JP3013499U - シ−ルド電気コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コネクタシェルに回動可能に接続される一対
の遮蔽性ハーフを有し、シールドケーブルに対する脱着
が容易なシールド電気コネクタを提供する。 【構成】 導電性シェル２６と係合可能な前側端部が設
けられており、一対の導電性遮蔽ハーフ３６、３８を有
している。遮蔽性ハーフの後側端部を回転させてシール
ドケーブル１２と係合させるために回動手段が設けられ
ており、遮蔽性ハーフの前側端部とコネクタの金属シェ
ルとの間で能動加圧接地接合を行っている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、電気コネクタの技術に関するもので、特にコネクタシェルに回動可 能に接続される一対の遮蔽性ハーフを有しているシールド電気コネクタに関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

シールド電気コネクタは、コネクタを使用している装置が電磁信号を発しない ように、またコネクタが電磁信号を発しないように、電気末端を外部の電磁的干 渉からシールドするために様々な用途で使用されている。一般に、シールドコネ クタは、シールドケーブルのシールドをもう一つのシールドケーブルまたは電気 装置に連続させている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

高周波信号を使用しているいくつかの装置において、シールド電気コネクタが 実際に必要とされており、特に電気通信およびコンピュータ産業において必要と されている。このような高周波電磁信号は、他の電磁信号からの干渉に非常に影 響され易く、またその装置自体が好ましくない電磁信号を発生して他の電気装置 に干渉を生じさせることもある。実際に、シールド電気コネクタの使用において 、連邦通信委員会からの様々な要求が非常に増大している。

【０００４】 本考案は、それぞれに金属シェルと係合可能な前側端部が設けられている、一 対の接合金属シールド部材またはハーフを有している型の改良されたシールド電 気コネクタに関するものである。遮蔽性ハーフの後側端部を回転させてシールド ケーブルと係合させるために回動手段が設けられており、遮蔽性ハーフの前側端 部とコネクタの金属シェルとの間で能動加圧接地接合を行っている。従って、本 考案の目的は、多心ケーブルに相互接合するために上述した特徴を有している新 規であり改良されたシールド電気コネクタを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決する為の手段】

本考案の実施例において、コネクタは、前側接合面および後側導線収容面が設 けられている絶縁性ハウジングを有している。導電性シェルは、少なくともハウ ジングの一部に設けられており、ハウジングの後側近くに開口部を有している。 一対の導電性遮蔽性ハーフは、ハウジングの後側導線収容面を包囲し、ハウジン グの後側に延びているキャビティを規定している。遮蔽性ハーフは、遮蔽性ハー フがキャビティを形成するために係合手段に対して回転されて、開口部に近接し たシェルの一部の真下に係合するために、前側端部に係合手段を有している。遮 蔽性ハーフは、その後側端部にケーブル包囲手段を有している。

【０００６】 本発明には、遮蔽性ハーフの前側および後側端部の中間の遮蔽性ハーフ間でと もに連関されている相補型相互係合支点手段が設けられている。遮蔽性ハーフが 係合手段に対して回転されると、遮蔽性ハーフは支点手段に対して回動し、係合 手段は遮蔽性ハーフとシェルとの間の電気接合を確実にするために外向きに付勢 されてシェルの一部に確実に接合される。

【０００７】 上述したように、係合手段には、遮蔽性ハーフの前側端部から前方に突出して いるフックが設けられており、開口部に係合可能となっている。ラッチ手段は、 遮蔽性ハーフが支点手段に対して完全に回転されることなく、シェルとの係合た めの係合手段とともに遮蔽性ハーフを仮組状態に保持するために遮蔽性ハーフ間 でともに連関されている。

【０００８】 一側の遮蔽性ハーフは、上壁および少なくとも一つの側壁を有しており、他側 の遮蔽性ハーフは、底壁および一側の遮蔽性ハーフの側壁の内側に並列される側 壁を有している。支点手段は、他側の遮蔽性ハーフの側壁に端縁部に形成されて おり、一側の遮蔽性ハーフの上壁および側壁の接合点に位置決めされている開口 部に突き出ている突出部を有している。開口部は一定の幅を有しており、突出部 は開口部の幅よりも広いベース部を有している。本考案の他の目的、特徴、利点 は、添付の図面を参照して説明する、以下の詳細な説明より明白となるであろう 。

【０００９】

【実施例】

図面について詳細に説明すれば、まず図１および２は、参照符号１２で示され る多心ケーブルに相互接続するための、参照符号１０で示される本考案によるシ ールド電気コネクタを示している。ケーブルは、外部絶縁クラッド１４と、複数 の内部ワイヤまたは導線１６と、シールド１８を有している。シールド１８は、 導線を前方に突出させて、絶縁クラッド１４の切断端部で後方に折り返されてい るように図に示されている。

【００１０】 シールド電気コネクタ１０は、参照符号２０で示される絶縁性ハウジングを有 しており、ハウジングは前側接合面２２および後側導線収容面２４を有している 。参照符号２６で示される導電性シェルは、少なくともハウジング２０（図５） の一部分に後側シュラウド部２８を有しており、ハウジングの後側導線収容面２ ４の近くに開口部３０を有している。複数の端子３２が、ハウジング２０に取り 付けられており、シェル２６の接合部３４へ前方に突出している。

【００１１】 さらに、コネクタ１０は、参照符号３６および３８で示される一対の導電性遮 蔽ハーフを有しており、この導電性遮蔽ハーフはハウジング２０の後側導線収容 面を包囲し、後側に延びているキャビティ４０を規定している。シェルハーフは 、シェルハーフの前側端部に細長いフック４２の形状の係合手段を有しており、 シェルハーフの後側端部にカラー部４４の形状のケーブル包囲手段を有している 。参照符号４６で示される筒状クリンプが、遮蔽性ハーフ３６および３８の後側 に位置決めされている。筒状クリンプは、ケーブル１２にクリンプするための後 側円筒状部４８と、遮蔽性ハーフ３６および３８のカラー部４４でクリンプして ケーブルシールド１８を包囲するための前側大径部５０を有している。

【００１２】 説明を簡潔明瞭に理解するために、ひとつの遮蔽性ハーフ３６を「上側」遮蔽 性ハーフと明細書および請求項において記載し、他方の遮蔽性ハーフ３８を「下 側」遮蔽性ハーフと記載している。しかしながら、コネクタは用途および目的に おいて種々の用法により使用されるため、このような用語は本考案の構成になん らかの限定を与えるものでないことを理解すべきである。

【００１３】 図１、２および図３を参照すれば、シェル２６の後側の開口部３０は内向き折 り曲げリップ５２により形成されており、図３において明瞭に示されているよう に、その内向き折り曲げリップ５２の真下に遮蔽性ハーフ３６および３８の細長 いフック４２が係合する。従って、遮蔽性ハーフは、フック４２およびリップ５ ２により規定されている相互係合手段に対して矢印Ａの方向へ回転可能である。 図３の遮蔽性ハーフの位置は、シェル２６に対して第一の係合位置と考えられる 。

【００１４】 図１ないし３とともに図４を参照すれば、上側遮蔽性ハーフ３６は、下側遮蔽 性ハーフに対して矢印Ｂの方向（図４）へさらに回転されている。さらに上側遮 蔽性ハーフ３６は、細長いフック４２とシェル２６のそれぞれのリップ５２との 間で相互係合するまで回転される。図４の遮蔽性ハーフの位置は、コネクタの仮 組および／またはラッチ状態と考えられる。

【００１５】 特に、参照符号５３で示されるラッチ手段は、図４の状態において遮蔽性ハー フ３６および３８を保持するために設けられている。遮蔽性ハーフは、打ち抜き 成形された金属板材料で形成されている。上側遮蔽性ハーフ３６は、上壁５４（ 図１）および一対の実質的に同一の側壁５６を有している。下側遮蔽性ハーフ３ ８は、底壁５８（図２）および一対の実質的に同一の側壁６０を有している。ラ ッチ手段は、上側遮蔽性ハーフ３６のそれぞれの側壁５６から打ち抜かれた開口 部６２と、下側遮蔽性ハーフ３８のそれぞれの側壁６０形成されている突出ラッ チ６４を有している。突出ラッチは、三角形状で形成されており、開口部６２の 下側端縁部６２ｂにスナップしてラッチ係合するために、頂点６４ａを上側遮蔽 性ハーフ３６および下側直線状端縁部６４ｂに対して上向きに規定している。遮 蔽性ハーフ３６および３８の仮組・ラッチ状態において、カラー部４４間の後側 端縁部の遮蔽性ハーフ間の間隙６８（図４）で示すように、遮蔽性ハーフは必ず しも互いに対して完全に回転されるとは限らないことは明らかである。変形例で は、それぞれの遮蔽性ハーフが一つの開口部６２および一つの突出ラッチ６４を 有している両性遮蔽性ハーフを使用する可能性がある。

【００１６】 図４および５に最も良く示されているように、開口部６２の高さは突出ラッチ ６４の高さよりも高いことが分かる。遮蔽性ハーフ３６および３８の図４に示す 仮組位置への回転時に、突出ラッチ６４が開口部６２にスナップして開口部の下 側端縁部６２ｂに近接した突出ラッチ６４の下側端縁部６４ｂに係合するように 、開口部６２および突出ラッチ６４は寸法決めされ位置決めされている。細長い フック４２とシェル２６のリップ５２との相互係合と同様に突出ラッチ６４と開 口部６２との相互係合が、図４に示す仮組状態において遮蔽性ハーフをシェルに 保持している。突出ラッチ６４の高さが開口部６２の高さより低く、突出ラッチ および開口部の下側端縁部が互いに近接しているため、開口部の上側端縁部と突 出ラッチの頂点６４ａとの間に間隙が生じる。従って、遮蔽性ハーフ３６および ３８は図５に示す位置までさらに回転されて、突出ラッチ６４は開口部６２の上 側へ移動可能となる。図５に示す完全な組み立て状態において、遮蔽性ハーフ３ ６および３８が互いに対して過回転しないように頂点６４ａが開口部６２の上側 端縁部に接合するように、突出ラッチ６４は開口部６２に位置決めされている可 能性があるが、このような構造は必ずしも必要ではない。さらに、突出ラッチ６ ４および開口部６２は、遮蔽性ハーフをともに図５に示す完全な組み立て状態に ロックするように寸法決めされている可能性がある。

【００１７】 図４および５において、参照符号７０で示される相補型相互係合支点手段は、 図４の仮組・ラッチ状態から図５の完全な組立状態へ遮蔽性ハーフを支点手段に 対して回動させるために、遮蔽性ハーフ３６および３８の前側および後側端部の 中間で遮蔽性ハーフ３６と３８との間でともに連関されている。特に、図５を参 照すれば、遮蔽性ハーフ３６および３８は、後側カラー部４４が７２で密閉され るまで互いに対して回転および回動されて、筒状クリンプ４６が矢印Ｃの方向へ 前方に移動される。図示のように、筒状クリンプの後側円筒状部４８はケーブル １２にクリンプ可能であり、筒状クリンプの前側大径部５０は遮蔽性ハーフのカ ラー部４４にクリンプ可能である。

【００１８】 さらに、図５ないし７について説明すれば、支点手段７０は、下側遮蔽性ハー フ３８のそれぞれの側壁６０の上側端縁部７６（図６）から上方へ突き出ている 突出部７４を有している。図７に最も良く示すように組み立てられると、それぞ れの突出部は、上側遮蔽性ハーフのそれぞれの側壁５６と上壁５４との間の接合 点で上側遮蔽性ハーフ３６に打ち抜かれている短形開口部７８に突出する。図６ に最も良く示されているように、それぞれの短形開口部７８は、一定の幅を有し ている。しかしながら、それぞれの突出部７４は、開口部の幅より広いベース部 ７４ａを有している。従って、下側遮蔽性ハーフ３８の側壁６０の上側端縁部７ ６は、図６に示されている８０で、上側遮蔽性ハーフの上壁５４の内側から離間 している。特に、開口部７８におけるより広いベース部７４ａでの突出部の相互 係合には、二つの遮蔽性ハーフがフック４２を付勢されて導電性シェル２６のリ ップ５２と能動的にまたはさらに確実に係合するために回動可能である支点手段 が設けられている。また、開口部７８における突出部７４の相互係合は、遮蔽性 ハーフの相対的な前後方向移動を防いでいる。

【００１９】 図７は、上側遮蔽性ハーフ３６の側壁５６および上壁５４の接合点に設けられ ている開口部７８が、いかに下側遮蔽性ハーフ３８の側壁６０を上側遮蔽性ハー フ３６の側壁５６に近接して保持させて突出部７４を開口部に突出させるかを示 している。上述したように、遮蔽性ハーフは金属板材料で打ち抜き成形されてい る。材料の厚さは、０．０１６インチである可能性がある。開口部７８がない場 合には、射出部が、上側遮蔽性ハーフ３６のそれぞれの側壁５６と上壁５４との 間の接合点に存在する可能性がある。この構造に関しては、遮蔽性ハーフ３６お よび３８の組立時に、突出部７４はそれぞれの接合点の射出部に係合し、突出部 を内側に可能な限り折り曲げて支点手段としての目的は果たさない可能性がある 。

【００２０】 シールド電気コネクタ１０の装置において、まず筒状クリンプ４６が、図１お よび２に示すように筒状クリンプを収容する前または後に準備されるケーブル１ ２にはめ込まれ、絶縁クラッド１４が導線１６の長さを露出するように切断され て、シールド１８が絶縁クラッドで折り返される。それから、導線が、絶縁性ハ ウジング２０に取り付けられている端子３２に接続される。図３に示すように、 遮蔽性ハーフ３６および３８は、遮蔽性ハーフのフック４２をシェルのリップ５ ２の真下に位置決めして、シェル２６の後側端部と相互係合される。それから、 遮蔽性ハーフは、フック４２とリップ５２との間で係合して、突出ラッチ６４が 開口部７０でスナップ係合される図４に示す仮組・ラッチ状態まで回転させられ る。次に、遮蔽性ハーフは、図５に示す完全な組立状態まで支点手段７０に対し て回動され、筒状クリンプ４６が前方に移動可能となり、遮蔽性ハーフのカラー 部４４およびケーブル１２の絶縁クラッド１４にクリンプ可能となる。遮蔽性ハ ーフの完全な組立状態において、遮蔽性ハーフが支点手段に対して回動されるの で、フック４２はさらに付勢されてシェル２６のリップ５２と確実にまたは能動 的に係合される。

【００２１】

【考案の効果】

本考案によれば、ケーブルをシールドするために外部ケーブル被覆を有してい るシールドケーブルに係合可能なシールド電気コネクタ装置を、端子収容部を有 する絶縁性ハウジングと、ハウジングに取り付けられた複数の端子と、ハウジン グに取り付けられた導電性ハウジングシェルと、それぞれが前記導電性ハウジン グシェルの一部に係合するためにハウジングシェル係合端部を有している上側お よび下側導電性遮蔽ハーフと、電気的および機械的に前記ケーブル被覆に係合す るための後側ケーブル係合端部とを有しており、前記遮蔽性ハーフは、前記ケー ブル係合端部が離間している第一の位置から前記ケーブル係合端部が前記ケーブ ル被覆に係合可能となっている最終位置まで移動可能であり、一側の遮蔽性ハー フのハウジングシェル係合端部と後側ケーブル係合端部との間に突出部と、他側 の遮蔽性ハーフのハウジングシェル係合端部と後側ケーブル係合端部との間にあ り前記突出部に相互係合し、前記遮蔽性ハーフを前記第一と最終位置との間で回 転させる時に、前記ハウジングシェル係合端部と導電性ハウジングシェルとの間 の係合力を増大させるために、前記遮蔽性ハーフが前記第一と最終位置との間で 互いに対して回動させる枢支部を規定している手段とを有して構成として、遮蔽 性ハーフの後側端部を回転させてシールドケーブルと係合させるために回動手段 が設けられており、遮蔽性ハーフの前側端部とコネクタの金属シェルとの間で能 動加圧接地接合を行っているので、多心ケーブルのシールド接続を容易かつ確実 とすることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】図を分かり易くするために取り外された上側遮
蔽性ハーフを備えた、本考案によるシールド電気コネク
タの斜視図である。

【図２】シールド電気コネクタの分解斜視図である。

【図３】上側遮蔽性ハーフがシェルとの第一の係合位置
であるコネクタの側面図である。

【図４】上側遮蔽性ハーフが下側遮蔽性ハーフに対して
仮組・ラッチ状態である図３と同様の図である。

【図５】遮蔽性ハーフが完全な組立状態のシェルおよび
ハウジングの一部分を取り除いた図４と同様の図であ
る。

【図６】図を分かり易くするためにひとつの遮蔽性ハー
フの一部分を取り除いた支点手段部分の拡大断面図であ
る。

【図７】図６の７−７線垂直断面図である。

【符号の説明】

１０ シールド電気コネクタ １２ 多心ケーブル ２０ 絶縁性ハウジング ２２ 前側接合面 ２４ 後側導線収容面 ２６ 導電性シェル ３０ 開口部 ３６、３８ 導電性遮蔽ハーフ ４０ キャビティ ４２ フック ５２ リップ ６２、６４ ラッチ手段 ７４ 突出部

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ケーブルをシールドするために外部ケー
   ブル被覆を有しているシールドケーブルに係合可能なシ
   ールド電気コネクタ装置であって、端子収容部を有する
   絶縁性ハウジングと、ハウジングに取り付けられた複数
   の端子と、ハウジングに取り付けられた導電性ハウジン
   グシェルと、それぞれが前記導電性ハウジングシェルの
   一部に係合するためにハウジングシェル係合端部を有し
   ている上側および下側導電性遮蔽ハーフと、電気的およ
   び機械的に前記ケーブル被覆に係合するための後側ケー
   ブル係合端部とを有しており、前記遮蔽性ハーフは、前
   記ケーブル係合端部が離間している第一の位置から前記
   ケーブル係合端部が前記ケーブル被覆に係合可能となっ
   ている最終位置まで移動可能であり、一側の遮蔽性ハー
   フのハウジングシェル係合端部と後側ケーブル係合端部
   との間に突出部と、他側の遮蔽性ハーフのハウジングシ
   ェル係合端部と後側ケーブル係合端部との間にあり前記
   突出部に相互係合し、前記遮蔽性ハーフを前記第一と最
   終位置との間で回転させる時に、前記ハウジングシェル
   係合端部と導電性ハウジングシェルとの間の係合力を増
   大させるために、前記遮蔽性ハーフが前記第一と最終位
   置との間で互いに対して回動させる枢支部を規定してい
   る手段とを有していることを特徴とするシールド電気コ
   ネクタ装置。
2. 【請求項２】 遮蔽性ハーフのハウジングシェル係合端
   部から前方に突出しているシェル係合部材と、前記シェ
   ルの係合可能なリップ手段とを有していることを特徴と
   する請求項１に記載のシールド電気コネクタ。
3. 【請求項３】 前記突出部が他側の遮蔽性ハーフの開口
   部に突出し、突出部のベース部は開口部の幅よりも広い
   ことを特徴とする請求項１に記載のシールド電気コネク
   タ。
4. 【請求項４】 前記遮蔽性ハーフは、金属板材料で打ち
   抜き成形されており、突出部が設けられている壁を有し
   ていることを特徴とする請求項１に記載のシールド電気
   コネクタ。
5. 【請求項５】 前記他側遮蔽性ハーフは上壁および側壁
   を有しており、前記一側の遮蔽性ハーフは底壁および側
   壁を有しており、一側の遮蔽性ハーフの側壁の内側に並
   列して前記突出部が一側の遮蔽性ハーフの側壁の端縁部
   に形成されており、前記開口部が突出部を収容するため
   に、他側の遮蔽性ハーフの上壁および側壁の接合点近く
   に位置決めされていることを特徴とする請求項４に記載
   のシールド電気コネクタ。
6. 【請求項６】 それぞれの遮蔽性ハーフは一対の前記側
   壁を有しており、他側の遮蔽性ハーフは一対の前記開口
   部を有しており、一側の遮蔽性ハーフは一対の前記突出
   部を有していることを特徴とする請求項５に記載のシー
   ルド電気コネクタ。
7. 【請求項７】 それぞれの開口部は一定の幅を有してお
   り、それぞれの突出部は開口部の幅よりも広いベース部
   を有していることを特徴とする請求項５に記載のシール
   ド電気コネクタ。
8. 【請求項８】 遮蔽性ハーフの前側端部はシェルと係合
   しているが、遮蔽性ハーフは回動部に対して完全に回動
   されていない仮組状態に遮蔽性ハーフを保持するため
   に、遮蔽性ハーフ間でともに連関されているラッチ手段
   を有していることを特徴とする請求項１に記載のシール
   ド電気コネクタ。