JP3031652B2 - データ提供システム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の商品に関す
るデータを画面情報としてユーザへ提供するシステムに
関する。

【０００２】

【従来の技術】最近では、情報処理技術の向上により、
商品に関するデータを画面表示するシステムが開発され
ている。この種のシステムとしては、住宅情報、中古車
情報等を提供するシステムが知られている。

【０００３】中古車情報を提供するシステムを例にとる
と、ディスプレイ装置とキーボード（あるいはタッチパ
ネル）を備え、ディスプレイ画面上にユーザの希望する
中古車の価格帯、車種等の条件の入力を促すメッセージ
を順次画面表示する。そして、各メッセージに応答して
ユーザが入力した条件を満たす中古車情報検索し、検索
結果をディスプレイ装置から画面表示する。

【０００４】住宅情報を提供するシステムの場合も上記
中古車情報提供システムと同様に、価格帯、所在地域、
間取り等に関する条件の入力を促すメッセージをディス
プレイ画面上に順次表示する。そして、各メッセージに
応答してユーザが入力した条件を満たす住宅情報を検索
し、検索結果を画面表示する。また、これらのシステム
では、検索結果を画面表示すると共に、プリントアウト
するものもある。

【０００５】このシステムによれば、ユーザは、希望の
情報を書籍等から抽出したり、販売者に問い合わせる手
間が省け、気軽に情報を入手できるという利点がある。
しかし、従来のシステムでは、複数の商品に関する情報
の入手を希望する場合に、ユーザは、各商品毎に初期状
態から情報検索を行わなければならなかった。また、条
件の入力を間違えた場合には、システムの初期状態から
入力をやり直さなければならず、時間と手間がかかると
いう問題ある。

【０００６】さらに、現在表示されているメッセージ画
面の直前画面に戻ることが必ずしもできず、利便性に欠
けるという問題もある。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
に鑑みてなされたものであり、自動車等の商品に関する
情報のうち、ユーザの希望する情報のみを検索して提供
するシステムであり、過去に検索したデータを保持した
状態で新たなデータ検索を行えると同時に、過去の検索
結果と新たな検索結果とを比較できるようにし、利便性
の高いシステムを提供することを課題とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、前記
課題を解決するために以下のような構成とした。これを
図１の原理図に基づいて説明する。すなわち、本発明
は、個々の物件に関するデータを格納するデータ格納手
段１、このデータ格納手段１に格納される複数の物件か
ら希望の物件の選択を促すメッセージを物件選択画面に
表示する物件選択画面管理手段２、この物件選択画面で
選択された物件に関するデータを項目別にデータ表示画
面に表示するデータ画面管理手段３を備える。

【０００９】データ格納手段１は、個々の物件に関する
データを項目別に格納するものであり、例えば、物件Ａ
に関するデータを項目１、項目２、・・・、項目ｎのｎ
個の項目に分割して格納する。物件選択画面管理手段２
は、複数の物件を画面上に提示し、これらの物件の中か
ら希望の物件の選択を促すメッセージを画面表示する。

【００１０】データ画面管理手段３は、物件選択画面に
おいてユーザの選択した物件に関するデータをデータ格
納手段１から読み出して画面表示する機能とを有する。
さらに、第１の物件に関するデータを画面表示している
時に、物件選択画面の表示命令が入力されると、物件選
択画面管理手段２を起動させる機能を有する。

【００１１】ここで、再起動した物件選択画面において
ユーザが第２の物件を選択すると、データ画面管理手段
３は、第２の物件に関するデータのうち、前記第１の物
件と同一項目のデータを画面表示する機能を備える。ま
た、上記のデータ画面管理手段３は、第１の物件に関す
るデータと第２の物件に関するデータとを合成して１画
面上に同時表示する機能を備えるようにしてもよい。さ
らに、３つ以上の物件に関するデータを１画面上に同時
表示する機能を備えるようにしてもよい。

【００１２】さらに、データ画面管理手段３は、各物件
に関するデータのうち、所定項目のデータのみを画面表
示する項目別データ管理部３ａを各項目毎に備えるよう
にしてもよい。つまり、所定の物件に関するデータを第
１項目、第２項目の２項目に分けて格納する場合に、デ
ータ画面管理手段３は、第１項目のデータを画面表示す
る項目別データ管理部３ａと、第２項目のデータを画面
表示する項目別データ管理部３ａとの２個の項目別デー
タ管理部３ａを有する。

【００１３】また、第１の物件を特定する物件識別情
報、第２の物件を特定する物件識別情報、項目別データ
管理部３ａを特定する項目別データ管理部識別情報、物
件選択画面管理手段２を特定する管理部識別情報を格納
するデータ履歴格納手段４を備えるようにしてもよい。

【００１４】

【作用】本発明のデータ提供システムは、物件選択画面
管理手段２がデータ格納手段１に格納されている物件の
中から希望の物件の選択を促すメッセージ画面（物件選
択画面）を表示する。ここで、ユーザが第１の物件を選
出すると、物件選択画面管理部２は、前記第１の物件を
特定する物件識別情報をデータ画面管理手段３へ通知す
る。

【００１５】データ画面管理手段３は、前記物件識別情
報に基づいてデータ格納手段１へアクセスし、前記物件
識別情報に対応する物件のデータを読み出して画面表示
する。 ここで、ユーザが物件選択画面の表示命令を入
力すると、データ画面管理手段３は、物件選択画面管理
手段２を再起動する。そして、物件選択画面管理手段２
は、再度物件選択画面を表示する。この物件選択画面で
ユーザが第２の物件を選出すると、データ画面管理手段
３は、データ格納手段１から第２の物件に関するデータ
を読み出し、画面表示する。

【００１６】このとき、データ画面管理手段３は、第２
の物件に関するデータのうち、前記第１の物件と同一項
目のデータを画面表示する。詳細には、データ画面管理
手段３は、物件選択画面管理手段２を再起動する際に、
物件選択画面管理手段２の管理部識別情報をデータ履歴
格納手段１へ格納する。

【００１７】物件選択画面管理手段２は、データ履歴格
納手段３を監視し、自管理部識別情報が格納されると、
物件選択画面を表示する。ここで、ユーザが第２の物件
を選出すると、第２の物件を特定する物件識別情報を前
記データ画面管理手段３へ通知する。データ画面管理手
段３は、前記物件識別情報に基づいてデータ格納手段１
へアクセスし、第２の物件に関するデータのうち、第１
の物件と同一項目のデータを読み出し、画面表示する。

【００１８】これにより、ユーザが第１の物件に関する
データを選択した後に、他の物件のデータ参照を希望し
ても、システムを終了することなく物件選択画面を再度
表示することができる。さらに、データ履歴格納手段４
に第１の物件の物件識別情報と第２の物件の物件識別情
報とを保持しておくことにより、第２の物件を選択した
後も即座に第１の物件に関するデータを読み出し、画面
表示できる。

【００１９】また、データ画面管理手段３にウインド機
能を備えることにより第１の物件に関するデータと第２
の物件に関するデータとを１画面上に表示でき、ユーザ
は二つの物件を比較しやすい。

【００２０】

【実施例】本発明のデータ提供システムの実施例につい
て説明する。図２は、本実施例におけるデータ提供シス
テムの全体概略構成を示すブロック図である。本実施例
は、本発明の物件として自動車を例に挙げて説明する。

【００２１】データ提供システムは、ＣＲＴ６、スピー
カ７、タッチコントローラ１３、ＣＰＵ８、メモリ９、
入出力装置（Ｉ／Ｏ）１０、インターフェース部１１、
外部記憶装置１２、ハンドセット１４からなる。ここ
で、ＣＲＴ６は、自動車に関する画像データを画面表示
するものである。スピーカ７は、当該データ提供システ
ムの利用手順、ＣＲＴ６の表示画面の説明を音声出力す
る。

【００２２】ハンドセット１４は、自動車販売店との通
話時にユーザが使用するものである。タッチコントロー
ラ１３は、ユーザがＣＲＴ６上のタッチボタンを介して
入力した信号を当該データ提供システムの処理可能な信
号形態に変換する機能を備える。

【００２３】ＣＰＵ８は、ユーザの希望する自動車に関
するデータを検索し、ＣＲＴ６及びスピーカ７から出力
する。メモリ９は、ＣＰＵ８の動作手順を定めたプログ
ラムを格納する。Ｉ／Ｏは、ＣＰＵ８からの出力をイン
ターフェース部１１を介して外部記憶装置１２へ出力す
ると共に、外部記憶装置１２からの出力をインターフェ
ース部１１を介してＣＰＵ８へ入力させるためのもので
ある。

【００２４】外部記憶装置１２は、個々の車種に関する
データを項目別に格納するものである。この具体例を図
３に示す。本実施例の外部記憶装置１２は、自動車の車
種を特定する車種コード番号毎に、各車種に関するデー
タを格納している。さらに、各車種のデータは、複数の
項目別に格納されている。尚、これらの項目は全ての車
種に共通の項目としている。

【００２５】具体的には、各車種に関するデータを、各
車種の概要、代表車型、イメージフィルム、主要装備、
カラー、お客様の声、販売店の紹介、新型車のアンケー
トの８項目に分割して格納する。概要の項目には、各車
種の外装写真、内装写真等の静止画データと、各車種の
特徴を簡単に説明した音声データが格納されている（図
６参照）。

【００２６】代表車型の項目には、各車種の代表グレー
ドの簡単な説明図等の静止画データと、各グレードの特
徴及び他グレードとの差異を簡単に説明する音声データ
を格納する（図７参照）。即ち、自動車の場合、同一の
車種において、排気量、動力性能、装備の違いにより複
数のグレードが存在する。このため、動力性能が一番優
れているグレード、標準装備品が一番多いグレード、お
買得なグレード等を予め選別しておき、これらのグレー
ドの紹介情報を格納する。さらに、この代表車型の項目
には、各グレードの見積書を作成するためのデータが格
納されている（図８（ａ），（ｂ）参照）。

【００２７】イメージフィルムの項目には、各車種を被
写体とした動画像データと、動画像データに対応した音
声データとを格納する（図９参照）。ここで、イメージ
フィルムは、例えば、テレビのコマーシャルに使用され
る動画像データ等である。主要装備の項目には、各車種
の各グレード毎に、取付可能な装備品の一覧（図１０参
照）と、各装備品の写真等の静止画データ及び各装備品
の特徴を説明する音声データとを格納する（図１１参
照）。

【００２８】カラーの項目には、各車種の各グレード毎
に設定されているボディカラー情報を格納する。詳細に
は、個々のボディカラーの自動車の写真等の静止画デー
タ、各ボディカラーの色名を説明する文字データ等を格
納する（図１２参照）。さらに個々のボディカラーに対
応して設定されているインテリアカラーの紹介情報を格
納する。

【００２９】お客様の声の項目には、各車種を所有する
オーナーの紹介と、オーナーの自動車に対する感想とを
画像データ、文字データ、音声データとして格納する
（図１３参照）。販売店の紹介の項目には、各車種を取
り扱う販売店の紹介情報を画像データ、文字データ、音
声データとして格納する（図１４参照）。

【００３０】新型車のアンケートの項目には、新型の車
種に対するアンケートの質問と、各質問に対する解答を
促すメッセージ等を格納する（図１５参照）。以下、本
実施例におけるデータ提供システムの特徴的な機構につ
いて説明する。図４は、データ提供システムの特徴的な
処理系統を機能別に示したブロック図である。

【００３１】この処理系統は、物件選択画面管理手段を
実現する車種選択画面管理部２３と、複数の項目に分類
されたデータのうち何れの項目のデータを希望するかを
選択させるメッセージ画面を表示する項目選択画面管理
部２４（項目選択画面管理手段に相当）と、車種選択画
面で選択された車種のデータの中から項目選択画面で選
択された項目のデータを検出して画面表示する項目別デ
ータ管理部２５とからなる。本実施例では、項目別デー
タ管理部２５が物件選択画面からデータ表示画面に遷移
させる手段としての機能をも備えている。

【００３２】車種選択画面管理部２３は、外部記憶装置
１２に格納されている車種の中から希望の車種の選択を
促すメッセージを画面表示する機能と、ユーザの選出し
た車種の車種コード番号をメモリ９に格納する機能とを
有する。項目選択画面管理部２４は、車種選択画面にお
いて１台目の車種が選択されると、この車種に関する複
数のデータ項目から希望の項目の選択を促すメッセージ
画面を表示する機能を備える。さらに、ユーザが希望の
項目を選出した際に、この項目を管理する管理部の管理
部コードを起動元管理部コードとしてメモリ９に格納す
る機能を備える。

【００３３】ここで、項目選択画面の具体例を図１６に
示す。同図において、ユーザが８項目あるタッチボタン
Ｉの中から希望の項目のタッチボタンＩをタッチする
と、項目選択画面管理部２４は、前記タッチボタンＩの
項目に対応する項目別データ管理部２５の管理部コード
を起動元管理部コードとしてメモリ９に格納する。上記
項目別データ管理部２５は、前述の外部記憶装置１２の
各項目に対応する管理部からなる。すなわち、概要紹介
画面管理部１５、代表車型紹介画面管理部１６、イメー
ジフィルム出力管理部１７、主要装備紹介画面管理部１
８、カラー紹介画面管理部１９、お客様の声紹介画面管
理部２０、販売店の紹介画面管理部２１、新型車アンケ
ート画面管理部２２、項目選択画面管理部２４からなる
（以下、これらを総称して項目別データ管理部２５と記
す）。

【００３４】さらに、代表車型紹介画面管理部１６は見
積画面管理部１６ａを備え、販売店の紹介画面管理部２
１は通話管理部２１ａを備える。ここで、各項目別デー
タ管理部２５は、メモリ９を監視し、起動元管理部コー
ドに自管理部コードが格納されると、動作を開始する。
また、自項目別データ管理部２５の動作中に、車種選択
画面管理部２３の起動命令を認識すると、車種選択画面
管理部２３の管理部コードを起動先管理部コードとして
メモリ９に格納する機能を備える。

【００３５】以下、各項目別データ管理部２５の具体的
な機能について説明する。概要紹介画面管理部１５は、
車種選択画面でユーザの選択した車種に関するデータを
外部記憶装置１２の概要の項目から読み出し、このデー
タをＣＲＴ６及びスピーカ７へ出力する。代表車型紹介
画面管理部１６は、ユーザの選択した車種に関するデー
タを外部記憶装置１２の代表車型の項目から読み出し、
ＣＲＴ６及びスピーカ７へ出力する。具体的には、各車
種の主要グレードの紹介情報を出力する。

【００３６】ここで、代表車型紹介画面において、ユー
ザが単一のグレードを指定すると、代表車型紹介画面管
理部１６は、見積画面管理部１６ａを起動する。例え
ば、図７に示す代表車型紹介画面において、ユーザが希
望のグレードのタッチボタンＡをタッチすると、代表車
型紹介画面管理部１６は、見積画面管理部１６ａを起動
する。

【００３７】見積画面管理部１６ａは、ユーザの指定し
たグレードの自動車を購入する際に必要な費用の見積書
を作成し、図８（ａ），（ｂ）に示す見積画面を表示す
る機能を有する。次に、イメージフィルム出力管理部１
７は、ユーザの選択した車種のイメージフィルムを外部
記憶装置１２のイメージフィルムの項目から読み出し、
ＣＲＴ６及びスピーカ７へ出力する。例えば、イメージ
フィルム出力管理部１７は、先ず図９に示すイメージフ
ィルム選択画面を表示する。そして、ユーザがタッチボ
タンＢ、タッチボタンＣ、タッチボタンＤのうちの何れ
かのタッチボタンをタッチすると、各タッチボタンに対
応したイメージフィルムを画面上に表示する。ここで、
図９中でタッチボタンＢをタッチすると、ユーザの選択
した車種のエクステリア（外装）写真を画面上に表示す
る。

【００３８】主要装備紹介画面管理部１８は、ユーザの
選択した自動車に取付可能な装備品の一覧と、個々の装
備品の特徴を説明する情報とを外部記憶装置１２の主要
装備の項目から読み出し、ＣＲＴ６及びスピーカ７へ出
力する。例えば、図１０に示す主要装備紹介画面におい
て、ユーザがタッチボタンＥをタッチすると、主要装備
紹介画面管理部１８は、そのタッチボタンに対応する装
備品の写真と共に装備品の特徴を説明する画面を表示す
る（図１１参照）。

【００３９】カラー紹介画面管理部１９は、外部記憶装
置１２のカラーの項目へアクセスし、ユーザの選択した
車種に設定されているボディカラーに関する情報を読み
出し、ＣＲＴ６及びスピーカ７へ出力する機能を有す
る。例えば、図１２に示すカラー紹介画面において、ユ
ーザがタッチボタンＦをタッチすると、このタッチボタ
ンＦの色名に対応するボディカラーの自動車の写真を画
面表示する。

【００４０】お客様の声紹介画面管理部２０は、外部記
憶装置１２のお客様の声の項目にアクセスし、ユーザの
選択した車種を所有するオーナーの紹介情報と、オーナ
ーの前記車種に対する感想等とを読み出し、ＣＲＴ６及
びスピーカ７へ出力する。販売店の紹介画面管理部２１
は、ユーザの選択した車種を取り扱う販売店の紹介情報
を、外部記憶装置１２の販売店の紹介の項目から読み出
し、ＣＲＴ６及びスピーカ７へ出力する機能を有する。
例えば、図１４に示す販売店紹介画面において、ユーザ
がタッチボタンＧをタッチすると、販売店の紹介画面管
理部２１は通話管理部２１ａを起動する。

【００４１】通話管理部２１ａは、タッチボタンＧの示
す販売店名に基づいて外部記憶装置１２へアクセスし、
この販売店の電話番号を読み出す。そして、この電話番
号に基づいて前記販売店へ発呼する。ここで、各販売店
名と電話番号とをリンクしておき、通話管理部２１ａ
は、ユーザの選択した販売店名から即座に電話番号を検
出できるようにしている。

【００４２】新型車アンケート画面管理部２２は、ユー
ザが選択した車種が新型車の場合に、外部記憶装置１２
の新型車アンケートの項目へアクセスし、当該車種に関
するアンケート情報を読み出し、ＣＲＴ６及びスピーカ
７へ出力する。例えば、図１５に示す新型車アンケート
画面において、ユーザはアンケートの質問に対して”Ｙ
ＥＳ”または”ＮＯ”の何れからのタッチボタンＨをタ
ッチすることにより質問に解答することができる。

【００４３】以下、項目別データ管理部２５と車種選択
画面管理部２３との間の制御移行過程について図５のフ
ローチャートに沿って説明する。まず、当該処理系の動
作開始時に、車種選択画面管理部２３はユーザが選出し
た車種Ａの車種コード番号をメモリ９に格納し、項目選
択画面管理部２４はユーザの選出した項目を管理する項
目別データ管理部２５の管理部コードを起動元管理部コ
ードとしてメモリ９に格納したものとする。

【００４４】起動元管理部コードに対応する項目別デー
タ管理部２５は、車種Ａに関するデータのうち、自項目
別データ管理部２５の管理する項目のデータを画面表示
している時に（ステップ５０１）、車種選択画面の表示
命令を認識すると、（図１６のタッチボタンＪをユーザ
がタッチすると）（ステップ５０２）、車種選択画面管
理部２３の管理部コードを起動先管理部コードとしてメ
モリ９に格納する（ステップ５０３）。図１６のタッチ
ボタンＪがデータ表示画面上より物件選択画面へ遷移さ
せる手段に相当する。

【００４５】車種選択画面管理部２３は、メモリ９を監
視し、起動先管理部コードに自管理部コードの格納を認
識し（ステップ５０４）、車種選択画面をＣＲＴ６に出
力する（ステップ５０５）。前記車種選択画面におい
て、ユーザが車種Ｂを選択すると（ステップ５０６）、
車種選択画面管理部２３は、当該車種Ｂの車種コード番
号をメモリ９に格納する（ステップ５０７）。さらに車
種選択画面管理部２３は、メモリ９の起動元管理部コー
ドに対応する項目別データ管理部２５へ車種Ｂの車種コ
ード番号を通知する（ステップ５０８）。

【００４６】項目別データ管理部２５は、車種Ｂの車種
コード番号に基づいて外部記憶装置１２へアクセスし、
自項目別データ管理部２５の管理する項目のデータを読
み出す（ステップ５０９）。そして、読み出したデータ
をＣＲＴ６及びスピーカ７から出力する（ステップ５１
０）。尚、前述のステップ５１０において、項目別デー
タ管理部２５は、車種Ｂの画面データを画面表示すると
同時に、車種Ａの車種名をタッチボタンとして画面表示
する（図１７のタッチボタンＫ参照）。そして、ユーザ
が車種Ａのタッチボタンをタッチすると、メモリ９から
車種Ａの車種コード番号を読み出し、この車種コード番
号に基づいて外部記憶装置１２へアクセスする。そし
て、車種Ａに関するデータのうち、自項目別データ管理
部２５の管理する項目のデータを読み出す。そして、読
み出したデータをＣＲＴ６及びスピーカ７から出力す
る。このとき、項目別データ管理部２５は、車種Ｂの車
種名をタッチボタンとして画面表示する。

【００４７】これにより、ユーザは、異なる車種に関す
る同一項目のデータを比較することができる。また、一
車種のデータを参照した後、簡略な操作で他の車種を選
択し且つその車種のデータを参照することができる。つ
まり、システムの操作を最初からやり直す手間が省け
る。

【００４８】

【発明の効果】本発明によれば、自動車等の商品に関す
る情報のうち、ユーザの希望する情報のみを検索して提
供するシステムにおいて、過去に検索したデータを保持
した状態で新たなデータ検索を行えると同時に、過去の
検索結果と新たな検索結果とを簡略な操作で比較でき、
利便性の高いシステムを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理図

【図２】本実施例におけるデータ提供システムの全体概
略構成を示すブロック図

【図３】本実施令における外部記憶装置の具体例

【図４】データ提供システムの処理系統を機能別に示す
ブロック図

【図５】本実施例におけるデータ提供システムの動作フ
ローチャート図

【図６】概要紹介画面の具体例

【図７】代表車型紹介画面の具体例

【図８】見積画面の具体例と見積画面の具体例

【図９】イメージフィルム選択画面の具体例

【図１０】主要装備一覧紹介画面の具体例

【図１１】主要装備紹介画面の具体例

【図１２】カラー紹介画面の具体例

【図１３】お客様の声紹介画面の具体例

【図１４】販売店紹介画面の具体例

【図１５】新型車アンケート画面の具体例

【図１６】項目紹介画面の具体例

【図１７】車種選択後のデータ表示画面の具体例

【符号の説明】

１・・データ格納手段 ２・・物件選択画面管理手段 ３・・データ画面管理手段 ３ａ・・項目別データ管理部 ４・・データ履歴格納手段 ６・・ＣＲＴ ７・・スピーカ ８・・ＣＰＵ ９・・メモリ １０・・入出力装置（Ｉ／Ｏ） １１・・インターフェース部 １２・・外部記憶装置 １３・・タッチコントローラ １４・・ハンドセット １５・・概要紹介画面管理部 １６・・代表車型紹介画面管理部 １６ａ・・見積画面管理部 １７・・イメージフィルム出力管理部 １８・・主要装備紹介画面管理部 １９・・カラー紹介画面管理部 ２０・・お客様の声紹介画面管理部 ２１・・販売店の紹介画面管理部 ２１ａ・・通話管理部 ２２・・新型車アンケート画面管理部 ２３・・車種選択画面管理部 ２４・・項目選択画面管理部 ２５・・項目別データ管理部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−216169（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−61767（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−264369（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−58170（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−35662（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−245564（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−17753（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) G06F 17/30 ＪＩＣＳＴファイル（ＪＯＩＳ)

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数の物件の中から希望の物件を選択させ
   る物件選択画面と、該物件選択画面と異なる画面であっ
   て該物件に関する複数の項目のデータのうち希望の項目
   のデータを表示するデータ表示画面とを有するデータ提
   供システムにおいて、前記物件選択画面から前記データ表示画面に遷移させる
   手段と、 前記データ表示画面上より前記物件選択画面へ遷移させ
   る手段と、 前記データ表示画面上で、任意の物件に関する複数の項
   目のデータのうち、希望の項目のデータを選択させ、選
   択された項目のデータを表示すると共に、該選択情報を
   記憶する項目選択画面管理手段と、 前記物件選択画面で物件が選択され前記データ表示画面
   に遷移した場合に、選択される物件に関する複数の項目
   のデータのうち、前記記憶しておいた選択情報に対応し
   た項目のデータを表示するデータ画面管理手段とを備え
   た ことを特徴とするデータ提供システム。
2. 【請求項２】前記請求項１において、前記物件選択画面
   上で選択された物件を複数個格納するデータ履歴格納手
   段と、 前記データ表示画面上に前記データ履歴格納手段で格納
   された物件を、選択肢として表示する手段と、 前記データ表示画面上の選択肢として表示された物件が
   指定された場合に、該指定された物件に関する、現在表
   示中のデータと同一の項目のデータを表示する手段とを
   備えたことを特徴とするデータ提供システム。
3. 【請求項３】前記請求項１において、選択された複数の
   物件に関するデータを合成し、一画面上に同時表示する
   ことを特徴とするデータ提供システム。