JP3026648B2 - 等倍投影レンズ - Google Patents

等倍投影レンズ

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JP3026648B2
JP3026648B2 JP3201542A JP20154291A JP3026648B2 JP 3026648 B2 JP3026648 B2 JP 3026648B2 JP 3201542 A JP3201542 A JP 3201542A JP 20154291 A JP20154291 A JP 20154291A JP 3026648 B2 JP3026648 B2 JP 3026648B2
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悟 立原
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マスクに描かれたT
ABパターン、プリント基板パターン等を感光体が塗布
されたワークに等倍で投影して露光させる等倍投影レン
ズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の露光装置は、一般に高圧水銀灯を
光源として利用し、h線近傍の波長の光のみによりパタ
ーンをワークに投影している。これに対し、光エネルギ
ーを上昇させて感光時間を短縮し、スループットを向上
させたいという要請がある。
【0003】一般にワークに塗布される感光体の感度
は、360nmをピークとして440nm付近まで達し
ているため、光源のエネルギーを有効に利用して光のエ
ネルギーを上昇させるためには、h線のみでなく、より
短い波長も含めて広い範囲の波長の光を利用することが
望ましい。
【0004】なお、硝材は屈折率が高くなるほど短波長
の光に対する透過率が低くなるため、上記のように短い
波長も含めて利用する場合には、レンズを低屈折率の硝
材のみで構成しなければならない。
【0005】一方、等倍投影レンズとしては、正、正、
負、負、正、正の6枚構成の対象型レンズが従来から用
いられている。等倍投影の場合、対象型レンズはコマ材
収差、倍率色収差、歪曲収差を発生させないため、他の
型のレンズより有利である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低屈折
率の硝材のみでレンズを構成する場合には、従来の6枚
構成では球面収差、非点収差の補正が困難である。
【0007】
【発明の目的】この発明は、上述した従来技術の課題に
鑑みてなされたものであり、h線より短い波長の光をも
含めて広い波長範囲で収差が良好に補正された等倍投影
レンズを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる等倍レ
ンズは、上記の目的を達成させるため、両凸の正の第1
レンズと、正メニスカスの第2レンズと、正メニスカス
の第3レンズと、負メニスカスの第4レンズと、負メニ
スカスの第5レンズと、正メニスカスの第6レンズと、
正メニスカスの第7レンズと、両凸の正の第8レンズと
から対称に構成され、前記正レンズの屈折率をnp、前
負レンズの分散値をνm、前記第1レンズの焦点距
離をf1、前記第4レンズの焦点距離をf4、全系の焦点距
離をfとして、各正レンズの屈折率npがそれぞれ、 np < 1.70 …(1)の条件を満たし、各負レンズの分散値νmがそれぞれ、 νm < 35 …(2)の条件を満たし、かつ、 0.5< f1/f <0.85 …(3) 0.1<|f4/f|<0.25 …(4) ただし、 νm = (nh - 1)/(ni - ng) nh : h線に対する屈折率 ni : i線に対する屈折率 ng : g線に対する屈折率 の条件を満たしている。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。
【0010】実施例の投影レンズは、図1に示すよう
に、両凸の正の第1、第8レンズと、正メニスカスの第
2、第7レンズと、正メニスカスの第3、第6レンズ
と、負メニスカスの第4、第5レンズとから対象に構成
されている。8枚構成とすることにより、低屈折率の硝
材のみを利用しても球面収差、非点収差を良好に補正す
ることができる。
【0011】また、実施例のレンズは、正レンズの屈折
率をnp、負レンズの分散値をνm、第1レンズの焦点
距離をf1、第4レンズの焦点距離をf4、全系の焦点
距離をfとして、(1)〜(4)の条件を満たしてい
る。
【0012】np<1.70 …(1) νm<35 …(2) 0.5<f1/f<0.85 …(3) 01<│f4/f│<025 …(4) ただし、 νm=(nh−1)/(ni−ng) nh:h線に対する屈折率 ni:i線に対する屈折率 ng:g線に対する屈折率
【0013】(1)式は、正レンズの屈折率を規定する
ものである。屈折率が1.70以上となると、i線に対
する透過率が低下し、露光エネルギーが低下する。
【0014】(2)式は、負レンズの分散を規定したも
のである。第3、第4レンズのみが負レンズであるた
め、他の6枚の正レンズで発生した軸上色収差を補正す
る作用を持たせなければならない。(2)式を満たさな
い場合には、軸上色収差を補正するためには各レンズの
曲率が過大となって球面収差が補正できず、軸上色収差
の補正と他の収差の補正との両立が困難となる。
【0015】(3)式は、第1レンズ、第8レンズの焦
点距離を規定したものであり、テレセントリック性と長
いバックフォーカスとを確保するために必要な条件であ
る。
【0016】この種の投影光学系では、描画面に凹凸等
があった場合にも描画されたパターンにズレや歪が生じ
ないようテレセントリック性が要求されると共に、ピン
ト確認用の治具を挿入するためにワーキングディスタン
ス、すなわちバックフォーカスが長い方が望ましい。
【0017】f1/fが0.5以下となると、像面湾曲
が過大となって結像性能が劣化すると共に、テレセント
リック性が失われる。0.85以上となると、焦点距離
に対するバックフォーカスの割合が小さくなり、必要な
バックフォーカスを確保すると物像間距離が長くなって
装置が大型になる。
【0018】(4)式は、第4レンズ、第5レンズの焦
点距離を規定したものであり、球面収差、像面湾曲、非
点収差を良好に補正するための条件である。│f4/f
│が0.1以下となると、第4、第5レンズの負のパワ
ーが過大となって球面収差がオーバーとなり、かつ、非
点収差の補正が困難となる。0.25以上となると、負
のパワーが過小となるためにペッツバール和が正に大き
くなり、像面湾曲が大きくアンダーとなって良好な結像
性能が得られなくなる。
【0019】次に、具体的な数値実施例を示す。
【0020】
【実施例1】図1は、この発明の実施例1を示したもの
である。具体的な数値構成は表1に示されている。図2
は、この構成による諸収差を示している。表中、fは焦
点距離、FNo.はFナンバー、rは曲率半径、dは面
間隔、nhはh線に対する屈折率、νはi線に対する屈
折率をni、g線に対する屈折率をngとして、 ν=(nh−1)/(ni−ng) で表される分散値である。
【0021】
【表1】
【0022】
【実施例2】図3は、この発明の実施例2を示したもの
である。具体的な数値構成は表2に示されている。図4
は、この構成による諸収差を示している。
【0023】
【表2】
【0024】
【実施例3】図5は、この発明の実施例3を示したもの
である。具体的な数値構成は表3に示されている。図6
は、この構成による諸収差を示している。
【0025】
【表3】
【0026】
【効果】以上説明したように、この発明によれば、h線
より短い 波長も含む広い範囲の波長の光に対して良好
に収差補正されたレンズを提供することができ、このレ
ンズを用いることにより、光源のエネルギーを有効に利
用して感光時間を短縮し、スループットを向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のレンズ断面図である。
【図2】 実施例1の諸収差図である。
【図3】 実施例2のレンズ断面図である。
【図4】 実施例2の諸収差図である。
【図5】 実施例3のレンズ断面図である。
【図6】 実施例3の諸収差図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両凸の正の第1レンズと、正メニスカスの
    第2レンズと、正メニスカスの第3レンズと、負メニス
    カスの第4レンズと、負メニスカスの第5レンズと、正
    メニスカスの第6レンズと、正メニスカスの第7レンズ
    と、両凸の正の第8レンズとから対称に構成され、前記
    正レンズの屈折率をnp、前記負レンズの分散値をν
    m、前記第1レンズの焦点距離をf1、前記第4レンズの焦
    点距離をf4、全系の焦点距離をfとして、各正レンズの
    屈折率npがそれぞれ、 np < 1.70 …(1)の条件を満たし、各負レンズの分散値νmがそれぞれ、 νm < 35 …(2)の条件を満たし、かつ、 0.5< f1/f <0.85 …(3) 0.1<|f4/f|<0.25 …(4) ただし、 νm = (nh - 1)/(ni - ng) nh : h線に対する屈折率 ni : i線に対する屈折率 ng : g線に対する屈折率 の条件を満たすことを特徴とする等倍投影レンズ。
JP3201542A 1991-05-09 1991-05-09 等倍投影レンズ Expired - Fee Related JP3026648B2 (ja)

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JP4734827B2 (ja) * 2003-11-28 2011-07-27 株式会社日立製作所 投写光学ユニット
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