JP3009044B2 - 受信機のスキャン装置 - Google Patents

受信機のスキャン装置

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JP3009044B2
JP3009044B2 JP1130445A JP13044589A JP3009044B2 JP 3009044 B2 JP3009044 B2 JP 3009044B2 JP 1130445 A JP1130445 A JP 1130445A JP 13044589 A JP13044589 A JP 13044589A JP 3009044 B2 JP3009044 B2 JP 3009044B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複数の運用周波数で同時にスキャン動作さ
せることで、スキャニングタイムを短時間にしてすばや
いサーチができるようにした受信機のスキャン装置に関
するものである。
(従来の技術) 従来の受信機において、同一ハムバンドおよび同一モ
ードで、同時に異なる2つの周波数を受信することので
きるものがある。この受信機は、異なる2つの運用周波
数を設定するために、2つの可変周波数発振器が備えら
れている。そして、一方の可変周波数発振器を用いて設
定された運用周波数で1つの信号を受信しながら、他方
の可変周波数発振器を用いてスキャン動作を行なわせる
ことで、他の信号のサーチ等を行なうことができる。
また、デュアルバンダー(またはツインバンダー)と
称される受信機にあっては、異なる2つのハムバンド
で、同時に異なる2つの周波数を受信することができ
る。そして、この受信機は、2つのバンドでそれぞれに
運用周波数を設定するために、それぞれのバンドに対応
した可変周波数発振器が備えられている。そして、一方
の可変周波数発振器を用いて設定された運用周波数によ
り一方のバンドの信号を受信しながら、他方の可変周波
数発振器を用いて他方のバンドでスキャン動作を行なわ
せることで、他方のバンドの信号のサーチ等を行なうこ
とができる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、同一ハムバンドおよび同一モードで、同時
に異なる2つの周波数の信号を受信できる従来の受信機
にあっては、一方の可変周波数発振器による運用周波数
で信号を受信しているか否かにかかわらず、他方の1つ
の可変周波数発振器のみを用いてバンド内をスキャン動
作させる。そこで、例えば1200MHz帯のハムバンドにあ
っては、40MHzの広い帯域幅があり、全帯域幅をカバー
させたスキャン動作の所要時間(スキャニングタイム)
が長いという不具合があった。このため、信号のすばや
いサーチができず、より一層のスキャニングタイムの短
縮が要望されていた。
また、デュアルバンダーにあっても、一方のハムバン
ドにおけるスキャン動作終了後に、他方のハムバンドの
スキャン動作が可能となる。そこで、2つのハムバンド
にわたってすばやく信号の有無をサーチすることができ
ないという不具合があった。
本発明は、上記のごとき従来の受信機の事情に鑑みて
なされたもので、スキャニングタイムを短くしてすばや
いサーチができるようにした受信機のスキャン装置を提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本発明の受信機のスキ
ャン装置は、複数の運用周波数を同一バンド内に設定す
るための混合器と可変周波数発振器からなる複数の周波
数変換手段と、これらの周波数変換手段のスキャン周波
数幅を前記同一バンド内を周波数分割してそれぞれに設
定するスキャン周波数幅設定手段と、それぞれに設定さ
れた前記スキャン周波数幅で前記複数の周波数変換手段
を同時にスキャン動作させるスキャン制御手段と、を備
えて構成される。また、同一バンド内に複数のメモリー
チャンネルを予め設定するプリセット手段を設け、前記
スキャン周波数幅設定手段に代えて、前記複数のメモリ
ーチャンネルを複数の群に区分するメモリーチャンネル
群設定手段を設け、前記スキャン制御手段により前記複
数の周波数変換手段でそれぞれに設定されたメモリーチ
ャンネル群を同時にスキャン動作させるように構成する
こともできる。
さらに、本発明の受信機のスキャン装置は、複数の運
用周波数を異なるバンド内にそれぞれ設定するための混
合器と可変周波数発振器からなる複数の周波数変換手段
と、これらの周波数変換手段のスキャン周波数幅を前記
異なるバンド内にそれぞれ設定するスキャン周波数幅設
定手段と、それぞれに設定された前記異なるバンドのス
キャン周波数幅で前記複数の周波数変換手段を同時にス
キャン動作させるスキャン制御手段と、を備えて構成し
ても良い。また、複数のメモリーチャンネルを予め設定
するプリセット手段を設け、前記スキャン周波数幅設定
手段に代えて、前記複数のメモリーチャンネルをバンド
ごとの群に区分するメモリーチャンネル群設定手段を設
け、前記スキャン制御手段により前記複数の周波数変換
手段でそれぞれに前記バンドごとに区分されたメモリー
チャンネル群を同時にスキャン動作させるように構成す
ることもできる。
そして、前記複数の周波数変換手段から出力されるIF
信号が所定レベル以上であると検出信号を出力する信号
レベル検出手段をそれぞれに設け、これらの信号レベル
検出手段から前記検出信号が出力されると、前記スキャ
ン制御手段はスキャン動作を停止させるように構成して
も良い。
そしてまた、前記複数の周波数変換手段から出力され
るIF信号が所定レベル以上であると検出信号を出力する
信号レベル検出手段をそれぞれに設け、これらの信号レ
ベル検出手段から前記検出信号が出力されたときに運用
周波数を設定するために前記周波数変換手段に与えられ
る信号に応じたデータを記憶する記憶手段を設けて構成
しても良い。
(作用) 複数の運用周波数を同一バンド内で設定する複数の周
波数変換手段を、同一バンド内を周波数分割してそれぞ
れに設定されたスキャン周波数幅で同時にそれぞれスキ
ャン動作させるので、1つのバンドを複数に分割するこ
とにより1つの周波数変換手段でスキャン動作する周波
数幅が狭くなり、それだけスキャニングタイムが短くな
る。また、同一バンド内の複数のメモリーチャンネルを
複数の群に区分し、複数の周波数変換手段で区分された
メモリーチャンネル群を同時にスキャン動作させるなら
ば、1つの周波数変換手段でスキャン動作するメモリー
チャンネル数が少なくなり、それだけスキャニングタイ
ムが短くなる。
さらに、異なるバンドにそれぞれ運用周波数を設定す
る複数の周波数変換手段を、それぞれの異なるバンドで
同時にスキャン動作させるならば、複数のバンドにわた
り信号の有無をすばやくスキャンによりサーチし得る。
また、複数のメモリーチャンネルをバンドごとの群に区
分し、複数の周波数変換手段でメモリーチャンネル群を
同時にスキャン動作させるならば、複数のバンドにわた
るメモリーチャンネルの信号の有無をすばやくスキャン
によりサーチし得る。
そして、検出信号の出力によりスキャン動作を停止さ
せるならば、スキャン動作で検出された信号をすばやく
受信できる。
そしてまた、検出信号の出力により運用周波数に応じ
たデータを記憶装置に記憶させるならば、そのデータに
より、ローカル局や珍局の信号をすばやくサーチするこ
とができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図ないし第3図を参照し
て説明する。第1図は、本発明の受信機のスキャン装置
の一実施例のブロック回路図であり、第2図は、第1図
の2つの可変周波数発振器のスキャン動作を説明する図
であり、第3図は、第1図に示す受信機のスキャン装置
の動作の一例を説明するフローチャートである。
まず、第1図において、アンテナ1で受信された信号
が高周波増幅器2で適宜に増幅され、さらに2つに分岐
されて2つのミキサ3A,3Bに与えられる。これらのミキ
サ3A,3Bには、それぞれ可変周波数発振器4A,4B(VFOA,V
FOB)から局部発振信号が与えられる。そして、ミキサ3
A,3Bから運用周波数が周波数変換されたIF信号がそれぞ
れ信号レベル検出手段としてのスケルチ回路5A,5B(SQL
A,SQLB)に与えられる。これらのスケルチ回路5A,5B
は、Sメータースケルチまたはノイズスケルチのいずれ
であっても良く、いわゆるスケルチ機能を有するととも
に、IF信号が所定レベル以上であれば検出信号を出力し
てスキャン制御手段6に与える。なお、スケルチ回路5
A,5BのIF信号出力は、後段のAF回路または次段の中間周
波数変換器に与えられる。また、ミキサ3A,3Bおよび可
変周波数発振器4A,4Bによって2組の周波数変換手段が
形成される。
ここで、2つの可変周波数発振器4A,4Bはともに同一
バンド内に運用周波数を設定するよう動作する。そし
て、ボタン操作等による入力手段7によって、同一バン
ド内を適宜に周波数分割して2つの異なるスキャン周波
数幅がスキャン周波数幅設定手段8で設定される。さら
に、このスキャン周波数幅設定手段8で設定された2つ
のスキャン周波数幅に応じたデータが、スキャン制御手
段6に与えられる。そこで、スキャン制御手段6は、こ
のデータに応じて例えば第2図(a)のごとく、一つの
運用周波数が1260MHzから1280MHzの範囲で上昇してスキ
ャンするように一方の可変周波数発振器4Aを制御する信
号を出力し、他の運用周波数が1280MHzから1300MHzの範
囲で下降してスキャンするように他方の可変周波数発振
器4Bを制御する信号を出力する。そして、スタート操作
スイッチ9の閉成操作によりスキャン制御手段6は同時
に2つの可変周波数発振器4A,4Bをスキャン動作させ
る。さらに、スケルチ回路5A,5Bから検出信号が出力さ
れてスキャン制御手段6に与えられると、スキャン制御
手段6は、可変周波数発振器4A,4Bのスキャン動作を停
止させて、所定レベル以上にある信号を受信する。
なお、第2図(a)にあっては、1200MHz帯のハムバ
ンドの周波数範囲を半分づつに分割しているが、これに
限られず第2図(b)のごとく、一方のスキャン周波数
幅を狭くし、他方のスキャン周波数幅を広くしても良
い。
次に、スキャン制御手段6の動作を第3図に基づいて
説明する。スタート操作スイッチ9が閉成操作される
と、まず、一方の可変周波数発振器4Aのスキャン周波数
幅が設定されていることを確認し(第3ステップ)、
もしスキャン周波数幅が設定されていなければスキャン
周波数幅設定手段8でバンド内を周波数分割したスキャ
ン周波数幅を設定するよう指示するとともに設定された
スキャン周波数幅を読み込み設定する(第3図ステップ
)。次に、他方の可変周波数発振器4Bのスキャン周波
数幅が設定されていることを確認し(第3図ステップ
)、もし設定されていなければスキャン周波数幅設定
手段8でスキャン周波数幅を設定するよう指示するとと
もに、設定されたスキャン周波数幅を読み込み設定する
(第3図ステップ)。さらに、可変周波数発振器4A,4
Bを同時にそれぞれに設定されたスキャン周波数幅でス
キャン動作させる(第3図ステップ5,)。このス
キャン動作は、スキャン周波数幅内で双方の周波数を上
昇方向に変化させ、または下降方向に変化させ、さらに
は一方を上昇方向で他方を下降方向に変化させるいずれ
であっても良い。そして、運用周波数のスキャン動作に
より検出信号がスケルチ回路5Aまたは5Bから出力される
までスキャン動作が反復され、検出信号が出力されると
(第3図ステップまたは)、スキャン動作が停止さ
れて、その運用周波数で受信がなされる。
かかる構成において、同一バンド内を2つに周波数分
割し、2つの周波数変換手段をそれぞれの範囲でスキャ
ン動作させるので、1つの周波数変換手段でスキャン動
作する周波数範囲が狭くなり、それだけスキャニングタ
イムが短縮化される。特に、第2図(b)のごとく迅速
に信号の検出を所望する狭い範囲で一方の周波数変換手
段のスキャン周波数幅を設定するならば、スキャン周波
数幅が狭い分だけスキャニングタイムも短く迅速にスキ
ャンが繰り返される。また、スケルチ回路5Aまたは5Bで
所定レベル以上のIF信号が検出されると、スキャン動作
を停止するので、迅速なスキャンによりすばやく信号を
受信し得る。
本発明の受信機のスキャン装置の第2の実施例を第4
図ないし第6図を参照して説明する。第4図は、本発明
の受信機のスキャン装置の第2の実施例のブロック回路
図であり、第5図は、第4図の2つの可変周波数発振器
のスキャン動作を説明する図であり、第6図は、第4図
に示す受信機のスキャン装置の動作の一例を説明するフ
ローチャートである。第4図において、第1図と同一回
路ブロックには同一符号を付けて重複する説明を省略す
る。
第4図において、入力手段7によりメモリーを有する
プリセット手段10で同一バンド内の複数のメモリーチャ
ンネルが予め設定される。また、これらの複数のメモリ
ーチャンネルのデータがプリセット手段10からメモリー
チャンネル群設定手段11に与えられ、入力手段7の操作
によりメモリーチャンネル群設定手段11で複数のメモリ
ーチャンネルが適宜に2つの群に区分される。そして、
2つに区分されたメモリーチャンネル群のデータがスキ
ャン制御手段12に与えられ、このスキャン制御手段12は
これらのデータに基づいて、例えば第5図のごとく、メ
モリーチャンネルch1〜chnの運用周波数が設定されるよ
うに一方の可変周波数発振器4Aを制御する信号を出力
し、メモリーチャンネルch(n+1)〜chmの運用周波
数が設定されるように他方の可変周波数発振器4Bを制御
する信号を出力する。そして、スタート操作スイッチ9
の閉成操作により、スキャン制御手段12は、同時に2つ
の可変周波数発振器4A,4Bをそれぞれにメモリーチャン
ネル群でスキャン動作させる。ここで、所定レベル以上
のIF信号が得られれば、スキャン動作が停止されて、そ
の運用周波数で受信がなされる。
次に、スキャン制御手段12の動作を第6図に基づいて
説明する。スタート操作スイッチ9が閉成操作される
と、まずメモリーチャンネルが適宜に設定されているこ
とを確認し(第6図ステップ)、もし適宜にメモリー
チャンネルが設定されていなければプリセット手段10で
プリセットを行なうよう指示する(第6図ステップ
)。そして、一方の可変周波数発振器4Aのスキャンす
べきメモリーチャンネル群が設定されていることを確認
し(第6図ステップ)、もしメモリーチャンネル群が
設定されていなければ、メモリーチャンネル群設定手段
11で群の設定を行なうよう指示し、設定されたメモリー
チャンネル群を読み込む(第6図ステップ)。さら
に、他方の可変周波数発振器4Bのスキャンすべきメモリ
ーチャンネル群が設定されていることを確認し(第6図
ステップ)、もしメモリーチャンネル群が設定されて
いなければ、メモリーチャンネル区分設定手段11で群の
設定を行なうよう指示し、設定されたメモリーチャンネ
ル群を読み込む(第6図ステップ)。そしてさらに、
可変周波数発振器4A,4Bを同時にそれぞれに設定された
メモリーチャンネル群でスキャン動作させる(第6図ス
テップ,)。このスキャン動作でスケルチ回路5A,5
Bから検出信号が出力されなければ(第6図ステップ
,)、そのままスキャン動作が継続され、検出信号
が出力されると(第6図ステップまたは)、その運
用周波数で受信がなされる。
かかる構成において、同一バンド内の複数のメモリー
チャンネルを2つの群に区分し、2つの周波数変換手段
をそれぞれのメモリーチャンネル群でスキャン動作させ
るので、1つの周波数変換手段でスキャンするメモリー
チャンネルの数が減少し、それだけスキャニングタイム
が短縮化される。
また、本発明の受信機のスキャン装置の第3の実施例
を第7図および第8図を参照して説明する。第7図は、
本発明の受信機のスキャン装置の第3の実施例の動作を
説明するフローチャートであり、第8図は、第7図の2
つの可変周波数発振器のスキャン動作を説明する図であ
る。なお、ブロック回路図は第1図と同じである。
第7図および第8図で示される第3の実施例は、デュ
アルバンダーと称される受信機であって、2つの可変周
波数発振器4A,4Bは、例えば第8図のごとく、144MHz帯
と430MHz帯の2つの異なるハムバンド内に運用周波数を
設定するように動作する。そして、入力手段7によって
異なるバンド内にスキャン周波数幅がスキャン周波数幅
設定手段8で設定される。さらに、このスキャン周波数
幅設定手段8で設定された2つのバンドのスキャン周波
数幅に応じたデータがスキャン制御手段6に与えられ
る。そこで、スキャン制御手段6は、このデータに応じ
て、第8図のごとく一つの運用周波数が144MHz帯のハム
バンドである144MHzから146MHzの範囲でスキャンするよ
うに一方の可変周波数発振器4Aを制御する信号を出力
し、他の運用周波数が430MHz帯のハムバンドである430M
Hzから440MHzの範囲でスキャンするように他方の可変周
波数発振器4Bを制御する信号を出力する。
そして、スタート操作スイッチ9が閉成操作される
と、まず一方の可変周波数発振器4Aのスキャンすべきバ
ンドでスキャン周波数幅が設定されていることを確認し
(第7図ステップ)、もしスキャン周波数幅が設定さ
れていなければ、スキャン周波数幅設定手段8からスキ
ャンすべきバンドのスキャン周波数幅を読み込み設定す
る(第7図ステップ)。次に、他方の可変周波数発振
器4Bのスキャンすべきバンドでスキャン周波数幅が設定
されていることを確認し(第7図ステップ)、もしス
キャン周波数幅が設定されていなければ適宜に読み込み
設定する(第7図ステップ)。さらに、2つの可変周
波数発振器4A,4Bを同時にそれぞれ設定された144MHz帯
と430MHz帯でスキャン動作させる(第7図ステップ,
)。このスキャン動作で検出信号がスケルチ回路5Aま
たは5Bから出力されるまでスキャン動作が反復され、検
出信号が出力されると(第7図ステップまたは)、
スキャン動作が停止されて、その運用周波数の信号の受
信がなされる。
かかる構成において、2つの異なるハムバンドが2つ
の周波数変換手段によって同時にスキャンされるので、
2つのハムバンドにわたり信号の有無をすばやくスキャ
ンによりサーチできる。
さらに、本発明の受信機のスキャン装置の第4の実施
例につき第9図を参照して説明する。第9図は、本発明
の受信機のスキャン装置の第4の実施例における2つの
可変周波数発振器のスキャン動作を説明する図である。
第9図で説明しようとする本発明の受信機のスキャン
装置の第4の実施例は、デュアルバンダーと称される受
信機であって、2つの異なるハムバンド、例えば第9図
のごとく144MHz帯と430MHz帯にそれぞれ複数のメモリー
チャンネルをプリセットできる。そして、144MHz帯のメ
モリーチャンネルch1〜chnと430MHz帯のメモリーチャン
ネルch(n+1)〜chmのごとく、バンドにより区分し
てメモリーチャンネル群を設定し、一方の運用周波数は
144MHz帯のメモリーチャンネル群を、他方の運用周波数
は430MHzのメモリーチャンネル群を同時にスキャン動作
させる。
かかる構成にあっても、144MHz帯と430MHz帯の2つの
異なるハムバンドにプリセットされた複数のメモリーチ
ャンネルにわたり信号の有無をすばやくスキャンにより
サーチできる。
そしてさらに、本発明の受信機のスキャン装置の第5
の実施例を第10図および第11図を参照して説明する。第
10図は、本発明の受信機のスキャン装置の第5の実施例
のブロック回路図であり、第11図は、第10図に示す受信
機のスキャン装置の動作の一例を説明するフローチャー
トである。第10図において、第1図と同一回路ブロック
には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
第10図において、2つの可変周波数発振器4A,4Bはと
もに同一バンド内に運用周波数を設定するよう動作す
る。そして、入力手段7によって、同一バンド内を適宜
に周波数分割して2つの異なるスキャン周波数幅がスキ
ャン周波数幅設定手段8で設定される。さらに、このス
キャン周波数幅設定手段8で設定された2つのスキャン
周波数幅に応じたデータが、スキャン制御手段13に与え
られる。そこで、スキャン制御手段13は、このデータに
応じて所定の周波数幅で一方の運用周波数がスキャンす
るように一方の可変周波数発振器4Aを制御する信号を出
力し、他の所定の周波数幅で他方の運用周波数がスキャ
ンするように他方の可変周波数発振器4Bを制御する信号
を出力する。また、これらのスキャン制御手段13から可
変周波数発振器4A,4Bに与えられる信号が、記憶手段14
にそれぞれ与えられる。そして、スタート操作スイッチ
9の閉成操作によりスキャン制御手段13は同時に2つの
可変周波数発振器4A,4Bをスキャン動作させ、スケルチ
回路5A,5Bから出力される検出信号が記憶手段14に与え
られると、スキャン制御手段13からの信号が記憶手段14
に順次に記憶される。さらに、スキャン動作が継続さ
れ、この記憶手段14の記憶容量が満杯になると、スキャ
ン制御手段13による可変周波数発振器4A,4Bのスキャン
動作を停止させる停止信号が記憶手段14から出力され
る。また、読み出しスイッチ15の閉成操作毎に、記憶手
段14に記憶されている信号が順次にスキャン制御手段13
に読み出され、その信号による運用周波数が設定される
ように可変周波数発振器4Aまたは4Bが制御されて、所定
レベル以上にある運用周波数で順次に受信がなされる。
次に、スキャン制御手段13の動作を第11図に基づいて
説明する。第11図ステップないしは第3図ステップ
ないしと同一である。そして、第11図ステップま
たはで、スケルチ回路5Aまたは5Bから検出信号が出力
されると、そのときの運用周波数を設定するために可変
周波数発振器4Aまたは4Bに与えられた信号が記憶手段14
に記憶される(第11図ステップまたは)。さらに、
記憶手段14の記憶容量が満杯か否かが判別され(第11図
ステップ,)、記憶容量が満杯でなければ第11図ス
テップまたはに戻って、スキャン動作が継続され、
記憶容量が満杯であればスキャン動作が停止される。
なお、上述の実施例では、記憶手段14の記憶容量が満
杯となると、スキャン動作を停止させるようにしたが、
予め設定されたスキャン周波数幅を一度スキャンしたら
動作を停止するようにしても良い。また、可変周波数発
振器4A,4Bとして、ディジタル値の信号で直に制御でき
るPLL回路を用い、このディジタル値の信号をそのまま
記憶手段14に記憶するようにしたが、電圧制御されるPL
L回路等を用いるならば、制御電圧に変換される前のデ
ィジタル値または制御電圧をA/D変換したディジタル値
等の可変周波数発振器4A,4Bに与えられる信号に応じた
データを記憶手段14に記憶させれば良い。さらに、2つ
の可変周波数発振器4A,4Bが異なるハムバンドにそれぞ
れ運用周波数を設定するものであっても良い。そしてさ
らに、スキャン周波数幅設定手段8に代えてプリセット
手段とメモリーチャンネル群設定手段を設け、所定レベ
ル以上のIF信号が検出されるメモリーチャンネルを記憶
手段14で記憶するようにしても良い。
かかる構成において、スキャニングタイムが短縮化さ
れ、しかも所定レベル以上のIF信号が検出されると、そ
の運用周波数に応じた信号が記憶されるので、当該バン
ドで運用されているローカル局や珍局の有無がすばやく
サーチできる。
なお、上述した実施例では、周波数変換手段を2組設
けて同一バンド内を2分割したが、これに限られること
なく3つ以上の周波数変換手段を設けて同一バンド内を
3つ以上に周波数分割しても良い。また、スキャン周波
数幅は、バンド内を全てスキャンするように設定されて
いなくても良く、必要な周波数範囲のみをスキャンする
ようにしても良い。さらに、異なるハムバンドを同時に
スキャンする装置にあっては、上述した実施例のごとく
144MHz帯と430MHz帯のハムバンドの組み合せに限られ
ず、さらに3つ以上のハムバンドの組み合せでも良い。
そして、一方の運用周波数で一方のバンドの部分的な範
囲のみをスキャンし、他方の運用周波数でこの一方のバ
ンドの残りの範囲と他方のバンドをスキャンするように
しても良い。そしてまた、メモリーチャンネルはハムバ
ンドにより区分される必要もなく、2つのハムバンドに
わたって1つの区分が設けられても良い。そしてさら
に、信号レベル検出手段は、Sメータースケルチやノイ
ズスケルチ等のスケルチ回路に限られず、信号が所定レ
ベル以上であることを検出できればいかなる構造であっ
ても良い。
(発明の効果) 本発明の受信機のスキャン装置は、以上説明したよう
に構成されているので、以下に記載する格別な効果を奏
する。
請求項1記載の受信機のスキャン装置においては、複
数の運用周波数で同一バンドを周波数分割して同時にス
キャン動作させるので、スキャニングタイムが短縮でき
る。
請求項2記載の受信機のスキャン装置においては、同
一バンド内の複数のメモリーチャンネルを複数の群に区
分して、複数の運用周波数で同時にスキャン動作させる
ので、1つの運用周波数でスキャンすべきメモリーチャ
ンネルの数が減少し、それだけスキャニングタイムが短
くなる。
請求項3記載の受信機のスキャン装置にあっては、複
数の異なるハムバンドで複数の運用周波数により同時に
スキャン動作させるので、複数のハムバンドにわたり信
号の有無をすばやくスキャンによりサーチできる。
請求項4記載の受信機のスキャン装置にあっては、複
数のハムバンドにプリセットされた複数のメモリチャン
ネルにわたって信号の有無をすばやくスキャンによりサ
ーチできる。
請求項5記載の受信機のスキャン装置にあっては、ス
キャンにより所定レベル以上の信号が受信されるとスキ
ャン動作を停止するので、そのときの運用周波数の信号
をすばやく受信することができる。
請求項6記載の受信機のスキャン装置にあっては、所
定レベル以上の信号に応じたデータが記憶されるので、
すばやいスキャンによって迅速にローカル局や珍局の信
号をサーチすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の受信機のスキャン装置の一実施例の
ブロック回路図であり、第2図は、第1図の2つの可変
周波数発振器のスキャン動作を説明する図であり、第3
図は、第1図に示す受信機のスキャン装置の動作の一例
を説明するフローチャートであり、第4図は、本発明の
受信機のスキャン装置の第2の実施例のブロック回路図
であり、第5図は、第4図の2つの可変周波数発振器の
スキャン動作を説明する図であり、第6図は、第4図に
示す受信機のスキャン装置の動作の一例を説明するフロ
ーチャートであり、第7図は、本発明の受信機のスキャ
ン装置の第3の実施例の動作を説明するフローチャート
であり、第8図は、第7図の2つの可変周波数発振器の
スキャン動作を説明する図であり、第9図は、本発明の
受信機のスキャン装置の第4の実施例における2つの可
変周波数発振器のスキャン動作を説明する図であり、第
10図は、本発明の受信機のスキャン装置の第5の実施例
のブロック回路図であり、第11図は、第10図に示す受信
機のスキャン装置の動作の一例を説明するフローチャー
トである。 3A,3B:ミキサ、 4A,4B:可変周波数発振器、 5A,5B:スケルチ回路、 6,12,13:スキャン制御手段、 8:スキャン周波数幅設定手段、 10:プリセット手段、 11:メモリーチャンネル群設定手段、 14:記憶手段。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の運用周波数を同一バンド内に設定す
    るための混合器と可変周波数発振器からなる複数の周波
    数変換手段と、これらの周波数変換手段のスキャン周波
    数幅を前記同一バンド内を周波数分割してそれぞれに設
    定するスキャン周波数幅設定手段と、それぞれに設定さ
    れた前記スキャン周波数幅で前記複数の周波数変換手段
    を同時にスキャン動作させるスキャン制御手段と、を備
    えていることを特徴とした受信機のスキャン装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の受信機のスキャン装置にお
    いて、同一バンド内に複数のメモリーチャンネルを予め
    設定するプリセット手段を設け、前記スキャン周波数幅
    設定手段に代えて、前記複数のメモリーチャンネルを複
    数の群に区分するメモリーチャンネル群設定手段を設
    け、前記スキャン制御手段により前記複数の周波数変換
    手段でそれぞれに設定されたメモリーチャンネル群を同
    時にスキャン動作させることを特徴とした受信機のスキ
    ャン装置。
  3. 【請求項3】複数の運用周波数を異なるバンド内にそれ
    ぞれ設定するための混合器と可変周波数発振器からなる
    複数の周波数変換手段と、これらの周波数変換手段のス
    キャン周波数幅を前記異なるバンド内にそれぞれ設定す
    るスキャン周波数幅設定手段と、それぞれに設定された
    前記異なるバンドのスキャン周波数幅で前記複数の周波
    数変換手段を同時にスキャン動作させるスキャン制御手
    段と、を備えていることを特徴とした受信機のスキャン
    装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の受信機のスキャン装置にお
    いて、複数のメモリーチャンネルを予め設定するプリセ
    ット手段を設け、前記スキャン周波数幅設定手段に代え
    て、前記複数のメモリーチャンネルをバンドごとの群に
    区分するメモリーチャンネル群設定手段を設け、前記ス
    キャン制御手段により前記複数の周波数変換手段でそれ
    ぞれに前記バンドごとに区分されたメモリーチャンネル
    群を同時にスキャン動作させることを特徴とした受信機
    のスキャン装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4記載のいずれかの受信機の
    スキャン装置において、前記複数の周波数変換手段から
    出力されるIF信号が所定レベル以上であると検出信号を
    出力する信号レベル検出手段をそれぞれに設け、これら
    の信号レベル検出手段から前記検出信号が出力される
    と、前記スキャン制御手段はスキャン動作を停止させる
    ことを特徴とした受信機のスキャン装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4記載のいずれかの受信機の
    スキャン装置において、前記複数の周波数変換手段から
    出力されるIF信号が所定レベル以上であると検出信号を
    出力する信号レベル検出手段をそれぞれに設け、これら
    の信号レベル検出手段から前記検出信号が出力されたと
    きに運用周波数を設定するために前記周波数変換手段に
    与えられる信号に応じたデータを記憶する記憶手段を設
    けたことを特徴とした受信機のスキャン装置。
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