JP3036827U - 料理用こめだんご - Google Patents

料理用こめだんご

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JP3036827U
JP3036827U JP1996011892U JP1189296U JP3036827U JP 3036827 U JP3036827 U JP 3036827U JP 1996011892 U JP1996011892 U JP 1996011892U JP 1189296 U JP1189296 U JP 1189296U JP 3036827 U JP3036827 U JP 3036827U
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dumpling
rice
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rice dumpling
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Inventor
博 佐田
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有限会社佐田商店
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な調理方法に対応でき、且つ食感の良い
料理用こめだんごを提供する。 【解決手段】 炊いたうるち米をすりつぶして、直径2
0mm以下に丸めただんご本体1からなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、いろいろな調理方法に対応できる料理用こめだんごに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来のうるち米を用いたこめだんごとしては、秋田県地方に伝わる「だまこも ち」が知られている。この「だまこもち」はうるち米を炊いた後、すりつぶして こね、手で丸めてだんごにしたもので、その直径は手で形づくることのできる範 囲の大きさ、すなわち30mm〜50mmとなっており、秋田県地方では、鍋料 理専門の食材として使用されている。この「だまこもち」は、主に秋から冬の間 、しょう油味や味噌味の鍋物の具材として用いられるもので、炊いたうるち米を すりつぶしてこねて丸めたことによって、鍋に入れた時に煮くずれないのが特徴 である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら「だまこもち」は伝統的に手作業で作られてきたため、その直径 が30mm〜50mmの大きさにならざるを得なかった。このため鍋料理専門の 食材としては、大変味がしみにくく、また、体積の割に表面積が小さいので味が 付きにくいと云う問題があった。
【0004】 また、直径30mm〜50mmという大きさのだんごでは、食べる時に見た目 の満腹感が先行して食欲がわかない。実際に食べる時にも2〜3回かじらなけれ ばならず、食感の重いものである。現代の食への嗜好が満腹感よりもスナック感 覚で小腹を満たすことができる食品や、あまり噛まずに飲み込むことのできる食 品へと移っていることを考えると、従来の「だまこもち」は、その見た目、食感 とも食べ飽きやすいものである。
【0005】 さらに、従来の「だまこもち」は鍋料理専門の食材としてしか利用していない 。秋田県一地方だけの、しかも鍋料理のためだけの食材であり、食材としての可 能性は非常に限られたものである。
【0006】 本考案はこれらの問題点を鑑み、地方料理の素材、鍋料理の食材でしかなかっ た「だまこもち」を日常的に、もっと幅広く利用するために提案したものである 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、炊いたうるち米をすりつぶしてこねて、直径20mm以下の大きさ に丸めてなるだんご本体からなることを特徴とするものである。まただんご本体 に味付けを施したり、具材を混合したりフィリング材を充填したり、衣等で被覆 したり、たれをまぶしたり、更には、油で揚げたり、冷凍保存する等の適宜な付 加手段を採用するようにしたものである。
【0008】
【作用】
前記の料理用こめだんごは、直径が20mm以下と小さいので、鍋料理に使用 した場合には、味がしみ込み易く、一口で食することができ、前記したような適 宜な味付け調理を施した場合には、スナック食品として供することができる。
【0009】
【実施例】
次に本考案の実施例について説明する。 本考案の基本的な実施例は、だんご本体1のみからなるもので、だんご本体1 の調製は、第一に炊飯したうるち米をすりつぶしてこねるもので、その工程は機 械でも手動でも良い。一般的には機械動力にたよる場合が多い。またすりつぶし てこねる条件、すなわちうるち米の質によるこね時間の調整などは適宜変更して 決定する。次に、すりつぶされたうるち米の生地を直径20mm以下に丸く形成 したものである。前記の形成の処理は、成形器などの通常の装置を用いることも 、装置を用いずに手作業で行なうこともできる。次に前記のだんご本体1のみで 構成されたこめだんごAの調整について説明する。比較例としてうるち米を炊い た後、すりつぶしてこね、その生地を40mmの直径に丸めた従来の「だまこも ち」を採用した。
【0010】 〔調理例1〕従来、食べられてきただまこ鍋 材料:比内地鶏スープ(水、比内地鶏ガラ、酒、みりん、砂糖、化学調味料によ って得る。)、比内地鶏、ササガキゴボウ、舞茸、糸こんにゃく、ネギ、芹。 比内地鶏スープを鍋に入れて煮立たせ、凍結したままの本考案で得られたこめ だんごと材料を入れ、従来、使われてきたのと同様の味のだまこ鍋を得た。比較 例として、従来の直径40mmの「だまこもち」も同様に調理した。
【0011】 試食したところ、本考案で得られたこめだんごAを使った鍋は、見た目でも実 際に試食してみても、腹にもたれず、食べやすく、また、比内地鶏スープの味が よく生かされていた。比較のためのだまこ鍋は、食感が重く、中まで味がしみて いないため、比内地鶏スープの旨みが生かしきれていなかった。
【0012】 〔調理例2〕シチュー 材料:じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、キャベツ、豚肉、市販のシチューの素。 凍結した状態のこめだんごAと、比較のためのだまこもちを用いてシチューを 作り、それぞれ試食したところ、本考案で得られたこめだんごは、やはり食感が 軽く、食べやすかったが、比較のためのだまこもちはもっさりとして食べにくか った。
【0013】 〔調理例3〕きなこだんご 材料:きなこ、砂糖、塩。 こめだんごAと、比較するためのだまこもちをゆでて、よく水切りし、それぞ れに調味したきなこをかけた。本考案実施例のこめだんごAは、見た目もかわい らしく、食べやすいので、おやつにも適していると思われたが、従来のだまこも ちは食感が重く、食べにくかった。
【0014】 〔調理例4〕から揚げ 材料:市販の味付きから揚げ粉 本考案実施例のこめだんごAと、比較のためのだまこもちに市販の味付きから 揚げ粉をまぶし、油で揚げた。本考案のこめだんごAを揚げたものは、スナック 菓子のように一口で食べられ、欲しい量だけ食べることができたが、従来のだま こもちを揚げたものは、味が回らず食べ飽きるものであった。
【0015】 また本考案は、前記の実施例に示しただんご本体1のみで形成したこめだんご Aに限定されるものではなく、図2に例示したように味付けを施しただんご本体 1aに具材2を混合してまるく形成したこめだんごB(第二実施例)で良い。だ んご本体Bの味付けは、うるち米の炊飯に際して予め味付けを施したり、或はう るち米を炊いた後に味付けを施すようにしても良い。また具材2の代わり若しく は具材と共に、適宜なフィリング材をだんご本体内に充填しても良い。更に図3 に例示通り、味付けしただんご本体1aに具材2を混入し、衣3で被覆して油で 揚げて、スナック食品Cとすると、香ばしく味の良い食品を得ることができる。
【0016】 このように本考案は、だんご本体1のみで形成されたこめだんごを基本とし、 これに味つけを施したり、具材やフィリング材を付加したり、表面を衣等で被覆 したり、油で揚げたりすることを任意に組み合わせるものであり、更には、可食 状態或は調理が必要な状態で、だんごが互いに付着しない状態で急速冷凍を施す と、長期間の保存が可能であり、調理方法によっては冷凍状態のまま調理ができ る。
【0017】
【考案の効果】
本考案によって次の効果を得ることができる。 (1)従来の直径30mm〜50mmの大きさの「だまこもち」は、その大き さにより大変味がしみにくく、また、体積の割に表面積が小さいので、味が回ら ない部分も多かった。しかし、本考案によるこめだんごは、直径20mm以下と 小さいので味がしみやすい。また体積に比して表面積が大きいので、味が回らな い部分も少なくなる。すなわち、調理方法や調味が得ようとする味覚を容易に得 ることができる。
【0018】 (2)本考案においてできあがったこめだんごは、その直径が20mm以下の 大きさであるため、1個を一口で食べきれるサイズとなる。食感が軽くなり、味 付けの差や調理方法の差を生かしやすくなる。すなわち、食べ飽きないうえ、時 代にマッチした食感を得ることができる。また、こめだんご1個の大きさが小さ いため、個人の好む量だけ食べることができる。
【0019】 (3)本考案により得られたこめだんごは、従来の鍋料理の専門食材であった 「だまこもち」と比して多くの調理法を採用することができる。例えば、ご飯と 同様にカレールーをかけて食したり、鍋料理に限らずスープの具材にしたり、温 めてきなこ等をかけて、通常のだんごのように食することができる。これにより 、単なる一地方の食材、季節的な食材を脱して、極めて普遍的な食材となり得る 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例の説明図。
【図2】同第二実施例の説明図。
【図3】同第三実施例の一部切断した説明図。
【符号の説明】
1,1a だんご本体 2 具材 3 衣

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊いたうるち米をすりつぶしてこねて、
    直径20mm以下に丸めただんご本体からなることを特
    徴とする料理用こめだんご。
  2. 【請求項2】 だんご本体に味付けを施してなる請求項
    1に記載の料理用こめだんご。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2項記載のいずれかの料理
    用こめだんごに於いて、だんご本体に適宜な具材を混合
    してなる料理用こめだんご。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3項記載の料理用こめだん
    ごに於いて、だんご本体内にフィリング材を内在せしめ
    てなる料理用こめだんご。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4項記載のいずれかの料理
    用こめだんごに於いて、だんごの外側を粉体調味料、又
    は適宜な衣材で被覆してなる料理用こめだんご。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4項記載のいずれかの料理
    用こめだんごに於いて、だんご表面にたれをまぶしてな
    る料理用こめだんご。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5項記載のこめだんごを油
    で揚げてなる料理用こめだんご。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7項記載のいずれかの料理
    用こめだんごを急速冷凍してなる料理用こめだんご。
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