JP3009079U - 室内履き - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外反母趾を効率良く匡正することの出来る室
内履きを市販に供することを目的とする。 【構成】 履物本体の前部に於ける鼻緒の首部に対し、
肉厚２ｍｍ〜７ｍｍ、高さ１５ｍｍ〜２５ｍｍのリング
体を取付けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は鼻緒付き室内履きに関する。

【０００２】

【従来の技術】

室内履きとしては前開きスリッパや前閉じスリッパが一般的である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記スリッパは靴履きと同様に外反母趾を促進させるものとなる。本考案は外 反母趾匡正に役立つ室内履きを市販に供せんとするものである。

【０００４】

【考案を解決するための手段】

本考案は鼻緒を使用した草履であって、鼻緒の首部に肉厚２ｍｍ〜７ｍｍ、高 さ１５ｍｍ〜２５ｍｍのリング体を取付けるのであり、リング体は材質をスポン ジゴムとしたものが良い。

【０００５】

【作用】

鼻緒の首部に嵌着させたリング体が足の拇指と薬指の間を外方に広げるように なし、これに伴って拇指をその付根部分に沿う如く押圧状態とする。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案に係わる室内履きの斜視図であって、１は履物本体、２はその上 面へ取付けられる鼻緒である。３は該鼻緒２の首部に嵌着させたリング体であっ て、天然ゴム、合成ゴム等で作成されるが、各種実験例の結果スポンジゴムが最 適であり、且つその寸法は肉厚ｔ＝２ｍｍ〜７ｍｍ、高さｈ＝１５ｍｍ〜２５ｍ ｍとなされる。

【０００７】 上記の数値は室内履きの大きさ（Ｓ、Ｍ、Ｌ）や使用者の年齢或いは要望等に 応じて設定するが、外反母趾の匡正作用の外に履き易さと履き心地の上から最も 効果的となる。

【０００８】 本考案に於てリング体３は鼻緒を履物本体に取り付ける際に、環状となしたリ ング体３内を挿通させることにより行っても良いが、図２に示す如く板状となし た内面の片側へ接着テープ４の一部ａを接着させ、このものを鼻緒２の首部へ巻 付かしめ、その際接着テープ４の突出した残り部ｂに対しリング対３の他側部ｍ を接着させることにより行っても良く、このようにする場合は既存の鼻緒に対し 極めて容易にリング体３の取り付けを可能にすることが出来る。

【０００９】 本考案に於て履物本体１の後部ｐは足の踵部が少し外方へ飛び出て足裏内部を 押圧可能となるように比較的短く且つ高さＨが急傾斜角度（３０°）で高くなる よう設計してあり、このようにすることによって体重の一部が足指へ傾向するこ とと相俟って外反母趾匡正作用に著効を奏するのであり、又足裏のつぼも同時に 刺激されるものとなる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は以上の如く構成せしめるものであって、試用による実験例では１ケ月 程度で外反母趾匡正の効果が現れ出し、２〜３ケ月では極めて顕著なものとなっ た。尚、全体的な着用間に優れ身体に心地良さを与えてくれるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案品の斜視図である。

【図２】リング体の別の実施例である。

【符号の説明】

１ 履物本体 ２ 鼻緒 ３ リング体

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 履物本体の前部に於ける鼻緒の首部に対
   し、肉厚２ｍｍ〜７ｍｍ、高さ１５ｍｍ〜２５ｍｍのリ
   ング体を取付けたことを特徴とする室内履き。
2. 【請求項２】 リング体がスポンジゴムであることを特
   徴とする請求項１記載の室内履き。
3. 【請求項３】 リング体を板状となした展開状態で内面
   側片端に接着テープの一部を取付け、これを鼻緒の首部
   を取巻き状態としたあと、接着テープの残り部とリング
   体の他端とを接着させたことを特徴とする請求項１又は
   ２記載の室内履き。
4. 【請求項４】 履物本体の後部ｐが比較的短く、且つ高
   さＨが急傾斜角度（３０゜前後）で高くなしてあること
   を特徴とする請求項１又は２又は３記載の室内履き。