JP3020549U - 等糸速等糸ピッチ巻取トラバース装置 - Google Patents

等糸速等糸ピッチ巻取トラバース装置

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JP3020549U
JP3020549U JP1995002046U JP204695U JP3020549U JP 3020549 U JP3020549 U JP 3020549U JP 1995002046 U JP1995002046 U JP 1995002046U JP 204695 U JP204695 U JP 204695U JP 3020549 U JP3020549 U JP 3020549U
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yarn
speed
traverse
constant
winding
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JP1995002046U
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Inventor
良一 山田
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Yamada Co Ltd
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Yamada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】速度指令コントローラ8の出力P2によって、
インバータを制御して、等糸速巻取を実現すると同時
に、トラバース装置は、ACサーボモータによって、タ
イミングプーリCを正逆回転させて、タイミングプーリ
を介して、トラバースガイド2を等速直線往復運動させ
る。トラバース左端と右端の近接スイッチによって、反
転信号が、ACサーボアンプに入いって、ACサーボモ
ータ49の正逆回転の制御をする。 【効果】トラバース用タイミングベルトを駆動している
ので、システムの効率も高くなる。等糸速等糸ピッチ巻
取方法により、次工程の撚機械において、従来の糸ピッ
チが変化する巻取では糸切れが多く扱うことができなか
ったデリケートな高付加価値の糸でも扱うことが出来
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、すでに等糸速巻取を実現しているパーンワインダーにおいて、AC サーボモータの正逆転の制御によって、トラバースガイドを等速直線往復運動さ せて、糸を巻取るが、ACサーボアンプに入力される左右のトラバース速度設定 器の設定電圧を、一定値に固定するのではなくて、インバータ制御用の速度指令 コントローラの出力P2を利用して、糸の巻太りによってだんだん電圧が下がり 、これによって等糸速等糸ピッチ巻取方法を実現するための技術に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来のパーンワインダーにおいては、トラバース装置には、ほとんど油圧シリ ンダ型が使用されていた。また、一部、ACサーボモータを使うものも、ボール ネジと組合わせて等速直線運動に変換するものも、最近は見うけられる。
【0003】 油圧シリンダ型は、バルブや油圧ポンプなどで、周辺装置が多くなり高価であ るし、油も定期的に交換する必要があるのが欠点である。しかも、等糸ピッチ巻 取を実現させるためには、非常に高価なサーボ弁を使用しなければならない。
【0004】 一方、ACサーボモータとボールネジの組合わせによるものでは、ボールネジ の状態が、直接、トラバース運動の良否にかかってくるので、ボールネジも定期 的に、グリースを補給したり、ゴミやホコリをきれいに取ることや、傷などがな いかを確認する必要があるし、何と言っても、ボールネジ自身も非常に高価であ るという欠点がある。安価なボールネジや、台形ネジを使うと、少しのガタが発 生してくれば、トラバース装置としては、使用できなくなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の方法に比べて、コストをできる限り低くして、しかも、メン テナンスフリーになるように、ACサーボモータを使用している。
【0006】 そこで、本考案の目的は、ACサーボモータの正逆回転によって、直接タイミ ングプーリを介してタイミングベルトを駆動して、トラバースガイドの等速直線 運動をさせ、しかも、巻太りに完全同期させて、等糸速等糸ピッチ巻取方法の技 術を確立することにある。
【0007】 上記目的を達成するために、本考案のパーンワインダーにおけるトラバース装 置において、油圧シリンダや、ボールネジを使用することなく、直接、ACサー ボモータの正逆回転の制御によって、トラバースガイドの等速直線運動を実現す る。ACサーボモータの反転信号は、左右のトラバース左端近接スイッチLと、 トラバース右端近接スイッチRによって、ACサーボアンプによって正逆回転が 制御される。また、左右のトラバース速度設定器に、インバータ制御用の速度指 令コントローラの出力P2を利用して、完全な等糸速等糸ピッチ巻取方法を実現 している。
【0008】
【作用】
本考案によれば、従来型のトラバース装置に比べて、コストをかなり低くする ことが可能であるし、ACサーボモータとタイミングベルトを使用しているので 、ほとんど、メンテナンスフリーになる。また、何よりも、等糸速等糸ピッチ巻 取方法により、次工程の撚機械において、最適の糸速と最適の糸ピッチを、パー ンの巻初めから、巻終りまでずっと一定しているので、従来の糸ピッチが変化す る巻取では、糸切れが多くて、扱うことができなかったデリケートな高付加価値 の糸も扱うことが可能になる。
【0009】
【実施例】
図1と図2があるが、主に図1によって、本考案の実施例を説明する。 図1は、パーンワインダーの駆動制御糸と本考案の等糸速等糸ピッチ巻取方法を 実現するためのACサーボトラバース装置の制御糸を示すものである。給糸パー ン1からのフィラメント糸Yは、図示していないが、テンサーや、トラバースガ イド2を経由して、巻取パーン3へ導かれ、トラバースガイド2で、矢印方向の 左右にトラバースされながら、所定のパーン形状に巻取られる。この巻取パーン 3は、巻取モータ6のシャフトに直結されている。7は、巻取モータ6を可変速 するためのインバータであり、速度指令コントローラ8からの出力周波数指令、 つまり速度指令P2を受けて、その速度指令に相当する周波数で巻取モータ6を 駆動し、等糸速巻取を実現している。同時に、速度指令P2の出力は、シーケン サの36のAD変換器に取込まれ、一定周期ごとにサンプリングされて、デジタ ルデータとして、データレジスタ内に格納される。
【0010】 一方、トラバース装置の制御については、50のACサーボアンプによって駆 動される49のACサーボモータで、47のタイミングプーリCを左右に回転さ せると、5のトラバース用タイミングベルトが、左右に等速直線運動をし、それ に直結された2のトラバースガイドも同様な動きをする。44のトラバースガイ ドベースが、左に動いて、42のトラバース左端近接スイッチLの位置にくると 、50のサーボアンプから、反転信号が出て、ACサーボモータが反転し、2の トラバースガイドは、右方向へ移動しはじめる。そして、43のトラバース右端 近接スイッチRの位置で再び、ACサーボモータは反転するので、2のトラバー スガイドは、この2個の近接スイッチの間を等速直線往復運動をすることになり 、これを、33のステッピングモータによって、図示していないが、コントロー ルネジを回転させて、2個の近接スイッチの幅を、だんだん小さくしてくると、 所定のパーン形状に巻取られる。
【0011】 また、ACサーボモータの左右の回転速度は、それぞれ独立して、51のトラ バース左方向速度設定器と52のトラバース右方向速度設定器によって決められ る。この時、2個の速度設定器の電圧が、一定値の固定の場合は、糸ピッチが、 巻始めと巻終りでは変化する。そこで、2個の速度設定器に、7のインバータを 制御する8の速度指令コントローラの出力P2を取り込めば、電圧が、巻太りに 完全同期して、下がっていくので、左右のトラバース速度も遅くなって、等糸速 等糸ピッチ巻取方法が可能になる。
【0012】 以上の制御方法の他に、特にモータに関しては、DCサーボモータや、ブラシ レスDCサーボモータ、又は大出力のステッピングモータを用いることも可能で ある。また、ACサーボモータの回転数の高い所で使用するために、バックラッ シュのないボール減速機や、ハーモニックドライブの減速機を用いることもでき る。さらに、左右のトラバースの速度設定には、ボリュームによる方法と、パル ス発信器による方法が考えられ、後者を用いると、将来的に、アブソリュートエ ンコーダ付ACサーボモータと組合わせると、42と43のトラバース左端近接 スイッチLとトラバース右端近接スイッチRは必要なくなり、それらを制御して いる33のステッピングモータも不要になって、パルス数によって直接的に位置 決めして、トラバース幅を決定することが可能になるし、アブソリュートエンコ ーダなので、停電が発生しても、位置ずれしないことになる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、従来の油圧シリンダ型や、ボールネジ を用いたACサーボトラバース装置に比べて、コストを低くすることができるの と、油圧回りのメンテナンスや、ボールネジのメンテナンスに比べて、ほとんど メンテナンスフリーになる。しかも、直接、トラバース用タイミングベルトを駆 動しているので、システムの効率も高くなる利点がある。また、何よりも、等糸 速等糸ピッチ巻取方法により、次工程の撚機械において、最適の糸速と最適の糸 ピッチを、パーンの巻初めから、巻終りまでずっと一定にできるので、従来の糸 ピッチが変化する巻取では、糸切れが多くて、扱うことができなかったデリケー トな高付加価値の糸でも扱うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施するための制御糸を示す構成図で
ある。
【図2】図1の糸速検出器9の構成を示した詳細図であ
る。
【符号の説明】
1 給糸パーン 2 トラバースガイド 3 巻取パーン 4 クレードルハンドル 5 トラバース用タイミングベルト 6 巻取モータ 7 インバータ 8 速度指令コントローラ 9 糸速検出器 10 ローラ 11 近接スイッチ 12 ガイド1 13 ガイド2 14 FV信号変換器 15 糸速計 16 速度設定器 17 巻取糸最高点 18 巻取糸中間点 19 巻取糸最低点 20 速度指令コントローラ出力信号 21 パーン外径設定用デジタルスイッチ 22 パーン外径デジタルデータ 23 巻取パーン角度設定用デジタルスイッチ 24 巻取パーン角度デジタルデータ 25 巻取パーン最大径設定用デジタルスイッチ 26 巻取パーン最大径デジタルデータ 27 運転−停止信号 28 パルス発信器用シーケンサデジタル出力 29 パルス発信器 30 バルス発信器出力 31 ステッピングモータドライバ 32 ステッピングモータドライバ出力 33 ステッピングモータ(トラバース制御用) 34 シーケンサ電源 35 シーケンサCPU 36 シーケンサAD変換器 37 シーケンサ8点入力A 38 シーケンサ8点入力B 39 シーケンサ16点入力 40 シーケンサ8点入力C 41 シーケンサ16点出力 42 トラバース左端近接スイッチL 43 トラバース右端近接スイッチR 44 トラバースガイドベース(鉄片) 45 タイミングプーリL 46 タイミングプーリR 47 タイミングプーリC 48 ACサーボモータシャフト 49 ACサーボモータ 50 ACサーボアンプ 51 トラバース左方向速度設定器 52 トラバース右方向速度設定器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月26日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 等糸速等糸ピッチ巻取トラバース装
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸の摩擦力によって回転するローラから
    の信号で糸の巻取速度を検出し、予めセットされた速度
    と比較することにより、等糸速巻取をしているパーンワ
    インダーにおいて、ACサーボモータの正逆転の制御に
    より、トラバース用タイミングベルトに直結されたトラ
    バースガイドが、左右に等速直線運動をして、所定のパ
    ーン形状に巻取る時に、左右のトラバース速度は、それ
    ぞれ、独立して、トラバース左方向速度設定器とトラバ
    ース右方向速度設定器によって決められるが、これらの
    出力電圧は、一定値で固定されて、ACサーボアンプに
    入力されていたが、これらの2個の速度設定器に、イン
    バータ制御用の速度指令コントローラの出力P2を取り
    込むようにすると、この出力P2は、等糸速巻取をして
    いるので、少しずつ、電圧が下がってくるので、ACサ
    ーボモータの左右の速度も、これに同期して、少しず
    つ、下がってくるので、等糸ピッチ巻取が可能になり、
    巻取パーンの方は、すでに、等糸速巻取をしているの
    で、これらの2個の条件を同時に制御して実現できる等
    糸速等糸ピッチ巻取方法。
JP1995002046U 1995-02-09 1995-02-09 等糸速等糸ピッチ巻取トラバース装置 Expired - Lifetime JP3020549U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3500413B2 (ja) 2000-11-10 2004-02-23 村田機械株式会社 トラバース装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3500413B2 (ja) 2000-11-10 2004-02-23 村田機械株式会社 トラバース装置

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