JP3027537B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP3027537B2
JP3027537B2 JP8146620A JP14662096A JP3027537B2 JP 3027537 B2 JP3027537 B2 JP 3027537B2 JP 8146620 A JP8146620 A JP 8146620A JP 14662096 A JP14662096 A JP 14662096A JP 3027537 B2 JP3027537 B2 JP 3027537B2
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良雄 三森
康文 望月
克史 湯口
卓広 柴山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、孔版印刷装置に係
り、特に、印刷用紙の表面及び裏面の両面に対して印刷
を施すことができると共に、印刷面の汚れを効果的に防
止できるように工夫したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、製版した孔版原紙を巻回した
版胴を用いて印刷用紙に印刷を施す孔版印刷装置ある。
上記孔版印刷装置は、一般事務所内で使用できる程操作
が簡単であり、いわゆる「複写機」と同じ感覚で使用す
ることができるという利点がある。そこで、従来の孔版
印刷装置の構成を図11を参照して説明する。まず、原
稿読取手段301があり、この原稿読取手段301は、
ブックタイプのイメージスキャナーユニットとして構成
されていて、印刷するための原稿を原稿セット面303
の所定位置にセットし、カバー305によってその原稿
を固定する。そして、図示しないイメージスキャナーを
動作させて原稿に示されているデータを印刷データとし
て読み取っていく。
【0003】上記原稿読取手段301の下方位置には、
製版手段307が配置されている。すなわち、まず原紙
ローラ309があり、この原紙ローラ309には孔版原
紙(以下、原紙と略称する)311が巻回されている。
上記原紙ローラ309の図11中左側には、ラインサー
マルヘッド313とプラテンローラ315が対抗・配置
されている。さらに、孔版原紙カッタ317、孔版原紙
送りローラ319、321が対抗・配置されている。
又、版胴323が配置されていて、この版胴323を挟
んで図11中左側には、排版手段325が設置されてい
る。この排版手段325には、排版ボックス327が設
置されていて、この排版ボックス327の入口には排版
送りローラ329、331が対抗・配置されてる。
【0004】上記構成をなす製版手段307において
は、既に説明した原稿読取手段301によって読み取ら
れた印刷データに基づいて、ラインサーマルヘッド31
3に設けられた複数個の点状発熱体が選択的に発熱し、
それによって、原紙ローラ309より供給される原紙3
11に穿孔・製版を施す。すなわち、原紙311は、例
えば、不織布の一面側にPETフィルムを貼付けた構成
になっていて、上記PETフィルムの部分が上記点状発
熱体の発熱によって溶融して穿孔され、それによって、
製版が施されるものである。
【0005】上記穿孔・製版された原紙311は、プラ
テンローラ315、孔版原紙送りローラ319、321
によって、版胴323方向に搬送され、その先端が、版
胴323に設けられたクランプ機構333によってクラ
ンプされる。そして、版胴323が回転することによ
り、原紙311は版胴323の外周面に巻回されてい
く。そして、原紙311は予め設定されている長さの箇
所において、原紙カッタ317によって切断されること
になる。
【0006】一方、給紙手段335があり、この給紙手
段335は給紙台337を備えていて、この給紙台33
7上には、複数枚の印刷用紙339が積層された状態で
載置されている。又、上記印刷用紙339の上方であっ
て、版胴323側には、ピックアップローラ341、サ
バキローラ343が配置されている。上記サバキローラ
343の下方にはサバキ用パット345が配置されてい
る。上記サバキローラ345の版胴323側には、レジ
ストローラ347、349が対向・配置されている。そ
して、上記給紙台337は、図示しない駆動モータ及び
センサによって昇降可能に構成されていて、常時、最上
位の印刷用紙339をピックアップローラ341に接触
させるようにしている。そして、印刷用紙339を供給
する場合には、まず、ピックアップローラ341とサバ
キローラ343が図示しない駆動モータによって回転
し、最上位の印刷用紙339を送り出す。その際、仮
に、2枚以上の印刷用紙339が重送されたような場合
には、サバキローラ343とサバキ用パット345によ
って、重送された印刷用紙339を分離させる。尚、版
胴323内には印刷手段351が設けられているととも
に、版胴323の図12中下方には別の胴353が対向
配置されている。又、印刷用紙339の排出側には排紙
手段355と排紙ストッカ357が設置されている。
【0007】上記構成によると、データ読取手段301
によって印刷データを読み取り、それを製版手段307
に転送する。製版手段307は転送された印刷データに
基づいて、原紙311に穿孔・製版を施す。穿孔・製版
を施された原紙311は、版胴323に巻回される。一
方、給紙手段335より印刷用紙339が、版胴323
と胴353の間に供給され、そこを通過する間に、印刷
手段351によって印刷が施され、排紙手段355によ
って排紙ストッカ357内に排紙されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。昨今、資源の有効利用の観
点から、印刷においても、表面だけに印刷を施すのでは
なく、裏面に対しても印刷を施すことが要求されてい
る。ところが、既に説明した従来の孔版印刷装置におい
ては、印刷用紙339の表面及び裏面の両方に印刷を施
す場合には、作業として、印刷用紙339の反転セット
作業が必要となってしまう。つまり、一旦表面に印刷を
施された印刷用紙339を表裏逆向きにして、再度、給
紙手段335にセットする必要があり、煩雑な作業を余
儀無くされてしまうという問題があった。又、孔版印刷
装置において、両面印刷を行うものとして、例えば、特
願平4−232283号の願書に添付した明細書等に示
すものが提案されている。これは、2個の版胴を対向・
配置させて、夫々の版胴に表面印刷用の原紙と裏面印刷
用の原紙を巻回し、それら2個の版胴間に印刷用紙を供
給し、その両面に印刷を同時に施そうとするものであ
る。しかしながら、そのような構成では、両面印刷を行
うことはできるものの、印刷用紙の印刷面が汚れてしま
うという問題があった。この点についてさらに説明する
と、孔版印刷においては、水と沸点の高い(200〜3
00℃)油と顔料に界面活性剤を加えて攪拌・製造した
エマルジョンインクが多く使用されており、この種のエ
マルジョンインクは、一般のオフセット印刷に使用され
る有機溶剤インクに比べると乾燥性が悪いという特性が
ある。つまり、エマルジョンインクを印刷用紙339に
転写すると、そのエマルジョン状態が壊れて水と油に分
離し易く、分離した水分は印刷用紙339の繊維組織に
吸収されるが、分離された油が顔料と共に印刷用紙33
9に吸収されず表面に残留してしまい、それが難揮発性
であることから、エマルジョンインクの乾燥性を悪化さ
せているものと考えられる。このように、印刷後におけ
る乾燥性が悪いために、上記した両面印刷では、既に印
刷を施された印刷用紙339の上に新たに印刷を施した
印刷用紙339を重ねると、印刷用紙339の印刷面が
汚れてしまうという問題が発生してしまうものである。
さらに、重ねた印刷用紙339の裏面(下側)にも印刷
用紙339のインクが付着するという問題が発生してし
まうものである。
【0009】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、印刷用紙の表面及び裏
面の両面に対して印刷を施すことを可能とし、且つ、印
刷面の汚れを防止することが可能な孔版印刷装置を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願の請求項1による孔版印刷装置は、製版された孔版
原紙が巻回される第1版胴と、製版された孔版原紙が巻
回される第2版胴と、上記第2版胴のインク画像が転写
される転写胴と、印刷用紙をその一方の面と他方の面か
らおのおの上記第1版胴と上記転写胴を介して押し付け
合う押圧手段と、を具備し、上記第1版胴と上記転写胴
とで上記印刷用紙を挟み押し付け合いながら搬送するこ
とにより、上記印刷用紙の両面に同時に印刷を施す孔版
印刷装置において、上記第1版胴内にあり、上記第1版
胴の外周面を上記転写胴に対して突出・押圧状態にして
上記第1版胴のインク画像を上記転写胴上に位置する上
記印刷用紙へ転写する第1スキージーローラと、上記第
2版胴内にあり、上記第2版胴の外周面を上記転写胴に
対して突出・押圧状態にして上記第2版胴のインク画像
を上記転写胴へ転写する第2スキージーローラと、上記
転写胴上であって、上記第1スキージーローラにより上
記第1版胴のインク画像が上記印刷用紙へ転写される位
置よりも上流であって、上記第2スキージーローラによ
り転写された上記転写胴上のインク画像と上記印刷用紙
とが予め接触する上流位置に、上記印刷用紙を供給する
印刷用紙供給手段と、上記印刷用紙供給手段によって上
記転写胴に上記印刷用紙が供給された印刷時に、上記印
刷用紙の先端を保持し上記上流位置から上記第1版胴が
上記転写胴に向けて突出・押圧状態となっている位置を
経由した下流位置にわたって、上記印刷用紙を上記転写
胴側に保持する印刷用紙保持手段と、を設けたことを
徴とするものである。
【0011】
【作用】本願発明の場合には、転写胴上であって、第1
スキージーローラにより上記第1版胴のインク画像が上
記印刷用紙へ転写される位置よりも上流であって、第2
スキージーローラにより転写された上記転写胴上のイン
ク画像と上記印刷用紙とが予め接触する上流位置に印刷
用紙供給手段によって印刷用紙を供給して印刷用紙保持
手段により保持させるようにしているので、印刷用紙の
転写胴側への接触時間を長くすることができる。そもそ
も、第1版胴より印刷用紙に直接印刷する場合に比べ
て、転写胴を介して印刷する場合には転移するインク量
が少なくなる傾向があり、その点、印刷用紙の転写胴に
対する接触時間を長くすることにより、転移するインク
量を増大させ、結局、第1版胴側からの印刷と転写胴側
からの印刷のバラツキをなくすことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図10を参照し
て、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本実施
の形態による孔版印刷装置の外観を示す図であり、その
内部構造は図2に示すようになっている。本実施の形態
による孔版印刷装置は、基本的に、2個の版胴1、3
(第1の版胴1と第2の版胴3)、これら2個の版胴
1、3の間に配置された転写胴5を備えていて、これら
2個の版胴1、3と転写胴5の回りに、原稿読取手段
7、製版手段9、排版手段11、13、給紙手段15、
印刷手段17、19、排紙手段21、クリーニング手段
22等を配置した構成になっている。 尚、上記版胴
1、3と転写胴5は全て同じ外径となっている。
【0013】以下、各部の構成を詳細に説明していく
と、まず、原稿読取手段7は、ブックタイプのイメージ
スキャナーユニットとして構成されていて、印刷するた
めの原稿を原稿セット面23の所定位置にセットし、カ
バー25によってその原稿を固定する。そして、図示し
ないイメージスキャナーを動作させて原稿に示されてい
るデータを読み取っていく。或いは、シート状の原稿で
あれば、原稿トレイ24にシート状の原稿を載置し、図
示しない搬送手段によって原稿セット面23の所定位置
に搬送し、セットを行ない、上記と同様にデータを読み
取っていく。
【0014】上記原稿読取手段1の下方位置には、既に
述べた製版手段9が配置されている。すなわち、まず原
紙ローラ27があり、この原紙ローラ27には原紙29
が巻回されている。上記原紙ローラ29の図2中左側に
は、ラインサーマルヘッド31とプラテンローラ35が
対向・配置されている。さらに、孔版原紙カッタ37、
孔版原紙送りローラ39、41が対向・配置されてい
る。又、上記版胴1を挟んで図2中左側には、既に述べ
た排版手段11が設置されていて、この排版手段11
は、排版ボックス43を備えていて、この排版ボックス
43の入口には排版送りローラ45、47が対向・配置
されている。
【0015】上記構成をなす製版手段9においては、既
に説明した原稿読取手段7によって読み取られた印刷デ
ータに基づいて、ラインサーマルヘッド31に設けられ
た複数個の点状発熱体が選択的に発熱し、それによっ
て、原紙ローラ27より供給される原紙29に穿孔・製
版を施す。すなわち、原紙29は、例えば、不織布の一
面側にPETフィルムを貼付けた構成になっていて、上
記PETフィルムの部分が上記点状発熱体の発熱によっ
て溶融して穿孔され、それによって、製版が施されるも
のである。
【0016】上記穿孔・製版された原紙29は、プラテ
ンローラ35、孔版原紙送りローラ39、41によっ
て、版胴1方向に搬送され、その先端が、版胴1に設け
られたクランプ機構49によってクランプされる。そし
て、版胴1が回転することにより、原紙29は版胴1の
外周面に巻回されていく。そして、予め設定されている
長さのところにおいて、原紙カッタ37によって切断さ
れることになる。尚、排版手段13については、上記排
版手段11と同様の構成になっているので、図中同一部
分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
【0017】次に、給紙手段15の構成について説明す
る。まず、給紙台51があり、この給紙台51上には、
複数枚の印刷用紙53が積層された状態で載置されてい
る。又、上記印刷用紙53の上方であって、転写胴5側
には、ピックアップローラ55、サバキローラ57が配
置されている。上記サバキローラ57の下方にはサバキ
用パット59が配置されている。上記サバキローラ57
の転写胴5側には、レジストローラ61、63が対向・
配置されている。そして、上記給紙台51は、図示しな
い駆動モータ及びセンサによって昇降可能に構成されて
いて、常時、最上位の印刷用紙53をピックアップロー
ラ55に接触させるようにしている。
【0018】そして、印刷用紙53を供給する場合に
は、まず、ピックアップローラ55とサバキローラ57
が図示しない駆動モータによって回転し、最上位の印刷
用紙53を送り出す。その際、仮に、2枚以上の印刷用
紙53が重送されたような場合には、サバキローラ57
とサバキ用パット59によって、重送された印刷用紙5
3を分離させる。つまり、サバキローラ57とサバキ用
パット59との間は1枚の印刷用紙53のみが通過でき
るように設定されている。よって、レジストローラ6
1、63側には1枚の印刷用紙53のみが供給されるこ
とになる。そして、供給された印刷用紙53の先端が、
上記レジストローラ61、63との接点位置まで到った
ところで、上記ピックアップローラ55とサバキローラ
57の回転駆動を一旦停止させて待機状態にする。そし
て、版胴1、3、転写胴5側の回転のタイミングに合わ
せて、給紙のタイミングに到ったところで、上記レジス
トローラ61、63を図示しない駆動モータによって回
転させ、印刷用紙53を版胴1と転写胴5の間に供給す
る。
【0019】ここで、版胴1、3、転写胴5の回転駆動
について説明すると、図3に示すように、まず、駆動モ
ータ65があり、この駆動モータ65の回転軸にはプー
リ67が固着されている。一方、転写ドラム5側にもプ
ーリ69が同軸に固着されていて、このプーリ69と上
記プーリ67にはベルト71が巻回されている。よっ
て、駆動モータ65が回転駆動することにより、プーリ
67、ベルト71、プーリ69を介して、転写胴5が図
3中矢印aで示す方向に回転することになる。又、転写
胴5にはギヤ73が同軸に固着されていて、このギヤ7
3にはギヤ75が噛合していて、このギヤ75にはギヤ
77が噛合している。そして、版胴1にはギヤ79が同
軸に固着されていて、このギヤ79が上記ギヤ77に噛
合している。よって、転写胴5が回転することにより、
ギヤ73、75、77、79を介して、版胴1が図3中
矢印bで示す方向に回転することになる。
【0020】同様に、上記ギヤ73にはギヤ81が噛合
していて、このギヤ81にはギヤ83が噛合している。
又、版胴3には、ギヤ85が同軸に固着されていて、こ
のギヤ85が上記ギヤ83に噛合している。よって、転
写胴5が回転することにより、ギヤ73、81、83、
85を介して、版胴3が、図3中矢印cで示す方向に回
転することになる。尚、上記駆動伝達機構に関しては、
あくまで一例を示すものであって、様々な回転伝達の構
成が考えられるものである。
【0021】次に、印刷手段17、19の構成について
説明する。尚、印刷手段17、19は同じ構成をなして
いるので、印刷手段17を例にとって説明していく。図
2、図4に示すように、版胴1内には、スキージーロー
ラ87、ドクターローラ89、リフトローラ91、リフ
トカム93、リフトレバー95、レバー戻しバネ97、
レバー検出センサー99が内蔵されている。又、図5に
示すように、版胴1内には、フレーム101、103が
内蔵されていて、別のフレーム105、107がアング
ル109にネジ111、113によって固定されてい
る。上記アングル109は、フレーム115、117の
間にネジ119、121によって固定されたレール12
3上を、ローラ125、127を介して、図5中左右方
向に移動可能に配置されている。
【0022】上記ドクターローラ89は、上記フレーム
101、103の間において、軸受部材129、131
によって、軸89a、89aを介して、回転可能に支持
されている。又、スキージーローラ87は、リフトレバ
ー95、95の間において、軸受部材133、135に
よって、軸87a、87aを介して、回転可能に支持さ
れている。又、上記ドクターローラ89とスキージーロ
ーラ87との接点部には、図示しないインク供給機構部
よりインク137が適宜供給されるようになっている。
【0023】そして、印刷待機時には、図4に示すよう
な状態になっていて、リフトカム93の凸面がリフトロ
ーラ91を押し上げていて、リフトレバー95がセンサ
ー99を遮蔽した状態になっている。一方、印刷時にお
いては、図6及び図7に示すように、まず、ギヤ139
が図示しない駆動モータによって回転され、それによっ
て、噛合しているギヤ141が回転する。リフトカム9
3は、上記ギヤ141に対して同軸に固着されているの
で、ギヤ141の回転によってリフトカム93も回転す
ることになる。そして、図4に示す状態から180°だ
け、リフトカム93が回転する。このリフトカム93の
回転によって、リフトローラ91に対する押上付勢が解
除されるので、リフトレバー95がレバー戻しバネ97
のバネ力によって回動し、それによって、スキージーロ
ーラ87が図6に示すように、図中下方に移動すること
になる。そてし、版胴1を転写胴5に押し付けるように
作用する。それと同時に、センサー99の遮蔽も解除さ
れる。このような状態で印刷が実施されることになる。
尚、既に述べたように、印刷手段19側についても同様
の構成になっており、同一部分には同一符号を付して示
しその説明は省略する。但し、版胴1側における印刷
は、版胴1と転写胴5との間に給紙手段15によって供
給される印刷用紙53の表面に対して行われるものであ
り、これに対して、版胴3側における印刷は転写胴5に
対して行われるものであり、その転写胴5に一旦転写さ
れた画像が上記印刷用紙53の裏面に印刷されるもので
ある。
【0024】次に、排紙手段21の構成を説明する。排
紙手段21は、印刷用紙分離爪143と、排紙ガイド1
45と、排紙台147と、排紙ストッパ149とから構
成されている。印刷された印刷用紙53は、転写ドラム
5に設けられた印刷用紙保持手段151がその先端を開
放することにより、上記用紙分離爪143によって、転
写ドラム5より剥がされる。剥がされた印刷用紙53
は、排紙ガイド145によってガイドされながら、排紙
ストッパ149に衝突するまで飛翔することになり、排
紙ストッパ149に衝突した後排紙台147上に積層さ
れていく。尚、上記印刷用紙保持手段151の構成につ
いては追って詳細に説明する。
【0025】次に、クリーニング手段22の構成につい
て説明する。クリーニング手段22は、図2に示すよう
に、クリーニング液153を収容した槽155、クリー
ニングローラ157、159、161、洗浄布163、
洗浄布巻取ローラ165、従動ローラ167、押圧ロー
ラ169等から構成されている。上記構成のクリーニン
グ手段22によって洗浄を行う場合には、まず、版胴
1、3と転写胴5とを離間させた状態とし、転写胴5を
駆動モータ65によって矢印aの方向に回転させる。次
に、図示しない駆動モータとクラッチによって、クリー
ニングローラ161と押圧ローラ169を転写胴5に押
し付けた状態とする。それによって、まず、クリーニン
グ液153が、クリーニングローラ157、159、1
61を介して、転写ドラム5の外周面に塗布されてい
く。このクリーニング液153の塗布によって、転写胴
5の外周面に付着しているインクが拭き取りやすい状態
となる。
【0026】そして、押圧ローラ169を介して洗浄布
163が転写胴5に押し付けられ、拭き取りやすくなっ
たインクを塗布された洗浄液153と共に拭き取ってい
く。そして、洗浄液153の塗布及び拭き取り作業が所
定範囲で終了したら、クリーニングローラ161と押圧
ローラ169の転写胴5に対する押圧を解除する。次
に、図示しない駆動モータによって洗浄布巻取ローラ1
65を回転させてインクを拭き取って汚れた洗浄布16
3を巻き取ると同時に、従動ローラ167によって、未
使用の洗浄布163を押圧ローラ169の部分に供給し
て、次の洗浄に備える。
【0027】次に、前述した印刷用紙保持手段151の
構成について説明する。上記印刷用紙保持手段151
は、図8乃至図10に示すように構成されている。ま
ず、転写胴軸171があり、この転写胴軸171は、転
写胴5に平行に取り付けられている。尚、上記転写胴軸
171の図8中右端には前述した回転伝達用のプーリ6
9が固着されている。上記転写胴5の外周にはゴム製の
ブランケット173が取り付けられていて、このブラン
ケット173は、図9に示すように、その一端をピン1
75によって固定されていて、他端をネジ部材177に
よって固定されている。又、上記転写胴軸171には、
転写胴フレーム179が固定されていて、この転写胴フ
レーム179には、駆動ベース軸181が取り付けられ
ている。上記駆動ベース軸181の外周には、フランジ
183が被冠されていて、このフランジ183には駆動
ベース185が固定されている。
【0028】上記駆動ベース185の図8中下端部に
は、カムフォロア軸187が取付・固定されていて、
又、上端部にはギヤ体189が、ネジ部材191によっ
て固着されている。一方、印刷用紙保持手段151は、
爪軸193を備えていて、該爪軸193には、複数個の
爪195が所定ピッチで取り付けられている。上記爪軸
193は、軸受部材197によって回転可能に支持され
ていて、この軸受部材197を通って突出した爪軸19
3の端には、爪軸駆動ギヤ体199が固着されている。
そして、この爪軸駆動ギヤ体199と既に説明したギヤ
体189とが噛合する関係にある。上記構成において、
駆動ベース185が、駆動ベース軸181を中心にし
て、フランジ183と共に揺動すると、ギヤ体189を
介して爪軸駆動ギヤ体199が回転する。この爪軸駆動
ギヤ体199の回転によって、爪軸193が回転するこ
とになり、それによって、複数個の爪195が回転する
ことになる。
【0029】次に、上記駆動ベース軸185の揺動につ
いて説明する。既に述べたカムフォロア軸187の先端
には、カムフォロア201がその内輪を保持された状態
で取り付けられている。又、上記カムフォロア201の
図8中上方には開閉カム203が配置されている。又、
本体フレーム205には、フランジ207が固定されて
いて、このフランジ207は円筒部207aを備えてい
て、この円筒部207aを既に述べた転写胴軸171の
外周に被冠させた状態で配置されている。一方、上記開
閉カム203は、円筒部203aを備えていて、この円
筒部203aを上記フランジ207の円筒部207aの
外周に被冠させた状態で、且つ、円筒部207aに沿っ
て移動可能に取り付けられている。又、ストッパ軸20
9が立設されていて、このストッパ軸209の先端は上
記開閉カム203を貫通するように延長されている。つ
まり、開閉カム203はこのストッパ軸209によって
その回転を規制された状態にある。又、上記開閉カム2
03の円周方向の所定箇所には凸部が突設されている。
又、既に説明した駆動ベース185は、図示しない弾性
部材によって、複数個の爪195をブランケット173
より離間させる方向に常時付勢されているものである。
【0030】上記構成によると、転写胴軸171が回転
駆動されると、転写胴5は勿論のこと、駆動ベース18
5も一体的に回転することになる。一方、開閉カム20
3は、転写胴軸171側に対して同期回転しない構成に
なっていて、且つ、ストッパ軸209によってその回転
を規制されているので回転しない。そして、駆動ベース
185側と一体的に回転するカムフォロア201が、開
閉カム203の外周部に沿った状態で転接しながら回転
し、その際、開閉カム203の凸部に到ることにより、
そこに乗り上げることになる。それによって、駆動ベー
ス185が弾性部材の付勢力に抗して回転し、ギヤ体1
89、爪軸駆動ギヤ体199を介して、爪軸193を回
転させる。それによって、複数個の爪195がブランケ
ット173方向に回動して、印刷用紙の先端を保持する
ことになる。そして、上記カムフォロア189の凸部へ
の乗り上げ状態が解除されることにより、駆動ベース1
85が弾性部材の付勢力によって元の位置に復帰し、そ
れによって、ギヤ体189、爪軸駆動ギヤ体199を介
して、爪軸193を逆方向に回転させる。そして、複数
個の爪195による印刷用紙の保持が解除されることに
なる。
【0031】上記開閉カム203の円筒部203aには
一対の突起211、211が突設されていて、一方、カ
ム駆動プレート213があり、このカム駆動プレート2
13にはコ字状係合凹部213aが形成されている。こ
のコ字状係合凹部213aに上記突起211が係合した
状態になっている。又、上記カム駆動プレート213
は、ソレノイド215に連結されていて、このソレノイ
ド215の励磁によって、カム駆動プレート213が揺
動することになる。そして、カム駆動プレート213の
揺動によって、コ字状係合凹部213a及び突起211
を介して、開閉カム203が、フランジ207の円筒部
207aに沿って移動することになる。尚、センサ21
4が取り付けられていて、このセンサ214によって、
上記カム駆動プレート213の揺動を監視する構成にな
っている。
【0032】又、図9において、符号217は静電吸着
プレートを示している。この静電吸着プレート217に
よって、版胴1側より搬送されてくる裏面印刷用の原紙
29を保持するものである。すなわち、版胴1にはクラ
ンプ機構49があり、同様に、版胴3においてもクラン
プ機構49がある。そして、表面印刷用の原紙29は版
胴1に巻回されることになるが、裏面印刷用の原紙29
は、まず、版胴1のクランプ機構49によって保持され
た状態で、版胴1の回転によって転写胴5方向に搬送さ
れ、そこで、転写胴5の上記静電吸着プレート217に
より保持される。その際、版胴1側のクランプ機構49
による保持は解除される。そして、転写胴5の回転によ
り版胴3側に搬送され、版胴3のクランプ機構49によ
って保持される。その際、転写胴5の上記静電吸着プレ
ート217による保持は解除される。このように、裏面
印刷用の原紙29は、版胴1から転写胴5、転写胴5か
ら版胴3へと受け渡されて、版胴3の外周に巻回される
ことになる。尚、版胴1には既に表面印刷用の原紙29
が巻回されているので、裏面印刷用の原紙29はその表
面印刷用の原紙29の外周に巻回されながら搬送される
ことになる。
【0033】以上の構成を基に、両面印刷を行う場合の
作用を説明する。まず、印刷用紙53の表面に印刷する
ための原稿を原稿セット面23上にセットして、カバー
25によってカバーをし、その状態で、図示しないイメ
ージスキャナによって原稿を読み取る。読み取った印刷
データは電気信号に変換されて製版手段9のラインサー
マルヘッド31に転送される。一方、原紙ロール27か
らは原紙29が供給され、その原紙29に対して、ライ
ンサーマルヘッド31により穿孔・製版を施す。穿孔・
製版された原紙29は、ローラ39、41によって版胴
1方向に搬送され、版胴1のクランプ機構49によって
吸着・保持される。後は、版胴1が回転することによ
り、穿孔・製版された原紙29が版胴1の外周に巻回さ
れ、表面に付着しているインクによって吸着・保持され
る。
【0034】次に、印刷用紙53の裏面に印刷するため
の原稿を原稿セット面23上にセットして、カバー25
によってカバーをし、その状態で、図示しないイメージ
スキャナによって原稿を読み取る。読み取った印刷デー
タは電気信号に変換されて製版手段9のラインサーマル
ヘッド31に転送される。一方、原紙ロール27からは
原紙29が供給され、その原紙29に対して、ラインサ
ーマルヘッド31により穿孔・製版を施す。穿孔・製版
された原紙29は、ローラ39、41によって版胴1方
向に搬送され、版胴1のクランプ機構49によって吸着
・保持される。ここまでは表面印刷用の場合と同じであ
るが、そこから、上記穿孔・製版された原紙29を、転
写胴5を介して、別の版胴3に受渡して巻回することに
なる。つまり、版胴1のクランプ機構49によって保持
された原紙29は、転写胴5の静電吸着プレート217
に受け渡され、次いで、版胴3のクランプ機構49に受
け渡されることになり、後は、版胴3の外周面に巻回さ
れることになる。尚、版胴1、転写胴5、版胴3は外径
が等しく、同期して回転駆動される構成になっており、
よって、夫々のクランプ機構49、静電吸着機構21
7、クランプ機構49を受渡し可能な位置に配置するこ
とにより、上記受渡し動作が可能になるものである。
【0035】次に、印刷動作について説明する。まず、
給紙手段15より印刷用紙53が、版胴1と転写胴5の
間に供給される。供給された印刷用紙53は、その先端
を印刷用紙保持手段151の複数個の爪195によっ
て、ブランケット173との間に挟持されて保持され
る。そして、印刷用紙53は版胴1と転写胴5の間を通
過していき、その際、印刷用紙53の表面側には版胴1
側より印刷手段17によって印刷が施され、一方、印刷
用紙53の裏面側には版胴3より一旦転写胴5側に転写
された画像が印刷されることになる。そして、印刷を施
された印刷用紙53は、所定のタイミングで印刷用紙保
持手段151の保持が解除され、排紙手段21を介し
て、排紙されることになる。印刷終了後、版胴1、3に
巻回されていた原紙29は、夫々排版手段11、13に
よって排版されるとともに、転写胴5にはクリーニング
手段22によってクリーニングが施されることになる。
【0036】以上本実施の形態によると次のような効果
を奏することができる。まず、印刷用紙53に対して、
表面及び裏面の同時印刷を行うことができるようにな
り、その際、従来のように、印刷用紙53のリセットと
いった煩雑な作業をようすることもない。又、印刷用紙
53の裏面側に対する印刷は、版胴3より直接行うので
はなく、転写胴5を介して行うようにしているので、版
胴3より直接印刷する場合に比べて、印刷用紙53の裏
面に転写されるインクの量を適性な量とすることができ
る。つまり、印刷用紙53の裏面に余分なインクが付着
することを防止することができるので、印刷後における
印刷用紙53による汚れ、すなわち、既に印刷された印
刷用紙53の表面を汚してしまうこと等、を効果的に防
止して、印刷品質の向上を図ることができる。又、印刷
時においては、転写胴5に設けられた印刷用紙保持手段
151によって印刷用紙53の先端を保持して行うよう
にしているので、印刷後の印刷用紙53は確実に転写胴
5側に保持された状態で搬送・排出されることになり、
印刷用紙53がどちら側に長く付着されて排出されるの
か不明で分離が不安定になるという不具合を無くすこと
ができる。すなわち、版胴1側からの印刷用紙53の分
離タイミングが一定であり、印刷用紙53の表面に余分
なインクが付着することを防止することができ、印刷用
紙53に重ねる印刷用紙53の裏面を汚すことを効果的
に防止することになる。又、版胴1から直接印刷する場
合と、転写胴5を介して印刷する場合を比べると、版胴
1から直接印刷する場合の方が転移するインク量が多く
なる傾向がある。その点、この実施の形態においては、
印刷用紙53を転写胴5側に保持するように構成して、
転写胴5と印刷用紙53の接触時間を確実に確保する構
成になっているので、上記印刷用紙53の表裏に転移す
るインク量のバラツキを同時に軽減させることができ、
又、印刷用紙53の表面側と裏面側における印刷品質を
同等にしてそのバラツキを軽減させることができる。つ
まり、印刷用紙53を転写胴5側に保持して接触時間を
確保することにより、転写胴5側から印刷用紙53に転
写されるインク量が増大し、逆に、版胴1側に対する接
触時間は安定し減るので、版胴1側より供給されるイン
ク量は減少し、その両者によってバラツキをなくすもの
である。又、本実施の形態のように、転写胴5を使用す
る場合には、同じ位置に印刷パターンが繰り返し転写さ
れるために、印刷用紙53への転写効率が高く、印刷後
の残像が少ない安定した印刷品質を得ることができる
が、たとえば、エマルジョンインクを使用する場合、水
分の浸透圧による転写の影響が大きいために、上記した
ように、転写胴5側における接触時間を長くすること
は、少ないインクを安定して転写するという転写効率を
高める上でも効果的である。
【0037】
【0038】尚、本発明は前記第1及び第2の実施の形
態に限定されるものではない。まず、製版手段について
は、前記各実施の形態のように、1個の製版手段によっ
て、表面側及び裏面側用の製版を行うようにしてもよい
が、夫々別個の製版手段を設けて別々に行うようにして
もよい。その場合には、裏面用に原紙の受渡しは不要と
なる。又、前記各実施の形態においては、印刷色につい
ては特に言及しなかったが、例えば、2色同時印刷を行
うような構成も考えられる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による孔版印
刷装置によると、転写胴上であって、第1スキージーロ
ーラにより上記第1版胴のインク画像が上記印刷用紙へ
転写される位置よりも上流であって、第2スキージーロ
ーラにより転写された上記転写胴上のインク画像と上記
印刷用紙とが予め接触する上流位置に印刷用紙供給手段
によって印刷用紙を供給して印刷用紙保持手段により保
持させるようにしているので、それによって、表面と裏
面の各インク量のバラツキを同時に軽減し、且つ、その
インク利用を同等にすることができ、さらに、少ないイ
ンクを安定して転写するという転写効率をも高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図で、孔版印刷装
置の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す図で、孔版印刷装
置の内部構成の概略を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示す図で、孔版印刷装
置の内部構成の概略及び版胴と転写胴を回転させる回転
伝達機構の構成を示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態を示す図で、版胴内部の
構成を印刷時の印刷手段の構成を中心にして示す側面
図である。
【図5】本発明の実施の形態を示す図で、版胴内部の
構成であって印刷手段を中心にして示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態を示す図で、版胴内部の
構成を印刷時の印刷手段の構成を中心にして示す側面図
である。
【図7】本発明の実施の形態を示す図で、印刷手段の
リフトカムの回転動作を示す側面図である。
【図8】本発明の実施の形態を示す図で、印刷用紙保
持手段の構成を中心にして転写胴の内部の構成の一部を
示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態を示す図で、印刷用紙保
持手段の構成を中心にして転写胴の内部の構成の一部を
示す側面図である。
【図10】本発明の実施の形態を示す図で、印刷用紙
保持手段の保持爪による印刷用紙の先端を保持する様子
を示す側面図である。
【図11】従来例を示す図で孔版印刷装置の要部を模式
的に示す側面図である。
【符号の説明】
1 版胴(第1の版胴) 3 版胴(第2の版胴) 5 転写胴 7 原稿読取手段 9 製版手段 11 排版手段 13 排版手段 15 給紙手段 17,19 印刷手段 21 排紙手段 22 クリーニング手段 151 印刷用紙保持手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴山 卓広 静岡県静岡市中吉田20番10号 スター精 密株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−118774(JP,A) 特開 平6−71999(JP,A) 特開 平7−52517(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41L 13/04 B41L 13/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製版された孔版原紙が巻回される第1版
    胴と、 製版された孔版原紙が巻回される第2版胴と、 上記第2版胴のインク画像が転写される転写胴と、 印刷用紙をその一方の面と他方の面からおのおの上記第
    1版胴と上記転写胴を介して押し付け合う押圧手段と、
    を具備し、 上記第1版胴と上記転写胴とで上記印刷用紙を挟み押し
    付け合いながら搬送することにより、上記印刷用紙の両
    面に同時に印刷を施す孔版印刷装置において、上記第1版胴内にあり、上記第1版胴の外周面を上記転
    写胴に対して突出・押圧状態にして上記第1版胴のイン
    ク画像を上記転写胴上に位置する上記印刷用紙へ転写す
    る第1スキージーローラと、 上記第2版胴内にあり、上記第2版胴の外周面を上記転
    写胴に対して突出・押圧状態にして上記第2版胴のイン
    ク画像を上記転写胴へ転写する第2スキージーローラ
    と、 上記転写胴上であって、上記第1スキージーローラによ
    り上記第1版胴のインク画像が上記印刷用紙へ転写され
    る位置よりも上流であって、上記第2スキージーローラ
    により転写された上記転写胴上のインク画像と上記印刷
    用紙とが予め接触する上流位置に、上記印刷用紙を供給
    する印刷用紙供給手段と、 上記印刷用紙供給手段によって上記転写胴に上記印刷用
    紙が供給された印刷時に、上記印刷用紙の先端を保持し
    上記上流位置から上記第1版胴が上記転写胴に向けて突
    出・押圧状態となっている位置を経由した下流位置にわ
    たって、上記印刷用紙を上記転写胴側に保持する印刷用
    紙保持手段と、 を設けたことを特徴とする孔版印刷装置。
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