JPS598941Y2 - 自動車の車体フロア構造 - Google Patents

自動車の車体フロア構造

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JPS598941Y2
JPS598941Y2 JP5484981U JP5484981U JPS598941Y2 JP S598941 Y2 JPS598941 Y2 JP S598941Y2 JP 5484981 U JP5484981 U JP 5484981U JP 5484981 U JP5484981 U JP 5484981U JP S598941 Y2 JPS598941 Y2 JP S598941Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
bead
floor
section
horizontal
Prior art date
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Expired
Application number
JP5484981U
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English (en)
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JPS57166977U (ja
Inventor
重昭 山本
勉 谷本
Original Assignee
マツダ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by マツダ株式会社 filed Critical マツダ株式会社
Priority to JP5484981U priority Critical patent/JPS598941Y2/ja
Publication of JPS57166977U publication Critical patent/JPS57166977U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS598941Y2 publication Critical patent/JPS598941Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の車体フロア構造に関するものである。
従来の車体フロア構造は、第6図に示すように、フロア
パネルAにおけるフロアトンネルBとサイドシルCの中
間部下面に前後方向に延びる断面ハット状のフレームD
を固着することにより閉断面Eを形或し、この前後方向
に延びる閉断面Eによって前後方向の剛性を高め、また
左右方向の剛性は、フロアパネルAに上記フレームDと
直交して形威した前後複数条の横ビードFによって確保
するようになっている。
しがしながら、この従来構造によると、フロアパネルA
とフレームDとによる閉断面Eの絶対的な大きさが小さ
いため、該閉断面E部分による車体フロアの前後方向の
補剛効果がいまひとつ不充分であった。
また、この閉断面E部分と横ビードF・・・とは実質的
なつながりがなく、互いに別々に別方向の荷重を負担す
る構造であるため、前後方向および左右方向ともに補剛
効率が悪いものとなっていた。
このため、上記閉断面Eによる補剛効果そのものが低い
ことと相まって、とくに、衝突等による前後方向の大き
な荷重に対して比較的弱いものとなっていた。
そこで本考案は、このような従来構造の欠点を除去し、
前後方向および左右方向ともに高い補強効果が得られ、
これにより車体フロア強度を大幅に向上できる自動車の
車体フロア構造を提供せんとするものである。
以下、本考案の実施例を図に依拠して説明する。
1はフロアパネル、2はフロアトンネル、3はサイドシ
ルで、このフロアトンネル2とサイドシル3との間にお
けるフロアパネル1の下面には前後方向に延びる断面ハ
ット状のフレーム4を固着している。
また、フロアパネル1におけるフレーム4と対向する位
置に該フレーム4と平行に断面逆U字形の縦ビード5を
前後方向に沿って上向きに突出形威している。
この縦ビード5とフレーム4とによって前後方向に延び
るは・゛四角形の閉断面6を形威し、この閉断面6によ
ってフロアパネル1の前後方向の補助効果を得るように
している。
なお、フレーム4と縦ビード5の幅寸法は全体としては
・゛同等、すなわち頂面幅は同等で、開口部幅m1,m
2については後述する理由により縦ビード5の幅m2寸
法をフレーム4の幅mエ寸法よりも若干大きく形威して
いる。
7・・・は左右方向に延びる横ビードで、縦ビード5と
、フロアトンネル2およびサイドシル3との間において
フロアパネル1の前後数個所に断面U字形で下向きに突
出形威し、この横ビード7・・・を縦ビード5に突き合
わせ結合している。
さらに詳述すると、縦ビード5の左右両側立ち上がり壁
51, 51を横ビード7・・・と同一幅で且つ連続し
て内側に凹陥させることにより、横ぱード7・・・の端
部71・・・を縦ビード5に喰い込む如く突き合わせ結
合している。
一方、この縦ビード5に対して横ビード7・・・の接続
端部71・・・に対応するフレーム4の左右両翼部41
.41には、該接続端部71・・・が嵌まり込む凹部4
2・・・を設けている。
こうして、閉断面6を形或する縦ビード5とフレーム4
の双方を横ビード7に結合し、これによって、閉断面6
部分と横ビード7相互間の荷重伝達作用、いいがえれば
相互補剛作用を効果的に行なわせうるように構或してい
る。
この場合、凹部42・・・は図示の如くフレーム4の左
右両翼部41. 41のみにと.どまり、立ち上がり壁
43, 43の稜線躬,44にまでは及ばないように形
或している。
このような状態を確保するために、前記の如く縦ビード
5の開口部幅m2寸法をフレーム4の開口部幅m1寸法
よりも若干、すなわち縦ビード5に対する横ビード7・
・・の喰い込み代相当分だけ大きく形威したものである
このように、フレーム4と横ビード7・・・の交差部分
においてフレーム4の横ビード嵌合用の凹部42・・・
を両翼部41,41のみにとどめて立ち上がり壁43,
43の稜線劇,44を全長に亘って残しておくことに
より、フレーム4の前後方向の強度低下を防止すること
ができる。
上記したような車体フロア構造によれば、フレーム4と
、該フレーム4と対向してフロアパネル1に突出形威し
た縦ビード5とによって前後方向に延びる閉断面6を形
或してあるため、第6図に示す従来構造の閉断面Eと比
較して閉断面6が遥かに大きくなり、これによってフロ
アパネル1の前後方向の剛性を飛躍的に高めることがで
きる。
また、横ビード7・・・を縦ビード5およびフレーム4
に結合してあるため、横ビード7・・・に作用する左右
方向の荷重が閉断面6部分でも受けられ、逆に閉断面6
部分に加えられる前後方向荷重が横ビード7・・・にも
分担される、というように横ビード7・・・と閉断面6
部分とが互いに補強し合うことになる。
このため、本構造によるときは、車体フロアの前後方向
および左右方向のいずれに対しても高い補強効果が得ら
れ、フロア全体の強度を大幅に向上させることができる
なお、上記実施例では横ビード7を下向きに突出形戊し
たが、第4図に示すように該横ビード7を上向きに突出
形或してもよい。
この場合においても、横ビード7の端部71を縦ビード
5に接続する点に変わりはない。
またこの場合、フレーム4と横ビード7とを結合するた
めに、フレーム4の両翼部41. 41に、横ビード7
に嵌まり込む凸部45・・・を設ける。
こうすることにより、また、フレーム4と縦ビード5と
によって形威される閉断面6の内部に錆付きを促す泥や
水が侵入することを防止できる。
以上述べたように、本考案の車体フロア構造によれば、
フロアパネルの縦ビードとフレームとによって前後方向
に延びる閉断面を形或し、かつこの閉断面部分の両側の
フロアパネルに、横ビードを、該閉断面部分の縦ビード
およびフレーム双方に結合して形或することによって、
閉断面部分と横ビード相互間の荷重の伝達作用を得るよ
うにしたから、車体フロアの前後および左右方向の剛性
を大幅に高めて両方向の耐荷重性を向上させることがで
き、とりわけ衝突等による前後方向の大荷重に対して高
い抗力を発揮させることができる。
しかも、横ビードとフレームの結合部分において、横ビ
ードに嵌合するフレームの凹部または凸部を該フレーム
両翼部のみに設けて、立ち上がり壁の稜線を全長に亘っ
て残しているため、前後方向荷重に対して強度上有利で
ある。
また、この車体フロアの剛性向上によって、走行中のフ
ロアの振動、騒音を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す車体フロアの部分概略斜
視図、第2図は第1図II − II線に沿う拡大断面
図、第3図はフレームの部分拡大斜視図、第4図は別の
実施例を示す第2図相当図、第5図は同第3図相当図、
第6図は従来例を示す車体フロアの部分斜視図である。 1・・・・・・フロアパネル、2・・・・・・フロアト
ンネル、3・・・・・・サイドシル、4・・・・・・フ
レーム、41, 41・・・・・・同フレームの左右両
翼部、42, 42・・・・・・同凹部、43,43・
・・・・・同立ち上がり壁、44, 44・・・・・・
同稜線、45,45・・・・・・同凸部、5・・・・・
・縦ビード、6・・・・・・閉断面、7・・・・・・横
ビード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サイドシルとフロアトンネルとの間のフロアパネル下面
    に固着された前後方向に延びる断面ハット状のフレーム
    と、−h記フロアパネルにおける該フレームと対向する
    位置に同フレームとほぼ同幅をもって上向きに突出形或
    された前後方向に延びる縦ビードとによって閉断面が形
    或され、かつ、上記縦ビード両側のフロアパネルには、
    該縦ビードに結合されて左右方向に延び上方と下方のい
    ずれか一方に突出した横ビードが形威され、上記フレー
    ムの両翼部には、該フレームの立ち上がり壁上側の稜線
    を残して、横ビードに嵌まり込むための上方に突出した
    凸部と下方に凹んだ凹部のいずれか一方が形威されてい
    ることを特徴とする自動車の車体フロア構造。
JP5484981U 1981-04-15 1981-04-15 自動車の車体フロア構造 Expired JPS598941Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS57166977U JPS57166977U (ja) 1982-10-21
JPS598941Y2 true JPS598941Y2 (ja) 1984-03-21

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ID=29851423

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WO2013031008A1 (ja) * 2011-09-01 2013-03-07 トヨタ自動車株式会社 車体構造
WO2013084324A1 (ja) * 2011-12-07 2013-06-13 トヨタ自動車株式会社 車体下部構造

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JPS57166977U (ja) 1982-10-21

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