JP3023094B2 - 単相のディスクタイプ無整流子直流モータ - Google Patents

単相のディスクタイプ無整流子直流モータ

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JP3023094B2
JP3023094B2 JP10323529A JP32352998A JP3023094B2 JP 3023094 B2 JP3023094 B2 JP 3023094B2 JP 10323529 A JP10323529 A JP 10323529A JP 32352998 A JP32352998 A JP 32352998A JP 3023094 B2 JP3023094 B2 JP 3023094B2
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    • H02K29/03Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with a magnetic circuit specially adapted for avoiding torque ripples or self-starting problems
    • HELECTRICITY
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  • Power Engineering (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単相のディスクタ
イプ無整流子直流モータに関するものであり、より詳し
くは、N,S極が交互に反復形成されるロータマグネッ
トの底部に、ステータヨークの上部面に複数個の頂点を
有する閉ループ形状に形成されるアーマチュアコイルを
備え、アーマチュアコイルの各頂点からロータマグネッ
トの回転する方向に1つの磁極に該当する角度に対して
1/4の角度分だけ移動させた位置にステータヨークか
ら突出される小型のコギング発生用突起が形成されるこ
とで、駆動効率をより向上させることに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に単相のディスクタイプ無整流子
直流モータは、精密な回転が必要とされない単純な回転
機器、例えば、コンピュータのような事務機器の小型フ
ァンモータ等に使用されている。
【0003】図8は、一般的な単相のディスクタイプ無
整流子直流モータを図示したものである。
【0004】下部には、モータを支持するハウジング1
00が備えられ、ハウジング100の上部にはロータ3
00が結合され、ハウジング100とロータ300はシ
ャフト200によって連結されている。
【0005】ロータ300の上部面にはN極とS極が交
互に着磁される多極のロータマグネット310が備えら
れ、ロータ300の中央にはシャフト200の上端が固
定結合され、シャフト200の下部はハウジング100
の中央から突出されるようにしたベアリングハウジング
110内に挿入され、ベアリングによって回転可能に支
持されている。ベアリングハウジング110には、外周
面上端に段差が付与され、ステータ400を積層させた
状態で固定している。
【0006】ステータ400は大きくプリント基板41
0とステータヨーク420とアーマチュアコイル430
とからなり、プリント基板410とステータヨーク42
0とは互いに積層され、ステータヨーク420の上部面
にはアーマチュアコイル430が接着剤等によって付着
されている。
【0007】このように、単相のディスクタイプ無整流
子直流モータは、ステータ400に付着させたアーマチ
ュアコイル430とロータマグネット310との間で発
生される電磁気力によって駆動力を発生させ、回転子で
あるロータ300を回転させるようにしている。
【0008】さらに、詳述すれば、プリント基板410
を介してアーマチュアコイル430に単相の電流が供給
されると、アーマチュアコイル430とロータマグネッ
ト310との間には、相互作用により電磁気力が発生さ
れつつ、ロータマグネット310が付着されているロー
タ300を回転させるようにするのである。
【0009】このとき、アーマチュアコイル430とロ
ータマグネット310との間には図9に示すように、電
磁気力によるコイルトルク600が発生される。こうし
たコイルトルク600は、ロータマグネット310中、
1つの磁極で中間部分にわたって最も大きく、磁極の両
端部へ行けば行くほどトルクが小さくなり、ついにはゼ
ロになる停止状態となる。
【0010】このようにトルクがゼロになる位置を通
常、死点と言い、こうした死点での自己起動のために備
えられるのがコギング発生手段である。
【0011】コギング発生手段は、コイルトルク600
に対して負荷として作用するコギング力を提供するもの
として、最も小さいコイルトルクは大きくし、最も大き
いコイルトルクは小さくなるように形成されるもので、
コイルトルク600発生時にコギングトルク700を同
時に発生させ、これらによって理想的な合成トルク80
0が出力されるようにするのである。即ち、コイルトル
クの負荷として作用するコギングトルクをコイルトルク
の出力値と反比例する方式で出力されるようにし、トル
クの増強幅を低減することで、モータ駆動を安定的に遂
行させることができる。
【0012】このようにコギング発生手段が備えられた
モータは、米国特許4,620,139号と米国特許
4,757,222号と特開平7−213041号公報
等ですでに多様に提案されている。これらコギング発生
手段は、コイルトルク波形600に対し、負荷として作
用する適切なコギングトルク波形700を発生させ、結
局これらの相互結合として理想的な合成トルク波形80
0が得られる。
【0013】一方、コイルトルクとコギングトルクと
は、通常の磁極の1/4の位相差異を有するようになる
ため、コギング発生手段は、ともにロータが回転する方
向にコギングトルクがゼロになる位置に備えられるよう
にする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】米国特許4,620,
139号と米国特許4,757,222号でコギング発
生手段は、図10に示すように、ステータヨーク420
からロータマグネット310側に突出されるように締結
されたり、挿入されるようにした鉄芯440に備えた
り、これとは異なり、図11に示すように、ステータヨ
ーク420の外周面を一部扇形状に切り欠き、コギング
が発生されるようにしているが、こうしたコギング発生
手段450は基準となるアーマチュアコイルの付着位置
と不可分の関係を有するので、正確な位置設定が困難で
あるといった問題がある。
【0015】即ち、コギング発生手段は、通常、アーマ
チュアコイル430をステータヨーク420に接合させ
た状態でアーマチュアコイル430から正確なコギング
発生手段の位置を探し、鉄芯440を締結、又は挿入さ
せるか、ステータヨーク420を扇形状に切り欠いては
じめてなされるため、こうした位置設定は別途の治具を
用いなければ設定がたいへん困難である。
【0016】特に、ステータヨーク420には、互いに
対応される方向に一対のアーマチュアコイル430が付
着されるようにしており、アーマチュアコイル430が
形成されていない部分では磁気力が大幅に損失されると
ともに、コイルトルクの形成量が小さくなり、モータか
ら思い通りの充分な駆動トルクを得ることができない深
刻な性能低下の問題が招来されもする。
【0017】一方、特開平7−213041号では、図
12に示すように、コギング発生手段として死点から0
<θ<π/2(πは、電気角として180゜の角度であ
る)の配置角θ位置に磁性体460が備えられるように
し、特に、このときの磁性体460はスクリューに形成
され、プリント基板410とステータヨーク420を同
時に固定する固定手段としても使用されることを提案し
ている。
【0018】しかしながら、スクリューは、コギング発
生の手段よりプリント基板410とステータヨーク42
0を固定させる締結機能が優先されるほかない。従っ
て、プリント基板410とステータヨーク420を固定
させるとみれば、ロータマグネット310との間隙がス
クリューごと異なるようになるため、スクリューによっ
て出力されるコギングトルクはスクリューごとに差異が
生じるようになる。
【0019】従って、スクリューの締結程度が各々異な
るようになると、結局、ロータマグネット310との磁
気力に偏差が誘発され、駆動トルクが不安定になる問題
が生じ得る。
【0020】特に、小型のモータでスクリュー型の磁性
体460は、大きさがたいへん小さいために特殊な工具
を使用しなくては締結が不可能であり、締結される程度
を調整することは、さらに不可能であるため、実際に小
型のモータでは適用されることがない。
【0021】本発明の第1の目的は、ステータヨークの
上部面に有効コイルトルクを極大化させることができる
ようにする形状にアーマチュアコイルを形成し、アーマ
チュアコイルの各頂点を基準に所定の角度にコギング発
生用突起が一体に形成されることで、より少ない電流の
供給によっても理想的な駆動トルクが安定的に出力され
る単相のディスクタイプ無整流子直流モータを提供する
ことにある。
【0022】本発明の第2の目的は、簡単なコギング発
生用突起の形状変更によって、より多様な用途への変更
にも最適なトルクを発生させつつ、適切に対応すること
ができるようにすることにある。
【0023】本発明の第3の目的は、印加される電流供
給量を極小化させるようにしても安定的に充分な駆動ト
ルクが保障されるようにすることにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、ステータヨークに付着されるアーマチ
ュアコイルは、閉ループ形状である1つのコイルとして
形成し、アーマチュアコイルにはそれぞれロータマグネ
ット全体の磁極数に1/2の頂点が形成され、各頂点
は、同一の間隔を維持し、各頂点を連結する辺は、軸の
半径方向に湾曲させるようにすることとし、このような
アーマチュアコイルの各頂点からは、ロータマグネット
の回転方向に所定の角度をおいてコギング発生用突起が
ステータヨークから一体に突出されるように形成するこ
とをその要旨としている。
【0025】このとき、アーマチュアコイルの各頂点と
コギング発生用突起とは同じ数で等間隔をなす構造にな
るようにする。
【0026】従って、本発明は、ステータヨークから突
出されるコギング発生用突起を基準にアーマチュアコイ
ルが正確な位置に固定されるようにし、コギング発生用
突起の形成とアーマチュアコイルの組立を簡素化するこ
とで、製作効率を向上させるようにし、より少ない電流
供給によっても理想的な駆動トルクが発揮されるととも
に、安定的な駆動性を提供することができるようにす
る。
【0027】
【発明の実施の形態】図1と図2に示すように、本発明
は単相でありながら、整流子がないディスクタイプの直
流モータであり、下部にはハウジング1が備えられ、ハ
ウジング1の上部にはロータ3が備えられ、ハウジング
1とロータ3とはこれら中心部間をシャフト2によって
連結されている。
【0028】シャフト2は、上端部がロータ3の底面で
中央に固定され、シャフト2の下部はハウジング1の中
央で上部に突出されるように形成されたパイプ形状のベ
アリングホルダ11の内部に挿入され、ベアリングホル
ダ11内ではシャフト2がベアリング5によって回動可
能に固定されている。
【0029】ロータ3は、モータの回動部材として、底
面にはマグネティックヨーク31によってロータ3に固
定されるロータマグネット32が備えられている。この
とき、ロータマグネット32は、N極とS極が交互に配
列される2P(Pは1以上の整数)の極数を有する円環
状である。
【0030】そして、ハウジング1の中央にはパイプ形
状のベアリングホルダ11が上部に突出されるように形
成され、ベアリングホルダ11の上端部の外周面は、そ
の底部より直径を小さく形成し、段差を有するようにし
つつ、段差部位には、プリント回路基板41が底部に積
層されるステータヨーク42とアーマチュアコイル43
よりなるステータ4が安着されている。
【0031】ステータ4において、プリント回路基板4
1は、両面にパターニングされた回路を介して外部から
供給される単相の電流をアーマチュアコイル43に供給
するように作用する。ステータヨーク42は、プリント
回路基板41の上部に積層され、ロータマグネット32
と互いに向かい合うようにした導電性平板プレートであ
る。また、ステータヨーク42の上部面にはロータマグ
ネット32との相互作用で電磁気力を発生させるアーマ
チュアコイル43が付着されている。
【0032】図3(a)〜(d)は、本発明に従う実施
形態を図示したものであり、すべての場合、ステータヨ
ーク42に付着されるアーマチュアコイル43は、同一
の間隔で複数の頂点を有する閉ループ形状である1つの
コイルとして形成し、各頂点からロータマグネット32
の回転方向へ所定の角度にステータヨーク42から一体
にコギング発生用突起44が突出されるようにする。
【0033】アーマチュアコイル43の頂点は、ロータ
マグネット32の全体磁極数の1/2個に形成され、各
頂点から任意の角度に位置されるコギング発生用突起4
4も同一の個数に形成されるようにする。
【0034】換言すると、ロータマグネット32が6極
である場合、アーマチュアコイル43は6極の1/2で
ある3つの頂点を有し、ロータマグネット32が8極で
ある場合には、アーマチュアコイル43は4つの頂点を
有するのであり、ロータマグネット32が10極又は1
2極である場合にはアーマチュアコイル43はそれぞれ
5つ又は6つの頂点を有する閉ループ状になるようにす
る。
【0035】一方、アーマチュアコイル43は、各頂点
間を連結する辺が所定の曲率半径を有しつつ、軸の半径
方向に湾曲されるようにし、ロータマグネット32の磁
極幅の範囲内に位置されるようにする。もちろん、図7
に示したように、アーマチュアコイル43は、各頂点間
を連結する辺が直線状になることもある。
【0036】また、ステータヨーク42にはアーマチュ
アコイル43とロータマグネット32との間の相互に電
磁気力によって出力されるコイルトルクに対して負荷に
作用するコギング発生用突起44を一体に形成してい
る。
【0037】コギング発生用突起44は、アーマチュア
コイル43と重ならないようにしつつ、アーマチュアコ
イル43の各頂点からロータマグネット32の回転方向
に任意の角度分だけ移動させて形成している。この形成
角度は、各頂点を基準にロータマグネット32に着磁さ
せた1つの磁極に該当する角度、即ち、全体の磁極の角
度である360゜を全体の磁極数で分け、その数に1/
4となる角度である。
【0038】例えば、ロータマグネット32が6極であ
る場合には、磁極1つの幅は360゜/6となるため、
60゜であり、さらに60゜を1/4にすると、15゜
になるので、結局、コギング発生用突起44の位置はア
ーマチュアコイル43の頂点よりロータマグネット32
の回転方向に15゜を移動させた位置である。
【0039】このような方式でロータマグネット32が
8極と10極と12極であるときのコギング発生用突起
44の形成位置を設定すると、アーマチュアコイル43
の各頂点からそれぞれ11.25゜、9゜、7.5゜に
位置されることが分かる。
【0040】そして、コギング発生用突起44は、図4
(a)、(b)に示すように、平板のステータヨーク4
2を一部切り欠き、切り欠かれた部位が上部に曲げさせ
ることでロータマグネット32とより近接する形状にな
るようにしたり、これとは異なり、ステータヨーク42
を金型によって製作時のステータヨーク42の上部面に
一体に突出される形状になるようにすることもある。
【0041】一方、ロータが回転時、死点が形成される
角度は、常に一定であるため、コギング発生用突起44
はアーマチュアコイル43の各頂点をなすような数でな
い1つとしても形成が可能である。即ち、ロータマグネ
ット32が回転時、アーマチュアコイル43との電磁気
力の発生時、トルクがゼロになる部分は常に同一の角度
で発生するようになる。従って、コギング発生用突起4
4を各頂点と同一の数でない最小の1つ以上のみ形成さ
せるようにしても、それぞれのコギング発生用突起44
のコギング力増減によって複数個として形成されるとき
と同一、ないしは類似な効果を期待することができる。
【0042】特に、コギング発生用突起44は、図5に
示すように、突出される形状に従って、コギングトルク
をより多様に変化させることができる。これは、モータ
の用途等によってロータマグネット32に着磁される極
性を変化させることに適切に対応するためのものであ
る。
【0043】即ち、ロータマグネット32での着磁構造
が変わるようになると、そのとき、出力されるコイルト
ルクは着磁構造に伴って異なるようになる。このように
変化されたコイルトルクを利用して理想的な合成トルク
を得るためには、変化されたコイルトルクに相応するコ
ギングトルクが必要とされる。そのため、コギングトル
クの変化は、コギング発生用突起44の形状を簡単に変
化させることで最も容易に達成させることができる。
【0044】換言すれば、コギング発生用突起44の高
さbは、コギングトルクの大きさを決定し、その幅a
は、コギングが発生される電気角(ロータマグネットで
2つの磁極を合わせた角)を決定し、特に、コギング発
生用突起44の上端の幅aはコギングトルクが最も大き
い変化を起こすようにされる部位での変化程度が定めら
れるようになるので、これらの適切な調和によってコイ
ルトルクに相応するコギングトルクを発生させるように
なる。
【0045】一方、コイルトルクの変化にしたがい、コ
ギング発生用突起44の変形は、コギング発生用突起4
4の大きさ、即ち、幅aと高さb、そしてコギング発生
用突起44の材質によってもコギングトルクの出力パタ
ーンが多様に現れるようになる。そのため、こうしたコ
ギング発生用突起44の大きさと材質を適切に調整し、
コイルトルクの出力値に相応するコギングトルクを出力
させるようにすることで、理想的な合成トルクが生成さ
れるようにする。
【0046】特に、アーマチュアコイル43は、図6に
示すように、各頂点間を連結する辺を直線よりは軸の半
径方向に湾曲された形状として形成されるようにするの
が好ましく、このように湾曲された端部がロータマグネ
ット32の内周面に接するようにすることはさらに好ま
しい。
【0047】即ち、フレミングの左手の法則によれば、
有効コイルトルクの大きさはF=IL×Bであるため、
N,S極が重なる部分でコイルの半径方向に投影された
有効長さLが長ければ長いほど、コイルトルクは大きく
なるため、電流の消耗は相対的に小さくなることが分か
る。
【0048】従って、頂点間を連結する辺が直線である
とき、コイルの半径方向に投影された有効長さLより
は、軸の半径方向に湾曲させるように形成したとき、コ
イルの半径方向へ投影された有効長さLがより長く形成
されるため、より大きいコイルトルクが生成されるとと
もに、相対的に供給電流量Iを減らすことができるた
め、電流の損失を防止させることができるといった利点
がある。
【0049】一方、ステータヨーク42に形成されるコ
ギング発生用突起44は、アーマチュアコイル43に接
触される位置に形成させるようになると、アーマチュア
コイル43の結合時にガイドの役割をするようになるた
め、別途の治具によらなくともアーマチュアコイル43
を正確な位置に結合させることができる。そのため、結
合された状態のアーマチュアコイル43の流動を防止さ
せることで、ステータヨーク42とアーマチュアコイル
43とを接着剤として固定させることにおいて、より安
定的な作業性を提供することができるようになる。
【0050】従って、従来のような別途の治具の使用が
不必要になり、モータ組立のための特殊な工具とそれに
伴う工程が省略される長所がある。
【0051】
【発明の効果】上述したように、本発明は、アーマチュ
アコイルを1つの閉ループ形状のコイルで形成させるよ
うにすることで、コイルの製作を簡素化し、ロータマグ
ネットとアーマチュアコイルとの間における電磁気力の
損失を最大限防止することができるようになり、モータ
のトルク効率を極大化させることができる。
【0052】また、ステータヨークにコギング発生用突
起が一体に形成されるようにすることで、コギング発生
用突起の形成のための工程をより短縮させることができ
る。また、コギング発生用突起の形状とその大きさの変
更をより自由にすることができるようになり、モータの
使用用途を変更したり、ロータマグネットの着磁構造を
変更することに対する対応がたいへん容易である。
【0053】特に、コギング発生用突起をステータヨー
クの製作時と同時にするようにされるので、大量生産に
たいへん有利であり、予め形成されたコギング発生用突
起がアーマチュアコイルの結合時におけるガイドの役割
をするようにするため、アーマチュアコイルをより簡単
で正確にステータヨークに装着させることができるよう
になり、生産性の増大効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における単相のディスクタイ
プ無整流子直流モータの垂直断面図。
【図2】図1における単相のディスクタイプ無整流子直
流モータの分離斜視図。
【図3】(a)〜(d)は本発明に従う多様な様態の実
施形態を示す構成図。
【図4】(a)、(b)は本発明のコギング発生用突起
を形成する構成図。
【図5】本発明に従うコギング発生用突起の形状とそれ
に伴うコギングトルクの波形変化図。
【図6】本発明に従う有効トルクの向上原理を示した例
示図。
【図7】本発明に従う直線状の辺を有するアーマチュア
コイルを示した例示図。
【図8】一般的な単相のディスクタイプ無整流子直流モ
ータの垂直断面図。
【図9】単相のディスクタイプ無整流子直流モータから
の出力波形図。
【図10】従来のコギング発生用突起の多様な適用事例
を示した例示図。
【図11】従来のコギング発生用突起の多様な適用事例
を示した例示図。
【図12】従来のコギング発生用突起の多様な適用事例
を示した例示図。
【符号の説明】
3…ステータ、4…ステータ、32…ロータマグネッ
ト、42…ステータヨーク、43…アーマチュアコイ
ル、44…コギング発生用手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 29/00 H02K 21/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N極とS極とが交互に配列される2P
    (Pは1以上の整数)の磁極を有し、各磁極は同じ面積
    よりなりロータマグネットヨークによってロータに固定
    される環状のロータマグネットと、 前記ロータマグネットとの相互作用で電磁気力を発生さ
    せるステータと、を備える単相のディスクタイプ無整流
    子直流モータであって、 前記ステータは、 前記ロータマグネットと対向する位置にて同軸線上に備
    えられるステータヨークと、 外部から印加される電源の供給をプリント回路部材を介
    して受けて、前記ロータマグネットの全体磁極にわたる
    位置で、前記ロータマグネットの全体磁極数の1/2で
    ある頂点を有し、各頂点の位置は各磁極の境界線で前記
    ロータマグネットの外径面近傍に位置して閉ループ形状
    に形成されたアーマチュアコイルと、 前記ステータのアーマチュアコイルの各頂点を基準に、
    前記ロータマグネットの1つの磁極に該当する角度(3
    60度/全体の磁極数)の1/4にあたる角度だけ離し
    て位置し、前記ロータマグネットの全体磁極数の1/2
    である個数で、前記ステータヨークから一体に上向突出
    されるようにして、前記アーマチュアコイルが正位置に
    配置されるように案内する1つ以上のコギング発生用突
    起とを備える、単相のディスクタイプ無整流子直流モー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記ステータのアーマチュアコイルは、
    各頂点を連結する辺が所定の曲率半径を有しつつ軸の半
    径方向に湾曲している、請求項1記載の単相のディスク
    タイプ無整流子直流モータ。
  3. 【請求項3】 前記ステータのアーマチュアコイルにお
    ける軸の半径方向に湾曲された辺は、前記ロータマグネ
    ットの内径面に接するようにする、請求項2記載の単相
    のディスクタイプ無整流子直流モータ。
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