JP2571388B2 - 自動車の下部車体構造 - Google Patents

自動車の下部車体構造

Info

Publication number
JP2571388B2
JP2571388B2 JP62202166A JP20216687A JP2571388B2 JP 2571388 B2 JP2571388 B2 JP 2571388B2 JP 62202166 A JP62202166 A JP 62202166A JP 20216687 A JP20216687 A JP 20216687A JP 2571388 B2 JP2571388 B2 JP 2571388B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
dash panel
front frame
floor
floor frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62202166A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6447684A (en
Inventor
照男 橋本
宗文 藤田
隆 桝原
哲哉 亀島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP62202166A priority Critical patent/JP2571388B2/ja
Publication of JPS6447684A publication Critical patent/JPS6447684A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2571388B2 publication Critical patent/JP2571388B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高速走行性に優れ、かつ、衝突時における
ダッシュパネル部の剛性が向上した自動車の下部車体構
造に関するものである。
先行技術 従来の自動車の下部車体構造としては、フロアパネル
の下面の車室外に、車体前後方向に延びるフロアフレー
ム、フロントフレーム、幅方向に延びるクロスメンバー
などを設け、車体前後方向に加わる力に対する剛性を高
めるために、フロアフレームとフロントフレームとを結
合したものが知られている(実開昭58−2174号)。
発明の解決しようとする問題点 しかしながら、車室外に、フロアフレームやフロント
フレームのようなフレーム類を設ける場合には、空気力
学上、走行時に、これらのフレーム類が必然的に抵抗と
なり、また、車高を下げることに対する制約となり、高
速走行性を阻害するという問題があるとともに、衝突時
など、車体前後方向に大きな力が加わったとき、ダッシ
ュパネルが強度上の弱点となり、フロントフレームが結
合されるダッシュパネルが車室内側に変形し、車室内空
間を狭めてしまうという問題があった。
発明の目的 本発明は、高速走行性に優れ、かつ、ダッシュパネル
部の剛性が大幅に向上した自動車の下部車体構造を提供
することを目的とするものである。
発明の構成 本発明のかかる目的は、車体前後方向に略垂直方向か
ら略水平方向に延びるダッシュパネルの前面に、車体前
後方向に延び、前記ダッシュパネルの形状に沿って、後
下方に向かってなめらかな斜面よりなる後端部を備えた
閉断面状のフロントフレームの前記後端部を、前記フロ
ントフレームの後端部の上端部分が前記ダッシュパネル
の略垂直方向に延びる部分に結合されるように結合し、
プロアパネルの車室内側の面に、車体前後方向に延びる
閉断面状のフロアフレームを配設し、前記フロアフレー
ムの前端部を、前記ダッシュパネルを介して、前記フロ
ントフレームの前記後端部に結合した自動車の下部車体
構造であって、前記フロントフレームの後端部の閉断面
の一部が前記フロアフレームの略水平の延びる部分の閉
断面内に位置するように、前記フロントフレームの後端
部の下端部分が前記フロアフレームの前端部の下方部分
に結合され、前記ダッシュパネルを介して、結合された
前記フロントフレームと前記フロアフレームとの結合部
において、前記ダッシュパネルが、前記フロントフレー
ムの閉断面と前記フロアフレームの閉断面との間に壁状
に位置していることを特徴とする自動車の下部車体構造
によって達成される。
本発明において、フロアフレームの前端を、ダッシュ
パネルの、フロントフレームの後端とダッシュパネルと
の結合部に対応する部分において、ダッシュパネルと結
合するとは、ダッシュパネルのフロントフレームの後端
との結合部分の反対側の面のダッシュパネルの部分の少
なくとも一部分に、フロアフレームの前端を結合する場
合と、ダッシュパネルを介して、フロントフレームの後
端の少なくとも一部分に、フロアフレームを直接結合す
る場合とを包含する。強度的には、フロントフレームと
フロアフレームとを、ダッシュパネルを介して、直接結
合することが望ましい。
実施例 以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例につき、
詳細に説明を加える。
第1A図は、本発明の一実施例にかかる自動車の下部車
体構造の側面構成を示す概略図であり、第1B図は、その
平面構成を示す概略図である。第2図は、そのダッシュ
パネルの前後の詳細な構造を示す図面であり、第3図
は、そのダッシュパネル近傍の構造を示す概略図であ
る。
第1A図、第1B図、第2図および第3図において、ダッ
シュパネル1の前方には、その下面が、フロアパネル2
の下面の延長面になめらかに連なるように、車体前後方
向に延びる閉断面状のフロントフレーム3が配設され、
その後端部3aは、ダッシュパネル1に結合されている。
また。フロアパネル2の車室内側の上面には、車体前後
方向に延びる閉断面状のフロアフレーム4が配設されて
おり、その前端部4aは、ダッシュパネル1に結合されて
いる。本実施例においては、さらに、フロントフレーム
3の後端部3aとフロアフレーム4の前端部4aとが、ダッ
シュパネル1を介して、直接結合されている。フロアパ
ネル2は、車室の中央部分において、トンネル部5を形
成している。6a、6b、6cおよび6dはクロスメンバーであ
り、フロントフレーム3は前方に延びてクロスメンバー
6aと結合され、フロアフレーム4は後方に延びて、クロ
スメンバー6b、6cと結合されている。また、7はフロン
トピラー、8はサイドシルであり、クロスメンバー6cの
後方には、リアフレーム13およびリアサスペンションフ
レーム14が設けられている。
第4図は、フロントフレーム3、ダッシュパネル1お
よびフロアフレーム4の結合部分の詳細を示す端面図で
あり、第5図は、そのA−A断面図である。また、第6
図は、フロントフレーム3の後端部3aの構造を示す略斜
視図である。第6図に示されるように、フロントフレー
ム3の後端部3aは、衝突時などにおいて車体に加わる前
後方向の力に対する剛性を高めるために、ダッシュパネ
ル1およびフロアフレーム4の前端部4aとの結合部分の
面積が大きくなるように、車体前方にむかって、略水平
方向から略垂直方向へ延びる曲面状のダッシュパネル1
の形状に沿って、後下方に向かってなめらかな斜面を形
成している。また、フロアフレーム4の前端部4aは、ダ
ッシュパネル1を介して、フロントフレーム3の後端部
3aと強固に結合し得るように、フロントフレーム3の後
端部3aおよびダッシュパネル1の形状に沿った面を有し
ている。ダッシュパネル1の前方においては、フロント
フレーム3は、第7図に示すように、ホイールエプロン
9にその側部3bで結合されている。
さらに、他の図面では便宜上省略しているが、第3図
およびそのB−B断面図である第8図に示されるよう
に、フロアフレーム4の剛性を高め、また車体幅方向の
剛性を向上させるために、フロアフレーム4の側部とト
ンネル部5とは、閉断面構造を有する補強フレーム10に
よって結合されており、また同様に、フロントフレーム
3の剛性を高め、さらに車体幅方向の剛性を向上させる
ために、フロントフレーム3の側部は、閉断面構造を有
する補強フレーム11によって、カウルサイドパネル12を
介して、サイドシル8に結合されている。
以上のように構成された本実施例においては、従来
は、主としてダッシュパネル1が受けていた衝突時など
に車体に加わる前後方向の力を、車体前後方向に延びる
フロントフレーム3とフロアフレーム4とをダッシュパ
ネル1とともに結合することによって、フロントフレー
ム3、フロアフレーム4およびダッシュパネル1により
分担して受けることができるので、衝突時などに車体に
加わる前後方向の力に対する剛性が大幅に向上し、また
従来は、車体前後方向の力に対するダッシュパネル1の
負担を軽減させるために、フロントフレーム3の閉断面
高さを大きくとる必要があり、フロアパネル2の下面に
フロントフレーム3が突出して走行時の抵抗になってい
たが、本実施例においては、フロントフレーム3とフロ
アフレーム4とをダッシュパネル1を介して、結合する
ことによって、第5図に示すように、フロントフレーム
3だけでなく、フロントフレーム3およびフロアフレー
ム4とにより、十分な高さを有する閉断面を形成するこ
とができるから、フロントフレーム3の閉断面の高さを
小さくすることができ、走行時の抵抗を大幅に低下させ
ることが可能となる。さらには、本実施例においては、
補強フレーム11、10により、フロントフレーム3をサイ
ドシル8と、フロアフレーム4をトンネル部5と、それ
ぞれ、結合しているので、フロントフレーム3およびフ
ロアフレーム4の剛性を高めることができるだけでな
く、車体幅方向の剛性も向上させることが可能となる。
本発明は、以上の実施例に限定されることなく特許請
求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能
であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであ
ることはいうまでもない。
たとえば、前記実施例においては、フロントフレーム
3とフロアフレーム4とは、ダッシュパネル1を介し
て、直接に結合されているが、フロントフレーム3とダ
ッシュパネル1、フロアフレーム4とダッシュパネル1
とを、それぞれ別個に結合するようにしても、衝突時な
どに車体に加わる車体前後方向の力を、フロントフレー
ム3、ダッシュパネル1およびフロアフレーム4によっ
て、分担して受けることができるし、また、結合部の閉
断面構造の高さを十分大きくとることができるから、従
来の自動車の下部車体構造に比べて、衝突時などに車体
に加わる車体前後方向の力に対する剛性を大幅に向上さ
せることができる。
発明の効果 本発明によれば、車体下面がフラットな面により形成
され、車両走行時の空気力学的性能が向上するととも
に、フロントフレームからの荷重をフロアフレームに効
果的に分担させることができ、ダッシュパネルの剛性が
向上し、ダッシュパネルの変形を防止することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、本発明の一実施例にかかる自動車の下部車体
構造の側面構成を示す概略図であり、第1B図は、その平
面構成を示す概略図である。第2図は、そのダッシュパ
ネルの前後の詳細な構造を示す図面であり、第3図は、
そのダッシュパネル近傍の構造を示す概略図である。第
4図は、フロントフレーム3、ダッシュパネル1および
フロアフレーム4の結合部分の詳細を示す端面図であ
り、第5図は、そのA−A断面図である。第6図は、フ
ロントフレームの後端部の構造の例を示す略斜視図であ
る。第7図は、ダッシュパネルの前方におけるフロント
フレームの車体への結合状態の例を示す断面図である。
第8図は、第3図のB−B断面図である。 1……ダッシュパネル、2……フロアパネル、3……フ
ロントフレーム、3a……フロントフレームの後端部、3b
……フロントフレームの側部、4……フロアフレーム、
4a……フロアフレームの前端部、5……トンネル部、6
a、6b、6c、6d……クロスメンバー、7……フロントピ
ラー、8……サイドシル、9……ホイールエプロン、1
0、11……補強フレーム、12……カウルサイドパネル、1
3……リアフレーム、14……リアサスペンションフレー
ム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀島 哲哉 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−47683(JP,A) 特開 昭63−306987(JP,A) 特開 昭62−105779(JP,A) 特開 昭63−247176(JP,A) 実開 昭59−160471(JP,U) 実開 昭61−132163(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前後方向に略垂直方向から略水平方向
    に延びるダッシュパネルの前面に、車体前後方向に延
    び、前記ダッシュパネルの形状に沿って、後下方に向か
    ってなめらかな斜面よりなる後端部を備えた閉断面状の
    フロントフレームの前記後端部を、前記フロントフレー
    ムの後端部の上端部分が前記ダッシュパネルの略垂直方
    向に延びる部分に結合されるように結合し、プロアパネ
    ルの車室内側の面に、車体前後方向に延びる閉断面状の
    フロアフレームを配設し、前記フロアフレームの前端部
    を、前記ダッシュパネルを介して、前記フロントフレー
    ムの前記後端部に結合した自動車の下部車体構造であっ
    て、前記フロントフレームの後端部の閉断面の一部が前
    記フロアフレームの略水平の延びる部分の閉断面内に位
    置するように、前記フロントフレームの後端部の下端部
    分が前記フロアフレームの前端部の下方部分に結合さ
    れ、前記ダッシュパネルを介して、結合された前記フロ
    ントフレームと前記フロアフレームとの結合部におい
    て、前記ダッシュパネルが、前記フロントフレームの閉
    断面と前記フロアフレームの閉断面との間に壁状に位置
    していることを特徴とする自動車の下部車体構造。
JP62202166A 1987-08-13 1987-08-13 自動車の下部車体構造 Expired - Lifetime JP2571388B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62202166A JP2571388B2 (ja) 1987-08-13 1987-08-13 自動車の下部車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62202166A JP2571388B2 (ja) 1987-08-13 1987-08-13 自動車の下部車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6447684A JPS6447684A (en) 1989-02-22
JP2571388B2 true JP2571388B2 (ja) 1997-01-16

Family

ID=16453054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62202166A Expired - Lifetime JP2571388B2 (ja) 1987-08-13 1987-08-13 自動車の下部車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2571388B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0442478U (ja) * 1990-08-13 1992-04-10
JP3179187B2 (ja) * 1992-06-09 2001-06-25 マツダ株式会社 自動車の車体構造
JP3786093B2 (ja) * 2003-02-07 2006-06-14 日産自動車株式会社 車体前部構造
JP2008037198A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Mazda Motor Corp 車体構造
JP5317792B2 (ja) * 2009-03-27 2013-10-16 ダイハツ工業株式会社 自動車の前部車体構造
JP6003273B2 (ja) * 2012-06-18 2016-10-05 日産自動車株式会社 車体前部構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59160471U (ja) * 1983-04-13 1984-10-27 三菱自動車工業株式会社 自動車の床板構造
JPS61132163U (ja) * 1985-02-07 1986-08-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6447684A (en) 1989-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4669776A (en) Front body construction for motor vehicle
JPH0723108B2 (ja) 自動車の後部車体構造
US4789198A (en) Front structure of vehicle body
JPH0353381U (ja)
JPH0966864A (ja) 自動車の車体構造
US4789199A (en) Vehicle underbody structure
JPS63247174A (ja) 自動車の前部車体構造
JP2571388B2 (ja) 自動車の下部車体構造
JPS62181976A (ja) 自動車の下部車体構造
JP2531718Y2 (ja) 自動車の前部車体構造
JPH06144299A (ja) 自動車の下部車体構造
JPS646070B2 (ja)
JP3148764B2 (ja) 自動車の側部車体構造
JP3321065B2 (ja) 自動車の車体フレーム補強構造
JPH11291947A (ja) 自動車の車体構造
JPH0138711B2 (ja)
KR960005857B1 (ko) 차량의 앞부분 차체구조
JP2827283B2 (ja) 車体前部構造
JP2997740B2 (ja) 自動車の下部車体構造
JPH0443426Y2 (ja)
JP2964494B2 (ja) 自動車の前部車体構造
JPH0617670Y2 (ja) 自動車の下部車体構造
JPH0569859A (ja) 自動車の側部車体構造
JPH0352611Y2 (ja)
JPH049274Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term