JP3035679B2 - パチンコ機の画像表示装置 - Google Patents

パチンコ機の画像表示装置

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JP3035679B2
JP3035679B2 JP3302357A JP30235791A JP3035679B2 JP 3035679 B2 JP3035679 B2 JP 3035679B2 JP 3302357 A JP3302357 A JP 3302357A JP 30235791 A JP30235791 A JP 30235791A JP 3035679 B2 JP3035679 B2 JP 3035679B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は始動入賞口の入賞に応じ
て所定の識別情報を表示するパチンコ機の画像表示装置
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機はマイクロコンピュータの採
用によってきわめて変化に富んだ内容の遊技を容易に提
供可能になり、多種多彩な機種が提案されている。この
ようなパチンコ機には予めマイクロコンピュータのプロ
グラム容量の上限が定められており、変化に富んだ遊技
をいかに少ない容量の制御プログラムで供給するかが設
計者の技術課題になっている。
【0003】パチンコ機には所定条件が満足されたとき
に発射球の入賞確率が一定時間だけ拡大させ、上記条件
をパチンコ機の動作に依存させる機種がある。このよう
な機種には、いわゆる第1種および第3種と呼ばれるパ
チンコ機があり、このような機種にはパチンコ機の画像
表示装置を設けたものがある。
【0004】このパチンコ機の画像表示装置は、複数種
の識別情報を表示する可変表示装置を有し、発射装置に
よって遊技盤に発射されたパチンコ球(以下、発射球と
いう)が遊技盤面に設けられた始動入賞口に入賞する
と、所定の変動表示時間だけ複数種の識別情報を変動表
示させることによってゲームが開始される。
【0005】このゲーム開始から所定時間が経過する
と、識別情報の変動表示は停止に基いて、可変表示装置
はいずれかの識別情報を停止識別情報として所定の停止
表示時間だけ停止表示し、この停止識別情報が予め定め
られた特定のものである場合、可変入賞球装置が動作さ
れて遊技者に有利な権利を発生させる。なお停止識別情
報は、MPUなどからなる識別情報決定回路が複数種の
識別情報の中から所定の手順に基いて決定し、決定され
た識別情報が予め定められた特定識別情報である場合の
み、上記有利な権利が発生される。
【0006】パチンコ機の画像表示装置には、識別情報
を変動表示または停止表示するための情報表示領域と、
この情報表示領域とは異なる一般表示領域とを設けた可
変表示装置を有する機種がある。この一般表示領域には
パチンコ遊技に対する意欲を促進させるための動画など
が表示され、一般表示領域の表示内容は遊技の進行に応
じて変化するようになっている。
【0007】一般に可変表示装置は、パチンコ機の非稼
働時または始動入賞口への入賞がないとき、最後に表示
された停止識別情報を停止表示しており、この停止表示
状態は、つぎの始動入賞口への入賞に起因する識別情報
の変動表示までまたはパチンコ機が稼働されるまで継続
される。以下、始動入賞口に入賞したパチンコ球は始動
入賞球といい、一般の入賞口に入賞したパチンコ球は単
に、入賞球ということにし、いずれの入賞球に対しても
所定数の賞品球が払出される。
【0008】上述した可変表示装置は一般に「7セグメ
ント」と呼ばれ、LED表示素子またはLCD表示素子
からなるものが主流ではあるが、LCDまたはLCDか
らなるドットマトリクス表示器で可変表示装置を構成し
た機種もある。このようなLCD表示素子またはLCD
表示素子のドットマトリクス表示器(以下、ドットマト
リクス表示器という)で可変表示装置を構成した場合、
可変表示装置に表示可能な識別情報の種類が豊富になる
とともに動画の表示が容易にできるだけでなく、グラフ
ィック制御に係る制御プログラムを交換するのみで可変
表示装置が各機種に共通使用できることから、表示品質
を向上させると同時にコストアップを抑止できる。
【0009】さらにはドットマトリクス表示器の各画素
に複数色の表示機能を備えさせた仕様では、可変表示装
置のグラフィック表示に係る自由度を拡開させることが
できる。またブラウン管形式のカラー表示器によって可
変表示装置を構成してもよいのであるが、ブラウン管で
構成した場合には、その奥行きがLCD表示素子と比較
してきわめて多大なものになるので、パチンコ機には不
向きである。
【0010】ところでドットマトリクス表示器からなる
可変表示装置を「7セグメント」表示素子からなる機種
と比較した場合、可変表示装置の制御単位数(画素数)
はきわめて多く、さらに複数色の表示機能を備えた機種
の場合、その制御単位数は単色表示機能の「7セグメン
ト」表示素子と比較して飛躍的に多大になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このため現状では可変
表示装置以外のプログラム残容量を考慮すれば、上記第
1種パチンコ機の場合、たとえばドットマトリクスLC
Dの各画素に複数色の表示機能を備えさせた機種では、
2色表示可能で500ドット前後のゲームの制御プログ
ラム仕様が限界であり、同ドット数において3色表示は
きわめて困難になる。そこで表示可能色数および表示密
度などに係るさらなる表示品質の向上が望まれているも
の、可変表示装置の制御プログラムの容量減少が困難で
あることから、可変表示装置以外の制御に係る制御プロ
グラムの容量減少が必至となり、したがってゲームの制
御プログラムを初めとするパチンコ機の開発上制限が増
大するという問題を招く。
【0012】また可変表示装置は、パチンコ機の非稼働
時または始動入賞口への入賞がないとき、つぎの識別情
報の変動表示までまたはパチンコ機が稼働されるまで、
いずれかの停止識別情報を継続的に表示する。これによ
り可変表示装置を構成する表示素子は、停止識別情報の
表示領域と他の表示領域との間に総点灯時間差を生じせ
しめ、停止識別情報の表示領域にいわゆる「焼き付き
(残像)」現象を発生させ易く、表示ムラを招くために
視認しにくいのみでなく表示品質が低下する。この傾向
はLCD表示素子からなる可変表示装置の場合、さらに
は複数色表示可能な機種である場合、とくにその傾向が
著しい。
【0013】そこで本発明は、可変表示装置に係る制御
プログラムの容量増大を図ることなく表示品質を向上さ
せるとともに焼き付き現象の発生を抑止したパチンコ機
の画像表示装置の提供を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、遊技盤面に設けられた始動入賞口への入
賞に基いて所定の変動表示時間だけ複数種の識別情報を
変動表示させ、該変動表示の停止に基いていずれかの識
別情報を所定の停止表示時間だけ停止表示する可変表示
装置と、該可変表示装置に停止表示される停止識別情報
が特定識別情報である場合に遊技者に有利な権利を発生
させる可変入賞球装置とを設けたパチンコ機において、
前記可変表示装置を複数の色を表示可能なLCD表示画
素からなるドットマトリクス表示器で構成し、該ドット
マトリクス表示器を予め定められた分割数の各分割表示
面単位で表示制御する表示制御回路を設け、前記各分割
表示面の境界は目視できない境界によって形成されてい
ることを特徴とするものである。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【作用】このような構成としたことにより、表示制御回
路は可変表示装置を各分割表示面単位で制御するので、
可変表示装置のすべての表示面を同時制御する場合と比
較してプログラム容量およびデータメモリ容量が減少す
る。
【0019】
【0020】可変表示装置が複数色の表示機能を備えて
いるときには、一般表示領域および情報表示領域に複数
色で所定の内容を表示をできる。
【0021】可変表示装置がLCD表示素子からなる構
成であるとき、可変表示装置の外形および消費電力の省
力化は容易に図られる。
【0022】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基いて詳
細に説明する。図1は本発明に係るパチンコ機の画像表
示装置の要部構成を表わしており、1は可変表示装置を
示している。本実施例において可変表示装置1は10万
ドットからなるLCDカラーパネル(LCD表示素子)
2で構成され、各画素が6ドットで形成されている。そ
してLCDカラーパネル2の各画素は、それぞれ8種類
の互いに異なる色を表示可能な機能を備えている。
【0023】またLCDカラーパネル2は、パチンコ機
5が設置された状態で遊技客の着座または起立状態にお
いて、その表示内容を明瞭に認識できるように、LCD
カラーパネル2の明視方向を図4の矢印aに示す方向
(12H)に設定している。
【0024】さらにまた可変表示装置1がLCD表示素
子からなる構成なので、外形はブラウン管で構成した場
合と比較して小さく、しかも消費電力がブラウン管およ
びLED表示素子と比較して小さくなり、可変表示装置
1の外形および消費電力の省力化は容易に図られる。
【0025】図2および図3に示すようにLCDカラー
パネル2の表示面は、下半部に一般表示領域3を設け、
上半部に情報表示領域4を設けており、可変表示装置1
はパチンコ機5の遊技盤6面に設けられている。
【0026】この一般表示領域3には主に識別情報とは
異なるデモンストレーション(以下、デモという)画面
および各種メッセージが、動画または静止画で表示さ
れ、情報表示領域4には主に予め定められた複数種の識
別情報に係る動画または静止画が表示される。また一般
表示領域3および情報表示領域4の表示内容はパチンコ
遊技の進行に応じて変動する。
【0027】LCDカラーパネル2に変動表示または停
止表示される識別情報は、本実施例にあっては3桁の数
字、文字および図柄から構成される。そして遊技盤6面
に設けられた始動入賞口7にパチンコ球が入賞すると、
ゲームが開始される。
【0028】このゲームの詳細は後述するが、可変表示
装置1が起動されて本実施例にあっては、所定の変動表
示時間だけ複数種の識別情報を上方から下方にスクロー
ルすることによって変動表示させ、この変動表示の停止
に基いて、いずれかの識別情報を所定の停止表示時間だ
け停止表示する。
【0029】なおLCDカラーパネル2に停止表示され
る識別情報は以下、停止識別情報ということにする。
【0030】図1に戻り、可変表示装置1はLCDカラ
ーパネル2のほかに、表示制御回路としてのビデオ制御
回路8、キャラクタジェネレータROM(以下、CーG.R
OMという)9およびビデオRAM(以下、V.RAMと
いう)10を備えている。ビデオ制御回路8はインタフェ
イス回路11を介してMPU12に交信可能に接続され、M
PU12は、ROM13に格納されたパチンコ機5の制御プ
ログラムおよび各種データ(ともに図示省略)に基いて
パチンコ機5の各部を制御する。
【0031】ビデオ制御回路8はMPU12から入力され
る命令に基いてLCDカラーパネル2の表示制御すなわ
ち走査制御をするためのもので、LCDカラーパネル2
に表示される各種キャラクタのデータはCーG.ROM9に
格納されている。
【0032】さらに詳しくいえばCーG.ROM9に格納さ
れているデータは、識別情報の変動表示用の動画素材デ
ータ、停止識別情報の各静止画素材データ、後述する大
役処理の継続回数を示す静止画素材データ、デモ用の静
止画素材データ、同動画素材データ、各種メッセージ
(大役発生表示、大役処理中表示、エラー表示など)用
静止画素材データおよび同動画素材データなどが格納さ
れている。
【0033】LCDカラーパネル2は、一般表示領域3
および情報表示領域4が右中左にそれぞれ3分割すなわ
ち表示面が6分割され、ビデオ制御回路8はLCDカラ
ーパネル2を、各分割表示面単位で表示制御する。した
がってCーG.ROM9には格納された各種キャラクタのデ
ータは各分割表示面単位で形成されている。なお本実施
例では図2および図3において、便宜上LCDカラーパ
ネル2の表示面が6分割されているが、その境界は目視
できないものとする。
【0034】CーG.ROM9に格納された各種キャラクタ
のアドレスはROM13に格納されており、MPU12はビ
デオ制御回路8に所定の順序でキャラクタのアドレスを
順次入力し、これによりビデオ制御回路8は適宜、LC
Dカラーパネル2を表示制御する。本実施例では麻雀牌
に表された図柄が識別情報として使用されている。
【0035】またMPU12には時計機能が備えられ、R
AM14、リセット回路15、クロック回路16、分周回路1
7、電源回路18およびインタフェイス回路19が接続さ
れ、インタフェイス回路19には始動入賞球検出回路20、
継続入賞球検出回路21、入賞球数検出回路22、表示器駆
動回路23、可変入賞球装置24および電子音発生回路25が
接続されており、これらはMPU12によって制御され
る。
【0036】RAM14は、MPU12が上記制御プログラ
ムを実行する際に各種データおよび演算値などを一時的
に格納するためのものである。リセット回路15はMPU
12を初期状態にするためのもので、リセット回路15には
電源リセット回路26が接続され、電源回路18から電力が
供給される際にリセット回路15に連動してMPU12を必
ず初期状態にする。
【0037】クロック回路16はMPU12に基本クロック
パルス信号を供給し、MPU12は基本クロックパルス信
号に基いて上記制御プログラムを所定のタイミングで実
行する。クロック回路16が発生させる基本クロックパル
ス信号の周期は、8MHzないし10MHzであり、基
本クロックパルス信号はクロック回路16から分周回路17
に入力されている。
【0038】電源回路18はパチンコ機5の各部に電力を
供給するものであるが、各部への供給手段は図示が省略
されている。
【0039】インタフェイス回路19はパチンコ機5の各
部とMPU12との電気的整合を図るためのもので、また
インタフェイス回路11は可変表示装置1とMPU12との
電気的整合を図るためのものである。
【0040】始動入賞球検出回路20は始動入賞球検出ス
イッチ27によって始動入賞球を検出するためのもので、
始動入賞球検出スイッチ27は図2および図3に示す始動
入賞口7に設けられている。これにより始動入賞球検出
回路20は始動入賞球を始動入賞球検出スイッチ27の動作
に基いて検出でき、始動入賞球の検出信号をインタフェ
イス回路19を介してMPU12に入力する。
【0041】ついでMPU12はROM13に予め格納され
た手順に基いて、いずれかの停止識別情報を決定する。
そして停止識別情報が特定の識別情報(以下、特定識別
情報という)である場合のみに有利な権利が発生され
る。本実施例ではすべての桁の停止識別情報が同じ場合
を特定識別情報に定める。
【0042】また有利な権利を発生させない停止識別情
報を以下、非特定識別情報ということにし、非特定識別
情報が所定時間(たとえば5分間)を越えた場合、その
旨は上述したMPU12の時計機能によって計測され、M
PU12からの制御信号によりビデオ制御回路8は図4斜
線で示すように、情報表示領域4に停止表示されている
非特定識別情報を一般表示領域3に表示する。
【0043】これに対してビデオ制御回路8は一般表示
領域3に表示されていたデモ用画面などのキャラクタを
情報表示領域4に表示する。これにより識別情報がLC
Dカラーパネル2の情報表示領域4に焼き付く現象の発
生を抑止する。
【0044】MPU12には後述する無限カウンタ(また
は乱数表)が備えられ、始動入賞口7の入賞タイミング
に応じ、MPU12はこの無限カウンタに基いて停止識別
情報に相当する停止数値データを選択する。この停止数
値データはMPU12によって右中左の各桁毎に選択され
る。
【0045】そして該停止数値データはMPU12によっ
て選択されたのち、この停止数値データに応じた制御信
号をインタフェイス回路11を介してビデオ制御回路8に
入力する。ここでMPU12は、停止数値データに相当す
る停止識別情報の組合せが特定識別情報であることを判
定した場合、可変表示装置1の下方に配置された可変入
賞球装置24を駆動制御することにより、大役処理として
閉鎖している大入賞口28を継続的に開放させる。
【0046】上記無限カウンタは情報表示領域4に表示
される各桁の識別情報に対応して設けられており、それ
ぞれ「0」ないし「15」の合計16種類の停止数値デ
ータを発生させることになる。また上記制御プログラム
は、スタートからエンドまでの1サイクル実行に要する
処理時間TP が、4msecを越えないように構成され(T
P <4msec)いいかえればMPU12はおよそ4msec毎に
リセットされることになる。そして上記無限カウンタは
上記制御プログラムの一連の処理終了後、4msec毎のリ
セット信号が入力されるまでの時間を利用して、停止数
値データをカウントアップ(更新)させる。
【0047】さらに詳しく説明すれば、上記無限カウン
タは上記制御プログラムの処理が1サイクル終了し、4
msec周期のリセット信号の入力待機時間を利用して、停
止数値データを更新してゆき「0」ないし「15」の範
囲での停止数値データを各桁表示部材2毎に発生させて
いる。情報表示領域4に表示される各桁の停止数値デー
タの組み合わせNは、 N=16×16×16=4096 4096通りになる。
【0048】なお本実施例においてこの組み合わせNの
うち、特定識別情報としての組み合わせは16通りに定
められているので、特定識別情報の組み合わせが発生す
る確率は、1/256に設定されることになる。このよ
うにして得られた停止数値データはRAM14に格納され
る。
【0049】継続入賞球検出回路21は大入賞口(図2お
よび図3参照)28内に配置された図示を省略した継続入
賞口に入賞したときに、継続入賞球の検出信号をインタ
フェイス回路19を介してMPU12に入力する。この継続
入賞口には継続入賞球検出スイッチ29が設けられてい
る。入賞球数検出回路22は大入賞口28に入賞したとき
に、入賞球の検出信号をインタフェイス回路19を介して
MPU12に入力するもので、大入賞口28内には入賞球数
検出スイッチ30を設けている。
【0050】継続入賞球検出スイッチ29は大入賞口28へ
の入賞球を検出したときに、すでに実行されている大役
処理を継続させるためのもので、入賞球数検出スイッチ
30は大入賞口28に入賞したすべてのパチンコ球をカウン
トする(図1参照)。上述した始動入賞球検出スイッチ
27、継続入賞球検出スイッチ29および入賞球数検出スイ
ッチ30は近接センサからなり、パチンコ球がスイッチ2
7,29,30のいずれかに近接したときに所定の信号を発
生させる。
【0051】表示器駆動回路23はMPU12から入力され
る制御信号に基いて、始動記憶数表示器31、入賞球数表
示器32、大当たり表示器33および図柄変動中表示器34を
表示制御するためのもので、ランプ、LCDまたはLE
D(ともに図示省略)などを駆動するための図示を省略
した各ドライブ手段を備えている。なお入賞球数表示器
32は「7セグメント」LED表示素子からなる。
【0052】始動記憶数表示器31は4個のLED表示素
子からなり、MPU12により始動入賞球検出回路20を介
してカウントされた始動入賞球数を点灯表示するための
もので、表示される始動入賞球数データの最大値は4球
に定められている。そして5球目以降の始動入賞球に対
する表示は行われない。
【0053】ここでゲーム中に始動入賞球が5球以上あ
った場合、MPU12は4球目までの各始動入賞球につい
てはゲーム開始に係る権利を保持し、この権利が保持さ
れている各始動入賞球に対応した停止数値データをMP
U12によって決定し、5球目以降の始動入賞球に対応す
る停止数値データの決定は行わない。すなわちMPU12
は5球目以降の始動入賞球をゲームの始動について無視
することになり、この始動入賞球に対しては通常の入賞
処理のみが施されることになる。
【0054】また始動記憶数表示器31は可変表示装置1
を起動いいかえれば停止表示状態から変動表示状態に移
行させゲームを最初に開始させた始動入賞球数を表示し
ない。さらに詳しくいえば始動記憶数表示器31はゲーム
中すなわちLCDカラーパネル2が識別情報を変動表示
させてから、停止表示するまでの始動入賞球数データを
1ゲーム毎に点灯表示するものである。そしてLCDカ
ラーパネル2が変動表示中の識別情報を停止表示させた
時点で、始動記憶数表示器31によって始動入賞球数デー
タを点灯表示している場合、始動記憶数表示器31は始動
入賞球数データを1球分減じるのである。
【0055】可変入賞球装置24は大入賞口28を開閉する
開閉板35と、開閉板35の開閉制御をする大入賞口ソレノ
イド36と、大入賞口ソレノイド36を駆動するソレノイド
駆動回路37とを主構成する(図1ないし図3参照)。開
閉板35は図示を省略したピンによって前後方向に回動自
在に連結され、図示を省略したリンク機構を介して大入
賞口ソレノイド36に連結されている。ソレノイド駆動回
路37はMPU12によって制御される。
【0056】そしてソレノイド駆動回路37が大入賞口ソ
レノイド36を励磁すると、大入賞口28が開放され、発射
球は大入賞口28に入賞し易くなる。大入賞口28への入賞
球は入賞球数検出スイッチ30によって検出され、その入
賞球数は入賞球数検出回路22からの入力信号に基いてM
PU12によってカウントされると同時に、MPU12は表
示器駆動回路23を介して入賞球数表示器32に入賞球数を
表示する。
【0057】そして入賞球数検出スイッチ30によって検
出された入賞球数データが所定数(本実施例においては
10球)に達したとき、MPU12は大入賞口ソレノイド
36に開閉板35を閉鎖させるための信号を発生させる。こ
れにより励磁状態にある大入賞口ソレノイド36は解磁さ
れ、開放されている大入賞口28は閉止されて発射球を入
賞させない。
【0058】またMPU12は、入賞球数検出スイッチ30
が10球の入賞球をカウントしない場合には、大入賞口
28を開放してからおよそ29.499sec 経過するまで、大入
賞口28の開放を継続させる。この入賞球数検出スイッチ
30によってカウントされた大入賞口28への入賞球数デー
タは、MPU12に接続されたRAM14に一時的に格納さ
れる。なお上述した大入賞口28の開放時間を以下、大役
時間という。
【0059】このような大役処理中、MPU12が継続入
賞球検出スイッチ29および継続入賞球検出回路21によっ
て入賞球を検出した場合、継続モードがセットされる。
そしてMPU12は大役処理開始から大役時間経過後また
は10球入賞後、大入賞口ソレノイド36を駆動して開閉
板35を一旦閉鎖させてから、入賞球数データにかかわら
ず大役処理はふたたび1回のみ継続(再開)されると同
時に、すでにセット済の上記継続モードが解除される。
【0060】この継続モードは、継続入賞球検出スイッ
チ29が入賞球を検出しないときにはセットされず、大役
処理が予め定められた回数まで継続したときにおいても
ふたたびセットされることはない。本実施例において、
上記継続モードがセットされる回数の最高値は15回に
定められている。
【0061】電子音発生回路25はMPU12によって制御
され、各種効果音を遊技の進行に応じてスピーカ38から
発生させる。スピーカ38は図2において図示が省略され
ている。なおパチンコ球は図2に示した上皿39から投入
されると、図示を省略した投入球供給装置から上記打球
装置(図示省略)に供給される。そして40で示したハン
ドル装置を操作することによって、パチンコ球は遊技盤
に向かって打ち出される。また図2に示した41は下皿で
ある。
【0062】つぎに上記構成に係るパチンコ機の画像表
示装置の使用手順を図について以下に説明する。まず電
源回路18から電力が供給されると、MPU12はリセット
回路15および電源リセット回路26によって初期化され、
これと同時にMPU12はパチンコ機5の各部に初期設定
の処理を施す。このときビデオ制御回路8はMPU12か
ら入力される制御信号により、CーG.ROM9から初期設
定時におけるデモ用画面素材データを読み出してV.RA
M10に書き込み、LCDカラーパネル2にはそのデモ用
画面を表示する。
【0063】このLCDカラーパネル2には初期状態に
おけるデモ用画面素材として、一般表示領域3に停止識
別情報が動画素材データまたは静止画素材データによっ
て表示され、情報表示領域4に商標、遊技説明およびメ
ッセージなどの一般表示が動画素材データまたは静止画
素材データで表示される。このときMPU12はゲームの
開始までウエイト状態にあり、いいかえれば始動入賞球
の検出待ち状態になっている。
【0064】上記初期状態におけるデモ用画面素材の表
示は、ゲームが開始されるまで継続されるが、同デモ用
画面素材の表示が開始から5分間継続すると、この継続
が上記時計機能によって計測され、MPU12から入力さ
れる制御信号により、ビデオ制御回路8は一般表示領域
3および情報表示領域4における表示位置を互いに交換
する。
【0065】この交換は5分間継続される毎に繰返さ
れ、これにより特定箇所にのみ識別情報および一般表示
が比較的長い時間、停止表示されることはなく、いずれ
かの識別情報および一般表示がLCDカラーパネル2の
一般表示領域3または情報表示領域4に焼き付きにくく
している。
【0066】つぎに上記初期状態から始動入賞球が入賞
球数検出回路20および入賞球数検出スイッチ30によって
検出されると、MPU12は図5のaに示す検出パルス信
号の立ち上がりの時点で、上記無限カウンタから停止識
別情報に相当する停止数値データを取り込む。
【0067】これにより左中右各桁の停止識別情報が決
定され、つづいて図5のaに示す検出パルス信号の立ち
上がりから 122.880msec経過後、MPU12から入力され
る制御信号により、ビデオ制御回路8はLCDカラーパ
ネル2に識別情報を変動表示させる(図5のb参照)。
【0068】この変動表示は図5のbの時点から 675.8
40msecが経過するまで(図5のc参照)、MPU12から
入力される制御信号に基いて、ビデオ制御回路8によっ
て比較的低速度で変動表示され、図5のcの時点以降は
比較的高速度で変動表示される。これと同時にMPU12
は図柄変動中表示器34を動作させ、各桁の識別情報が停
止表示されるまで継続的に図柄変動中表示器34を動作さ
せる。
【0069】この変動表示は各桁の識別情報がLCDカ
ラーパネル2の表示面上方から下方にかけて流れる動画
であり、この動画は各分割表示面単位で表示制御され
る。すなわちビデオ制御回路8は、各桁の一般または情
報表示領域3,4に対応する識別情報の変動表示用の動
画素材データを分周パルス信号に基いて、1μsec 毎に
右桁情報表示領域4R、中桁情報表示領域4C、左桁情
報表示領域4L、右桁一般表示領域3R、中桁一般表示
領域3Cおよび左桁一般表示領域3Lの順序を1サイク
ルとして、CーG.ROM9から順次読み出し、読み出した
動画素材を、該動画素材データに応じたLCDカラーパ
ネル2のいずれかの分割表示面3R〜4Lに繰り返し表
示制御するのである(図6参照)。
【0070】これによりビデオ制御回路8は可変表示装
置1を各分割表示面3R〜4L単位で制御するので、可
変表示装置1のすべての表示面3R〜4Lを同時制御す
る場合と比較してプログラム容量およびデータメモリ容
量が減少する。
【0071】図5のbの時点から 4.374528secが経過す
ると、MPU12から入力される制御信号に基いて、ビデ
オ制御回路8はLCDカラーパネル2の左桁情報表示領
域3Lおよび左桁一般表示領域4Lに比較的高速度で変
動表示されている識別情報を、比較的低速度な変動表示
の動画に移行させる(図5のd参照)。
【0072】そして図5のdの時点から 737.280msecが
経過した時点で、MPU12から入力される制御信号に基
いて、ビデオ制御回路8は、MPU12が上記図5のaに
おいて取り込んだ停止数値データのうち左桁停止数値デ
ータに相当する停止識別情報を左桁情報表示領域3Lお
よび左桁一般表示領域4Lに停止表示する。
【0073】このときビデオ制御回路8は右桁一般表示
領域3R、中桁一般表示領域3C、右桁情報表示領域4
Rおよび中桁情報表示領域4Cに変動表示制御を各表示
面単位で継続させている。
【0074】つぎに図5のdの時点から 737.280msecが
経過すると、MPU12から入力される制御信号に基い
て、ビデオ制御回路8はLCDカラーパネル2の中桁情
報表示領域3Cおよび中桁一般表示領域4Cに比較的高
速度で変動表示されている識別情報を、比較的低速度な
変動表示の動画に移行させる(図5のe参照)。
【0075】そして図5のeの時点から 737.280msecが
経過した時点で、MPU12から入力される制御信号に基
いて、ビデオ制御回路8は、MPU12が上記図5のaに
おいて取り込んだ停止数値データのうち中桁停止数値デ
ータに相当する停止識別情報を中桁情報表示領域3Cお
よび中桁一般表示領域4Cに停止表示する。
【0076】このときビデオ制御回路8は右桁一般表示
領域3Rおよび右桁情報表示領域4Rに変動表示制御を
各表示面単位で継続させている。
【0077】ついで図5のeの時点から 737.280msecが
経過すると、MPU12から入力される制御信号に基い
て、ビデオ制御回路8はLCDカラーパネル2の右桁一
般表示領域3Rおよび右桁情報表示領域4Rに比較的高
速度で変動表示されている識別情報を、比較的低速度な
変動表示の動画に移行させる(図5のf参照)。
【0078】そして図5のfの時点において、左桁およ
び中桁の各停止数値データが一致していない場合、図5
のfの時点から 737.280msecが経過した時点で、MPU
12から入力される制御信号に基いて、ビデオ制御回路8
は、MPU12が上記図5のaにおいて取り込んだ停止数
値データのうち、右桁停止数値データに相当する停止識
別情報を右桁一般表示領域3Rおよび右桁情報表示領域
4Rに停止表示する(図5のg参照)。
【0079】さらに図5のgの時点において、始動入賞
球数データが「0」すなわち始動記憶数表示器31が点灯
表示されていない場合、図5のgの時点で停止表示させ
た識別情報を0.499sec、右桁一般表示領域3Rおよび右
桁情報表示領域4Rに継続的に停止表示する(図5のh
参照)。この図5のhの時点において、MPU12は大役
か否か、すなわち図5のaの時点で取り込んだ停止数値
データが、特定識別情報に相当するか、または非特定識
別情報に相当するかを判定する。
【0080】この判定は、図5のgの時点において、始
動入賞球数データが「1」の場合は、図5のgの時点か
ら1.998secが経過した時点で、同データが「2」の場合
は、図5のgの時点から1.499secが経過した時点で、同
データが「3」の場合は、図5のgの時点から0.999sec
が経過した時点で、また同データが「4」の場合は、図
5のgの時点から0.499secが経過した時点でなされる
(図5のh参照)。
【0081】さらにまた図5のfの時点において、左桁
および中桁の各停止数値データが一致している場合、M
PU12から入力される制御信号に基いて、ビデオ制御回
路8は図5のfの時点から7864.320msecが経過するまで
右桁一般表示領域3Rおよび右桁情報表示領域4Rに比
較的低速度な変動表示を継続させたのち(図5のi参
照)、この比較的低速度な変動表示を図5のiの時点か
ら 245.760ないし3932.160msecが経過するまで、さらに
低速度な変動表示に移行させる(図5のj参照)。
【0082】このときビデオ制御回路8はMPU12から
入力される制御信号に基いて、上記「さらに低速度な」
変動表示制御を右桁一般表示領域3Rおよび右桁情報表
示領域4Rに各表示面単位で継続させている。
【0083】上述した 245.760ないし3932.160msecは、
図5のaの時点で取り込まれた右桁停止数値データに相
当する停止識別情報と、図5のiの時点での右桁一般表
示領域3Rおよび右桁情報表示領域4Rに変動表示中の
識別情報との相対位置に依存し、上記さらに低速度な変
動表示は、図5のaの時点で取り込まれた右桁停止数値
データに相当する停止識別情報が、右桁一般表示領域3
Rおよび右桁情報表示領域4Rの表示面に表示される時
点まで継続され、図5のjに示すの時点において上記識
別情報が停止表示される。
【0084】そして図5のjの時点から0.999sec経過す
るまで停止識別情報を右桁一般表示領域3Rおよび右桁
情報表示領域4Rに停止表示したのち、MPU12は大役
か否かを判定する(図5および図7のh・k参照)。
【0085】図5および図6のhまたはkにおいてMP
U12が大役を判定すると、MPU12は、その旨が表され
た大役信号をビデオ制御回路8に入力するとともに大当
たり表示器33を動作させ、大役処理が終了するまで継続
的に大当たり表示器33を動作させる。
【0086】この大役信号に基いて、ビデオ制御回路8
はCーG.ROM9から大役処理時におけるメッセージ用画
面素材データを読み出してV.RAM10に書き込み、LC
Dカラーパネル2には大役発生のメッセージ用画面を表
示する。この表示は図5および図6のhまたはkに時点
から5.496sec経過するまで継続される(図7のl参
照)。
【0087】上記大役発生のメッセージ用画面は図8に
示すようにカラーパネル2の全体に表示されるが、ビデ
オ制御回路8はMPU12から入力される制御信号に基い
て、各桁の一般または情報表示領域3,4に対応する6
分割されたメッセージ用画面素材データを1μsec 毎
に、右桁情報表示領域4R、中桁情報表示領域4C、左
桁情報表示領域4L、右桁一般表示領域3R、中桁一般
表示領域3Cおよび左桁一般表示領域3Lの順序を1サ
イクルとしてCーG.ROM9から順次読み出し、読み出し
た各メッセージ用画面素材を、該メッセージ用画面素材
データに応じたLCDカラーパネル2のいずれかの分割
表示面3R〜4Lに繰り返し表示制御するのである。
【0088】これによりビデオ制御回路8は可変表示装
置1を各分割表示面3R〜4L単位で制御するので、可
変表示装置1のすべての表示面3R〜4Lを同時制御す
る場合と比較してプログラム容量およびデータメモリ容
量が減少する。また大役発生のメッセージ用画面が静止
画である場合には、V.RAM10にメッセージ用画面素材
データを一旦格納することによって、LCDカラーパネ
ル2の全体に大役発生のメッセージ用画面を表示する。
【0089】上記大役発生のメッセージ用画面がLCD
カラーパネル2に表示されてから図7のlの時点まで経
過すると、大入賞口28が開放されて大役処理が施される
と同時にビデオ制御回路8は、MPU12から入力される
制御信号に基いて、中桁一般表示領域3Cおよび右桁一
般表示領域3Rに大役処理中のメッセージ用画面を、左
桁一般表示領域3Lに大役処理の実行回数をそれぞれ停
止表示し、かつ、各桁の情報表示領域4R〜4Lに各桁
の特定識別情報を停止表示する(図9参照)。
【0090】この大役処理中におけるLCDカラーパネ
ル2の表示処理は、上記同様に各分割表示面単位で表示
制御されるので、可変表示装置1のすべての表示面3R
〜4Lを同時制御する場合と比較してプログラム容量お
よびデータメモリ容量が減少する。
【0091】また大役処理中の大入賞口28への入賞球数
はMPU12によってカウントされ、表示器駆動回路23を
介して入賞球数表示器32に表示される。さらに大役処理
中、図7のmに示すように継続入賞球検出スイッチ29が
大入賞口28への入賞球を検出したときに、MPU12はそ
の旨が表された継続信号をビデオ制御回路8に入力する
と同時に継続モードをセットする。
【0092】この継続信号に基いてビデオ制御回路8は
CーG.ROM9から大役処理の継続可能が表された継続メ
ッセージ用画面素材データを読み出してV.RAM10に書
き込み、LCDカラーパネル2には継続メッセージ用画
面を表示する。この表示は、遊技者が目視で認識可能な
所定時間(たとえば、2sec)だけ継続されたのち、上述
した大役発生時の特定識別情報、大役処理中のメッセー
ジおよび大役処理の実行回数に係る停止表示に戻る。
【0093】上記継続メッセージ用画面は図8に示すよ
うにカラーパネル2の全体に表示されるが、ビデオ制御
回路8はMPU12から入力される制御信号に基いて、各
桁の一般または情報表示領域3,4に対応する6分割さ
れたメッセージ用画面素材データを1μsec 毎に、右桁
情報表示領域4R、中桁情報表示領域4C、左桁情報表
示領域4L、右桁一般表示領域3R、中桁一般表示領域
3Cおよび左桁一般表示領域3Lの順序を1サイクルと
してCーG.ROM9から順次読み出し、読み出した各メッ
セージ用画面素材を、該メッセージ用画面素材データに
応じたLCDカラーパネル2のいずれかの分割表示面3
R〜4Lに繰り返し表示制御するのである。
【0094】上記大役処理中、入賞球数検出スイッチ30
が10球の入賞球をカウントしない場合、大入賞口28を
開放してから大役時間が経過するまで大入賞口28の開放
が継続されて大役時間が経過すると、開閉板35は一旦閉
鎖される(図7のn参照)。この閉鎖状態は図7のn時
点から2.998secから継続され、大役処理中に継続モード
が発生しているときには球数データにかかわらず大役処
理はふたたび1回のみ継続(再開〜図7のO参照)され
ると同時に、すでにセット済の上記継続モードが解除さ
れる。
【0095】他方、継続モードがセットされていない場
合、または継続モードが15回まで継続すなわち大役処
理が合計16回実施された場合、大役処理が終了する
(図7のp参照)。そして大役処理が終了した図7のp
の時点から2.998secが経過するまで大入賞口28は開閉板
35によって閉鎖される(図7のq参照)。
【0096】図7のq時点ではビデオ制御回路8は上述
したように、第16回目の大役処理時における大入賞口
28への入賞球数、特定識別情報および大役処理中のメッ
セージ用画面をLCDカラーパネル2に停止表示してい
るが、図7のq時点から15.138sec が経過するまで、L
CDカラーパネル2には大役処理の終了を表す終了メッ
セージが表示される(図7のr参照)。
【0097】この終了メッセージは、上記継続メッセー
ジ用画面と同様、図8に示すようにカラーパネル2の全
体に表示される。そして図7のr時点において図7のr
の時点において、始動入賞球数データが「0」でない、
すなわち始動記憶数表示器31が点灯表示されてる場合、
図bの時点以降と同様の処理が施され、始動入賞球が
「0」である場合、MPU12はゲームの再開まで上記ウ
エイト状態になる。
【0098】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、表示制御
回路によってドットマトリクス表示器からなる可変表示
装置を各分割表示面単位で表示制御するので、可変表示
装置のすべての表示面を同時制御する場合と比較してプ
ログラム容量およびデータメモリ容量が減少し、開発上
制限が緩和されるために開発作業の能率が向上するとと
もに、ドットマトリクス表示器の単位面当たりの各画素
を構成するドット数を飛躍的に増大できるために表示品
質を向上できる。
【0099】
【0100】可変表示装置が複数色の表示機能を備える
とき、一般表示領域および情報表示領域に複数色で所定
の内容を表示でき、変化に富んだ表示が得られる。
【0101】可変表示装置がLCD表示素子からなる構
成であるとき、可変表示装置の外形および消費電力の省
力化が容易に図られ、コストダウンと維持費の低下を容
易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部ブロック図であ
る。
【図2】図1の装置を設けたパチンコ機の正面図であ
る。
【図3】図2のパチンコ機の要部正面図である。
【図4】図2の可変入賞球装置に設けた表示面の動作原
理を示す図である。
【図5】図2の可変入賞球装置の制御信号のタイミング
を示す図である。
【図6】図4とは異なる状態を示す図である。
【図7】図5とは異なる状態を示す図である。
【図8】図6とは異なる状態を示す図である。
【図9】図8とは異なる状態を示す図である。
【符号の説明】
1 可変表示装置 2 LCDカラーパネル 3 一般表示領域 4 情報表示領域 5 可変入賞球装置 6 遊技盤 8 ビデオ制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面に設けられた始動入賞口への入
    賞に基いて所定の変動表示時間だけ複数種の識別情報を
    変動表示させ該変動表示の停止に基いていずれかの識
    別情報を所定の停止表示時間だけ停止表示する可変表示
    装置と、該可変表示装置に停止表示される停止識別情報
    が特定識別情報である場合に遊技者に有利な権利を発生
    させる可変入賞球装置とを設けたパチンコ機において、 前記可変表示装置を複数の色を表示可能なLCD表示画
    素からなるドットマトリクス表示器で構成し、 該ドットマトリクス表示器を予め定められた分割数の各
    分割表示面単位で表示制御する表示制御回路を設け 前記各分割表示面の境界は目視できない境界によって形
    成されている ことを特徴とするパチンコ機の画像表示装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6285391B1 (en) 1991-07-15 2001-09-04 Hitachi, Ltd. Picture codec and teleconference terminal equipment

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