JP3015959B2 - ワイヤハーネスの組立て成形方法とワイヤハーネス用コネクタ - Google Patents

ワイヤハーネスの組立て成形方法とワイヤハーネス用コネクタ

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JP3015959B2 JP2145852A JP14585290A JP3015959B2 JP 3015959 B2 JP3015959 B2 JP 3015959B2 JP 2145852 A JP2145852 A JP 2145852A JP 14585290 A JP14585290 A JP 14585290A JP 3015959 B2 JP3015959 B2 JP 3015959B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、電線群を布線結束してワイヤハーネスを組
立て成形する方法と、ワイヤハーネスに用いるコネクタ
に関するものである。
「従来の技術」 自動車用ワイヤハーネスは、電装品の増加に伴って回
路数が増加し、数百回路に及ぶものがある。従って、こ
の膨大な回路を満す電線群を所要の形態に布線して組立
て成形するワイヤハーネスの組立て成形作業は、品質と
作業能率の点から困難性が高いため、単一のワイヤハー
ネスを数個にグループ分けした分割ワイヤハーネス(以
下、単に分割ハーネスという)を形成し、その分割ハー
ネス群から引き出したグループ間接続電線を、対となる
相手側の分割ハーネスのコネクタに集結して相互連結
し、しかるのち、その分割ハーネス群を集成本結束し
て、所要回路数を満す単一のワイヤハーネスを成形する
方法が採られている。
そして、この分割ワイヤハーネスとそれを集成したワ
イヤハーネスは、組立て成形時や使用時に電線に強い引
き外力が加わるので、構造的に引き外力に強い圧着端子
が主として使用されたり、圧接端子と圧着端子の混成配
列が採用されている。
「発明が解決しようとする課題」 一般的に、電線群に端子を接続する場合、圧接端子は
電線被覆を剥がす必要がなく、その上、機械的一括圧接
が容易なのに対し、圧着端子は電線被覆の剥離が必要な
上、機械的一括圧着が困難であり、電線への接続性にお
いて圧接端子は格段の優位性がある。
しかし、前記の従来手段の分割ハーネスは、主として
圧着端子が用いられたり圧接・圧着端子の混成構造のた
め、布線と端子接続の自動化に限度があり、その分割ハ
ーネス群の組立て成形性が良好とは言い難く、量産高生
産性が要求される自動車用ワイヤハーネスの成形性上の
難点がある。
本発明は、以上の従来手段の難点を解消するワイヤハ
ーネスの組立て成形方法と、ワイヤハーネス用コネクタ
を提供するものである。
「課題を解決するための手段」 以上の技術課題を解決する本発明は、 「所要形態に布線してコネクタを配設し、所要回路を
形成した分割ワイヤハーネス群を形成し、該分割ワイヤ
ハーネス群から引き出したグループ間接続電線の端子
を、相手側の分割ワイヤハーネスのコネクタに集結して
グループ間連結し、分割ワイヤハーネス相互を合体集成
して所要回路の単一のワイヤハーネスを組立て成形する
において、 一方の分割ワイヤハーネスは「圧接端子を収容した圧
接コネクタ群を専用配設して形成すると共に、グループ
間接続電線に圧着端子を取付け」他方の分割ワイヤハー
ネスは「圧着端子を収容した圧着コネクタ群を配設して
形成すると共に、グループ間接続電線に圧着端子を取付
け」それぞれのグループ間接続電線の圧着端子を、相手
側分割ワイヤハーネスのコネクタの後入れ端子収容室に
挿着して相互連結し、しかるのち、対となる分割ワイヤ
ハーネスを集成結束して組立て成形する方法」と、 そして、分割ワイヤハーネスに配設して該分割ワイヤ
ハーネスの布線電線の端子を接続する前記本発明のワイ
ヤハーネス組立て成形方法に用いるコネクタは「端子収
容室群の上方に電線挿入開口部を設けると共に、該端子
収容室を圧接端子と圧着端子の兼用にした構造」または
「前記布線電線の圧接端子を接続する圧接端子収容室群
に、前記分割ワイヤハーネス間を接続するグループ間接
続電線の圧着端子を後入れ接続する後入れ用圧着端子収
容室を一体に併設した構造」の態様が採択される。
「作用」 以上の構成の本発明の組立て成形方法は、対となって
集成する分割ハーネスを、圧接端子のみを配設して布線
した圧接端子専用構成の分割ハーネスと、圧着端子を配
設して布線した圧着端子構成の分割ハーネスに層別成形
して集束連結するので、圧接端子構成可能な範囲内にお
いて圧接端子専用の分割ハーネスを形成し、機械化によ
る電線群のコネクタへの一括接続が広範囲において可能
になる。
そして、前記実施態様の兼用コネクタを用いるとコネ
クタの配設構成が簡素化される。
「実施例」 以下、実施例に基づいて詳しく説明する。まず、本発
明の組立て成形方法の一実施例を示す第1図を参照し
て、所要の回路を有して対となる分割ハーネスのグルー
プ間接続電線の端子を、相手側の分割ハーネスのコネク
タに集結して相互連結し、しかるのち、連結した分割ハ
ーネスを集成本結束して単一のワイヤハーネスを成形す
るにおいて、 一方の分割ハーネス1Aは、コネクタ2を配設して収容
した圧接端子6に布線電線群4を圧接接続した圧接端子
専用に構成され、引き出されたグループ間接続電線5に
は後入れ用の圧着端子7Aが接続されている。
そして、この分割ハーネス1Aと対となる分割ハーネス
1Bは、同じくコネクタ2を配設して収容した圧着端子7
に布線電線群4を圧着接続して構成されると共に、引き
出されたグループ間接続電線5には後入れ用の圧着端子
7Aが取付けられている。
即ち、この実施例のコネクタは、第1図(B)(C)
参照、電線挿入開口部8を上方に有する端子収容室9か
らなり、この端子収容室9に圧接端子6圧着端子7のい
ずれか任意なものが挿着される兼用収容室のコネクタに
なっている。
なお、圧接端子専用構成の分割ハーネス1Aは、圧接端
子6間に接続する布線電線群4を等長になす条件(圧接
端子は電線の引き外力の抗力に劣るので、不等長電線の
存在が有害になる)を満す布線条件の回路を選択してグ
ループ化されており、圧着端子構成の分割ハーネス1B
は、前記の電線等長条件が困難なUターン回路(閉回
路)分岐ジヨイント回路等の特定回路を集約してグルー
プ化されている。
そして、以上の分割ハーネス1A1Bは、グループ間接続
電線5の圧着端子7Aを、相手側の分割ハーネスのコネク
タ2の後入れ用端子収容室に挿着して相互連結されると
共に、その分割ハーネス1A1Bが集成されて本結束され、
単一のワイヤハーネスが組立成形される。
つぎに、第2図を参照して前記の成形方法に用いる他
の実施例のコネクタを説明する。この第2図示のものは
第1図実施例の圧接・圧着端子兼用コネクタに代えて、
並設した圧接端子収容室9群の側端に、グループ間接続
電線5の圧着端子7Aの後入れ端子収容室10が一体に付設
された形状を有し、さらに、このコネクタには圧接端子
収容室9群の電線挿入開口部8に覆着係止する押え部材
11が設けられ、端子収容室9内の圧接電線の姿勢を安定
させるようになっている。
なお、前記の分割ハーネス1Aは、第3図例示のように
コネクタ2の前方に、圧接端子6を縦方向に連設した圧
接端子縦連鎖12を巻き取った端子連鎖リール13群を並設
し、そのリール群から圧接端子群を一整送出してコネク
タ2に一括挿着すると共に、圧接コネクタを挿着したコ
ネクタ2の上方から電線群を機械的に同時供給して一括
圧接し、極めて能率的に成形される。
「発明の効果」 以上の説明のとおり、本発明のワイヤハーネスの組立
て成形方法は、分割ワイヤハーネスを相互接続して合体
集成してワイヤハーネスを組立て成形するにおいて、そ
の分割ワイヤハーネスに、電線群との一括接続性に優れ
る圧接端子に統一した分割ワイヤハーネスを用いるの
で、電線群と端子の接続性が向上してワイヤハーネスの
組立て成形性が向上する効果がある。
さらに、前記の圧接・圧着端子の兼用コネクタによる
と、分割ワイヤハーネスのコネクタ配設の難度が緩和さ
れて分割ワイヤハーネスのためのグループ化の設計自由
度が向上すると共に、兼用化によるコネクタの量産効果
と管理性緩和等をもたらす実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明一実施例のワイヤハーネスの組立て成形
方法を示し、(A)はその分割ワイヤハーネスの斜視
図、(B)はそのコネクタの斜視図、(C)はそのコネ
クタの使用状態の正面図、第2図:本発明の組立て成形
方法に用いる他の実施例のコネクタの斜視図、第3図:
第1図実施例における圧接端子の挿着方法を示す斜視図 主な符号、1A1B:分割ワイヤハーネス、2:コネクタ、4:
布線電線、5:グループ間接続電線、6:圧接端子、7:圧着
端子、7A:後入れ圧着端子、8:電線挿入開口部、9:端子
収容室、10:後入れ端子収容室、11:押え部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要形態に布線してコネクタを配設し、所
    要回路を形成した分割ワイヤハーネス群を形成し、該分
    割ワイヤハーネス群から引き出したグループ間接続電線
    の端子を、相手側の分割ワイヤハーネスのコネクタに集
    結してグループ間連結し、分割ワイヤハーネス相互を合
    体集成して所要回路の単一のワイヤハーネスを組立て成
    形するにおいて、 一方の分割ワイヤハーネスは「圧接端子を収容した圧接
    コネクタ群を専用配設して形成すると共に、グループ間
    接続電線に圧着端子を取付け」他方の分割ワイヤハーネ
    スは「圧着端子を収容した圧着コネクタ群を配設して形
    成すると共に、グループ間接続電線に圧着端子を取付
    け」それぞれのグループ間接続電線の圧着端子を、相手
    側分割ワイヤハーネスのコネクタの後入れ端子収容室に
    挿着して相互連結し、しかるのち、対となる分割ワイヤ
    ハーネスを集成結束して組立て成形することを特徴とす
    るワイヤハーネスの組立て成形方法。
  2. 【請求項2】分割ワイヤハーネスに配設して該分割ワイ
    ヤハーネスの布線電線の端子を接続する特許請求の範囲
    (1)のワイヤハーネスの組立て成形方法に用いるコネ
    クタにして、端子収容室群の上方に電線挿入開口部を設
    けると共に、該端子収容室を圧接端子と圧着端子の兼用
    にした構造を特徴とするワイヤハーネス用コネクタ。
  3. 【請求項3】分割ワイヤハーネスに配設して該分割ワイ
    ヤハーネスの布線電線の端子を接続する特許請求の範囲
    (1)のワイヤハーネスの組立て成形方法に用いるコネ
    クタにして、前記布線電線の圧接端子を接続する圧接端
    子収容室群に、前記分割ワイヤハーネス間を接続するグ
    ループ間接続電線の圧着端子を後入れ接続する後入れ用
    圧着端子収容室を一体に併設した構造を特徴とするワイ
    ヤハーネス用コネクタ。
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