JP3020101B2 - ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JP3020101B2 JP1058183A JP5818389A JP3020101B2 JP 3020101 B2 JP3020101 B2 JP 3020101B2 JP 1058183 A JP1058183 A JP 1058183A JP 5818389 A JP5818389 A JP 5818389A JP 3020101 B2 JP3020101 B2 JP 3020101B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀写真感光材料の画像形成方法に
関し、さらに詳しくは迅速処理適性を有する印刷感光材
料の画像形成方法に関する。
〔従来の技術〕 近年、ハロゲン化銀写真感光材料の消費量は、増加の
一途をたどっている。このためハロゲン化銀写真感光材
料の現像処理枚数が増加し、現像処理の迅速化、つまり
同一時間内での処理量を増加させることが要求されてい
る。
上記傾向は、印刷製版分野でも見受けられる。即ち、
情報の即時性や回数の増加が急増している為、印刷製版
の作業も短納期にしかもより多くの量をこなす必要が出
てきている。この様な印刷製版業界の要望を満たすに
は、印刷工程の簡易化を促進するとともに、印刷製版用
フィルムを一層迅速に処理する必要がある。
しかし、処理時間を短縮化すると残色の劣化や残色ム
ラが発生し好ましくない。
〔発明の目的〕
上記のごとき問題に対し、本発明の目的は、例えば現
像・定着・水洗又は/及び安定化液での処理時間が40秒
以内である超迅速処理を行った時にも、残色が良く残色
ムラのないハロゲン化銀写真感光材料の処理方法を提供
することにある。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、下記一般式〔I〕で表される増
感色素を含有するハロゲン化銀写真感光材料を、ライン
スピードが1500mm/min以上の自動現像機を用いて現像・
定着・水洗又は/及び安定化までの処理時間を40秒以内
として処理することを特徴とするハロゲン化銀写真感光
材料の処理方法によって達成された。
〔式中、Y1及びY2は、各々ベンゾチアゾール環又はナフ
トチアゾール環を形成するのに必要な非金属原子団を表
し、これらの複素環は低級アルキル基、アルコキシ基、
アリール基、ヒドロキシル基、アルコキシカルボニル
基、ハロゲン原子で置換されていても良い。R1、R2は、
それぞれ低級アルキル基、スルホ基を有するアルキル基
又はカルボキシル基を有するアルキル基を表す。R3は、
メチル基、エチル基又はプロピル基を表す。X1 -はアニ
オンを表すが、分子内塩を構成してもよい。〕 以下本発明について詳細に説明する。
本発明の処理におけるラインスピードは1500mm/min以
上、好ましくは1800mm/min以上より好ましくは2000mm/m
in以上である。
本発明の現像、定着、水洗又は/及び安定化液での処
理時間が40秒以内とはフィルムの先端が現像液に入って
から、定着液、水洗液又は/及び安定化液から出てくる
までの時間が40秒以内であり、現像液から定着液への渡
りの時間及び定着液から水洗液への渡りの時間が含まれ
る。
本発明において処理ラインの長さを短くせずに処理ラ
イン速度を上げることにより前記のごとき問題を発生す
ることなく本発明の目的を達成し得ることをみいだし
た。
次に一般式〔I〕について説明する。
上記一般式〔I〕中、Y1及びY2は、各々ベンゾチアゾ
ール環又はナフトチアゾール環を形成するのに必要な非
金属原子団を表し、これらの複素環は低級アルキル基
(例えばメチル基、エチル基等)、アルコキシ基(例え
ばメトキシ基、エトキシ基等)、ビトロキシル基、アリ
ール基(例えばフェニル基)、アルコキシカルボニル基
(例えばメトキシカルボニル基)、ハロゲン原子(例え
ば塩素原子、臭素原子等)等で置換されていてもよい。
R1,R2は、低級アルキル基(例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基等)、スルホ基を有するアル
キル基{例えばβ−スルホエチル基、γ−スルホプロピ
ル基、γ−スルホブチル基、δ−スルホブチル基、スル
ホアルコキシアルキル基(例えばスルホエトキシエチル
基、スルホプロポキシエチル基)など}、カルボキシル
基を有するアルキル基(例えばβ−カルボキシエチル
基、γ−カルボキシプロピル基、γ−カルボキシブチル
基、δ−カルボキシブチル基等)を表す。R3は、メチル
基、エチル基、プロピル基を表す。X1 -は、シアニン色
素に通常用いられるアニオン(例えばハロゲンイオン、
ベンゼンスルホン酸イオン、p−トルエンスルホン酸イ
オン等)を表す。
次に本発明の構成について、更に具体的に説明する。
まず、本発明で用いる上記一般式〔I〕で示される化
合物の具体的な例を示す。但し本発明で用いる化合物は
これらに限定されるものではないい。
上記一般式〔I〕で示される化合物の例示。
本発明の増感色素は、好ましくはハロゲン化銀1モル
当り1mg〜2g、更に好ましくは5mg〜1gの範囲でハロゲン
化銀写真乳剤中に含有される。
本発明の増感色素は、直接乳剤中へ分散することがで
きる。また、これらはまず適当な溶媒、例えばメチルア
ルコール、エチルアルコール、メチルセロソルブ、アセ
トン、水、ピリジンあるいはこれらの混合溶媒などの中
に溶解され、溶液の形で乳剤へ添加することもできる。
本発明の増感色素は、単独で用いてもよく、2種類以
上併用してもよい。また、本発明以外の増感色素を組合
せて用いることもできる。増感色素を併用する場合、総
量で上記含有量になることが好ましい。
なお、本発明の増感色素は、米国特許2503776号、英
国特許742112号、仏国特許2065662号、特公昭40−2346
号を参照して容易に合成することができる。
又、本発明において用いられるアニオン性界面活性剤
としては、その分子中に疎水性部分と親水性部分とを持
ち、少なくともその溶液が表面張力の低下を示すもので
あれば特に限定されるものではない。
本発明において特に好ましく用いられるアニオン性界
面活性剤としては、下記一般式〔II A〕、〔II B〕、
〔II C〕及び〔II D〕で示される化合物を挙げることが
できる。
上記式中、R1,R2,R4,R5,R6,R8,R9及びR10は、同一で
も異なっていてもよく、各々ハロゲン原子、例えば塩
素、臭素等アルキル基、例えばメチル、エチル、ブチ
ル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、ノニ
ル、デシル、ドデシル、オクタデシル基等を表し、直鎖
であっても分岐鎖であってもよく、炭素原子数1〜32の
ものが好ましい。これらのアルキル基は、ハロゲン原
子、例えば塩素原子、臭素原子等もしくはアリール基、
例えばフェニル基、或いはナフチル基等の任意の置換基
で置換されてもよい。又、R3及びR7はカルボキシル基、
スルホ基及びホスホン酸基のアルカリ金属塩を表す。n1
及びn2は1〜3の整数を表す。
前記一般式〔II A〕乃至〔II D〕で示される具体的化
合物を下記に例示するが、本発明の化合物は、これらに
限定されるものではない。
〔化合物例〕
本発明のアニオン性界面活性剤の添加量は1〜2000mg
/m2が好ましく、5〜500mg/m2がより好ましい。
本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤には、ハ
ロゲン化銀として、臭化銀、塩化銀、沃臭化銀、塩臭化
銀、塩沃臭化銀等の通常のハロゲン化銀乳剤に使用され
る任意のものを用いる事ができるが、塩化銀を50モル%
以上含むことが好ましく、粒径は0.2μm以上、0.5μm
以下が好ましい。また乳剤層側のゼラチン量は2.8g/m2
以下、好ましくは2.5g/m2以下である。
ハロゲン化銀粒子は、酸性法、中性法及びアンモニア
法のいずれで得られたものでもよい。
ハロゲン化銀粒子は、粒子内において均一なハロゲン
化銀組成分布を有するものでも、粒子の内部と表面層と
でハロゲン化銀組成が異なるコア/シェル粒子であって
もよく、潜像が主として表面に形成されるような粒子で
あっても、また主として粒子内部に形成されるような粒
子でもよい。
本発明に係るハロゲン化銀粒子の形状は任意のものを
用いることができる。好ましい1つの例は、{100}面
を結晶表面として有する立方体である。又、米国特許4,
183,756号、同4,225,666号、特開昭55−26589号、特公
昭55−42737号等の明細書や、ザ・ジャーナル・オブ・
フォトグラフィック・サイエンス(I.Photgr.Sci).2
1.39(1973)等の文献に記載された方法により、8面
体、14面体、12面体等の形状を有する粒子をつくり、こ
れを用いることもできる。更に、双晶面を有する粒子を
用いてもよい。
本発明に係るハロゲン化銀粒子は、単一の形状からな
る粒子を用いてもよいし、種々の形状の粒子が混合され
たものでもよい。
又、いかなる粒子サイズ分布を持つものを用いてもよ
く、粒子サイズ分布の広い乳剤(多分散乳剤と称する)
を用いてもよいし、粒子サイズ分布の狭い乳剤(単分散
乳剤と称する。)を単独又は数種類混合してもよい。
又、多分散乳剤と単分散乳剤を混合して用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、別々に形成した2種以上のハロ
ゲン化銀乳剤を混合して用いてもよい。
本発明において、単分散乳剤が好ましい。単分散乳剤
中の単分散のハロゲン化銀粒子としては、平均粒径rを
中心に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀重量
が、全ハロゲン化銀粒子重量の60%以上であるものが好
ましく、特に好ましくは70%以上、更に好ましくは80%
以上である。
ここに平均粒径は、粒径riを有する粒子の頻度niと
ri3との積ni×ri3が最大となるときの粒径riを定義す
る。
(有効数字3桁、最小桁数字は四捨五入する。) ここで言う粒径とは、球状のハロゲン化銀粒子の場合
は、その直径、又球状以外の形状の粒子の場合は、その
投影像を周面積の円像に換算した時の直径である。
粒径は例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍から5万倍
に拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直径又は投影
時の面積を実測することによって得られることができ
る。(測定粒子個数は無差別に1000個以上ある事とす
る。) 本発明の特に好ましい高度の単分散乳剤は によって定義した単分散度が20以上のものであり、更に
好ましくは15以下のものである。
ここに平均粒径及び粒径標準偏差は前記定義のriから
求めるものとする。単分散乳剤は特開昭54−48521号、
同58−49938号及び同60−122935号公報等を参考にして
得ることができる。
感光性ハロゲン化銀乳剤は、化学増感を行わないで、
いわゆる未後熟(Primitive)乳剤のまま用いることも
できるが、通常は化学増感される。化学増感のために
は、前記Glafkides又は、Zelikmanらの著書、或いはH.F
rieser編デ・グルンドラーゲン・デル・フォトグラフィ
シェン・プロツェセ・ミト・ジルベルハロゲニーデン
(Die Grundlagen der Photographischen Prozesse mit
Silberhalogeniden、Akademicche Verlagsgesellschaf
t、1968)に記載の方法を用いることができる。
即ち、銀イオンと反応し得る硫黄を含む化合物や活性
ゼラチンを用いる硫黄増感法、還元性物質を用いる還元
増感法、金その他の貴金属化合物を用いることができ
る。
又、化学増感時のpH、pAg、温度等の条件は特に制限
はないが、pH値としては4〜9、特に5〜8が好まし
く、pAg値としては5〜11、特に7〜9に保つのが好ま
しい。又温度としては、40〜90℃、特に45〜75℃が好ま
しい。
本発明で用いる写真乳剤は、前述した硫黄増感、金・
硫黄増感の他、還元性物質を用いる還元像感法:貴金属
化合物を用いる貴金属増感法などを併用することもでき
る。
感光性乳剤としては、前記乳剤を単独で用いてもよ
く、二種以上の乳剤を混合してもよい。
本発明の実施に際しては、上記のような化学増感の終
了後に、例えば、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3
a,7−テトラザインデン、5−メルカプト−1−フェニ
ルテトラゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール等を
始め、種々の安定剤も使用できる。更に必要であればチ
オエーテル等のハロゲン化銀溶剤、又はメルカプト基含
有化合物や増感色素のような晶癖コントロール剤を用い
てもよい。
本発明の乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は、粒子
を形成する過程及び/又は成長させる過程で、カドミウ
ム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム塩又は錯
塩、ロジウム塩又は錯塩、鉄塩又は錯塩を用いて金属イ
オンを添加し、粒子内部に及び/又は粒子表面に包含さ
せる事ができる。
本発明の乳剤は、ハロゲン化銀粒子の成長の終了後に
不要な可溶性塩類を除去しても良いし、あるいは含有さ
せたままでもよい。該塩類を除去する場合には、リサー
チ・ディスクロジャー17643号記載の方法に基づいて行
うことができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料においては、
更に増感色素を添加して併用してもよい。用いられる色
素には、シアニン色素、メロシアニン色素、複合シアニ
ン色素、複合メロシアニン色素、ホロポーラーシアニン
色素、ヘミシアニン色素、スチリル色素及びヘミオキサ
ノール色素等が包含される。
本発明で用いる増感色素は、通常のネガ型ハロゲン化
銀に用いられると同等の濃度で用いられる。特に、ハロ
ゲン化銀乳剤の固有感度を実質的に落とさない程度の色
素濃度で用いるのが有利である。ハロゲン化銀1モル当
り増感色素の約1.0×10-5〜約5×10-4モルが好まし
く、特にハロゲン化銀1モル当り増感色素の約4×10-5
〜2×10-4モルの濃度で用いることが好ましい。
本発明の増感色素を1種又は2種以上組合せて用いる
ことができる。増感色素は単独で用いてもよく、又これ
らを組合せて用いてもよい。増感色素の組合せは特に強
色増感の目的でしばしば用いられる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料には、親水性
コロイド層にフィルター染料として、あるいはイラジエ
ーション防止、ハレーション防止その他種々の目的で水
溶性染料を含有してよい。このような染料には、オキソ
ノール染料、ヘキオキソノール染料、スチリル染料、メ
ロシアニン染料、シアニン染料及びアゾ染料等が包含さ
れる。中でもオキサノール染料;ヘキオキサノール染料
及びメロシアニン染料が有用である。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において、親
水性コロイド層に染料の紫外線吸収剤等が包含される場
合に、それらはカチオン性ポリマー等によって媒染され
てもよい。
上記の写真乳剤には、ハロゲン化銀写真感光材料の製
造工程、保存中或いは処理中の感度低下やカブリの発生
を防ぐために種々の化合物を添加することができる。
又、本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、写真構成
層中に米国特許3,411,911号、同3,411,912号、特公昭45
−5331号等に記載のアルキルアクリレート系ラテックス
を含むことができる。
本発明の感光材料には、更に目的に応じて種々の添加
剤を用いることができる。これらの添加剤は、より詳し
くは、リサーチディスクロージャー第176巻I tem17643
(1978年12月)及び同187巻I tem18716(1979年11月)
に記載されており、その該当個所を後掲の表にまとめて
示した。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料の実施において、
例えば乳剤層その他の層は写真感光材料に通常用いられ
ている可撓性支持体の片面又は両面に塗布して構成する
ことができる。可撓性支持体として有用なものは、硝酸
セルロース、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリカーボネート等の半合成又は合成高分子から
なるフィルム、バライタ層又はα−オレフィンポリマー
(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/ブ
テン共重合体)等を塗布又はラミネートした紙などであ
る。支持体は、染料や顔料を用いて着色されてもよい。
遮光の目的で黒色にしてもよい。これらの支持体の表面
は一般に、乳剤層等との接着をよくするために下塗処理
される。下塗処理は、特開昭52−104913号、同59−1894
9号、同59−19940号、同59−11941号各公報に記載され
ている処理が好ましい。
支持体表面は、下塗表面の前又は後にコロナ放電、紫
外線照射、火焔処理等を施してもよい。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において、写
真乳剤層その他の親水性コロイド層は種々の塗布法によ
り支持体上又は他の層の上に塗布できる。塗布には、デ
ィップ塗布法、ローラー塗布法、カーテン塗布法、押出
し塗布法等を用いることができる。
本発明における現像時間が20秒以内好ましくは、15秒
以内で処理される現像・定着・水洗・乾燥工程について
記す。
本発明に使用する黒白現像液に用いる現像主薬には良
好な性能を得やすい点で、ジヒドロキシベンゼン鎖と1
−フェニル−3−ピラゾリドン類の組合せが最も好まし
い。勿論この他にp−アミノフェノール系現像主薬を含
んでもよい。
本発明に用いるジヒドロキシベンゼン現像主薬として
はハイドロキノン、クロロハイドロキノン、ブロムハイ
ドロキノン、イソプロピルハイドロキノン、メチルハイ
ドロキノン、2,3−ジクロロハイドロキノン、2,5−ジク
ロロハイドロキノン、2,3−ジブロムハイドロキノン、
2,5−ジメチルハイドロキノンなどがあるが特にハイド
ロキノンが好ましい。
本発明に用いる1−フェニル3−ピラゾリドン又はそ
の誘導体の現像主薬としては1−フェニル−4,4−ジメ
チル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−メチル−
4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、1−フェニ
ル−4,4−ジヒドロキシメチル−3−ピラゾリドンなど
がある。
本発明に用いるp−アミノフェノール系現像主薬とし
てはN−メチル−p−アミノフェノール、p−アミノフ
ェノール、N−(β−ヒドロキシエチル)−p−アミノ
フェノール、N−(4−ヒドロキシフェニル)グリジ
ン、2−メチル−p−アミノフェノール、p−ベンジル
アミノフェノール等があるが、なかでもN−メチル−p
−アミノフェノールが好ましい。
現像主薬は通常0.01モル/〜1.2モル/の量で用
いられるのが好ましい。
本発明に用いる亜硫酸塩の保恒剤としては亜硫酸ナト
リウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、亜硫酸アン
モニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウ
ム、ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウムなどがある。
亜硫酸塩は0.2モル/以上特に0.4モル/以上が好ま
しい。また、上限は2.5モル/までとするのが好まし
い。
本発明に用いる現像液のpHは9から13までの範囲のも
のが好ましい。更に好ましくはpH10から12までの範囲で
ある。
pHの設定のために用いるアルカリ剤には水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カリウムの如き
pH調節剤を含む。
特開昭61−28708号(ホウ酸塩)、特開昭60−93439号
(例えば、サッカロース、アセトオキシム、5−スルホ
サルチル酸)、リン酸塩、短酸塩などの緩衝剤を用いて
もよい。
上記成分以外に用いられる添加剤としては、臭化ナト
リウム、臭化カリウム、沃化カリウムの如き現像抑制
剤:エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、ジメチルホルムアミド、メチルセ
ロソルブ、ヘキシレングリコール、エチノール、メタノ
ールの如き有機溶剤:1−フェニル−5−メルカプトテト
ラゾール、2−メルカプトベンツイミダゾール−5−ス
ルホン酸ナトリウム塩等のメルカプト系化合物、5−ニ
トロインダゾール等のインダゾール系化合物、5−メチ
ルベンツトリアゾール等のベンツトリアゾール系化合物
などのカブリ防止剤を含んでもよく、更に必要に応じて
色調剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、特開昭56−
106244号記載のアミノ化合物などを含んでもよい。
本発明においては現像液に銀汚れ防止剤、例えば特開
昭56−24347号に記載の化合物を用いることができる。
本発明の現像液には、特開昭56−106244号に記載のア
ルカノールアミンなどのアミノ化合物を用いることがで
きる。
この他L.F.A.メソン著「フォトグラフィック・プロセ
シン・ケミストリー」、フォーカル・プレス刊(1966
年)の226〜229頁、米国特許第2,193,015号、同2,592,3
64号、特開昭48−64933号などに記載のものを用いても
よい。
本発明において「現像時間」、「定着時間」とは各
々、処理する感光材料が自現機の現像タンク液に浸漬し
てから次の定着液に浸漬するまでの時間、定着タンク液
に浸漬してから次の水洗タンク液(安定液)に浸漬する
までの時間を言う。
また「水洗時間」とは、水洗タンク液に浸漬している
時間をいう。
また「乾燥時間」とは通常35℃〜100℃で好ましくは4
0℃〜80℃の熱風が吹きつけられる乾燥ゾーンが、自現
機には設置されているが、その乾燥ゾーンに入っている
時間をいう。
現像温度及び時間は約25℃〜50℃で15秒以下であるが
好ましくは30℃〜40℃で6秒〜15秒である。
定着液はチオ硫酸塩を含む水溶液であり、pH3.8以
上、好ましくは4.2〜5.5を有する。
定着剤としてはチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモ
ニウムがあるが、チオ硫酸イオンとアンモニウムイオン
とを必須成分とするものであり、定着速度の点からチオ
硫酸アンモニウムが特に好ましい。定着剤の使用量は適
宜変えることができ、一般には約0.1〜約6モル/で
ある。
定着液には硬膜剤として作用する水溶性アルミニウム
塩を含んでも良く、それらには、例えば塩化アルミニウ
ム、硫酸アンモニウム、カリ明ばんなどがある。
定着液には、酒石酸、クエン酸あるいはそれらの導体
を単独で、あるいは2種以上、併用することてができ
る。これらの化合物に定着液1につき0.005モル以上
含むものが有効で、特に0.01モル/〜0.03モル/が
特に有効である。
具体的には、酒石酸、酒石酸カリウム、酒石酸ナトリ
ウム、酒石酸カリウムナトリウム、クエン酸、クエン酸
ナトリウム、クエン酸カリウム、クエン酸リチウム、ク
エン酸アンモニウムなどがある。
定着液には所望により保恒剤(例えば、亜硫酸塩、重
亜硫酸塩)、pH緩衝剤(例えば、酢酸、硝酸)、pH調整
剤(例えば硫酸)、硬水軟化能のあるキレート剤や特願
昭60−213562号記載の化合物を含むことができる。
定着温度及び時間は約20℃〜約50℃で6秒〜1分が好
ましいが30℃〜40℃で6秒〜30秒がより好ましく、更に
好ましくは30℃〜40℃で6秒〜15秒である。
定着液濃縮液が本発明の方法で自動現像機に、感光材
料が処理されるに従って、それを希釈する水と共に補充
される場合、定着液濃縮液は1剤で構成されることが最
も好ましいことは現像液の場合と同じである。
1剤として定着液現像が安定に存在しうるのはpH4.5
以上であり、より好ましくはpH4.65以上である。pH4.5
未満では、特に定着液が実際に使われるまでの期間長年
放置された場合にチオ硫酸塩が分解して最終的には硫化
してしまうためである。従ってpH4.5以上の範囲では亜
硫酸ガスの発生も少なく、作業環境上も良くなる。pHの
上限はそれ程厳しくないが余り高pHで定着されると、以
後水洗されても膜pHが高くなって膜膨潤が大きくなり従
って乾燥負荷が大きくなるのでpH7まで位が限度であ
る。アルミニウム塩を使って硬膜する定着液ではアルミ
ニウム塩の析出沈澱防止pH5.5までが限界である。
本発明は現像液または定着液のいずれかが上記のよう
な希釈水を必要としない(すなわち原液のままで補充す
る)いわゆる使用液であっても構わない。
各濃縮液の処理タンク液への供給量及び希釈水との混
合割合はそれぞれ濃縮液の組成に依存して種々変化させ
ることができるが、一般に濃縮液対希釈水は1対0〜8
の割合で、これらの現像液、定着液各々の全量は感光材
料1m2に対して50mlから1500mlであることが好ましい。
本発明においては感光材料は現像、定着した後、水洗
又は安定化処理に施される。
水洗又は安定化処理は本分野で公知のあらゆる方法を
適用することができ、本分野で公知の種々の添加剤を含
有する水を水洗水又は安定化液として用いることもでき
る。防黴手段を施した水を水洗水又は安定化液に使用す
ることにより、感光材料1m2当たり3以下の補充量と
いう節水処理も可能となるのみならず、自現機設置の配
管が不要となり更にストック槽の削減が可能となる。即
ち現像液及び定着液用の調液希釈水及び水洗水又は安定
化液を共通の一槽のストック槽から供給でき、自動現像
機の一層のコンパクト化が可能となる。
防黴手段を施した水を水洗水又は安定化液に併用する
と、水垢の発生等が有効に防止し得るため、感光材料1m
2当たり0〜3、好ましくは0〜1、の節水処理を
行うことができる。
ここで、補充量が0の場合とは、水洗槽中の水洗水が
自然蒸発等により減少した分だけ適宜補充する以外は全
く補充を行なわない、即ち実質的に無補充のいわゆる
「ため水」処理方法を行なう場合をいう。
補充量を少なくする方法として、古くより多段向流方
式(例えば2段、3段など)が知られている。この多段
向流方式を本発明に適用すれば定着液の感光材料はだん
だんと清浄な方向、つまり定着液で汚れていない処理液
の方に順次接触して処理されて行くので、更に効率の良
い水洗がなされる。これによれば、不安定なチオ硫酸塩
等が適度に除去され、変退色の可能性が一層小さくなっ
て、更に著しい安定化効果が得られる。水洗水も従来に
比べ津、非常に少ない量ですむ。
少量の水洗水で水洗するときには特願昭60−172968号
に記載のスクイズローラー洗浄槽を設けることがより好
ましい。
更に水洗又は安定化浴に防黴手段を施した水を処理に
応じて補充することによって生ずる水洗又は安定化浴か
らのオーバーフロー液の一部又は全部は特開昭60−2351
33号に記載されているようにその前の処理工程である定
着能を有する処理液に利用することもできる。こうする
ことによって上記ストック水の節水ができ、しかも廃液
がより少なくなるためより好ましい。
防黴手段としては、特開昭60−263939号に記された紫
外線照射法、同60−263940号に記された磁場を用いる方
法、同61−131632号に記されたイオン交換樹脂を用いて
純水にする方法、特願昭60−253807号、同60−295894
号、同61−63030号、同61−51396号に記載の防菌剤を用
いる方法を用いることができる。
更には、L.E.West“Water Quality Criteria"Photo S
ci & Eng.Vol.9No.6(1965)、M.W.Beach“Microbiolo
gical Growths in Motion−Picture Processing"SMPTE
Journal Vol.85,(1976).R.O.Deegan,“Photo Process
ing Wash Water Biocides"J.Imaging Tech.Vol 10,No.6
(1984)及び特開昭57−8542号、同57−58143号、同58
−105145号、同57−132146号、同58−18631号、同57−9
7530号、同57−157244号などに記載されている防菌剤、
防バイ剤、界面活性剤などを併用することもできる。
更に水洗浴には、R.T.Kreiman著J.Image,Teoh 10,
(6)242(1984)に記載されたイソチアゾリン系化合
物、RESEARCH DISCLOSURE第205巻、Item 20526(1981
年、5月号)に記載されたイソチアゾリン系化合物、同
第228巻、Item 22845(1983年、4月号)に記載された
イソチアゾリン系化合物特願昭61−51396号に記載され
た化合物、などを防菌剤(Microbiocide)として併用す
ることもできる。
更に防バイ剤の具体例としては、フェノール、4−ク
ロロフェノール、ペンタクロロフェノール、クレゾー
ル、O−フェニルフェノール、クロロフェン、ジクロロ
フェン、ホルムアルデヒド、グルタールアルデヒド、ク
ロルアセトアミド、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、
2−(4−チアゾリン)−ベンゾイミダゾール、ベンゾ
イソチアゾリン−3−オン、ドデシル−ベンジル−ジメ
チルアンモニウム−クロライド、N−(フルオロジクロ
ロメチルチオ)−フタルイミド、2,4,4′−トリクロロ
−2′−ハイドロオキシジフェニルエーテルなどであ
る。
防黴手段を施して水ストック槽に保存された水は前記
現像液定着液などの処理液原液の希釈水としても水洗水
としても共用されるのがスペースが小さくてすむ点で好
ましい。しかし防黴手段を施した調液希釈水と水洗水
(又は安定化液)とを分けて、別槽にそれぞれ保管する
こともできるし、どちらか一方だけを水道から直接とっ
てもよい。
別槽に分けて保管したときは、本発明のごとき防黴手
段を施した上に、水洗水(又は安定化浴)には種々の添
加剤を含有させることができる。
例えば、アルミニウムとのキレート安定度logK値が、
10以上のキレート化合物を含有させてもよい。これら
は、定着液中に硬膜剤としてアルミニウム化合物を含む
場合、水洗水中での白沈を防止するのに有効である。
キレート剤の具体例としては、エチレンジアミン四酢
酸(logK 16.1以下同じ)、シクロヘキサンジアミン四
酢酸(17.6)、ジアミノプロパノール四酢酸(13.8)、
ジエチレントリアミン五酢酸(18.4)、トリエチレンテ
トラミン六酢酸(19.7)等及びこれらのナトリウム塩、
カリウム塩、アンモニウム塩があり、その添加量は好ま
しくは0.01〜10g/、より好ましくは0.1〜5g/であ
る。
更に水洗水中には銀画像安定化剤の他に水滴むらを防
止する目的で、各種の界面活性剤を添加することができ
る。界面活性剤としては、陽イオン型、陰イオン型、非
イオン型および両イオン型のいずれを用いてもよい。界
面活性剤の具体例としてはたとえば工学図書(株)発行
の「界面活性剤ハンドブック」に記載されている化合物
などがある。
上記安定化浴中には画像を安定化する目的で各種化合
物が添加される。例えば膜pHを調整する(例えばpH3〜
8)のための各種の緩衝剤(例えばホウ酸塩、メタホウ
酸塩、ホウ砂、リン酸塩、炭酸塩、水酸化カリ、水酸化
ナトリウム、アンモニア水、モノカルボン酸、ジカルボ
ン酸、ポリカルボン酸などを組み合わせて使用)やホル
マリンなどのアルデヒドを代表例として挙げることがで
きる。その他、キレート剤、殺閑剤(チアゾール系、イ
ソチアゾール系、ハロゲン化フェノール、スルファニル
アミド、ベンゾトリアゾールなど)、界面活性剤、蛍光
増白剤、硬膜剤などの各種添加剤を使用してもよく、同
一もしくは異種の目的の化合物を2種以上併用しても良
い。
また、処理液の膜pH調整剤として塩化アンモニウム、
硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニ
ウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニウム等の
各種アンモニウム塩を添加するのが画像保存性を良化す
るために好ましい。
上記の方法による水洗または安定浴温度及び時間は0
℃〜50℃で6秒〜1分が好ましいが15℃〜40℃で6秒か
ら30秒がより好ましく、更には15℃〜40℃で6秒から15
秒が好ましい。
本発明の方法によれば、現像、定着及び水洗された写
真材料は水洗水をしぼり切る、すなわちスクイズローラ
法を経て乾燥される。乾燥は約40℃〜約100℃で行なわ
れ、乾燥時間は周囲の状態によって適宜変えられるが、
通常は約5秒〜1分でよいが、より好ましくは40℃〜80
℃で約5秒〜30秒である。
本発明においては、感光材料における膨潤百分率を低
減する程その乾燥時間を短縮できるという更に優れた効
果を発揮する。
本発明の方法によれば、現像、定着、水洗及び乾燥さ
れるまでのいわゆるDry to Dryの処理時間は100秒以
内、好ましくは60秒以内更に好ましくは50秒以内で処理
されることである。
ここで“dry to dry"とは処理される感材の先端が自
現機のフィルム挿入部分に入った瞬間から、処理され
て、同先端が自現機から出てくる瞬間までの時間を言
う。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、
本発明はこれによって限定されるものではない。
実施例1 ゼラチンと塩化ナトリウムと水が入った40℃に加温さ
れた容器に、硝酸銀水溶液とハロゲン化銀1モル当り2
×10-6モルのヘキサクロロイリジウム酸カリウム塩と4
×10-7モルのヘキサブロモロジウム酸カリウム塩を添加
した臭化カリウムと塩化ナトリウムの混合水溶液とをダ
ブルジェット法により添加して臭化銀を35モル%含む塩
臭化銀粒子(分布の広さ12%,立方晶,粒径0.33μm)
をpH3.0pAg7.7に保ちながら調整し、pH5.9にもどしたの
ちに常法にて脱塩した。
この乳剤を金増感及び硫黄増感し増感色素として表−
1に示すものをハロゲン化銀1モル当り240mgを添加
し、更にハロゲン化銀1モル当り1−フェニル−5−メ
ルカプトテトラゾールを70mg,4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1,3,3a,7−テトラザインデンを1.2g、ゼラチンを加
えて熟成を停止させたのち、更にハロゲン化銀1モル当
りに対してハイドロキノンを4g,臭化カリウムを3g,サポ
ニンを5g,スチレン−マレイン酸の重合体を2g,アクリル
酸エチルの高分子ポリマーラテックスを3g添加し、硬膜
剤として1−ヒドロキシ−3,5ジクロロトリアジンナト
リウム塩とホルマリンを添加したのちに、下引加工済み
のポリエチレンテレフタレート支持体上に銀量3.5g/m2
ゼラチン量が表−1になるようにし、さらに保護膜とし
てゼラチン500gの水溶液に臭化カリウム10g、1−デシ
ル−2−(3−イソペンチル)サクシネート−2−スル
ホン酸ソーダを4g添加し、平均粒径が5μmである不定
型シリカを100g添加分散し、ゼラチンが表1の量になる
ようにして乳剤層と保護層を同時に塗布した。
なお、上記塗布した面の反対側には染料(a)及び
(b)を含有したゼラチン液をあらかじめゼラチン量が
3.3g/m2,染料(a)が180mg/m2、染料(b)が50mg/m2
になるように塗布してあった。
このようにして得られた試料を、下記の現像液と定着
液を用いて、通常のローラ型自動現像機にて下記条件に
て処理し、残色を評価した。
なお、残色は10段階に分けて評価し、10が最良であり
1〜4が使用不可、5以上が使用可能なレベルである。
この結果を表1に示した。
表1より本発明のものは、残色が良いことがわかる。
なお同じラインスピードで現像、定着、水洗時間をか
えるときには槽の深さとローラーの数をかえて調整し
た。
処理条件 (工 程) (温 度) (時 間) 現 像 35 ℃ 12 秒 定 着 34 ℃ 12 秒 水 洗 常 温 12 秒 乾 燥 50 ℃ 10 秒 現像液処方 (組成A) 純水(イオン交換水) 150ml エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 2g ジエチレングリコール 50g 亜硫酸カリウム(55%w/v水溶液) 100ml 炭酸カリウム 50g ハイドロキノン 15g 5−メチルベンゾトリアゾール 200mg 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール 30mg 水酸化カリウム、使用後のpHを10.4にする量 臭化カリウム 4.5g (組成B) 純水(イオン交換水) 3ml ジエチレングリコール 50g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 25mg 酢酸(90%水溶液) 0.3ml 5−ニトロインダゾール 110mg 1−フェニル−3−ピラゾリドン 700mg 現像液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの
順に溶かし、1に仕上げて用いた。
定着液処方 (組成A) チオ硫酸アンモニウム(72.5%w/v水溶液) 240ml 亜硫酸ナトリウム 17g 酢酸ナトリウム・3水塩 6.5g 硼酸 6g クエン酸ナトリウム・2水塩 2g 酢酸(90%w/v水溶液) 13.6ml (組成B) 純水(イオン交換水) 17ml 硫酸(50%w/vの水溶液) 4.7g 硫酸アルミニウム (Al2O3換算含量が8.1%w/vの水溶液) 26.5g 定着液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの
順に溶かし、1に仕上げて用いた。この定着液のpHは
約4.3であった。
実施例2 実施例1と同様にして乳剤を調製した。但し塩臭化銀
粒子は分布の広さ15%、立方晶,粒径0.36μmとした。
また乳剤層にはアニオン界面活性剤として表1の化合物
を表面張力が36dyne/cmになるように加え、保護膜層に
も1−デシル−2−(3−イソペンチル)サクシネート
−2−スルホン酸ソーダの代わりにアニオン性界面活性
剤として表1の化合物を4g添加した。その他の条件はす
べて実施例1と同じにした。この結果を表2に示す。
表2より本発明のものは、残色が良いことがわかる。
〔発明の効果〕 本発明により超迅速処理を行った時にも残色等の発生
の少ない処理方法を提供することが出来た。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−235947(JP,A) 特開 昭63−228147(JP,A) 特開 昭63−131139(JP,A) 特開 昭61−129644(JP,A) 写真工業 1984年9月号 第21〜30 頁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式〔I〕で表される増感色素を含
    有するハロゲン化銀写真感光材料を、ラインスピードが
    1500mm/min以上の自動現像機を用いて現像・定着・水洗
    又は/及び安定化までの処理時間を40秒以内として処理
    することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理
    方法。 一般式〔I〕 〔式中、Y1及びY2は、各々ベンゾチアゾール環又はナフ
    トチアゾール環を形成するのに必要な非金属原子団を表
    し、これらの複素環は低級アルキル基、アルコキシ基、
    アリール基、ヒドロキシル基、アルコキシカルボニル
    基、ハロゲン原子で置換されていても良い。R1、R2は、
    それぞれ低級アルキル基、スルホ基を有するアルキル基
    又はカルボキシル基を有するアルキル基を表す。R3は、
    メチル基、エチル基又はプロピル基を表す。X1 -はアニ
    オンを表すが、分子内塩を構成してもよい。〕
  2. 【請求項2】処理されるハロゲン化銀写真感光材料が、
    アニオン性界面活性剤を含有することを特徴とする請求
    項1記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
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写真工業 1984年9月号 第21〜30頁

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