完全に蒸発処理することができる方
法であるため、例えば有機溶剤を完全に回収でき、した
がって公害問題を惹起することもない。
(3)粉砕され、乾燥された固形分を得ることができる
ため、例えば飼料や肥料としての価値がある固形分であ
るならば、そのまま利用できる。
(4)粉砕媒体の自浄作用もあって、粉砕筒内に固形分
が付着したり、残存したりしないため、処理全体を通じ
て作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する場合の一例としての工程図、
第2図は本発明の実施に使用される一例としての振動ミ
ルの一部を省略した要部縦断面図である。 1・・・・・・残存タンク、4・・・・・・振動ミル、
5・・・・・・粉砕筒、7・・・・・・モーター、8・
・・・・・ジャケット、10・・・・・・吸引装置、1
1・・・・・・冷却塔、12・・・・・・回収タンク、
13・・・・・・気液分離器、15・・・・・・中間タ
ンク、17・・・・・・粉砕媒体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固形分を含む液状体残査を振動ミルの粉砕筒におけ
    る内部発熱を利用してかくはん、混合しつつ蒸発処理し
    、乾燥され粉砕された固形分を得る一方、蒸発された液
    体の蒸気を凝縮して回収する液状体残査の処理方法。 2 外周に熱媒体が流通しているジャケットが設けられ
    た振動ミルを使用する特許請求の範囲第1項記載の液状
    体残査の処理方法。 3 蒸発された液体の蒸気を気液分離器を介して冷却水
    と熱交換して凝縮し回収する特許請求の範囲第1項記載
    の液状体残査の処理方法。 4 振動ミルが粉砕媒体として複数の細長いロンドを使
    用する振動ミルである特許請求の範囲第1項記載の液状
    体残査の処理方法。 5 振動ミルが唯一の粉砕筒からなる、いわゆるバッチ
    式の振動ミルである特許請求の範囲第1項又は第2項記
    載の液状体残査の処理方法。 6 振動ミルの粉砕筒内を減圧状態にする特許請求の範
    囲第1項又は第2項記載の液状体残査の処理方法。
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JPS59171701U (ja) * 1983-04-27 1984-11-16 三井東圧化学株式会社 蒸発器
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