JPH06174340A - 冷蔵庫のストレーナ装置 - Google Patents

冷蔵庫のストレーナ装置

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JPH06174340A
JPH06174340A JP32160392A JP32160392A JPH06174340A JP H06174340 A JPH06174340 A JP H06174340A JP 32160392 A JP32160392 A JP 32160392A JP 32160392 A JP32160392 A JP 32160392A JP H06174340 A JPH06174340 A JP H06174340A
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JP
Japan
Prior art keywords
strainer
dryer
foreign matter
strainer device
refrigeration cycle
Prior art date
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Pending
Application number
JP32160392A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Tozaki
準 戸崎
Takehiro Kaneko
岳広 金子
Susumu Yamazaki
山崎  進
Noboru Fujishima
昇 藤島
Yoshihiko Kenmori
仁彦 権守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】CFC規制対応ロータリ圧縮機採用冷蔵庫にお
いて、冷媒HFC134aの潤滑特性低下のため、摩耗粉
等の異物による、ドライヤー及びキャピラリチューブの
詰まり防止を目的とする。 【構成】冷凍サイクルにおいて、凝縮器2とドライヤー
4の間にストレーナ装置3を設置する。ストレーナ装置
3の外殼8の内部空間10に入口側9より配管7を突出7
aさせて接続する。更に、ストレーナ装置の外殼8内の
周にリング状マグネット14を装設する。また、内部空間
10の出口側11近くに微小径の貫通穴を複数有するドーム
状の板または網を、外殼8内径一杯に装設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CFC規制対応ロータ
リ圧縮機採用の冷蔵庫のストレーナ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫に使用している冷媒、例え
ばCFC12は、塩素の作用により圧縮機の摺動部等に塩
化鉄の膜が発生し、極圧作用が生じ、潤滑特性の向上が
図れる特性があった。しかしながら一方、現在地球上の
大気へ放出されるフロン特にCFC11、CFC12、CF
C113、CFC114、CFC115等は、その冷媒の持つ特
有の性質からオゾン層を破壊し、紫外線の地球表面に到
達する量が増加するため、人類の医学上及び環境上の問
題となっている。
【0003】そこで、冷蔵庫の作動流体として現在用い
られているCFC12の代替冷媒としてオゾン層破壊係数
(ODP)の低いHFC134a等の検討が進められてい
るが、この種代替冷媒を使った場合後述の如き問題点を
含んでいる。
【0004】また既存の冷蔵庫では、代替冷媒を使った
冷凍サイクルの例は数少ないので、本発明では、内容説
明に当り代替冷媒を使う前の冷凍サイクル図をもって従
来の問題点を記述する。
【0005】まず、図2〜図3に於いて説明すると、圧
縮機21、凝縮器22、ドライヤー23、キャピラリチ
ューブ24、冷却器25が環状に夫々が配管26で密封
して接続されて冷凍サイクルを形成している。圧縮機の
摺動部等で発生した異物等は、上記冷凍サイクルのドラ
イヤー23で捕捉され貯留される構造のものである。
【0006】また、同上冷凍サイクルの他の従来例を図
4〜図5で説明すると、圧縮機31、凝縮器32、スト
レーナ33、キャピラリチューブ34、冷却器35が、
環状に夫々が配管36で密封して接続されて冷凍サイク
ルを形成している。圧縮機の摺動部等で発生した異物等
は、上記冷凍サイクルのストレーナ33で捕捉され貯留
される構造のものである。
【0007】尚、この種従来例には、実開昭58−17
2778号公報、実開平3−42977号公報がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】CFC規制に対応した
冷媒、例えば、HFC134aを上記図2〜図5に示す如
き冷凍サイクルに使用した冷蔵庫に於いては、 (1)冷媒中に塩素を含まないため、従来の冷媒、例え
ばCFC12比べて潤滑特性が低下する。そのため圧縮器
摺動部が摩耗し、摩耗粉等の異物を生成し易くなり、ド
ライヤーのメッシュ部及びキャピラリチューブの詰る原
因となる。
【0009】(2)上記異物は、ドライヤーのみでは、
完全に貯留できず、ドライヤーの目詰りの原因となる。
【0010】(従来例、実開昭58−172778号公
報) (3)上記異物がストレーナの入口に詰る原因となる。
【0011】(従来例、実開平3−42977号公報)
等の問題点があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、 (1)冷凍サイクルの凝縮器とキャピラリチューブの間
の配管に設けられたドライヤーの上流に、新たに縦置き
形のストレーナを設け、上記異物を貯留して、ドライヤ
ー及びキャピラリチューブの詰りを防止する。
【0013】(2)ストレーナに接続する入口側の配管
を、ストレーナ内部空間に延出して設け、異物の多量貯
留を可能にすると共に、配管内への逆流を防止する。
【0014】(3)ストレーナ内の異物(摩耗粉)を、
貯留し易くするために、マグネットを設けて吸着させ
る。
【0015】
【作用】圧縮機の摺動部等により発生する摩耗粉等の異
物は、冷凍サイクルを循環して、狭い部分、例えばキャ
ピラリチューブ等に詰り、故障の原因となるが、本発明
によれば、ストレーナ装置をドライヤーの上流に設置す
ることにより、上記異物を捕捉して貯留することができ
る。更にストレーナ内部にマグネット部を設けて、金属
異物(摩耗粉)を容易に吸着捕捉できるようにした。ま
た、ストレーナ装置の入口部の接続パイプを、ストレー
ナ内部空間に延出して形成することにより、異物はパイ
プの根元になるストレーナ底部に貯留されて、パイプに
逆流することがなくなる。
【0016】しかして、ドライヤーの上流にストレーナ
装置を併設することにより、冷凍サイクル中の異物はス
トレーナで捕捉、貯留されるので、ドライヤー、キャピ
ラリチューブ等は、異物による詰まりによる故障が無く
なり、夫々本来の機能を満足することが出来る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図により説明す
る。
【0018】図1は、本発明の冷蔵庫の冷凍サイクル系
統図である。図に於いて、冷媒(例えばHFC134a)
は、圧縮機1で圧縮され、高温高圧のガスとして吐出さ
れ、凝縮器2にて凝縮し、液化してストレーナ装置3で
冷媒内の異物等が捕捉され貯留されて、ドライヤー4で
冷媒中の水分が吸収され、キャピラリチューブ5で減圧
されて、蒸発器6にて蒸発、気化して、低温低圧のガス
となり、圧縮機1に吸入されて、再び圧縮されて上述の
サイクルを繰り返す。尚、前記冷凍サイクルを構成する
各要素は、夫々適切な配管7にて密封して接続されてい
る。
【0019】ストレーナ装置3は、外殼8の入口側9よ
り配管7が、外殼8の内部空間10に延出(7a)して接
続されている。また内部空間10の出口側11に近い場所に
複数の微小径の貫通穴12を設けた、ドーム状の板または
網13が、外殼8の内径に略一杯に設けられている。
【0020】更に、ストレーナ3の外殼8の内周リング
状のマグネット14が装着されている。
【0021】更にまた、上記ストレーナ装置は下方が入
口で上方が出口となるよう縦置き形に形成されている。
【0022】しかして、圧縮機の摺動部等の摩耗による
摩耗粉等の異物15が、冷媒と共に、ストレーナ装置3内
の延出部配管7aにより、冷媒と一緒に流出された異物
15は、ドーム状の板または網13により捕捉され、自重に
より落下し、マグネット14に吸着するか、内部空間10の
底部16に貯留される。
【0023】貯留された異物15は、冷凍サイクルが運転
中は、突出部配管7aの端面17により高圧な冷媒が流出
しているので、突出部配管7aに逆流することはない。
更に冷凍サイクル休止中でも、異物15の貯留された底部
16及びマグネット14より、突出部配管7aの端面17は高
く離れた位置にあるので、異物15の突出部配管7aに逆
流することはないようになっている。
【0024】前述の如く、代替冷媒HFC134aは、冷
媒中に塩素を含まないため、従来の冷媒(例えばCFC
12)に比べ潤滑特性が低下するので、圧縮機摺動部が摩
耗して摩耗粉等の異物が生成し易くなり、従来の如くド
ライヤー及びストレーナ単独にては夫々の機能を満足し
て、且つ異物多量の貯留を満足することが困難となって
きている。本発明では、専用のストレーナと専用のドラ
イヤーを併設することにより、冷媒中の異物の捕捉貯留
と水分の除去の機能を満足させるものである。しかも、
専用ストレーナには外殼8の内部空間10に多量の異物
15を貯留することが可能な構造となっており、冷凍サイ
クルの詰り事故防止能力が長期間保証されるものであ
る。
【0025】尚、本実施例に於いては代替冷媒のHFC
134a等について説明してきたが、既存のCFC12に本
発明を備えた場合でも十分な効果が期待できるものであ
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明は、冷媒CFC12
等に代わる代替冷媒(HFC134a等)を使用した冷蔵
庫に於いて、前述の如く、HFC134a等は、冷媒中に
塩素を含まないため、潤滑特性が低下し、圧縮機の摺動
部の摩耗粉等の異物の多量生成により生ずる、詰まり事
故等の問題点を解決するものである。
【0027】即ち、 (1)冷凍サイクルのキャピラリチューブとドライヤー
の上流に専用のストレーナ装置を縦形に設置することに
より、上記異物は、ドライヤー及びキャピラリチューブ
に移行する直前に、上記ストレーナ装置に捕捉、貯留さ
れるので、ドライヤー及びキャピラリチューブの詰まり
による故障が防止できるものである。
【0028】(2)ストレーナ装置に接続する配管を、
入口側の中に延出して設けたことにより、異物の多量貯
留と共に、逆流を防止できる。
【0029】(3)ストレーナの内部空間にマグネット
を設置したことにより、異物の吸着が促進され、異物の
ドライヤー、キャピラリチューブへの流出防止効果が向
上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷凍サイクルの系統図である。
【図2】従来例の冷凍サイクルの系統図である。
【図3】従来例のドライヤーの縦断面図である。
【図4】他の従来例の冷凍サイクルの系統図である。
【図5】他の従来例のストレーナの縦断面図である。
【符号の説明】
1…圧縮機、 2…凝縮器、 3…ストレーナ装置、 4…ドライヤー、 5…キャピラリチューブ、 6…蒸発器、 7…配管、 7a…延出部、 8…外殼、 9…入口側、 10…内部空間、 11…出口側、 12…微小径の貫通穴、 13…ドーム状板または網、 14…マグネット、 15…異物、 16…底部、 17…端面。
フロントページの続き (72)発明者 藤島 昇 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所栃木工場内 (72)発明者 権守 仁彦 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地株 式会社日立製作所栃木工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凝縮器とキャピラリチューブの配管途中
    に、両端に入口、出口配管を接続したストレーナ装置を
    設け、出口配管近くに入口配管側に開口を有し、しかも
    複数の微***を有すドーム状板を設け、かつ上記入口配
    管を上記ドーム板の開口に対向させ、しかも上記ストレ
    ーナ装置を縦置きとしたことを特徴とする冷蔵庫のスト
    レーナ装置。
  2. 【請求項2】前記ストレーナ装置を、ドライヤーの上流
    に併列して、凝縮器とキャピラリチューブの配管途中に
    形成したことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫のスト
    レーナ装置。
  3. 【請求項3】ストレーナ外殼の内部空間に、マグネット
    を設置したことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫のス
    トレーナ装置。
JP32160392A 1992-12-01 1992-12-01 冷蔵庫のストレーナ装置 Pending JPH06174340A (ja)

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JP32160392A JPH06174340A (ja) 1992-12-01 1992-12-01 冷蔵庫のストレーナ装置

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JPH06174340A true JPH06174340A (ja) 1994-06-24

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ID=18134380

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JP32160392A Pending JPH06174340A (ja) 1992-12-01 1992-12-01 冷蔵庫のストレーナ装置

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JP (1) JPH06174340A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007263402A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Sanyo Electric Co Ltd 遷臨界冷凍サイクル装置
JP2010159896A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 冷媒回路装置
JP2012017974A (ja) * 2011-08-29 2012-01-26 Hitachi Appliances Inc 空気調和機及び既設冷媒配管を再利用した空気調和機の施工方法
JP2014032007A (ja) * 2008-12-01 2014-02-20 Hitachi Appliances Inc 冷凍サイクル装置

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