JP3031308U

JP3031308U - ロールペーパーホルダー

Info

Publication number: JP3031308U
Application number: JP1996004215U
Authority: JP
Inventors: 芳一田窪
Original assignee: 株式会社田窪工業所
Priority date: 1996-05-16
Filing date: 1996-05-16
Publication date: 1996-11-22
Anticipated expiration: 2002-05-16

Abstract

(57)【要約】【課題】取付場所に応じて挾着具を用いた挾着手段
か、木ねじを用いたねじ止め手段かのいずれかを選択し
てロールペーパーを取付け支持すること。【解決手段】上方を開放し内部に空洞部と透孔を設け
た箱形の取付用の基体と、基体より後方に突設した支持
杆と、支持杆に中央部を直交させて水平状に固着し、そ
の両端を下方へ曲げ、更に先端部を夫夫内向きに弯曲さ
せた竿杆よりなり、基体の前端縁部に切欠溝を対設し、
上片に段差をつけて低段部を設けたコ字型挾持片を基体
の空洞部に遊嵌して締付ねじで挾持間隔を広狭自在に螺
合し、基体の空洞部内に低段部とリブを具備した構成に
した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、台所等で使用するロールペーパーホルダーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、台所等で使用するロールペーパーのホルダーとして、吊戸棚や壁部に取付けるものであって大きさや用途に応じて種々のものが製品化され販売されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、製品化され販売されているいずれのロールペーパーホルダーも取付手段において挾着具を用いた挾着手段又は木ねじを用いたねじ止め手段のどちらか一方の取付手段に限定されていた。このため、台所周辺のレイアウトの変更や使用勝手に応じた適宜場所に取付けて支持して使用することができないという課題があった。そこで、出願人は取付場所に応じて挾着具を用いた挾着手段か、木ねじを用いたねじ止め手段のいずれかを選択してロールペーパーを取付け支持することができるロールペーパーホルダーを提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

課題を解決するための手段として、上方を開放し内部に空洞部と透孔を設けた箱形の取付用の基体と、基体より後方に突設した支持杆と、支持杆に中央部を直交させて水平状に固着しその両端を下方へ曲げ、更に先端部を夫夫内向きに弯曲させた竿杆よりなり、基体の前端縁部に切欠溝を対設し、上片に段差をつけて低段部を設けたコ字型挾持片を基体の空洞部に遊嵌して締付ねじで挾持間隔を広狭自在に螺合し、基体の空洞部内に陥没部とリブを具備した構成にした。

【０００５】

【考案の実施の形態】本考案の実施の形態につきその一実施例を添付図面に基づき説明する。図１は、本考案のロールペーパーホルダーの斜視図であり、図２にその分解図を示してある。基体１は、合成樹脂等で一体成形され上方を開放した箱形で五角形の空洞部１ａと補強用のリブ１ｂを有し、空洞部１ａの底面１ｃより更に低く段差をつけた陥没部１ｄを設け、該陥没部の中心に締付ねじ５を挿通できる透孔１ｅを穿設してある。陥没部１ｄは後述する挾持片４の陥没部４ｄが嵌入できるようにしてある。空洞部１ａの前端縁部に切欠溝１ｆ，１ｆを左右に対設し、空洞部の内壁に複数条の縦リブ１ｇ，１ｇを対設して基体１の強度を増してある。支持杆２は、線材を平面視Ｕ型に曲成し、前記基体１の背面より突設してある。竿杆３は、線材製で前記支持杆２と直交状に配した横長円形状の横杆３ａ，３ａの両端を夫夫下方に垂下させ縦杆３ｂ，３ｂとし、縦杆の先端部を更に夫夫内向きに弯曲させ曲杆３ｃ，３ｃとする。挾持片４は、鋼板製のコ字型で上片４ａの後端に段差をつけた低段部４ｂを設け、下片４ｃを前記基体１の空洞部１ａ内に挿入できるように五角形とし、該下片４ｃの後端部に下向きの陥没部４ｄを設け、該陥没部の中心にねじ孔４ｅを設けてある。

【０００６】図３は、ロールペーパーホルダーＡを台所の流し台上方に設置された吊戸棚Ｂの前方に取り付けた状態を示し、その詳細を図４（一部破断の側面図）に示す。取付手段は、吊戸棚Ｂの左扉Ｃ（図示をせず）を開扉し、戸棚内を見える状態にし、このホルダーの締付ねじ５を弛め合成樹脂製の基体１と挾持片４の低段部４ｂとの間隔を拡幅し、基体１と挾持片４間に吊戸棚Ｂの底板Ｅの前端を挿入し、締付ねじ５を締めると締付ねじ５で基体１と挾持片４の低段部４ｂを引き寄せ合って底板Ｅを挾持固定し、ロールペーパーホルダーＡを吊戸棚Ｂの前端面に固着する。

【０００７】図５は、ロールペーパーホルダーＡを台所の流し台上方に設置された吊戸棚Ｂの底板Ｅの後方に取付補助板７を介して取付けた状態を示し、その詳細を図７（一部破断の側面図）に示し、図６はその各部品を分解して示した分解斜視図である。取付補助板７は、上面に粘着板７ｄを貼付し、木ねじ挿通用の透孔７ｃを左右の端部に設けた略方形の板で下面に前記基体１の上端を囲むように環状の*** 塀７ａを下向きに凸設し、***塀７ａ内の中央部に締付ねじの先端が上方へ突出しないように下向きに凸設した突部にねじ孔７ｂを設けてある。取付補助板７を介してロールペーパーホルダーを取り付けるには、取付補助板７を上面に貼付した粘着板７ｄで吊戸棚Ｂの底板Ｅに貼着して仮止めした後に、木ねじを透孔７ｃから捩じ込み吊戸棚Ｂの底板Ｅに固着し、前記基体１を環状の***塀７ｄ内に嵌合させた後に基体１の透孔１ｅから締付ねじ５を挿入し取付補助板７に締付固定する。ロールペーパーホルダーＡにペーパーを取り付けるには、前記竿杆３の左右に対設した曲杆３ｃ，３ｃを両手で左右に僅か押し広げロールペーパー６を曲杆３ｃ，３ｃ間に挿入し、手を放すと、竿杆３の復元力でペーパーの芯体６ａを左右の曲杆で挾持し、ロールペーパーを保持する。図８は、他の使用例を示し、図３に示すロールペーパーホルダーを台所の流し台下の開扉に吊下げ状態で取付けたものである。

【０００８】

【考案の効果】

本考案のロールペーパーホルダーは挾持片と取付補助板の部品を交換するだけで、吊戸棚の前端又は底面の少し奥まった場所へも取付けることができると共に、流し台上の空間を有効利用してロールペーパーを整然と整備して、炊事作業を能率的に行える。また、アルミニウム等のエッジの付いた吊戸棚に取付ける場合には基体の前端に対設した切欠溝に吊戸棚のエッジの下縁部を嵌入して安定よくロールペーパーホルダーを取り付けることができる。更にまた、基体の空洞部の内壁に複数条の縦リブを対設してあるので、基体の強度を増すと共に、挾持片と基体の空洞部内壁との接触面積を小にして摩擦抵抗を少なくし、挾持片の上下動をスムーズにしてロールペーパーホルダーの取付作業を円滑にできる。ロールペーパーの支持は、竿杆の左右に対設した曲杆で芯体を挾持しているので、曲杆と芯体間に摩擦抵抗があり回転が適度に抑制され、ロールペーパーを必要料取ることができ便利である。また、取付場所を変更して流し台下の収納部の扉に吊下げ状態で取り付けることもでき広範囲に設置でき便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のロールペーパーホルダーの一実施例を
示した斜視図である。

【図２】本考案のロールペーパーホルダーの各部を分解
した斜視図である。

【図３】本考案のロールペーパーホルダーを吊戸棚の前
方に挾持片を用いて取り付けた状態を示す斜視図であ
る。

【図４】本考案のロールペーパーホルダーを吊戸棚の前
方に挾持片を用いて取り付けた状態を示す一部破断の側
面図である。

【図５】本考案のロールペーパーホルダーを吊戸棚の後
方に取付補助板を使用して取り付けた状態の斜視図であ
る。

【図６】本考案のロールペーパーホルダーと取付補助板
を分解した斜視図である。

【図７】本考案のロールペーパーホルダーを吊戸棚の後
方に取付補助板を用いて取り付けた状態を示す一部破断
の側面図である。

【図８】他の使用状態の斜視図である。

【符号の説明】Ａ…ホルダーＢ…吊戸棚Ｃ…左扉Ｄ…右扉Ｅ…底板１…基体１ａ…空洞部１ｂ…リブ１ｃ…底面１ｄ…陥没部１ｅ…透孔１ｆ…切欠溝１ｇ…縦リブ２…支持杆３…竿杆３ａ…横杆３ｂ…縦杆３ｃ…曲杆４…挾持片４ａ…上片４ｂ…低段部４ｃ…下片４ｄ…陥没部４ｅ…ねじ孔５…締付ねじ６…ロールペーパー６ａ…芯体７…取付補助板７ａ…***塀７ｂ…ねじ孔７ｃ…透孔７ｄ…粘着板

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】上方を開放し内部に空洞部と透孔を設け
た箱形の取付用の基体と、基体より後方に突設した支持
杆と、支持杆に中央部を直交させて水平状に固着しその
両端を下方へ曲げ、更に先端部を夫夫内向きに弯曲させ
た竿杆よりなるロールペーパーホルダー。
【請求項２】基体の前端縁部に切欠溝を対設し、上片
に段差をつけて低段部を設けたコ字型挾持片を基体の空
洞部に遊嵌して締付ねじで挾持間隔を広狭自在に螺合し
た請求項１記載のロールペーパーホルダー。
【請求項３】基体の空洞部内に陥没部とリブを設けた
請求項１記載のロールペーパーホルダー。