JP3017087B2 - ブラウン管防爆用粘着テープ - Google Patents

ブラウン管防爆用粘着テープ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン等で
使用されているブラウン管の爆縮を防ぐ処理に使用する
ブラウン管防爆用粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン等で使用されているブラウ
ン管は、内部が極度の真空になっているため、大気圧に
よる力を受けるので、ブラウン管周辺から側壁にわたっ
て引張応力が発生する。ガラスは引張応力に対して弱
く、表面に微小な傷があると引張応力で成長して亀裂が
生じて破壊、爆縮を起こす。この爆縮を防止するため
に、ブラウン管の最大外径部付近を金属製バンドで強固
に締めつけて防爆処理することが行われている。この金
属製バンドは、ガラス製ブラウン管に直接接触するとガ
ラス面を傷つけることがあるし、また、バンドを締めつ
けた際にブラウン管表面の曲面性によってバンドが滑っ
てしまい、締めつけ補強効果が達成されないことがあ
る。
【0003】金属製バンドとガラス製ブラウン管とが直
接接触することによって生じるこのような不利を避ける
ために、金属バンドとブラウン管の間に防爆用粘着テー
プを介在させることが行われている。粘接着テープはブ
ラウン管に衝撃が加わった際にひびがはいることを防ぐ
役割をしている。バンドを締めつける方法として、予め
ブラウン管外径より小さい金属バンドを約400〜65
0℃に加熱し、膨張させて、ブラウン管にはめ込む、い
わゆるやきばめ処理方式が一般的になっている。バンド
は冷却されると収縮してブラウン管側壁に圧力を加え、
引張応力を緩和する。
【0004】上記目的に使用されるブラウン管防爆用粘
着テープとしては、特公昭63−24291号公報に記
載されているようなテープ基材にガラスクロスを用いた
粘接着テープや、特願平5−132422号に記載され
ているようなテープ基材に交織布をもちいた粘接着テー
プを用いるのが主流となっている。これらのテープは、
機能的には大きな問題はないが、高価であるという難点
があり、近年テレビを初めOA機器の普及に伴いコスト
ダウンの要求が強くなってきている。そのため、一部で
は安価なポリエチレンテレフタレートフィルムを基材と
した粘着テープがブラウン管防爆用粘着テープとして使
用されているが、ポリエチレンテレフタレートフィルム
はその融点(約260℃)が防爆処理温度(約400〜
600℃)と比較して低いため、防爆処理時に溶融す
る。粘着テープに溶融がおこると、ブラウン管の外周に
はモールドマッチラインと呼ばれている段差あるいは突
起部があるため、バンド部、特に加圧力の大きなコーナ
ー部分では、処理時に溶融したテープが流れだし、この
ためしばしばバンドとブラウン管が直接接触することが
あり、防爆テープとして信頼性に欠ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ブラウン管
の爆縮を防ぐ防爆用テープとして、ブラウン管の最大外
径部付近のモールドマッチライン上に粘着テープを粘着
面で周回貼着し、そのテープの熱融解型接着剤層面に加
熱した金属製バンドを締めつけてブラウン管とバンドの
接着を完全なものとして爆縮防止処理を行うのに使用す
る、安価で機能性に優れたブラウン管防爆用粘着テープ
を提供することを目的とするものである。
【0006】特に本発明は、ブラウン管防爆用粘接着テ
ープの基材としてポリエチレンテレフタレート、高密度
ポリエチレン、低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチ
レン、エチレン/メチルアクリレート共重合体、エチレ
ン/エチルアクリレート共重合体、エチレン/酢酸ビニ
ル共重合体、ポリプロピレンなどの熱可塑性フィルム又
はシートの単体もしくは複層体からなるフィルム又はシ
ートを使用した、安価でかつ爆縮防止処理を行う温度で
ある約400〜600℃の温度でも融解して流失するこ
とがないブラウン管防爆用粘着テープを提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、基材及び/又は粘着剤層に吸熱性物質を含
有せしめたことを特徴とするブラウン管防爆用粘着テー
プに関するものである。また本発明は、吸熱性物質が、
防爆処理温度条件下に吸熱変化する物質からなることを
特徴とする前記のブラウン管防爆用粘着テープに関す
る。
【0008】本発明は、吸熱性物質が、水和物及び/又
は水酸化物であることを特徴とする前記のブラウン管
爆用粘着テープに関する。また本発明は、吸熱性物質
が、金属化合物の水和物及び/又は金属水酸化物である
ことを特徴とする前記のいずれかに記載のブラウン管
爆用粘着テープに関する。
【0009】本発明は、吸熱性物質が、Al(O
H)、Mg(OH)、Ca(OH)、Al
・HO、Na・Al・O(OH)・HCO、Mg
Al(OH)16CO・4HO、3CaO・Al
・6HO、CaSO・2HO、ZnO・2
・3.5HO、BaO・B・HO、
NaO・・10HO、Al・Si
・2HOから選ばれた少なくとも一種であること
を特徴とする前記のいずれかに記載のブラウン管防爆用
粘着テープに関する。
【0010】本発明は、前記基材が、ポリエチレンテレ
フタレート、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、超低密度ポリエチレン、エチレン/メチルアクリレ
ート共重合体、エチレン/エチルアクリレート共重合
体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレンな
どの熱可塑性樹脂フィルム又はシートの単体もしくは複
層体からなることを特徴とする前記のいずれかに記載防
爆用粘着テープに関する。また本発明は、前記吸熱性物
質を基材中の含有することを特徴とする前記のいずれか
に記載のブラウン管防爆用粘着テープに関する。また本
発明は、前記吸熱性物質を粘着剤中に含有することを特
徴とする前記のいずれかに記載のブラウン管防爆用粘着
テープに関する。さらに前記吸熱性物質を、基材及び粘
着剤の双方中に含有することを特徴とする前記のいずれ
かに記載のブラウン管防爆用粘着テープに関する。
【0011】
【発明の実施の形態】前記本発明のブラウン管防爆用粘
着テープにおいて、基材としてはポリエチレンテレフタ
レート、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、超
低密度ポリエチレン、エチレン/メチルアクリレート共
重合体、エチレン/エチルアクリレート共重合体、エチ
レン/酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレンなどの熱可
塑性樹脂フィルム又はシートの単体もしくは複層体から
なることを特徴とする基材が用いられる。 基材の厚さ
は、25〜300μの範囲で選択される。25μ未満で
は緩衝材としても効果が期待できないし、300μを越
えるとブラウン管外周長と締めつけバンドの内周長の差
が大きくなり、冷却後の締めつけ力が不足する。
【0012】前記本発明のブラウン管防爆用粘着テープ
において、基材面に設けられる粘着剤層に使用される粘
着剤としては、天然ゴム系、合成ゴム系、アクリル系、
シリコン系などの各種粘着剤が使用できるが、通常は天
然ゴム系、アクリル系粘着剤が用いられる。粘着剤層の
厚さは、10μ〜200μである。10μ未満では十分
な粘着力は得られないし、200μを越えると焼きばめ
処理により粘着剤の流動性が増し、バンドにスリップ現
象が発生し好ましくない。
【0013】前記本発明のブラウン管防爆用粘着テープ
において、基材及び/又は粘着剤層に含有せしめる吸熱
性物質としては、防爆処理工程における処理温度条件で
ある約400〜600℃の温度下で吸熱的に分解して周
囲の熱を奪い、基材の溶融及び粘着剤の流動を抑え、連
続した緩衝材層を形成し、バンドがブラウン管に直接接
触することを防ぐために使用される。例えば、水酸化ア
ルミニウム〔Al(OH)、Mg(OH)〕、水酸
化カルシウム〔Ca(OH)〕、水和アルミナ〔Al
・HO〕、ドーソナイト〔Na・Al・(O
H)・HCO、ハイドロタルサイト〔MgAl
(OH)16CO・4HO〕、アルミン酸化カル
シウム〔3CaO・Al・6HO〕、2水和せ
っこう〔CaSO・2HO〕、ほう酸亜鉛〔ZnO
・B・3.5HO〕、メタほう酸バリウム〔B
aO・B・HO〕、ほう砂〔NaO・2B
・10HO〕、カオリンクレー〔Al・S
iO・2HO〕などから選ばれた少なくとも一種が
使用できる。
【0014】吸熱性物質の添加量は、テープ全体の重量
に対して10〜80重量%の範囲で適宜設定できる。吸
熱性物質をテープ基材に添加する場合は、粘着テープに
要求される引っ張り強度、たとえば高速でブラウン管周
囲にテープを巻き付けるために必要な引っ張り強度を損
なうことがない添加量でなければならない。基材に吸熱
性物質を添加すれば、焼きばめ処理の際、加熱バンドが
直接基材に接するため、直ちに温度低下させる効果が得
られる。
【0015】また、ポリエチレンテレフタレートフィル
ムのように基材に吸熱性物質を直接添加することが困難
な場合には粘着剤層に添加することによって同様の効果
を得ることができる。粘着剤層に添加する場合には、ブ
ラウン管への巻き付け固定に必要な粘着力を損なうこと
がない量でなければならない。通常、粘着剤層に添加す
る場合は、粘着剤層を2層に分けて、基材と接する層に
吸熱性物質を含有せしめ、その上に粘着剤層を別に設け
ることが好ましい。このように粘着剤層を2層構造とす
ることにより、テープの粘着力を低下せしめることな
く、粘着剤層に吸熱性物質を添加することができ、効率
的にテープ基材の溶融防止機能を発揮させることができ
る。
【0016】吸熱性物質は、通常粉体としてテープ基材
や粘着剤層に添加される。吸熱性物質の粉体の粒子径に
特に制限はないが、基材や粘着剤層の厚さに応じて通常
0.5μ〜100μの範囲で適宜選択される。
【0017】
【実施例】以下、実施例に従って本発明のブラウン管
爆用粘着テープを詳細に説明するが、本発明はこれらの
実施例に説明したものに限定されるものではない。
【0018】実施例1 アクリル系粘着剤(アクリル酸ブチル46部、アクリル
酸2エチルヘキシル42部、酢酸ビニル7部、アクリル
酸5部、重量平均分子量60万)が20重量%で水酸化
アルミニウム(昭和電工製、ハイジライトH−10)が
80重量%からなる吸熱層を厚さ100μとなるよう、
厚さ125μのポリエチレンテレフタレートフィルム
(東レ製、ルミラーS−10,以下PETフィルムと呼
ぶ)の片面に塗布し、さらにその下層に厚さ40μのア
クリル系粘着層(前記アクリル系粘着剤と同一)を形成
し、全体の厚さが0.265mmとしたブラウン管防爆
粘着テープを作製した(図−1参照)。
【0019】比較例1 厚さ125μのPETフィルム(実施例1と同一)の片
面に、アクリル系粘着剤層(実施例1の下層と同一)を
厚さ40μとなるように塗布し、全体の厚さを0.16
5mmとしたテープを作製した(図−2参照)。
【0020】実施例2 水酸化マグネシウム(協和化学工業製、キスマ5B)を
ポリエチレン樹脂(住友化学工業製、エクセレンVL1
00)に50重量%配合し、厚さ100μとしたポリエ
チレンフィルムの片面にコロナ放電処理を行い、その面
に対して50μの合成ゴム系粘着剤層(スチレンブタジ
エンゴム100部、天然ゴム100部、C系石油樹脂
50部、C系石油樹脂40部)を形成し、全体の厚さ
を0.150mmとしたブラウン管防爆用粘着テープを
作製した(図−3参照)。
【0021】比較例2 厚さ100μのポリエチレンフィルム(住友化学工業
製、スミカセンF208)の片面に実施例2と同一の厚
さ40μの合成ゴム系粘着剤層(実施例2と同一)を形
成し、全体の厚さを0.150mmとしたブラウン管防
爆用粘着テープを作製した(図−4参照)。
【0022】実施例3 水酸化マグネシウム(実施例2と同一)を50重量%配
合したポリエチレン樹脂(実施例2と同一)で、厚さ2
5μのPETフィルム(東レ製、ルミラーS−10)上
に厚さ60μのポリエチレンラミネート層を形成し、P
ETフィルム面に厚さ40μのアクリル系粘着剤層(実
施例1の下層の粘着剤層と同一)を形成し、全体の厚さ
を0.125mmとしたブラウン管防爆用粘着テープを
作製した(図−5参照)。
【0023】比較例3 厚さ25μのPETフィルム(実施例2と同一)上に厚
さ60μのポリエチレン樹脂(実施例3と同一)ラミネ
ート層を形成し、PETフィルム面に厚さ40μのアク
リル系粘着剤層(実施例3と同一)を形成し、全体の厚
さを0.125mmとしたブラウン管防爆用粘着テープ
を作製した(図−6参照)。
【0024】実施例4 厚さ約200μの再生繊維織布上に、水酸化マグネシウ
ム(実施例2と同一)を40重量%配合したポリエチレ
ン樹脂(実施例3と同一)をラミネートし、厚さを24
0μとした基材(ラミネート層自体の厚さは60μであ
るが、織布にくい込みがあるため、くい込んでいないラ
ミネート層は40μで、厚さは240μとなる)の織布
面に厚さ70μの天然ゴム系粘着剤層(天然ゴム100
部、炭酸カルシウム150部、C系石油樹脂100
部、軟化剤25部、老化防止剤2部、加硫剤2部)を形
成し、全体の厚さを0.310mmとしたブラウン管
爆用粘着テープを作製した(図−7参照)。
【0025】比較例4 厚さ約200μの天然繊維交織布(実施例4と同一)上
に、ポリエチレン樹脂(実施例4と同一)をラミネート
し、厚さを240μとした基材の織布面に厚さ70μの
天然ゴム系粘着剤層(実施例4と同一)を形成し、全体
を0.310mmとしたブラウン管防爆用粘着テープを
作製した(図−8参照)。
【0026】実施例5 厚さ約200μの再生繊維織布上に水酸化マグネシウム
(実施例4と同一)を40重量%配合したポリエチレン
樹脂(実施例4と同一)をラミネートし、厚さを240
μとした基材(実施例4と同一)の織布面に厚さ70μ
の水酸化マグネシウムを55重量%配合した天然ゴム系
粘着剤(天然ゴム100部、水酸化マグネシウム(実施
例4と同一)150部、C系石油樹脂100部、C
系石油樹脂100部、軟化剤25部、老化防止剤2部、
加硫剤2部)を形成し、全体の厚さを0.310mmと
したブラウン管防爆用粘着テープを作成した(図−9参
照)。
【0027】比較例5 比較例4と同じ(図−8参照)。
【0028】〔吸熱性テスト〕 耐熱ガラス板(サイズ:3mm×50mm×70mm)
と試料テープ(サイズ:20mm×70mm)の間に熱
電対(アロメル・クロメル、直径0.02mm)をセッ
トし、防爆処理を想定して、550℃に加熱した鉄板
(サイズ:1mm×15mm×100mm)をテープの
上に乗せ、直ぐに1kg/cmの条件で加圧し、常温
まで放冷する。温度記録計には、加熱されてから常温ま
での5秒毎の温度が記録される。上記の評価方法で、比
較例1と実施例1の温度変化を測定した結果を図−10
に示す。
【0029】〔防爆処理後のテープの状態〕 実施例1〜5と比較例1〜5のそれぞれ54mm幅のテ
ープを29インチブラウン管の外周に1周巻き付けた
後、テープ上にブラウン管外周長の96%の内周長であ
る53mm幅の鋼製の締め付けバンドを約450℃に加
熱してはめ込み、急速に冷却して締め付けたものを試験
体とした。実施例1〜5と比較例1〜5の吸熱テストで
の最高温度、及び試験体からバンドを取り除いたときの
テープの状態を表−1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】注)表−1の防爆処理後のテープの状態の
評価は、防爆処理後に連続層を形成したものを良好、防
爆処理後に溶融して流出し、バンドに直接接触した部分
が1ヵ所でもあるものは不良とした。長辺、コーナー、
短辺の数値は、各部分での不良数を、不良数の数値は全
体の不良数を示す。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明のブラウ
ン管防爆用粘着テープはテープが吸熱性物質を含んでい
る層を有することにより、防爆処理時の高温状態におい
てテープ中の吸熱性物質がテープ中で吸熱的に分解して
テープの温度が上昇することを防ぐ働きをし、バンドの
熱でテープ基材が溶融してバンドとブラウン管面の間か
ら流失することを効果的に防ぐことができ、不良品を発
生させることがないブラウン管の防爆処理を可能とする
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のブラウン管防爆用粘着テー
の積層構造を示す図。
【図2】本発明の比較例1のブラウン管防爆用粘着テー
の積層構造を示す図。
【図3】本発明の実施例2のブラウン管防爆用粘着テー
の積層構造を示す図。
【図4】本発明の比較例2のブラウン管防爆用粘着テー
の積層構造を示す図。
【図5】本発明の実施例3のブラウン管防爆用粘着テー
の積層構造を示す図。
【図6】本発明の比較例3のブラウン管防爆用粘着テー
の積層構造を示す図。
【図7】本発明の実施例4のブラウン管防爆用粘着テー
の積層構造を示す図。
【図8】本発明の比較例4のブラウン管防爆用粘着テー
の積層構造を示す図。
【図9】本発明の実施例4のブラウン管防爆用粘着テー
の積層構造を示す図。
【図10】吸熱性テストの時間経過における温度変化を
示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−194915(JP,A) 特開 平4−363376(JP,A) 特開 昭58−100343(JP,A) 特開 昭60−215088(JP,A) 特公 昭63−24291(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/87 C09J 7/00 - 7/04

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂フィルム又はシートの単体
    もしくは複層からなる基材及び/又は粘着剤層に吸熱性
    物質を含有せしめたことを特徴とするやきばめ方式によ
    ブラウン管防爆用粘着テープ。
  2. 【請求項2】 吸熱性物質は、防爆処理温度条件下に吸
    熱変化する物質からなることを特徴とする請求項1記載
    やきばめ方式によるブラウン管防爆用粘着テープ。
  3. 【請求項3】 吸熱性物質は、水和物及び/又は水酸化
    物であることを特徴とする請求項1又は2に記載のやき
    ばめ方式によるブラウン管防爆用粘着テープ。
  4. 【請求項4】 吸熱性物質は、金属化合物の水和物及び
    /又は水酸化物であることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載のやきばめ方式によるブラウン管防
    爆用粘着テープ。
  5. 【請求項5】 吸熱性物質は、A1(OH)3 、Mg
    (OH)2 、Ca(OH)2 、A12 3 ・H2 O、N
    a・A1・O(OH)・HCO3 、Mg6 A12 (O
    H)16CO3 ・4H2 O、3CaO・A12 3 ・6H
    2 O、CaSO4・2H2 O、ZnO・2B2 3
    3.5H2 、A2 3 ・SiO2 ・2H2 Oから選
    ばれた少なくとも一種であることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1項に記載のやきばめ方式によるブラウ
    ン管防爆用粘着テープ。
  6. 【請求項6】 前記基材は、ポリエチレンテレフタレー
    ト、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、超低密
    度ポリエチレン、エチレン/メチルアクリレート共重合
    体、エチレン/エチルアクリレート共重合体、エチレン
    /酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレンから選ばれた熱
    可塑性樹脂フィルム又はシートの単体もしくはそれらの
    複層体からなることを特徴とする請求項1〜請求項5の
    いずれか1項に記載のやきばめ方式によるブラウン管防
    爆用粘着テープ。
  7. 【請求項7】 前記粘着剤層は、アリル系粘着剤、天
    然ゴム系粘着剤及び合成ゴム系粘着剤から選ばれた少な
    くとも1種からなることを特徴とする請求項1〜請求項
    5のいずれか1項に記載のやきばめ方式によるブラウン
    管防爆用粘着テープ。
  8. 【請求項8】 前記吸熱性物質を、基材中に含有するこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記
    載のやきばめ方式によるブラウン管防爆用粘着テープ。
  9. 【請求項9】 前記吸熱性物質を、粘着剤中に含有する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に
    記載のやきばめ方式によるブラウン管防爆用粘着テー
    プ。
  10. 【請求項10】 前記吸熱性物質を、基材及び粘着剤の
    双方中に含有することを特徴とする請求項1〜請求項7
    のいずれか1項に記載のやきばめ方式によるブラウン管
    防爆用粘着テープ。
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