JP2995050B1 - コンテナーによる自動車輸送方法に用いる支持台 - Google Patents

コンテナーによる自動車輸送方法に用いる支持台

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正雄 中谷
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Abstract

【要約】 【課題】 従来からの規格化されたコンテナーを用い、
簡便な作業で自動車を従来よりも収納効率よくコンテナ
ー内に収納する方法を提供する。 【解決手段】 コンテナー10内に支持台1を収納し、
該支持台上に1台の自動車12を載置し、該支持台の前
後に2台の自動車11,13を、それぞれの自動車のボ
ンネットが該支持台1の前後に設けた開口部に入り込む
ようにしてコンテナー10内に収納して輸送する自動車
の輸送方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車を輸入又
は輸出する際に、コンテナーによって大量の自動車を効
率的に輸送することができる自動車の支持台に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車を輸出或いは輸入する際に
は、島国である我が国では自動車運搬専用船等によって
いたが、最近は、輸送のより迅速性とより確実性のため
に、海上コンテナー(以後、コンテナーという)を利用
する方法が採用されてきており、特に、高価で小型のス
ポーツカー等については顕著に利用されている。
【0003】ところで、自動車はそのまま積み重ねて輸
送することが不可能であるので、通常、コンテナー内の
床面に自動車をそのまま並べて積み込まなければならな
いが、コンテナーの寸法は一般に規格化されているた
め、自動車の収容に関しては効率が悪く、図11(A)
及び(B)に示すように、例えば20フィートコンテナ
ー21には自動車20を1台、40フィートコンテナー
22には自動車20を2台のみしか積載出来ないという
問題を有している。
【0004】そのため、自動車を上記した通常の状態で
コンテナーに積載して輸送すると、コンテナの利用効率
が悪いため、輸送コストが割高となってしまうという問
題がある。
【0005】ところで、コンテナーの上下寸法について
は、自動車の高さよりも高く余裕があるため、例えば、
図12に示すように、自動車20の前方(エンジン側)
を下にして自動車の後方をコンテナー22内で吊下げて
傾斜させ、40フィートコンテナー22内に3台収納す
るといったように、コンテナーに積載出来る自動車の台
数を多くしてスペース効率を向上させ、輸送コストを低
減させることが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
吊り下げ式の場合、自動車をそのままコンテナー内に積
み込んでいく従来の方法とは異なり、重量のある自動車
をコンテナー内で傾斜させる何らかの手段が必要とな
り、自動車の積み込み作業が従来と異なり、かえってコ
ストがかかることになる。
【0007】また、輸送中、自動車のエンジンが常に傾
斜しているため、エンジンにオイル漏れを生じており、
自動車20の先端部分が破損し、更に、万が一自動車2
0を吊り下げているロープが緩んだり切断したりした場
合、コンテナー内で自動車20同士がぶつかって、大き
な損傷を受けてしまうというおそれもある。
【0008】そこで、この発明は、従来からの規格化さ
れたコンテナーを用い、自動車をつり下げて傾斜させる
方法に伴う問題点を解決しつつ、簡便な作業で自動車を
収納効率よくコンテナー内に収納することができる自動
車の支持台を提供することを課題としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、断面L型の金属材を溶接して組み立て
た支持台であって、前記金属材は、支持台の上面の1又
は2箇所において、折れ曲がった部分を上にして自動車
のタイヤの直径より狭い間隔で支持台の幅方向に沿って
平行に並べた2本の横材からなるタイヤ嵌合部と、支持
台の上面で前記タイヤ嵌合部と接続され、支持台の長さ
方向に沿って並んだ2本の横材と、前記横材の夫々と接
続され、垂直方向に下に延びる複数本の縦材と、支持台
の下面で前記縦材と接続され、支持台の長さ方向に沿っ
て並んだ2本の横材とで構成され、支持台の上面には自
動車をそのタイヤを前記タイヤ嵌合部に嵌合させて載置
し、支持台の前後には自動車のボンネット部分を入れ込
んだ状態でコンテナー内に収納可能としたコンテナーに
よる自動車輸送方法に用いる支持台である。
【0010】
【0011】この発明によれば、コンテナー内で、支持
台の上面に自動車を1台、支持台の前後に自動車を2
台、それぞれの自動車のボンネットが支持台の前後の開
口部に入り込むように収納できるので、下の2台の自動
車のボンネット部分と上の1台の自動車とが上下に重な
って収納されているので、例えば、40フィートのコン
テナーの場合、従来は自動車を2台しか収納できなかっ
たものが3台収納できるようになり、スペース効率の向
上により輸送コストが低減される。
【0012】また、自動車を傾斜させて収納する場合に
比較しても、自動車を傾ける作業が不要になり、吊りロ
ープの緩みや切断による事故を防ぐことが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面を参考にして説明する。
【0014】図1は、この発明に使用される支持台を示
すものであり、支持台1は断面L型の金属材を溶接して
組み立てており、基本となる複数の縦材2と長さ方向の
横材3、及び幅方向の横材4を組み合わせて、それぞれ
が矩形体の各辺を形成するようになっており、更に必要
な機能のための横材5や、補強のための縦材2斜め材6
が設けられている。
【0015】矩形体寸法は、前後方向の長さが、自動車
のホイルベース長より若干長め、幅方向は車の最大幅よ
り若干大きめ、高さが車のボンネットと最大車高の中間
当たりである。
【0016】支持台1の上面の前端及び後端2箇所に
は、矩形体の一辺を構成する横材4とその横材4と平行
に設けられた別の横材5とからなるタイヤ嵌合部7が設
けられており、このタイヤ嵌合部7はL型金属材からな
る横材4,5を直角に折れ曲がった部分を上にして支持
台1の幅方向に2本を平行に溶接して形成されている。
【0017】このタイヤ嵌合部7は、図2に示すよう
に、平行に設けられた2本の横材4,5の間に、自動車
のタイヤ8をその車軸が横材4,5と平行状態で両横材
4,5の隙間に置けば、タイヤ8は該隙間に落ち込んだ
状態で横材4,5の斜め面がタイヤ8の接地面と接触
し、自動車の自重によりタイヤ8は2本の横材4,5に
より支えられてタイヤ嵌合部7に嵌合状態となり、タイ
ヤ8が固定されるようになっている。
【0018】そのため、前後のタイヤ嵌合部7の中心同
士の距離は、載置される自動車のホイルベース長と一致
していなければならず、また、2本の横材4,5の間隔
は、タイヤ8の直径よりも小さくなければならず、例え
ばタイヤ半径以下の間隔であることが好ましい。
【0019】なお、図示のように、タイヤ嵌合部7の幅
方向両端部付近に、係止材9を設けておけば、係止材9
とタイヤ8との間に木材等を詰め込むことにより、より
強固にタイヤ8を固定させることができる。
【0020】支持台1の前後方向については、車のボン
ネットが入り込む程度の空間がなければならないが、図
1の支持台の場合、前後方向の面の高さはボンネットの
高さよりも高く、その幅が自動車の最大幅よりも大き
く、かつこの面には補強材等が組み込まれていないの
で、自動車のボンネットが入り込む際に邪魔にならない
ようになっている。
【0021】次に、この支持台1を用いて、40フィー
ト長の規格化されたコンテナーに、自動車3台を収納す
る手順について説明する。
【0022】図3乃至図9に示すコンテナー10は、規
格化された40フィートコンテナーであり、自動車以外
の物も輸送出来るような汎用性のあるものであり、通常
は強度維持のため、妻面の一方側のみが全開口し、この
部分から輸送物品を収納したり取り出したりするように
なっている。
【0023】まず、図3に示すように1台目の自動車1
1を、コンテナー10内へ後方へ自走することにより自
動車の後側から収納し、図4に示すようにコンテナー1
0の奥に載置する。
【0024】次に、図5に示すように、2台目の自動車
12を、その横方向からフォークリフト14等を用いて
持ち上げ、支持台1の上面に載置する。この際、自動車
のタイヤが支持台1のタイヤ嵌合部7に填り込むように
して、更に適宜の手段を用いてタイヤと支持台1を固定
する。
【0025】次に、図6のように上面に自動車12を載
置した支持台1を、自動車12の前側または後側からフ
ォークリフト等を用いて2台目の自動車12と共に持ち
上げ、図7に示すように、コンテナー10内に収納す
る。
【0026】コンテナー10内では、図8に示すよう
に、1台目の自動車11のボンネット部分が支持台1の
一方の開口部に入り込むように設置し、支持台1をコン
テナー内に適宜手段を用いて固定する。
【0027】最後に、同じく図8に示すように、3台目
の自動車13を、前方へ自走することにより前側からコ
ンテナー10内に収納し、その後図9に示すように、3
台目の自動車13のボンネット部分が先に収納してある
支持台1の他方の開口部に入り込むようにして適宜の手
段を固定すれば、40フィートコンテナー内に自動車1
1,12,13の3台を収納できる。
【0028】なお、以上の実施形態で用いたこの発明の
支持台はあくまで一例であって、この実施形態のものに
限定されるものではなく、種々の形態のものを使用する
ことができ、例えば支持台を形成する部分をL型金属材
やL型鋼材以外の金属材や鋼材を用いたりすることが可
能であり、更に、タイヤ嵌合部についても、L型鋼材を
2本用いたものに限定されず、他の手段によってタイヤ
を固定するようなものであってもかまわない。
【0029】図10は、この発明の範囲内の支持台の他
の例1´を示すものであり、タイヤ嵌合部7を一方側
(図中前輪側)にのみ設け、他方(図中後輪側)はフラ
ットな面としてタイヤを設置させるようにしている。
【0030】この実施形態の場合、タイヤ嵌合部7が前
側または後側のみであり、固定強度について少し劣る
が、種々のホイルベース長の車種に利用することができ
る汎用性が生じるという利点がある。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、従来、自動車を通常
の積み込みで方式で2台、大掛かりな自動車の吊下げ方
式等で3台を積み込みできるコンテナーにおいて、この
発明によると自動車を吊下げることなく3台の自動車を
安全確実に積み込むことができるので、吊下げ方式に伴
う事故等の問題無く、コンテナー内のスペース効率を向
上させて輸送コストが低減され、更に、自動車の形状の
維持、並びに積載作業の大幅な短縮が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の支持台を示す斜視図である。
【図2】この発明の支持台のタイヤ嵌合部を示す正面図
である。
【図3】規格化されたコンテナーの切欠正面図である。
【図4】1台目の自動車をコンテナー内に収納した状態
を示す切欠正面図である。
【図5】2台目の自動車を支持台の上面に載置する状態
を示す正面図である。
【図6】自動車を載置した支持台を示す正面図である。
【図7】自動車を載置した支持台をコンテナー内に収納
する状態を示す切欠正面図である。
【図8】3台目の自動車をコンテナー内に収納する状態
を示す切欠正面図である。
【図9】3台の自動車を収納した状態のコンテナーを示
す切欠正面図である。
【図10】この発明の支持台の他の例を示す正面図であ
る。
【図11】(A)(B)は、従来のコンテナーによる自
動車の輸送方法を示す切欠正面図である。
【図12】コンテナーによる従来の自動車の輸送方法を
示す切欠正面図である。
【符号の説明】
1,1´ 支持台 2 縦材 3,4,5 横材 6 斜め材 7 タイヤ嵌合部 8 タイヤ 9 係止材 10,21,22 コンテナー 11〜13,20 自動車 14 フォークリフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−139013(JP,A) 特開 平3−90492(JP,A) 実開 平1−180329(JP,U) 実開 平2−38345(JP,U) 実公 昭39−25109(JP,Y1) 特表 平9−507188(JP,A) 特表 平9−504493(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60P 3/07 - 3/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面L型の金属材を溶接して組み立てた
    支持台であって、前記金属材は、支持台の上面の1又は
    2箇所において、折れ曲がった部分を上にして自動車の
    タイヤの直径より狭い間隔で支持台の幅方向に沿って平
    行に並べた2本の横材からなるタイヤ嵌合部と、支持台
    の上面で前記タイヤ嵌合部と接続され、支持台の長さ方
    向に沿って並んだ2本の横材と、前記横材の夫々と接続
    され、垂直方向に下に延びる複数本の縦材と、支持台の
    下面で前記縦材と接続され、支持台の長さ方向に沿って
    並んだ2本の横材とで構成され、支持台の上面には自動
    車をそのタイヤを前記タイヤ嵌合部に嵌合させて載置
    し、支持台の前後には自動車のボンネット部分を入れ込
    んだ状態でコンテナー内に収納可能としたことを特徴と
    するコンテナーによる自動車輸送方法に用いる支持台
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