JP2908000B2 - ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法に関
する。特に、処理時間の短縮を可能とするハロゲン化銀
写真感光材料の処理方法に関する。
〔従来の技術〕
従来よりハロゲン化銀写真感光材料の分野では、処理
時間を短縮して、迅速処理を可能ならしめることが要請
されている。
例えば印刷製版分野では、作業の効率化・合理化が進
んでおり、それに伴い、印刷用感光材料の処理時間の短
縮が要求されている。かかる要求に応えるべく、処理時
間の短縮化が検討されている。
しかし、処理時間を短縮すべく処理長を短くしたり、
処理におけるラインスピード(被処理感光材料の処理時
の搬送速度)を上げたりすると、それだけでは、数々の
問題が生じる。特に、定着のヌケ不良(定着処理時に、
除去すべき銀が残ってしまうこと)、また処理済みの感
光材料の保存性が悪くなるという問題があり、また、感
度低下、残色、軟調化といった感光材料の性能の劣化を
もたらすという問題がある。
〔発明の目的〕
本発明は、上記従来技術の問題点を解決して、短時間
処理が可能であって、しかも定着ヌケ性が良好で、処理
後の感光材料の保存性が良く、残色性が良い画像を得る
ことができるハロゲン化銀写真感光材料の処理方法を提
供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは鋭意研究の結果、 支持体の少なくとも一方の側に、少なくとも1個のハ
ロゲン化銀乳剤層を有する写真構成層を有するハロゲン
化銀写真感光材料の処理方法において、 上記写真構成層のゼラチン付量が3.0g/m2以下であ
り、 かつ少なくともいずれか1層のハロゲン化銀乳剤層
が、塩化銀含有率が50モル%以上で、平均粒径が0.4μ
m以下で、かつ(100)面/(111)面比5以上のハロゲ
ン化銀粒子を含有するものであるハロゲン化銀写真感光
材料を、 画像露光した後、自動現像機を用いて処理するととも
に、定着浴中の定着液の吐出液量を1分間につき定着浴
量の30〜200%にし、かつ吐出液量の流速を1分間につ
き20m以上にし、定着液の補充液量を、被処理感光材料
の1m2当たり0.3以下とし、さらに被処理感光材料のラ
インスピードを1000m/分以上とすることを特徴とするハ
ロゲン化銀写真感光材料の処理方法 によって、上記諸目的が達成されることを見出し、本発
明を完成した。
本発明の作用は必ずしも明らかではないが、上記構成
により本発明の諸目的が達成されることは、本発明者ら
にとっても予想外のことであり、驚くべきことであっ
た。
以下本発明について、更に詳述する。
本発明の処理方法を適用する被処理感光材料は、支持
体上の少なくとも一方の側に、少なくとも1層のハロゲ
ン化銀乳剤層を含む写真構成層を有するものである。従
って支持体の片側に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤
層を含む写真構成層を有し、それと逆の側には例えばバ
ッキング層を有するなどの構成をとるのでもよく、ある
いは、支持体の両側に各々少なくとも1層のハロゲン化
銀乳剤層を有する写真構成層を有するものでもよい。該
写真構成層は、ハロゲン化銀乳剤層を有することは必須
であるが、そのほか、保護層、中間層、アンチハレーシ
ョン層等の非感光層を有していてもよい。ハロゲン化銀
乳剤層は、2層以上形成されているのでもよい。
次に、本発明における被処理感光材料は、そのハロゲ
ン化銀乳剤層を有する側の写真構成層のゼラチン付量が
3.0g/m2以下であり、かつ少なくともいずれか1層のハ
ロゲン化銀乳剤層が(100)面/(111)面比5以上のハ
ロゲン化銀粒子を含有するものである。
本発明において、写真構成層の上記ゼラチン付量は、
支持体の片側についての量である。好ましくは、上記ハ
ロゲン化銀乳剤層を有する側の写真構成層のゼラチン付
量は、2.8g以下、更に好ましくは2.5g以下であるのがよ
い。
また、塗布銀量は、3.0g/m2以上であることが好まし
く、より好ましは3.5g/m2以上である場合に本発明の効
果を更に大きくできる。即ち、銀付量が大きいと一般に
定着ヌケ性は悪くなるが、本発明によればこのように銀
量が大きくても、充分な定着ヌケの効果を発揮できるの
である。
本発明における(100)面/(111)面の比が5以上の
ハロゲン化銀粒子は、(100)面が100%のものであって
もよい。
粒子の(100)面/(111)面比率は、クベルカムンク
の色素吸着法により測定できるものである。この方法で
は(100)面あるいは(111)面のいずれかに優先的に吸
着しかつ(100)面上の色素の会合状態と(111)面上の
色素の会合状態が分光スペクトル的に異なる色素を選択
して、用いる。このような色素を乳剤に添加し、色素添
加量に対する分光スペクトルを詳細に調べることにより
(100)面/(111)面比率を決定できる。
ハロゲン化銀粒子表面の(100)面の詳細な割合は、
谷忠昭著「色素の吸着現象を利用した写真乳剤中のハロ
ゲン化銀微粒子の晶相の同定」日本化学会誌、942〜9
46(1984)に記載された方法によって求めることができ
る。
(100)面/(111)面比が5以上であるハロゲン化銀
粒子は、種々の方法で調製できる。一般的に、粒子形成
中のpAg値を8.10以下の一定値に保ち硝酸銀水溶液とア
ルカリハライド水溶液とを粒子の溶解速度より速く、か
つ再核発生が大きな速度を選んで同時添加するいわゆる
コントロールダブルジェット法により好ましく調製でき
る。より好ましくはpAg値を7.80以下、更に好ましくはp
Ag値を7.60以下とするのが良い。ハロゲン化銀粒子形成
を核形成とその成長という2つのプロセスに分けた時、
核形成時のpAg値の制限はなく、成長時異のpAg値を好ま
しくは8.10以下、より好ましくは7.80以下、更に好まし
くは7.60以下とするのが良い。また可溶性銀塩と可溶性
ハロゲン塩を反応させる形式としては片側混合法であっ
てもよいが、良好な端分散性を得るためには、同時混合
法の方が良い。
また、米国特許第4,183,756号、同4,225,666号、特開
昭55−26589号、特公昭55−42737号等の明細書や、ザ・
ジャーナル・オブ・フォトグラフィック・サイエンス
(J.Photgr.Sci).21.39(1973)等の文献に記載された
方法により、8面体、14面体、12面体等の形状を有する
粒子をつくり、これを用いることもできる。更に、双晶
面を有する粒子を用いてもよい。
ハロゲン化銀粒子は、単一の形状からなる粒子を用い
てもよいし、種々の形状の粒子が混合されたものでもよ
い。
本発明に用いるハロゲン化銀粒子は、平均粒径が0.4
μm以下のものである。より好ましくは0.1μm〜0.35
μmのものが良い。
ハロゲン化銀粒子の平均粒径は、一般に該粒子を含有
する乳剤の平均粒径であり、該粒径は後記する定義及び
測定法に従う。
上記ハロゲン化銀粒子含有の乳剤としては、いかなる
粒子サイズ分布を持つものを用いてもよく、粒子サイズ
分布の広い乳剤(多分散乳剤と称する。)を用いてもよ
いし、粒子サイズ分布の狭い乳剤(単分散乳剤と称す
る。)を単独または数種類混合してもよい。また、多分
散乳剤と単分散乳剤を混合して用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、別々に形成した2種以上のハロ
ゲン化銀乳剤を混合して用いてもよい。
本発明において、単分散乳剤が好ましい。単分散乳剤
中の単分散のハロゲン化銀粒子としては、平均粒径rを
中心に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀重量
が、全ハロゲン化銀粒子重量の60%以上であるものが好
ましく、特に好ましくは70%以上、更に好ましくは80%
以上である。
ここに平均粒径rは、粒径riを有する粒子の頻度niと
ri3との積ni×ri3が最大となるときの粒径riを定義す
る。(有効数字3桁、最小桁数字は四捨五入する。) 本明細書中、粒径とは、球状のハロゲン化銀粒子の場
合は、その直径、また球状以外の形状の粒子の場合は、
その投影像を周面積の円像に換算した時の直径である。
粒径は例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍から5万倍
に拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直径または投
影時の面積を実測することによって得られることができ
る。(測定粒子個数は無差別に1000個以上ある事とす
る。) 本発明の特に好ましい高度の単分散乳剤は によって定義した単分散度が20以下のものであり、更に
好ましくは15以下のものである。
ここに平均粒径及び粒径標準偏差は前記定義のriから
求めるものとする。単分散乳剤は特開昭54−48521号、
同58−49938号及び同60−122935号公報等を参考にして
得ることができる。
本発明における被処理感光材料のハロゲン化銀乳剤層
に含有されるハロゲン化銀としては、塩化銀含有率が50
モル%以上のハロゲン化銀乳剤を用いる。
ハロゲン化銀粒子は、粒子内において均一なハロゲン
化銀組成分布を有するものでも、粒子の内部と表面層と
でハロゲン化銀組成が異なるコア/シェル粒子であって
もよく、線像が主として表面に形成されるような粒子で
あっても、また主として粒子内部に形成されるような粒
子でもよい。
感光性ハロゲン化銀乳剤は、化学増感を行わないで、
いわゆる未後熟(Primitive)乳剤のまま用いることも
できるが、Glafkidesや、Zelikmanらの著書、或いはH.F
rieser編デ・グランドラーゲン・デル・フォトグラフィ
シェン・プロツェセ・ミト・ジルベルハロゲニーデン
(Die Grundlagen der Photographischen Prozesse mit
Silberhalogeniden、Akademicche Verlagsgesellschaf
t、1968)に記載の方法を用いることができる。
即ち、銀イオンと反応し得る硫黄を含む化合物や活性
ゼラチンを用いる硫黄増感法、還元性物質を用いる還元
増感法、金その他の貴金属を用いる貴金属増感法等を用
いることができる。硫黄増感剤としては、チオ硫酸塩、
チオ尿素類、チアゾール類、ローダニン類、その他の化
合物を用いることができ、それらの具体例は、米国特許
第1,574,944号、同2,410,689号、同2,278,947号、同2,7
28,668号、同3,656,955号に記載されている。還元増感
剤としては、第一すず塩、アミン類、ヒドラジン誘導
体、ホルムアミジスルフィン酸、シラン化合物等を用い
ることができ、それらの具体例は米国特許第2,487,850
号、同2,419,974号、同2,518,698号、同2,983,609号、
同2,983,610号、同2,694,637号に記載されている。貴金
属増感のためには金錯塩のほか、白金、イリジウム、パ
ラジウム等の周期律表VII族の金属の錯塩を用いること
ができ、その具体例は米国特許第2,399,083号、同2,44
8,060号、英国特許第618,061号に記載されている。
また、化学増感時のpH、pAg、温度等の条件は特に制
限はないが、pH値としては4〜9、特に5〜8が好まし
く、pAg値としては5〜11、特に7〜9に保つのが好ま
しい。また温度としては、40〜90℃、特に45〜75℃が好
ましい。
用いるハロゲン化銀乳剤は、前述した硫黄増感、金、
硫黄増感の他、還元性物質を用いる還元増感法や、貴金
属化合物を用いる貴金属増感法などを併用することもで
きる。
本発明の実施に際して、上記のような化学増感の終了
後に、例えば、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7
−テトラザインデン、5−メルカプト−1−フェニルテ
トラゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール等を始
め、種々の安定剤も使用できる。更に必要であればチオ
エーテル等のハロゲン化銀溶剤、またはメルカプト基含
有化合物や増感色素のような晶癖コントロール剤を用い
てもよい。
乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は、粒子を形成す
る過程及び/または成長させる過程で、カドミウム塩、
亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム塩または錯塩、
ロジウム塩または錯塩、鉄塩または錯塩を用いて金属イ
オンを添加し、粒子内部に及び/または粒子表面に包含
させることができる。
乳剤は、ハロゲン化銀粒子の成長の終了後に不要な可
溶性塩類を除去してもよいし、あるいは含有させたまま
でもよい。該塩類を除去する場合には、リサーチ・ディ
スクロージャー17643号記載の方法に基づいて行うこと
ができる。
本発明を適用するハロゲン化銀写真感光材料は、更に
増感色素を用いたものでもよい。用いられる色素には、
シアニン色素、メロシアニン色素、複合シアニン色素、
複合メロシアニン色素、ホロポーラーシアニン色素、ヘ
ミシアニン色素、スチリル色素及びヘミオキサノール色
素等が含有される。特に有用な色素はシアニン色素、メ
ロシアニン色素及び複合メロシアニン色素に属する色素
である。これらの色素類には、塩基性異節環核としてシ
アニン色素類に通常利用される核のいずれをも適用でき
る。すなわち、ピロリン核、オキサゾリン核、チアゾリ
ン核、ピロール核、オキサゾール核、チアゾール核、セ
レナゾール核、イミダゾール核、テトラゾール核、ピリ
ジン核等、これらの核に脂環式炭化水素環が融合した
核、及びこれらの核に芳香族炭化水素環が融合した核、
即ち、インドレニン核、ベンゾインドレニン核、インド
ール核、ベンズオキサゾール核、ナフトオキサゾール
核、ベンゾチアゾール核、ナフトチアゾール核、ベンゾ
セレナゾール核、ベンズイミダゾール核、キノリン核等
が適用できる。これらの核は、炭素原子上で置換されて
いてもよい。
メロシアニン色素または複合メロシアニン色素にはケ
トメチレン構造を有する核として、ピラゾリン−5−オ
ン核、チオヒダントイン核、2−チオオキサゾリジン−
2,4−ジオン核、チアゾリジン−2,4−ジオン核、ローダ
ニン核、チオバルビツール酸核等の5〜6員異節環核を
適用することができる。
増感色素は、通常のネガ型ハロゲン化銀に用いられる
と同等の濃度で用いることができる。特に、ハロゲン化
銀乳剤の固有感度を実質的に落とさない程度の色素濃度
で用いるのが有利である。ハロゲン化銀1モル当たり増
感色素は約1.0×10-5〜約5×10-4モルが好ましく、特
にハロゲン化銀1モル当たり増感色素は約4×10-5〜2
×10-4モルの濃度で用いることが好ましい。
増感色素は、1種または2種以上組合わせて用いるこ
とができる。有利に使用される増感色素としてはより具
体的には例えば次のごときものを挙げることができる。
即ち、青感光性ハロゲン化銀乳剤層に用いられる増感
色素としては、例えば***特許929,080号、米国特許2,2
31,658号、同2,493,748号、同2,503,776号、同2,519,00
1号、同2,912,329号、同3,656,956号、同3,672,897号、
同3,694,217号、同4,025,349号、同4,046,572号、英国
特許1,242,588号、特公昭44−14030号、同52−24844
号、特開昭47−73137号、同61−172140号等に記載され
たものを挙げることができる。また緑感光性ハロゲン化
銀乳剤に用いられる増感色素としては、例えば米国特許
第1,939,201号、同2,072,908号、同2,739,149号、同2,9
45,763号、英国特許505,979号、特公昭48−42172号等に
記載されている如きシアニン色素、メロシアニン色素ま
たは複合シアニン色素をその代表的なものとして挙げる
ことができる。更に、赤感光性及び赤外感光性ハロゲン
化銀乳剤に用いられる増感色素としては、例えば米国特
許第2,269,234号、同2,270,378号、同2,442,710号、同
2,454,629号、同2,776,280号、特公昭49−17725号、特
開昭50−62425号、同61−29836号、同60−80841号等に
記載されている如きシアニン色素、メロシアニン色素ま
たは複合シアニン色素をその代表的なものとして挙げる
ことができる。
これらの増感色素は単独で用いてもよく、またこれら
を組み合わせて用いてもよい。増感色素の組合わせは特
に強色増感の目的でしばしば用いられる。その代表例
は、米国特許第2,688,545号、同2,977,229号、同3,397,
060号、同3,522,052号、同3,527,641号、同3,617,293
号、同3,628,964号、同3,666,480号、同3,672,898号、
同3,679,428号、同3,703,377号、同3,769,301号、同3,8
14,609号、同3,837,862号、同4,026,707号、英国特許第
1,344,281号、同1,507,803号、特公昭43−4936号、同53
−12375号、特開昭52−110618号、同52−109925号等に
記載されている。
本発明を適用するハロゲン化銀写真感光材料には、親
水性コロイド層にフィルター染料として、あるいはイラ
ジエーション防止、ハレーション防止その他種々の目的
で水溶性染料を含有してよい。このような染料には、オ
キソノール染料、ヘミオキソノール染料、スチリル染
料、メロシアニン染料、シアニン染料及びアゾ染料等が
包含される。中でもオキサノール染料;ヘミオキサノー
ル染料及びメロシアニン染料が有用である。
ハロゲン化銀写真感光材料の親水性コロイド層に染料
や紫外線吸収剤等が包含される場合に、それらはカオチ
ン性ポリマー等によって媒染されてもよい。
上記の写真乳剤には、ハロゲン化銀写真感光材料の製
造工程、保存中或いは処理中の感度低下やカブリの防止
を防ぐために種々の化合物を添加することができる。即
ち、アゾール類例えばベンゾチアゾリウム塩、ニトロイ
ンダゾール類、トリアゾール類、ベンゾトリアゾール
類、ベンズイミダゾール類(特にニトロ−またはハロゲ
ン置換体)、ヘテロ環メルカプト化合物類例えばメルカ
プトチアゾール類、メルカプトベンズイミダゾール類、
メルカプトチアゾール類、メルカプトテトラゾール類
(特に1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール)、
メルカプトピリジン類、カルボキシル基やスルホン基等
の水溶性基を有する上記のヘテロ環、メルカプト化合物
類、チオケト化合物例えばオキサゾリンチオン、アザイ
ンデン類例えばテトラアザインデン類(特に4−ヒドロ
キシ置換(1,3,3a,7)テトラアザインデン類)、ベンゼ
ンチオスルホン酸類、ベンゼンスルフィン酸等のような
安定剤として知られた多くの化合物を加えることができ
る。
使用できる化合物の一例は、K.Mess著、ザ・セオリー
・オブ・ザ・ホトグラフィック・プロセス(The Theory
of the photographic Process、第3版、1966年)に原
文献を挙げて記載されている。
これらの更に詳しい具体例及びその他の使用方法につ
いては、例えば米国特許第3,954,474号、同3,982,947
号、同4,021,248号または特公昭52−28660号の記載を参
考にできる。
また、ハロゲン化銀写真感光材料は、写真構成層中に
米国特許第3,411,911号、同3,411,912号、特公昭45−53
31号等に記載のアルキルアクリレート系ラテックスを含
むことができる。
ハロゲン化銀写真感光材料は、下記のような各種添加
剤を含んでもよい。増粘剤または可塑剤として例えば米
国特許第2,960,404号、特公昭43−4939号、***国出願
公告第1,904,604号、特開昭48−63715号、ベルギー国特
許第762,833号、米国特許第3,767,410号、ベルギー国特
許第588,143号の各明細書に記載されている物質、例え
ばスチレン−マレイン酸ソーダ共重合体、デキストラン
サルフェート等、硬膜剤としては、アルデヒド系、エポ
キシ系、エチレンイミン系、活性ハロゲン系、ビニルス
ルホン系、イソシアネート系、スルホン酸エステル系、
カルボジイミド系、ムコクロル酸系、アシロイル系等の
各種硬膜剤、紫外線吸収剤としては、例えば米国特許第
3,253,921号、英国特許第1,309,349号の各明細書等に記
載されている化合物、特に2−(2′−ヒドロキシ−5
−3級ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′ヒドトキシ−3′,5′−ジ−3級ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3′
−3級ブチル−5′−ブチルフェニル)−5−クロルベ
ンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5−
ジ−3級ブチルフェニル)−5−クロルベンゾトリアゾ
ール等を挙げることができる。更に、塗布助剤、乳化
剤、処理液等に対する浸透性の改良剤、消泡剤或いは感
光材料の種々の物理的性質をコントロールするために用
いられる界面活性剤としては英国特許第548,532号、同
1,216.389号、米国特許第2,026,202号、同3,514,293
号、特公昭44−26580号、同43−17922号、同43−17926
号、同43−3166号、同48−20785号、仏国特許第202,588
号、ベルギー国特許第773,459号、特開昭48−101118号
等に記載されているアニオン性、カチオン性、非イオン
性或いは両性の化合物を使用することができるが、これ
らのうち特にスルホン基を有するアニオン界面活性剤、
例えばコハク酸エステルスルホン化物、アルキルベンゼ
ンスルホン化物等が好ましい。また、帯電防止剤として
は特公昭49−24159号、特開昭48−89979号、米国特許第
2,882,157号 同2,972,535号、特開昭48−20785号、同4
8−43130号、同48−90391号、特公昭46−24159号、同46
−39312号、同48−43809号、特開昭47−33627号の各公
報に記載されている化合物がある。
感光材料の製造に際して、塗布液のpHは5.3〜7.5の範
囲であることが好ましい。多層塗布の場合は、それぞれ
の層の塗布液を塗布量の比率で混合した塗布液のpHが上
記5.3〜7.5の範囲であることが好ましい。pHが5.3より
小さいと硬膜の進行がおそくて好ましくなく、pHが7.5
より大きいと写真性能に悪影響を及ぼすことがあり、好
ましくない。
感光材料の写真構成層には、マット化剤、例えばスイ
ス特許第330,158号に記載のシリカ、仏国特許第1,296,9
95号に記載のガラス粉、英国特許第1,173,181号に記載
のアルカリ土類金属またはカドミウム、亜鉛などの炭酸
塩などの無機物粒子;米国特許第2,322,037号に記載の
澱粉、ベルギー特許第625,451号或いは英国特許第981,1
98号に記載された澱粉誘導体、特公昭44−3643号に記載
のポリビニルアルコール、スイス特許第330,158号に記
載されたポリスチレン或いはポリメチルメタアクリレー
ト、米国特許第3,079,257号に記載のポリアクリロニト
リル、米国特許第3,022,169号に記載のポリカーボネー
トのような有機物粒子を含むことができる。
感光材料の写真構成層には、スベリ剤、例えば米国特
許第2,588,756号、同3,121,060号に記載の高級脂肪族の
高級アルコールエステル、米国特許第3,295,979号に記
載のカゼイン、英国特許第1,263,722号に記載の高級脂
肪族カルシウム塩、英国特許第1,313,384号、米国特許
第3,042,522号、同3,489,567号に記載のシリコン化合物
などを含んでもよい。流動バラフィンの分散物などもこ
の目的に用いることができる。
本発明を適用する感光材料には、更に目的に応じて種
々の添加剤を用いることができる。これらの添加剤は、
より詳しくは、リサーチディスクロージャー176巻I tem
17643(1978年12月)及び同187巻I tem 18716(1979年
11月)に記載されており、その該当箇所を後掲の表にま
とめて示した。
ハロゲン化銀写真感光材料は、例えば乳剤層その他の
写真構成層を、写真感光材料に通常用いられている可撓
性支持体の片面または両面に塗布して構成することがで
きる。可撓性支持体として有用なものは、硝酸セルロー
ス、酢酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リカーボネート等の半合成または合成高分子からなるフ
ィルム、バライタ層またはα−オレフィンポリマー(例
えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/ブテン
共重合体)等を塗布またはラミネートした紙などであ
る。支持体は、染料や顔料を用いて着色されてもよい。
遮光の目的で黒色にしてもよい。これらの支持体の表面
は一般に、乳剤層との接着をよくするために下塗処理さ
れてよい。下塗処理は、特開昭52−104913号、同59−18
949号、同59−19940号、同59−11941号各公報に記載さ
れている処理が好ましい。
支持体表面は、下塗処理の前または後にコロナ放電、
紫外線照射、火焔処理等を施してもよい。
ハロゲン化銀写真感光材料において、写真乳剤層その
他の親水性コロイド層は、種々の塗布法により支持体上
または他の層の上に塗布できる。塗布には、ディップ塗
布法、ローラー塗布法、カーテン塗布法、押出し塗布法
等を用いることができる。
次に、被処理感光材料を本発明により処理する場合の
処理について、更に説明する。本発明においては、被処
理感光材料を画像露光後、自動現像機を用いて処理す
る。好ましい処理工程は、現像・定着・水洗・乾燥工程
から成るものである。
本発明の処理方法における被処理感光材料のラインス
ピードは、1000mm/分以上であり、より好ましくは1500m
m/分以上、更に好ましくは1800mm/分以上である。
次に、本発明の処理方法は、自動現像機を用いて処理
するものであるが、自動現像機の種類・型式等に限定は
なく、例えば、ローラー搬送型の自動現像機を用いるこ
とができる。かかる自動現像機については、米国特許第
3,025,779号、同第3,545,971号明細書などに記載されて
いる。この種の自動応現像機は一般に、現像、定着、水
洗及び乾燥の四工程を行う部分からなっており、本発明
の方法も、かかる工程で行うことが好ましい。
本発明において、好ましくは、定着時間及び現像時間
が、それぞれ20秒以下であることが好ましく、15秒以下
であることがより好ましい。また、水洗時間は、10秒以
下であることが好ましい。
本発明において、定着浴中の定着液の循環の吐出液量
は、1分間につき定着浴量の30〜200%であり、好まし
くは50〜150%更に好ましくは60%〜120%である。この
吐出液量が30%未満であると、定着抜け性が悪くなる。
また200%を超えると、定着浴の液面が乱れだすなど
し、場合によっては現像浴に飛沫したりして、処理性の
劣化をもたらす。かつ、本発明において、該吐出液量の
流速は、1分間につき20m以上である。好ましくは、40
〜200mである。このように流速が20m/分以上であると、
その作用は必ずしも明らかではないが、良好な処理が実
現できる。適正な撹拌効果が得られるためではないかと
推定される。
ここで定着浴中の定着液の循環の吐出液量とは、定着
浴から吐出する定着液の液量であり、定着浴量とは、定
着浴に入れる定着液の量であって、通例、定着浴に満た
される定着液量である。吐出液量の流速とは、以下によ
り定義されるものである。
定着液のpHは、4.0〜6.0、より好ましくは4.3〜5.5の
範囲が好ましい。
本発明において、黒白現像液を用いる場合、その現像
主薬には良好な性能を得やすい点で、ジヒドロキシベン
ゼン類と1−フェニル−3−ピラゾリドン類の組み合わ
せが最も好ましい。勿論この他にp−アミノフェノール
系現像主薬を含んでいてもよい。
本発明に用いることができるジヒドロキシベンゼン現
像主薬としては、ハイドロキノン、クロロハイドロキノ
ン、ブロムハイドロキノン、イソプロピルハイドロキノ
ン、メチルハイドロキノン、2,3−ジクロロハイドロキ
ノン、2,5−ジクロロハイドロキノン、2,3−ジブロムハ
イドロキノン、2,5−ジメチルハイドロキノンなどがあ
るが、特にハイドロキノンが好ましい。
本発明に用いることができる1−フェニル−3−ピラ
ゾリドンまたはその誘導体の現像主薬としては、1−フ
ェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、1−フェ
ニル−4−メチル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾ
リドン、1−フェニル−4,4−ジヒドロキシメチル−3
−ピラゾリドンなどがある。
本発明に用いることができるp−アミノフェノール系
現像主薬としては、N−メチル−p−アミノフェノー
ル、p−アミノフェノール、N−(β−ヒドロキシエチ
ル)−p−アミノフェノール、N−(4−ヒドロキシフ
ェニル)グリジン、2−メチル−p−アミノフェノー
ル、p−ベンジルアミノフェノール等があるが、なかで
もN−メチル−p−アミノフェノールが好ましい。
現像主薬は通常0.01モル/〜1.2モル/の量で用
いられるのが好ましい。
本発明に、亜硫酸塩の保恒剤を用いることができ、こ
のようなものとしては、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリ
ウム、亜硫酸リチウム、亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸
ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、ホルムアルデヒド
重亜硫酸ナトリウムなどがある。亜流酸塩の添加量は、
0.2モル/以上特に0.4モル/以上が好ましい。ま
た、上限は2.5モル/までとするのが好ましい。
本発明に用いる現像液のpHは、9から13までの範囲の
ものが好ましい。更に好ましくはpH10から12までの範囲
である。
pHの設定のために用いるアルカリ剤は任意であり、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カリウ
ムの如きpH調節剤を含む。
特開昭61−28708号(ホウ酸塩)、特開昭60−93439号
(例えば、サッカロース、アセトオキシム、五−スルホ
サルチル酸)、リン酸塩、炭酸塩などの緩衝剤を用いて
もよい。
上記成分以外に用いられる添加剤としては、臭化ナト
リウム、臭化カリウム、沃化カリウムの如き現像抑制
剤:エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、ジメチルホルムアミド、メチルセ
ロソルブ、ヘキシレングリコール、エタノール、メタノ
ールの如き有機溶剤;1−フェニル−5−メルカプトテト
ラゾール、2−メルカプトベンツイミダゾール−5−ス
ルホン酸ナトリウム塩等のメルカプト系化合物、5−ニ
トロインダゾール等のインダゾール系化合物、5−メチ
ルベンツトリアゾール等のベンツトリアゾール系化合物
などのカブリ防止剤を含んでもよく、更に必要に応じて
色調剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟水剤、特開昭56−
106244号記載のアミノ化合物などを含んでもよい。
本発明においては、現像液に銀汚れ防止剤、例えば特
開昭56−2434号に記載の化合物を用いることができる。
本発明において、現像液には、特開昭56−106244号に
記載のアルカノールアミンなどのアミノ化合物を用いる
ことができる。
この他L.F.A.メイソン著「フォトグラフィック・プロ
セシン・ケミストリー」、フォーカス・プレス刊(1966
年)の226〜229頁、米国特許第2,193,015号、同2,592,3
64号、特開昭48−64933号などに記載のものを用いても
よい。
本発明において「現像時間」、「定着時間」とは、各
々、処理する感光材料が自動現像機の現像タンク液に浸
漬してから次の定着液に浸漬するまでの時間、定着タン
ク液に浸漬してから次の水洗タンク液(安定液)に浸漬
するまでの時間をいう。
また「水洗時間」とは、水洗タンク液に浸漬している
時間をいう。
また「乾燥時間」とは、通常35℃〜100℃で好ましく
は40℃〜80℃の熱風が吹きつけられる乾燥ゾーンが自動
現像機に設置されているが、その乾燥ゾーンに入ってい
る時間をいう。
現像温度及び時間は、約25℃〜50℃で15秒以下である
ことが好ましく、より好ましくは30℃〜45℃で5秒〜15
秒である。
定着液は、一般に好ましくはチオ硫酸塩を含む水溶液
であり、pHは4.3以上、より好ましくは4.3〜5.5であ
る。
定着液としてはチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモ
ニウムなどがあるが、チオ硫酸イオンとアンモニウムイ
オンとを含有するのが一般的であり、定着速度の点から
チオ硫酸アンモニウムが特に好ましい。定着剤の使用量
は適宜変えることができ、一般には約0.1〜0.6モル/
である。
本発明において、定着液には硬膜剤として作用する水
溶性アルミニウム化合物が含有されていてもよく、かか
る化合物としては、例えば塩化アルミニウム、硝酸アル
ミニウム、カリ明ばんなどがある。
また、定着液には、酒石酸、クエン酸あるいはそれら
の誘導体を単独で、あるいは2種以上併用することがで
きる。一般に好ましくは、これらの化合物は定着液1
につき0.005モル以上含むものが有効で、特に0.01モル
/〜0.03モル/が特に有効である。
具体的には、酒石酸、酒石酸カリウム、酒石酸ナトリ
ウム、酒石酸カリウムナトリウム、クエン酸、クエン酸
ナトリウム、クエン酸カリウム、クエン酸リチウム、ク
エン酸アンモニウムなどがある。
定着液には所望により保恒剤(例えば、亜硫酸塩、重
亜硫酸塩)、pH緩衝剤(例えば、酢酸、硝酸)、pH調整
剤(例えば硫酸)、硬水軟化能のあるキレート剤や特願
昭60−213562号記載の化合物を含むことができる。
定着温度及び時間は、約20℃〜約50℃で20秒以下が好
ましいが、30℃〜40℃で5秒〜15秒がより好ましい。
定着液濃縮液を用い、希釈水を用いる態様とする場合
は、定着液濃縮液は通常2剤で構成されているが、1剤
で構成されてもよい。
1剤として定着液原液が安定に存在しうるのは通常好
ましくはpH4.3以上である。pH4.3未満では、特に定着液
が実際に使われるまでの期間長年放置された場合にチオ
硫酸塩が分解して最終的には硫化してしまうおそれがあ
る。このpH4.3以上の範囲では亜硫酸ガスの発生も少な
く、作業環境上も良くなる。pHの上限はそれ程厳しくな
いが余り高pHで定着されると、以後水洗されても膜pHが
高くなって膜膨潤が大きくなり従って乾燥負荷が大きく
なるので、pH7まで位が望ましい。定着液に酸性硬膜剤
としてアルミニウム塩を使い、これにより硬膜する場合
は、通常はアルミニウム塩の析出沈澱防止のためにはpH
5.5までとするのが一般的である。
本発明においては、現像液及び/または定着液が、希
釈水を必要としない(すなわち原液のままで補充する)
いわゆる使用液であっても構わないことは当然である。
本発明において、定着液の補充液量は、被処理感光材
料の1m2当たり0.3以下とする。
すなわち、たとえば濃縮液を用いる場合、各濃縮液の
処理タンク液への供給量及び希釈水との混合割合は、そ
れぞれ濃縮液の組成に依存して種々変化させることがで
きるが、一般に濃縮液対希釈水は好ましくは1対0〜8
の割合で、これらの現像液、定着液各々の供給量は感光
材料1m2に対して50mlから1500mlであることが好ましい
が、本発明においては、定着液は、その補充液量は、30
0ml以下とする。
本発明の好ましい態様において、感光材料は現液、定
着された後、水洗または安定化処理が施される。
水洗または安定化処理としては、本分野で公知のあら
ゆる方法を適用することができ、本分野での公知の種々
の添加剤を含有する水を水洗水または安定化液として用
いることもできる。例えば防黴手段を施した水を水洗ま
たは安定化液に使用することにより、感光材料1m2当た
り3以下の補充量という節水処理も可能となるのみな
らず、自動現像機設置の配管が不要となり、更にストッ
ク槽の削減が可能となる。即ち水洗水(及び必要に応じ
現像液及び定着液用の調液希釈水)または安定化液を、
共通の1槽のストック槽から供給でき、自動現像機の一
層のコンパクト化が可能となる。
防黴手段を施した水を水洗または安定化液に併用する
と、水垢の発生等が有効に防止し得るため、感光材料1m
2当たり例えば0〜3、好ましくは0〜1の節水処
理を行うことができる。
ここで、補充量が0の場合とは、水洗槽中の水洗水が
自然蒸発等により減少した分だけ適宜補充する以外は全
く補充を行わない、即ち実質的に無補充のいわゆる「た
め水」処理方法を行う場合をいう。
補充量を少なくする方法として、古くより多段向流方
式(例えば2段、3段など)が知られている。この多段
向流方式を本発明に適用すれば定着液の感光材料はだん
だんと清浄な方向、つまり定着液で汚れていない処理液
の方に順次接触して処理されて行くので、更に効率の良
い水洗がなされる。これによれば、不安定なチオ硫酸塩
等が適度に除去され、変退色の可能性が一層小さくなっ
て、更に著しい安定化効果が得られる。水洗水も従来に
比べて、非常に少ない量ですむ。
少量の水洗水で水洗するときには特願昭60−172968号
に記載のスクイズローラー洗浄槽を設けることがより好
ましい。
更に水洗または安定化浴に防黴手段を施した水を処理
に応じて補充することによって生ずる水洗または安定化
浴からのオーバーフロー液の一部または全部は、特開昭
60−235133号に記載されているように、その前の処理工
程である定着能を有する処理液に利用することもでき
る。こうすることによって上記ストック水の節水がで
き、しかも廃液がより少なくなるためより好ましい。
防黴手段としては、特開昭60−263939号に記された紫
外線照射法、同60−263940号に記された磁場を用いる方
法、同61−131632号に記されたイオン交換樹脂を用いて
純水にする方法、特願昭60−253807号、同60−295894
号、同61−63030号、同61−51396号に記載の防菌剤を用
いる方法を用いることができる。
更には、L.E.West “Water Quality Criteria" Photo
Sci & Eng.Vol.9 No.6(1965)、M.W.Beach “Microb
iological Growths in Motion−Pic−ture Processing"
SMPTE Journal Vol.85,(1976)、R.O.Deegan,“Photo
Processing Wash Water Biocides"J.Imaging Tech.Vol
10,No.6(1984)及び特開昭57−8542号、同57−58143
号、同58−105145号、同57−132146号、同58−18631
号、同57−97531号、同57−157244号などに記載されて
いる防菌剤、防バイ剤、界面活性剤などを併用すること
もできる。
更に水洗浴には、R.T.Kreiman著J.Image,Tech 10,
(6)242(1984)に記載されたイソチアゾリン系化合
物、リサーチ・ディスクロージャー第205巻、Item20526
(1981年、5月号)に記載されたイソチアゾリン系化合
物、同第228巻、Item22845(1983年、4月号)に記載さ
れたイソチアゾリン系化合物特願昭61−51396号に記載
された化合物、などを防菌剤(Microbicoide)として併
用することもできる。
更に防バイ剤の具体例としては、フェノール、4−ク
ロロフェノール、ペンタクロロフェノール、クレゾー
ル、o−フェニルフェノール、クロロフェン、ジクロロ
フェン、ホルムアルデヒド、ゲルタールアルデヒド、ク
ロルアセトアミド、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、
2−(4−チアリゾン)−ベンゾイミダゾール、ベンゾ
イソチアゾリン−3−オン、ドデシル−ベンジル−ジメ
チルアンモニウム−クロライド、N−(フルオロジクロ
ロメチルチオ)−フタルイミド、2,4,4′−トリクロロ
−2′−ハイドロオキシジフェニルエーテルなどがあ
る。
防黴手段を施して水ストック槽に保存された水は前記
現像液定着液などの処理液原液の希釈水としても水洗水
としても共用されるのがスペースが小さくてする点で好
ましい。しかし防黴手段を施した調液希釈水と水洗水
(または安定化液)とを分けて別槽にそれぞれ保管する
こともできるし、どちらか一方だけを水道から直接とっ
てもよい。
別槽に分けて保管したときは、防黴手段を施した上
に、水洗水(または安定浴)には種々の添加剤を含有さ
せることができる。
例えば、アルミニウムとのキレート安定度logK値が10
以上のキレート化合物を含有させてもよい。これらは、
定着液中に硬膜剤としてアルミニウム化合物を含む場合
水洗水中での白沈を防止するのに有効である。
キレート剤の具体例としては、エチレンジアミン四酢
酸(log K16.1,以下同じ)、シクロヘキサンジアミン四
酢酸(17.6)、ジアミノプロパノール四酢酸(13.8)、
ジエチレントリアミン五酢酸(18.4)、トリエチレンテ
トラミン六酢酸(19.7)等及びこれらのナトリウム塩、
カリウム塩、アンモニウム塩があり、その添加量は好ま
しくは0.01〜10g/、より好ましくは0.1〜5g/であ
る。
更に水洗水中には銀画像安定剤の他に水滴むらを防止
する目的で、各種の界面活性剤を添加することができ
る。界面活性剤としては、陽イオン型、陰イオン型、非
イオン型及び両イオン型のいずれを用いてもよい。界面
活性剤の具体例としては例えば工学図書(株)発行の
「界面活性剤ハンドブック」に記載されている化合物な
どがある。
上記安定化浴中には画像を安定化する目的で各種化合
物を添加できる。例えば膜pHを調整する(例えばpH3〜
8)ための各種の緩衝剤(例えばホウ酸塩、メタホウ酸
塩、ホウ砂、リン酸塩、炭酸塩、水酸化カリ、水酸化ナ
トリウム、アンモニウム水、モノカルボン酸、ジカルボ
ン酸、ポリカルボン酸などを組みあわせて使用)やホリ
マリンなどのアルデヒドを代表例として挙げることがで
きる。その他、キレート剤、殺菌剤(チアゾール系、イ
ソチアゾール系、ハロゲン化フェノール、スルファニル
アミド、ベンゾトリアゾールなど)、界面活性剤、蛍光
増白剤、硬膜剤などの各種添加剤を使用してもよく、同
一もしくは異種の目的の化合物を2種以上併用してもよ
い。
また、処理液の膜pH調整剤として、塩化アンモニウ
ム、硝酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、リン酸アン
モニウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニウム
等の各種アンモニウム塩を添加するのが画像保存性を良
化するために好ましい。
上記の方法による水洗または安定浴温度及び時間は、
0℃〜50℃で5秒〜30秒が好ましいが、15℃〜40℃で5
秒から20秒がより好ましく、更には15℃〜40℃で5秒か
ら10秒が好ましい。
本発明の実施においては、現像、定着及び水洗された
写真材料は水洗水をしぼり切る、即ちスクイズローラ法
を経て乾燥する態様を用いることができる。乾燥は約40
℃〜約100℃で行うことができ、乾燥時間は周囲の状態
によって適宜変えられるが、通常は約5秒〜1分でよい
が、より好ましくは40℃〜80℃で約5秒〜30秒である。
本発明においては、乾燥時間を短縮できるという更に
優れた効果を発揮する。
本発明の方法によれば、現像、定着、水洗及び乾燥さ
れるまでのいわゆるDry to Dryの処理時間は好ましくは
60秒以内であるが、更に好ましくは50秒以内で処理され
ることである。
ここで“Dry to Dry"とは処理される感光材料の先端
が自動現像機のフィルム挿入部分に入った瞬間から、処
理されて、同先端が自動現像機から出てくる瞬間までの
時間を言う。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。但
し当然のことであるが、本発明はこれによって限定され
るものではない。
実施例1 水溶性イリジウム2×10-7モル/銀1モル及び水溶性
ロジウム4×10-8モル/銀1モルの存在下で、EAgを120
mV、pHを3.0に制御しながら、臭化銀30モル%を含有す
る塩臭化銀粒子を得た。この粒子は平均粒径0.30μmの
立方晶粒子で、粒径分布の広さは11%であった。(100
面)/(111面)の比は98/2であった。これにハロゲン
化銀1モル当たり0.6gの臭化カリウムを加え、金増感及
び硫黄増感した後、下記増感色素<A>を加え、更にハ
ロゲン化銀1モル当たり、安定剤として4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデンを1g加え、
n−ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを600mg、
スチレン−マレイン酸共重合体を2g加え、アクリル酸エ
チルの高分子ポリマーラテックスを3g添加し、ポリエチ
レンテレフタレートフィルム上に銀量3.5g/m2、ゼラチ
ン量は1.6g/m2になるように塗布した。これによりハロ
ゲン化銀乳剤槽を形成した。またその際、ゼラチン量0.
8g/m2になるように延展剤として1−デシル−2−(3
−イソペンチル)サクシネート−2−スルホン酸ソーダ
を30mg/m2、硬膜剤として1−ヒドロキシ−3,5−ジクロ
ロトリアジンナトリウム塩30mg/m2、ホルマリン25mg/m2
を含む保護層を、あらかじめバッキング層(ゼラチン量
3.0g/m2)を塗布したフィルム上に重層塗布した。
これにより、支持体の片側に乳剤層と、表面保護層と
を有し、それと逆の側にバッキング層を有する試料を得
た。
得られた試料をコンタクトスクリーン(グレーネガ15
0L)、光学クサビ及び680nm干渉フィルターを通してキ
セノンフラッシュで10-5秒の閃光露光をした後、下記組
成の現像液と定着液を用いて、ローラ型自動現像機を用
いて、表−1に示すような条件にて処理した。なお、残
色は10段階に分けて評価した。10が最良であり、1〜4
が使用不可、5以上が使用可能なレベルである。
また定着ヌケ性は未露光のフィルムを処理し、ハロゲ
ン化銀の残存の有無を目視にて評価した。
処理済フィルムの保存性は処理済フィルムを温度50
℃、湿度79%RHの条件下で7日間保存し、着色の程度を
光学濃度計で測定し、未処理のものとの差を評価した。
表−1より本発明の処理方法によるものは、定着ヌケ
も良く、保存性も良好であることがわかる。
尚、同じ現像時間でラインスピードをかえるときに
は、槽の深さとローラの数をかえて調整を行った。
〈現像液処方〉 (組成A) 純水(イオン交換水) 150ml エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 2g ジエチレングリコール 50g 亜硫酸カリウム(55%w/v水溶液) 100ml 炭酸カリウム 50g ハイドロキノン 15g 5−メチルベンゾトリアゾル 200mg 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール 30mg 水酸化カリウム 使用液のpHを10.4にする量臭化銀カリ
ウム 4.5g (組成B) 純水(イオン交換水) 3ml ジエチレングリコール 50g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 25mg 酢酸(90%水溶液) 0.3ml 5−ニトロインダゾール 110mg 1−フェニル−3−ピラゾリドン 700mg 現像液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの
順に溶かし、1に仕上げた用いた。
〈定着液処方〉 (組成A) チオ硫酸アンモニウム(72.5%w/v水溶液) 240ml 亜硫酸ナトリウム 17g 酢酸ナトリウム・3水塩 6.5g 硼酸 6g クエン酸ナトリウム・2水塩 2g 酢酸(90%w/v水溶液) 10.0ml (組成B) 純水(イオン交換水) 17ml 硫酸(50%w/v水溶液) 4.7g 硫酸アルミニウム (Al2O2換算含量が8.1%w/v水溶液) 26.5g 定着液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの
順に溶解し、1に仕上げて、定着液として用いた。こ
の定着液のpHは約4.3であった。
自動現像機の各工程は以下の通りである。
現像 38℃ 12秒 定着 38℃ 10秒 水洗 20℃ 10秒 乾燥 60℃ Dry to Dry処理時間 48秒 実施例−2 実施例−1と同様に、ハロゲン化銀粒子の塩化銀含有
率及び粒径を表−2に示すように変え、また、pAgの制
御により(100)面/(111)面比を表−2のように変え
た試料を調製し、実施例−1と同様に表−2の如く処理
し、評価した。
表−2から理解されるように、塩化銀含有率が50モル
%以上で、平均粒径が0.4μm以下で、かつ(100)面/
(111)面の比が5以上のハロゲン化銀粒子を用いた試
料を処理するとともに、定着液の補充液量が被処理感光
材料の1m2当たり0.3以下であり、またラインスピード
が100mm/分以上である本発明の処理方法を採用すると、
効果が著しいことがわかる。
〔発明の効果〕 上述の如く本発明のハロゲン化銀写真感光材料の処理
方法は、短時間処理が可能であって、しかも定着ヌケ性
が良好で、処理後の感光材料の保存性が良く、残色性が
良い画像を得ることができるという効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−151943(JP,A) 特開 平2−140739(JP,A) 特開 昭63−23148(JP,A) 特開 昭64−26838(JP,A) 特開 平1−158436(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 5/38 G03C 1/035

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体の少なくとも一方の側に、少なくと
    も1層のハロゲン化銀乳剤層を有する写真構成層を有す
    るハロゲン化銀写真感光材料の処理方法において、 上記写真構成層のゼラチン付量が3.0g/m2以下であり、 かつ少なくともいずれか1層のハロゲン化銀乳剤層が、
    塩化銀含有率が50モル%以上で、平均粒径が0.4μm以
    下で、かつ(100)面/(111)面比5以上のハロゲン化
    銀粒子を含有するものであるハロゲン化銀写真感光材料
    を、 画像露光した後、自動現像機を用いて処理するととも
    に、定着浴中の定着液の吐出液量を1分間につき定着浴
    量の30〜200%にし、かつ吐出液量の流速を1分間につ
    き20m以上にし、定着液の補充液量を、被処理感光材料
    の1m2当たり0.3以下とし、さらに被処理感光材料のラ
    インスピードを1000m/分以上とすることを特徴とするハ
    ロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
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