JPH1017216A - 粘着テープ用プラスチックコアおよびそれを用いた粘着テープ積層体 - Google Patents

粘着テープ用プラスチックコアおよびそれを用いた粘着テープ積層体

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JPH1017216A
JPH1017216A JP8170242A JP17024296A JPH1017216A JP H1017216 A JPH1017216 A JP H1017216A JP 8170242 A JP8170242 A JP 8170242A JP 17024296 A JP17024296 A JP 17024296A JP H1017216 A JPH1017216 A JP H1017216A
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JP
Japan
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adhesive tape
core
plastic
polyolefin
pressure
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Application number
JP8170242A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Izumo
仁 出雲
Tokuhito Shibahara
徳人 柴原
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール状粘着テープを、自動機を用いて被着
体に貼着する場合でも、ロールの最内周の粘着テープの
剥離強度を比較的低く保ち、粘着テープが不要に引き伸
ばされて被着体に貼着されることを防止し、かつ粘着テ
ープを巻回した状態での、長期または高温保存における
耐変形性を改善した、粘着テープ用プラスチックコアを
提供する。 【解決手段】 その外表面に粘着テープを巻回して粘着
テープの積層体を形成するために用いられる、プラスチ
ックからなる中空円筒体のコアとして、下記特性D1お
よびM1を有するポリオレフィンを含むプラスチックを
用いる。 特性D1(密度):0.88〜0.94g/cm3 特性M1(曲げ弾性率):600〜10,000kg/
cm2

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粘着テープ用プラス
チックコアおよびそれを用いた粘着テープ積層体に関す
る。さらに詳しくは、自動機による各種部品への粘着テ
ープの貼付に好適に用いられる粘着テープ用プラスチッ
クコアおよびそれを用いた粘着テープ積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着テープの巻取りコアとして
は、紙をスパイラル状に積層した紙管形状のものが用い
られてきた。しかし、紙管に接して巻かれた最内一周分
は、巻きほぐした際に紙粉が粘着表面に付着するため使
用できなかった。この一周分を使用することでコスト上
の改善が可能になり、同時に機能面においてもスムーズ
にテープが巻きほぐせることでテープ使用時、特に自動
機での作業性を大幅に改善することができる。なぜなら
ば、スムーズにテープが巻きほぐせないためにテープは
伸ばされて貼られ、後にそれらは収縮応力として被着体
そのものを変形させるからである。その為、上記の課題
を解決する粘着テープ用コアが強く望まれてきた。
【0003】このような要望に対応するために、いろい
ろなタイプの剥離機能が、これら紙管の巻き取り表面に
試みられてきた。たとえば、シリコーン等の剥離剤が塗
布された紙を積層紙の最外周に用いたコアが利用された
が、剥離性は改善できるものの、剥離剤の粘着面への移
行のためにテープ接着性能が著しく低下する問題があっ
た。また、紙管表面に直接または接着剤を介してポリエ
チレン等のプラスチックフィルムを貼るといった方法も
実践されたが、フィルムと紙との接着性が不十分なこと
から、テープ使用時に、フィルムの突き合わせ部から剥
れる欠点があった。また、プラスチック製コアに関して
アクリル製コアなど数種の合成樹脂に関して実用例があ
るほか、下記のような種々のプラスチックコアや粘着テ
ープが提案されている。
【0004】I.ポリエチレン等のポリオレフィンを用
いた粘着テープ用プラスチックコア (1)薄膜状発熱層と、発泡倍率5〜10倍程度の低密
度ポリエチレン発泡体とからなり、芯体の内部に配置さ
れる厚膜層を含んでなる芯体(コア)、およびそのコア
の表層に粘着テープを巻回してなる粘着テープ巻重体
(特開平5−156218号公報) (2)一層以上のガスバリヤー性フィルム層を含み、そ
の層の中に二軸延伸ポリエチレンフィルムの層を含む七
層以上のフィルム積層物を形成し、その積層物を熱融着
により円筒体に成形してなる、積層フィルム製巻芯(特
開平6−206669号公報) (3)超高分子量ポリエチレン(一般に、密度が0.9
4〜0.95g/cm3)と、それより低分子量のポリ
エチレンとを含有し、両者の合計量に対して超高分子量
ポリエチレンが15〜40重量%の範囲で含有されるポ
リオレフィン組成物から射出成形により形成された、ビ
デオテープ用途等のテープリール(特開平1−1459
87号公報)
【0005】II.超低密度ポリエチレンを含む剥離層を
有する粘着テープ (4)粘着剤層に相接する剥離層が厚み1μm以上で
あって、ASTM D747の曲げ剛性率が1,000
kg/cm2 以下、その表面のぬれ特性がJIS K
6768のぬれ指数で34dyn /cm以下、融解温度が
80℃を超え、密度が0.910g/cc以下の超低密度
ポリエチレンを主成分とするものからなり、かつ粘着
剤層がアクリル系粘着剤を主成分とするものからなる粘
着テープ(実開昭63−85642号)
【0006】しかし、(1)のコアは、粘着テープの剥
離性の改善を意図したものではなく、コアの変形を防ぐ
ための機械的強度をコアに付与するための機能もない。
また、(2)の巻芯は、その粘着テープを巻回した状態
での長期保存(または高温保存)における、耐変形性を
向上させるための機械的強度をコアに付与するには、比
較的不利な製法であり、また、このような複数層のフィ
ルムの積層による成形は製造に比較的手間がかかる。ま
た、(3)のテープリールは、用いる超高分子量ポリエ
チレン(一般に、密度が0.94〜0.95g/cm
3 )をリールの表層部に含むので、粘着テープ用のコア
に用いる場合は、剥離性の改善には比較的不利である。
さらに、(4)の粘着テープは、このような粘着テープ
等を、通常のプラスチックコアの表面に貼り付けるだけ
では、コア全体の機械的強度の向上によるコアの変形を
防ぐことはできず、また、プラスチックコアの材質によ
っては、コア表面に貼り付けられた粘着テープの突き合
わせ部分からの剥れが生じやすい。従って、前記(1)
〜(4)のいずれもが以下の点で必ずしも満足し得るも
のではなかった。 ロールの最内周の粘着テープの剥離強度を比較的低く
保ち、粘着テープが不要に引き伸ばされて被着体に貼着
されることを防止すること。 粘着テープを巻回した状態での、長期または高温保存
における耐変形性の改善をすること。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さらに、具体的に説明
すると、通常、ロール状粘着テープ(粘着テープ積層
体)は、紙コアやプラスチックコアに、粘着テープをロ
ール状に何重にも巻回して形成されている。従ってロー
ル状粘着テープを巻きほぐす(アンワインドする)際
に、何重にも重なった粘着テープの剥離が容易に行える
ように、粘着剤層に相接するテープ背面には剥離層が設
けられている(たとえば、前記実開昭63−85642
号)。また、粘着テープが両面粘着テープの場合は、重
なった二層の両面粘着テープの間に、剥離層を有する剥
離紙(ライナー)が配設されている。しかしながら、ロ
ールの最内周の粘着テープの粘着剤層は、片面、両面粘
着テープともに、コアの表層部と接している。すなわ
ち、ロール最内周の粘着テープのアンワインド操作で
は、粘着テープをコア表層部から剥離する必要がある。
たとえば、手動のアンワインド操作では、粘着テープを
コア表層部から剥離する力(剥離強度)がたとえ大きく
ても、剥離するための引っ張り力や引っ張り速度に加減
を加えることで、粘着テープに不要な張力が加わらない
ようにすることができる。しかしながら、自動貼着装置
(自動機)の場合、常に一定の張力(テンション)で、
巻回されたロール状粘着テープをアンワインドするの
で、このような手加減をすることができない。すなわ
ち、粘着テープが、延伸性の比較的大きな、たとえばフ
ォーム基材を含む場合、ロールの最内周部分の粘着テー
プを剥離する際に粘着テープに不要な張力が加わると、
テープが引き伸ばされた状態で被着体に貼着される。こ
のようにして引き伸ばされた状態で貼着されたテープ
は、貼着後、被着体に反り等の変形を引き起こし、悪く
すると自然剥離を発生させる。従って、通常、自動機を
用いた貼着作業では、最内の一周部分の粘着テープを使
用することができなかった。また、延伸フィルムの積層
体を含むコア(たとえば、前記特開平6−206669
号公報)では、粘着テープを巻回した状態での長期保存
(または高温保存)における、耐変形性が十分ではなか
った。
【0008】本発明は上述の問題に鑑みなされたもので
あり、ロール状粘着テープを、自動機を用いて被着体に
貼着する場合でも、ロールの最内周の粘着テープの剥離
強度を比較的低く保ち、粘着テープが不要に引き伸ばさ
れて被着体に貼着されることを防止し、かつ粘着テープ
を巻回した状態での、長期または高温保存における耐変
形性を改善した、粘着テープ用プラスチックコアを提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、その外表面に粘着テープを巻回し
て粘着テープの積層体を形成するために用いられる、プ
ラスチックからなる中空円筒体のコアにおいて、このプ
ラスチックが、D1(密度):0.88〜0.94g/
cm3 およびM1(曲げ弾性率):600〜10,00
0kg/cm2 の特性を有するポリオレフィンを含むも
のであることを特徴とする粘着テープ用プラスチックコ
アが提供される。
【0010】また、その外表面に粘着テープを巻回して
粘着テープの積層体を形成するために用いられる、プラ
スチックからなる中空円筒体のコアにおいて、この中空
円筒体が、少なくとも、粘着テープが直接接触して巻回
される外表面を含む表層部と、内表面を含む内芯部とを
有する多層構造からなり、その表層部のプラスチックが
D2(密度):0.85〜0.93g/cm3 およびM
2(曲げ弾性率):500〜5,000kg/cm2
特性を有する第一のポリオレフィンを含むものであると
ともに、その内芯部のプラスチックがD3(密度):
0.90〜0.96g/cm3 およびM3(曲げ弾性
率):1,000〜20,000kg/cm2 の特性を
有する第二のポリオレフィンを含むものであることを特
徴とする粘着テープ用プラスチックコアが提供される。
【0011】また、その好ましい態様として、前記粘着
テープが、主成分としてアクリル系の粘着剤を用いたア
クリル系粘着テープであることを特徴とする粘着テープ
用プラスチックコアが提供される。
【0012】さらに、前記粘着テープ用プラスチックコ
アの外表面上に、粘着テープを巻回積層してなることを
特徴とする粘着テープ積層体が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
的に説明する。 I.粘着テープ用プラスチックコア 本発明の粘着テープ用プラスチックコアは、いわゆる一
体型と複合型の二種類のものを含む。
【0014】1.一体型コア 一体型コアとは、後述する多層構造の複合型コアとは異
なり、層構造を有しないコアを意味する。 (1)形状 形状については得に制限はなく、その外表面に粘着テー
プを巻回して粘着テープの積層体を形成することがで
き、かつアンワインダー(巻きほぐし機)のシャフトを
挿入し得るものであれば特に制限はないが、たとえば中
空円筒体を好適例として挙げることができる。
【0015】(2)材質(プラスチックの種類) 本発明の一体型コアは、下記特性D1およびM1を有す
るポリオレフィンからなることを特徴とする。このよう
なポリオレフィンとしては特に制限はないが、たとえ
ば、ポリエチレンホモポリマー、ポリプロピレンホモポ
リマー、エチレン系共重合体、およびプロピレン系共重
合体からなる群から選ばれる一種以上のポリオレフィン
を挙げることができる。このポリオレフィンは、単体、
または混合物のいずれであってもよい。ここで、エチレ
ン系共重合体とは、エチレンと、炭素数3以上のα−オ
レフィンとを重合成分とする共重合体を意味する。ま
た、プロピレン系共重合体とは、プロピレンと、炭素数
4以上のα−オレフィンとを重合成分とする共重合体を
意味する。
【0016】特性D1(密度) 一体型コアに用いられるポリオレフィンの特性D1(密
度)は、0.88〜0.94g/cm3 であり、0.8
9〜0.93g/cm3 が好ましい。ポリオレフィンの
密度が0.94g/cm3 を超えると、粘着テープに対
して高い剥離強度を与え、アンワインド強度の低減が困
難であり、反対に、密度が0.88g/cm3 未満であ
ると、相対的に低分子量成分が多くなり、アンワインダ
ーのシャフトとの適切な滑り性が得られず、アンワイン
ドテンションの調整が困難になる。また、耐摩耗性が低
下し、表面にキズが付きやすくなる。ここで、密度は、
JIS K 7112に準拠した試験方法により測定し
た。
【0017】特性M1(曲げ弾性率) 一体型コアに用いられるポリオレフィンの特性M1(曲
げ弾性率)は、600〜10,000kg/cm2 であ
り、1,000〜9,000kg/cm2 が好ましい。
600kg/cm2 未満であると、粘着テープを巻回し
た(コアの周りにテープをロール状に巻きつけた)時、
または、その状態で保存した時に、コアの潰れや変形が
生じて使用できなくなる場合がある。10,000kg
/cm2 を超えると、コアの耐変形性には優れるもの
の、粘着テープに対して、たとえば、80g/mmを超
えるような高い剥離強度を与え、アンワインド強度の低
減が困難となる。本発明における曲げ弾性率は、JIS
K 7203に準拠した試験方法により測定した。
【0018】このような密度と曲げ弾性率とを有するポ
リオレフィンの好適例としては、0.91〜0.93g
/cm3 の密度と、1,000〜4,000kg/cm
2 の曲げ弾性率とを有する中程度の密度のポリエチレン
またはエチレン系共重合体を含んでなるものを挙げるこ
とができる。また、他の好適例としては、0.89〜
0.92g/cm3 の密度と、1,000〜10,00
0kg/cm2 の曲げ弾性率とを有するポリプロピレン
またはプロピレン系共重合体を含んでなるものを挙げる
ことができる。また、他の好適例としては、ポリプロピ
レンと超低密度ポリエチレンとの混合物(PP/VLD
PE)を挙げることができる。ポリプロピレンは、機械
的強度にすぐれ、超低密度ポリエチレンとの相溶性が比
較的良好である。ポリプロピレンと超低密度ポリエチレ
ンとの混合物からなるポリオレフィンを用いることは、
アンワインド強度を効果的に小さくし、かつコアの耐変
形性を効果的に向上させる。この場合、ポリプロピレン
(PP)と、超低密度ポリエチレン(VLDPE)との
混合重量比(PP:VLDPE)は、通常、5:95〜
95:5の範囲が好ましく、特に好ましくは、30:7
0〜80:20の範囲である。
【0019】(3)製造方法 本発明の一体型コアの製造方法としては、特に制限はな
いが、たとえば、溶融された樹脂を用いて、射出成形、
圧縮成形、トランスファ成形等の一体成形法により成形
することを挙げることができる。中でも、射出成形は、
コアの耐変形性を向上させるための機械的強度を一体型
コアに付与するのに有利である。この一体型コアの場
合、その内部に界面が存在しないので、コアの強度を高
めることができる。なお、本発明の一体型コアに巻回さ
れる粘着テープとしては、特に制限はないが、たとえ
ば、主成分としてアクリル系の粘着剤を用いたアクリル
系粘着テープに対して最もよくその性能を発揮する。こ
の点については、後述する複合型コアの場合も同様であ
る。
【0020】2.複合型コア 複合型コアとは、粘着テープが直接接触して巻回される
外表面を含む表層部と、内表面を含む内芯部とを有する
多層構造からなるコアを意味する。この場合、内芯部の
内表面とは、アンワインダー等のシャフトの表面と接す
る部分を意味する。 (1)形状 外形形状については、一体型コアと同様に、たとえば、
好適例として中空円筒体を挙げることができる。このよ
うに外形形状は、一体型コアと特に変わるところはない
が、異種のポリオレフィンの多層構造となっているとこ
ろが異なる。
【0021】(2)多層構造 本発明の複合型コアは、前記表層部が、下記特性D2お
よびM2を有する第一のポリオレフィンを含むものから
なるとともに、前記内芯部が、下記特性D3およびM3
を有する第二のポリオレフィンを含むものからなる多層
構造を有している。表層部および内芯部の両方にポリオ
レフィンを用いるのは、表層部と内芯部との界面接着力
を容易に高めることができるからである。界面接着性を
良好にするには、両者のポリオレフィンの密度の差を
0.1以下にするのが好ましい。また、表層部と内芯部
との間に、ポリオレフィンを含有する接着層を設けても
よい。また、内芯部自体を多層構造としてもよい。な
お、複合型コアに用いられるポリオレフィンの種類も、
前記一体型の場合と同様のものを用いることができる。
【0022】表層部 表層部は第一のポリオレフィンを含むものからなる。そ
の特性D2(密度)は、0.85〜0.93g/cm3
であり、0.88〜0.92g/cm3 が好ましい。
0.93g/cm3 を超えると、粘着テープに対して高
い剥離強度を与えやすく、アンワインド強度の低減が困
難であり、反対に、0.85g/cm3 未満であると、
耐摩耗性が低下し、表面にキズが付きやすくなる。複合
型コアの場合、表層部は、比較的高硬度かつ高強度のポ
リオレフィンを含む内芯部の表面に設けられるので、上
記一体型の場合よりも低い密度のポリオレフィンが使用
可能である。第一のポリオレフィンの特性M2(曲げ弾
性率)は、500〜5,000kg/cm2 であり、5
50〜4,000kg/cm2 が好ましい。5,000
kg/cm2 を超えると、相対的に結晶性が高くなり、
アクリル系粘着テープに対するアンワインド強度の低減
が困難になりやすい。反対に、500kg/cm2 未満
であると、相対的に表面硬度が低下し、コアの表面にキ
ズが付きやすくなる。なお、表層部の厚さとしては、通
常1〜2,000μmが好ましい。
【0023】内芯部 内芯部は、第二のポリオレフィンを含むものからなる。
その特性D3(密度)は、0.90〜0,96g/cm
3 であり、0.91〜0.95g/cm3 が好ましい。
0.90g/cm3 未満であると、相対的に低分子量成
分が多くなり、アンワインダーのシャフトとの適切な滑
り性が低下しやすく、反対に0.96g/cm3 を超え
ると、耐衝撃性が低下し、コアの耐久性が低下する傾向
がある。第二のポリオレフィンの特性M3(曲げ弾性
率)は、1,000〜20,000kg/cm2 であ
り、5,000〜18,000kg/cm2 が好まし
い。1,000kg/cm2 未満であると、粘着テープ
を巻回した時、またはその状態で保存した時のコアの潰
れや変形を防止する効果が低減する。また、粘着テープ
のスリット工程あるいは使用時などに、コアを装着する
シャフトとの適切な滑りが得られず、アンワインドテン
ションの調整が難しくなる傾向がある。反対に、20,
000kg/cm2 を超えると、耐衝撃性が低下する傾
向があり、コア自体の耐久性が低下するおそれがある。
なお、第二のポリオレフィンの曲げ弾性率(M3)は、
第一のポリオレフィンのそれ(M2)より大きくするこ
とが好ましい。このようにすることにより、剥離性と耐
変形性の両立が容易となる。また、第二のポリオレフィ
ンの曲げ弾性率(M3)が、第一のポリオレフィンのそ
れ(M2)と同じか、またはそれより小さい場合でも、
内芯部の樹脂に、第二のポリオレフィンと、後述する充
填剤や、オレフィン以外のポリマーを含有させて内芯部
の強度を高め、本発明の効果を達成することもできる。
このような内芯部の樹脂への充填剤等の添加は、たとえ
ば、内芯部に比較的低弾性率のポリオレフィンを用いて
コアの耐衝撃性を高めながら、コアの耐変形性を高める
のに有用である。
【0024】好適例 複合型コアの好適例としては、第二のポリオレフィンと
して、0.93〜0.95g/cm3 の密度と、2,0
00〜15,000kg/cm2 の曲げ弾性率とを有す
る高密度ポリエチレンを含むものを挙げることができ
る。このような場合、表層部に、比較的密度が低く、か
つ曲げ弾性率も比較的低い、超低密度ポリエチレン(密
度が0.85〜0.91g/cm3 、曲げ弾性率が50
0〜1,000kg/cm2 )を用いることができる。
すなわち、この例では、コアの耐変形性およびコア自体
の耐久性を効果的に向上させながら、かつ、超低密度ポ
リエチレンを含んでなる表層部が、ロール最内周の粘着
テープのアンワインド強度を効果的に低くし(たとえば
約20〜30g/6mm)、アンワインド性を良好にす
ることが容易となる。
【0025】(3)製造方法 本発明の複合型コアの製造方法としては特に制限はない
が、たとえば、まず、内芯部を、その内部に界面が存在
しないように前記一体型と同様に成形する。このような
内芯部の一体構造は、コア全体の強度を高めるのに有利
であるが多層構造としてもよい。内芯部の厚さは、通常
0.5〜20mmの範囲とすることが好ましい。次に、
このようにして形成した内芯部の外周表面に、表層部と
なる層を複合化して、複合型コアを形成する。この表層
部は、二色成形法、押出成形法、塗布法、フィルムラミ
ネート法等の方法により形成することができる。たとえ
ば、上記樹脂から押出成形により層状に成形し、内芯部
の外周面上に溶融コートして複合型コアを形成する。あ
るいは、射出成形用の金型に成形済みの内芯部を配置
し、内芯部の外周表面に接触するように溶融した表層部
樹脂を注入して固体化させる、二色成形法を用いること
ができる。この場合の表層部の厚さは、通常1〜2,0
00μmの範囲とすることが好ましい。
【0026】3.硬度 一体型、複合型を問わず、テープの安定した高い初期接
着強度を得る上で、プラスチックコアの表面状態は重要
な役割を果たしている。事実、コア表面のキズに由来す
るフィルムの粗さが、粘着テープの粘着面にリプリント
(転写)すると、粘着テープの初期接着強度が低下する
ことが知られている。このような理由から、JIS K
7215(Dスケール)に準拠する試験方法により測
定された、複合型の場合その表層部に(一体型の場合は
コア全体に)用いられるポリオレフィンの硬度(表面硬
度)は、25〜70が好ましい。この硬度が25未満で
は、コアの表面にキズが付きやすい。また、一体型コア
の場合は、硬度25未満では、粘着テープのスリット工
程あるいは使用時などに、コアを装着するシャフトとの
適切な滑りが得られず、アンワインドテンションの調整
が難しくなる傾向がある。反対に、硬度が70を超える
ポリオレフィンは、耐キズ性において有利である反面、
相対的に脆いことから耐衝撃性に乏しく、プラスチック
コアとしての耐久性が低下する傾向がある。このような
観点から、一体型コアの場合、30〜65がより好まし
い。また、一体型コアの場合、耐キズ性、耐久性に加え
て、アンワインドテンションの調整を容易にする観点か
ら、40〜60がさらに好ましい。一方、比較的硬い内
芯部を有する複合型コアの場合は、表層部のポリオレフ
ィンの硬度は、28〜50が好ましい。
【0027】4.ポリマー混合体(ブレンド) 一体型、複合型を問わず、本発明のプラスチックコアを
形成する樹脂としては、ポリオレフィンだけからなるも
のに加えて、ポリオレフィンと、ポリオレフィン以外の
ポリマーとの混合体(ブレンド)をも用いることができ
る。たとえば、一体型コア、または複合型コアの表層部
を形成する樹脂として、超低密度ポリエチレンまたはポ
リプロピレンと、エチレン−アルキル(メタ)アクリレ
ート共重合体とのブレンドを用いた場合、表層部樹脂の
密度および表面硬度を高め、耐摩耗性、耐キズ性を向上
させながら、良好な剥離性を実現することができる。こ
の場合、ポリエチレンとして、密度が0.88〜0.9
0g/cm3の超低密度ポリエチレンを使用すると、ア
ンワインド強度を効果的に小さくすることができるので
好ましい。この場合、超低密度ポリエチレン(VLDP
E)と、エチレン−アルキル(メタ)アクリレート共重
合体(EA)とのブレンド重量比(VLDPE:EA)
は、通常99:1〜70:30の範囲とすることが好ま
しい。
【0028】また、一体型コア、または複合型コアの表
層部を形成する樹脂として、ポリエチレンまたはポリプ
ロピレンと、エチレン−プロピレンゴム共重合体(エラ
ストマー)とのブレンドを用いた場合、表層部の耐摩耗
性、耐キズ性を向上させながら、表層部樹脂の曲げ弾性
率を効果的に低下させて良好な剥離性を実現することが
できる。この場合、ポリエチレンとして、密度が0.9
1〜0.93g/cm3 の低密度ポリエチレンを使用す
ることは、表層部の耐摩耗性、耐キズ性をいっそう向上
させるので好ましい。低密度ポリエチレン(LDPE)
と、エチレン−プロピレンゴム共重合体(EP)とのブ
レンド重量比(LDPE:EP)は、通常99:1〜7
0:30の範囲とすることが好ましい。さらに、本発明
の効果を損なわない限り、上記以外のポリオレフィン以
外のポリマー(エラストマーを含む)をブレンドするこ
ともできる。
【0029】5.添加剤 一体型、複合型を問わず、本発明のプラスチックコアを
形成する樹脂に、フィラー、顔料、染料等の添加剤を含
有させることができる。たとえば、一体型コア、または
複合型コアの表層部を形成する樹脂に、タルク、ガラス
ビーズ、中空ガラスビーズ、炭酸マグネシウム、シリカ
粒子、酸化アルミナ、炭酸マグネシウム、マイカ、アル
ミノシリケート、リン酸カルシウム、ゼオライトの他、
チタン、錫、マグネシウム、亜鉛等の酸化物等の無機充
填剤を樹脂100重量に対して、0.1〜100重量
部、好ましくは1〜60重量部、さらに好ましくは5〜
30重量部含有させた場合、樹脂の曲げ弾性率および表
面硬度を高め、耐摩耗性、耐キズ性を向上させながら、
良好な剥離性を実現することができる。この場合、ポリ
エチレンとして、密度が0.91g/cm3 〜0.93
g/cm3 の低密度ポリエチレンまたは、密度が0.8
9g/cm3 〜0.92g/cm3 の超低密度ポリエチ
レンを使用し、一体型コアを形成することは、アンワイ
ンド強度を効果的に小さくしつつ、コアの耐変形性を容
易に高めることができるので好ましい。
【0030】また、本発明の効果を損なわない限り、フ
ィラーに良好な分散性を付与する目的から、粘着テープ
に影響のない範囲で可塑剤または分散剤を使用してもよ
い。たとえば、炭化水素系などの鉱物系オイルやワック
ス類、シリコーン系ポリマー類やステアリン酸アミドに
代表される脂肪酸アミド類等の、他の添加剤を適宜含有
させることもできる。
【0031】さらに、顔料および/または染料類を含有
させることは、本発明のコアの類別または分別を目視等
で容易に識別するのに、極めて有効である。たとえば、
幅ごとに異なる色を用いることで、粘着テープの巻き取
り作業性の改善を可能とし、使用者の側からもテープ幅
を間違えて使用することを防止することができる利点が
ある。色剤の種類は特に制限はないが、たとえばカーボ
ンブラック、有機顔料、無機顔料、ホワイトチタン、有
機染料等を挙げることができる。
【0032】II.粘着テープ積層体 本発明のプラスチックコアを用いた粘着テープ積層体
は、自動機を用いて貼着作業を行う場合でも、ロールの
最内周の粘着テープの剥離強度を低減し、粘着テープが
不要に引き伸ばされて被着体に貼着されることを防止す
ることができるので、粘着テープが延伸性の比較的大き
なフォーム基材を含む場合に好適に使用される。また、
フォーム基材は、振動吸収性にすぐれるので、ロール状
粘着テープに振動等の外力が加わった時に、コア表層部
と粘着テープ最内周部との間での巻きずれを効果的に防
止することができる。すなわち、前記プラスチックコア
に、前記粘着テープとして粘着フォームテープをロール
状に巻回、積層してなる、ロール状フォーム粘着テープ
(粘着テープ積層体)は、上記のように自動機を用いた
貼着作業を良好に行うことができ、長期保存におけるコ
アの耐変形性を改善し、かつテープの巻きずれ不良を効
果的に防止できる。粘着フォームテープには、フォーム
基材の表面にアクリル系粘着剤を有するもの、または、
粘着性のアクリル系ポリマーを含んでなるフォーム基材
自体が粘着剤層を兼ねるものの両方が含まれ、片面また
は両面粘着テープのいずれであってもよい。フォーム基
材の厚さは、接着性能、振動吸収性、および貼り付けた
時のかさばりの小ささのバランスを考慮して、0.2〜
4.0mmの範囲が好ましい。また、フォーム基材の密
度は、通常0.3〜0.95g/cm3 の範囲が好まし
い。このような粘着フォームテープとしては、住友スリ
ーエム社製アクリルフォームテープ;No.4213
(フォーム基材の厚さ0.8mm)、同じく;No.4
211(フォーム基材の厚さ1.2mm)等を挙げるこ
とができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例によってさらに具体的
に説明する。 [実施例1]ポリオレフィンとして、密度0.90g/
cm3 の超低密度ポリエチレン(住友化学社製、商品名
「エクセレン VL700」を用い、射出成形機を使用
して一体型の粘着テープ用プラスチックコアを作製し
た。この場合、プラスチックコアの寸法は、外径が8
0.7mm、内径が76.7mm、幅が6mmであっ
た。なお、上記密度は、JIS K 7112に準拠し
て測定された値である。上記ポリエチレンの硬度(JI
S K 7215:Dスケール)は、43であり、耐キ
ズ性および耐久性も良好であり、使用時のアンワインド
テンションの調整も容易であった。また、上記ポリエチ
レンの曲げ弾性率は、830kg/cm2 であった。得
られたプラスチックコアの各特性を下記のようにして評
価したところ、最内周の粘着テープのアンワインド時の
アンワインド強度は、20g/6mmであり、アンワイ
ンド性は良好(最内周におけるアンワインド時にも、粘
着テープが不要に延伸されることなく、スムーズにアン
ワインドできた)であり、また、耐変形性も良好(コア
内径の変化が5%以下)であった。
【0034】アンワインド強度 得られたコアに住友スリーエム社製アクリルフォームテ
ープNo.4211(幅6mm、長さ30m)を均一に
巻き、室温(23℃)中に一週間放置した。このように
して作製したテープロールサンプルを島津製作所社製引
張り試験機と同機用アンワインド治具を用いて、下記の
条件下での巻き取りコアからのアンワインド強度[g/
6mm]を測定した。 試験機:島津製作所社製オートグラフ アンワインド速度:300mm/min
【0035】アンワインド性 アンワインド強度測定時に、フォームテープが変形し、
フォームテープからライナーが浮き上がる(部分剥離す
る)ことなくアンワインドできたときを良好、ライナー
が浮き上がった場合を不良とした。
【0036】耐変形性 得られたコアに住友スリーエム社製アクリルフォームテ
ープNo.4211(幅6mm、長さ30m)を均一に
巻き、70℃に調整されたオーブン中に一週間放置し、
コアの変形を測定した。 コア内径変化が5%以下:良好 コア内径変化が5%を超す場合:不良
【0037】[実施例2,3及び実施例7〜9]実施例
1において、そこで用いたポリオレフィンを[表1]に
記載の材料に変えたこと以外は、実施例1と同様にし
た。得られたコアの各特性を[表1]に示す。
【0038】[実施例4〜6]実施例1に記載した製造
方法で、[表1]に記載したポリオレフィンを用いてコ
アの内芯部をまず作製し、この外周面に田辺プラスチッ
ク機械社製押出機PS40を使用して[表1]に記載し
た外周材を約30ミクロン厚で溶融コートして表層部を
形成し、コアを作製した。得られたコアの特性を[表
1]に示す。
【0039】[比較例1,2]実施例1において、そこ
で用いたポリオレフィンを[表1]に記載のものに変え
たこと以外は、実施例1と同様にした。得られたコアの
各特性を[表1]に示す。
【0040】なお、実施例および比較例に用いた材料を
以下列記する。 1. エクセレン VL700 (超低密度ポリエチレン) 住友化学社製 2. エクセレン VL100 (超低密度ポリエチレン) 住友化学社製 3. アクリフトWD301 (エチレン/メチルメタアクリレート共重合体) 住友化学社製 4. ウルトゼックス20100J(ポリエチレン) 三井石油化学工業社製 5. ウルトゼックス25100J(ポリエチレン) 三井石油化学工業社製 6. ウルトゼックス4570 (ポリエチレン) 三井石油化学工業社製 7. P280 (ポリエチレン) 三井石油化学工業社製 8. ショウレックス5110(ポリエチレン) 昭和電工社製 9. AO502 (アルミノシリケート) アドマテック社製 10. EP912P (エチレン/プロピレンゴム) 日本合成化学社製 11. サーマルブラック (カーボン) 旭カーボン社製 12. AH585A (ポリプロピレン) 住友化学社製 13. エクセレン VL200 (超低密度ポリエチレン) 住友化学社製 なお、実施例6の表層部、実施例7〜9のコアの特性
は、ポリオレフィン単独ではなく、各混合物(ブレン
ド、添加剤混合物)の値である。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の粘着テー
プ用プラスチックコアおよびそれを用いた粘着テープ積
層体によって、ロール状粘着テープを、自動機を用いて
被着体に貼着する場合でも、ロールの最内周の粘着テー
プの剥離強度を比較的低く保ち、粘着テープが不要に引
き伸ばされて被着体に貼着されることを防止し、かつ粘
着テープを巻回した状態での、長期または高温保存にお
ける耐変形性を改善した、粘着テープ用プラスチックコ
アを提供することができる。また、本発明の粘着テープ
積層体によって、コア表層部と粘着テープ最内周部との
間の巻ずれを効果的に防止することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 C09J 7/02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その外表面に粘着テープを巻回して粘着
    テープの積層体を形成するために用いられる、プラスチ
    ックからなる中空円筒体のコアにおいて、 このプラスチックが、下記特性D1およびM1を有する
    ポリオレフィンを含むものであることを特徴とする粘着
    テープ用プラスチックコア。 特性D1(密度):0.88〜0.94g/cm3 特性M1(曲げ弾性率):600〜10,000kg/
    cm2
  2. 【請求項2】 その外表面に粘着テープを巻回して粘着
    テープの積層体を形成するために用いられる、プラスチ
    ックからなる中空円筒体のコアにおいて、 この中空円筒体が、少なくとも、粘着テープが直接接触
    して巻回される外表面を含む表層部と、内表面を含む内
    芯部とを有する多層構造からなり、その表層部のプラス
    チックが下記特性D2およびM2を有する第一のポリオ
    レフィンを含むものであるとともに、その内芯部のプラ
    スチックが下記特性D3およびM3を有する第二のポリ
    オレフィンを含むものであることを特徴とする粘着テー
    プ用プラスチックコア。 特性D2(密度):0.85〜0.93g/cm3 特性M2(曲げ弾性率):500〜5,000kg/c
    2 特性D3(密度):0.90〜0.96g/cm3 特性M3(曲げ弾性率):1,000〜20,000k
    g/cm2
  3. 【請求項3】 前記粘着テープが、主成分としてアクリ
    ル系の粘着剤を用いたアクリル系粘着テープであること
    を特徴とする請求項1または2記載の粘着テープ用プラ
    スチックコア。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の粘着
    テープ用プラスチックコアの外表面上に、粘着テープを
    巻回積層してなることを特徴とする粘着テープ積層体。
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