JP3030723U - 曳行・手提げ兼用鞄 - Google Patents

曳行・手提げ兼用鞄

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JP3030723U
JP3030723U JP1994004738U JP473894U JP3030723U JP 3030723 U JP3030723 U JP 3030723U JP 1994004738 U JP1994004738 U JP 1994004738U JP 473894 U JP473894 U JP 473894U JP 3030723 U JP3030723 U JP 3030723U
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sub
bag
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種夫 若松
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Kyowa Co Ltd
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Kyowa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイプ等を外付けしても破損しずらく、さら
には、他の手提げ鞄等を容易確実に括り付けることので
きる曳行・手提げ兼用鞄を提供する。 【構成】 合成樹脂製箱形の鞄本体と蓋体とと蓋体と
を、両者の一開口縁を蝶番で連結し、該鞄本体には上方
凹部と下方凹部と一対の縦溝部とを形成し、上方凹部に
は断面略L字状の上側引手取付具を、下方凹部には断面
略L字状の下側引手取付具を嵌め込み、下側引手取付具
には一対の車輪を取り付け、上側引手取付具は上部が肉
薄部で下部が後面部の外方に向けて段状に突出する段状
肉厚部となし、この段状肉厚部の後面部には先端が上記
車輪が後面部より突出する距離に合致する足片を突設
し、上側引手取付具と下側引手取付具との間はガイドパ
イプで連結し、一対の曳行用抜き差しパイプを下部がガ
イドパイプ内に遊挿されるようにして差し込んで、鞄本
体と蓋体とは本体側ベルト係止部と蓋側ベルト係止部を
設けてフック体を両端に取り付けたベルトを着脱可能に
係止する。けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は曳行・手提げ兼用鞄の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、ABS樹脂等で成型した小型鞄(飛行機の機内持ち込み可能な程度の大 きさの鞄)に、車輪と抜き差し可能な曳行用引手とを取り付けた曳行・手提げ兼 用鞄が種々提案されている。
【0003】 そして、この種曳行・手提げ兼用鞄は鞄本体の外部に曳行用引手を収納するガ イド用のパイプを取り付けてあるのが通常である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記ABS合成樹脂製の鞄は、すでに大きな強度を有するという信頼 性を得ており、使用者が相当に荒い使用法を行っても破損しないと信じられる至 っている。したがって、鞄の上に座ったり、鞄を投げたりすることもあるが、パ イプが外付けであるので、この部分に予想もできない外力が加わって、結果とし て使用者の予想または期待する程の強度が保証できなという課題を有している。
【0005】 また、この種小型鞄は荷物が多い際に、他の手提げ鞄や手提げ袋と併用するこ とがあり、両手が塞がれ不便を感ずることがあるという課題をも有していた。
【0006】 そこで本考案は上記課題にかんがみなされたもので、上記パイプ等を外付けし ても破損しずらく、さらには、他の手提げ鞄等を容易確実に括り付けることので きる曳行・手提げ兼用鞄を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的に沿い、先述実用新案登録請求の範囲を要旨とする本考案の構成は 前述課題を解決するために、合成樹脂により後面部11の四辺に主上面部12と 主下面部13と主一方側面部14と主他方側面部15とを連設した形状に成型し た箱形の鞄本体10と、合成樹脂により前面部21の四辺に副上面部22と副下 面部23と副一方側面部24と副他方側面部25とを連設した形状に成型した箱 形の蓋体20とを、両者の開口縁を接合させ、その主一方側面部14と副一方側 面部24とが接合する一辺を蝶番1で連結すると共に、この主一方側面部14と 副一方側面部24とには側面側足片2,2を取り付け、 上記後面部11と主上面部12との角部には鞄本体10の内側に窪む上方凹部 16を、上記後面部11と主下面部13との角部には鞄本体10の内側に窪む下 方凹部17を形成し、さらに、後面部11には鞄本体10の内側に略断面半円状 に窪む一対の縦溝部18,18を形成し、 上記上方凹部16には断面略L字状の上側引手取付具31を、下方凹部17に は同じく断面略L字状の下側引手取付具41を嵌め込んで固定し、 上記下側引手取付具41には外周面の一部が主下面部13と後面部11と双方 の外方に突出する一対の車輪42,42を取り付け、 上記上側引手取付具31は、その上部が肉薄部32aで下部が後面部11の外 方に向けて段状に突出する段状肉厚部32bとなし、この段状肉厚部32bの後 面部には先端が上記車輪42,42が後面部11より突出する距離に合致する足 片33,33を突設し、 上記上側引手取付具31と下側引手取付具41との間は周面の略半分が上記縦 溝部18,18内に嵌め込まれるガイドパイプ51,51で連結し、 上記上側引手取付具31にはその段状横面上方から一対の曳行用抜き差しパイ プ52,52を、その下部が前記ガイドパイプ51,51内に遊挿されるように して差し込み、 上記曳行用抜き差しパイプ52,52の両上端間は、この曳行用抜き差しパイ プ52,52の下降時に上側引手取付具31の段状肉厚部32bの上方の肉薄部 32a内に納まる大きさの引き手ハンドル53で連結し、 さらに上記上側引手取付具31の主上面部12に重なる上面部31aの左右中 央には一対の立ち上り部34a,34aと、この両立ち上り部34,34間を橋 渡し状に連結する横桟34bとで構成された本体側ベルト係止部34を突設し、 蓋体20の副下面部23には先端が上記車輪42,42がこの副下面部23よ り下方突出する距離に合致する足体片60を固定し、 前面部21と副上面部22との左右中央角部には、両側面部71,71が扇形 で、この両側面部71,71の対向する直線辺間を横面部72と縦面部73とで 連結し、この両側面部71,71間を橋渡し状に連結する横桟74で連結した蓋 側ベルト係止部70を埋め込んで取り付け、 上記本体側ベルト係止部34と蓋側ベルト係止部70とには両端に前記横桟横 桟34b,74に係止するフック体81,81を取り付けたベルト80を着脱可 能に係止し、 鞄本体10の主上面部12には縦持用把手3を主他方側面部15に横持用把手 4を取り付けてなる技術的手段を講じたものである。
【0008】
【作用】
それ故、本考案曳行・手提げ兼用鞄は、手提げ鞄として使用する場合は、曳行 用ハンドル31をガイドパイプ30,30内に収納しておく。すると、縦持用把 手3または横持用把手4を握持して通常の手提げ鞄と同様に使用できる作用を呈 する。
【0009】 次に、曳行鞄として使用する場合は、曳行用ハンドル31をガイドパイプ30 ,30より引き出し、これを握持し、車輪13,13によって曳行することがで きる作用を呈する。
【0010】 なお、曳行鞄として使用する場合上記とは別に、ベルト80の一端を本体側ベ ルト係止部34に係止させ、このベルト80の他端側を握持して曳行することも でき、この場合、使用者の身長差があっても、ベルト80が可曲性を有するので 曳行し易い角度を保つ作用を呈する。
【0011】 また、上記ベルト80は、一端を蓋側ベルト係止部70に係止させ、他端側を 蓋体20の前面部21に位置した図示しない手提げ鞄の把手をその裏側から表側 に通して折り返し、他端先端のフック体81を本体側ベルト係止部34に係止さ せると、この手提げ鞄を本考案曳行・手提げ兼用鞄に吊り下げるように括りつけ ることができる作用を呈するものである。
【0012】 また、本考案は引き手ハンドル31が肉薄部32a内に納まるようになしたの で、該引き手ハンドル31を下降せしめた状態ではこの引き手ハンドル31に大 きな外力が加わらないように作用する。
【0013】 さらに、段状肉厚部32bの後面部には先端が上記車輪42,42が後面部1 1より突出する距離に合致する足片33,33を突設してあるので、後面部11 を下に向けて床面等においた場合、該足片33,33と車輪42,42とで床面 と平行状態を保つよう作用するものである。
【0014】
【実施例】
次に、本考案の実施例を添付図面にしたがって説明する。図中、10が鞄本体 20が蓋体である。そして、該鞄本体10は、合成樹脂により後面部11の四辺 に主上面部12と主下面部13と主一方側面部14と主他方側面部15とを連設 した箱形状に成型してなる。
【0015】 また、上記蓋体20は、鞄本体10と同様に、合成樹脂により前面部21の四 辺に副上面部22と副下面部23と副一方側面部24と副他方側面部25(「図 1」で引き出し線を破線で示してあるのは、主他方側面部15より図奥側にある ためである。)とを連設した箱形状に成型してある。なお、鞄本体10と蓋体2 0とは略同形に成型してもよいが、通常は鞄本体10が深い箱状に蓋体20は浅 い箱状に成型してある。
【0016】 そして、上記鞄本体10と蓋体20とを、両者の開口縁を接合させ、その主一 方側面部14と副一方側面部24とが接合する一辺を蝶番1で連結すると共に、 この主一方側面部14と副一方側面部24とには側面側足片2,2を取り付けて ある。
【0017】 上記蝶番1は従来公知なものを使用すればよく、図示例でいは蝶番1は中央に 一か所設けてあるかのように示してあるが、側面側足片2,2の下にも図では現 れない蝶番1が取り付けてあるもので、蝶番1の上に側面側足片2を重ね、側面 側足片2を固定する鋲を蝶番1をも挿通させて共に鞄本体10及び蓋体20に固 定するようになしてある。
【0018】 そして、鞄本体10と蓋体20と接合端は、従来と同様に、通常鞄本体10に 金属製等の枠5を取り付け、蓋体20の開口端はこの枠5内に嵌入するようにな してある。そして、図では必ずしも明確ではないが、主他方側面部15の内側に は錠止機構が収納され副他方側面部25の開口端にはこの錠止機構に係合する係 止爪が取り付けられるのも従来と同じである。
【0019】 そして、上記後面部11と主上面部12との角部には鞄本体10の内側に窪む 上方凹部16を、上記後面部11と主下面部13との角部には鞄本体10の内側 に窪む下方凹部17を形成し、さらに、後面部11には鞄本体10の内側に略断 面半円状に窪む一対の縦溝部18,18を形成してある。
【0020】 上方凹部16と下方凹部17と縦溝部18,18とは、鞄本体10を成型する 際に共に成型すればよく、上方凹部16と下方凹部17とは後記する上側引手取 付具31と下側引手取付具41とを嵌め込むためのものであるからその形状に適 合する凹部形状となせばよく、縦溝部18,18は上記したごとく略断面半円状 となせばよい。なお、図示例では後面部11の縦溝部18,18の間の部位は断 面波形部6(「図4」参照)となしてあるが、この断面波形部6は、後記するガ イドパイプ51,51が外力によって変移しないようになすためのもので、該ガ イドパイプ51,51が変移すると引き手ハンドル31の抜き差しが困難となっ たり、破損の原因となったりする。そこで、多少の可曲性がある後面部11を該 断面波形部6を形成することで補強でき、上記欠点を回避できる効果を有するも のである。
【0021】 そして、上記上方凹部16には断面略L字状の上側引手取付具31を、下方凹 部17には同じく断面略L字状の下側引手取付具41を嵌め込んで固定してある 。
【0022】 上記上側引手取付具31は断面L字状に合成樹脂で一体成型され、逆L字状に して上方凹部16内に嵌め込み鋲61で主上面部12に鋲着して固定ある。また 、上記下側引手取付具41も断面L字状に合成樹脂で一体成型され、下方凹部1 7内に嵌め込み鋲62で主下面部13に鋲着して固定ある。
【0023】 そして、上記下側引手取付具41には外周面の一部が主下面部13と後面部1 1と双方の外方に突出する一対の車輪42,42を取り付けてある。この車輪4 2,42は後面部11をその上方が曳行者の手前に位置するように傾斜させて本 考案曳行・手提げ兼用鞄を曳行するためのもので、このように鞄本体10等を傾 斜させた際に、該鞄本体10や蓋体20が床面等に接触しないように、外周面の 一部が主下面部13と後面部11と双方の外方に突出するようになしてある。
【0024】 そして、上記上側引手取付具31は、その上部が肉薄部32aで下部が後面部 11の外方に向けて段状に突出する段状肉厚部32bとなし、この段状肉厚部3 2bの後面部には先端が上記車輪42,42が後面部11より突出する距離に合 致する足片33,33を突設してある。
【0025】 すなわち、上記上側引手取付具31は後面部11と重なる部分が上部が肉薄部 32aで下部が後面部11の外方に向けて段状に突出する段状肉厚部32bとな してあり、この肉薄部32aには後記する引き手ハンドル53が下降位置で収納 されるようになしてあり、また、上記した足片33,33は後面部11を下に向 けて本考案曳行・手提げ兼用鞄を床面等においた際に、この足片33,33と車 輪42,42とが床面に接触して鞄本体10等が床面と平行となるようになして ある。
【0026】 そして、上記上側引手取付具31と下側引手取付具41との間は周面の略半分 が上記縦溝部18,18内に嵌め込まれるガイドパイプ51,51で連結してあ る。上側引手取付具31と下側引手取付具41とにはパイプ挿入筒部31a,4 1aが設けられ、このパイプ挿入筒部31a,41a内にガイドパイプ51,5 1の上下両端が挿入さるようになしてある。
【0027】 なお、下側引手取付具41のパイプ挿入筒部41aは有底状となしガイドパイ プ51,51が下方に抜け落ちないようになしてある。また、上側引手取付具3 1のパイプ挿入筒部31aは下方がガイドパイプ51,51の外径に等しい内径 を有した孔となし、上部はこのガイドパイプ51,51の肉厚分以上の寸法で縮 径した縮径孔となしてあり、この縮径孔は段状肉厚部32bの上面である段状横 面32cに開口させてある。
【0028】 そして、上記上側引手取付具31にはその段状横面上方から一対の曳行用抜き 差しパイプ52,52を、その下部が前記ガイドパイプ51,51内に遊挿され るようにして差し込んである。
【0029】 上記曳行用抜き差しパイプ52,52は、その下部が前記ガイドパイプ51, 51内に遊挿されているので抜き差し可能となるが、ガイドパイプ51,51よ り該曳行用抜き差しパイプ52,52が抜け落ちてしまうと曳行できなくなるの で、この曳行用抜き差しパイプ52,52は抜き取ることができないように抜け 止めストッパーを取りつけておくことが望ましい。この抜け止めストッパーは図 示していないが、、曳行用抜き差しパイプ52,52の下端部をガイドパイプ5 1,51内に挿入した後、該ガイドパイプ51,51の周面に開穿した通孔より この抜け止めストッパーとなる螺子棒をその周面に螺着する従来公知なものが利 用できる。なお、この抜け止めストッパーは、曳行用抜き差しパイプ52,52 を所定量引き出すと前記した上側引手取付具31のパイプ挿入筒部31aの縮径 段部に衝合しそれ以上の引き出しを不能となすようになっている。
【0030】 そして、上記曳行用抜き差しパイプ52,52の両上端間は、この曳行用抜き 差しパイプ52,52の下降時に上側引手取付具31の段状肉厚部32bの上方 の肉薄部32a内に納まる大きさの引き手ハンドル53で連結してある。
【0031】 上記引き手ハンドル53は合成樹脂で形成され、その両端に曳行用抜き差しパ イプ52,52の上端が差し込まれている。なお、この引き手ハンドル53と曳 行用抜き差しパイプ52との連結部は糊着、螺締等で容易には離脱しないように なしておくのは無論である。
【0032】 さらに上記上側引手取付具31の主上面部12に重なる上面部31aの左右中 央には一対の立ち上り部34a,34aと、この両立ち上り部34,34間を橋 渡し状に連結する横桟34bとで構成された本体側ベルト係止部34を突設して ある。なお、この本体側ベルト係止部34は上側引手取付具31と一体成型され てなる。
【0033】 また、蓋体20の副下面部23には先端が上記車輪42,42がこの副下面部 23より下方突出する距離に合致する足体片60を固定してある。この足体片6 0図示のごとく本考案曳行・手提げ兼用鞄を縦長に立てて置く際に使用するもの で、この足体片60と車輪42,42が床面等に接して本考案曳行・手提げ兼用 鞄を垂直に床面上に置くことができるようになしてある。
【0034】 また、蓋体20の前面部21と副上面部22との左右中央角部には、両側面部 71,71が扇形で、この両側面部71,71の対向する直線辺間を横面部72 と縦面部73とで連結し、この両側面部71,71間を橋渡し状に連結する横桟 74で連結した蓋側ベルト係止部70を埋め込んで取り付けてある。蓋側ベルト 係止部70は、図では明示していないが、螺締、糊着等の適宜手段で蓋体20に 、固定するのは無論である。
【0035】 そして、上記本体側ベルト係止部34と蓋側ベルト係止部70とには両端に前 記横桟横桟34b,74に係止するフック体81,81を取り付けたベルト80 を着脱可能に係止してある。
【0036】 上記フック体81,81は基端部をベルト80に連結したいた状態で構成され 、先端を前記横桟34b,74に着脱可能に係止できる湾曲フック部を設けてな る。なお、ベルト80は単純な平帯を使用してもよいが、長さを調整可能となす ことが望ましく、この場合は、一端(図右側)を折り返して縫合したループ部内 ににフック体81の基端部一辺を巻き込むようになして連結し、他端(図左側) は折り返してその折り返し先端はベルト80に位置調整可能に取り付けたバック ル82に連結し、他方側のフック体81はこの折り返し部が基端部一辺を巻き込 むようになして取り付ける従来公知なベルト長さ調整手段を応用すればよい。
【0037】 上記ベルト80は、本考案曳行・手提げ兼用鞄の引き手として使用するのと、 本考案曳行・手提げ兼用鞄に他の手提げ鞄を括りつけるためとに使用されるもの で、前者の使用法としては、ベルト80の一端を本体側ベルト係止部34に係止 させてこのベルト80の自由端側を握持して引き手として使用すればよい。また 、後者の利用法としては、前記したように、一端を蓋側ベルト係止部70に係止 させ、他端側を蓋体20の前面部21に位置した図示しない手提げ鞄の把手をそ の裏側から表側に通して折り返し、他端先端のフック体81を本体側ベルト係止 部34に係止させると、この手提げ鞄を本考案曳行・手提げ兼用鞄に吊り下げる ように括りつけることができるものである。
【0038】 そして、鞄本体10の主上面部12には縦持用把手3を主他方側面部15に横 持用把手4を取り付けてなる。この縦持用把手3と横持用把手4とを取り付ける ことは従来公知なもので、縦持用把手3横持用把手4との構成およびその取り付 け法は従来法によればよいものである。
【0039】
【考案の効果】
本考案は上記のごときであるので、手提げ鞄と曳行鞄との双方に使用でき、し かも、引き手ハンドル53を抜き差し可能に取り付けてあるので、鞄本体の大き さに関係なく、小型な手提げ鞄を曳行用に兼用できる曳行・手提げ兼用鞄を提供 できるものである。
【0040】 また曳行鞄として使用する場合上記とは別に、ベルト80の一端を本体側ベル ト係止部34に係止させ、このベルト80の他端側を握持して曳行することもで き、この場合、使用者の身長差があっても、ベルト80が可曲性を有するので曳 行し易い角度を保ち操作性に優れた曳行・手提げ兼用鞄を提供できるものである 。
【0041】 また、上記ベルト80は、一端を蓋側ベルト係止部70に係止させ、他端側を 蓋体20の前面部21に位置した図示しない手提げ鞄の把手をその裏側から表側 に通して折り返し、他端先端のフック体81を本体側ベルト係止部34に係止さ せると、この手提げ鞄を括りつけることができる曳行・手提げ兼用鞄を提供でき るものである。
【0042】 また、本考案は引き手ハンドル31が肉薄部32a内に納まるようになしたの で、該引き手ハンドル31を下降せしめた状態では、突出部が無くなるのでこの 引き手ハンドル31に大きな外力が加わらず、最も破損し易い引き手ハンドル3 1の連結部の破損が防がれる曳行・手提げ兼用鞄を提供できるものである。
【0043】 さらに、段状肉厚部32bの後面部には先端が上記車輪42,42が後面部1 1より突出する距離に合致する足片33,33を突設してあるので、後面部11 を下に向けて床面等においた場合、該足片33,33と車輪42,42とで床面 と平行状態を保ち、仮令この上に重量物を置いても、鞄本体10と蓋体20とが 正しく接合した状態であるので、こじれて破損するおそれが少なく、大きな荷重 にも耐久性を発揮できる曳行・手提げ兼用鞄を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案曳行・手提げ兼用鞄の一実施例を示す背
面図である。
【図2】側面図である。
【図3】上側部の部分縦断面図である。
【図4】下側部の部分縦断面図である。
【図5】蓋側ベルト係止部の斜視図である。
【符号の説明】
1 蝶番 2 側面側足片 3 縦持用把手 4 横持用把手 10 鞄本体 11 後面部 12 主上面部 13 主下面部 14 主一方側面部 15 主他方側面部 16 上方凹部 17 下方凹部 18 縦溝部 10 鞄本体 20 蓋体 21 前面部 22 副上面部 23 副下面部 24 副一方側面部 25 副他方側面部 31 上側引手取付具 31a 上面部 32a 肉薄部 32b 段状肉厚部 32c 段状横面 33 足片 34 本体側ベルト係止部 34a 両立ち上り部 34b 横桟 41 下側引手取付具 42 車輪 51 ガイドパイプ 52 曳行用抜き差しパイプ 53 引き手ハンドル 60 足体片 70 蓋側ベルト係止部 71 側面部 72 横面部 73 縦面部 74 横桟 80 ベルト 81 フック体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂により後面部(11)の四辺に
    主上面部(12)と主下面部(13)と主一方側面部
    (14)と主他方側面部(15)とを連設した形状に成
    型した箱形の鞄本体(10)と、合成樹脂により前面部
    (21)の四辺に副上面部(22)と副下面部(23)
    と副一方側面部(24)と副他方側面部(25)とを連
    設した形状に成型した箱形の蓋体(20)とを、両者の
    開口縁を接合させ、その主一方側面部(14)と副一方
    側面部(24)とが接合する一辺を蝶番(1)で連結す
    ると共に、この主一方側面部(14)と副一方側面部
    (24)とには側面側足片(2,2)を取り付け、 上記後面部(11)と主上面部(12)との角部には鞄
    本体(10)の内側に窪む上方凹部(16)を、上記後
    面部(11)と主下面部(13)との角部には鞄本体
    (10)の内側に窪む下方凹部(17)を形成し、さら
    に、後面部(11)には鞄本体(10)の内側に略断面
    半円状に窪む一対の縦溝部(18,18)を形成し、 上記上方凹部(16)には断面略L字状の上側引手取付
    具(31)を、下方凹部(17)には同じく断面略L字
    状の下側引手取付具(41)を嵌め込んで固定し、 上記下側引手取付具(41)には外周面の一部が主下面
    部(13)と後面部(11)と双方の外方に突出する一
    対の車輪(42,42)を取り付け、 上記上側引手取付具(31)は、その上部が肉薄部(3
    2a)で下部が後面部(11)の外方に向けて段状に突
    出する段状肉厚部(32b)となし、この段状肉厚部
    (32b)の後面部には先端が上記車輪(42,42)
    が後面部(11)より突出する距離に合致する足片(3
    3,33)を突設し、 上記上側引手取付具(31)と下側引手取付具(41)
    との間は周面の略半分が上記縦溝部(18,18)内に
    嵌め込まれるガイドパイプ(51,51)で連結し、 上記上側引手取付具(31)にはその段状横面(32
    c)上方から一対の曳行用抜き差しパイプ(52,5
    2)を、その下部が前記ガイドパイプ(51,51)内
    に遊挿されるようにして差し込み、 上記曳行用抜き差しパイプ(52,52)の両上端間
    は、この曳行用抜き差しパイプ(52,52)の下降時
    に上側引手取付具(31)の段状肉厚部(32b)の上
    方の肉薄部(32a)内に納まる大きさの引き手ハンド
    ル(53)で連結し、 さらに上記上側引手取付具(31)の主上面部(12)
    に重なる上面部(31a)の左右中央には一対の立ち上
    り部(34a,34a)と、この両立ち上り部(34,
    34)間を橋渡し状に連結する横桟(34b)とで構成
    された本体側ベルト係止部(34)を突設し、 蓋体(20)の副下面部(23)には先端が上記車輪
    (42,42)がこの副下面部(23)より下方突出す
    る距離に合致する足体片(60)(を固定し、 前面部(21)と副上面部(22)との左右中央角部に
    は、両側面部(71,71)が扇形で、この両側面部
    (71,71)の対向する直線辺間を横面部(72)と
    縦面部(73)とで連結し、この両側面部(71,7
    1)間を橋渡し状に連結する横桟(74)で連結した蓋
    側ベルト係止部(70)を埋め込んで取り付け、 上記本体側ベルト係止部(34)と蓋側ベルト係止部
    (70)とには両端に前記横桟横桟(34b,74)に
    係止するフック体(81,81)を取り付けたベルト
    (80)を着脱可能に係止し、 鞄本体(10)の主上面部(12)には縦持用把手
    (3)を主他方側面部(15)に横持用把手(4)を取
    り付けてなる曳行・手提げ兼用鞄。
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