JP2925194B2 - 昇華型熱転写用受像媒体 - Google Patents

昇華型熱転写用受像媒体

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JP2925194B2 JP1317667A JP31766789A JP2925194B2 JP 2925194 B2 JP2925194 B2 JP 2925194B2 JP 1317667 A JP1317667 A JP 1317667A JP 31766789 A JP31766789 A JP 31766789A JP 2925194 B2 JP2925194 B2 JP 2925194B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、昇華型熱転写用受像媒体に関する。
[従来の技術] 熱昇華性染料を含有した転写層を有する熱転写記録媒
体と、該記録媒体の裏面からの熱印字によって昇華した
染料を受容する受像媒体とを用いる昇華型熱転写記録方
式は、優れた中間調記録が可能で、カラー写真に近いフ
ルカラーハードコピーを提供するものとして、近年注目
されている。
従来、この記録方式で用いられる受像媒体としては、
熱昇華性染料に対して強い染着性を示す熱可塑性のポリ
エステル樹脂等と離型剤からなる染料受容層を基体(合
成紙等)上に形成させたものが用いられている。しか
し、ポリエステル樹脂は耐熱性が低いため、記録時に転
写記録媒体(カラーシート)と融着するという欠点や保
存後に褪色するという欠点がある。
これらの点を解決するために、染料受容層を形成する
樹脂として、塩化ビニル系樹脂を単独使用したり、該樹
脂を前記ポリエステル樹脂と併用したりすることが提案
されている(特開昭60−24996号、同61−283595号、同6
2−294595号、同63−51181号公報)。この塩化ビニル系
樹脂はポリエステル系樹脂に比べ、記録後の離型性、耐
光性、保存性等の点で優れているものと言える。
ところが染料受容層を構成する樹脂として、塩化ビニ
ル系樹脂を用いた場合でも、染料受容層中の離型剤含有
量が少ないと、転写記録媒体として、転写基体/染料転
写層間の接着力の極めて強いものを用いない限り、記録
後に該転写層が受像媒体側に接ぎ取られてしまう。逆に
転写記録媒体/受像媒体間の剥離性が充分に向上する程
度にまで、染料受容層中の離型剤量を増加すると、今度
は受像媒体中の基体と染料受容層との接着力が低下して
しまい、記録後に該受容層が転写記録媒体側へ剥ぎ取ら
れてしまうという欠点を生じる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、前記問題点を解決して、耐熱性が良好で、
かつ基体と染料受容層との間の接着力が高く、しかも記
録後の受像媒体(染料受容層)と転写記録媒体(染料転
写層)との剥離性が良好な受像媒体を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、基体上に、ポリエステル樹脂とイソ
シアネート化合物を主成分とした層と塩化ビニル系樹脂
とポリエーテル変性シリコーンオイルとアミノ変性シリ
コーンオイルを主成分とした層を順次積層して成ること
を特徴とする昇華型熱転写用受像媒体が提供される。
すなわち、本発明の昇華型熱転写用受像媒体は、基体
と塩化ビニル系樹脂とポリエーテル変性シリコーンオイ
ルとアミノ変性シリコーンオイルを主成分とする染料受
容層との間に、ポリエステル樹脂およびイソシアネート
化合物を主成分とする中間層を設けた構成としたことか
ら、基体が染料受容層中の離型剤の影響を受けず、従っ
て基体と染料受容層との接着力を保ったまま、受像媒体
(染料受容層)と転写記録媒体(染料転写層)との間の
剥離性が良好なものとなる。
次に本発明を図面により説明すると、本発明の具体的
構成および作用は、以下の通りである。
第1図において、本発明の受像媒体は受像基体A、染
料受容層Bおよび中間層Cから構成されている。すなわ
ち、本発明の受像媒体は、受像基体A上に、ポリエステ
ル樹脂とイソシアネート化合物とから主としてなる中間
層Cおよび塩化ビニル系樹脂とポリエーテル変性シリコ
ーンオイルとアミノ変性シリコーンオイルとから主とし
てなる染料受容層Bをその順に積層した構成となってい
る。また、1はサーマルヘッドを示し、昇華転写記録媒
体は耐熱層2、転写基体3および染料転写層4から構成
されている。
サーマルヘッド1からの加熱により、昇華転写記録媒
体の染料転写層4から熱昇華性染料が昇華および拡散
し、昇華した染料は受像媒体の染料受容層Bに転移す
る。受像媒体へ移った昇華染料は、染料受容層Bを形成
する染料染着性樹脂中を拡散し、染着する。
前記したように従来の受像媒体において、記録時にお
ける熱融着を防ぎ、記録後の剥離性を高めるために、染
料受容層B中にシリコーンオイル等の離型剤を含有させ
ることは知られているが、離型剤含有量が少ないとき
は、剥離性向上効果が不充分で、記録後に染料転写層4
が染料受容層B側へ剥ぎ取られてしまう。ところが、剥
離性を高めるために離型剤の含有量を多くすると、今度
は受像基体Aと染料受容層Bとの間の接着力が弱くなっ
て、記録後に染料受容層Bが染料転写層4側へ剥ぎ取ら
れてしまうという現象が起きる。
しかしながら、本発明の受像媒体は、染料受容層Bが
離型性の優れた塩化ビニル系樹脂とポリエーテル変性シ
リコーンオイルとアミノ変性シリコーンオイルとから主
として構成されている上に、ポリエステル樹脂およびイ
ソシアネート化合物から主として構成されている中間層
Cが、受像基体Aと染料受容層Bとの間に設けられてい
るため、受像基体Aは染料受容層B中の離型剤の影響を
受けず、受像基体Aと染料受容層Bとの接着力が高く保
たれ、記録後の受像基体Aと染料受容層Bとの間での剥
離が防止され、しかも耐熱性、耐光性、保存性などの優
れたものとなる。
本発明の受像媒体は、ポリエステル樹脂およびイソシ
アネート化合物とから主として構成されている中間層C
を有し、さらに染料受容層B中に塩化ビニル系樹脂と相
溶し受像層Bの断面方向にほぼ均一に含有されるポリエ
ーテル変性シリコーンオイルと塩化ビニル樹脂と相溶せ
ず受容層Bの自由表面部付近に多く含有されるアミノ変
性シリコーンオイルを併用するために、記録後の染料受
容層Bと染料転写層4との剥離性は、従来の受像媒体に
比して大幅に向上するので、塩化ビニル系樹脂と相溶し
ないアミノ変性シリコーンオイルの配合量を減量するこ
とができる。
本発明の受像媒体を透過原稿作成用とする場合におい
ては、基体の透明性が高いのは当然であるが、さらに染
料受容層の透明性が高いことが要求される。
染料受容層中のアミノ変性シリコーンオイルの配合量
が少ないほど、染料受容層の透明性が高く(ヘーズ値が
低く)なる。
本発明で使用されるポリエステル樹脂としてはバイロ
ンRV550、RV300、RV103、RV600、RV200、PCR939、RV22
0、RV280、RV290(以上東洋紡)、エリーテル3600、320
0、3201、3210、3220(以上ユニチカ)等が挙げられ
る。
また、イソシアネート化合物としてはトリレンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、4,4−
ジフェニルメタンジイソシアネート、トリフェニルメタ
ントリイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
メタキシリレンジイソシアネート等の各種イソシアネー
ト化合物が用いられ、またそれらとヘキサントリオール
等との付加物を用いることができる。
なお、上記染着性樹脂とイソシアネートの使用割合は
例えばOH基を含む場合NCO/OHのモル比で0.2〜5.0の範囲
が好ましい。
本発明の染料受容層Bにおいて使用される塩化ビニル
樹脂としては、例えばポリ塩化ビニル、塩化ビニル/酢
酸ビニル共重合体等が挙げられ、塩化ビニル成分が80重
量%以上のものが好ましい。市販品としては、例えばユ
ニオンカーバイド社製のVYHH、VYNS、VYHD、VYLF等や電
気化学工業社製のデカビニル1000MT、1000A、1000L、10
00D、MHE100、ME120等が挙げられる。
また、本発明において使用されるポリエーテル変性シ
リコーンオイルとしては、アルキルアラルキルポリエー
テル変性シリコーンオイル、エポキシポリエーテル変性
シリコーンオイルを包含し、市販品としては例えば、ト
ーレ・シリコーン(株)製のSF8410、SH3746、SH3749、
SF8419、SF8421等や信越化学工業(株)製のKF351、KF3
52、KF354、KF615、X−22−6008等が挙げられる。
アミノ変性シリコーンオイルとしては、トーレ・シリ
コーン(株)製のSF8417や信越化学工業(株)製のKF85
7、KF858、X−22−161C等が挙げられる。
塩化ビニル系樹脂に対するシリコーンオイルの使用割
合は、ポリエーテル変性シリコーンオイルは1〜20重量
%、アミノ変性シリコーンオイルは0.05〜10重量%が好
ましい。
なお、染料受容層Bや中間層Cには、界面活性剤、紫
外線吸収剤、酸化防止剤などを適宜含有させることもで
きる。
また、本発明の受像媒体における基体Aとしては、合
成紙、アート紙、上質紙、コート紙、グラビア紙、バラ
イタ紙、セルロース繊維紙、プラスチックフィルム等が
単独でまたはそれらの積層体で好適に使用される。ま
た、特に透明性基体を使用する場合には、ヘーズ値で5
%以下のものが好ましく、たとえばポリエチレンテレフ
タレート、ポリオレフィン、ポリアクリル、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン等のフィルムを挙げることが
でき、このうちで特にポリエチレンテレフタレートフィ
ルムがより好ましい。。
なお、上記透明基体上に設ける中間層および染料受容
層の厚さはそれぞれ0.1〜10μmが好ましく、特に好ま
しくは0.1〜5μmである。
[実施例] 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。な
お以下において示す%および部はいずれも重量基準であ
る。
実施例1 下記組成の混合物を充分混合分散させ、中間層用塗液
[A液]および受容層用塗液[B液]を調製した。
[A液] ポリエステル樹脂 100部 (商品名バイロン200、東洋紡績(株)製) イソシアネート 10部 (商品名バーノックDN−950;大日本インキ化学工業
(株)製) トルエン 300部 メチルエチルケトン 300部 [B液] 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂 100部 (商品名VYHH;ユニオンカーバイド社製) ポリエーテル変性シリコーンオイル 8部 (商品名SH3746;トーレ・シリコーン(株)製) アミノ変性シリコーン 1部 (商品名SF8417;トーレ・シリコーン(株)製) トルエン 280部 メチルエチルケトン 280部 次に[A液]および[B液]をワイヤーバーを用い
て、厚さ約150μmの合成紙(商品名ユポFGP−150;王子
油化合成紙(株)製)上に塗布し、乾燥温度90℃で1分
間乾燥して各々約3μmの中間層と受容層を形成し、本
発明の受像媒体を作成した。
一方、昇華転写記録媒体として、バック層としてシリ
コーン樹脂膜(厚さ約1μm)を設けた厚さ6μmのPE
Tフィルム上に、下記処方のインク層(すなわち染料転
写層)用塗液[C液]を、約2μmの厚さに塗布して転
写記録媒体を得た。
[C液] ポリビニルブチラール 10部 (商品名BX−1;積水化学工業(株)製] 昇華性分散染料 6部 (商品名カヤセットブルー714;日本化薬(株)製) トルエン 95部 メチルエチルケトン 95部 得られた熱転写記録媒体と受像媒体とを、転写媒体の
インク層と受像媒体の染料受容層とが対面するように重
ね合わせ、転写記録媒体の裏面からサーマルヘッドで加
熱エネルギーを変えて、画像記録を行った。なお、サー
マルヘッドの記録密度は6ドット/mmであり、記録出力
は0.42w/ドットであった。
実施例2 実施例1において、夫々[A液]および[B液]の代
わりに下記[D液]および[E液]を用いた以外は、実
施例1と同様にして、本発明の受像媒体を作成した。
[D液] ポリエステル樹脂 100部 (商品名バイロン200;東洋紡績(株)製) イソシアネート 10部 (商品名コロネートL;日本ポリウレタン工業(株)
製) トルエン 300部 メチルエチルケトン 300部 [E液] 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂 100部 (商品名VYNS;ユニオンカーバイド社製); ポリエーテル変性シリコーン 5部 (商品名SH3749;トーレ・シリコーン(株)製) アミノ変性シリコーン 0.8部 (商品名SF8417;トーレ・シリコーン(株)製) トルエン 280部 メチルエチルケトン 280部 続いて、実施例1と同様にして画像記録を行った。
比較例1 受像層溶液として、下記[F液]を用い、かつ中間層
を設けなかった以外は、実施例1と同様にして比較例1
の受像媒体を作成し、画像記録を行った。
[F液] 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂 100部 (商品名VYHH;ユニオンカーバイド社製) アミノ変性シリコーンオイル 1部 (商品名SF8417;トーレ・シリコーン(株)製) トルエン 280部 メチルエチルケトン 280部 比較例2 受容層用溶液として、下記[G液]を用い、かつ中間
層を設けなかった以外は、実施例1と同様にして比較例
2の受像媒体を作成し、画像記録を行った。
[G液] 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂 100部 (商品名VYHH) アミノ変性シリコーンオイル 5部 (商品名SF8417) トルエン 280部 メチルエチルケトン 280部 以上の画像記録の結果および受容層と基体との密着性
を第1表に示す。
実施例3 下記組成の混合物を充分混合分散させ、中間層用塗液
[A液]および受容層用塗液[H液]を調製した。
[A液] ポリエステル樹脂 100部 (商品名バイロン200;東洋紡(株)績製) イソシアネート 10部 (商品名バーノックDN−950;大日本インキ化学工業
(株)製) トルエン 300部 メチルエチルケトン 300部 [H液] 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂 100部 (商品名VYHH;ユニオンカーバイド社製) ポリエーテル変性シリコーンオイル 8部 (商品名SH3746;トーレ・シリコーン(株)製) アミノ変性シリコーン 0.7部 (商品名SF8417;トーレ・シリコーン(株)製) トルエン 280部 メチルエチルケトン 280部 次に[A液]、[H液]をワイヤーバーを用いて、厚
さ約100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(商品名ルミラーT60;東レ(株)製)上に塗布し、乾燥
温度90℃で1時間乾燥して約3μmの中間層と受容層を
形成し、本発明の受像媒体を作成した。
一方、昇華転写記録媒体として、バック層としてシリ
コーン樹脂膜(厚さ約1μm)を設けた厚さ6μmのPE
Tフィルム上に下記処方のインク層(すなわち染料転写
層)用溶液[I液]を、約2μmの厚さに塗布して転写
記録媒体を得た。
[I液] ポリビニルブチラール 7部 (商品名BX−1;積水化学工業(株)製) ポリエチレンオキサイド 3部 (商品名R−400;明成化学工業(株)製) 昇華分散染料 15部 (商品名カヤセットブルー714;日本化薬(株)製) トルエン 95部 メチルエチルケトン 95部 得られた転写記録媒体と受像媒体とを、転写媒体のイ
ンク層と受像媒体の染料受容層とが対面するように重ね
合わせ、転写記録媒体の裏面からサーマルヘッドで加熱
エネルギーを変えて、画像記録を行った。なお、サーマ
ルヘッドの記録密度は6ドット/mmであり、記録出力は
0.42W/ドットであった。
実施例4 実施例3において、夫々[A液]および[H液]の代
わりに下記[D液]および[J液]を用いた以外は、実
施例3と同様にして、本発明の受像媒体を作成した。
[D液] ポリエステル樹脂 100部 (商品名バイロン200;東洋紡績(株)製) イソシアネート 10部 (商品名コロネートL;日本ポリウレタン工業(株)
製) トルエン 300部 メチルエチルケトン 300部 [J液] 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂 100部 (商品名VYNS;ユニオンカーバイド社(株)製) ポリエーテル変性シリコーン 5部 (商品名SH3749;トーレシリコーン(株)製) アミノ変性シリコーンオイル 0.5部 (商品名SF8417;トーレ・シリコーン(株)製) トルエン 280部 メチルエチルケトン 280部 続いて、実施例3と同様にして画像記録を行った。
比較例3 受像用塗液として下記[F液]を用い、かつ中間層を
設けなかった以外は、実施例3と同様にして比較例3の
受像媒体を作成し、画像記録を行った。
[F液] 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂 100部 (商品名VYHH;ユニオンカーバイド社製) アミノ変性シリコーンオイル 1部 (商品名SF8417;トーレ・シリコーン社製) トルエン 280部 メチルエチルケトン 280部 比較例4 受容層用塗液として、下記[G液]を用い、かつ中間
層を設けなかった以外は、実施例3と、同様にして比較
例4の受像媒体を作成し、画像記録を行った。
[G液] 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂 100部 (商品名VYHH;ユニオンカーバイド社製) アミノ変性シリコーンオイル 5部 (商品名SF8417;トーレ・シリコーン(株)製) トルエン 280部 メチルエチルケトン 280部 以上の画像記録の結果および受像媒体のヘーズ値なら
びに基体と受容層との密着性を第2表に示す。
[発明の効果] 本発明の昇華型感熱転写用受像媒体は、基体上にポリ
エステル樹脂とイソシアネート化合物とから主としてな
る中間層および塩化ビニル系樹脂とポリエーテル変性シ
リコーンオイルとアミノ変性シリコーンオイルとから主
としてなる染料受容層をその順に積層した構成としたこ
とから、記録後に染料転写層が染料受容層側へ剥ぎ取ら
れることもかつ染料受容層が染料転写層側へ剥ぎ取られ
ることもなく、染料受容層と染料転写層との間(すなわ
ち受像媒体と転写記録媒体との間)の剥離性が良好なも
のとなり、しかも耐熱性、耐光製、保存性にも優れてい
る。
さらに、染料受容層表面のシリコーンオイルの量が適
量であるので滑りすぎたり、隣接する受像媒体にシリコ
ーンオイルが転移することが起こりにくい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る昇華型熱転写用受像媒体の受像機
構を示すための模式断面図であり、昇華転写記録媒体の
模式断面図も含んでいる。 A……受像基体、B……染料受容層、C……中間層、 1……サーマルヘッド、 2……転写記録媒体の耐熱層 3……転写記録媒体の転写基体、 4……転写記録媒体の染料転写層。
フロントページの続き (72)発明者 島田 勝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平1−280585(JP,A) 特開 昭64−34792(JP,A) 特開 昭62−240588(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体上に、ポリエステル樹脂とイソシアネ
    ート化合物を主成分とした層と塩化ビニル樹脂とポリエ
    ーテル変性シリコーンオイルとアミノ変性シリコーンオ
    イルを主成分とした層を順次積層して成ることを特徴と
    する昇華型熱転写用受像媒体。
  2. 【請求項2】基体が透明である請求項(1)記載の昇華
    型熱転写用受像媒体。
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CN114261222B (zh) * 2021-12-21 2024-01-19 湖南鼎一致远科技发展有限公司 一种用于增加热升华色带适用基材的碳带及其制备方法

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