JP3002794B2 - 地下室付き建築物の構築方法 - Google Patents
地下室付き建築物の構築方法Info
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- JP3002794B2 JP3002794B2 JP3126972A JP12697291A JP3002794B2 JP 3002794 B2 JP3002794 B2 JP 3002794B2 JP 3126972 A JP3126972 A JP 3126972A JP 12697291 A JP12697291 A JP 12697291A JP 3002794 B2 JP3002794 B2 JP 3002794B2
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- Japan
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- steel
- panel
- basement
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- reinforcing
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼製床パネル、鋼製壁
パネルおよび鋼製屋根パネルを建て込んで構築せる地下
室の上方に地上建屋を構築して地下室付き建築物を構築
する方法に関するものである。
パネルおよび鋼製屋根パネルを建て込んで構築せる地下
室の上方に地上建屋を構築して地下室付き建築物を構築
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地下室付き建築物を構築する場合
には、例えば、図2に示すように、所望枚数の鋼製床パ
ネルA、鋼製壁パネルBおよび鋼製屋根パネルCを、地
上建屋Dを支持する基礎Eの内方の地面Fに形成せる穴
に建て込んで地下室Gを構築して地下室付き建築物を構
築している。
には、例えば、図2に示すように、所望枚数の鋼製床パ
ネルA、鋼製壁パネルBおよび鋼製屋根パネルCを、地
上建屋Dを支持する基礎Eの内方の地面Fに形成せる穴
に建て込んで地下室Gを構築して地下室付き建築物を構
築している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、地上建屋Dと地下室Gとが分離して構築されてい
るため、種々の力が加わった場合に、地上建屋Dと地下
室Gとが一体的に作用することができず、従って、地上
建屋Dの不同沈下や地下室Gの不同浮上を惹起すること
があると言う問題があつた。
ては、地上建屋Dと地下室Gとが分離して構築されてい
るため、種々の力が加わった場合に、地上建屋Dと地下
室Gとが一体的に作用することができず、従って、地上
建屋Dの不同沈下や地下室Gの不同浮上を惹起すること
があると言う問題があつた。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消するた
めに為されたものであり、地上建屋又は地下室に力が加
わった場合に、効率的に相手方に伝播し、地上建屋と地
下室とが一体的に作用するため、地上建屋の不同沈下や
地下室の不同浮上を惹起するおそれがない地下室付き建
築物の建築方法を提供することを課題とするものであ
る。
めに為されたものであり、地上建屋又は地下室に力が加
わった場合に、効率的に相手方に伝播し、地上建屋と地
下室とが一体的に作用するため、地上建屋の不同沈下や
地下室の不同浮上を惹起するおそれがない地下室付き建
築物の建築方法を提供することを課題とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、型鋼よりなるパネル枠の表面に鋼板を固
着一体化して鋼製床パネル、鋼製壁パネルおよび鋼製屋
根パネルを形成し、前記鋼製床パネル上に鋼製壁パネル
を戴置、固着すると共に該鋼製壁パネル上端部に鋼製屋
根パネルを戴置、固着して地下室を構築し、更に、前記
鋼製壁パネルの上方に位置する鋼製屋根パネル上に型鋼
よりなる鋼製補強梁材を戴置、固着し、且つ、長尺ボル
トを鋼製屋根パネルおよび鋼製補強梁材を貫通させると
共に型鋼よりなる鋼製補強梁材のフランジ間に補強鋼管
を介在させ、該補強鋼管内部に前記長尺ボルトを貫通さ
せて突設することによつて、該長尺ボルトを介して、地
上建屋の構造部材と鋼製補強梁材と鋼製屋根パネルの3
つの部材を固着して地上建屋を構築することを特徴とす
るものである。
決するために、型鋼よりなるパネル枠の表面に鋼板を固
着一体化して鋼製床パネル、鋼製壁パネルおよび鋼製屋
根パネルを形成し、前記鋼製床パネル上に鋼製壁パネル
を戴置、固着すると共に該鋼製壁パネル上端部に鋼製屋
根パネルを戴置、固着して地下室を構築し、更に、前記
鋼製壁パネルの上方に位置する鋼製屋根パネル上に型鋼
よりなる鋼製補強梁材を戴置、固着し、且つ、長尺ボル
トを鋼製屋根パネルおよび鋼製補強梁材を貫通させると
共に型鋼よりなる鋼製補強梁材のフランジ間に補強鋼管
を介在させ、該補強鋼管内部に前記長尺ボルトを貫通さ
せて突設することによつて、該長尺ボルトを介して、地
上建屋の構造部材と鋼製補強梁材と鋼製屋根パネルの3
つの部材を固着して地上建屋を構築することを特徴とす
るものである。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の地下室付き建築物の構築方
法の1実施例を示し、山型鋼、溝型鋼等の型鋼よりなる
パネル枠1の表面に鋼板2を被着溶接して固着一体化し
て鋼製床パネル3、鋼製壁パネル4および鋼製屋根パネ
ル5を形成し、地面6に形成せる穴の底部に(又は地上
にて)前記鋼製床パネル3を所望枚数敷設し、ボルト・
ナット、その他にて固着し、該鋼製床パネル3上に所望
枚数の鋼製壁パネル4を戴置し、ボルト・ナット、その
他にて固着すると共に該鋼製壁パネル4上端部に所望枚
数の鋼製屋根パネル5を戴置し、ボルト・ナット、その
他にて固着して地下室7を構築し、更に、前記鋼製壁パ
ネル4の上方(紬線上)に位置する鋼製屋根パネル5上
に、長尺ボルト8を貫通、溶接して突設せる溝型鋼、そ
の他の型鋼よりなる鋼製補強梁材9を戴置し、溶接して
固着すると共に該長尺ボルト8を介して、地上建屋10
の土台、その他の構造部材11と鋼製補強梁材9と鋼製
屋根パネル5の3つの部材を取り付け、ナット12にて
締着して固着して地上建屋10を構築することを特徴と
する地下室付き建築物の構築方法を示す。
法の1実施例を示し、山型鋼、溝型鋼等の型鋼よりなる
パネル枠1の表面に鋼板2を被着溶接して固着一体化し
て鋼製床パネル3、鋼製壁パネル4および鋼製屋根パネ
ル5を形成し、地面6に形成せる穴の底部に(又は地上
にて)前記鋼製床パネル3を所望枚数敷設し、ボルト・
ナット、その他にて固着し、該鋼製床パネル3上に所望
枚数の鋼製壁パネル4を戴置し、ボルト・ナット、その
他にて固着すると共に該鋼製壁パネル4上端部に所望枚
数の鋼製屋根パネル5を戴置し、ボルト・ナット、その
他にて固着して地下室7を構築し、更に、前記鋼製壁パ
ネル4の上方(紬線上)に位置する鋼製屋根パネル5上
に、長尺ボルト8を貫通、溶接して突設せる溝型鋼、そ
の他の型鋼よりなる鋼製補強梁材9を戴置し、溶接して
固着すると共に該長尺ボルト8を介して、地上建屋10
の土台、その他の構造部材11と鋼製補強梁材9と鋼製
屋根パネル5の3つの部材を取り付け、ナット12にて
締着して固着して地上建屋10を構築することを特徴と
する地下室付き建築物の構築方法を示す。
【0007】又、本発明においては、鋼製補強梁材に長
尺ボルトを突設するに際して、長尺ボルト8を鋼製屋根
パネル5および鋼製補強梁材9を貫通させると共に型鋼
よりなる鋼製補強梁材9のフランジ13、13間に補強
鋼管14を介在させ、該補強鋼管14内部に前記長尺ボ
ルト8を貫通させて突設することによつて、該長尺ボル
ト8を介して、地上建屋10の構造部材11と鋼製補強
梁材9と鋼製屋根パネル5の3つの部材を固着一体化す
ると共に、補強鋼管14によつて、鋼製補強梁材9を構
成する型鋼の座屈を防止することができる。
尺ボルトを突設するに際して、長尺ボルト8を鋼製屋根
パネル5および鋼製補強梁材9を貫通させると共に型鋼
よりなる鋼製補強梁材9のフランジ13、13間に補強
鋼管14を介在させ、該補強鋼管14内部に前記長尺ボ
ルト8を貫通させて突設することによつて、該長尺ボル
ト8を介して、地上建屋10の構造部材11と鋼製補強
梁材9と鋼製屋根パネル5の3つの部材を固着一体化す
ると共に、補強鋼管14によつて、鋼製補強梁材9を構
成する型鋼の座屈を防止することができる。
【0008】又、上記本発明の実施例にて形成せる地下
室7は、常法に従って、内部に、床材、壁材、天井材等
の内装材にて内装仕上げを施すと共に、必要に応じて、
地下室7の外周面部に埋戻しコンクリート、ベースコン
クリート等を打設して地下室7を仕上げる。
室7は、常法に従って、内部に、床材、壁材、天井材等
の内装材にて内装仕上げを施すと共に、必要に応じて、
地下室7の外周面部に埋戻しコンクリート、ベースコン
クリート等を打設して地下室7を仕上げる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の地下室付
き建築物は、型鋼よりなるパネル枠の表面に鋼板を固着
一体化して鋼製床パネル、鋼製壁パネルおよび鋼製屋根
パネルを形成し、前記鋼製床パネル上に鋼製壁パネルを
戴置、固着すると共に該鋼製壁パネル上端部に鋼製屋根
パネルを戴置、固着して地下室を構築し、更に、前記鋼
製壁パネルの上方に位置する鋼製屋根パネル上に型鋼よ
りなる鋼製補強梁材を戴置、固着し、且つ、長尺ボルト
を鋼製屋根パネルおよび鋼製補強梁材を貫通させると共
に型鋼よりなる鋼製補強梁材のフランジ間に補強鋼管を
介在させ、該補強鋼管内部に前記長尺ボルトを貫通させ
て突設することによつて、該長尺ボルトを介して、地上
建屋の構造部材と鋼製補強梁材と鋼製屋根パネルの3つ
の部材を固着して地上建屋を構築しているので、補強鋼
間を介在させて長尺ボルトを突設せる鋼製補強梁材によ
つて地上建屋と地下室とが構造的に連結一体化されると
共に地上建屋の荷重が鋼製補強梁材を介して地下室全体
にて受けることができ、地上建屋又は地下室に種々の力
が加わった場合に、加わった力が効率的に相手方に伝播
し、地上建屋と地下室とが一体的に作用するため、地上
建屋の不同沈下や地下室の不同浮上を惹起するおそれが
ない。
き建築物は、型鋼よりなるパネル枠の表面に鋼板を固着
一体化して鋼製床パネル、鋼製壁パネルおよび鋼製屋根
パネルを形成し、前記鋼製床パネル上に鋼製壁パネルを
戴置、固着すると共に該鋼製壁パネル上端部に鋼製屋根
パネルを戴置、固着して地下室を構築し、更に、前記鋼
製壁パネルの上方に位置する鋼製屋根パネル上に型鋼よ
りなる鋼製補強梁材を戴置、固着し、且つ、長尺ボルト
を鋼製屋根パネルおよび鋼製補強梁材を貫通させると共
に型鋼よりなる鋼製補強梁材のフランジ間に補強鋼管を
介在させ、該補強鋼管内部に前記長尺ボルトを貫通させ
て突設することによつて、該長尺ボルトを介して、地上
建屋の構造部材と鋼製補強梁材と鋼製屋根パネルの3つ
の部材を固着して地上建屋を構築しているので、補強鋼
間を介在させて長尺ボルトを突設せる鋼製補強梁材によ
つて地上建屋と地下室とが構造的に連結一体化されると
共に地上建屋の荷重が鋼製補強梁材を介して地下室全体
にて受けることができ、地上建屋又は地下室に種々の力
が加わった場合に、加わった力が効率的に相手方に伝播
し、地上建屋と地下室とが一体的に作用するため、地上
建屋の不同沈下や地下室の不同浮上を惹起するおそれが
ない。
【図1】本発明の地下室付き建築物の構築方法の1実施
例を示す要部拡大縦断面図である。
例を示す要部拡大縦断面図である。
【図2】従来例を示す略縦断面図である。
1 パネル枠 2 鋼板 3 鋼製床パネル 4 鋼製壁パネル 5 鋼製屋根パネル 6 地面 7 地下室 8 長尺ボルト 9 鋼製補強梁材 10 地上建屋 11 構造部材
Claims (1)
- 【請求項1】型鋼よりなるパネル枠の表面に鋼板を固着
一体化して鋼製床パネル、鋼製壁パネルおよび鋼製屋根
パネルを形成し、前記鋼製床パネル上に鋼製壁パネルを
戴置、固着すると共に該鋼製壁パネル上端部に鋼製屋根
パネルを戴置、固着して地下室を構築し、更に、前記鋼
製壁パネルの上方に位置する鋼製屋根パネル上に型鋼よ
りなる鋼製補強梁材を戴置、固着し、且つ、長尺ボルト
を鋼製屋根パネルおよび鋼製補強梁材を貫通させると共
に型鋼よりなる鋼製補強梁材のフランジ間に補強鋼管を
介在させ、該補強鋼管内部に前記長尺ボルトを貫通させ
て突設することによつて、該長尺ボルトを介して、地上
建屋の構造部材と鋼製補強梁材と鋼製屋根パネルの3つ
の部材を固着して地上建屋を構築することを特徴とする
地下室付き建築物の構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3126972A JP3002794B2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 地下室付き建築物の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3126972A JP3002794B2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 地下室付き建築物の構築方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04250218A JPH04250218A (ja) | 1992-09-07 |
JP3002794B2 true JP3002794B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=14948458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3126972A Expired - Fee Related JP3002794B2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | 地下室付き建築物の構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3002794B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-25 JP JP3126972A patent/JP3002794B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04250218A (ja) | 1992-09-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |