JP3015939B2 - 高速伝送ケーブルのシールドの終端装置 - Google Patents
高速伝送ケーブルのシールドの終端装置Info
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- H01R9/03—Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections
- H01R9/05—Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections for coaxial cables
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Y10T29/49204—Contact or terminal manufacturing
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- Y10T29/49213—Metal
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、電気コネクタ
に係り、より詳細には、高速伝送ケーブルの金属シール
ド、例えば、金属編組線を終端する装置に係る。
に係り、より詳細には、高速伝送ケーブルの金属シール
ド、例えば、金属編組線を終端する装置に係る。
【０００２】
【従来の技術】典型的な高速伝送ケーブルは、中心導体
即ち芯線と、これを取り巻く管状内部絶縁体とを含む。
この内部絶縁体の外側にはシールドが配置され、ケーブ
ルをシールドすると共に接地する。このシールドは、通
常、管状の金属編組線である。しかしながら、１つ以上
の長手方向の導電性ワイヤも使用され、「ドレインワイ
ヤ」と一般に称されている。シールドの外側では絶縁ジ
ャケットが複合ケーブルを取り巻いている。
即ち芯線と、これを取り巻く管状内部絶縁体とを含む。
この内部絶縁体の外側にはシールドが配置され、ケーブ
ルをシールドすると共に接地する。このシールドは、通
常、管状の金属編組線である。しかしながら、１つ以上
の長手方向の導電性ワイヤも使用され、「ドレインワイ
ヤ」と一般に称されている。シールドの外側では絶縁ジ
ャケットが複合ケーブルを取り巻いている。
【０００３】高速伝送ケーブルを終端するために種々の
形式のコネクタが使用されている。これらのコネクタ
は、一般に、ケーブルの中心導体即ち芯線に終端される
接点を有する。又、コネクタは、高速伝送ケーブルの金
属シールドを通常は接地の目的で終端するために終端部
材も有する。このようなコネクタでは、一般に、金属シ
ールドが半田付けにより終端部材に終端される。又、終
端部材の少なくとも一部分を接地の目的で金属編組線に
しっかりと圧着する圧着手順も使用される。
形式のコネクタが使用されている。これらのコネクタ
は、一般に、ケーブルの中心導体即ち芯線に終端される
接点を有する。又、コネクタは、高速伝送ケーブルの金
属シールドを通常は接地の目的で終端するために終端部
材も有する。このようなコネクタでは、一般に、金属シ
ールドが半田付けにより終端部材に終端される。又、終
端部材の少なくとも一部分を接地の目的で金属編組線に
しっかりと圧着する圧着手順も使用される。
【０００４】コンピュータやテレコミュニケーションの
ような種々の業界において電子装置が益々小型化され、
それに伴い電気コネクタも小型化されてきているため
に、小型の高速伝送ケーブルの特に金属シールドを終端
する場合に重大な問題に遭遇する。例えば、小型同軸ケ
ーブルの外径は、約０．０９０インチである。芯線を取
り巻く内部絶縁体の外径は、約０．０５１インチであ
り、そして芯線の外径は、約０．０１２インチである。
更に小さな寸法の同軸ケーブルも使用されている。
ような種々の業界において電子装置が益々小型化され、
それに伴い電気コネクタも小型化されてきているため
に、小型の高速伝送ケーブルの特に金属シールドを終端
する場合に重大な問題に遭遇する。例えば、小型同軸ケ
ーブルの外径は、約０．０９０インチである。芯線を取
り巻く内部絶縁体の外径は、約０．０５１インチであ
り、そして芯線の外径は、約０．０１２インチである。
更に小さな寸法の同軸ケーブルも使用されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このような非常に小さ
い同軸ケーブルを終端する際の問題は、ケーブルの金属
シールドの終端に関する。例えば、半田付け方法を用い
る場合には、金属シールドに熱（半田付けに必要な）を
加えるが、これにより、その下の内部絶縁体に熱的ダメ
ージが生じ、実際には、内部絶縁体が相当に劣化する。
圧着型の終端を用いる場合には、圧着力により、ケーブ
ルの芯線の周りの内部絶縁体がつぶれたり変形したりす
る。
い同軸ケーブルを終端する際の問題は、ケーブルの金属
シールドの終端に関する。例えば、半田付け方法を用い
る場合には、金属シールドに熱（半田付けに必要な）を
加えるが、これにより、その下の内部絶縁体に熱的ダメ
ージが生じ、実際には、内部絶縁体が相当に劣化する。
圧着型の終端を用いる場合には、圧着力により、ケーブ
ルの芯線の周りの内部絶縁体がつぶれたり変形したりす
る。
【０００６】上記の問題は、高速伝送ケーブルの金属シ
ールドが円筒状の終端部材に終端されるのではなくて平
らな終端部材又は接点に終端される場合は、更に複雑な
ものとなる。例えば、同軸ケーブルの管状金属シールド
又は編組線をプリント回路板上の平らな接地回路パッド
に終端することが知られている。これは、多くの場合
に、同軸ケーブルの管状金属編組線をねじれたストラン
ド即ち「ピグテイル」に束ね、これを次いでプリント回
路板上の平らな接地パッドに半田付けすることにより行
なわれる。
ールドが円筒状の終端部材に終端されるのではなくて平
らな終端部材又は接点に終端される場合は、更に複雑な
ものとなる。例えば、同軸ケーブルの管状金属シールド
又は編組線をプリント回路板上の平らな接地回路パッド
に終端することが知られている。これは、多くの場合
に、同軸ケーブルの管状金属編組線をねじれたストラン
ド即ち「ピグテイル」に束ね、これを次いでプリント回
路板上の平らな接地パッドに半田付けすることにより行
なわれる。
【０００７】同軸ケーブルの金属シールド即ち編組線を
平らな接地部材に終端する別の例が本発明の譲受人に譲
渡された１９９４年４月１９日付けの米国特許第５，３
０４，０６９号に開示されている。該特許においては、
複数の同軸ケーブルの金属編組線が高速信号伝送端子モ
ジュールの接地プレートに終端される。同軸ケーブルの
芯線はモジュールの信号端子に終端される。
平らな接地部材に終端する別の例が本発明の譲受人に譲
渡された１９９４年４月１９日付けの米国特許第５，３
０４，０６９号に開示されている。該特許においては、
複数の同軸ケーブルの金属編組線が高速信号伝送端子モ
ジュールの接地プレートに終端される。同軸ケーブルの
芯線はモジュールの信号端子に終端される。
【０００８】高速伝送ケーブルの管状金属シールド即ち
編組線を、プリント回路板のような平らな接地接点パッ
ドに、又は上記米国特許のように平らな接地プレート
に、或いは他の平らな又は非管状終端部材に終端する場
合には、種々の設計上の条件を考慮しなければならな
い。高速伝送ケーブルの芯線が管状金属シールド即ち編
組線により完全に取り巻かれた「制御された環境」か
ら、非管状終端部材に終端するために編組線が芯線から
広がる「制御されない環境」へと高速伝送ケーブルの芯
線が延びるところの移行ゾーンが形成されることに注目
されたい。この移行ゾーンは、できるだけその面積を小
さく且つできるだけその長さ（ケーブルの長手方向）を
短く保つことが望ましい。好ましくは、金属シールド即
ち編組線は、ケーブルの芯線に対して約１８０°離れた
領域（又は少なくとも２点）で終端しなければならな
い。好ましくは、平らな終端部材は、金属シールド即ち
編組線がケーブルの芯線を取り巻くその管状形態から分
離する点に重畳するか又は少なくともそこまで延びねば
ならない。更に、高速伝送ケーブルの金属シールド即ち
編組線は、ケーブルの芯線と同じ平らな終端部材の側で
終端することが望ましい。
編組線を、プリント回路板のような平らな接地接点パッ
ドに、又は上記米国特許のように平らな接地プレート
に、或いは他の平らな又は非管状終端部材に終端する場
合には、種々の設計上の条件を考慮しなければならな
い。高速伝送ケーブルの芯線が管状金属シールド即ち編
組線により完全に取り巻かれた「制御された環境」か
ら、非管状終端部材に終端するために編組線が芯線から
広がる「制御されない環境」へと高速伝送ケーブルの芯
線が延びるところの移行ゾーンが形成されることに注目
されたい。この移行ゾーンは、できるだけその面積を小
さく且つできるだけその長さ（ケーブルの長手方向）を
短く保つことが望ましい。好ましくは、金属シールド即
ち編組線は、ケーブルの芯線に対して約１８０°離れた
領域（又は少なくとも２点）で終端しなければならな
い。好ましくは、平らな終端部材は、金属シールド即ち
編組線がケーブルの芯線を取り巻くその管状形態から分
離する点に重畳するか又は少なくともそこまで延びねば
ならない。更に、高速伝送ケーブルの金属シールド即ち
編組線は、ケーブルの芯線と同じ平らな終端部材の側で
終端することが望ましい。
【０００９】
【課題を解決する為の手段】本発明は、高速伝送ケーブ
ルの金属シールドを接地プレートのような終端部材に終
端する改良された装置を提供することにより、上記問題
を解決すると共に、上記設計パラメータの多くを満足す
ることに向けられる。
ルの金属シールドを接地プレートのような終端部材に終
端する改良された装置を提供することにより、上記問題
を解決すると共に、上記設計パラメータの多くを満足す
ることに向けられる。
【００１０】そこで、本発明の目的は、高速伝送ケーブ
ルの金属シールドを終端する新規で且つ改良された方法
及び装置を提供することである。
ルの金属シールドを終端する新規で且つ改良された方法
及び装置を提供することである。
【００１１】本発明によれば、外部ジャケットと、金属
シールドの一部分を露出させるために外部ジャケットの
一部分が除去された内部金属シールドと、金属シールド
の内側の内部絶縁体とを含む高速伝送ケーブルのシール
ドを終端する装置が提供される。この装置は、シールド
取扱部分即ち終端クリップと、シールド終端部分即ち接
地プレートより成る導電性の２部分終端部材を備えてい
る。終端クリップは、金属シールドを内部絶縁体から分
離させそして金属シールドをこの終端クリップに半田付
けできるようにする一方、半田付けの熱から内部絶縁体
を保護することができる。接地プレートは、金属シール
ドを接地するためのもので、終端クリップを導電性の係
合状態で受け入れるためのリセプタクル手段を備えてい
る。
シールドの一部分を露出させるために外部ジャケットの
一部分が除去された内部金属シールドと、金属シールド
の内側の内部絶縁体とを含む高速伝送ケーブルのシール
ドを終端する装置が提供される。この装置は、シールド
取扱部分即ち終端クリップと、シールド終端部分即ち接
地プレートより成る導電性の２部分終端部材を備えてい
る。終端クリップは、金属シールドを内部絶縁体から分
離させそして金属シールドをこの終端クリップに半田付
けできるようにする一方、半田付けの熱から内部絶縁体
を保護することができる。接地プレートは、金属シール
ドを接地するためのもので、終端クリップを導電性の係
合状態で受け入れるためのリセプタクル手段を備えてい
る。
【００１２】接地プレートは、一般的に平らなブレード
部分を有し、ブレード部分の両縁には一対の位置設定ア
ームがあり、終端クリップを受け入れるための一般的に
Ｕ字型のリセプタクル手段を画成する。又、終端クリッ
プも、一般的にＵ字型であって、接地プレートのブレー
ド部分及び位置設定アームにより定められたリセプタク
ル内にネスト状に入れられるサイズとされる。
部分を有し、ブレード部分の両縁には一対の位置設定ア
ームがあり、終端クリップを受け入れるための一般的に
Ｕ字型のリセプタクル手段を画成する。又、終端クリッ
プも、一般的にＵ字型であって、接地プレートのブレー
ド部分及び位置設定アームにより定められたリセプタク
ル内にネスト状に入れられるサイズとされる。
【００１３】特に、Ｕ字型の終端クリップは、一対の脚
部と、これらを接合する湾曲部とを含む。終端クリップ
は、その脚部が接地プレートの位置設定アームの内側に
並置される状態でリセプタクル手段にネスト状に入れら
れる。本発明の１つの実施形態では、Ｕ字型の終端クリ
ップの湾曲部は、接地プレートのブレード部分に対して
並置される。本発明の別の実施形態では、Ｕ字型の終端
クリップの湾曲部は、接地プレートのブレード部分から
離間される。
部と、これらを接合する湾曲部とを含む。終端クリップ
は、その脚部が接地プレートの位置設定アームの内側に
並置される状態でリセプタクル手段にネスト状に入れら
れる。本発明の１つの実施形態では、Ｕ字型の終端クリ
ップの湾曲部は、接地プレートのブレード部分に対して
並置される。本発明の別の実施形態では、Ｕ字型の終端
クリップの湾曲部は、接地プレートのブレード部分から
離間される。
【００１４】金属シールドは、Ｕ字型の終端クリップの
外面に半田付けされ、ケーブルの内部絶縁体がその内側
に配置される。金属シールドは、高速伝送ケーブルの芯
線の周りの約１８０°の領域にわたって半田付けされる
のが好ましい。
外面に半田付けされ、ケーブルの内部絶縁体がその内側
に配置される。金属シールドは、高速伝送ケーブルの芯
線の周りの約１８０°の領域にわたって半田付けされる
のが好ましい。
【００１５】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の好適な
実施形態を詳細に説明する。添付図面の図１及び２を参
照すれば、本発明が実施されるシールド電気コネクタ１
０は、低速データ伝送線の導体と、高速又は高周波数伝
送線の導体との両方を終端するためのハイブリッド電気
コネクタである。特に、電気コネクタ１０は、複数のデ
ータ伝送端子１４（図１）を取り付ける絶縁ハウジング
１２（図２）を備えている。導電性シールド１６は、絶
縁ハウジング１２を実質的に取り巻き、データ伝送端子
１４の嵌合端の周りで前方に突出するシュラウド部分１
８を有する。１９９４年１０月２５日付けの米国特許第
５，３５８，４２８号に開示されたものと実質的に合致
する２部片のバックシェル（図示せず）がハウジング１
２及びシールド１６の後方に突出している。オーバーモ
ールドされたブート２０は、データ伝送線と高速又は高
周波数伝送線の両方を含む複合電気ケーブル２４に係合
される一体的なケーブルストレインレリーフを含む。一
対のサムスクリュー２６がオーバーモールドされたブー
ト２０を経て突出し、そしてコネクタ１０を相補的な嵌
合コネクタ、パネル又は他の構造体に固定するための外
部にねじ切りされた前端２６ａを含む。
実施形態を詳細に説明する。添付図面の図１及び２を参
照すれば、本発明が実施されるシールド電気コネクタ１
０は、低速データ伝送線の導体と、高速又は高周波数伝
送線の導体との両方を終端するためのハイブリッド電気
コネクタである。特に、電気コネクタ１０は、複数のデ
ータ伝送端子１４（図１）を取り付ける絶縁ハウジング
１２（図２）を備えている。導電性シールド１６は、絶
縁ハウジング１２を実質的に取り巻き、データ伝送端子
１４の嵌合端の周りで前方に突出するシュラウド部分１
８を有する。１９９４年１０月２５日付けの米国特許第
５，３５８，４２８号に開示されたものと実質的に合致
する２部片のバックシェル（図示せず）がハウジング１
２及びシールド１６の後方に突出している。オーバーモ
ールドされたブート２０は、データ伝送線と高速又は高
周波数伝送線の両方を含む複合電気ケーブル２４に係合
される一体的なケーブルストレインレリーフを含む。一
対のサムスクリュー２６がオーバーモールドされたブー
ト２０を経て突出し、そしてコネクタ１０を相補的な嵌
合コネクタ、パネル又は他の構造体に固定するための外
部にねじ切りされた前端２６ａを含む。
【００１６】図２から明らかなように、高速信号伝送端
子モジュール３０は、絶縁ハウジング１２の通路３１に
その後方から挿入される。この端子モジュール３０は、
一対の同一の端子ブロック３０ａ及び３０ｂを含み、こ
れらの間に接地プレート３２がクランプされる。各端子
ブロック３０ａ及び３０ｂは、ポスト３４及びくぼみを
含む。ポスト３４は、各端子ブロック３０ａ及び３０ｂ
から接地プレート３２の穴４４（図３）を通して他方の
端子ブロックのくぼみへと延び、端子ブロック３０ａ及
び３０ｂを接地プレート３２にサブ組立体として固定す
る。このサブ組立体が図２に示すようにハウジング１２
の通路３１へ挿入されると、端子ブロック３０ａ及び３
０ｂは、それらの間に接地プレート３２をクランプす
る。端子モジュール３０は、各端子ブロック３０ａ及び
３０ｂの傾斜ラッチ３６により絶縁ハウジング１２内に
保持される。
子モジュール３０は、絶縁ハウジング１２の通路３１に
その後方から挿入される。この端子モジュール３０は、
一対の同一の端子ブロック３０ａ及び３０ｂを含み、こ
れらの間に接地プレート３２がクランプされる。各端子
ブロック３０ａ及び３０ｂは、ポスト３４及びくぼみを
含む。ポスト３４は、各端子ブロック３０ａ及び３０ｂ
から接地プレート３２の穴４４（図３）を通して他方の
端子ブロックのくぼみへと延び、端子ブロック３０ａ及
び３０ｂを接地プレート３２にサブ組立体として固定す
る。このサブ組立体が図２に示すようにハウジング１２
の通路３１へ挿入されると、端子ブロック３０ａ及び３
０ｂは、それらの間に接地プレート３２をクランプす
る。端子モジュール３０は、各端子ブロック３０ａ及び
３０ｂの傾斜ラッチ３６により絶縁ハウジング１２内に
保持される。
【００１７】各端子ブロック３０ａ及び３０ｂは、少な
くとも１つの高速信号端子３８に対してオーバーモール
ドされる。一対の信号端子３８の接点端及び接地プレー
ト３２の前端は、図１において、シールド１６のシュラ
ウド１８内でコネクタ１０の前方に突出するように示さ
れている。端子３８の後端３８ａ（図１０）は、図２の
複数の同軸ケーブル４０の中心導体即ち芯線５８に終端
される。本発明は、特に、同軸ケーブル４０の金属シー
ルド６２を接地プレート３２に終端する方法に向けられ
る。
くとも１つの高速信号端子３８に対してオーバーモール
ドされる。一対の信号端子３８の接点端及び接地プレー
ト３２の前端は、図１において、シールド１６のシュラ
ウド１８内でコネクタ１０の前方に突出するように示さ
れている。端子３８の後端３８ａ（図１０）は、図２の
複数の同軸ケーブル４０の中心導体即ち芯線５８に終端
される。本発明は、特に、同軸ケーブル４０の金属シー
ルド６２を接地プレート３２に終端する方法に向けられ
る。
【００１８】より詳細には、図３は、導電性のシートメ
タル材料から型抜きされたブランクＢを示し、これから
接地プレート３２が形成される。ブランクＢは、一般的
にＴ字型であり、接地プレート３２のブレード部分４２
を形成する脚部を含む。ブレード部分４２は、穴４４を
含み、これを通して端子ブロック３０ａ及び３０ｂのポ
スト３４が延びる。一対の翼４６は、ブレード部分４２
の一端においてその両縁から外方に突出する。これらの
翼４６は、以下に述べるように、接地プレート３２の位
置設定アームを形成する。更に、ブレード部分４２の両
縁にはとげ即ち歯４９が型抜きされ、接地プレート３２
及び端子ブロック３０ａ及び３０ｂのサブ組立体をハウ
ジング１２内に容易に保持できるようにする。
タル材料から型抜きされたブランクＢを示し、これから
接地プレート３２が形成される。ブランクＢは、一般的
にＴ字型であり、接地プレート３２のブレード部分４２
を形成する脚部を含む。ブレード部分４２は、穴４４を
含み、これを通して端子ブロック３０ａ及び３０ｂのポ
スト３４が延びる。一対の翼４６は、ブレード部分４２
の一端においてその両縁から外方に突出する。これらの
翼４６は、以下に述べるように、接地プレート３２の位
置設定アームを形成する。更に、ブレード部分４２の両
縁にはとげ即ち歯４９が型抜きされ、接地プレート３２
及び端子ブロック３０ａ及び３０ｂのサブ組立体をハウ
ジング１２内に容易に保持できるようにする。
【００１９】図４は、図３のブランクＢを示している
が、一対の上方位置設定アーム５０ａ及び一対の下方位
置設定アーム５０ｂを形成するように翼４６が内方に曲
げられている。本質的に、接地プレート３２には、その
両縁に２対の対向する位置設定アーム５０ａ及び５０ｂ
が設けられる。その第１の対５０ａは、ブレード部分４
２の最後端に位置し、そして第２の対５０ｂは、第１の
対５０ａよりも長手方向前方に若干離間して位置する。
この構造では、接地プレート３２は、コネクタの使用に
基づいて１ないし４本の同軸ケーブルを終端することが
できる。もし必要であれば、ケーブル４０の金属シール
ド６２が内部絶縁体６０から分離される点において接地
プレート３２がケーブル４０に沿って延びるように、位
置設定アーム５０ａ及び５０ｂを接地プレート３２の端
から内方に離すことができる。
が、一対の上方位置設定アーム５０ａ及び一対の下方位
置設定アーム５０ｂを形成するように翼４６が内方に曲
げられている。本質的に、接地プレート３２には、その
両縁に２対の対向する位置設定アーム５０ａ及び５０ｂ
が設けられる。その第１の対５０ａは、ブレード部分４
２の最後端に位置し、そして第２の対５０ｂは、第１の
対５０ａよりも長手方向前方に若干離間して位置する。
この構造では、接地プレート３２は、コネクタの使用に
基づいて１ないし４本の同軸ケーブルを終端することが
できる。もし必要であれば、ケーブル４０の金属シール
ド６２が内部絶縁体６０から分離される点において接地
プレート３２がケーブル４０に沿って延びるように、位
置設定アーム５０ａ及び５０ｂを接地プレート３２の端
から内方に離すことができる。
【００２０】この点において、本発明では、接地プレー
ト３２によって形成されるシールド終端部分を含む導電
性の２部分終端部材を使用することに注目されたい。第
２の部分は、図５に示す一般的にＵ字型の導電性終端ク
リップ５２の形態のシールド取扱部分である。このＵ字
型の導電性終端クリップ５２は、一対の脚部５４と、こ
れらを接合する湾曲部５６とを含む。各々の脚部５４
は、終端されるべきケーブル４０の内部絶縁体６０の直
径よりも若干長いのが好ましい。更に、湾曲部５６は、
終端クリップ５２内に２本のケーブル４０を配置できる
ように、内部絶縁体６０の直径の２倍より若干広いのが
好ましい。Ｕ字型の終端クリップ５２は、以下に述べる
ように、接地プレート３２のブレード部分４２及び各対
の位置設定アーム５０ａ又は５０ｂにより画成されたリ
セプタクル内にネスト状に入れられるサイズとされる。
ト３２によって形成されるシールド終端部分を含む導電
性の２部分終端部材を使用することに注目されたい。第
２の部分は、図５に示す一般的にＵ字型の導電性終端ク
リップ５２の形態のシールド取扱部分である。このＵ字
型の導電性終端クリップ５２は、一対の脚部５４と、こ
れらを接合する湾曲部５６とを含む。各々の脚部５４
は、終端されるべきケーブル４０の内部絶縁体６０の直
径よりも若干長いのが好ましい。更に、湾曲部５６は、
終端クリップ５２内に２本のケーブル４０を配置できる
ように、内部絶縁体６０の直径の２倍より若干広いのが
好ましい。Ｕ字型の終端クリップ５２は、以下に述べる
ように、接地プレート３２のブレード部分４２及び各対
の位置設定アーム５０ａ又は５０ｂにより画成されたリ
セプタクル内にネスト状に入れられるサイズとされる。
【００２１】図５は、本発明に使用するように準備され
た同軸ケーブル４０の１つも示している。各同軸ケーブ
ル４０は、中心導体即ち芯線５８と、これを取り巻く管
状の内部絶縁体６０とを含むという点で従来構造のもの
である。管状金属編組の形態の金属シールド６２が内部
絶縁体６０を包囲している。更に、プラスチック等の絶
縁ジャケット６４が金属シールド６２を包囲して、複合
同軸ケーブル４０が形成される。
た同軸ケーブル４０の１つも示している。各同軸ケーブ
ル４０は、中心導体即ち芯線５８と、これを取り巻く管
状の内部絶縁体６０とを含むという点で従来構造のもの
である。管状金属編組の形態の金属シールド６２が内部
絶縁体６０を包囲している。更に、プラスチック等の絶
縁ジャケット６４が金属シールド６２を包囲して、複合
同軸ケーブル４０が形成される。
【００２２】図５から明らかなように、同軸ケーブル４
０は、その芯線５８が所与の長さだけ露出するように剥
離され、露出された芯線部分は、図２に示した高速信号
伝送端子３８の内端に半田付け、溶接又は他の方法で固
定される。ケーブル４０の外部絶縁ジャケット６４は、
所与の長さの金属シールド６２を露出するように切り込
まれる。内部絶縁体６０及び芯線５８は、同軸ケーブル
４０の軸に対してほぼ９０°に曲げられており、金属シ
ールド即ち編組６２は、内部絶縁体６０から外方に離れ
るように広げられるか又はフレア状にされそして一般的
に平坦にされている。
０は、その芯線５８が所与の長さだけ露出するように剥
離され、露出された芯線部分は、図２に示した高速信号
伝送端子３８の内端に半田付け、溶接又は他の方法で固
定される。ケーブル４０の外部絶縁ジャケット６４は、
所与の長さの金属シールド６２を露出するように切り込
まれる。内部絶縁体６０及び芯線５８は、同軸ケーブル
４０の軸に対してほぼ９０°に曲げられており、金属シ
ールド即ち編組６２は、内部絶縁体６０から外方に離れ
るように広げられるか又はフレア状にされそして一般的
に平坦にされている。
【００２３】図６は、図５について上記したように準備
された一対の同軸ケーブル４０を示しており、ケーブル
４０のフレア状の金属シールド６２がＵ字型の終端クリ
ップ５２の外面に半田付けされている。各ケーブル４０
の金属シールド６２は、終端クリップ５２の湾曲部５６
のほぼ中央からその脚部５４の各々の縁まで延びる領域
にわたり終端クリップ５２に半田付けされる。それ故、
各ケーブル４０の金属シールド６２は、各同軸ケーブル
４０の軸の周りにほぼ１８０°にわたって延びる。半田
付けプロセスの間に、終端クリップ５２は、金属シール
ド６２を取り扱う手段を形成するだけでなく、ケーブル
４０の内部絶縁体６０の熱緩和及び保護も与え、半田付
けプロセスにより発生する熱で絶縁体６０がダメージを
受けるのを防止する。
された一対の同軸ケーブル４０を示しており、ケーブル
４０のフレア状の金属シールド６２がＵ字型の終端クリ
ップ５２の外面に半田付けされている。各ケーブル４０
の金属シールド６２は、終端クリップ５２の湾曲部５６
のほぼ中央からその脚部５４の各々の縁まで延びる領域
にわたり終端クリップ５２に半田付けされる。それ故、
各ケーブル４０の金属シールド６２は、各同軸ケーブル
４０の軸の周りにほぼ１８０°にわたって延びる。半田
付けプロセスの間に、終端クリップ５２は、金属シール
ド６２を取り扱う手段を形成するだけでなく、ケーブル
４０の内部絶縁体６０の熱緩和及び保護も与え、半田付
けプロセスにより発生する熱で絶縁体６０がダメージを
受けるのを防止する。
【００２４】図７は、図６のサブ組立体を示すが、２本
の同軸ケーブル４０の内部絶縁体６０及び芯線５８は、
ケーブル４０の軸に対してまっすぐになるように戻され
ている。内部絶縁体６０は、ここでは、終端クリップ５
２の脚部５４の内側に配置され、ケーブル４０の金属シ
ールド６２は、終端クリップ５２の外面に既に半田付け
されている。このサブ組立体は、接地プレート３２の上
方位置設定アーム５０ａ内にネスト状に入れられるよう
に示されている。ケーブル４０の内部絶縁体６０及び芯
線５８が図７に示すようにまっすぐにされた状態では、
終端クリップ５２を接地プレート３２の位置設定アーム
５０ａの間に単にスナップ嵌合することができる。終端
クリップ５２を良好に保持すると共に電気的性能を改善
するために、終端クリップ５２の外面及び位置設定アー
ム５０ａの内面に突起及びくぼみを形成することができ
る。
の同軸ケーブル４０の内部絶縁体６０及び芯線５８は、
ケーブル４０の軸に対してまっすぐになるように戻され
ている。内部絶縁体６０は、ここでは、終端クリップ５
２の脚部５４の内側に配置され、ケーブル４０の金属シ
ールド６２は、終端クリップ５２の外面に既に半田付け
されている。このサブ組立体は、接地プレート３２の上
方位置設定アーム５０ａ内にネスト状に入れられるよう
に示されている。ケーブル４０の内部絶縁体６０及び芯
線５８が図７に示すようにまっすぐにされた状態では、
終端クリップ５２を接地プレート３２の位置設定アーム
５０ａの間に単にスナップ嵌合することができる。終端
クリップ５２を良好に保持すると共に電気的性能を改善
するために、終端クリップ５２の外面及び位置設定アー
ム５０ａの内面に突起及びくぼみを形成することができ
る。
【００２５】別の実施形態では、図８に示すように、終
端クリップ５２及び同軸ケーブル４０は、接地プレート
３２の位置設定アーム５０ａ間に配置されるが、内部絶
縁体６０は、ケーブル４０の軸に対して９０°に曲げら
れたままである。この形態では、端子クリップ５２が接
地プレート３２のブレード部分４２に「Ｓ」で示すよう
に半田付けされ、半田付けプロセスの熱で内部絶縁体６
０がダメージを受けるおそれはない。終端クリップ５２
が接地プレート３２に半田付けされた後に、各ケーブル
４０の内部絶縁体６０及び芯線５８を図７に示すように
まっすぐな位置に戻し、上記のように端子モジュール３
０の端子３８に終端することができる。
端クリップ５２及び同軸ケーブル４０は、接地プレート
３２の位置設定アーム５０ａ間に配置されるが、内部絶
縁体６０は、ケーブル４０の軸に対して９０°に曲げら
れたままである。この形態では、端子クリップ５２が接
地プレート３２のブレード部分４２に「Ｓ」で示すよう
に半田付けされ、半田付けプロセスの熱で内部絶縁体６
０がダメージを受けるおそれはない。終端クリップ５２
が接地プレート３２に半田付けされた後に、各ケーブル
４０の内部絶縁体６０及び芯線５８を図７に示すように
まっすぐな位置に戻し、上記のように端子モジュール３
０の端子３８に終端することができる。
【００２６】図９は、図７及び８のサブ組立体が上下反
転され、そして第２の終端クリップ５２’が位置設定ア
ーム５０ｂ間にネスト状に入れられ、更に、第２対の同
軸ケーブル４０’の金属シールド６２が終端クリップ５
２’に終端された状態を示している。それ故、２つのシ
ールド取扱部分即ち終端クリップ５２及び５２’と、シ
ールド終端部分即ち接地プレート３２とを備えた本発明
の終端装置により４本の同軸ケーブルを終端することが
できる。上記のように、本発明の装置では、コネクタ１
０の特定の仕様に基づいて１ないし４本の同軸ケーブル
４０を終端することができる。例えば、コンピュータの
分野では、３本のケーブルが、モニタのための赤、緑及
び青色の信号を搬送するのに使用される。第４のケーブ
ルは、フラットスクリーンモニタに対し、ピクセルクロ
ックタイミング信号を搬送するのに使用される。
転され、そして第２の終端クリップ５２’が位置設定ア
ーム５０ｂ間にネスト状に入れられ、更に、第２対の同
軸ケーブル４０’の金属シールド６２が終端クリップ５
２’に終端された状態を示している。それ故、２つのシ
ールド取扱部分即ち終端クリップ５２及び５２’と、シ
ールド終端部分即ち接地プレート３２とを備えた本発明
の終端装置により４本の同軸ケーブルを終端することが
できる。上記のように、本発明の装置では、コネクタ１
０の特定の仕様に基づいて１ないし４本の同軸ケーブル
４０を終端することができる。例えば、コンピュータの
分野では、３本のケーブルが、モニタのための赤、緑及
び青色の信号を搬送するのに使用される。第４のケーブ
ルは、フラットスクリーンモニタに対し、ピクセルクロ
ックタイミング信号を搬送するのに使用される。
【００２７】図９のサブ組立体が半田付け工程を含んで
形成されると、そのサブ組立体は、端子ブロック３０ａ
及び３０ｂと高速信号伝送端子３８とに組み立てられ
て、図１０に示す端子モジュール３０が形成される。同
軸ケーブル４０の芯線５２は、半田付けにより端子３８
の内端３８ａに接続され、端子ブロック３０ａ及び３０
ｂは、図２について上記したようにそれらの間に接地プ
レート３２のブレード部分４２をクランプする。ブレー
ド部分４２は、金属シールド６２がジャケット６４内の
円筒状形態から終端クリップ５２へと広がり始める点を
越えて後方に延びるか又は少なくともその点に重畳す
る。端子モジュール３０は、次いで、図２に示されたよ
うに、絶縁ハウジング１２内に取り付けられる。
形成されると、そのサブ組立体は、端子ブロック３０ａ
及び３０ｂと高速信号伝送端子３８とに組み立てられ
て、図１０に示す端子モジュール３０が形成される。同
軸ケーブル４０の芯線５２は、半田付けにより端子３８
の内端３８ａに接続され、端子ブロック３０ａ及び３０
ｂは、図２について上記したようにそれらの間に接地プ
レート３２のブレード部分４２をクランプする。ブレー
ド部分４２は、金属シールド６２がジャケット６４内の
円筒状形態から終端クリップ５２へと広がり始める点を
越えて後方に延びるか又は少なくともその点に重畳す
る。端子モジュール３０は、次いで、図２に示されたよ
うに、絶縁ハウジング１２内に取り付けられる。
【００２８】終端クリップ５２は、図２及び図７ないし
１０に示すように、接地プレート３２の位置設定アーム
５０ａ又は５０ｂ内にネスト状に入れられ、即ち各終端
クリップ５２の脚部５４は、接地プレート３２の位置設
定アーム５０ａ又は５０ｂ内に並置され、そして各終端
クリップ５２の湾曲部５６は、接地プレート３２のブレ
ード部分４２に対して並置される。図１１は、終端クリ
ップ５２が反転されそしてセットプレート３２の位置設
定アーム５０ａ又は５０ｂ内にネスト状に入れられる別
の形態を示す。換言すれば、終端クリップ５２の脚部５
４は、接地プレート３２の位置設定アーム５０ａ又は５
０ｂ内に並置されるが、図１１から明らかなように、湾
曲部５６は、接地プレート３２のブレード部分４２の上
に離間され、その間に内部絶縁体６０及び芯線５８が入
れられる。これは、同軸ケーブルにおいて通常そうであ
るように、最大３６０°の信号シールドを与える。換言
すれば、終端クリップ５２は、コネクタ１０のブート２
０内に拡張ＥＭＩシール尾を形成する。
１０に示すように、接地プレート３２の位置設定アーム
５０ａ又は５０ｂ内にネスト状に入れられ、即ち各終端
クリップ５２の脚部５４は、接地プレート３２の位置設
定アーム５０ａ又は５０ｂ内に並置され、そして各終端
クリップ５２の湾曲部５６は、接地プレート３２のブレ
ード部分４２に対して並置される。図１１は、終端クリ
ップ５２が反転されそしてセットプレート３２の位置設
定アーム５０ａ又は５０ｂ内にネスト状に入れられる別
の形態を示す。換言すれば、終端クリップ５２の脚部５
４は、接地プレート３２の位置設定アーム５０ａ又は５
０ｂ内に並置されるが、図１１から明らかなように、湾
曲部５６は、接地プレート３２のブレード部分４２の上
に離間され、その間に内部絶縁体６０及び芯線５８が入
れられる。これは、同軸ケーブルにおいて通常そうであ
るように、最大３６０°の信号シールドを与える。換言
すれば、終端クリップ５２は、コネクタ１０のブート２
０内に拡張ＥＭＩシール尾を形成する。
【００２９】本発明の概念は、同軸ケーブル４０の金属
シールド６２を、終端クリップ５２及び接地プレート３
２の形態の２部分終端部材に終端することについて説明
したが、金属シールドを電気端子のような他の形式の終
端部材に終端するのにも等しく適用できることを理解さ
れたい。
シールド６２を、終端クリップ５２及び接地プレート３
２の形態の２部分終端部材に終端することについて説明
したが、金属シールドを電気端子のような他の形式の終
端部材に終端するのにも等しく適用できることを理解さ
れたい。
【００３０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、高速伝
送ケーブルの金属シールドを接地プレートのような終端
部材に終端する改良された装置が提供された。
送ケーブルの金属シールドを接地プレートのような終端
部材に終端する改良された装置が提供された。
【図１】本発明が使用される形式の電気コネクタの斜視
図である。
図である。
【図２】図１の２−２線に沿った部分縦断面図である。
【図３】接地プレートを形成する型抜きされたメタルブ
ランクの斜視図である。
ランクの斜視図である。
【図４】同軸ケーブルを受け入れるための位置設定アー
ムが部分的に形成された接地プレートの斜視図である。
ムが部分的に形成された接地プレートの斜視図である。
【図５】終端クリップを、これに半田付けするように準
備された同軸ケーブルと共に示す斜視図である。
備された同軸ケーブルと共に示す斜視図である。
【図６】終端クリップの外面に金属シールドが半田付け
された一対の同軸ケーブルを示す斜視図である。
された一対の同軸ケーブルを示す斜視図である。
【図７】図６の一対の同軸ケーブル及び終端クリップを
反転し、接地プレートと共に示した図である。
反転し、接地プレートと共に示した図である。
【図８】接地プレート及び終端クリップを組立状態で示
す図である。
す図である。
【図９】図８のサブ組立体を上下反転し、第２対の同軸
ケーブル及び第２の終端クリップが接地プレートに固定
されたところを示す図である。
ケーブル及び第２の終端クリップが接地プレートに固定
されたところを示す図である。
【図１０】図９のサブ組立体を含むコネクタの端子モジ
ュールの斜視図である。
ュールの斜視図である。
【図１１】図８と同様であるが、終端クリップが図８の
位置とは逆にされた本発明の別の実施形態を示す図であ
る。
位置とは逆にされた本発明の別の実施形態を示す図であ
る。
１０ 電気コネクタ １２ 絶縁ハウジング １４ データ伝送端子 １６ 導電性シールド １８ シュラウド ３０ 端子モジュール ３１ 通路 ３０ａ、３０ｂ 端子ブロック ３２ 接地プレート（シールド終端部分） ３４ ポスト ３８ 信号端子 ４０ 同軸ケーブル ４２ ブレード部分 ４６ 翼 ５０ａ、５０ｂ 位置設定アーム ５２ 終端クリップ（シールド取扱部分） ５４ 脚部 ５６ 湾曲部 ５８ 芯線 ６０ 内部絶縁体 ６２ 金属シールド ６４ 絶縁ジャケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウォルター グラハム マックファーレ ン アメリカ合衆国 イリノイ州 エリン カレッジ グリーン ディーアール 2415 (72)発明者 ジョセフ ダブル ネルリガン ジュニ ア アメリカ合衆国 イリノイ州 ラグラン ジ パーク マルデン 417 エヌ (56)参考文献 特開 昭63−257189（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−159076（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−17381（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−52936（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−334877（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−208858（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−8873（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−111888（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−68366（ＪＰ，Ｕ) 登録実用新案3011823（ＪＰ，Ｕ) 特表 平６−509676（ＪＰ，Ａ) 米国特許5304069（ＵＳ，Ａ) 欧州特許出願公開583934（ＥＰ，Ａ ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 13/648 - 13/658 H01R 17/00 - 17/12 H01R 23/00 - 23/68 H01R 9/05 H01R 43/00
Claims (33)
- 【請求項１】 芯線５８と、該芯線５８の少なくとも一
部分を取り巻く内部絶縁体６０と、該内部絶縁体６０の
少なくとも一部分を取り巻く金属シールド６２と、該金
属シールド６２の少なくとも一部分を取り巻く外部絶縁
ジャケット６４とを各々有する一対のケーブル４０を備
え、各々のケーブル４０の上記外部ジャケット６４の一
部分は、上記金属シールド６２の一部分を露出するよう
に除去され、上記金属シールド６２が終端されるべき接
地プレート３２を更に備え、該接地プレート３２は、電
気コネクタ１０の絶縁ハウジング１２に少なくとも部分
的に配置され、そしてブレード部分４２を有し、上記金
属シールド６２の上記露出された部分を接続するときに
上記金属シールド６２を各々の上記ケーブル４０の上記
内部絶縁体６０から分離する導電性終端クリップ５２を
更に備え、該終端クリップ５２は、これに上記金属シー
ルド６２が接合されるときに発生する熱から各々の上記
ケーブル４０の上記内部絶縁体６０をシールドし、そし
て、上記ブレード部分４２に形成された一対の位置設定
アーム５０ａを更に備え、該位置設定アーム５０ａは、
上記終端クリップ５２を導電性係合状態で受け入れるた
めのリセプタクルを形成することを特徴とする終端組立
体。 - 【請求項２】 上記ブレード部分４２は、一般的に平ら
であり、そして上記位置設定アーム５０ａは、上記ブレ
ード部分４２の両縁にあって、上記終端クリップ５２を
受け入れるための上記リセプタクルを形成する請求項１
に記載の終端組立体。 - 【請求項３】 上記一対の位置設定アーム５０ａ及び上
記ブレード部分４２は、一般的にＵ字型のリセプタクル
を形成し、そして上記終端クリップ５２は、一般的にＵ
字型であって、上記リセプタクル内にネスト状に入れら
れるサイズとされる請求項２に記載の終端組立体。 - 【請求項４】 上記Ｕ字型の終端クリップ５２は、一対
の脚部５４と、これらを接合する湾曲部５６とを含み、
上記終端クリップ５２は、上記脚部５４が上記ブレード
部分４２の位置設定アーム５０ａ内に並置されそして上
記湾曲部５６が上記ブレード部分４２に対して並置され
るように上記リセプタクル内にネスト状に入れられる請
求項３に記載の終端組立体。 - 【請求項５】 上記金属シールド６２の上記露出部分
は、上記Ｕ字型の終端クリップ５２の外面に接合される
請求項４に記載の終端組立体。 - 【請求項６】 上記金属シールド６２は、これが各々の
ケーブル４０の周囲の少なくとも半分にわたって延びる
ようにして上記Ｕ字型の終端クリップ５２に接合される
請求項５に記載の終端組立体。 - 【請求項７】 各々の上記ケーブル４０の内部絶縁体６
０及び芯線５８は、上記Ｕ字型の終端クリップ５２の上
記脚部５４及び上記湾曲部５６内に配置される請求項５
に記載の終端組立体。 - 【請求項８】 上記Ｕ字型の終端クリップ５２は、一対
の脚部５４と、これらを接合する湾曲部５６とを含み、
上記終端クリップ５２は、上記脚部５４が上記ブレード
部分４２の位置設定アーム５０ａ内に並置されそして上
記湾曲部５６が上記ブレード部分４２から離間されるよ
うに上記リセプタクル内にネスト状に入れられる請求項
３に記載の終端組立体。 - 【請求項９】 上記金属シールド６２の上記露出部分
は、上記Ｕ字型の終端クリップ５２の外面に接合される
請求項８に記載の終端組立体。 - 【請求項１０】 上記金属シールド６２は、これがケー
ブル４０の周囲の少なくとも半分にわたって延びるよう
にして上記Ｕ字型の終端クリップ５２に接合される請求
項９に記載の終端組立体。 - 【請求項１１】 上記終端クリップ５２は、上記位置設
定アーム５０ａに接合される請求項１に記載の終端組立
体。 - 【請求項１２】 上記ブレード部分４２に終端されるべ
き少なくとも１つの付加的なケーブル４０’を備え、こ
の付加的なケーブル４０’は、付加的な芯線５８と、該
付加的な芯線５８の少なくとも一部分を取り巻く付加的
な内部絶縁体６０と、該付加的な内部絶縁体６０の少な
くとも一部分を取り巻く付加的な金属シールド６２と、
該付加的な金属シールド６２の少なくとも一部分を取り
巻く付加的な外部絶縁ジャケット６４とを含み、該付加
的な外部ジャケット６４の一部分は、上記付加的な金属
シールド６２の一部分を露出するように除去され、上記
付加的な金属シールド６２の上記露出された部分を接続
するときに上記付加的な金属シールド６２を上記付加的
なケーブル４０の上記付加的な内部絶縁体６０から分離
する付加的な導電性終端クリップ５２’を更に備え、該
付加的な終端クリップ５２’は、これに上記付加的な金
属シールド６２が接合されるときに発生する熱から上記
付加的な内部絶縁体６０をシールドし、そして上記ブレ
ード部分４２に形成された一対の付加的な位置設定アー
ム５０ｂを更に備え、該付加的な位置設定アーム５０ｂ
は、上記ブレード部分４２の両縁にあって、上記リセプ
タクルが形成された側とは反対の上記ブレード部分４２
の側に、上記付加的な終端クリップ５２’を導電性係合
状態で受け入れるための付加的なリセプタクルを形成す
る請求項１１に記載の終端組立体。 - 【請求項１３】 上記ブレード部分４２は、細長いプレ
ートであり、そして上記位置設定アーム５０ａ及び上記
付加的な位置設定アーム５０ｂは、上記ブレード部分４
２に沿って互いに長手方向に離間される請求項１２に記
載の終端組立体。 - 【請求項１４】 一対のケーブル４０を終端するための
電気コネクタ１０において、各ケーブル４０は、芯線５
８と、該芯線５８の少なくとも一部分を取り巻く内部絶
縁体６０と、該内部絶縁体６０の少なくとも一部分を取
り巻く金属シールド６２と、該金属シールド６２の少な
くとも一部分を取り巻く外部絶縁ジャケット６４とを有
し、該外部ジャケット６４の一部分は、上記金属シール
ド６２の一部分を露出するように除去され、上記コネク
タ１０は、嵌合面、終端面、及びこれら嵌合面と終端面
との間の複数の端子受入通路３１を有する絶縁ハウジン
グ１２と、上記端子受入通路３１の少なくとも一部分を
通して延びる複数の端子３８と、上記端子３８に対し上
記ハウジング１２に少なくとも部分的に配置され、そし
て一般的に平らなブレード部分４２を有している接地プ
レート３２と、保護空洞を画成するように湾曲部５６で
接合された一対の脚部５４を含む終端クリップ５２であ
って、各々のケーブル４０の金属シールド６２がこの終
端クリップ５２に接合され、この終端クリップ５２の上
記保護空洞内で上記内部絶縁体６０を保護するように各
々のケーブル４０の内部絶縁体６０から金属シールド６
２を分離するための終端クリップ５２と、上記接地プレ
ート３２から形成された一対の位置設定アーム５０ａで
あって、上記ブレード部分４２の両縁に形成されて、上
記終端クリップ５２を受け入れるためのリセプタクルを
画成する位置設定アーム５０ａと、を備えたことを特徴
とする電気コネクタ１０。 - 【請求項１５】 上記終端クリップ５２は、その脚部５
４が上記位置設定アーム５０ａ内に並置されそしてその
湾曲部５６が上記ブレード部分４２に対して並置される
ように上記リセプタクル内にネスト状に入れられる請求
項１４に記載の電気コネクタ１０。 - 【請求項１６】 各々のケーブル４０の金属シールド６
２は、これが各々のケーブル４０の周囲の少なくとも半
分にわたって上記終端クリップ５２に接合されるように
上記終端クリップ５２の外面に接合される請求項１５に
記載の電気コネクタ１０。 - 【請求項１７】 上記終端クリップ５２は、その脚部５
４が上記位置設定アーム５０ａ内に並置されそしてその
湾曲部５６が上記ブレード部分４２から離間されるよう
に上記リセプタクル内にネスト状に入れられる請求項１
５に記載の電気コネクタ１０。 - 【請求項１８】 各々のケーブル４０の金属シールド６
２は、これが各々のケーブル４０の周囲の少なくとも半
分にわたって上記終端クリップ５２に接合されるように
上記終端クリップ５２に接合される請求項１７に記載の
電気コネクタ１０。 - 【請求項１９】 上記ブレード部分４２に終端されるべ
き少なくとも１つの付加的なケーブル４０’を備え、こ
の付加的なケーブル４０’は、付加的な芯線５８と、該
付加的な芯線５８の少なくとも一部分を取り巻く付加的
な内部絶縁体６０と、該付加的な内部絶縁体６０の少な
くとも一部分を取り巻く付加的な金属シールド６２と、
該付加的な金属シールド６２の少なくとも一部分を取り
巻く付加的な外部絶縁ジャケット６４とを含み、該付加
的な外部ジャケット６４の一部分は、上記付加的な金属
シールド６２の一部分を露出するように除去され、上記
電気コネクタは、上記付加的な金属シールド６２の上記
露出された部分を接続するときに上記付加的な金属シー
ルド６２を上記付加的なケーブル４０’の上記付加的な
内部絶縁体６０から分離する付加的な導電性終端クリッ
プ５２’を備え、該付加的な終端クリップ５２’は、こ
れに上記付加的な金属シールド６２が接合されるときに
発生する熱から上記付加的な内部絶縁体６０をシールド
し、そして更に、上記接地プレート３２に形成された一
対の付加的な位置設定アーム５０ｂを備え、該付加的な
位置設定アーム５０ｂは、上記ブレード部分４２の両縁
にあり、上記リセプタクルが形成された側とは反対の上
記ブレード部分４２の側に、上記付加的な終端クリップ
５２’を導電性係合状態で受け入れるための付加的なリ
セプタクルを形成する請求項１５に記載の電気コネクタ
１０。 - 【請求項２０】 上記ブレード部分４２は、細長いもの
であり、そして上記位置設定アーム５０ａ及び上記付加
的な位置設定アーム５０ｂは、上記ブレード部分４２に
沿って互いに長手方向に離間される請求項１９に記載の
電気コネクタ１０。 - 【請求項２１】 少なくとも一対のケーブル４０を電気
コネクタ１０に終端する方法であって、各々のケーブル
４０は、芯線５８と、該芯線５８の少なくとも一部分を
取り巻く内部絶縁体６０と、該内部絶縁体６０の少なく
とも一部分を取り巻く金属シールド６２と、該金属シー
ルド６２の少なくとも一部分を取り巻く外部絶縁ジャケ
ット６４とを有し、そして上記電気コネクタ１０は、嵌
合面、終端面、及びこれら嵌合面と終端面との間の複数
の端子受入通路３１を有する絶縁ハウジング１２と、上
記端子受入通路３１の少なくとも一部分を通して延びる
端子３８と、上記ハウジング１２に少なくとも部分的に
固定される接地プレート３２であって、上記嵌合面に一
般的に隣接するブレード部分４２を含んだ接地プレート
３２とを備え、上記方法は、上記各ケーブル４０の金属
シールド６２の一部分を露出するように上記金属シール
ド６２の周りから上記外部絶縁ジャケット６４の一部分
を除去し、終端クリップ５２が各ケーブル４０の上記露
出された金属シールド６２をそのケーブル４０の内部絶
縁体６０から分離するように終端クリップ５２に対して
ケーブル４０を配置し、上記ケーブル４０の金属シール
ド６２の上記露出された部分を終端クリップ５２に接合
し、そして上記接地プレート３２の一対の位置設定アー
ム５０ａで形成されたリセプタクル内に上記終端クリッ
プ５２を配置し、上記終端クリップ５２が上記接地プレ
ート３２の位置設定アーム５０ａに電気的に接続される
ようにする、という段階を備えたことを特徴とする方
法。 - 【請求項２２】 ケーブル４０の金属シールド６２の上
記露出部分は、これが各々のケーブル４０の周囲の少な
くとも半分に延びるように上記終端クリップ５２に接合
される請求項２１に記載の方法。 - 【請求項２３】 上記金属シールド６２は、上記終端ク
リップ５２の片側に接合され、そして上記ケーブル４０
の内部絶縁体６０は、上記終端クリップ５２の反対側に
隣接して配置される請求項２１に記載の方法。 - 【請求項２４】 上記一対の位置設定アーム５０ａは、
上記接地プレート３２のブレード部分４２の両縁に形成
されて、一般的にＵ字型のリセプタクルを画成し、そし
て上記終端クリップ５２は、上記一対の位置設定アーム
５０ａ間の上記リセプタクルに配置される請求項２１に
記載の方法。 - 【請求項２５】 上記終端クリップ５２は、上記ブレー
ド部分４２及びそこから延びる上記位置設定アーム５０
ａにより画成された上記リセプタクル内にネスト状に入
れられるサイズにされた一般的にＵ字型の部品である請
求項２４に記載の方法。 - 【請求項２６】 上記Ｕ字型の終端クリップ５２は、一
対の脚部５４と、これらを接合する湾曲部５６とを含
み、上記終端クリップ５２は、上記脚部５４が上記位置
設定アーム５０ａ内に並置されそして上記湾曲部５６が
上記ブレード部分４２に対して並置されるように上記リ
セプタクル内にネスト状に入れられる請求項２５に記載
の方法。 - 【請求項２７】 上記Ｕ字型の終端クリップ５２は、一
対の脚部５４と、これらを接合する湾曲部５６とを含
み、上記終端クリップ５２は、上記脚部５４が上記位置
設定アーム５０ａ内に並置されそして上記湾曲部５６が
上記ブレード部分４２から離間されるように上記リセプ
タクル内にネスト状に入れられる請求項２６に記載の方
法。 - 【請求項２８】 上記終端クリップ５２を上記位置設定
アーム５０ａに接合する段階を備えた請求項２１に記載
の方法。 - 【請求項２９】 上記金属シールド６２の上記露出部分
は、これが上記終端クリップ５２に接合される前に、上
記内部絶縁体６０から広げられる請求項２１に記載の方
法。 - 【請求項３０】 上記金属シールド６２の上記露出部分
は、半田付けにより上記終端クリップ５２に接合される
請求項２９に記載の方法。 - 【請求項３１】 上記ブレード部分４２に終端されるべ
き少なくとも１つの付加的なケーブル４０’を備え、こ
の付加的なケーブル４０’は、付加的な芯線５８と、該
付加的な芯線５８の少なくとも一部分を取り巻く付加的
な内部絶縁体６０と、該付加的な内部絶縁体６０の少な
くとも一部分を取り巻く付加的な金属シールド６２と、
該付加的な金属シールド６２の少なくとも一部分を取り
巻く付加的な外部絶縁ジャケット６４とを含み、該付加
的な外部ジャケット６４の一部分は、上記付加的な金属
シールド６２の一部分を露出するように除去され、上記
方法は、更に、付加的な導電性終端クリップ５２’が付
加的なケーブル４０’の付加的な内部絶縁体６０から付
加的な金属シールド６２を分離するようにこの付加的な
導電性終端クリップ５２’に対して付加的なケーブル４
０’を配置し、この付加的な終端クリップ５２’に上記
付加的な金属シールド６２が接合されるときに発生する
熱から上記付加的な内部絶縁体６０をシールドするよう
に上記付加的な終端クリップ５２’に上記付加的な金属
シールド６２を接合し、そして上記位置設定アーム５０
ａとは反対の上記接地プレート３２の側で付加的な位置
設定アーム５０ｂにより形成された付加的なリセプタク
ル内に上記付加的な終端クリップ５２’を配置して、上
記付加的な終端クリップ５２’がこの付加的な位置設定
アーム５０ｂに電気的に接続されるようにする段階を備
えた請求項２１に記載の方法。 - 【請求項３２】 上記位置設定アーム５０ａは、上記ブ
レード部分４２の両縁にあって上記リセプタクルを画成
し、そして上記付加的な位置設定アーム５０ｂは、上記
ブレード部分４２の両縁にあって、上記ブレード部分４
２の反対側に上記付加的なリセプタクルを画成する請求
項３１に記載の方法。 - 【請求項３３】 上記ブレード部分４２は、細長いプレ
ートであり、そして上記位置設定アーム５０ａ及び付加
的な位置設定アーム５０ｂは、上記ブレード部分４２に
沿って長手方向に互いに離間される請求項３２に記載の
方法。
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