JP3031721B2 - スクリーンシリンダ - Google Patents

スクリーンシリンダ

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JP3031721B2
JP3031721B2 JP9520216A JP52021697A JP3031721B2 JP 3031721 B2 JP3031721 B2 JP 3031721B2 JP 9520216 A JP9520216 A JP 9520216A JP 52021697 A JP52021697 A JP 52021697A JP 3031721 B2 JP3031721 B2 JP 3031721B2
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ルヨッコイ,リスト
ワテン,ペルティ
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アールストロム マシナリイ オサケ ユキチュア
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21DTREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
    • D21D5/00Purification of the pulp suspension by mechanical means; Apparatus therefor
    • D21D5/02Straining or screening the pulp
    • D21D5/16Cylinders and plates for screens
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D29/00Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor
    • B01D29/44Edge filtering elements, i.e. using contiguous impervious surfaces
    • B01D29/445Bar screens
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2201/00Details relating to filtering apparatus
    • B01D2201/18Filters characterised by the openings or pores
    • B01D2201/184Special form, dimension of the openings, pores of the filtering elements

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は木材処理工業において、繊維懸濁液を濾過す
るためのスクリーンシリンダに関するものである。
木材処理工業においては、二つの基本型のスクリーン
ドラムが使用される。一つの型は金属プレートによって
形成されたドラムであり、この場合はプレートが平らな
間に、このプレートに所望の間隔を有するように開口、
すなわち孔またはスロットが機械加工によって形成さ
れ、しかる後プレートは円筒形に曲成され、かつ円筒を
形成するように、縁が相互に溶接される。過去20年間に
おいては、スクリーン開口が製造される前に、スクリー
ンプレートにある種の溝を形成することがごく普通に行
われ、この溝は完成したスクリーンドラム内において、
ローターに面する側に位置し、実質的にドラムの軸線と
平行となり、かつスクリーン開口が溝の底部に位置する
ようにされた。
この型式のスクリーンプレートに関する文献の一例と
しては、次のような特許を挙げることができる。
WO−A−8703024には、セルロース繊維の懸濁液を濾
過するための噴射側、および受入側を有するスクリーン
プレートを備えた濾過装置が記載されている。スクリー
ンプレートはその両側に溝を有し、かつスクリーンプレ
ートを通る開口がプレートの相対する表面の溝を連結し
ている。前記開口はスクリーン表面に対し、傾斜しまた
は直角をなしている。
EP−A2−236 843にはUS 4、529、520のスクリーン
プレートに良く似たスクリーンプレートが記載されてい
る。換言すれば、このスクリーンプレートは傾斜した第
1側面、直立した第2側面、および前記側面間に位置す
る底面を備えた溝を有している。この底面は実質的にス
クリーンプレート表面と平行である。US特許と異なる点
は、底面を通して相次いで二つの開口が形成されている
ことだけである。
US−A−5、073、254にはさらに別の型式の、いわゆ
るコンタード(contoured)スクリーンプレートが記載
されている。この型式においては、溝は湾曲した側面お
よび底面を有し、かつスクリーンプレートを通る開口
は、溝の最も下側の部分に位置している。
US−A−5、000、842にはスクリーンドラムと、該ス
クリーンドラム内に位置する回転自在ローターを有する
濾過装置が記載されている。この文献は主としてロータ
ーの構造に関するものであるが、コンタードスクリーン
プレートの種々の変形についても言及している。
スクリーンドラムの他の基本型、いわゆるワイヤスク
リーンドラムは、通常円筒形治具に支持ワイヤ(リング
状支持部材)を固着することによって製造され、この治
具には該治具を回転させることによって、リールから所
定のピッチで、スクリーンワイヤが治具に巻かれる。リ
ールから供給されたスクリーンワイヤは、溶接によって
支持ワイヤに固着される。所望寸法のワイヤ面が形成さ
れた後、外側にスクリーンワイヤを有し、かつ内側に支
持ワイヤを有するシリンダが治具から外される。続いて
シリンダをその軸線方向に切り開き、平面を形成するよ
うに曲げられ、さらにこの平面を反対方向に曲げてシリ
ンダを形成し、スクリーンワイヤがほぼ軸線方向に延
び、かつ支持ワイヤがフレームと平行となるようにす
る。
最近に至るまでは、スクリーンワイヤとして使用され
るワイヤは、多くの場合その固着点に対して、対称な断
面を有していた。図1は支持ワイヤ2に固着されたスク
リーンワイヤ4の、側部6および8の中心線を通して引
かれた線CLが支持ワイヤ2に対して直角を成す状態を示
す。この型式のスクリーンシリンダに伴う問題は、スク
リーンワイヤおよび、その支持ワイヤを相互に固着する
点の強度が制限されているために、スクリーンワイヤが
そのスポット状固着点の回りを回転する傾向を有し、も
しもこの状態が1本のワイヤ上に起これば、それによっ
て片側の濾過スロットは大きくなり、これに対応して他
の側の濾過スロットが小さくなると言うことである。ワ
イヤの対称形に起因して、周囲と平行に流動するパルプ
の力、または少なくともスクリーン表面と平行なパルプ
の流れは、実際にその全体がワイヤを回転せしめかつ固
着点を破壊するモーメントとして、ワイヤに導かれる。
本発明のスクリーンワイヤは、ワイヤをできるだけ非
対称的に配置し、それによってワイヤに向けられる力の
少なくとも一部分が、支持ワイヤの方に向かう圧縮応力
となり、かつ力の一部分だけスクリーンワイヤを回転さ
せる傾向を有するように配置することによって前記問題
を解決しようとするものである。さらに本発明の目的は
反力によって、ワイヤを回転させるモーメントを平衡さ
せることである。
これに反し従来のスクリーンワイヤは、濾過技術のす
べての要求に注意を払ったものでなく、スクリーンワイ
ヤの形は非常に簡単であった。実際に、図1に示された
ワイヤの形態はかなり普及している。その理由はこのワ
イヤの形態は、A.AHLSTROM会社によって開発された登録
商標PROFILEなるスクリーンプレート(米国特許第4、5
29、520号)の表面形態に比較的近いからである。(現
在、登録商標PROFILEおよび前記米国特許は共に、CAEス
クリーンプレート会社の所有である)。登録商標PROFIL
Eなるスクリーンドラムのサクセス(success)および、
受け入れたサクセッサ(successors)の一例は、米国特
許第5、073、254号に記載されている。しかしながらこ
の出願は、登録商標PROFILEなるプレートに関連してす
でに発見されている有利な特性とは大きな隔たりがあ
る。ほぼ10年前に行われた登録商標PROFILEの研究にお
いては、スクリーン表面内の非対称溝に対する流動方向
が、スクリーンプレートの作用に大きな影響を及ぼすこ
とが述べられている。研究されたスクリーンプレートに
おいては、溝は傾斜した側面と、スクリーン表面に直角
を成す表面によって形成され、これら表面の曲に底面が
位置する。何れにしろ濾過孔またはスロットは、溝の垂
直側面の、比較的近い所に位置決めされる。このことに
関しては、概念BF(ブラシ流動)およびSF(平滑流動)
が開発されている。BFにおいては流動方向は、溝の垂直
面が該溝から見て下流側面であり、かつ傾斜面がその上
流側面であるような状態におかれている。これに対応し
て、SF型式のプレートにおいては、下流側面が傾斜側面
であり、それによって流れはプレートの表面に沿って平
滑に進む。換言すれば、BF型式のプレートとして使用さ
れるプレートの溝は、SF型式のプレートに比して流れに
対して強く抵抗する。前記研究によれば結論として、SF
型式のスクリーンプレートは、すべての用途に対して実
質的に有用である。前記米国特許にはBF型式スクリーン
プレートの作用が記載されている。したがって米国特許
5、073、254は、SF型プレートの優れた作用には気付か
ず、BF型スクリーンプレートが働く時の正しい寸法取り
について正確に記述している。しかしながらBF型スクリ
ーンプレートを、SF型スクリーンプレートに変換するこ
とは、機能的に不可能であることに留意すべきである。
換言すれば、もしも溝がSF型として寸法決めされている
と、その溝はBF型の溝としては働かない。BF型作業とし
て寸法決めされた溝も、SF型溝のように満足した態様で
働かない。
しかしながら図1に示された表面形態も、米国特許
4、529、520内に一例として記載された表面も、最適の
スクリーンドラムを使用する本発明の考えには対応しな
い。さらに前述の、いわゆる登録商標PROFILEなる研究
は、本発明の溝付きスクリーンプレートの使用によって
得られる、全ての使用可能情報を有していない。以前に
おける最初の考えは、スクリーンプレートの表面に沿っ
た流れは、溝に対してほぼ直角を成す方向に起こるとい
うことであった。しかしながら計算モデルおよび作動実
験は共に、スクリーンプレートの表面上の流れは螺旋状
を呈し、さらにスクリーンプレートの上端、より広く表
現すれば、パルプがプレートとローターの間で供給され
るプレートの端部では、流れはほぼ軸線方向である。な
おスクリーンプレートの下側部分では、流れの軸線方向
成分は、従来の考えに比してかなり大きい。
換言すれば従来技術による、溝に直角を成す流れを有
する従来のスクリーンプレートの設計に対して、基礎と
して使用されている考えは正しくないから、この技術に
よって得られる“最適な”溝形態も、おそらくは或程度
誤りである。なし得るただ一つのことは、この溝形態
が、変わった状況においても使用し得るか否かを検討す
ることである。
本発明によれば、濾過すべきパルプの側に位置する回
転対称形状のスクリーン表面と、その反対側でスクリー
ン表面を支持するリング状支持部材とを有し、スクリー
ン表面が主として溝と、この溝に連通するように配置さ
れたスクリーン開口とから成り、溝が上流側面、底面お
よび下流側面を順に含むスクリーンシリンダであって、
実質的に溝の底面と上流側面の連接部に位置するスクリ
ーン開口と、上流側面およびスクリーン開口に向かって
***している溝の底面とを組み合わせとして有するスク
リーンシリンダが提供される。
本発明による濾過の考えに従えば、スクリーンドラム
上の流れ、少なくともスロットスクリーンドラム上の流
れは、スロットとほぼ平行に進行し、それによって受け
入れられた繊維材料は、スロットを円滑に通過する。他
方においては、製造技術に起因して、スロットは簡単に
流動方向に配置し得ないから、スクリーンプレート、対
応してワイヤスクリーンは、斜めの流動もできるだけ処
理し得るように設計する必要がある。
本発明のスクリーンドラム構造の特徴は、繊維懸濁液
が溝およびスクリーンの開口、すなわちスロットまたは
孔の上を、斜めに通ることを考慮に入れて設計されてい
ることである。問題となる構造によってスクリーンプレ
ートの作用は改善され、したがって濾過されたパルプの
純度は改良され、容量は大となる。
本発明によるスクリーンドラムの特徴は、添付した請
求の範囲に記載されている。
本スクリーンドラムの作用および構造を、次に示す図
面によって詳述する。
図1は従来技術によるワイヤスクリーンドラムを示
す。
図2は本発明の好適な実施態様によるスクリーンドラ
ムの詳細断面を示す。
図3は本発明の好適な実施態様による第2スクリーン
ドラムの詳細断面を示す。
図4は本発明の好適な実施態様による第3スクリーン
ドラムの詳細断面を示す。
図5は本発明の好適な実施態様による第4スクリーン
ドラムの詳細断面を示す。
図6は本発明の好適な実施態様による第5スクリーン
ドラムの詳細断面を示す。
図7は従来のスクリーンワイヤと比較した、図6の非
対称スクリーンワイヤの利点を略図的に示す。
図8は本発明のなお他の好適な実施態様を示す。
既述のように、図1は従来技術のワイヤスクリーンド
ラムの断面図を有しており、スクリーンワイヤ4の中心
線CLが、支持ワイヤに対してほぼ直角を成している。そ
の結果、矢印Fの方向の流れは、支持ワイヤ2とスクリ
ーンワイヤ4の固着点において、該スクリーンワイヤ4
に回転モーメントを与える。
図2は本発明によるスクリーンプレートの好適な実施
態様の断面図を示しており、該スクリーンプレートの正
確な表面形状を示す。この図に示されたスクリーンプレ
ート10は、主として、濾過すべき濾過液に面する表面1
2、濾過された懸濁液に面する表面14、およびこれらの
間に形成されたスクリーン開口16から成り、該開口は孔
またはスロットのいずれかになすことができる。スクリ
ーン開口16に比して大きな凹所18は、前記表面14が機械
加工されたものであり、大抵、その上のスクリーン開口
16が孔であるか、スロットであるかによって、円筒形ま
たは細長い形を有している。濾過すべき懸濁液に面する
表面12は、幾つかの部分から成っている。図2に示す実
施態様においては、表面12はほぼスクリーンドラム表面
と平行で、幅1を有する表面122と、溝124を有してい
る。この図に示された実施例においては、溝124は三つ
の表面、すなわち繊維懸濁液の流動方向Fに対して、下
流側面126、底面128および上流側面130から成ってい
る。
実施した実験においては、図1に示すスクリーンプレ
ートを、登録商標PROFILEなるスクリーンプレート、す
なわち該スクリーンプレート溝の底面が平らであり、ま
たは底面を有しないと言う点で、本発明のプレートとは
異なる登録商標PROFILEなるスクリーンプレートと比較
した。この実験によって明らかになったことは、底面12
8の上流側縁を高くすることによって、濾過されたパル
プの純度が、平らな底面に比して著しく改良されたこと
である。この実験は、底部の傾斜角度aが5〜30度であ
る時に最良となることを実証した。これに反し、溝を過
度に下げれば、容量が低下する。さらに溝の深さHを増
加すれば、普通より幾分高濃度のパルプを処理し得るこ
とが判明した。さらに溝の深さが大となれば、プレート
表面上の乱流が増加するために、スクリーンプレートの
容量が増加する。この実験は溝の最適の深さは0.3〜2mm
であることを明らかにした。これに対応して、溝の上流
側縁が0.1〜1.5mmなる時に、パルプの純度は最高とな
る。下流側面126の傾斜角度gは、大抵の用途における
普通のスクリーンプレートの作用に応じて、実験におい
て30度から60度の間で変化せしめたが、最も有利な角度
は30〜45度であることが判明した。この実験においては
なお、上流側面130の方向bも研究され、前記表面を図
示の方向に傾斜させた時に、プレートの容量に僅かでは
あるが重要な影響を及ぼし、表面を傾斜させた時に、容
量がある程度改良されることが判明した。実験によれ
ば、この角度bに対する最も有利な読みは、0〜15度で
あることが判明した。
前述のように、底部を***するように配置することに
よって、拒否された粒子は、遠心力と、拒否された堅い
粒子がスクリーンの開口内に向かわずに、溝の底部に対
するこの開口上を漂流することによって、幾分この溝の
底部上に集積するようになる。
図3は本発明の他の好適な実施態様を示すもので、こ
の実施態様においては、図2に示すスクリーンプレート
が使用されているが、スクリーンドラム表面と平行な表
面122と、図2に示す隣接面126が、湾曲した表面125に
よって連結されるように変形されている。もちろん表面
125は表面130の上縁から始まり、この場合はほぼ平らな
表面122は存在しない。なお図2の表面122および126の
間に、平らな表面を配置し、図3に示す湾曲表面の代わ
りとすることもできる。この実施態様において、述べら
れている中間表面によって、表面122および126を連結す
る目的は、たとえ小さくとも急激な圧力の動きが生じ
て、濾過結果に有害な作用を及ぼすことが認められた時
に、スクリーンプレート表面上の流れを鎮静化すること
である。
したがって図3は、溝の底面128と、下流側面126の間
に、湾曲した連結面127を設け得ることを示している。
表面127の曲率半径は、溝の所要深さHのみによって制
限される。
図4は本発明の第3実施態様を示すもので、この実施
例においては図2に示すスクリーンプレートが、実際に
ワイヤスクリーン構造に変換されている。図4において
は、図2の二つのスクリーン開口16の間のプレート部分
の代わりに、スクリーンワイヤが使用され、このスクリ
ーンワイヤは図2に示されたものと多くの類似点がある
が、僅かな差異も認められる。先ず濾過すべきパルプに
面する表面は、濾過スロット26がスクリーンプレートに
おけるより実質的に長いと言う以外は、実際、類似して
いる。ワイヤスクリーンドラムにおいては、ドラムが幾
つかの短い部分によって構成されていない場合には、濾
過スロットはドラムの全高ささえ越えて延在することが
できる。スクリーンプレートによって形成されたドラム
との差は、濾過されたパルプに面する側において、先ず
スクリーンワイヤ20が、その表面24によって支持ワイヤ
(図示せず)に固着されていることである。さらにスク
リーンプレート内のスクリーン開口の連続部分として働
らく、円筒形すなわち樋形凹所18(図2)の代わりに、
ワイヤスクリーンにおいては、支持表面24に向ってワイ
ヤを細め、それによってパルプ受入れ側のワイヤ間に、
均一に広がる開放空隙218が画成されるようになってい
る。
図5は図3に対応する実施態様を示すもので、この実
施態様はスクリーンワイヤから成る。換言すれば、処理
すべきパルプに面する表面は、製造中に丸められ、図3
に示す変形構造に対応する。
図6は本発明によるスクリーンワイヤを適用した、さ
らに他の好適な実施態様を示す。図示のスクリーンワイ
ヤ30の重要な特徴は、支持面34のワイヤと平行な、中心
線を通り、かつ処理すべきパルプに面する側の、もしも
必要であれば、ワイヤと平行な、溝の下流側面326の中
心線を通って引かれたワイヤ中心線CLが、支持表面34の
面と鋭角dを成すことである。図6の実施態様の必須要
件は、スクリーンワイヤの中心線CLが、懸濁液の流動方
向Fに向かって、角度dで向けられていることである。
したがって図7に示するように、懸濁液の流れから、ワ
イヤに向けられる力Fは、二つの成分、すなわちワイヤ
の中心線と平行な成分FCと、ワイヤの中心線と垂直な成
分FMに分割される。ワイヤの中心線と平行な成分FCはス
クリーンワイヤと支持ワイヤの継ぎ目に、圧縮応力を発
生させる。両側において溶接された支持ワイヤが使用さ
れる時には、力FCは両溶接点に作用する。このような圧
縮応力は、実際的に無害である何故なら、このような圧
縮応力は環状支持ワイヤに対して大部分は半径方向に作
用する荷重を生起し、この荷重はワイヤにとって十分に
耐え得るものであるからである。中心線に対して垂直な
成分FMは、スクリーンワイヤを、その第2固着点の回り
で回転させるモーメントMを発生させる。図7によって
明らかなように、右方固着点に作用する力FCは、モーメ
ントMに対抗する傾向を有し、すなわちスクリーンワイ
ヤをモーメントMと反対方向に回転させる傾向を有して
いる。その結果は、スクリーンワイヤは、固着点に加え
られた応力が、前に得られた力より減少するように固着
され、それによってスクリーンドラムの耐久性は、従来
の固着法により得られるそれに比してさらに改良され
る。
図8は本濾過技術によって製造されたスクリーンドラ
ムを示す。図示のドラムにおいては、濾過スロットはド
ラムとローターの間の、流動方向に配置されている。換
言すれば、ドラムの上側区画においては、濾過スロット
はドラムの軸線とほぼ平行であり、かつその方向は、ド
ラムの下側部分に近づくにつれて周囲の方に回転する。
ドラムの上側区画はドラムの送給端を意味し、この区画
においては、処理すべき繊維懸濁液はドラムと、ロータ
ーの間の空間に流入する。したがってドラムの下側区画
は、ドラムの排出端を意味し、この排出端によっていわ
ゆるアクセプト(accept)と、いわゆるリジェクト(re
ject)の双方がスクリーンから排出される。スロットは
連続的に形成することができ、すなわち図8に示すよう
に湾曲し、またはまっすぐに形成し、その傾斜角が漸次
変化するようになすことができる。
以上の説明から明らかなように、従来のスクリーンシ
リンダの弱点を小さくし、かつ近代の濾過技術を取り入
れた、新規な形式のスクリーンシリンダが得られた。以
上に示したスクリーンシリンダは、本発明の幾つかの好
適な実施態様に過ぎない。したがって本発明は、添付請
求の範囲によって画定されたすべての変形態様を含むも
のと解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−11597(JP,A) 特開 平2−264092(JP,A) 実開 平1−89991(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21D 5/00 - 5/16 B01D 29/30 510 B07B 1/22

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーンシリンダであって、濾過すべき
    パルプの側に位置する回転対称形状のスクリーン表面
    と、その反対側において前記スクリーン表面を支持する
    リング状支持部材とを有し、前記スクリーン表面(12)
    が主として溝(124、224)と、該溝に連通するように配
    置されたスクリーン開口(16、26)とから成り、前記溝
    (124、224)が、順に上流側面(130、230)、底面(12
    8、228)および下流側面(126、226)を含むスクリーン
    シリンダにおいて、 実質的に前記底面(128、228)と前記上流側面(130、2
    30)の連接部に位置する前記スクリーン開口(16、26)
    と、前記上流側面(130、230)および前記スクリーン開
    口(16、26)に向かって***している前記溝(124、22
    4)の前記底面(128、228)との組み合わせによって特
    徴づけられるスクリーンシリンダ。
  2. 【請求項2】前記スクリーン表面がスクリーンプレート
    を含み、該スクリーンプレート内に前記溝(124)およ
    び前記スクリーン開口(16)が機械加工によって形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載されたスクリ
    ーンシリンダ。
  3. 【請求項3】前記スクリーン開口(26)が2つの隣接ス
    クリーンワイヤ(20)の間に形成されるように、前記ス
    クリーン表面がスクリーンワイヤ(20)から成り、それ
    によって前記溝(224)の前記下流側面(226)および前
    記底面(228)が1つのスクリーンワイヤ(20)内に位
    置し、かつ前記上流側面(230)が隣接する前記スクリ
    ーンワイヤ(20)内に位置するようになっていることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載されたスクリ
    ーンシリンダ。
  4. 【請求項4】前記底面(128、228)の傾斜角度(a)が
    5〜30度であることを特徴とする請求項1に記載された
    スクリーンシリンダ。
  5. 【請求項5】前記底面(128、228)と前記下流側面(12
    6、226)の連接部における前記溝(124、224)の深さが
    0.3〜2.0mmであることを特徴とする請求項1に記載され
    たスクリーンシリンダ。
  6. 【請求項6】前記スクリーン表面と直角を成す平面に対
    する前記上流側面(130、230)の傾斜角度(b)が0〜
    15度であることを特徴とする請求項1に記載されたスク
    リーンシリンダ。
  7. 【請求項7】前記底面(128、228)と前記上流側面(13
    0、230)の連接部における前記溝(124、224)の深さが
    0.1〜1.5mmであることを特徴とする請求項1に記載され
    たスクリーンシリンダ。
  8. 【請求項8】前記スクリーンワイヤ(20)は、その中心
    線(CL)であって前記下流側面(326)の中心線を通る
    中心線(CL)が前記リング状支持部材と固着点で鋭角を
    成すように固着され、それによって前記スクリーンワイ
    ヤ(20)の方に向かう力が、特に該スクリーンワイヤの
    固着点に圧縮応力を発生させることを特徴とする請求項
    3に記載されたスクリーンシリンダ。
  9. 【請求項9】前記スクリーン表面がさらに前記スクリー
    ンシリンダの周囲と平行な表面(122、222)を含み、か
    つ0〜2.5mmなる長さを有することを特徴とする請求項
    1に記載されたスクリーンシリンダ。
  10. 【請求項10】前記スクリーン表面(12)に配置された
    前記スクリーン開口(316)の、前記スクリーン表面(1
    2)に沿う、その長さ方向が、ドラムとローターの間の
    濾過すべきパルプの流動方向に沿うようにドラム(31
    2)上の異なる高さ位置で変化していることを特徴とす
    る請求項1に記載されたスクリーンシリンダ。
  11. 【請求項11】前記スクリーン開口の前記長さ方向が、
    連続的に変化していることを特徴とする請求項10に記載
    されたスクリーンシリンダ。
  12. 【請求項12】前記スクリーン開口の前記長さ方向が、
    段階的に変化していることを特徴とする請求項10に記載
    されたスクリーンシリンダ。
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