JP3009930B2 - 昇華型熱転写用受像媒体 - Google Patents

昇華型熱転写用受像媒体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇華型熱転写用受像媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】熱昇華性染料を含有した転写層を有する
熱転写記録媒体と、該記録媒体の裏面からの熱印字によ
って昇華した染料を受容する受像媒体とを用いる昇華型
熱転写記録方式は、優れた中間調記録が可能で、カラー
写真に近いフルカラーハードコピーを提供するものとし
て、近年注目されている。従来、この記録方式で用いら
れる受像媒体としては、熱昇華性染料に対して強い染着
性を示す熱可塑性のポリエステル樹脂等と離型剤からな
る染料受容層を基体(合成紙等)上に形成させたものが
用いられている。しかし、ポリエステル樹脂は耐熱性が
低いため、記録時に転写記録媒体(カラーシート)と融
着するという欠点がある。そこで、染料受容層と転写記
録媒体との離型性(剥離性)を改善するために染料受容
層に離型剤を含有させるが、離型剤含有量が少ないと、
転写記録媒体として、転写基体/染料転写寄与層間の接
着力の極めて強いものを用いない限り、記録後に該転写
層が受像媒体側へ剥ぎ取られてしまう。逆に転写記録媒
体/受像媒体間の剥離性が充分に向上する程度にまで、
染料受容層中の離型剤量を増加すると、今度は受像媒体
中の基体と染料受容層との接着力が低下してしまい、記
録後に該受容層が転写記録媒体側へ剥ぎ取られてしま
う。又、使用される離型剤は一般に染料受容層中の樹脂
との相溶性が低いので離型剤量を増加すると、染料受容
層自体の透明性が低下するという欠点を生じる。オーバ
ーヘッドプロジェクターなどの透過原稿として使用され
る透過型受像媒体においては染料受容層の透明性が高い
ことは必須の条件であるが、反射画像を観察する反射型
受像媒体においても染料受容層の透明性が高いほど、鮮
明な画像が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を解決して、耐熱性が良好で、かつ基体と染料受容層と
の接着力が高く、しかも記録後の受像媒体(染料受容
層)と転写記録媒体(染料転写層)との剥離性が良好
で、更に染料受容層の透明性が良好で画像品位が高い受
像媒体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成は基体上にイソシアネート化合物を含有
する層と活性水素を含有する樹脂とイソシアネート化合
物とポリエーテル変性シリコーンを主成分とする層を順
次積層してなることを特徴とする昇華型熱転写用受像媒
体である。すなわち、本発明の昇華型熱転写用受像媒体
は、基体と活性水素を含有する樹脂とイソシアネート化
合物とポリエーテル変性シリコーンを主成分とする染料
受容層との間にイソシアネート化合物を含有する中間層
を設けたものである。こうすることによって、基体が染
料受容層中の離型剤の影響を受けず、従って基体と染料
受容層との接着力を保ったまま、受像媒体(染料受容
層)と転写記録媒体(染料転写層)との間の剥離性が良
好なものとなる。次に本発明を図面により説明すると、
本発明の具体的構成及び作用は、以下の通りである。図
1において、本発明の受像媒体は受像基体A、染料受容
層B及び中間層Cから構成されている。又、1はサーマ
ルヘッドを示し、昇華転写記録媒体は耐熱層2、転写基
体3及び染料転写層4から構成されている。サーマルヘ
ッド1からの加熱により、昇華転写記録媒体の染料転写
層4から熱昇華性染料が昇華及び拡散し、昇華した染料
は受像媒体の染料受容層Bに転移する。受像媒体へ移っ
た昇華染料は、染料受容層Bを形成する染料染着性樹脂
中を拡散し、染着する。前記したように従来の受像媒体
において、記録時における熱融着を防ぎ、記録後の剥離
性を高めるために、染料受容層B中にシリコーンオイル
等の離型剤を含有させることは知られているが、離型剤
含有量が少ないときは、剥離性向上効果が不充分で、記
録後に染料転写層4が染料受容層B側へ剥ぎ取られてし
まう。ところが、剥離性を高めるために離型剤の含有量
を多くすると、今度は受像基体Aと染料受容層Bとの間
の接着力が弱くなって、記録後に染料受容層Bが染料転
写層4側へ剥ぎ取られてしまうという現象が起きる。し
かしながら、本発明の受像媒体はイソシアネート化合物
を含有する中間層Cが、受像基体Aと染料受容層Bとの
間に設けられているため、受像基体Aは染料受容層B中
の離型剤の影響を受けず、受像基体Aと染料受容層Bと
の接着力が高く保たれ、記録後の受像基体Aと染料受容
層Bとの間での剥離が防止される。中間層C中及び染料
受容層B中にイソシアネート化合物を含有する本発明の
受像媒体では、記録後の染料受容層Bと染料転写層4と
の剥離性は、イソシアネート化合物を含まない場合に比
して、大幅に向上する。本発明の受像媒体の染料受容層
Bに使用されるポリエーテル変性シリコーンは染料染着
性樹脂及びイソシアネート化合物との相溶性が高く、受
容層内部における光の散乱(層内拡散)が抑えられるた
めに染料受容層Bの透明性が高く(ヘーズ値が低く)な
る。又、本発明の受像媒体の染料受容層Bに使用される
活性水素を含有する樹脂はイソシアネート化合物と架橋
反応し、染料受容層Bの耐熱性が向上するので、熱エネ
ルギー印加部、すなわち画像記録部の染料受容層表面の
平面性の低下の度合が小さい。したがって、受容層表面
における光の散乱(表皮拡散)が抑えられ、透明性が保
持される。上記のことから、本発明の受像媒体において
は、受像基体Aと染料受容層Bとの接着力が高く、記録
後の染料受容層Bと染料転写層4との剥離性が良好で、
しかも染料受容層Bの透明性が高いので画像品位の優れ
たものとなる。本発明の中間層C及び染料受容層Bにお
いて使用されるイソシアネート化合物としてはトリレン
ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、
4,4-ジフェニルメタンジイソシアネート、トリフェニル
メタントリイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、メタキシリレンジイソシアネート、イソホロンジイ
ソシアネート、ビスイソシアネートメチルシクロヘキサ
ン等の各種イソシアネート化合物が用いられ、又それら
とヘキサントリオール等との付加物を用いることができ
る。本発明の中間層Cはイソシアネート化合物のみで構
成してもよいが、樹脂等のその他の成分を適宜含有させ
ることもできる。樹脂としては例えば塩化ビニル樹脂、
酢酸ビニル樹脂、ポリアミド、ポリエチレン、ポリカー
ボネート、ポリスチレン、ポリプロピレン、アクリル樹
脂、フェノール樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、エ
ポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ブチラール
樹脂、メラミン樹脂、天然ゴム、合成ゴム、ポリビニル
アルコール、セルロース樹脂等が挙げられる。これらの
樹脂は1種で使用できるが、数種を混合するか、更に共
重合体を使用してもよい。又、本発明の染料受容層Bに
おいて使用される活性水素を含有する樹脂としてはポリ
エステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂のほか、ポリビニル
ブチラール、ポリビニルアセタール、ポリウレタンポリ
オール、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオ
ール、アクリル、アクリル−ポリエステル共重合物、ア
ルキッド、シリコンポリエステル、エポキシのエポキシ
基をアルカノールアミンで開環して−OH基にしたもの
などがある。ポリエステル樹脂としてはバイロンRV55
0、RV300、RV103、RV600、RV200、PCR939、
RV220、RV280、RV290(以上東洋紡)、エリーテ
ル3600、3200、3201、3210、3220(以上ユニチカ)等が
挙げられる。活性水素を含むポリ塩化ビニル樹脂として
は、OH基を含む塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、C
OOH基を含む塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などが
あり、例えばユニオンカーバイド社製のVAGH、VR
OH、VMCC、VMCH、電気化学工業社製のデンカ
ビニル1000GKT、1000GK、1000GKS、1000C、1000CK、100
0CSなどが挙げられる。なお、上記の活性水素を含有す
る樹脂とイソシアネートの使用割合は例えばOH基を含
む場合NCO/OHのモル比で0.2〜5.0の範囲が好まし
い。又、本発明で使用されるポリエーテル変性シリコー
ンとしては、例えば下記構造式化1又は化2で表わされ
るポリエーテル変性シリコーン、化3のエポキシ・ポリ
エーテル変性シリコーン、化4のアルキルアラルキルポ
リエーテル変性シリコーンが挙げられる。
【化1】 但し、 m、nは3000以下の整数、 a、bは50以下の整数、 Rは炭素数8以下のアルキル基、アリ−ル基、アラルキ
ル基
【化2】 但し、 nは3000以下の整数、 aは100以下の整数、 Rは炭素数8以下のアルキル基、アリ−ル基、アラルキ
ル基
【化3】 但し、 Xは3000以下の整数、 Y、Zは2000以下の整数、 R’は炭素数8以下のアルキレン基 POAはポリオキシアルキレン基
【化4】 但し、 Wは3000以下の整数、 X、Y、Zは2000以下の整数、 Rは炭素数8以下のアルキル基、又はアリ−ル基、アラ
ルキル基、 R’は炭素数8以下のアルキレン基、 POAはポリオキシアルキレン基、 市販品としては例えば、KF351、KF352、KF354、
KF615、X-22-6008、KF-6004(以上信越化学工業
製)、SH3746、SH3749、SF8410、SF8421、SF
8419(以上トーレ・シリコーン製)などがある。染料受
容層中のポリエーテルシリコーンの含有量は樹脂に対し
0.1〜20重量%が好ましい。なお、染料受容層Bや中間
層Cには、界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着
色剤などを適宜含有させることもできる。又、本発明の
受像媒体における基体Aとしては、合成紙、アート紙、
上質紙、コート紙、グラビア紙、バライタ紙、セルロー
ス繊維紙、プラスチックフィルム等が単独で又はそれら
の積層体で好適に使用される。とりわけ、透過型受像媒
体に用いられる基体Aとしては、ヘーズ値で5%以下の
ものが好ましく、例えばポリエチレンテレフタレート、
ポリオレフィン、ポリアクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン等のフィルムを挙げることができ、この
うちで特にポリエチレンテレフタレートフィルムがより
好ましい。なお、上記透明基体上に設ける中間層及び染
料受容層の厚さはそれぞれ0.1〜10μmが好ましく、特に
好ましくは0.1〜5μmである。
【0005】
【実施例】次に本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。なお以下において示す%及び部はいずれも重量基準
である。
【0006】 実施例1 下記組成の混合物を充分混合分散させ、中間層用塗液
[A液]及び受容層用塗液[B液]を調製した。 [A液] ポリエステル樹脂(商品名バイロン200、東洋紡績(株)製) 100部 イソシアネート(商品名バーノックDN-950; 大日本インキ化学工業(株)製) 10部 トルエン 300部 メチルエチルケトン 300部 [B液] 塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコール共重合体 (商品名VAGH;ユニオンカーバイド社製) 100部 イソシアネート(商品名コロネートL; 日本ポリウレタン工業(株)製) 50部 ポリエーテル変性シリコーン(商品名SH3749; トーレ・シリコーン(株)製) 5部 トルエン 455部 メチルエチルケトン 455部 次に[A液]、[B液]をワイヤーバーを用いて、厚さ
約100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(商品
名ルミラーT60;東レ(株)製)上に塗布し、乾燥温度
90℃で1分間乾燥して各々約3μmの中間層と受容層を作
製した。その後、得られた受像媒体を60℃で10時間加
熱し、本発明の受像媒体を作製した。一方、昇華転写記
録媒体として、バック層としてシリコーン樹脂膜(厚さ
約1μm)を設けた厚さ6μmのPETフィルム上に、下
記処方のインク層(すなわち染料転写層)用塗液[C
液]を、約2μmの厚さに塗布して転写記録媒体を得た。 [C液] ポリビニルブチラール(商品名BX−1;積水化学工業製) 7部 ポリエチレンオキサイド(商品名R-400;明成化成工業(株)製) 3部 昇華分散染料(商品名カヤセットブルー714;日本化薬(株)製) 15部 トルエン 95部 メチルエチルケトン 95部 得られた熱転写記録媒体と受像媒体とを、転写媒体のイ
ンク層と受像媒体の染料受容層とが対面するように重ね
合わせ、転写記録媒体の裏面からサーマルヘッドで加熱
エネルギーを変えて、画像記録を行った。なお、サーマ
ルヘッドの記録密度は6ドット/mmであり、記録出力
は0.42w/ドットであった。
【0007】 比較例1 受容層用塗液として下記[D液]を用い、かつ中間層を
設けなかった以外は、実施例1と同様にして比較例1の
受像媒体を作製し、画像記録を行った。 [D液] 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂 (商品名VYHH;ユニオンカーバイド社製) 100部 アミノ変性シリコーン(商品名SF8417; トーレ・シリコーン(株)製) 1部 トルエン 300部 メチルエチルケトン 300部
【0008】 比較例2 受像層用塗液として、下記[E液]を用い、かつ中間層
を設けなかった以外は、実施例1と同様にして比較例2
の受像媒体を作製し、画像記録を行った。 [E液] 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂(商品名VYHH) 100部 アミノ変性シリコーン(商品名SF8417) 5部 トルエン 300部 メチルエチルケトン 300部
【0009】 比較例3 中間層用塗液として前記[A液]を用い、受容層用塗液
として下記[F液]を用いた以外は、実施例1と同様に
して比較例3の受像媒体を作製し、画像記録を行った。 [F液] 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂 (商品名VYHH;ユニオンカーバイド社製) 100部 ポリエーテル変性シリコーン (商品名SH3749;トーレ・シリコーン社製) 5部 トルエン 300部 メチルエチルケトン 300部 以上の画像記録の結果及び受像媒体のヘーズ値並びに基
体と受容層との密着性を表1に示す。
【表1】 注1)記録後の染料受容層と染料転写層との剥離性 注2)基体と染料受容層の接着力(○;十分、×:不十
分) 注3)スガ試験機製直読ヘーズコンピュータHGM-2DP型
による受像媒体の地肌部分のヘーズ値 注4)画像記録部(印加エネルギー3.46mJ/ドット)に
おける受容層表面の60°/60°光沢度 なお、本発明の実施例の受像媒体の画像は鮮明で画像品
位が高く、搬送性も良好であった。
【0010】 比較例4 受容層用塗液として下記[G液]を用い、6μmの受容
層を設け、かつ中間層を用いなかった以外は、実施例1
と同様にして比較例4の受像媒体を作製し、画像記録を
行った。 [G液] 塩化ビニル/ビニルアルコ−ル共重合体 (商品名エスレックA;積水化学工業(株)製) 100部 イソシアネ−ト(商品名コロネ−トL; 日本ポリウレタン工業(株)製) 6部 アミノ変性シリコ−ン(商品名KF−393;信越化学工業(株)製) 2.5部 トルエン 140部 メチルエチルケトン 240部
【0011】 比較例5 中間層用塗液として、下記[H液]を用い、1μmの中
間層を設け、かつ受容層用塗液として下記[I液]を用
いて6μmの受容層を設けた以外は、実施例1と同様に
して比較例5の受像媒体を作製し、画像記録を行った。 [H液] ポリエステル樹脂(商品名バイロン200、東洋紡績(株)製) 100部 イソシアネート(商品名バーノックDN-950; 大日本インキ化学工業(株)製) 7部 トルエン 800部 メチルエチルケトン 200部 [I液] ポリエステル樹脂(商品名バイロン290、東洋紡績(株)製) 100部 アミノ変性シリコーン(商品名KF-393; 信越化学工業(株)製) 2.5部 エポキシ変性シリコーン(商品名KF-100T; 信越化学工業(株)製) 2.5部 トルエン 180部 メチルエチルケトン 180部 シクロヘキサノン 60部
【0012】 実施例2 中間層用塗液として、前記[A液]を用い、受容層用塗
液として下記[J液]を用いた以外は、実施例1と同様
にして実施例2の受像媒体を作製し、画像記録を行っ
た。 [J液] ポリエステル樹脂(商品名バイロン200、東洋紡績(株)製) 100部 イソシアネート(商品名コロネ−トL; 日本ポリウレタン工業(株)製) 15部 ポリエーテル変性シリコーン (商品名SH3746;トーレ・シリコーン(株)製) 5部 トルエン 320部 メチルエチルケトン 320部 以上の画像記録の結果及び受像媒体のヘ−ズ値並びに基
体と受容層との密着性を表2に示す。
【表2】
【0013】
【発明の効果】本発明の昇華型熱転写用受像媒体は、基
体上にイソシアネート化合物を含有する中間層と活性水
素を含有する樹脂とイソシアネート化合物とポリエーテ
ル変性シリコーンを主成分とする染料受容層をその順に
積層した構成としたことにより、記録後に染料転写層が
染料受容層側へ剥ぎ取られることがなく、染料受容層が
染料転写層側へ剥ぎ取られることもなく、染料受容層と
染料転写層との間(すなわち受像媒体と転写記録媒体と
の間)の剥離性が良好なものとなり、しかも画像濃度が
高く、染料受容層の透明性が高い(ヘーズ値が低い)の
で画像品位も優れている。又、ポリエーテル変性シリコ
ーンオイルを使用したために、受容層表面が過度に滑る
こともなく、帯電防止効果も有しているために受像媒体
の搬送性も優れ、更に受容層表面への筆記性も優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る昇華型熱転写用受像媒体の受像機
構を示すための模式断面図であり、昇華転写記録媒体の
模式断面図も含んでいる。
【符号の説明】
A 受像基体、 B 染料受容層、 C 中間層、 1 サーマルヘッド、 2 転写記録媒体の耐熱層 3 転写記録媒体の転写基体、 4 転写記録媒体の染料転写層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 勝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコ−内 (72)発明者 野川 千春 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコ−内 (72)発明者 有賀 ゆたか 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコ−内 (56)参考文献 特開 平1−280585(JP,A) 特開 昭61−132387(JP,A) 特開 昭64−34792(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上にイソシアネート化合物を含有す
    る層と活性水素を含有する樹脂とイソシアネート化合物
    とポリエーテル変性シリコーンを主成分とする層を順次
    積層してなることを特徴とする昇華型熱転写用受像媒
    体。
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