JP3025127B2 - 歩行型作業機の伝動操作構造 - Google Patents

歩行型作業機の伝動操作構造

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JP3025127B2
JP3025127B2 JP5151724A JP15172493A JP3025127B2 JP 3025127 B2 JP3025127 B2 JP 3025127B2 JP 5151724 A JP5151724 A JP 5151724A JP 15172493 A JP15172493 A JP 15172493A JP 3025127 B2 JP3025127 B2 JP 3025127B2
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晴充 牧園
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バインダーや歩行型管
理機といった歩行型作業機の伝動操作構造に係り、詳し
くは、主クラッチが入りの状態における走行中立状態で
は、前後進の切換操作ができないように牽制させる技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】歩行型作業機では、例えば、実開平1‐
172339号公報に示されたもののように、主クラッ
チレバーと前後進の切換レバーとを操縦ハンドルに備
え、又、実開平2‐38565号公報に示されるよう
に、前記各レバーとは別に変速操作用の変速レバーを備
える構造を採るものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記操作構造において
前後進の切換を行うには、その前に主クラッチを切り操
作して走行中立状態にしておく必要がある。しかしなが
ら、間違えて主クラッチ操作をすることなく前進から後
進に、あるいはその逆に切換るといきなり機体の走行方
向が逆向きとなり、操縦し難いものとなる。
【0004】又、走行の中立状態を現出させるには、変
速装置を中立操作する手段もあるが、この手段では主ク
ラッチの入切りに関係なく走行中立状態が現出できるも
のであるから、主クラッチが入りで変速装置が中立操作
されての走行中立状態において、誤って例えば前進から
後進に切換操作されていると、前進状態であると思い込
んで主クラッチ操作なしに変速装置操作すれば、いきな
り後進するというおそれがある。
【0005】これらの不都合は、機体の後から作業者が
歩いてついていく歩行型作業機の操縦形態においては無
視できないものである。そこで本発明の目的は、伝動操
作構造の改造により、上記不都合が生じないようにして
歩行型作業機の変速操作に関する操縦性を改善させる点
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために本
発明は、主クラッチの操作軸と、前後進切換機構の切換
軸とを、これら両軸を互いに近接する状態で互いに同方
向に延設してミッションケースから外部に突出し、操作
軸の突出部に第1アームを、かつ、切換軸の突出部に第
2アームを夫々取付け、主クラッチが入りとなる位置に
操作軸が回動操作されているときには、前後進切換機構
の切換操作が不能となるよう、第2アームの往復揺動移
動経路に第1アームが突出するとともに、主クラッチが
切りとなる位置に操作軸が回動操作されているときに
は、前後進切換機構の切換操作が自在となるよう、第2
アームの往復揺動移動経路外に第1アームが位置する状
態に、第1及び第2アームを相対配置して牽制機構を構
成してあることを特徴とする。
【0007】
【作用】つまり、主クラッチが切りになっているときに
のみ前後進の切換が可能となるように牽制されるから、
必ず、主クラッチを切りにしてから前後進の切換操作を
行うようになり、停止することなくいきなり進行方向が
逆転するという現象が起きないようになる。たとえ、ク
ラッチ入りのままで前後進の切換操作を行なったとして
も、牽制機構の作用によってレバー操作ができず、これ
によって誤操作であることに気付くようになる。
【0008】そして、変速装置のみが中立であるときの
前後進切換操作は行えないものとなり、進行方向を切換
えた後は必ず主クラッチ操作によって発進する状態、す
なわち、操縦者が意識してクラッチ操作する状態になる
から、意図しない方向に機体が急発進するというおそれ
が解消されるようになる。
【0009】しかも、そのための牽制機構は、主クラッ
チの操作軸と前後進切換機構の切換軸とを互いに近接し
て同方向に延設し、それら両軸のケースからの突出部夫
々にアームを取付けるだけのもの、すなわち、機体側で
の構造簡単で部品点数も少ない改造で済み、特別な別操
作が不要であって、操縦ハンドルでの操作アクションが
増えることもない。
【0010】
【発明の効果】上記のように、近接して同方向に延設し
た主クラッチの操作軸と前後進切替機構の切替軸との、
ミッションケースから外部への突出部分に、第1及び第
2アームを直接取り付ける機構を採用したため、ミッシ
ョンケース部位での2軸の配置状況を利用した簡単でシ
ンプルな改造としながら、メンテナンスも行ない易い構
造の伝動操作構造を得ることができる。また、この構造
を用いることによって、いきなり進行方向が逆になると
か、意図しない方向に急発進するといった不都合が解消
され、歩行型作業機の操縦性を経済的に改良することが
できた。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図3に歩行型作業機の一例である1輪型のバイ
ンダーが示され、1は刈取部、2は単一の駆動走行輪、
3はエンジン、4はミッションケース、5は操縦ハンド
ルである。ミッションケース4には、主クラッチ6、変
速装置7、前後進切換機構8が内装されており、操縦ハ
ンドル5に装備された主クラッチレバー9と切換レバー
11、及びミッションケース4から立設された変速レバ
ー10によって各々操作可能である。
【0012】操縦ハンドル5の左側に握り式の主クラッ
チレバー9を、右側には刈取クラッチレバー(図示せ
ず)を備えてある。このバインダーでは、主クラッチ6
が切りであるときにのみ前後進切換機構8の切換操作が
可能であり、主クラッチ6が入りであると前後進切換機
構8の切換操作が行えないように牽制する牽制機構Aが
備えてあり、次に説明する。
【0013】図1、図2に示すように、ミッションケー
ス4には、前後進切換機構8の切換軸8aと主クラッチ
6の操作軸6aと変速装置7の変速軸7aとの3本の軸
がケース上面4aを突き抜けて上方に突出してあり、そ
のうち、切換軸8aと操作軸6aとは互いに近接してい
る。変速軸7aの上端に取付けられた図示しない変速ア
ームを前記変速レバー10で揺動操作する構造であると
ともに、操作軸6aの突出部に取付けられた第1アーム
15と主クラッチレバー9とをクラッチワイヤー13
で、そして、切換軸8aの突出部に取付けられた第2ア
ーム16と切換レバー11とをシャトルワイヤー14で
夫々連動連結してある。
【0014】直線形状の第1アーム15の基端と、L字
形状の第2アーム16の基端との夫々に屈曲部15a,
16aを形成して牽制機構Aが構成されている。すなわ
ち、主クラッチ6の「入り」位置に操作軸6aが回動操
作されているときには、前後進切換機構8の前進位置F
と後進位置Rとの切換操作が不能となるよう、第2屈曲
部16aの往復揺動移動経路に第1屈曲部15aが突出
する。
【0015】そして、主クラッチの「切り」位置に操作
軸6aが回動操作されているときには、前後進切換機構
8の前進位置Fと後進位置Rとの切換操作が自在となる
よう、第2屈曲部16aの往復揺動移動経路外に第1屈
曲部15aが位置する。これら両状態が現出されるよう
に、第1及び第2アーム15,16を相対配置すること
で牽制機構Aを構成してある。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】牽制機構の構造を示す平面図
【図2】ミッションケースの内部構造を示す前後方向断
面図
【図3】バインダーの側面図
【符号の説明】
4 ミッションケース 6 主クラッチ 6a 操作軸 8 前後進切換機構 8a 切換軸 15 第1アーム 16 第2アーム A 牽制機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−95333(JP,U) 実開 平1−172339(JP,U) 実開 昭52−148717(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 23/00 B62D 51/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主クラッチ(6)の操作軸(6a)と、
    前後進切換機構(8)の切換軸(8a)とを、これら両
    軸(6a),(8a)を互いに近接する状態で互いに同
    方向に延設してミッションケース(4)から外部に突出
    し、前記操作軸(6a)の突出部に第1アーム(15)
    を、かつ、前記切換軸(8a)の突出部に第2アーム
    (16)を夫々取付け、 前記主クラッチ(6)が入りとなる位置に前記操作軸
    (6a)が回動操作されているときには、前記前後進切
    換機構(8)の切換操作が不能となるよう、前記第2ア
    ーム(16)の往復揺動移動経路に前記第1アーム(1
    5)が突出するとともに、前記主クラッチ(6)が切り
    となる位置に前記操作軸(6a)が回動操作されている
    ときには、前記前後進切換機構(8)の切換操作が自在
    となるよう、前記第2アーム(16)の往復揺動移動経
    路外に前記第1アーム(15)が位置する状態に、前記
    第1及び第2アーム(15),(16)を相対配置して
    牽制機構(A)を構成してある歩行型作業機の伝動操作
    構造。
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