JP3037439B2 - 毛細管電気泳動装置用圧力注入装置 - Google Patents

毛細管電気泳動装置用圧力注入装置

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JP3037439B2
JP3037439B2 JP09513502A JP51350297A JP3037439B2 JP 3037439 B2 JP3037439 B2 JP 3037439B2 JP 09513502 A JP09513502 A JP 09513502A JP 51350297 A JP51350297 A JP 51350297A JP 3037439 B2 JP3037439 B2 JP 3037439B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、一般に毛細管電気泳動に関し、詳細には、
液体サンプルを電気泳動毛細管へ再現可能に注入する圧
力注入装置に関する。
背景技術 この数年間に、著しい進歩が、毛細管電気泳動(CE)
などの微細柱分離法において行われた。正確で再現可能
な量を注入することは、すべての分離法にとって基礎で
ある。注入の量的再現可能性は、一般に、2%により低
いことが期待され、分析的に有用であるために1%より
低いことが必要とされることがしばしばある。この作業
は、再現される体積が極端に小さく、100μmより小さ
い内径を有する小さい穴の毛細管柱を頻繁に使用するCE
では特に困難である。
毛細管電気泳動では、サンプルの注入には、普通、分
離毛細管の注入端が電解液びんから取り出され、サンプ
ルびんへ装着されることが必要である。その後、サンプ
ルびんへ圧力を加え、その液体を毛細管の端へ押し込め
るか、または、毛細管全体においてサンプル溶液と使用
びんとの間に電圧差を加えることにより、液体サンプル
の分析物は、サンプルびんから毛細管の供給端へ移動す
る。この電圧差は、イオン化分析物を毛細管の端へ電気
力学的に駆動する。次に、分離毛細管の注入端は、サン
プルびんから取り出され、電解液びんの注入口へ再装着
される。
電気力学的注入または電気的移動において、毛細管の
端と電極はサンプルへ配置されて、電圧が短時間加えら
れ、これにより、少量のサンプルが、毛細管内へ電気的
に移動する。この方法は一般に信頼性があり、サンプル
溶液の再現可能な粘性、サンプルのかなり一定のイオン
強度、および再現可能な供給電圧に依存するだけであ
る。これらの必要条件はすべて、合理的に達成される
が、サンプル注入のこの方法は、高い移動性の溶液また
は分析物が、電気泳動柱内へ優先的に移動し、従って、
サンプルの相対的成分を変化するので、サンプル内の識
別に困惑することがある。
従って、圧力注入法または分離柱にかかる制御された
圧力差は、多くの場合好ましい。一般に、重力流または
サイフォン流出により、即ち、供給源または接続してい
る柱の使用先端部へ一定の真空または過圧を加えること
により、圧力注入が行われてきた。
重力注入法では、重力がサンプル溶液を制御された速
度で毛細管内へ押し込むように、毛細管の供給源端とサ
ンプルびんが、毛細管の使用先端の上方に制御された差
の高さに配置されている。この方法は多くの状態で普通
再現可能であるが、毛細管電気泳動に使用されている量
などの極端に少量に適用される場合、この方法には問題
がある。これらの場合、サンプル液体と、毛細管壁およ
び溜まり壁との間の表面力が、比較的少量の注入量に大
きな悪影響を与える。
その上、重力注入においては、毛細管の注入端は、流
体を毛細管へ押し込むために重力を使用するため、出口
端に対し移動されなければならない。しかし、極く最近
のCE計器設計は、毛細管を支持し、取り付けるために、
カセット組立体を採用している。この様な最近のCE設計
は、カセット組立体が毛細管を絶縁分離する点で効果が
あり、必要とされる温度制御を改善するので優れてい
る。しかしながら、この様な設計は、出口端に対して毛
細管の入口端を固定する。上述の様に、重力注入は毛細
管の入口端と出口端との間で相対運動を必要とするの
で、カセット組立体を使用する毛細管電気泳動装置は、
動作モードとして重力注入を容易に可能とすることはな
い。
過圧または真空法において、多数の変数が、必要な注
入正確度と再現性を得るために、比較的に高い許容度で
再現可能でなければならない。信頼性のある密封とサン
プル間の再現可能な量とのほかに、サンプルびんに加え
られる注入圧力は、圧力が加えられる時間が少なくとも
0.1秒内で再現可能でなければならない間、少なくとも
0.1psi(0.00703kg/cm2)以内で再現可能でなければな
らない。さらに、液体の粘性は、サンプル間でも再現可
能でなければならない。これらの特許となった圧力注入
器の代表的なものが、米国特許No.5,207,886;5,217,59
0、ローア(Lauer)ほかへ付与;および欧州特許出願公
報No.0.339,781A2、ブローラ(Burolla)へ付与、に見
ることが出来る。
ブローラ法は、注入中に圧力と時間の変数を測定し、
次に、圧力−時間曲線を積分することにより、所定の注
入量を計算する。従って、必要な注入時間の長さを加え
られたリアルタイム圧力で決定することにより、毛細管
へ注入された所定の量が正確に算出される。
この方法は、圧力がリアルタイムで測定され、かつ、
必要な注入された量を得るのに必要な時間が加えられた
実際の圧力に従ってリアルタイムで変化するので、加え
られた絶対圧力が正確に制御される必要がないことで有
利である。従って、これらの方法に固有の圧力の変動と
うねりの間、加えられた圧力の時間の長さは、これらの
変動を補償するために変化することが出来る。この方法
は、2%より小さい相対標準偏倚(RSD)により再現可
能な注入を達成することが出来る。
しかし、これらの装置に関連した一つの問題は、非常
に少ない注入量が係わっている場合、注入された実際の
量と推定された所定の注入量との間の相関関係が潜在的
に欠如していることである。ベックマン法の動的利得
は、非常に少量の注入量に対し非常に高い。電子的遅れ
と機械的遅れの組み合わせで、圧力変動は、少量に対す
る量的正確度をかなり低下する。その上、加圧された流
体へ加えられた圧力の比較的緩やかな印加時間及びまた
は圧力変動は、サンプル注入過程におけるエネルギーの
変動を起し、従って、これは注入量の正確度と精度とに
悪影響を与える。
ローア法では、過圧が、三つの毛細管の配列の一つの
注入端へ加えられ、液体サンプルがそこに注入される。
米国特許No.5,207,886は、注入を行うために毛細管の出
口に真空を有する注入器を述べており、米国特許No.5,2
17,590は、前方または後方へ過圧を加えるために形成さ
れた注入方式を開示している。どちらの方法において
も、ピストン方式が、必要が圧力を発生するために採用
されている。
この組立体は潜在的に非常に正確であると言っても、
装置の圧力漏れの影響を受けやすい。この漏洩は、主
に、操作中に、密封されたサンプルびんにおいて密放と
開封とを繰り返し行うことにより完全な密封状態が結局
劣化する。実際の加えられた圧力は測定されないか、ま
たは計数されないので、小さい漏洩でも、実際の注入量
の注入操作間の変動を起こすびんの圧力に有害な影響を
与える。
発明の開示 従って、本発明の目的は、量的に定められた量の液体
サンプルをサンプルびんから毛細管電気泳動用の毛細管
器へ正確に注入する圧力注入装置と方法を提供すること
である。
本発明のほかの目的は、かなり一定で正確な注入圧力
をサンプルびんまたは容器のサンプルへ加える毛細管電
気泳動圧力注入装置と方法を提供することである。
本発明のさらにほかの目的は、注入装置とサンプルび
んとの間の僅かな圧力漏洩に関係なく、選択された時間
の間、注入の正確度を維持する毛細管電気泳動圧力注入
装置と方法を提供することである。
本発明のさらにほかの目的は、量的に再現可能である
毛細管電気泳動圧力注入装置と方法を提供することであ
る。
本発明のほかの目的は、過渡的応答をかなり改善する
毛細管電気泳動圧力注入装置と方法を提供することであ
る。
本発明のさらにほかの目的は、丈夫でコンパクトであ
って、保守が容易であり、最小数の構成要素を有し、未
熟練者により容易に使用される毛細管電気泳動圧力注入
装置と方法を提供することである。
前述の目的に従い、本発明は、量的に定められた量の
液体サンプルを容器から毛細管器へ注入する圧力注入装
置を提供する。圧力注入装置は、液体サンプルを毛細管
器の注入口へ送り出す供給圧力に加圧された流体の供給
源を有する。さらに、注入装置は、サーボ圧力の主調整
器と分配器とを有する。主調整器は、供給源出力と毛細
管器の注入口との間に直列に接続され、供給圧力からほ
ぼ一定に調整された圧力まで、選択された時間の間、流
体を精密に調整する。主調整器の出力へ接続された分配
器は、ほぼ一定に精密に調整された圧力の流体を容器へ
選択的に分配する。
具体的には、本サーボ圧力調整器は、調整された圧力
のリアルタイム測定値に比例するフィードバック信号を
出力するセンサーと、所定のコマンド圧力を表す値を有
するコマンド信号を出力する基準源とを有する。本サー
ボ圧力調整器は、さらに、フィードバック信号とコマン
ド信号とを入力として受信するように接続されたコンピ
ュータを有し、第一フィードバック信号と第一コマンド
信号との間の差に応答して補償信号を出力する。補償信
号に応答し、流体と流通しているバルブ開閉組立体は、
差の大きさが減少するように、調整された圧力をコマン
ド圧力にほぼ等しく調節するために形成されている。
このようにして、本サーボ圧力調整器のコンピュータ
は、コマンド信号とフィードバック信号とを受信して、
応答し、サーボ圧力調整器の出力電圧をほぼ一定で正確
なコマンド値に維持するように、バルブ開閉組立体を制
御する。
バルブ開閉組立体は、補償信号に応答し、制御され
て、閉止位置と開放位置との間を移動する通気バルブを
有する。開放位置において、通気バルブは、制御されて
流体を放出して、その調整された圧力を低下する。バル
ブ開閉組立体はさらに、制御されて、閉止位置状態と開
放位置状態との間を移動する補償信号に応答する注入バ
ルブを有する。閉止位置において、調整された圧力を増
大するために、注入バルブは、供給圧力の流体を調整さ
れた圧力の流体と流通させる。
本発明のサーボ圧力主調整器は好適に、調整された圧
力において分配器と流通している内部タンクを有するア
キュムレータを有する。アキュムレータは、サーボ圧力
調整器組立体のバルブ開閉動作により発生した変動をか
なり減少する。それは、サーボ圧力調整器の動的応答も
調整して、動作の安定性を保持する。
注入装置による容器への一定圧力の分配をさらに改善
するために、第二の高域サーボ圧力調整器が、主調整器
と段階的に、かつその上流に接続されて構成されてい
る。このサーボ圧力補助調整器は、その性能を改善する
ために、主サーボ調整器と連絡し合って動作する。好適
なことに、コマンド電圧から事前調整された圧力への補
助調整器の利得は、コマンド電圧から調整された圧力へ
の主調整器の主利得とよく比例している。これにより、
補助調整器は、主調整器を追跡して、事前調整圧力と調
整された圧力との間にほぼ一定の比を保持することが出
来る。
量的に定められた液体サンプルの量を容器から毛細管
器へ注入する方法は、a)供給圧力に加圧された流体を
発生し;b)その流体をサーボ圧力主注入により供給圧力
から正確でほぼ一定に調整された圧力へ調整する段階か
ら成っている。この段階は、1)圧力センサーからの、
調整された圧力のリアルタイム測定値に比例する第一フ
ィードバック信号を出力し、2)第一基準源からの、所
定の第一コマンド圧力を表す値を有する第一コマンド信
号を出力し、3)第一フィードバック信号と第一コマン
ド信号とを第一コンピュータにより比較し、4)第一補
償信号に応答し、かつ、流体と流通しているバルブ閉鎖
組立体により、差の大きさが減少するように、調整され
た圧力をコマンド圧力にほぼ等しく正確に調節すること
により達成される。この方法はさらに、c)定められた
量の流体サンプルを容器から毛細管器へ注入するよう
に、ほぼ一定で正確に調整された圧力に所定の時間の
間、容器に入った流体サンプルを選択的に流体を受けさ
せる段階から成っている。
図面の簡単な説明 本発明の組立体は、付属図面に関連して、本発明と添
付請求の範囲を実行する最良状態の以降の説明から容易
に明らかになる利点のほかの目的と特徴とを有する。
図1は、本発明により構成された圧力注入装置の説明
図である。
図2は、図1の圧力注入装置のサーボ圧力調整器の説
明図である。
発明の詳細な説明 本発明は特定の実施態様に関して説明されているが、
この発明は本発明を示しており、本発明を限定するもの
とは解釈されるべきではない。本発明に対する多様な変
形は、添付請求の範囲により定義されているように、本
発明の本来の精神と範囲から逸脱することなく、本技術
に習熟した当事者により好適な実施態様に行うことが出
来る。より良く理解するために、同様な構成要素は、各
種図面について同一参照数字により示されていることを
付記する。
図1について考察する。この図面では、一般に20で示
される圧力注入装置が、量的に定められた量の液体サン
プル21を、容器すなわちサンプルびん22から毛細管器23
へ注入することについて図示されている。液体サンプル
21を毛細管器23へ送り込むために使用される供給圧力
(PS)に加圧された、一般に気体である流体の圧力発生
器すなわち供給源24から成っている。一般に26で示され
れいるサーボ圧力主調整器は、供給源24の出力と毛細管
器23の注入口との間に直列に接続されており、流体を供
給圧力(PS)からほぼ一定で正確に制御された調整圧力
(PR)へ調整する。主調整器26の出力へ接続された分配
器マニホールド32は、ほぼ一定で正確な調整圧力(PR
の流体を容器22へ選択的に分配する。
このように、毛細管電気泳動の圧力注入装置は、フィ
ードバックループ機構を有するサーボ圧力調整器から成
っている。この構成により、調節された流体の連続的で
ほぼ瞬間的微小調節によって、スプリングタイプの圧力
調整器である固定調整器を採用している現在の従来技術
の圧力注入装置により達成でない精度で、ほぼ一定に調
整された圧力を選択された時間の間維持することが出来
る。迅速で連続的微小調節を行い、選択された時間の間
何時もほぼ一定圧力でサンプルびんへ送られるように、
調整された流体を指示された圧力に維持することによ
り、及び、分配器32の動作時間を正確に制御することに
より、毛細管へ注入されたサンプル液体の量的正確度と
精度は、非常に向上する。従って、注入パターンは変化
することが出来る(すなわち、第一選択時間の間第一ほ
ぼ一定圧力で、引き続いて、第二選択時間の間第二ほぼ
一定圧力で)。
好適な実施態様において、主調整器26は、調整された
圧力(PR)のリアルタイム測定値に比例した第一フィー
ドバック信号(SF1)を出力するセンサー27と、所定の
目標コマンド出力圧力に対応するバルブを有する第一コ
マンド信号(SC1)を出力する基準源28とから成ってい
る。コマンド出力圧力は、ユーザーにより選択された時
間の間指示されるとサーボ主調整器からサンプルびんへ
送られる所定の出力圧力(すなわち、調整された圧力)
に相当する。
図2に非常に良く示されているように、サーボ主調整
器26はそのほかに、入力第一フィードバック信号
(SF1)と第一コマンド信号(SC1)として受信するよう
に接続されたコンピュータ30から成っている。受信に続
いて、コンピュータ30は、第一フィードバック信号と第
一コマンド信号との間の差に応答して、第一補償信号
(SK1)を出力する。補償信号(SK1)に応答する、一般
に31で示されたバルブ開閉組立体が設けられており、供
給圧力の供給流体と調整された圧力の調整流体との間に
インタフェースを形成している。バルブ組立体は、フィ
ードバック信号とコマンド信号との差の量が減少するよ
うに、オペレータコマンドに応答して、出力された調整
圧力(PR)をコマンド圧力にほぼ等しいように調節す
る。次に、主調整器26の出力と流通している分配器マニ
ホールド32は、指示されたほぼ一定の調整圧力の流体
を、オペレータにより正確に選択された時間の間選択的
に容器22へ分配する。
本発明のサーボ圧力調整器は、流体の出力された調整
圧力を連続的に測定し、コンピュータ30によりそれを所
望のまたは目標のコマンド圧力と比較して、測定された
調整圧力が、コマンド圧力値より高いか、低いか、また
はほぼ等しいかを決定する。引き続いて、調整された圧
力の値が、コマンド圧力に等しくなければ(すなわち、
コンピュータの不感帯域外)、バルブ開閉組立体31は起
動されて、その値がコマンド圧力値にほぼ等しくなるま
で、調整された流体を調整された圧力を増減するように
調節する(すなわち、不感帯域内)。バルブ開閉組立体
31をサーボループ起動器として、圧力トランスジューサ
27をフィードバック器として使用することにより、空気
の流量と圧力は電子的に操作され、ほぼ一定の空気圧を
サンプルびんへ送ることが出来る。分配器マニホールド
32をさらに制御することにより、本発明は、オペレータ
に活動的プロセス制御を与える再現可能なサンプル注入
の圧力−時間波形を生成する。
従って、本発明は、固定スプリングタイプの空気圧調
整器に固有の、圧力測定値の不正確さまたはずれを補償
する。さらに、従来技術の固定空気圧調整器の空洞圧力
は、調整器圧力をサンプルびんへ瞬間的に送る階段関数
としては増加せず、むしろ漸増されなければならず、こ
れは量的計算の不正確も起こす。そのほかに、少量の注
入に関しては、従来技術の注入装置は、あまりにも高い
動作圧力を使用しており、短いタイミング時間を必要と
し、装置の動力学的性能を悪くする。
ほぼ一定であるように、分配器における調整圧力を正
確に調整することにより、圧力傾斜は、本来の段階関数
に近似する。さらに、分配器32の起動時間を正確に制御
することにより、毛細管へ注入されたサンプル液体の量
的精度は、非常に高くなる。以降に明らかにされるよう
に、0.2%より小さい相対標準偏倚(RSD)を有する再生
可能な注入量は、本発明を使用することにより達成され
る。
ところで、上述のように、出力圧力が不感帯域内にあ
る場合、コンピュータは、バルブ開閉組立体の両方のバ
ルブを閉じて、圧力の安定を維持する。好適な不感帯域
の幅は、目標コマンド圧力に対し約±0.001psi〜約±0.
005psi(約±0.0000703kg/cm2〜約±0.000352kg/cm2
の範囲(最も好適には、±0.001psi=0.0000703kg/c
m2)である。コマンド圧力の調整された圧力との差が、
約±0.001psi(0.0000703kg/cm2)より好適には小さい
場合、バルブ開閉組立体は、大気への通気を閉じるか、
または、供給圧力の流体と流通する。従って、履歴現象
は、バルブ開閉組立体により、この不感帯域に調整され
た圧力へのすべての連続した増減調節を停止するか、ま
たは一時中止する。
この装置の一つの重要な利点は、圧力注入装置が、圧
力漏れの悪影響によく耐えることである。装置の僅かな
圧力漏れの場合、特に、一般に量計算の不正確の原因と
なるサンプルびんとマニホールドとの間の密封性の不完
全性に対しては、サーボ圧力主調整器26は、ほぼ一定注
入圧力において、調整された流体をサンプルびん22へさ
らに送るように操作することにより、漏れを自動的に補
償する。
図2に関し、第一バルブ開閉組立体31が図示されてお
り、これは圧力発生組立体24とサンプルびん22との間に
接続された注入バルブ33を有する。注入バルブ33は、供
給圧力(PS)の圧力発生組立体24からの加圧された供給
流体と、サンプルびん22へ送られた調整圧力(PR)に調
整された流体との間に、制御された流通を行う。供給圧
力(PS)は一般に、調整圧力(PR)より大きいので、二
つの流体の通路と流通とを注入バルブ33により制御する
ことにより、調整圧力は増加する。従って、測定された
調整圧力が目標コマンド圧力より低下する場合、調整圧
力がコマンド圧力に等しいか、または、超えるまで、注
入バルブ33は開かれる。
同様に、第一バルブ開閉組立体31は、装置の通気を行
うため、調整圧力(PR)に調整された流体と直列または
流通状態に配置されたベントバルブ34を有する。測定さ
れた調整圧力がコマンド圧力を超える場合、ベントバル
ブ34は、調整圧力がコマンド圧力と等しいか、またはこ
れより低下するまで、制御されて開き、装置の流体を大
気へ通気する。
注入バルブとベントバルブとは、空気の流量と圧力と
の電子操作に関し設計された、好適な双方向精密バルブ
開閉器である。好適な実施態様において、これらのバル
ブは、高速応答、ミリワット範囲比例バルブまたはシリ
コンマイクロバルブであり、これらは、プロポーション
・エア社及びマック社提供のディジタル制御マイクロバ
ルブ、または、レッドウッド・マイクロ・システム社提
供のアナログ制御マイクロバルブがある。
各バルブ33、34は、コンピュータ30へ電気的に接続さ
れており、前記コンピュータは、ベントバルブの開放位
置と閉止位置との間と、注入バルブの閉鎖解除位置と閉
鎖位置との間との起動用バルブ制御器部分を備えてい
る。手短に言えば、開放位置において、ベントバルブは
調整された流体をサーボ調整器から通気して、調整圧力
を低下し、閉鎖解除位置において、注入バルブは供給圧
力の供給流体と調整された流体との間の流通を形成し
て、調整圧力を増大する。好適な形では、ベントバルブ
と注入バルブとは、それぞれ開放位置と閉鎖解除位置に
同時にあることは決してない。
上記のように、サーボ圧力主調整器26は、調整流体圧
力を連続的に監視し、微細調節するフィードバック機構
を備えている。このフィードバック機構は、バルブの下
流に配置された、調整された流体の圧力(すなわち、調
整された圧力(PS))を測定する圧力センサー27から成
っている。圧力センサー27は、調整圧力のリアルタイム
測定値に比例している第一フィードバック信号(SF1
を出力する圧力トランスジューサにより好適に実働され
る。この第一フィードバック信号は、コンピュータ30へ
入力され、次に、第一フィードバック信号(SF1)を第
一コマンド信号(SC1)と比較する。第一コマンド信号
は、オペレータにより選択された目標コマンド圧力を表
す値である。
正または負の差が、第一フィードバック信号と第一コ
マンド信号との間にあり、この差が不感帯域外にあり、
かつ、調整圧力とコマンド圧力との制御または負の差に
比例していると、コンピュータ30は、その第一差にも比
例する第一コマンド信号(SC1)を出力する。応答にお
いて、コンピュータ30は、測定された調整圧力が目標コ
マンド圧力より高いか、または低いかにそれぞれ従っ
て、ベントバルブ34を開放位置へ、または、注入バルブ
33を閉鎖解除位置へ起動する。このような構成により、
正確に制御された、ほぼ一定の圧力が分配器32において
指示された時間の間可能になる。従って、この改善され
た精度により、毛細管へ注入されたサンプル液体のかな
り増大した量的正確度が生成する。
図1に最もよく示されているように、分配器マニホー
ルド32は、調整圧力に調整された流体を選択的にサンプ
ルびん22へ分配し、密封状態にサンプルびんと結合す
る。分配器マニホールド32は、起動時にサーボ圧力主調
整器26とサンプルびんとの間に流通を形成する3方向外
側ソレノイドバルブを好適に有する。起動解除される
と、3方向バルブ(図示されていない)はサーボ圧力主
調整器26の出力を密封し、サンプルびんを大気へ通気す
る。
中央コマンド制御器38は、コンピュータ30の能動的制
御と圧力注入装置の3方向バルブのタイミング制御との
ために、サーボ圧力主調整器26を分配器32へ電気的に接
続する。さらに、オペレータインタフェース39が、コマ
ンド制御器38へ接続されて配置されており、その電圧出
力を選択された時間の間制御する。
本発明により、バルブ開閉組立体31は、アナログまた
はディジタルで制御される。アナログ制御方式は、調整
された圧力のリップルが少ない点で有利である。しか
し、主な不利な点は、アナログ制御された装置は、特に
サンプルびんへの調整された流体の最初の送りにおい
て、圧力変動と変化に対する応答が遅いことである。ア
ナログ制御バルブは、調整器の入力と出力との圧力に比
例して、部分的に開放されるか、または閉止されて有利
である。一方、ディジタル制御バルブは、完全に解放さ
れるか、または完全に閉止されるだけである。
応答時間を改善し、サーボを安定し、圧力リップルを
滑らかにするため、サーボ圧力主調整器26は、一般に40
で示されたアキュムレータを有しており(図2)、バル
ブ開閉組立体31と分配器32との間に、調整圧力に調整さ
れた流体のタンクを備えている。加圧された流体のタン
クを備えることにより、分配器の3方向バルブが、所望
のコマンド圧力においてサーボ圧力調整器の操作と安定
化に続いて、アキュムレータをサンプルびん22へ接続す
るように、最初に指示されたとき、注入装置は急速に圧
力を傾斜することが出来る。その上、調整された流体の
タンクは、サーボ動作により発生したサーボ圧力調整器
の出力を安定させるように働くバッファゾーンを備えて
いる。
サンプルびん22を接続解除し、調整された圧力を大気
へ通気するため、ベントバルブ34は、開くように動作解
除される。同様に、サーボ圧力調整器とサンプルびんと
の間を開いて、流通するように、分配器3方向バルブを
動作する前に、サーボ圧力調整器を目標コマンド圧力に
最初に安定することにより、上方へ圧の力傾斜は最小に
なる。
本サーボ圧力調整器は、供給圧力の供給流体を直接に
受けることが出来ると言っても、供給圧力と調整圧力
(すなわち、ほぼ目標コマンド圧力)に調整された流体
との間の余り大きい圧力低下は、圧力調整器に有害であ
る。従って、好適な形で、図1に示されているように、
スプリングタイプの固定調整器41は、圧力発生器24と補
助調整器26′との間にある。固定調整器41は、最初に使
用されて、供給圧力を低下し、圧力発生器により発生し
た比較的に大きい変動を低減する。
低いほぼ一定の圧力(PF)への供給圧力のこの低下
は、特性と精度において、従来技術の圧力注入器に配置
されたこれらの固定調整器に類似している。従って、固
定調整器41により送られた一定に調整された流体もま
た、変動する傾向があり、サーボ圧力主調整器の必要条
件に応答して、速度が遅い。
流体が固定圧力調整器を通過した後、供給流体をさら
に事前調整することが、有利であることが発見された。
この構成は、補助調整器が主調整器を追跡し、主調整器
の注入と出口との比を維持する点で有利である。この比
の維持は、主調整器の再現性と正確度とを大きく改善す
る。
従って、図1の26′で一般に示されたサーボ圧力補助
調整器と関連の補助アキュムレータ40′とは、固定調整
器41とサーボ主調整器との間で、サーボ圧力主調整器26
と縦続接続されている。サーボ圧力補助調整器26′は好
適に、図2に図示されたサーボ圧力主調整器と構造的に
同一である。従って、補助調整器26′は、補助注入バル
ブ33′、補助ベントバルブ34′、補助圧力トランスジュ
ーサ27′及び補助コンピュータ30′から成っている。そ
の上、補助調整器26′は、同様なフィードバック方式で
機能して、事前調整された流体圧力を連続的に測定し、
調節する。このフィードバック機構は、補助圧力センサ
ーまたはトランスジューサを補助注入とベントバルブ3
3′、34′の下流に配置しており、事前調整された流体
の圧力(すなわち、事前調整された圧力(PP)におい
て)測定する。補助圧力トランスジューサ27′は、調整
された圧力のリアルタイム測定値に比例した第二フィー
ドバック信号(SF2)を出力する。この第二フィードバ
ック信号は、補助コンピュータ30′へ入力され、次に、
コンピュータ30′は、この第二フィードバック信号を第
二コマンド信号(SC2)と比較する。第二コマンド信号
は、補助基準源28′から出力され、補助目標コマンド圧
力を表す値である。
主調整器と同様に、正または負の差が、第二フィード
バック信号と第二コマンド信号との間に測定されると、
この差は、事前調整された圧力と補助コマンド圧力との
間の正または負の差に比例しており、その差が所定の不
感帯域範囲にあるならば、補助コンピュータは、その差
に比例するコマンド信号(SC2)を出力する。応答し
て、測定された事前調整圧力が、補助目標コマンド圧力
よりそれぞれ高いか、または低いかに従って、補助コン
ピュータ30′は、補助ベントバルブ34′を解放状態へ、
または、補助注入バルブ33′を閉鎖解除状態へ起動す
る。
このようにして、好適な20から50psi(1.41から3.52k
g/cm2)の供給圧力(PS)の、圧力発生器24により送ら
れた供給流体は、固定調整器41を通り、そこで、供給流
体は約15psi(1.05kg/cm2)のほぼ一定の圧力(PF)へ
調整される。その後、この固定された調整流体は、補助
調整器26′と流通して、所望の目標調整圧力(PR)に従
い、ほぼ一定圧力に固定された調整流体を約0〜約8psi
(約0〜0.562kg/cm2)のほぼ一定の事前調整された圧
力(PP)へ調整する。最後に、補助調整器26′は、主サ
ーボ調整器26と流通し、主サーボ調整器26は、この事前
調整された流体を、正確に制御されたほぼ一定の事前調
整圧力(PP)から、正確に制御された約0〜約2.5psi
(約0〜0.176kg/cm2)のほぼ一定の調整圧力(PR)へ
調整する。しかし、これらの圧力値は、本発明の本来の
精神と本質から逸脱することなく、変えられることは理
解されるであろう。
各サーボ圧力調整器の順方向路利得(即ち、調整圧力
の減少)は、各バルブの断面積、アキュムレータの内部
容積、および注入圧力と出口圧力との比の関数である。
利得があまり高いと、出力圧力は不安定になりがちであ
る。これと対象に、サーボ利得があまり低いと、応答時
間があまり遅くて、効果的でない。従って、各サーボ圧
力調整器のサーボ利得をほぼ一定の値に維持すること
は、非常に有利である。
本発明により、コマンド電圧から事前調整圧力(PP
への補助調整器26′の補助利得は、コマンド電圧から調
整圧力(PR)への主調整器26の主利得に比例する。従っ
て、補助調整器は主調整器を追跡して、事前調整圧力と
調整圧力との間にほぼ一定の比を設定する。これによ
り、装置は上昇と下降の時間において良好な直線性を維
持することが出来る。
これは、中央コマンド調整器38から同じ入力コマンド
電圧を受信する各サーボ圧力調整器26、26′により好適
に達成される。これは、各調整器が相互に追跡して、主
サーボ利得をほぼ一定の値に維持する点で有利である。
従って、10ボルトコマンド電圧で補助調整器26′は8psi
(0.562kg/cm2)を設定するように完全に調整され;10ボ
ルトコマンド電圧で主調整器26は、2.5psi(0.176kg/cm
2)を設定するように完全に調整される。比例して、5
ボルトコマンド電圧で補助調整器26′は、4psi(0.281k
g/cm2)を設定するように調整され;5ボルトコマンド電
圧で主調整器26は、1.25psi(0.0879kg/cm2)を設定す
るように調整される。
好適な形で、主アキュムレータ40は、少なくとも1立
方インチ(16.4cm3)(好適には、3立方インチ(49.2c
m3))の量の内部タンクを備えており、補助アキュムレ
ータ40′は、少なくとも1立方インチ(16.4cm3)(好
適には、2立方インチ(32.8cm3)の内部空洞を備えて
いる。さらに、各サーボ圧力調整器において、入力圧力
と出力圧力との間の比は、好適に、約2:1〜約3:1であ
る。これらの値は、本発明の本来の精神と本質から逸脱
することなく変化することは、お分かりであろう。
本装置の説明から、量的に定められた量の流体を容器
から毛細管器23へ注入する方法が:a)供給圧力(PS)に
加圧された流体を発生し:b)流体を供給圧力からほぼ一
定に調整された圧力(PS)へ、サーボ圧力主調整器26に
より、選択された時間の間調整する段階から成っている
ことは、理解されるであろう。主サーボ調整器は、1)
調整された圧力のリアルタイムの測定値に比例した第一
フィードバック信号(SF1)を圧力センサー27から出力
し、2)所定のコマンド圧力を表す値を有する第一コマ
ンド信号(SC1)を基準源28から出力することにより、
供給流体を調整する。供給流体はさらに:3)第一フィー
ドバック信号(SF1)と第一コマンド信号(SC1)とをコ
ンピュータにより比較して、第一フィードバック信号と
第二コマンド信号との差に応答して補助信号(SK1)出
力し、4)調整された圧力(PR)を、補償信号(SK1
に応答しかつ流体に流通したバルブ開閉組立体31によ
り、補償信号の大きさが減少するように、コマンド圧力
にほぼ等しく調節することにより、調整される。方法は
さらに:c)容器またはサンプルびん22に収容された液体
サンプル21を、ほぼ一定の正確に調整された圧力(PR
に調整された流体へ、所定の時間の間選択的に暴露し
て、所定量の液体サンプルを容器22から毛細管器23へ注
入する段階から成っている。
その上、本方法はさらに:供給段階後と調整段階前
に、d)サーボ圧力補助調整器26′により、流体を供給
圧力から正確に制御されたほぼ一定の事前調整された圧
力へ事前調整する段階から成っている。この段階は、
1)事前調整された圧力(PP)のリアルタイム測定値に
比例した第二フィードバック信号(SF2)を補助圧力セ
ンサー27′から出力し、2)所定の第二コマンド圧力を
表す値を有する第二コマンド信号(SC2)を補助基準源2
8′から出力することにより達成される。次に、3)第
二フィードバック信号と第二コマンド信号とを第二コン
ピュータ30′により比較し、第二フィードバック信号と
第二コマンド信号との差に比例した第二補償信号
(SK2)を出力し、4)事前調整された圧力(PP)を、
第二補償信号の大きさが減少されるように、第二補償信
号に応答しかつ流体と流通している補助バルブ開閉組立
体31′により第二コマンド圧力にほぼ等しく調整する。
事前調整段階は、事前調整された圧力から調整された
圧力までの、主調整器の主利得にほぼ比例するように、
補助調整器の補助利得を供給圧力から事前調整圧力まで
追跡する段階から成っている。これにより、事前調整圧
力と調整圧力との間のほぼ一定の比が、上昇と下降時に
良い直線性を維持することが出来る。
本方法は、さらに、調整段階後と暴露段階前に、内部
タンクを有する主アキュムレータ40により、調整された
圧力の流体をほぼ一定に調整された圧力(PR)に安定さ
せる段階から成っている。
次の実施例は、上述の発明の使用方法を十分に説明
し、本発明の多くの面の実施について深く考察された最
良の状態を述べている。この実施例は、本発明の本来の
範囲を少しも限定するものでなく、むしろ、説明のため
に呈示されていることを理解されなければならない。
実施例 1 サンプル流体を毛細管電気泳動用毛細管へ導入の再現性 本発明の圧力注入装置が、サンプル容器が入った、密
封された4mlのサンプルびんからなる典型的毛細管電気
泳動組立体へ接続された。内径75μm、長さ50cmの毛細
管の注入端が、サンプルびん内のサンプル容器に沈めら
れ;反対側の流出端が、流出ビン内の緩衝溶液に沈めら
れた。圧力トランスジューサ(ストレインゲージ 商品
名SynSim)が、本発明の圧力注入装置からサンプルびん
へ送られた調整された圧力パルスを測定するために、サ
ンプルびんへ接続された。毛細管の流出端の近くに取り
付けられた光学的濃度検出器(商品名DIONEX AD−20)
が、成分の分離を測定するため、毛細管電気泳動中に、
毛細管へ注入されたサンプル流体を測定した。
本発明は、約0.5psi(0.0352kg/cm2)の制御された圧
力パルスを約5秒間(すなわち、2.5psi−秒(0.176kg/
cm2−秒))送った。各毛細管電気泳動試験が、4種の
成分サンプル溶液、ニコチン酸アミド、アセチルサリチ
ル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、および安息香酸により
5回再現された。一般的電気泳動手順は、緩衝溶液内の
イオン成分の毛細管電気泳動分離の発表された手順に従
っている。
圧力成分の曲線の下で計算された面積は、サンプル溶
液へ5秒間送られた圧力の全量に比例し;各溶液成分の
曲線の下で計算された面積は、溶液から分離されたサン
プル成分の全量に比例する。これらの面積単位は、任意
の単位で呈示されている。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−294715(JP,A) 特開 平4−264230(JP,A) 特開 平5−80030(JP,A) 特開 平5−322850(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 1/00 G01N 27/26 - 27/40 G01N 27/42 - 27/49

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】量的に定められた量の液体サンプルを容器
    から毛細管器へ注入する圧力注入装置において: 前記液体サンプルを前記毛細管器の注入口へ流れ込ませ
    る、供給圧力に加圧された流体の供給源と; 前記流体を前記供給圧力からほぼ一定に調整された圧力
    へ選択された時間の間正確に調整する、前記供給源の出
    力と毛細管器の前記注入口との間に接続されたサーボ圧
    力主調整器と; 前記供給源の出力と前記主調整器の入力との間に直列に
    接続された、前記流体を前記供給圧力から前記主調整器
    へ供給されるほぼ一定の事前調整された圧力へ正確に事
    前調整するサーボ圧力補助調整器と; 前記ほぼ一定で正確に調整された圧力の前記流体を前記
    容器へ選択的に分配する、前記主調整器の出力へ接続さ
    れた分配器と;を含んでおり、 前記サーボ圧力主調整器が、 調整された圧力のリアルタイム測定値に比例した第一フ
    ィードバック信号を出力する第一圧力センサーと; 所定の第一コマンド圧力を表す値を有する第一コマンド
    信号を出力する第一基準源と; 前記第一フィードバック信号と前記第一コマンド信号と
    を入力として受信するように接続され、かつ、前記第一
    フィードバック信号と前記第一コマンド信号との間の第
    一差に応答して第一補償信号を出力する第一コンピュー
    タと; 前記第一補償信号に応答しかつ前記流体と流通し、前記
    第一フィードバック信号と前記第一コマンド信号との間
    の第一差の大きさが減少されるように、前記調整された
    圧力を前記第一コマンド圧力にほぼ等しく調節するよう
    に形成された第一バルブ開閉組立体と;を有し、 前記サーボ圧力補助調整器が、 事前調整された圧力のリアルタイム測定値に比例した第
    二フィードバック信号を出力する第二圧力センサーと; 所定の第二コマンド圧力を表す値を有する第二コマンド
    信号を出力する第二基準源と; 前記第二フィードバック信号と前記第二コマンド信号と
    を入力として受信するように接続された、前記第二フィ
    ードバック信号と前記第二コマンド信号との間の第二差
    に応答して第二補償信号を出力する第二コンピュータ
    と; 前記第二補償信号に応答しかつ流体と流通している、前
    記第二差の大きさが減少するように、前記事前調整され
    た圧力を前記第二コマンド圧力にほぼ等しく調節するよ
    うに形成された第二バルブ開閉組立体と;を有し、 前記補助調整器が前記主調整器を追跡して、前記事前調
    整された圧力と前記調整された圧力との間のほぼ一定な
    比を可能にするように、コマンド電圧から事前調整され
    た圧力への前記補助調整器の補助利得が、前記コマンド
    電圧から前記調整された圧力への前記主調整器の主利得
    にほぼ比例していることを特徴とする前記圧力注入装
    置。
  2. 【請求項2】毛細管電気泳動圧力注入装置において: 液体サンプルが入っている容器と; 量的に定められた量の液体サンプルを取り入れるように
    形成され、前記容器へ接続された毛細管器と; 前記液体サンプルを前記毛細管器の入口へ押し込むよう
    に、供給圧力に加圧された流体の供給源と; 供給源の出力へ直列に接続された、前記供給圧力の前記
    流体をほぼ一定の圧力へ調整する固定された圧力調整器
    と; 固定された圧力調整器の出力へ直列に接続された、前記
    流体を前記ほぼ一定の圧力からほぼ一定に事前調整され
    た圧力へ選択された時間の間正確に調整するサーボ圧力
    補助調整器と; 補助調整器の出力へ直列に接続された、前記流体を前記
    ほぼ一定に事前調整された圧力からほぼ一定に調整され
    た圧力へさらに正確に調整するサーボ圧力主調整器と; 前記主調整器の出力へ接続された、前記ほぼ一定で正確
    に調整された圧力の前記流体を前記容器へ選択的に分配
    する分配器と; 前記主調整器の出力と前記分配器の入力との間に直列に
    接続され、前記ほぼ一定に調整された圧力の内部タンク
    を有する主アキュムレータと; 前記補助調整器の出力と前記主調整器の入力との間に直
    列に接続され、前記ほぼ一定に調整された圧力の内部空
    洞を有する補助アキュムレータと;を含んでおり、 コマンド電圧から事前調整された圧力への前記補助調整
    器の補助利得が、前記補助調整器が前記主調整器を追跡
    して、前記事前調整された圧力と前記調整された圧力と
    の間にほぼ一定の比を可能にするように、前記コマンド
    電圧から前記調整された圧力への前記主調整器の主利得
    にほぼ比例することを特徴とする前記毛細管電気泳動圧
    力注入装置。
  3. 【請求項3】量的に定められた量の液体を容器から毛細
    管器へ注入する方法において: 供給圧力に加圧された流体を供給し; 前記流体を圧力補助調整器により前記供給圧力からほぼ
    一定に事前調整された圧力へ正確に事前調整し; 前記流体を主調整器によら前記事前調整された圧力から
    ほぼ一定に調整された圧力へ正確に調整し; 前記容器に入った前記流体サンプルを前記ほぼ一定で正
    確に調整された圧力で所定の時間の間選択的に曝して、
    定められた量の前記液体サンプルを前記毛細管器へ注入
    する;段階を含んでおり、 前記調整手段が、 調整された圧力のリアルタイム測定値に比例した第一フ
    ィードバック信号を圧力センサーから出力し; 所定の第一コマンド圧力を表す値を有する第一コマンド
    信号を第一基準源から出力し; 第一コンピュータにより前記フィードバック信号と前記
    第一コマンド信号とを比較し、前記第一フィードバック
    信号と前記第一コマンド信号との第一差に応答して第一
    補償信号を出力し; 前記第一差の大きさが減少するように、前記第一補償信
    号に応答しかつ流体と流通しているバルブ開閉組立体に
    より、前記調整された圧力を前記コマンド圧力にほぼ等
    しく調整すること;により達成され、 前記事前調整段階が、 事前調整された圧力のリアルタイム測定値に比例した第
    二フィードバック信号を補助圧力センサーから出力し; 所定の第二コマンド圧力を表す値を有する第二コマンド
    信号を補助圧力センサーから出力し; 前記第二フィードバック信号と前記第二コマンド信号と
    を第二コンピュータにより比較し、前記第二フィードバ
    ック信号と前記第二コマンド信号との間の第二差に応答
    して、第二補償信号を出力し; 前記第二差の大きさが減少するように、前記第二補償信
    号に応答しかつ流体と流通している補助バルブ開閉組立
    体により、前記事前調整された圧力を前記第二コマンド
    圧力にほぼ等しく調節すること;により達成され、 前記事前調整段階が、コマンド電圧から調整された圧力
    への前記主調整器の主利得にほぼ比例するように、前記
    コマンド電圧から前記調整された圧力への前記補助調整
    器の補助利得を追跡して、前記事前調整された圧力と前
    記調整された圧力の間にほぼ一定の比を可能にすること
    を特徴とする前記方法。
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