JP3188884B2 - 搬送用コンテナ、搬送用荷台およびコンテナ装置 - Google Patents

搬送用コンテナ、搬送用荷台およびコンテナ装置

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JP3188884B2
JP3188884B2 JP2000158192A JP2000158192A JP3188884B2 JP 3188884 B2 JP3188884 B2 JP 3188884B2 JP 2000158192 A JP2000158192 A JP 2000158192A JP 2000158192 A JP2000158192 A JP 2000158192A JP 3188884 B2 JP3188884 B2 JP 3188884B2
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臼井車輌株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送用の車両等に
各種荷物を混載する場合に好適に使用される搬送用コン
テナ、搬送用荷台およびコンテナ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット等の広域情報相互
伝達網を利用して輸送業者が貨物自動車の荷台の空き情
報を広く貨物自動車側から得るとともに、貨物輸送の需
要者の情報をも集めて両者の要望が満足されるように搬
送計画を立案し、この搬送計画を双方(すなわち供給側
と需要側と)に伝達することによって搬送業務の効率化
を図る搬送システムが各所で試みられている。かかる搬
送システムの実現によって、同一企業内の貨物自動車に
限らず、多くの企業に亘った貨物自動車を対象とするこ
とができるとともに、荷主が異なる荷物の積み合わせを
効率的に行うことが可能になるため、例えば戻り便を空
荷や少ない荷物で走らせるような不都合が解消され、全
国規模で搬送効率の向上に貢献することが期待される。
【0003】このような広域情報相互伝達網を利用する
ことによる搬送システムのソフト面での対応はすでに確
立されているといえるが、この搬送システムに適合した
貨物自動車が少ないというのが実情であり、これによっ
て上記搬送システムが有効に機能を発揮していないとい
うのも事実である。
【0004】というのは、貨物自動車は、バンやウイン
グ車のような天蓋を有する箱型の天蓋車と、トラックや
セミトレーラーのような天蓋のない平らな荷台を有する
無蓋車とに大きく分類されるが、積荷を雨濡れから守る
天蓋車の占める割合はそれ程高いものではなく、無蓋車
の方が多い。しかし、雨に濡れることを嫌う積荷がある
場合、無蓋車を利用することは不向きであり、これによ
って無蓋車は有蓋車より台数が多いにも拘らず無蓋車を
搬送システムに組み入れることが困難であるという不都
合が存在した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、たとえ無蓋車
であっても、雨濡れを嫌う荷物が混載されるような場
合、その荷物を防水シートで覆ったり、荷台の煽りに防
水テントを装着したり、あるいは荷物を防水容器である
コンテナに収納した状態でコンテナを荷台に搭載して搬
送することがある。
【0006】しかしながら、荷物を防水シートで覆うと
なると、その作業は非常に面倒であり、しかもたとえ防
水シートで荷物を覆っても、シートの隙間から雨水が侵
入するため、確実な防水効果を得ることができないとい
う問題点を有している。
【0007】また、荷台の煽りにテントを装着しても、
荷台の上を密閉状態にすることは困難であるため、吹き
降りのときなどはテントの隙間から雨水が侵入し、完全
な防水効果を期すことができないという問題点を有して
いる。
【0008】これらに比べてコンテナは内部への雨水の
侵入を防止する効果が大きいため、雨濡れを嫌う荷物で
あっても、コンテナを利用することにより、荷物を確実
に濡らさないで目的地にまで搬送することが可能にな
る。
【0009】しかしながら、コンテナを利用しようとす
れば、搬送中の荷台の振動や貨物自動車の旋回によって
もコンテナが荷台から脱落しないようにコンテナを荷台
に緊定する必要があり、そのために荷台の載置面に緊定
用の係止部が設けられる一方、コンテナの底板に上記係
止部に対応した係止突起が設けられる。そして、この係
止突起に荷台の係止部を係止することによりコンテナの
脱落を防止するようになされている。
【0010】従って、コンテナ用の荷台には、各所に多
くの係止突起が存在することになるため、これらの係止
突起が邪魔をしてコンテナ以外の荷物を荷台に載置する
のが困難になり、結果としてその貨物自動車をコンテナ
専用のものにせざるを得ず、貨物自動車を汎用性のある
混載用としては利用することができないという問題点が
存在する。
【0011】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、雨濡れを嫌う荷物と通常の
荷物との混載を可能とし、これによって無蓋車を広汎な
搬送システムのルートに乗せ得るようにして国内におけ
る全体的な搬送効率の向上を図ることを可能にする搬送
用コンテナ、搬送用荷台およびコンテナ装置を提供する
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
搬送用荷台に搭載される搬送用コンテナであって、荷台
の幅寸法より僅かに狭い幅寸法を備えた、少なくとも一
側面に開閉扉を有する直方体状のコンテナ本体と、この
コンテナ本体の底部に下方に向かって突設された、コン
テナ本体を支える少なくとも3本の支持脚と、上記コン
テナ本体の天板を四方から取り囲むように設けられた囲
い部材とからなり、上記コンテナ本体は、直方体状に組
み付けられた枠体と、この枠体の周面に張り巡らされた
側板と、上記枠体の底部に設けられた底板と、上記枠体
の頂部に設けられた天板とによって密閉可能に構成さ
れ、上記支持脚の下端部には、上記搬送用荷台に凹設さ
れた嵌込み凹部に嵌め込まれる鍔部が設けられているこ
とを特徴とするものである。
【0013】この発明によれば、コンテナ本体の底部に
は、少なくとも3本の支持脚が設けられているため、コ
ンテナ本体は、それを無蓋の荷台に載置することにより
3本の支持脚によって安定した状態で荷台上に起立す
る。そして、コンテナ本体を荷台に載置した状態で、各
支持脚を、例えば荷台の囲い部材の一部(フック等)に
ロープ等を用いて締結することにより、コンテナ本体
は、走行中の車両の振動や旋回によっても転倒すること
なく搬送される。このように、コンテナ本体の底部に支
持脚を設けることにより、荷台の表面にコンテナ本体を
緊定するための突起を設ける必要がなくなるため、コン
テナ搬送を行わないときは、邪魔がないことにより荷台
を通常の荷物を搭載するために用いることができるとと
もに、コンテナ搬送とコンテナを使用しない通常の荷物
との混載が支障なく実現する。
【0014】従って、かかるコンテナを使用することに
より、雨濡れを嫌う荷物を側板、底板および天板で囲わ
れたコンテナ本体に収納する一方、雨に濡れても支障の
ない荷物を荷台に直接載置し、さらに雨に濡れてもよい
小物をコンテナ本体の天板上の囲い部材内に搭載するよ
うな種類の異なる荷物の混載を、従来にも増して効率的
に行うことが可能になり、これによって従来不向きと考
えられていた無蓋車を、インターネット等の広域相互情
報伝達網を利用して需給バランスに合わせて配車する搬
送システムに組み入れることが可能になり、国土全体を
考慮に入れたグローバルな搬送効率が向上する。
【0015】また、支持脚の下端部に鍔部を設けたた
、コンテナ本体は、支持脚に設けた鍔部の存在によっ
てより安定した状態で起立することが可能になる。
【0016】請求項記載の発明は、請求項記載の搬
送用コンテナを搭載する搬送用荷台であって、搬送用コ
ンテナを載置する床板には、上記支持脚に対応した位置
に支持脚を嵌め込む嵌込み凹部が設けられていることを
特徴とするものである。
【0017】この発明によれば、コンテナ本体を荷台に
荷積みしてその支持脚を荷台に凹設された嵌込み凹部に
嵌め込むことにより、コンテナ本体が倒れようとして傾
いたとき、鍔部が嵌込み凹部の内壁と干渉するため、コ
ンテナ本体の転倒が確実に防止される。また、支持脚を
ロープ等で締結した状態では、鍔部の存在でロープが支
持脚から抜け出るのが防止されるため、コンテナ本体の
より確実な荷台への緊定が実現する。
【0018】請求項記載の発明は、請求項記載の発
明において、上記嵌込み凹部に嵌め込まれた支持脚が抜
けないように上記鍔部を締弛可能に緊定する緊定手段が
設けられていることを特徴とするものである。
【0019】この発明によれば、支持脚が嵌込み凹部に
嵌め込まれた状態で、鍔部が緊定手段によって緊定され
て抜止めされるため、支持脚をロープ等で締結しなくて
も、コンテナ本体の横転が防止される。
【0020】請求項記載の発明は、請求項記載の発
明において、上記緊定手段は、一端に嵌込み凹部の底板
を貫通して上記支持脚底部に対向する底部対向突起が設
けられている一方、他端に嵌込み凹部の周壁を貫通して
上記鍔部の上面に臨む鍔部対向突起を備えた一部切欠き
の緊定輪と、この緊定輪をその中心部回りに回動自在に
軸支する中心軸と、上記底部対向突起が支持脚の底部に
向かうように力を加える復帰手段とを備えて構成されて
いることを特徴とするものである。
【0021】この発明によれば、緊定輪は、普段、復帰
手段によって底部対向突起が嵌込み凹部の底板から上方
に突出した状態になっている。この状態の嵌込み凹部に
コンテナ本体の支持脚を没入させると、コンテナ本体の
重量により鍔部の底部が底部対向突起を復帰手段に抗し
て下方に向けて押圧するため、緊定輪は中心軸回りに上
記没入方向に回動し、これによって嵌込み凹部の周壁か
ら鍔部を臨んだ鍔部対向突起が嵌込み凹部内に繰り出し
てその先端が鍔部の表面側に対向し、鍔部が両突起に挟
持された状態になって支持脚の嵌込み凹部内への嵌挿状
態が安定する。
【0022】そして、車両の振動等によって支持脚が急
激に嵌込み凹部から飛び上がると、鍔部の表面側が鍔部
対向突起の先端に圧接された状態になるため、このとき
の大きな圧接抵抗によって復帰手段による緊定輪の中心
軸回りの回転が規制され、支持脚の嵌込み凹部からの抜
出が阻止される。従って、支持脚が嵌込み凹部から抜け
出すことによるコンテナ本体の横転は確実に防止され
る。
【0023】コンテナ本体を荷台から降ろすときは、フ
ォークリフトやクレーン等の作業機械を用いてコンテナ
本体を緩やかに持ち上げればよい。そうすると、支持脚
が緩やかに上昇することにより、鍔部の底部に当接して
いる底部対向突起が復帰手段の作用で当接状態を維持し
ながら上昇し、これによる緊定輪の中心軸回りの回動に
よって鍔部対向突起が嵌込み凹部の周壁内に引き戻され
るため、支持脚は、鍔部が鍔部対向突起に干渉されるこ
となく嵌込み凹部から抜け出すことが可能になり、これ
によってコンテナ本体は荷台から荷降ろしされる。
【0024】このような緊定手段を設けることにより、
コンテナ本体の積み込み時に特別の緊定操作を行うこと
なく、単に支持脚を嵌込み凹部に嵌め込むという操作を
行うだけで振動等によっても支持脚が飛び出さないよう
に確実に抜止めされる一方、荷降ろし時には緊定が自動
的に解除され、コンテナ本体の横転防止を確実なものと
した上で荷役作業の簡素化が実現する。
【0025】請求項記載の発明は、請求項記載の発
明において、上記復帰手段は、上記底部対向突起が支持
脚の底部に向かうように復元力を付与するばね手段であ
ることを特徴とするものである。
【0026】この発明によれば、緊定輪の底部対向突起
は、先端がばね手段の付勢力によって支持脚の底部に押
圧当止した状態になる。
【0027】請求項記載の発明は、請求項記載の発
明において、上記復帰手段は、上記底部対向突起が支持
脚の底部に向かうように上記緊定輪の適所に付設された
ウエイトであることを特徴とするものである。
【0028】この発明によれば、底部対向突起は、緊定
輪がウエイトの重量による中心軸回りの回動で支持脚の
底部に当接する方向に向かうため、底部対向突起の先端
が支持脚の底部に押圧当止した状態になる。
【0029】請求項記載の発明は、請求項1記載の
送用コンテナを搬送用荷台に緊定状態で搭載するために
用いられるコンテナ装置であって、上記搬送用荷台は、
上記搬送用コンテナを載置する床板に上記支持脚を嵌め
込む嵌込み凹部と、各凹部に嵌め込まれた支持脚を緊定
する緊定手段とを備えて構成されていることを特徴とす
るコンテナ装置である。
【0030】この発明によれば、搬送用コンテナを荷台
に荷積みして各支持脚を荷台に凹設された嵌込み凹部に
それぞれ嵌め込むとともに、嵌込み凹部に嵌め込まれた
支持脚を緊定手段によって緊定することにより各支持脚
は抜止めされた状態になるため、荷台の振動等によるコ
ンテナの転倒が確実に防止される。また、荷台には従来
の係止凸部に代えて凹部が形成されているため、荷台の
表面には荷物の搭載を邪魔するものが存在せず、従っ
て、コンテナと通常の荷物との混載が可能になり、搭載
物に対する荷台の汎用性が向上する。
【0031】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明に係る
コンテナの一実施形態を示す斜視図であり、図1は扉お
よび煽りが閉じられた状態、図2は扉および煽りが開か
れた状態をそれぞれ示している。図1および図2におい
て、X−X方向を幅方向、Y−Y方向を前後方向とい
い、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を
前方、+Y方向後方という。これらの図に示すように、
コンテナ1は、内部に雨濡れを嫌う荷物を収容する一
方、雨に濡れても支障のない荷物を頂部に載置し得るよ
うに構成された、各種荷物の混載搬送用として好適な搬
送容器であり、箱型のコンテナ本体2と、このコンテナ
本体2の底部に下方に向けて突設された支持脚3と、コ
ンテナ本体2の頂部に設けられた煽り(囲い部材)4と
からなる基本構成を有している。
【0032】上記コンテナ本体2は、直方体状に組み付
けられた枠体21の周面に側板22が張り巡らされると
ともに、底部に底板23が設けられ、かつ、頂部に天板
24が敷設されることによって形成されている。コンテ
ナ本体2の左側面には、側板22を矩形状に大きく切り
欠いた部分に観音開きの一対の扉25が設けられてい
る。
【0033】上記枠体21は、コンテナ本体2の内側の
四隅部に立設された4本の支柱21a(図1では4本の
内の1本のみを示している)と、各支柱21aの下端部
間および上端部間に架設された合計8本のフレーム21
b(図1では下方のもの1本のみを示している)と、互
いに対向したフレーム21b間に縦横に架設された根太
21c(図1では下部のもののみ示している)とからな
っている。上記底板23は、かかる下部の根太21c上
に敷設されているされているとともに、上記天板24
は、上部の根太21c上に敷設され、これによって底板
23および天板24は、これらの上に相当の重量物を載
置しても床抜けが起こらないように構造的に丈夫になっ
ている。
【0034】底板23および天板24の表面には、滑り
止め用の小さな突起が均等に多数突設され、これによっ
て底板23および天板24上に荷物を載置した状態で荷
物が横ずれすることを防止し得るようにしている。
【0035】上記一対の扉25は、各基端側が蝶番25
aを介して支柱21aに開閉自在に取り付けられてい
る。かかる扉25の先端側には、扉25を上下に貫通し
た締結ロッド25b(図2)が設けられている一方、上
記上下のフレーム21bには締結ロッド25bに対応し
た位置に締結孔21dが穿設され、締結ロッド25bが
締結孔21dに嵌入することによって扉25の閉止状態
がロックされるようになっている。また、扉25の表面
側の適所には、締結ロッド25bの扉25からの出没を
操作する操作桿25cが設けられ、この操作桿25cの
操作で扉25の上下端面から締結ロッド25bを出没さ
せることにより、扉25のロックおよびアンロックが行
われるようになっている。
【0036】また、コンテナ本体2の左側面に位置した
下方のフレーム21bには、図略のフォークリフトの爪
部材を差し通すための孔であるフォークポケット26が
前後方向一対で穿設されている。かかるフォークポケッ
ト26に爪部材を差し通してフォークリフトを運転操作
することにより貨物自動車の荷台に対する荷役作業(積
み降ろし作業)が行われる。
【0037】上記支持脚3は、各支柱21aの直下でフ
レーム21bの隅部から下方に向けて延設された円柱状
の支持脚本体31と、この支持脚本体31の下端部に一
体に形成された支持脚本体31より大径の鍔部32とか
らなっている。コンテナ本体2は、かかる4本の支持脚
3によって起立されることから、床面に多少の凹凸が存
在しても、コンテナ本体2の底部が直に床面に載置され
る場合に比較して載置状態が安定する。また、支持脚本
体31の断面積より大きい面積を有する鍔部32の存在
によって、たとえ載置面が軟弱であっても支持脚3が載
置面に食い込むような不都合が回避され、コンテナ本体
2の載置状態が安定する。
【0038】上記煽り4は、天板24の左右の縁部位置
に設けられる一対の縦煽り4aと、天板24の前後の縁
部位置に設けられる横煽り4bとからなっている。かか
る煽り4は、天板24の各縁部位置で立設姿勢に姿勢設
定された状態で、各横煽り4bが一対の縦煽り4a間に
挟持されるようにそれぞれ寸法設定されている。
【0039】このような煽り4は、平板を断面視でコ字
状になるようにプレス処理した煽り本体41と、この煽
り本体41の表面側に上下方向に延びるように長手方向
に等ピッチで付設された複数の補強桟材42と、各補強
桟材42をその基端側で蝶番軸43a回りに回動自在に
軸支した、コンテナ本体2の上縁部にねじ止めされる蝶
番部材43とを備えて構成されている。かかる構成によ
って、煽り4は、蝶番軸43a回りに正逆回動操作され
ることにより、天板24の縁部に直立した図1に示す直
立姿勢と、天板24の縁部から下方に向けて垂下した図
2に示す垂下姿勢との間で姿勢変更し得るようになって
いる。
【0040】そして、特に横煽り4bには、その上縁部
外方の左右端に幅方向一対のブラケット44が設けられ
ているとともに、各ブラケット44には、それぞれ左右
方向に延びる係止ロッド45が自軸心回りに回動自在に
装着されている。各係止ロッド45の縦煽り4a側の端
部には、直角に折れ曲がった操作ロッド45aが延設さ
れている一方、縦煽り4aの上記操作ロッド45aに対
応した位置には、係止ロッド45が嵌め込まれる上部が
開放した係止溝46aを有する係止突片46が取り付け
られている。
【0041】そして、係止ロッド45を係止突片46の
係止溝46aに嵌め込んだ状態で操作ロッド45aを係
止ロッド45回りに下方に向けて回動操作することによ
り、図1に示すように、縦煽り4aと横煽り4bとが係
止ロッド45および係止突片46を介して互いに結合さ
れ、この結合で煽り4の直立姿勢が確実に保持されるよ
うになっている。
【0042】また、各補強桟材42の頂部には、図略の
ロープを掛ける環状のロープフック47が設けられ、天
板24上に荷物を載せた状態で、これらのロープフック
47を利用してロープ掛けを行うことにより、積まれた
荷物の積載状態が安定するようになされている。なお、
ロープフック47は、補強桟材42の頂部に設けられる
ことに限定されるものではなく、補強桟材42の基端部
に設けてもよい。
【0043】このようなコンテナ1は、雨濡れを嫌う荷
物がコンテナ本体2内に収容される一方、雨に濡れても
支障のない荷物が天板24上に積載された状態で、その
複数体が貨物自動車の荷台に搭載され、搬送に供され
る。図3は、貨物自動車の荷台に対するコンテナ1の積
載状態の一例を示す斜視図であり、(イ)は荷台91が
空の状態、(ロ)は荷台91に3基のコンテナ1が搭載
された状態をそれぞれ示している。
【0044】図3の(イ)に示すように、貨物自動車9
の荷台91には、鳥居92側から後方に向かって、コン
テナ1の支持脚3に対応するように凹設された、各4つ
の嵌込み凹部90からなる第1組凹部群901、第2組
凹部群902、および第3組凹部群組903が形成され
ている。
【0045】各嵌込み凹部90は、内径寸法が支持脚3
の鍔部32の外径寸法より大きく寸法設定され、これに
より鍔部32は周りに若干の余裕をもって嵌込み凹部9
0内に遊嵌し得るようになっている。従って、コンテナ
1をフォークリフトで荷台91に荷積みするに際し、各
鍔部32を対応した嵌込み凹部90に嵌め込むように操
作することによって、3基のコンテナ1が、図3の
(ロ)に示すように、各凹部群901〜903の位置に
搭載された状態になるようにしている。
【0046】そして、各嵌込み凹部90には、遊嵌され
た支持脚3を抜止めして緊定する緊定手段5が設けられ
ている。図4は、緊定手段5の一実施形態を示す一部切
欠き斜視図である。この図に示すように、緊定手段5
は、荷台91の床板91aの適所に穿設された貫通孔9
1bに挿着されるカップ状のカップ体51と、環状の一
部が切り欠かれて形成した対向端部が上記カップ体51
内に侵入するように位置設定された緊定輪52と、この
緊定輪52の中心位置に同心で貫設された緊定軸53
と、この緊定軸53の両端部を軸心回りに回転可能に支
持する一対のブラケット54と、緊定輪52に対して緊
定軸53回りに図4における反時計方向に向かう付勢力
を付与するコイルスプリング(復帰手段)55と、緊定
軸53の一端部に接続されたアブソーバー56とを備え
た基本構成を有している。
【0047】上記一対のブラケット54は、カップ体5
1を挟むように荷台91の床板91a底部にボルト止め
で固定され、これによってブラケット54に支持される
緊定軸53の略中央位置に設けられた緊定輪52は、図
4における右上部分がカップ体51の左側部および底部
中央と交差するように位置設定されている。上記カップ
体51の上縁部にはフランジ51aが設けられており、
カップ体51が上方から床板91aの貫通孔91bに嵌
め込まれた状態でフランジ51aが床板91aに面一状
態で支持されることにより、カップ体51が荷台91に
挿着されるようになっている。このようなカップ体51
によって支持脚3を嵌め込む嵌込み凹部90が形成され
ている。
【0048】かかるカップ体51の底部の中央位置に
は、底部挿通孔51bが穿設されているとともに、同周
壁の緊定輪52と交差する位置には側部挿通孔51cが
穿設され、緊定輪52がこれらの挿通孔51b,51c
に摺接状態で嵌入されることによってカップ体51と緊
定輪52との間の干渉が回避されるようになっている。
【0049】一方、緊定輪52は、一部が切り欠かれた
環状の緊定輪本体52aと、この緊定輪本体52aの中
心位置に設けられたハブ52bと、このハブ52bと上
記緊定輪本体52aとの間に架設された複数本のスポー
ク52cとからなっている。
【0050】緊定輪本体52aの切り欠かれた部分の一
方の端部は、カップ体51の底部挿通孔51bに挿通さ
れ、この部分で上端面が支持脚本体31の鍔部32の底
面中央部に対向する第1操作端部(底部対向突起)52
dが形成されているとともに、同他方の端部は、カップ
体51の側部挿通孔51cに挿通され、この部分で側端
部が支持脚本体31の鍔部32の側部上面に対向する第
2操作端部(鍔部対向突起)52eが形成されている。
【0051】第1操作端部52dには、カップ体51の
底板を挟んだ状態でかつ所定の離間距離を備えて上下一
対のEリングからなるストッパー52fが設けられ、こ
れら一対のストッパー52fのいずれか一方がカップ体
51の底板に当止することによって緊定輪52の正逆回
動範囲が設定されるようにしている。
【0052】一方、上記支持脚3は、支持脚本体31の
上縁部に固定された支持脚本体31より大径の接続円板
33を有しているとともに、鍔部32の中央部には、上
方に向かっ緩やかに凹没された受け凹部32aが設けら
れている。上記接続円板33は、コンテナ本体2の支柱
21aの底部直下に溶接止めその他で固定され、これに
よって支持脚3がコンテナ本体2を構造的に確実に支持
し得るようになっている。また、カップ体51内に嵌め
込まれた支持脚3は、第1操作端部52dが鍔部32の
受け凹部32aに嵌り込むことによってカップ体51内
の中央位置に誘導されるようになっている。
【0053】従って、支持脚3がカップ体51内に嵌め
込まれた状態では、支持脚3の鍔部32がコイルスプリ
ング55の付勢力に抗して第1操作端部52dを下方に
押圧し、これによる緊定輪52の緊定軸53回りの時計
方向に向かう回動によって第2操作端部52eが側部挿
通孔51cを介してカップ体51内に侵入してその先端
部が鍔部32の側部上面に当接対向し、鍔部32が第1
および第2操作端52d,52eによって挟持されるこ
とにより、図4に示すように、支持脚3はカップ体51
から抜け止めされた状態になるようにしている。
【0054】上記コイルスプリング55は、緊定軸53
に外嵌された状態で、一方の端部が緊定輪52のスポー
ク52cに係止される一方、他方の端部が荷台91の適
所に弾性変形状態で係止され、これによって緊定輪52
に緊定軸53回りの反時計方向に向かう付勢力を付与す
るようになっている。
【0055】上記アブソーバー56は、コイルスプリン
グ55の付勢力による緊定輪52の回転速度を緩やかな
ものにするためのものであり、例えば、内部にオイル等
の抵抗流体が密封されているとともに、緊定軸53に抵
抗流体を掻き混ぜる抵抗羽根が設けられて構成され、こ
の抵抗羽根が抵抗流体を掻き混ぜることによる抵抗で緊
定輪52の緊定軸53回りの回転速度を減速するように
なっている。
【0056】そして、このようなアブソーバー56を設
けることにより、コンテナ本体2を緩やかに持ち上げた
場合には、鍔部32の緩やかな上昇に追随して緊定輪5
2が緊定軸53回りに反時計方向に回動し、これによる
第2操作端部52eの鍔部32表面からの離間によって
第2操作端部52eの鍔部32に対する干渉が解除さ
れ、支持脚3をカップ体51から抜け出させることがで
きるようになる一方、走行中の貨物自動車9の荷台91
が振動することによって支持脚3が急激に上昇したとき
には、緊定輪52がこの急激な上昇に追随することがで
きずに鍔部32が第2操作端部52eに衝突し、これに
よって支持脚3のカップ体51からの抜け出しが阻止さ
れるようになっている。
【0057】図5および図6は、緊定手段5の作用を説
明するための断面視の説明図であり、図5の(イ)は、
支持脚3がカップ体51に嵌め込まれる直前の状態、図
5の(ロ)は、支持脚3がカップ体51に嵌め込まれれ
つつある状態、図6の(イ)は、支持脚3がカップ体5
1から緩やかに抜け出しつつある状態、図6の(ロ)
は、支持脚3が急激に上昇した状態をそれぞれ示してい
る。
【0058】まず、コンテナ1を荷台91に荷積みする
に際しては、コンテナ本体2を図略のフォークリフトで
持ち上げて4本の支持脚3が荷台91の4つの嵌込み凹
部90に対応するようにコンテナ本体2の位置決めを行
った後、緩やかにコンテナ1を下降させることにより、
図5の(イ)に示すように、支持脚3がカップ体51内
に嵌まり込み、第1操作端部52dの上端が鍔部32の
受け凹部32aに当接した状態になる。
【0059】この状態でさらにコンテナ1を降下させる
ことにより、鍔部32が第1操作端部52dの先端部を
下方に押圧するため、緊定輪52がコイルスプリング5
5(図4)の付勢力に抗して緊定軸53回りに時計方向
に回動し、第1操作端部52dが底部挿通孔51b内に
没入するとともに、第2操作端部52eが側部挿通孔5
1cを潜ってカップ体51内に侵入し、図5の(ロ)に
示すように、第2操作端部52eの先端部が鍔部32の
若干上方位置の支持脚本体31周面に当接して支持脚3
が第1および第2操作端部52d,52eに挟持された
状態になる。
【0060】つぎに、一旦荷台91に荷積みされたコン
テナ1を荷降ろしするときは、図略のフォークリフトを
用いてコンテナ1を一旦緩やかに上昇させると、支持脚
3がカップ体51内を緩やかに上昇するため、鍔部32
の受け凹部32aに当接している第1操作端部52dが
コイルスプリング55の付勢力により鍔部32に追随
し、これによる緊定輪52の緊定軸53回りの反時計方
向への回動によって第2操作端部52eが、図6の
(イ)に示すように、カップ体51から抜け出た状態に
なって第2操作端部52eの鍔部32に対する係止が解
除され、支持脚3がカップ体51から抜け出ることにな
る。
【0061】そして、貨物自動車9の走行中に荷台91
が振動することによってコンテナ1が急激に上昇したと
きには、支持脚3がカップ体51内から抜け出る方向に
急激に上昇するが、緊定輪52は、アブソーバー56の
存在によって緩やかに回動するため支持脚3の上昇に追
随することができず、従って、図6の(ロ)に示すよう
に、支持脚3の鍔部32が第2操作端部52eに干渉
し、これによって支持脚3のカップ体51からの抜け出
しが阻止されることになる。従って、貨物自動車9の走
行中に荷台91が振動しても、支持脚3がカップ体51
から外れることが阻止されることにより、コンテナ1の
荷台91からの脱落を確実に防止することができる。
【0062】図7は、緊定手段の他の実施形態を示す側
面視の断面図である。この緊定手段5aにおいては、コ
イルスプリング55およびアブソーバー56は採用され
ていない。その代わり、緊定輪本体52aの適所(具体
的には、第1操作端部52dの先端部と緊定軸53を中
心とした点対称の位置)には鉛等の重い金属からなるウ
エイト57が付設され、このウエイト57の重量によっ
て緊定輪52に緊定軸53回りに反時計方向に回動させ
る力を付与するようにしている。この緊定手段5aのそ
の他の構成は先の実施形態の緊定手段5と同様である。
【0063】第2実施形態の緊定手段5aによれば、緊
定輪52には、ウエイト57の重力によって緊定輪52
を常に緊定軸53回りの反時計方向に向かわせる力が付
与されているため、先の実施形態と同様の作用効果を得
ることができる他、ウエイト57の重量による緊定輪5
2の回転は穏やかであるため、先の実施形態で採用され
たアブソーバー56を用いる必要がなく、その分装置コ
ストの低減化に寄与することができる。
【0064】以上詳述したように、上記の実施形態のコ
ンテナ1によれば、貨物自動車9の荷台91に搭載され
る搬送用のものであり、一側面に扉25を有する直方体
状のコンテナ本体2と、このコンテナ本体2の底部に下
方に向かって突設された、コンテナ本体2を支える4本
の支持脚3と、コンテナ本体2に天板24を四方から取
り囲むように設けられた煽り4とからコンテナ1を構成
したため、コンテナ本体2を貨物自動車9の無蓋の荷台
91に載置した状態で、コンテナ本体2の底部に設けら
れた4本の支持脚3により載置状態が安定する。そし
て、コンテナ本体2を荷台91に載置した状態で、各支
持脚3を荷台91の適所にロープ等で締結することによ
り、コンテナ本体2は、走行中の車両の振動や旋回によ
っても転倒することなく搬送される。
【0065】このように、コンテナ本体2の底部に支持
脚3を設けることにより、荷台91の表面にコンテナ本
体2を緊定するための突起を設ける必要がなくなり、荷
台91の表面を平な状態にすることができるため、コン
テナ搬送を行わないときは、荷台91を通常の荷物を搭
載するために用いることができるとともに、コンテナ1
とコンテナ1を使用しない通常の荷物との混載を支障な
く行うことができる。
【0066】従って、かかるコンテナ1を使用すること
により、雨濡れを嫌う荷物をコンテナ本体2に収納する
一方、雨に濡れても支障のない荷物を荷台91に直接載
置し、さらに雨に濡れてもよい小物をコンテナ本体2の
天板24上の煽り4内に搭載することが可能になり、種
類の異なる荷物を、従来にも増して効率的に混載するこ
とが可能になり、従来不向きと考えられていた無蓋の貨
物自動車9を、例えば、インターネット等の広域相互情
報伝達網を利用して需給バランスに合わせて配車する搬
送システムに組み入れることが可能になり、国土全体を
考慮に入れたグローバルな搬送効率を向上することがで
きる。
【0067】また、上記の実施形態の荷台91には、搬
送用コンテナ1を載置する床板91aの支持脚3に対応
した位置に支持脚3を嵌め込む嵌込み凹部90を設けた
ため、コンテナ本体2を荷台91に荷積みしてその支持
脚3を荷台91の嵌込み凹部90に嵌め込むことによ
り、コンテナ本体2が倒れようとして傾いたとき、支持
脚3の下端部に設けた鍔部32が嵌込み凹部90の内壁
と干渉し、これによってコンテナ本体2の転倒を有効に
防止することができる。支持脚3をロープ等で締結した
状態では、鍔部32の存在でロープが支持脚3から抜け
出るのが防止されるため、コンテナ本体2のより確実な
荷台91への緊定を実現させることができる。
【0068】かかる荷台91において、嵌込み凹部90
に嵌め込まれた支持脚3が抜けないように緊定する緊定
手段5を設けることにより、支持脚3が嵌込み凹部90
に嵌め込まれた状態で、鍔部32が緊定手段5によって
緊定されて抜止めされ、これによって支持脚3をロープ
等で結着するような面倒な作業を行わなくてもよく、作
業性を向上することができる。
【0069】そして、緊定手段5を、一端に嵌込み凹部
90の底板を貫通して支持脚3の底部に対向する第1操
作端部52dを設ける一方、他端に嵌込み凹部90の周
壁を貫通して上記鍔部32の上面に臨む第2操作端部5
2eとを備えた一部切欠きの緊定輪52と、この緊定輪
52をその中心部回りに回動自在に軸支する緊定軸53
と、上記第1操作端部52dが支持脚3の底部に向かう
ように力を加えるコイルスプリング55とを備えた構成
とすれば、緊定輪52は、普段、コイルスプリング55
の付勢力によって第1操作端部52dがカップ体51の
底板の底部挿通孔51bから上方に突出した状態になっ
ており、この状態のカップ体51内にコンテナ本体2の
支持脚3を没入させると、コンテナ本体2の重量により
鍔部32の底部が第1操作端部52dをコイルスプリン
グ55の付勢力に抗して下方に向けて押圧するため、緊
定輪52は緊定軸53回りに上記没入方向に回動し、こ
れによってカップ体51の周壁から鍔部32を臨んだ第
2操作端部52eがカップ体51内に繰り出してその先
端が支持脚本体31の周面に当接した状態で鍔部32の
表面側に対向し、鍔部32が両突起に挟持された状態に
なって支持脚3のカップ体51内への嵌挿状態を安定さ
せることができる。
【0070】そして、走行中の貨物自動車9の荷台91
の振動等によって支持脚3が急激にカップ体51から飛
び上がるような場合は、鍔部32の表面側が第2操作端
部52eの先端に圧接された状態になるため、このとき
の大きな圧接抵抗によってコイルスプリング55の付勢
力による緊定輪52の緊定軸53回りの回転が規制さ
れ、支持脚3のカップ体51からの飛び出しを確実に阻
止することができる。従って、支持脚3がカップ体51
から抜け出すことによるコンテナ本体2の横転を確実に
防止することができる。
【0071】コンテナ本体2を荷台91から降ろすとき
は、フォークリフトやクレーン等の作業機械を用いてコ
ンテナ本体2を緩やかに持ち上げればよい。そうする
と、支持脚3が緩やかに上昇することにより、鍔部32
の底部に当接している第1操作端部52dがコイルスプ
リング55の付勢力で上昇し、これによる緊定輪52の
緊定軸53回りの回動によって第2操作端部52eがカ
ップ体51内から外されるため、支持脚3は、鍔部32
が第2操作端部52eに干渉されることなくカップ体5
1から抜け出すことが可能になり、これによってコンテ
ナ本体2を荷台91から荷降ろしすることができる。
【0072】このような緊定手段5を設けることによ
り、コンテナ本体2の積み込み時に特別の緊定作業を行
うことなく、単に支持脚3をカップ体51に嵌め込むと
いう作業を行うだけで振動等によっても支持脚3が飛び
出さないように確実に抜止めされる一方、荷降ろし時に
は緊定が自動的に解除され、コンテナ本体2の横転防止
を確実なものとした上で荷役作業の簡素化を実現するこ
とができる。
【0073】本発明は、上記の実施形態に限定されるも
のではなく、以下の内容をも包含するものである。 (1)上記の実施形態においては、コンテナ1を受ける
側の荷台91として貨物自動車9のものを例に挙げて説
明したが、本発明は、荷台91が貨物自動車9用のもの
であることに限定されるものではなく、貨車や貨物船等
の荷台にも適用可能である。 (2)上記の実施形態においては、コンテナ本体2の底
部には4本の支持脚3が設けられているが、本発明は、
支持脚3が4本であることに限定されるものではなく、
少なくとも3本あれば安定した状態でコンテナ本体2を
起立させることが可能であるし、5本以上であればさら
に安定してコンテナ本体2を荷台91に緊定することが
できる。 (3)上記の実施形態においては、緊定手段5として緊
定輪52を備えたものを採用しているが、緊定手段5は
緊定輪52を備えたものに限定されるものではなく、緊
定輪52に代えて緊定軸53回りに回動するV字状部材
を用いたり、支持脚本体31を緊定ロッドで串差しにす
る方式や、クリップ手段で鍔部32をカップ体51に係
止する方式等、各種の緊定方式が採用可能である。
【0074】
【実施例】(実施例1) 荷台の有効幅寸法が2145mmで有効長さ寸法が67
00mmであり、かつ荷台の高さが1150mmの2軸
の貨物自動車に搭載される、本発明のコンテナについて
以下のように寸法設定したものを製作した。 ・幅寸法 2055mm ・長さ寸法 1800mm ・高さ寸法 2400mm 高さ寸法内訳 コンテナ本体 1700mm(含支持脚) 煽り 700mm このように寸法設定されたコンテナによれば、荷台の鳥
居側から後方に向かって隣接状態で順次3台のコンテナ
を積載することが可能であり、こうすることによって荷
台の最後尾に長さ寸法が1300mmの空きスペースを
確保することができる。この空きスペースには、雨に濡
れても支障のない荷物を搭載することができる。
【0075】従って、3台のコンテナのコンテナ本体内
に、雨濡れを嫌う荷物を収容する一方、荷台の後部の空
きスペースおよびコンテナ本体頂部の煽り内に雨に濡れ
ても支障のない荷物を搭載するような荷物の割り振りで
混載を行うことができる。
【0076】(実施例2) 図8に、実施例2のコンテナ1を搭載した4軸の大型貨
物自動車9aを示す。実施例2の場合、大型貨物自動車
9aの荷台91の有効長さ寸法が9200mmと長尺で
あるため、コンテナ1の長さ寸法もこれに合わせて24
00mmと実施例1のものより600mm長くしてい
る。その他の寸法は実施例1のものと同様である。実施
例2のコンテナ1によれば、大型貨物自動車9aを用い
ることにより全体的な積載量を多くした上で雨濡れを嫌
う荷物と雨濡れでも支障のない荷物との混載を行うこと
ができる。
【0077】(実施例3) 図9に、実施例3のコンテナ1aを大型のセミトレーラ
車であるインネンラーダー9bのパレットに搭載した状
態を示す。なお、(イ)はパレットをトレーラに搭載し
つつある状態を示す側面図、(ロ)および(ハ)はパレ
ットがトレーラに搭載された状態を示す図であり、
(ロ)は側面図、(ハ)は背面図である。
【0078】コンテナ1aについて説明する前に、ま
ず、インネンラーダー9bについて説明する。インネン
ラーダー9bは、通常のセミトレーラ車と同様に、牽引
車であるトラクタ93と、このトラクタ93に離接可能
に結合される被牽引車のトレーラ94とからなる超大型
の貨物自動車であるが、トレーラ94が昇降自在に構成
されている点が、他のセミトレーラ車と相違している。
【0079】すなわち、インネンラーダー9bのトレー
ラ94は、3軸で設けられた幅方向両側部の各3つのト
レーラ車輪94aとトレーラ94のフレームとの間にそ
れぞれ後部昇降機構95が設けられているとともに、ト
ラクタ93とトレーラ94との連結部分に前部昇降機構
96が設けられ、これら各昇降機構95,96の正逆駆
動によってトレーラ94が昇降するようになっている。
【0080】かかるトレーラ94は、図9の(ハ)に示
すように、左右一対の機枠94bによって構成され、各
機枠94bに上記トレーラ車輪94aが設けられている
とともに、各機枠94bには下端縁部で互いに対向した
前後方向に延びる支持溝94cが設けられ、トレーラ9
4が最下降した状態で、図9の(イ)に示すように、ト
レーラ94を後退させることによってパレットPの両側
縁部を各支持溝94cに嵌め込み、ついで各昇降機構9
5,96の駆動でトレーラ94を上昇させることによっ
てパレットPをトレーラ94に支持させるようになって
いる。
【0081】かかるインネンラーダー9bによれば、予
め荷物をパレットPの上に載置しておくことにより、フ
ォークリフトやクレーンを用いることなく荷物を積み込
むことが可能であり、便利である。
【0082】そして、インネンラーダー9bのトレーラ
94の有効長さ、すなわちパレットPの有効長さは95
00mmに長さ設定されているため、実施例3のコンテ
ナ1aは、この長さのパレットPに4台が直列で収容さ
れ得るように長さ寸法が2300mmに設定されてい
る。また、左右の機枠94b間の外寸法が2490mm
に寸法設定されているとともに、内寸法が1750mm
に寸法設定されていることから、コンテナ1aの幅寸法
は上記内寸法より若干短めの1700mmに設定されて
いる。
【0083】また、コンテナ本体2の高さ寸法は、各機
枠94bの高さ寸法より高く設定され、これによっての
パレットPがトレーラ94に搭載された状態で、煽り4
が機枠94bの頂部より上方に位置するようになってい
るため、前後の煽り4(横煽り4b)の外寸法が機枠9
4b間の外寸法より僅かに短い2300mmに設定さ
れ、これによって煽り4に囲まれた天板24への積載量
を多くし得るようにしている。コンテナ1aのその他の
構成は、先の実施形態のものと同様である。
【0084】かかるインネンラーダー9bを用いること
により、一度により多くの混載状態で荷物を搬送するこ
とができ、搬送効率の向上に貢献する。
【0085】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、コンテナ
本体の底部には、少なくとも3本の支持脚が設けられて
いるため、コンテナ本体を無蓋の荷台に載置することに
より3本以上の支持脚によって安定した状態で荷台上に
起立させることができる。そして、コンテナ本体を荷台
に載置した状態で、各支持脚を、例えば荷台の囲い部材
の一部(フック等)にロープ等を用いて締結することに
より、コンテナ本体は、走行中の車両の振動や旋回によ
っても転倒することなく搬送される。このように、コン
テナ本体の底部に支持脚を設けることにより、荷台の表
面にコンテナ本体を緊定するための突起を設ける必要が
なくなるため、コンテナ搬送を行わないときは、邪魔が
なくなったことにより荷台に通常の荷物を搭載すること
ができるとともに、コンテナ搬送とコンテナを使用しな
い通常の荷物との混載を支障なく行うことができる。
【0086】また、コンテナ本体の天板を囲むように囲
い部材を設けたため、雨濡れに支障のない荷物を天板上
に載置することが可能になり、全体的な積載効率の向上
を図ることができる。
【0087】従って、かかるコンテナを使用することに
より、雨濡れを嫌う荷物をコンテナ本体に収納する一
方、雨に濡れても支障のない荷物を荷台に直接載置し、
さらに雨に濡れてもよい小物をコンテナ本体の天板上の
囲い部材内に搭載することが可能になり、これによって
従来不向きと考えられていた無蓋車を、インターネット
等の広域情報相互伝達網を利用して需給バランスに合わ
せて配車する搬送システムに組み入れることができ、国
土全体を考慮に入れたグローバルな搬送効率を向上させ
ることができる。
【0088】また、支持脚の下端部に鍔部を設けたた
め、この鍔部の存在によってコンテナ本体をより安定し
た状態で起立させることできる。
【0089】請求項2記載の発明によれば、搬送用荷台
を、搬送用コンテナを載置する床板の支持脚に対応した
位置に支持脚を嵌め込む嵌込み凹部を設けて構成したた
め、コンテナ本体を荷台に荷積みしてその支持脚を荷台
に凹設された嵌込み凹部に嵌め込むことにより、コンテ
ナ本体が倒れようとして傾いたとき、鍔部が嵌込み凹部
の内壁と干渉し、コンテナ本体の転倒を有効に防止する
ことができる。また、支持脚をロープ等で締結した状態
では、鍔部の存在でロープが支持脚から抜け出るのが防
止されるため、コンテナ本体のより確実な荷台への緊定
を実現することができる。
【0090】請求項3記載の発明によれば、嵌込み凹部
に嵌め込まれた支持脚が抜けないように鍔部を締弛可能
に緊定する緊定手段を設けたため、支持脚が嵌込み凹部
に嵌め込まれた状態で、鍔部が緊定手段によって緊定さ
れて抜止めされ、これによって支持脚をロープ等で締結
しなくても、コンテナ本体の横転を確実に防止すること
ができる。
【0091】請求項4記載の発明によれば、緊定手段
を、底部対向突起および鍔部対向突起を備えた一部切欠
きの緊定輪と、この緊定輪をその中心部回りに回動自在
に軸支する中心軸と、上記底部対向突起が支持脚の底部
に向かうように力を加える復帰手段とを備えて構成した
ため、緊定輪は、普段、復帰手段によって底部対向突起
が嵌込み凹部の底板から上方に突出した状態になってお
り、この状態の嵌込み凹部にコンテナ本体の支持脚を没
入させると、コンテナ本体の重量により鍔部の底部が底
部対向突起を復帰手段に抗して下方に向けて押圧し、緊
定輪は中心軸回りに上記没入方向に回動して嵌込み凹部
の周壁から鍔部を臨んだ鍔部対向突起が嵌込み凹部内に
繰り出してその先端が鍔部の表面側に対向することによ
り鍔部が両突起に挟持された状態になって支持脚の嵌込
み凹部内への嵌挿状態を安定させることができる。
【0092】そして、車両の振動等によって支持脚が急
激に嵌込み凹部から飛び上がると、鍔部の表面側が鍔部
対向突起の先端に圧接された状態になるため、このとき
の大きな圧接抵抗によって復帰手段による緊定輪の中心
軸回りの回転が規制され、支持脚の嵌込み凹部からの抜
け出しを確実に阻止することができる。従って、支持脚
が嵌込み凹部から抜け出すことによるコンテナ本体の横
転を確実に防止することができる。
【0093】コンテナ本体を荷台から降ろすときは、フ
ォークリフトやクレーン等の作業機械を用いてコンテナ
本体を緩やかに持ち上げることにより、鍔部の底部に当
接している底部対向突起が復帰手段の作用で当接状態を
維持しながら揺るやかに上昇し、これによる緊定輪の中
心軸回りの回動によって鍔部対向突起が嵌込み凹部の周
壁内に引き戻されるため、支持脚は、鍔部が鍔部対向突
起に干渉されることなく嵌込み凹部から抜け出すことが
可能になり、コンテナ本体を荷台から荷降ろしすること
ができる。
【0094】このような緊定手段を設けることにより、
コンテナ本体の積み込み時に特別の緊定操作を行うこと
なく、単に支持脚を嵌込み凹部に嵌め込むという操作を
行うだけで振動等によっても支持脚が飛び出さないよう
に確実に抜止めされる一方、荷降ろし時には緊定が自動
的に解除され、コンテナ本体の横転防止を確実なものと
した上で荷役作業の簡素化を実現することができる。
【0095】請求項5記載の発明によれば、復帰手段と
して底部対向突起が支持脚の底部に向かうように付勢力
を付与するばね手段を用いたため、緊定輪の底部対向突
起のい先端をばね手段の付勢力によって支持脚の底部に
押圧当止した状態にすることができる。
【0096】請求項6記載の発明によれば、復帰手段と
して底部対向突起が支持脚の底部に向かうように緊定輪
の適所に付設されたウエイトを用いたため、底部対向突
起は、緊定輪がウエイトの重量による中心軸回りの回動
で支持脚の底部に当接する方向に向かうようにすること
ができ、これによって底部対向突起の先端を支持脚の底
部に押圧当止した状態にすることができる。
【0097】請求項7記載の発明によれば、コンテナ装
置を、コンテナ本体を支える少なくとも3本の支持脚を
備えて構成する一方、搬送用荷台を、搬送用コンテナを
載置する床板に支持脚を嵌め込む嵌込み凹部と、各凹部
に嵌め込まれた支持脚を緊定する緊定手段とを備えて構
成したため、搬送用コンテナを荷台に荷積みして各支持
脚を荷台に凹設された嵌込み凹部にそれぞれ嵌め込むと
ともに、嵌め込み凹部に嵌め込まれた支持脚を緊定手段
によって緊定することにより各支持脚は抜止めされた状
態になり、荷台の振動等によるコンテナの転倒を確実に
防止することができる。
【0098】また、荷台には従来の係止凸部に代えて凹
部を凹設したため、荷台の表面には荷物の搭載を邪魔す
るものが存在せず、従って、コンテナと通常の荷物との
混載が可能になり、搭載物に対する荷台の汎用性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンテナの一実施形態を示す斜視
図であり、扉および煽りが閉じられた状態を示してい
る。
【図2】本発明に係るコンテナの一実施形態を示す斜視
図であり、扉および煽りが開かれた状態を示している。
【図3】貨物自動車の荷台に対するコンテナの積載状態
の一例を示す斜視図であり、(イ)は荷台が空の状態、
(ロ)は荷台に3基のコンテナが搭載された状態をそれ
ぞれ示している。
【図4】緊定手段の一実施形態を示す一部切欠き斜視図
である。
【図5】緊定手段の作用を説明するための断面視の説明
図であり、(イ)は、支持脚がカップ体に嵌め込まれる
直前の状態、(ロ)は、支持脚がカップ体に嵌め込まれ
れつつある状態をそれぞれ示している。
【図6】緊定手段の作用を説明するための断面視の説明
図であり、(イ)は、支持脚がカップ体から緩やかに抜
け出しつつある状態、(ロ)は、支持脚が急激に上昇し
た状態をそれぞれ示している。
【図7】緊定手段の他の実施形態を示す側面視の断面図
である。
【図8】実施例2のコンテナを搭載した4軸の大型貨物
自動車を示す側面図である。
【図9】実施例3のコンテナを大型のセミトレーラ車で
あるインネンラーダーのパレットに搭載した状態を示す
図であり、(イ)はパレットをトレーラに搭載しつつあ
る状態を示す側面図、(ロ)はパレットがトレーラに搭
載された状態を示す側面図、(ハ)はパレットがトレー
ラに搭載された状態を示す背面図である。
【符号の説明】
1,1a コンテナ 2 コンテナ本体 21 枠体 21a 支柱 21b フレーム 21c 根太 21d 締結孔 22 側板 23 底板 24 天板 25 扉 25a 蝶番 25b 締結ロッド 25c 操作桿 26 フォークポケット 3 支持脚 31 支持脚本体 32 鍔部 32a 受け凹部 33 接続円板 4 煽り(囲い部材) 4a 縦煽り 4b 横煽り 41 煽り本体 42 補強桟材 43 蝶番部材 43a 蝶番軸 44 ブラケット 45 係止ロッド 45a 操作ロッド 46 係止突片 46a 係止溝 47 ロープフック 5,5a 緊定手段 51 カップ体 51a フランジ 51b 底部挿通孔 52 緊定輪 52a 緊定輪本体 52b ハブ 52c スポーク 52d 第1操作端部 52e 第2操作端部 52f ストッパー 53 緊定軸 54 ブラケット 55 コイルスプリング(復帰手段) 56 アブソーバー 57 ウエイト 9 貨物自動車 9a 大型貨物自動車 9b インネンラーダー 90 嵌込み凹部 901 第1組凹部群 902 第2組凹部群 91 荷台 91a 床板 91b 貫通孔 92 鳥居 93トラクタ 94 トレーラ 94a トレーラ車輪 94b 機枠 94c 支持溝 95 後部昇降機構 96 前部昇降機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−91869(JP,A) 特開 平11−349091(JP,A) 特開 平1−279088(JP,A) 特開 平11−292189(JP,A) 実開 平5−54384(JP,U) 実公 昭53−25289(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 90/14 B60P 7/13 B65D 88/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送用荷台に搭載される搬送用コンテナ
    であって、荷台の幅寸法より僅かに狭い幅寸法を備え
    た、少なくとも一側面に開閉扉を有する直方体状のコン
    テナ本体と、このコンテナ本体の底部に下方に向かって
    突設された、コンテナ本体を支える少なくとも3本の支
    持脚と、上記コンテナ本体の天板を四方から取り囲むよ
    うに設けられた囲い部材とからなり、上記コンテナ本体
    は、直方体状に組み付けられた枠体と、この枠体の周面
    に張り巡らされた側板と、上記枠体の底部に設けられた
    底板と、上記枠体の頂部に設けられた天板とによって密
    閉可能に構成され、上記支持脚の下端部には、上記搬送
    用荷台に凹設された嵌込み凹部に嵌め込まれる鍔部が設
    けられていることを特徴とする搬送用コンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項記載の搬送用コンテナを搭載す
    る搬送用荷台であって、搬送用コンテナを載置する床板
    には、上記支持脚に対応した位置に支持脚を嵌め込む嵌
    込み凹部が設けられていることを特徴とする搬送用荷
    台。
  3. 【請求項3】 上記嵌込み凹部に嵌め込まれた支持脚が
    抜けないように上記鍔部を締弛可能に緊定する緊定手段
    が設けられていることを特徴とする請求項記載の搬送
    用荷台。
  4. 【請求項4】 上記緊定手段は、一端に嵌込み凹部の底
    板を貫通して上記支持脚底部に対向する底部対向突起が
    設けられている一方、他端に嵌込み凹部の周壁を貫通し
    て上記鍔部の上面に臨む鍔部対向突起を備えた一部切欠
    きの緊定輪と、この緊定輪をその中心部回りに回動自在
    に軸支する中心軸と、上記底部対向突起が支持脚の底部
    に向かうように力を加える復帰手段とを備えて構成され
    ていることを特徴とする請求項記載の搬送用荷台。
  5. 【請求項5】 上記復帰手段は、上記底部対向突起が支
    持脚の底部に向かうように復元力を付与するばね手段で
    あることを特徴とする請求項記載の搬送用荷台。
  6. 【請求項6】 上記復帰手段は、上記底部対向突起が支
    持脚の底部に向かうように上記緊定輪の適所に付設され
    たウエイトであることを特徴とする請求項記載の搬送
    用荷台。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の搬送用コンテナを搬送用
    荷台に緊定状態で搭載するために用いられるコンテナ装
    置であって、上記搬送用荷台は、上記搬送用コンテナを
    載置する床板に上記支持脚を嵌め込む嵌込み凹部と、各
    凹部に嵌め込まれた支持脚を緊定する緊定手段とを備え
    て構成されていることを特徴とするコンテナ装置。
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