JP3008733B2 - 冷凍サイクル - Google Patents

冷凍サイクル

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JP3008733B2
JP3008733B2 JP5144848A JP14484893A JP3008733B2 JP 3008733 B2 JP3008733 B2 JP 3008733B2 JP 5144848 A JP5144848 A JP 5144848A JP 14484893 A JP14484893 A JP 14484893A JP 3008733 B2 JP3008733 B2 JP 3008733B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は冷凍サイクル内のスラ
ッジ捕捉の為のストレーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば実開昭63−69961号
公報に示された従来の冷蔵庫の冷凍サイクル図であり、
図において1は圧縮機、2は凝縮器、3は毛細管、4は
蒸発器であり、5は凝縮器2と毛細管3の間に配設され
たドライヤである。図5はドライヤ5の断面図であり、
6は合成ゼオライトなどの乾燥剤、7は乾燥剤6を前後
から固定するストレーナメッシュであり、例えば100
メッシュのストレーナメッシュを用いる。
【0003】圧縮機1によって圧縮された冷媒ガスは凝
縮器2で凝縮され、液冷媒となり、ドライヤ5内の乾燥
剤6を通過する際、冷媒中の水分を除去し、毛細管3へ
流れる。一方、ドライヤ5内の乾燥剤固定用ストレーナ
メッシュ7は乾燥剤6が踊って粉砕することが無いよ
う、乾燥剤6を固定保持可能な強度を必要とし、メッシ
ュ荒さを極端に細かくすることができず、通常100メ
ッシュ程度のストレーナメッシュを用いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷凍サイクル内
で油の加水分解生成物などのスラッジが発生した場合、
粒子の細かいスラッジは乾燥剤固定用ストレーナメッシ
ュ7を通過し、乾燥剤6表面に付着し、乾燥剤6の水分
吸着性能を低下させるあるいは毛細管3に至り毛細管3
を閉塞させ冷却不良に至るなどの問題があった。更に粒
子の荒いスラッジは乾燥剤固定用ストレーナメッシュ7
のメッシュの目詰まりを起こし冷却不良を生じるという
問題があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、スラッジが発生した場合でも
冷却性能を維持可能な冷凍サイクルを得ることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る冷凍サイ
クルは、圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を環状に配置
し冷媒を循環させる冷媒回路の凝縮器と減圧器との間に
ドライヤを配置し、ドライヤの上流側にドライヤよりも
管径を大きくし断面積を拡大したストレーナメッシュを
配置し、該ストレーナメッシュはドライヤ内に充填され
る乾燥剤を保持するストレーナメッシュよりも細かいメ
ッシュとしたものである。また、ドライヤの上流側に配
置されたストレーナメッシュを、横置きに配置したもの
である。
【0007】
【作用】この発明においては、ドライヤの手前に、ドラ
イヤの管径より大きくしたストレーナメッシュを配置
し、該ストレーナメッシュをドライヤ内の乾燥剤固定用
ストレーナメッシュよりも細かいメッシュにすることに
より、従来ドライヤ内のストレーナメッシュ部や乾燥剤
部に付着し詰まっていたスラッジをドライヤ手前で捕捉
する。また、ドライヤの管径より大きな該ストレーナメ
ッシュを横置きにすることにより、自重による効果と流
速が低下することにより、冷媒流から分離され下方側を
流れるスラッジをストレーナメッシュの下側で捕捉し、
上側に冷媒が流れる部分を確保する。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、8は凝縮器2とドライヤ5の間に
配設されたスラッジ捕捉器であり、図2はスラッジ捕捉
器8の断面図であり、スラッジ捕捉器8の内部にはスト
レーナメッシュ9が収納されている。ここで、ストレー
ナメッシュ9部の管内径φd1 は、図5のドライヤ5の
管径φd2 よりも大きく、例えばd1 =2d2 とする
と、管内断面積が4倍となり、ストレーナメッシュ9の
面積は十分な大きさがある為、ストレーナメッシュ9が
スラッジにより目詰まりした場合でも、ストレーナメッ
シュ9の全面が目詰まりすること無く、冷却不良を生じ
ない。また、ストレーナメッシュ9部を通過する冷媒
は、通過断面積が例えば4倍になると、その流速が1/
4になり、ストレーナメッシュ9部の手前で流速が落
ち、比重の大きなスラッジは自重により、ストレーナメ
ッシュ9の下部に重に蓄積される為、ストレーナメッシ
ュ9全面がスラッジにより目詰まりする恐れが無く、ま
た、目詰まりする部分はストレーナメッシュ9の下側の
みの為、冷媒はスムースに流れ、流路抵抗になる心配も
ない。
【0009】実施例2.また、図2におけるストレーナ
メッシュ9のメッシュ荒さを、ドライヤ5内の乾燥剤固
定用ストレーナメッシュ7のメッシュ荒さよりも細かく
すると、尚一層の効果が得られる。乾燥剤固定用ストレ
ーナメッシュ7は、乾燥剤を固定するという機能が要求
されるため、例えば100メッシュのストレーナメッシ
ュが使われるが、ストレーナメッシュ9は強度はあまり
要求されない為、例えば150メッシュのストレーナメ
ッシュを用いることができる。このため、ストレーナメ
ッシュ9において、粒子の細かいスラッジまで捕捉し、
乾燥剤固定用ストレーナメッシュ7が目詰まりすること
がない。
【0010】実施例3.尚、該スラッジ捕捉器8とドラ
イヤ5を一体に成形してもよく、図3に一体形の場合の
断面図を示した。図において、スラッジ捕捉用のストレ
ーナメッシュ9部の管径φd1 の方が、ドライヤ部の管
径φd2 よりも大きく、また、ストレーナメッシュ9の
メッシュの荒さは、乾燥剤固定用ストレーナメッシュ7
のメッシュ荒さよりも細かくなっている。ここでは例え
ば、d1 =2d2 という関係があり、通過断面積及びス
トレーナメッシュの大きさはスラッジ捕捉用ストレーナ
メッシュ9部の方が4倍になっている。このため、スト
レーナメッシュ9部の手前で流速が落ちた冷媒中のスラ
ッジが自重によりストレーナメッシュ9部の下側に蓄積
され、ストレーナメッシュ9部の中央及び上側は目詰ま
りすることがないため、流路抵抗となることなく、冷媒
が流れる。更に、ストレーナメッシュ9には強度が要求
されないため、メッシュ荒さを例えば150メッシュま
で細かくすることができ、粒子の細かいスラッジまで捕
捉することができるため、毛細管がスラッジにより詰ま
るということが防止できる。このとき、ストレーナメッ
シュ7にはメッシュの細かいストレーナメッシュ9部を
通過した流体が流れるので、ストレーナメッシュ7が目
詰まりするということもない。
【0011】上記のような構成を使用した冷凍サイクル
を冷蔵庫に使用すると、氷点下まで下がる為水分が凍っ
て毛細管が閉塞する恐れがあり毛細管手前で水分を捕捉
することによって冷蔵庫の性能低下を防止することがで
きる。すなわち冷媒回路内に水分が存在すると、その水
分によって圧縮機の冷凍機油が長期的に加水分解を起こ
し、分解生成物がスラッジとして毛細管に付着し毛細管
が閉塞したり、この水分を吸着させるドライヤ内のスト
レーナメッシュの目詰まりを起こし冷蔵庫が冷えないと
いう不具合が充分に大きな面積を有するストレーナメッ
シュや目の細かいストレーナメッシュを最適な位置に使
用することによりさけられる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、圧縮
機、凝縮器、減圧器、蒸発器を環状に配置し冷媒を循環
させる冷媒回路の凝縮器と減圧器との間にドライヤを配
置し、ドライヤの上流側にドライヤよりも管径を大きく
し断面積を拡大したストレーナメッシュを配置し、スト
レーナメッシュはドライヤ内に充填される乾燥剤を保持
するストレーナメッシュよりも細かいメッシュとしたの
で、冷凍サイクル内で生じる冷凍機油の分解生成物など
のスラッジをドライヤの上流側のストレーナメッシュで
捕捉することができる。それは、ドライヤの上流側のス
トレーナメッシュの管径が大きいため該ストレーナメッ
シュ自身の詰まりに対し信頼性が増し、メッシュが細か
いためドライヤのストレーナメッシュ詰まりが防止で
き、乾燥剤表面にスラッジが付着することを防止する。
また、ドライヤ自体は従来の構成を維持できるため、冷
媒中の水分を吸収するという乾燥剤の機能を損なうこと
がなく、信頼性の高い冷凍サイクルが得られる。また、
ドライヤの上流側に配置されたストレーナメッシュを、
横置きに配置したので、多量にスラッジが発生した場合
でも、スラッジ捕捉機能を保ったまま冷媒流路を確保す
ることができるため、より信頼性の高い冷凍サイクルが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の冷凍サイクル図である。
【図2】この発明の一実施例によるスラッジ捕捉器を示
す断面図である。
【図3】この発明の他の実施例によるドライヤを示す断
面図である。
【図4】従来の冷凍サイクル図である。
【図5】従来のドライヤを示す断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 凝縮器 3 毛細管 4 蒸発器 5 ドライヤ 6 乾燥剤 7 乾燥剤固定用ストレーナメッシュ 8 スラッジ捕捉器 9 ストレーナメッシュ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 43/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を環状
    に配置し冷媒を循環させる冷媒回路の前記凝縮器と前記
    減圧器との間にドライヤを配置し、前記ドライヤの上流
    側に前記ドライヤよりも管を大きくし断面積を拡大し
    ストレーナメッシュを配置し、該ストレーナメッシュ
    は前記ドライヤ内に充填される乾燥剤を保持するストレ
    ーナメッシュよりも細かいメッシュであることを特徴と
    する冷凍サイクル。
  2. 【請求項2】 ドライヤの上流側に配置されたストレー
    ナメッシュを、横置きに配置したことを特徴とする請求
    項1記載の冷凍サイクル。
JP5144848A 1993-06-16 1993-06-16 冷凍サイクル Expired - Fee Related JP3008733B2 (ja)

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