JP2992077B2 - ロールミルのための冷却液収納装置 - Google Patents

ロールミルのための冷却液収納装置

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JP2992077B2
JP2992077B2 JP2513514A JP51351490A JP2992077B2 JP 2992077 B2 JP2992077 B2 JP 2992077B2 JP 2513514 A JP2513514 A JP 2513514A JP 51351490 A JP51351490 A JP 51351490A JP 2992077 B2 JP2992077 B2 JP 2992077B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B27/00Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • B21B27/06Lubricating, cooling or heating rolls
    • B21B27/10Lubricating, cooling or heating rolls externally

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、金属を圧延するロールミルに関し、より具
体的には、上記ロールミルのロールに供給される冷却液
を収納するための装置に関する。
背景技術および産業上の利用性 周知のアルミニウムシートもしくはストリップの常温
圧延システムは、米国特許第3,994,151号および第4,06
1,010号に開示されている。これらの特許発明は、アル
ミニウムシートの冷間圧延のような圧延処理において、
多量の冷却液、一般的には潤滑油からなる冷却液を圧延
ロールに供給することで圧延ロールの冷却を行うことが
必要であると説明している。上記特許発明ではさらに、
運転上の観点から、冷却液として水、もしくは水をもと
にした水/潤滑油のシステムを用いることが有利である
と説明している。アルミニウムのような金属が、しかし
ながら相当量の水もしくは水をもとにした冷却液が入り
込んで、ミルから繰り出される圧延された金属ストリッ
プの面に付着して残った場合、受け入れがたい程の汚れ
をつけることになる。
上記特許発明は、圧延ロールの歯込み部から繰り出さ
れる時および後にストリップの面に水の冷却液が落ちた
りおよび/または弾いたりするのを防ぐための冷却液の
供給および収納システムについて述べている。その概略
を述べると、これらのシステムは、ミルの出側(圧延さ
れた金属片が繰り出される側)でのみ上側および下側の
ワークロールの表面に冷却液の噴射を向けるようにそれ
ぞれ配設される上部および下部の冷却液供給スプレイヘ
ッドと、上部および下部のスプレイヘッドと、少なくと
もロールの表面の隣接部分とをそれぞれ囲む上部および
下部のケースもしくは囲みを備える。噴射された冷却液
は集められて上記囲みから排出される。
上記特許発明に示される一つのかかる構成において、
上記上側の囲みは、ミルの出側の上部スプレイヘッドの
上および下でそれぞれ各ロールの長さ方向に伸びる間隙
を構成するように上側のバックアップロールおよびワー
クロールの表面に近接するがしかし間隙を有して伸びる
上部および下部に水平のエッジを有している。2つの間
隙を通るロール表面の動きの方向は、ともに囲みの方向
であり、この囲みの内部は、囲みから冷却水が逃げるの
を防げるために内方に向かうロール表面の運動と共働す
るように、1気圧以下の空気圧に保たれる。ロールの端
部に隣接する囲みの垂直方向の終端壁は、(僅かな隙間
を持つが)ロールの表面にほぼ一致するエッジを有す
る。同じような囲みが、下側のスプレイヘッドおよび下
側ワークロールとバックアップロールに配設される。
前記した装置は、冷却液を収納するために重要な利点
を提供するものであるが、このような構成を持つこのシ
ステムの実施例では故障なしに継続して動作することが
難しく、かかる実施例を使用するには、高い費用を必要
とする。特に、満足な性能を発揮させるために不可欠な
適正な間隙の幅の形成および維持という問題を有する。
さらに、このシステムのこれら従来の実施例の設計で
は、ミルに通常要求されるロールの直径の変更に容易に
対応しない。一般に、上記した特許発明により、操作お
よび維持の容易化を行い、信頼性を改善し、異なるロー
ルの直径の使用範囲の適応性を確保し、汚れを作り出す
冷却液の堆積物に対して圧延されたストリップの保護を
高める冷却液収納装置を提供することが望ましい。
発明の開示 本発明は、圧延のために、ミルの入り側から出側へ、
材料が通過するロールの噛み込み部を構成する上側およ
び下側のワークロールと、接触ラインに沿う上側ワーク
ロールに接触する、少なくとも一つのバックアップロー
ルと、これらバックアップロールおよびワークロールを
支持する手段と、上記ロールの噛み込み部の上で上記ミ
ルの出側にて上記上側のワークロールの外表面に冷却液
を供給するための手段とを含むロールミル内に備えられ
る改良された冷却液収納装置を提供することを目的とす
る。
前記した米国特許第3,994,151号および第4,061,010号
と同様に、本発明の冷却液収納装置は、上記ミルの出側
に配置され、ほぼ上記冷却液供給手段を取り囲むととも
に、上記ワークロールの外面に向かって開いた、冷却液
供給手段および上記一つのバックアップロールの隣接す
る表面部分および上記上側ワークロールを含む領域を閉
鎖して流体がこの領域に流れ込んだり流れ出したりする
のを制限し、上記一つのバックアップロールおよび上記
上側のワークロールに対向する上側および下側のエッジ
をそれぞれ有する囲み手段と、上記領域において1気圧
以下の気圧に維持するために上記囲み手段の内部から空
気を排出するための真空手段と、上記囲み手段の内部か
ら冷却液を集めるとともに回収するための手段とを備え
る。
本発明のさらに新規な特徴は、一対のシール部材がミ
ルのロール支持手段にマウントされるとともに、上側の
ワークロールの反対の端部にそれぞれ配置されることに
より特徴付けられる。シール部材の各々が、上記した領
域を閉鎖する囲み手段と共働するために、バックアップ
ロールとワークロールの接触のラインにてかつ隣接して
上記ワークロールの外面の端部および上記バックアップ
ロールの隣接する端面と摺接する。
本発明の好ましい特徴として、上記囲み手段の上側の
エッジに配置されるとともに、上記一つのバックアップ
ロールの実質的に全長にわたって、上記一つのバックア
ップロールの軸に平行で、上記一つのバックアップロー
ルの外面に近接しているがしかし間隙を有するという関
係を有して伸び、上記領域が1気圧以下の気圧にあると
きに空気が上記バックアップロールの上の上記領域内に
導入される狭いギャップを構成するための固い上部エア
ダム部材と、上記囲み手段の下側のエッジに配置される
とともに、上側のバックアップロールの実質的に全長に
わたって、上記上側のワークロールの軸に平行で、上記
冷媒供給手段の下側であるがしかし上記ロールの噛込み
部の上側で、上記上側のワークロールの外面に近接して
いるがしかし間隙を有するという関係を有して伸び、上
記領域の内部が1気圧以下の気圧にあるときに空気が上
記ワークロールの外面の上の上記領域内に導入される狭
い間隙を構成するための固い下側エアダム部材と、上記
バックアップロールと一定の間隔をおいて上記上側のエ
アダム部材を保持するために、上記バックアップロール
の外面と摺接して上記上側のエアダム部材の反対の端部
に接続されるとともにそれぞれ配置される第1の一対の
スリッパと、上記の上部ワークロールと一定の間隙をお
いて上記下側のエアダム部材を保持するために、上記ワ
ークロールの外面と摺接して上記下側のエアダム部材の
反対の端部に接続されるとともにそれぞれ配置される第
2の一対のスリッパとの組合せにより与えられる。
上記のように定義される本発明は、その最も広い観点
からは、冷却液を用いるロールミルにおいて金属を圧延
し、圧延される金属の表面に接触する冷却液をできるだ
け少なくするタイプのいかなるロールミルに対しても用
いることができる。アルミニウムシートおよびストリッ
プの冷間圧延を参照すると、この場合の“アルミニウ
ム”なる用語は、純粋なアルミニウムと同様にアルミニ
ウムをベースとする合金であってもよい。下側エアダム
部材は、一対の相互接続された、垂直方向に間隙を有す
るプレートを含む。各スリッパは、それらが摺接するロ
ール表面に係当するためにポリテトラフルオロエチレン
からなる底を有する。異なる径のロールを有する装置の
使用を可能にするために上記エアダム部材の長さに対し
て横方向に関連する一対のスリッパを有して上記上側お
よび下側のエアダム部材を動かす手段が設けられる。
有利にもしくはより好ましくは、各シール部材は、繊
維強化ポリテトラフルオロエチレンが組み込まれ、ま
た、上記シール部材の各々は、上側のワークロールの外
面に係合するための円弧状の下面とワークロールの面取
りされた端面でシールを与えるスペーサに合致する中央
に配されて下方に開口したノッチを有するのが有利であ
る。
本発明のさらにいま一つの特徴は、上記ワークロール
の外面から冷却液を除くために、実質的に上記上側のワ
ークロールの全長に沿ってミルの入り側で上記ワークロ
ールの外面と摺接する可撓性のワイパ手段と、飛沫との
接触から金属をシールドするために、上記ミルで圧延さ
れる金属の噛込み部からの飛沫として現れる、冷却液を
収集するために上記ミルの出側で上記ロールの噛込み部
の隣接する反対の端部にそれぞれ配置された一対の飛沫
収集手段とを備える。
各飛沫収集手段は、上記ロールの噛込み部の長手方向
の移動のためにマウントされた固いプレートと、上記ロ
ールの噛込み部に向かって開口するとともに、上記固い
プレートに留められた反対の端部をそれぞれ有し、か
つ、上記ロールの噛込み部のもっとも近い端部に隣接し
て固定された大略U字形状の可撓性を有する壁とを含
み、上記プレートはミルで圧延される金属のエッジに隣
接するが外方で位置決め可能であり、圧延される金属の
種々の幅に適合するために位置調節可能となっている。
本発明の追加の特徴として、吹飛し手段が上記金属の
上面に運ばれる冷却液を上記収集手段内へ吹き飛ばすた
めに、圧延される金属の上でロールの噛込み部の中に空
気の流れを向けるために上記ミルの出側に配置され、上
記収集手段は、吹飛し手段により上記金属の表面から吹
き飛ばされた冷却液を受けるように配置される。上記吹
飛し手段は、上記ロールの噛込み部に圧縮空気を吹き込
むためにその上記下部エッジに隣接して上記囲み手段に
マウントされた複数のノズルを含み、上記ノズルがロー
ルの噛込み部の実質的に全長にわたって圧縮空気の流れ
を与えるように配置される。
上記ロールの噛込み部の下でミルの出側のみで上記下
側のワークロールの外面に冷却液を供給するための手段
を含むミルにおいて使用するための、本発明にかかる冷
却液収納装置の特別な実施例では、圧延される金属を上
記した冷却液供給手段からの液体を遮蔽するために、上
記ロールの噛込み部と下側のワークロールの外面に冷却
液を供給するための手段との間に実質的にその全長に沿
って上記下側のワークロールの外面に対して近接状態
で、上記下側のワークロールの軸に平行に伸びる固いシ
ールド部材をさらに組み合わせている。
一対のパッドが、下側のワークロールの外面と一定の
間隙に上記シールド部材を保持するために、シールド部
材の反対の端部にそれぞれ隣接するとともに下側のワー
クロールの外面と摺接して上記シールド部材に接続され
る。上記シールド部材は、L形状の横断面を有し、加え
て、上記装置は、異なる直径のロールを有する装置の使
用を再び可能にするために、その長さの横方向に動かす
上記遮蔽部材を軸着する手段を含む。
本発明の特徴は、添付する図面を参照し、以下に記載
する詳細な説明から明確に理解することができる。
図面の簡単な説明 図1は、本発明にかかる装置の図示の実施例を組み込
んだロールミルの簡単化された図式的な正面図であり、 図2は、図1の装置の部分の簡単化された図式的な側
面図であり、上側のワークロールに冷却液を供給するた
めのヘッドの囲み部材を含み、図1の2−2線に沿って
取られているが、しかしいくらか拡大されている、 図3は、図2の3−3線に沿って取られた、上記装置
のある部分および関連要素のさらに拡大された断面図で
あり、 図4は、図3と同様に、さらに拡大された部分図で、
図3に示される構成に含まれるスリッパの一つを示し、 図5は、図4のスリッパの斜視図であり、 図6は、図2および図3の囲み手段に関連する端部シ
ール部材の一つの拡大正面図であり、 図7は、図6のシール部材のマウントされた位置を示
す、同じスケールの、部分斜視図であり、 図8は、図6の8−8線に沿う部分断面図であり、 図9は、図6の9−9線に沿う部分断面図であり、 図10は、図1に示される装置のある飛沫収集装置の一
つを示す図1のミルの出側の部分斜視図であり、 図11は、図2および図3の囲み手段の下側の下から見
た部分図で、図1の装置の空気吹飛し要素を図示してお
り、 図12は、飛沫収集装置の一つおよび上側のワークロー
ルの入側のワイパとともに、図1の装置の下側のワーク
ロールのための冷却媒体供給ヘッドの遮蔽部材を示す部
分側面図であり、 図13は、下部ワークロールと関連するシールド部材の
より詳細を示す図12と同様の部分図である。
本発明を実施するための最適な態様 実例に即するため、本発明は、図1に図示された、ア
ルミニウムの薄板または帯状物用の冷間ロールミルに組
み込まれたものについて説明されるであろう。図1のミ
ルは、上側バックアップロール10と、上側ワークロール
11と、下側ワークロール12と、下側バックアッロール14
とを含んでおり、これらは、それぞれの端部で適切な支
持構造15によって軸承されていて、ロール上に矢印で示
された方向に(図示されていない手段によって)駆動さ
れるようになっている。これらの4つのロールは、平行
な水平方向の軸まわりに回転できるように、上下に順次
積み重ねて配設されていて、ここで、上側のバックアッ
プロールとワークロールとは接線16を共有するようにし
て接触し、下側のバックアップロールとワークロールと
も同様に接触している。2つのワークロール11,12は、
これらの間に、噛合い部あるいはロール噛込み部を形成
しており、この間を通って、圧延されるべき薄板アルミ
ニウム金属の帯状物が、典型的には平面状の通路あるい
はパスライン22に沿って(図1中においては右から左
へ、すなわち矢印20方向に)進められる。アルミニウム
の帯状物は、ロール噛込み部を通過する際、ロールから
その上に加えられる圧力によって厚みが減らされる。
図1に図示されたミルロールの組み立て、マウントお
よび操作は、全く従来から用いられているものであり、
これ以上の説明は要しない。一般的には、ミルは、当該
技術分野でよく知られているように、ロールを、ある程
度異なる直径を有するロールと交換できるようになって
いる。例えば、ミルは、直径が19〜21インチの範囲のワ
ークロールに順応できるように設計されてもよい。所定
のロール操作に対して採用される2つのワークロールの
直径は、典型的には互いに等しく設定されるが、バック
アップロールの直径よりはかなり小さく設定される。ワ
ークロールの軸線方向の長さは、圧延されているアルミ
ニウムの帯状物の幅よりは大きく設定されるが、バック
アップロールは、(面取りされた端部を有する)ワーク
ロールよりはやや短く設定され、かつこれに対して中心
が合わされている。
便宜上、ミルの、圧延されるべき帯状物がロール噛込
み部18に入る側をミルの入側ということにし、ミルの、
圧延された帯状物がロール噛込み部から出る側を出側と
いうことにする。図1中においては、入側はロールの右
側にあり、出側は左側にある。
前記の米国特許Nos.3,994,151および4,061,010に記載
されているのと同様に、両ワークロール11および12の外
表面に多量の冷却液水溶液(潤滑剤が混合されていても
よい)を噴射するための手段が設けられ、これらの手段
は、少なくとも実質的にロールの全長にわたって、しか
しながらミルの出側のみに配置されている。これらの手
段は、図1中においては、上側ワークロール表面に噴射
するために、上側ワークロールの長手方向に伸長してこ
れと対向する、縦方向に離間した複数のノズル列26(図
2)を備えた上側スプレーヘッド24と、これまた下側の
ワークロールおよびバックアップロールに噴射するため
に、縦方向に離間した複数の、水平方向に伸長するノズ
ル列30(図12)を有する下側スプレーヘッド28として図
示されている。
ここで説明される実施例中において、本発明にかかる
装置は、圧延された金属帯状物(ロール噛込み部18から
出る際および出た後)の、ヘッド24および28から噴射さ
れた冷却液水溶液へのさらしは、最小限となるように計
られており、これによって、帯状物と冷却液とが接触す
ることから生じる有害な効果(とくに、表面の着色)か
ら、帯状物が保護されるようになっている。この端部に
対して、再び図1に示すように、この装置はミルの出側
に配置された囲み構造32を含んでおり、この囲み構造
は、概ね上側スプレーヘッド24を囲みつつ上側ワークロ
ール11に向かって開口し、ヘッド24と、上側バックアッ
プロール10および上側ワークロール11の隣接する表面部
分とを含んでいる領域34を囲み、これによって上記領域
から外部へのまたは上記領域内への流体の流れが規制さ
れるようになっている。囲み構造(以下で詳説される)
の上側エッジおよび下側エッジは、それぞれヘッド24の
上側および下側において、それぞれミルの出側でロール
10および11に沿って伸長するとともにこれに対向してい
る。囲み構造は、領域34からエアを引き抜いてその中を
1気圧以下の空気圧に保持するための、適当なポンプあ
るいはこれに類するもの(図示されていない)に接続さ
れたバキュームダクト36と、囲み構造内部から冷却液を
回収して集めるための排液通路38とに取り付けられてい
る。この限りにおいては、囲み構造は、前記の特許の冷
却液収納システムのそれと概ね一致する。
本発明の格別な特徴として、図示された実施例では、
リジッドな上側エアダム部材40が、囲み構造32の上側エ
ッジに配設され、該部材は、バックアップロール10の軸
線と平行に伸長し、かつスプレーヘッド24の上方におい
て、実質的にロール10の全長にわたって、バックアップ
ロールの外表面に対して近接してしかしながら間隔をあ
けて伸長し、これによって、バックアップロール表面の
上方の囲まれた領域34が1気圧以下の気圧になっている
ときに、該領域34内にエアが引き込まれるだけの狭い間
隙を形成するようになっている。そして、リジッドな下
側エアダム部材42が、囲み構造の下側エッジに配置さ
れ、外部材は、上側ワークロール11の軸線と平行に伸長
し、かつスプレーヘッド24の下側でしかしロール噛込み
部18よりは上側において、実質的に上側ワークロールの
全長にわたって、上側ワークロールの外表面に対して近
接してしかしながら間隔をあけて伸長し、これによって
ワークロールの外表面の上方の囲まれた領域34の内部が
1気圧以下の気圧となっているときに、該領域34内にエ
アが引き込まれるだけの狭い間隙を形成するようになっ
ている。
さらに、本発明によれば、2つのスリッパ44,44(図
2および図3)が、それぞれ上側エアダム部材40の反対
側に位置する2つの端部に配置・接続され、これらのス
リッパは、上側エアダム部材とバックアップロールとの
間に一定の間隔を保持するため、バックアップロール10
の外表面と摺接するようになっている。そして、さらに
もう2つのスリッパ46,46(図2〜図5)が、それぞれ
下側エアダム部材42の反対側に位置する2つの端部に配
置・接続され、これらのスリッパは、下側エアダム部材
とワークロールとの間に一定の間隔を保持するために、
ワークロール11の外表面と摺接するようになっている。
本発明のもう1つの特徴として、2つのシール部材4
8,48(図1および図6〜図9)が、ミルロール用の支持
構造15(例えば、上側バックアップロールの軸受上)の
上にマウントされ、これらのシール部材は、それぞれ上
側ワークロール11の反対側に位置する2つの端部に配置
されている。これらのシール部材の各々は、上側ワーク
ロール11の外表面11aの端部と摺接するとともに、ロー
ル間の接線16に隣接する上側バックアップロール10の隣
接する端面10aと摺接し、これによって、上記のよう
に、囲み構造32と共働して領域34を囲むようになってい
る。
図示された実施例において、本発明にかかる装置はま
た、可撓性ワイパ50(図1および図12)と、一対のスプ
レーコレクタ52(図1、図10および図12)と、ブローオ
フ部材54(図1、図3および図11)とを含む。ここにお
いて、可撓性ワイパ50は、実質的にワークロール11の全
長にわたって、ミルの入側で上側ワークロール11の外表
面と摺接し、これによってワークロール表面から冷却液
を除去するようになっている。一対のスプレーコレクタ
52は、それぞれミルの出側でロール噛込み部18の反対側
に位置する2つの端部に隣接して配置され、金属とスプ
レーとの接触をシールドするために、ミル内で圧延され
ている金属の表面へ、ロール噛込み部材からのスプレー
として出る冷却液を集めるようになっている。ブローオ
フ部材54は、ミルの出側に配置され、金属の上側表面に
持ち込まれた冷却液をコレクタ52内へ吹き落とすため
に、圧延されている金属の上方で、ロール噛込み部内へ
エアの流れ56を向けるようになっており、このコレクタ
は、ブローオフ部材によって金属表面から吹き落とされ
た冷却液を受け入れるように計られている。
これに加えて、本発明にかかる図示された実施例は、
ロール噛込み部18と下側スプレーヘッド28との間で、実
質的にその全長にわたってワークロール12の外表面に対
して近接しつつも間隔をあけて、下側ワークロール12の
軸線と平行に伸長するリジッドなシールド部材58(図
1、図12および図13)を含み、これによって圧延されて
いる金属をヘッド28からの液からシールドするようにな
っている。
ここにおいて、図2および図3をより詳細に参照すれ
ば、囲み構造32が反対側に位置する2つの端面壁60を含
み、これらの端面壁が、ミルロール支持構造15およびシ
ール部材48と共働して、実質的に完全に、囲まれた領域
34の反対側に位置する2つの端部を囲んでいることがわ
かるであろう。囲み構造内にマウントされ、かつこれら
の端面壁間で伸長する上側スプレーヘッド24は、その頂
上のエッジに沿って、水平方向に伸長しているブラケッ
ト62を支えており、このブラケットに対して、上側エッ
ジが上側エアダム部材40に取り付けられ水平方向に伸長
している可撓性のシール部材64の下側エッジが寄りかか
っている。下側エアダム部材42は、これまた囲み構造32
内にマウントされたすべり溝66に寄りかかり、そしてす
べり溝の下側で、囲み構造の底壁68が他の壁構造と共働
して、囲まれた領域34の後室70を画成している。ヘッド
24から噴射された冷却液は、ヘッドの下側エッジと下側
エアダム部材との間を通って後室70内に入ることがで
き、(図1から最もよく理解できるように)ここでそれ
が集まって排液通路38に入る。
上側エアダム部材40は、上側バックアップロール10に
向かっておよびこれから遠ざかって横方向に移動できる
ように、それぞれその反対側に位置する2つの端部に配
置された一対のマウント用組立体によって支持されてい
る。かかる各組立体は、ダム部材に接続された枠部材72
と、一端で枠部材72にかつ他端で囲み構造にピボット回
転可能に連結されたアーム74と、ロール10の表面に向か
ってダム部材40を駆動するための、かつ(ダム部材の端
部で)スリッパ44との摺接を保持するための、枠部材72
にピボット回転可能に連結されたピストン78を備えた囲
み構造によってピボット回転可能に支持されたエアシリ
ンダ76とを含む。同様に、下側エアダム部材42の各端部
には、囲み構造によってピボット回転可能に支持され、
かつ下側ダム部材にピボット回転可能に連結されたピス
トン82を有するエアシリンダ80が設けられ、これによっ
て、ダム部材42を上側ワークロール11に向かって駆動す
るとともに、スリッパ46の、下側ダム部材の端部でのロ
ール11の表面との摺接を保持するようになっている。シ
ール部材64およびすべり溝66は、エアダム部材の、ミル
ロール10および11に向かってのおよびこれらから遠ざか
って横方向の移動を許容し、領域34の囲み状態を保持す
るようになっている。
上側エアダム部材40は、図2に示されているように、
囲み構造32の全幅にわたって伸長している単一のリジッ
ドな金属板であって、その端部にマウントされかつ上側
バックアップロール10と摺接するスリッパ44を備えてい
る。スリッパは、部材40との関係において、ダム部材と
バックアップロール表面との間に、0.060ないし0.100イ
ンチの確実に一定な間隙を保持するように配設される。
下側ダム部材42は、縦方向に離間しているが、いずれも
囲み構造の全幅にわたって伸長して相互に堅固に連結さ
れている一対のリジッドな金属板42aおよび42b(図1お
よび図2)で構成されている。スリッパ46は、底板42b
の端部にマウントされていて、これとの関係において、
それらが上側ワークロール11と摺接しているときには、
下側ダム部材とワークロール表面との間に、0.060ない
し0.100インチの確実に一定な間隙を保持するように配
設される。頂板42a(図3では、図示を単純化するため
に省略されている)は、エアシリンダ80の作用により底
板とともに移動し、かつ下側ダム部材とワークロール11
との間の間隙のシールド部材として機能して、冷却液が
間隙を液浸しにするのを防止するために、スプレーヘッ
ドのノズルによってワークロール表面に噴射された多量
の冷却液を偏らせて間隙から取り除くようになってい
る。
スリッパ44および46の構造は、図4および図5中に詳
細に図示されたスリッパ46によって代表的に示されてい
る。このスリッパは、金属製の本体部84と、摺接する際
にロール10の表面と円滑に係合させるための、湾曲した
露出面88を備えた低摩擦材料である「テフロン」(ポリ
テトラフルオロエチレン)製の底部86とを有している。
スリッパの各々は、これらが連結されるエアダム部材に
対してピボット回転可能となっており、これによって、
異なる直径のロールと適切に摺接させるため、角度ない
し向きに適切な変化を生じさせることが可能となる。
ここにおいて理解されることであろうが、ミルが運転
状態にあって、囲まれた領域34がバキュームダクト36を
通して1気圧以下の空気圧に排気されたときには、部材
40とロール10との間、並びに部材42とロール11との間に
それぞれ形成される上側および下側の間隙を通して、エ
アが領域34内に流入する。これらの間隙の広さ(例え
ば、0.060ないし0.100インチ)は、かかるエア流れのた
めには十分であるが、他方冷却液の外部への飛散を防止
するためには十分な狭さとなっている。ダム部材40およ
び42を通過する、ロール10および11の表面回転の方向
は、いずれも囲まれた領域34の内側に向いている。表面
移動のこれらの方向は、間隙を通してのエアの流れと共
働して、囲まれた領域からの冷却液の漏出を防止する。
エアダム部材40および42の可動的なマウント、並びに
それぞれのスリッパをロールとの摺接の保持に駆り立て
るエアシリンダ76および80は、異なる直径のロールに好
ましく順応するためのダム部材の迅速な位置調整を、実
用上の広い範囲内で可能にする(例えば、ワークロール
の直径の範囲が19ないし21インチであり、バックアップ
ロールの直径の範囲が50ないし52インチ)。スリッパ
は、かかる範囲内のあらゆる直径のロールに対して、所
望の一定の間隙間隔を絶対的に保持する。このようにし
て、ロールに対するダム部材の故障のない配備と、その
結果としての囲み構造の上側および下側の両エッジ部
(すなわち、スプレーヘッド24の上側および下側)での
冷却液の封じ込めを保証する間隙の確保とが、囲み構造
と、ロールの端部に隣接する低摩擦性のスリッパ面に限
定されたロール表面との間の接触を保持しつつ、実現さ
れる。
図6〜図9に図示されているように、端部のシール部
材48の各々は、2つのパーツ48aおよび48bで構成され、
これらのパーツは、いずれもガラス繊維で強化された低
摩擦材料「テフロン」(ポリテトラフルオロエチレン)
からなる。かつ、これらのパーツは、上側ワークロール
10の作動表面11a(シリンダ状)を、ワークロールの一
端においてこれと円滑に摺接させるために、ワークロー
ルとバックアップロールとの接線16の両側で伸長してい
る領域の上方で、下方に向いた弓形の下側表面90を備え
ている。とくに、シール表面90は、図8に最もよく示さ
れているように、やや短い上側バックアップロール10の
端部を超えて配設されたワークロール表面11aの端部と
係合している。シール部材48内で、表面90を通して下向
きに開口している中央のノッチ92は、スペーサ93との間
にクリアランスを保っており、このスペーサは、ワーク
ロールの端部の面取り部に沿って空間を満たしている。
スペーサ93のサイズは、ワークロールの直径が小さくな
るのに伴って小さくなる。
各シール部材はまた、接線16の上側および両側で、す
なわちやや長いワークロール11の突出している端部の上
側で、上側バックアップロール10の端部表面10aをこれ
に摺接させるための、鉛直面94を有している。シール部
材のパーツ48aは、バックアップロールの端部表面10aと
の接触を保持しつつ、ミルの出側に向かって突出してお
り、かつこれと連結されたミルロールの支持構造15の側
部にエッジに向かって突出している。
上述の材料から作られ、上述の構成と配置を備えたた
シール部材は、ロールと接触して非常によく摩耗するこ
とがわかった。
図7に示すように、端シール構造は、3つの部分、す
なわち、シール部材部分48a、48b、および、ワークロー
ルの輪止めの内部表面に固定された4インチ厚のスペー
サ板15aからなる。スペーサ板15aの上端102は、水平で
あるが、スペーサ板の終端98は、囲み32の側面の前端の
角度に対応した角度をなし、これにより、囲みをシール
する。シール部材部分48aは、スペーサ板の上端102に対
応する。この部分48aの終端100は、また、囲みの前の角
度に適合して、囲みをシールする。部分48aは、スペー
サ板の縦変位に追随し、スペーサ板は、次に、ロールの
直径が変わるとき、輪止めの縦変位に追随する。端シー
ル部材部分48bの縦位置は、端103にそって部分48aを滑
動することにより部分48aの縦位置と独立に調整され
る。部分48bは、ワークロールの直径の変化に対応して
縦に動く。部品15a、48a、48bは、1直線をなし、すな
わち、それらは、相互にたいし位置がずれない。
各シール部材15a,48a,48bは、ミル支持構造15に固く
ではあるが移動可能に、適当な手段(たとえば金属取り
付け要素104とボルト(図示しない)を含む)により固
定される。取り付け手段の配置は、表面90が、ある範囲
内の直径のワークロール表面と密にシールするように、
適切に変形された状態にシール部材を適合させ、またそ
の状態に保持する。シール部材がバックアップロールの
平らな端表面とだけ係合するので、異なった直径のバッ
クアップロールをシールしつつ接触させるためには調整
が必要でない。シール部材がロール直径の変化に適合す
る能力は、この事実により容易になる。上述のシール部
材の調節可能性とは、たとえば、異なったサイズの2個
のシール部材が19インチと21インチの間のワークロール
直径の全範囲に十分適合できるようにすることである。
こうして、1個のロールを他のロールと取り替えてワー
クロールの直径が変えられたとき、ワークロールの直径
の変化の程度に対応して、シール部材の取り付けが調整
されるか、または、シール部材が他のシール部材と取り
替えられる。
再び図3に戻って説明すると、囲み32の端壁60の前方
側端は、板15aの端98とシール部材48aの端100によって
区画される斜めの線と一致して、ミルロールの方に下っ
て対角線的に傾く。これらの囲みの側壁は、囲みが図1
と図3に示される作動位置に取り付けられるとき、側壁
がミルの反対側の端で板15aとシール部材48との端98、1
00とぴったりと連続的に係合するように位置される。こ
うして、囲みの側壁60、板15a、および、シール部材48
は、協同して、囲まれた領域34を堅く端でシールして、
シール部材は、上ワークロールとバックアップロールの
間の接触線16の端でこれらのロールと接触してシールす
る。この所望の囲みは、ロール直径が変化したとき容易
に維持される。なぜなら、シール部材のみがそのような
場合に調整され、または、取り替えられればよいからで
あり、シール部材も、ワークロールの直径の変化にだけ
適合されればよいからである。
ダム部材、スリッパおよびシール部材と前述のように
結合した囲み32は、ヘッド24によりスプレーされた冷却
液が、ミルの出側で、圧延された金属ストリップの表面
に直接に降りるのを防止するのに非常に有効である。し
かし、ヘッド24からの若干の冷却液は、ミルの入り口側
で、ロール10と11の間のニップ(接触線16)を通って、
ロール表面の近傍に運ばれまたは運ばれる可能性があ
る。ワイバー50(図1、図12)は、この液体の多くを取
り除き、液体がロールの歯込み部に達しうる前に、ワー
クミル11の表面にミルの入り口側に下がるのを防止す
る。また、ワイパー50は、ミルのトレッディングの間
で、冷却液がワークロール11によってロールの歯込み部
を通って運ばれて、囲み32の下側表面に跳びはねて、液
体が囲みから圧延された金属ストリップ上にしずくとし
て(または引き下げられて)落ちて、歪を生じることを
防止する。
ワイパー50は、可撓性で弾性的な材料のストリップ10
6を備え、ストリップ106は、金属バッキング部材108に
よって搬送され、ワークロール11の表面の全長にわたっ
て位置し、ミルの入り口側で、接触線16とロール歯込み
部18との間で、ロール表面と連続的にこすって接触す
る。部材108は、弾性体ストリップ106がロール表面と係
合するように、しかし、(ロールの任意の与えられたロ
ール直径に対して)ロールに関して固定されるように、
位置される。すなわち、ワイパーの前のロール回転方向
がストリップ106をロール表面と連続的にこすって接触
させるように有効に付勢されるので、部材108は、ロー
ルに対して積極的には付勢されない。
こうしてストリップ106によって拭いとられた冷却液
は、除去のためドレーン110(図1)に流れ込む。壁構
造112は、ワイパー50からドレーンまで存在し、拭いと
られた液体をドレーンに導き、圧延された金属ストリッ
プの表面に液体が落ちるのを防止する。壁構造112は、
ワークロールの直径の変化に対応してバッキング部材10
8の位置調整を可能にするための可撓性部分すなわちシ
ール114を備えていてもよい。このバッキング部材は、
適当な調整可能な取り付け部(図示しない)によって支
持される。
しかし、若干の冷却液がミルの入り口側でロール歯込
み部18に運ばれることは、避けることができない。ワー
クロール11、12の長さは、ミルによって薄くされた金属
ストリップの幅より大きいので、隙間が、ワークロール
間に、ロール歯込み部の各端で、ロール歯込み部を通っ
て進む金属ストリップの側部から外方向に存在する。ロ
ール歯込み部を通る冷却液は、ミルの出側で、ロールの
速度のために、雄鶏の尾に似た滴の形状で、これらの隙
間から現れる。前述の複数の飛沫収集器52(図1、図1
0、図12に1個が示される)が、それぞれ、ミルの出側
でロール歯込み部の開いた端隙間の場所に位置される。
これにより、「雄鶏の尾」の飛沫が跳ね返って、圧延さ
れた金属ストリップ116(図10、図12)の上表面を汚す
ことを防止する。
各収集器52は、ロール歯込み部の隣のミルの出側でパ
スラインの下に、すなわち、ミルを出ていくストリップ
116の平面パスの下に、配置されたテーブル構造体118に
結合される。収集器は、可撓性のスカートまたは壁120
を備える。この壁は、(図示されるように)U字状に曲
げられ、ミル出側のロール歯込み部の隣の端ギャップの
方に開き、その隙間を通って放出される「雄鶏の尾」状
の飛沫領域を横に取り囲むようにロール歯込み部の上に
位置する主要表面を備える。このU字状の可撓性壁120
の内側の端は、テーブル118と共に(ロールの長さ方向
に、すなわち、ロールの近いほうの端の方へと離れる方
へ)動くための変位可能な板122に取り付けられた金属
板122a(図10)に固定される。壁の外側の端は、ロール
の端の近くで構造物130(図12)に固定して取り付けら
れた金属板128に固定される。板122の下側に取り付けら
れたバー122bは、板122を、テーブル構造体118の部分11
8aと118bの間に区画されるスロット124内で案内する。
飛沫収集器は、テーブル118の各端に取り付けられる。
収集器の内側の端は、リードねじ131の回転によって内
外に移動される。ねじ131の回転は、ミルコンピュータ
によって、ミル作業者によって入力された圧延されるコ
イルの幅に基づいて、調整される。壁120によってこの
ように横に限定された領域の中で、「雄鶏の尾」の飛沫
の冷却液は、収集され、たとえば、図12に図式的に示さ
れるドレーン132によって引き抜かれる。
飛沫収集器は、「雄鶏の尾」の飛沫を収容し、圧延さ
れて現れる金属ストリップを飛沫から遮るのに有効であ
る。滑動可能な板122は、圧延されるストリップの異な
った幅に適応するため、「テフロン」材料の内側の側部
の位置調整を可能にする。典型的には、板122の直立部
分122a(すなわち、壁120に固定された部分)は、スト
リップ116の近い方の端から1インチだけ外側に位置す
る。
吹き出し要素(図1、図3、図11)は、飛沫収集器と
共に、ストリップの全幅にわたって、現れてくる金属ス
トリップ表面から、該表面に運ばれまたは付着される冷
却液を除くように作動する。各要素54は、囲み32の底壁
68の下に面する表面に形成された溝134に取り付けられ
た空気ノズルであり、ロール歯込み部18の方に向く。ノ
ズルは、それぞれ適当な圧力源(図示しない)からホー
ス136を通って圧縮空気が供給され、同様にロール歯込
み部の方に向く。1列のこれらの要素すなわちノズル54
は、ロール歯込み部の長手方向に分布し、圧縮空気の風
56を、ストリップの全幅にわたって、現れる圧延された
ストリップ116(特にその端116a)の上からミル出側の
ロール歯込み部に向ける。ノズルは、空気の風がストリ
ップの上表面上の冷却液を収集器内に追いやるように作
動する。図10から、ストリップの端116aに隣接した収集
器の壁120と板部分122aの上流側の縦端が、ワークロー
ル11から隔てられ、冷却液が、空気の風によってストリ
ップ表面から追いやられて収集器に入ることを可能にす
る。
現れるストリップ116の下面は、(下側ワークロール1
2を冷却する)下側スプレーヘッド28からの冷却液か
ら、遮蔽部材58によって保護される(図1、図12、図1
3)。この部材は、ミルの出側に、パスライン(ストリ
ップ116のパス)とヘッド28との間に配置され、逆L形
の水平方向に位置する堅い金属要素であり、ワークロー
ルに対し接近するがわずかに離れた関係で、ワークロー
ル12の全長にわたって位置する。その対向する両端で、
部材58は、2個の低摩擦「テフロン」材料(ポリテトラ
フルオロエチレン)のベアリングパッド138(1個は図1
2と図13に示される)を備える。パッド138は、一般的に
上述のスリッパ44、46に似ていてもよいが、ワークロー
ル12の表面とこすりつつ接触して、部材58とロール表面
との間の希望の一定の間隔を維持する。部材58とそれに
関連したパッド138は、部材の対向する両端で支点部材1
40(1個は図12に示される)で、ロール直径の変化の調
整のためにロール12の方に、または、ロール12から離れ
て横に動いて、ピボット可能に取り付けられる。この取
り付けは、部材をロールと接触させるために水圧手段な
どで付勢しなくても、部材58の重量によりロール12の上
にパッドを保持するように行われる。
ミルの出側でスプレーヘッド28の前でのロール12の表
面の運動の方向、および、重力の作用(ロール12とヘッ
ド28は、ストリップ116の下にある)により(この両因
子はヘッド28からの冷却液をストリップ116から離すよ
うにする)、ストリップ下面の汚れを防ぐためのヘッド
28から冷却液の十分な収納が、跳びはねる冷却液からス
トリップを保護する部材58の遮蔽効果により可能にな
る。遮蔽部材58の下流側(ストリップの進行方向に)に
おいて、テーブル118の構造が、跳びはねる冷却液から
ストリップを遮蔽し続けることを可能にする。
ここで、本発明に係る上述の装置の作用は、容易に理
解される。圧延された金属(たとえばアルミニウム)ス
トリップは、ロール歯込み部18を通って進み、ロール
は、操業位置にセットされる。これらは、すべて通常の
ように行われる。その後、ストリップがミルを通って連
続的に進むとき、ワークロールは、連続的に冷却され、
ヘッド24と28によってスプレーされる冷却液/潤滑液が
供給される。囲み32の内部は、排気手段36によって1気
圧より低い圧力に維持されていて、空気は、空気ダム部
材40と上側バックアップロールとの間、空気ダム部材42
とワークロールとの間のそれぞれの隙間を通って内側に
引っ張られる。この空気の流入は、空気ダム部材の前の
ロール運動の方向とあいまって、ヘッド24からの冷却液
/潤滑液を保持するように作用する。スリッパ44と46、
およびそれらをロール10と11から離すように付勢する水
圧シリンダは、適当な一定の空気の隙間を確立し維持す
る。シール部材48と、ミルロール支持構造15は、囲み32
の側壁と共同して、ミルの外側で、ヘッド24からの冷却
液の収納を完成する。同時に、ワイパー50は、ミルの入
り口側で、ロール11の表面から冷却液/潤滑液を除去す
る。収集器52は、ロール歯込み部の端で、現れてくるス
トリップを「雄鶏の尾」の飛沫から遮蔽する。そして、
空気風要素54は、ロール歯込み部から現れてくるストリ
ップの表面を冷却液/潤滑液から追い出す。ストリップ
の下表面は、下側ヘッド28からのスプレーされたまたは
跳びはねた冷却液/潤滑液から部材58によって遮蔽され
る。
ロールの直径を変えることが必要になると、シール部
材が、新しいワークロール直径に対応するように、必要
なだけ、調節され、または、取り替えられる。空気ダム
部材は、空気シリンダとともに用いられ、囲み32の内部
の閉じ込めの一体性を保ちつつこれらの縦方向の位置を
変えることを可能にするように配置される。これによ
り、新しいロール直結に適合するように、かつ、同じ一
定幅の空気隙間を与えるように、それ自身で整列する。
遮蔽部材58も、同様に、それ自身で整列する。ワイパー
50は、整列の特別な調節や細かい調節をしなくても、容
易に再配置でき、飛沫収集器52は、圧延されるストリッ
プの幅の変化に対する適合が容易に調節可能である。
こうして、本発明の説明された実施例において用いら
れた上述の組み合わせは、ミルで圧延された金属ストリ
ップの表面を、スプレーヘッドからの冷却液との汚れを
発生する接触から非常に効果的に保護し、非常に信頼で
き、最小の保守しか必要とせず、ロール直径および/ま
たはストリップ幅の変化に対して、容易にかつ単純に対
応できる。
なお、本発明は、上に説明した特徴や実施例には限定
されず、発明の趣旨から離れることなく他の方法で実施
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−293604(JP,A) 特開 昭61−293603(JP,A) 特開 昭61−7009(JP,A) 実公 昭54−11143(JP,Y2) 独国公開3738861(DE,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 20/10

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属が圧延のためにミルの入側から出側に
    通過するロールの噛込み部を構成する上側および下側の
    ワークロールと、接触ラインにそって上側のワークロー
    ルと接触する少なくとも一つのバックアップロールと、
    上記バックアップロールおよびワークロールを支持する
    手段と、上記ロールの噛込み部の上で上記ミルの出側で
    のみ上記上側のワークロールの外面に冷却液を供給する
    ための手段と、 上記冷却液供給手段を含む領域および上記一つのバック
    アップロールと上記上側のワークロールの隣接する表面
    部分を含む領域における流体の流入、流出を制限するよ
    うに、これら領域を閉じ込める囲み手段とを含み、該囲
    み手段は上記ミルの出側に配置され、冷却液供給手段を
    ほぼ取り囲むとともにワークロールの外面に向かって開
    口し、上記一つのバックアップロールおよび上記上側の
    ワークロールにそれぞれ対向する下側および上側のエッ
    ジを有するとともに、上記ロールの隣接する反対の端部
    にそれぞれ配置された端部壁を有する金属圧延用ロール
    ミルのための冷却液収納装置において、 上記ロール支持手段にマウントされるとともに上記上側
    のワークロールの反対の端部にそれぞれ配置され、各々
    が上記したうように上記領域を閉じ込めるのに上記囲み
    手段と共働するために、上記接触ラインにおいておよび
    隣接して上記ワークロールの外面の端部および上記一つ
    のバックアップロールの隣接する端面に摺接する一対の
    シール部材を含むことを特徴とする金属圧延用ロールミ
    ルのための冷却液収納装置。
  2. 【請求項2】(a)上記領域内で1気圧以下の空気圧を
    保持するために上記囲み手段の内部から空気を排出する
    ための真空手段と、 (b)上記囲み手段の内部から冷却液を収集して排出す
    るための手段と、 (c)上記囲み手段の上側のエッジに配置されるととも
    に、上記領域が1気圧以下の空気圧であるときに空気が
    上記バックアップロールの外面の上の領域内に引き込ま
    れる狭いギャップを構成するために、上記一つのバック
    アップロールの実質的に全長にわたって、上記冷却液供
    給手段の上で、上記一つのバックアップロールの外面に
    近接しているがしかし間隙を有する関係をもって、上記
    一つのバックアップロールの軸に平行に伸びる固い上側
    のエアダム部材と、 (d)上記囲み手段の下側のエッジに配置されるととも
    に、上記領域が1気圧以下の空気圧であるときに空気が
    上記ワークロールの外面の上の上記領域内に引き込まれ
    る狭いギャップを構成するために、上記上側のワークロ
    ールの実質的に全長にわたって、上記冷却液供給手段の
    下部であるがしかし上記ロールの噛込み部の上で、上記
    上側のワークロールの外面と近接しているがしかし間隔
    を有する関係をもって、上記上側のワークロールの軸に
    平行に伸びる固い下側のエアダム部材と、 (e)上記一つのバックアップロールと一定の間隔を有
    して上記上側のエアダム部材を保持するために、上記バ
    ックアップロールの外面と摺接して上記上側のエアダム
    部材の反対の端部に接続されるとともにそれぞれ配置さ
    れる第1の一対のスリッパと、 (f)上記上側のワークロールと一定の間隔を有して上
    記下側のエアダム部材を保持するために、上記ワークロ
    ールの外面と摺接して上記下側のエアダム部材の反対の
    端部に接続されるとともにそれぞれ配置される第2の一
    対のスリッパと、 (g)上記ロール支持手段にマウントされるとともに、
    上記上側のワークロールの反対の端部にそれぞれ配置さ
    れ、上記領域を閉じ込めるのに上記囲み手段と共働する
    ために、上記接触ラインでおよび隣接して上記ワークロ
    ールの外面の端部および上記一つのバックアップロール
    の隣接する端面と摺接している上記一対のシール部材と
    によりさらに特徴付けられる請求の範囲第1項記載の冷
    却液収納装置。
  3. 【請求項3】上記下側のエアダム部材が一対の相互接続
    された、垂直方向に間隔を有するプレートを含むことを
    特徴とする請求の範囲第2項記載の冷却液収納装置。
  4. 【請求項4】異なる直径のロールを有する装置の使用を
    可能にするために上記エアダム部材の長さ方向にたいし
    て横方向に関連する一対のスリッパとともに上記上側お
    よび下側のエアダム部材を動かすための手段によりさら
    に特徴付けられる請求の範囲第2項記載の冷却液収納装
    置。
  5. 【請求項5】上記ワークロールの外面から冷却液を除去
    するために上側のワークロールの実質的に全長に沿って
    上記ミルの入側で上記ワークロールの外面と摺接する可
    撓性を有するワイパ手段によりさらに特徴付けられる請
    求の範囲第2項記載の冷却液収納装置。
  6. 【請求項6】上記ミルで圧延される金属の外方へのロー
    ルの噛込み部からの飛沫としてあらわれる、冷却液を収
    集するためにミルの出側にて上記ロールの噛込み部の反
    対の端部に隣接してそれぞれ配置され、上記飛沫との接
    触から上記金属を遮断する一対の飛沫収集手段によりさ
    らに特徴付けられる請求の範囲第2項記載の冷却液収納
    装置。
  7. 【請求項7】上記金属の上面で運ばれる冷却液を上記収
    集手段の中へ吹き飛ばすように、圧延される金属の上で
    ロールの噛込み部中へ空気の流れを向けるためにミルの
    出側に配置された吹飛し手段により特徴付けられ、上記
    収集手段が上記吹飛し手段により金属表面から吹き飛ば
    された冷却液の液体を受けるように配置されていること
    を特徴とする請求の範囲第6項記載の冷却液収納装置。
  8. 【請求項8】上記ミルは上記ロールの噛込み部の下で上
    記ミルの出側のみで上記下側のワークロールの外面に液
    体の冷却液を供給するための手段を含み、上記装置がさ
    らに上記した冷却液供給手段からの冷却液から圧延され
    る金属を遮断するために、上記ワークロールと下側のワ
    ークロールの外面に冷却液を供給するための手段との間
    で実質的にその全長に沿って上記下側のワークロールの
    外面に近接して間隔を有するという関係で、上記下側の
    ワークロールの軸に平行に伸びる固い遮断部材をさらに
    含むことを特徴とする請求の範囲第2項記載の冷却液収
    納装置。
  9. 【請求項9】下側のワークロールの外面と一定の間隔で
    上記遮断部材を保持するために、上記遮断部材の反対側
    の端部に隣接するとともに、下側のワークロールの外面
    と摺接して上記遮断部材にそれぞれ接続される一対のパ
    ッドにより特徴付けられる請求の範囲第8項記載の冷却
    液収納装置。
  10. 【請求項10】(h)上記ワークロールの外面から冷却
    液を除去するために上記上側のワークロールの実質的に
    全長に沿ってミルの入側で上記ワークロールの外面と摺
    接する可撓性のワイパ手段と、 (i)上記飛沫との接触から上記金属を遮断するため
    に、ミルで圧延される金属の外にロールの噛込み部から
    飛沫としてあらわれる、冷却液を収集するために上記ミ
    ルの出側で上記噛込み部の反対の端部に隣接してそれぞ
    れ配置された一対の飛沫収集手段と、 (j)上記金属の上面で運ばれる冷却液を上記収集手段
    に吹き込むために、圧延される金属の上でロールの噛込
    み部の中に空気の流れを向けるミルの出側に配置された
    吹飛し手段であって、上記収集手段が上記吹飛し手段に
    より金属表面から吹き飛ばされた冷却液を受けるように
    配列されている吹飛し手段と、 (k)上記した冷却液供給手段からの液体か圧延される
    金属を遮断するため、ロールの噛込み部と下側のワーク
    ロールの外面に冷却液を供給するための手段との間に実
    質的にその全長に沿って上記下側のワークロールの外面
    に近接して間隔を有して、上記下側のワークロールの軸
    に廃校に伸びる固い遮断部材と、 によりさらに特徴付けられる請求の範囲第2項記載の冷
    却液収納装置。
  11. 【請求項11】上記下側のエアダム部材が一対の相互接
    続され、垂直方向に配置されたプレートと、異なる径の
    ロールを有する装置の使用を可能にするために上記エア
    ダム部材の長さに対して横方向にそれらに関連する一対
    のスリッパを有する上記上側および下側のエアダム部材
    を動かすための手段をさらに含み、上記一対のスリッパ
    がそれらが摺接するロールの面に係合するためのポリテ
    トラフルオロエチレンが組み込まれた底を含むととも
    に、上記シール部材の各々は繊維強化ポリテトラフルオ
    ロエチレンが組み込まれ、上記ワークロールの外面と係
    合するために弧状の下面を有していることを特徴とする
    請求の範囲第10項記載の冷却液収納装置。
  12. 【請求項12】各々の上記飛沫収集手段がロールの噛込
    み部の長さ方向の動きのためにマウントされた固いプレ
    ートと、上記ロールの噛込み部に向かって開口するとと
    もに上記固いプレートにそれぞれ固定される反対の端部
    を有し、かつ、上記ロールの噛込み部の直近の端部に隣
    接して固定されたほぼU形状の可撓性の壁とを含み、上
    記プレートが上記ミルで圧延される金属の横のエッジに
    隣接するがしかし外方に配置することができるととも
    に、圧延される金属の種々の幅に適応するように位置調
    節可能であり、上記吹飛し手段が圧縮空気を上記ロール
    の噛込み部に吹き込むためにその下側のエッジに隣接し
    て上記囲み手段にマウントされる複数のノズルを含み、
    上記ノズルがロールの噛込み部の実質的に全長にわたっ
    て圧搾空気の流れを与えるように配置されるとともに配
    列されていることを特徴とする請求の範囲第11項記載の
    冷却液収納装置。
  13. 【請求項13】(a)上記領域を1気圧以下の空気圧に
    維持するために上記囲み手段の内部から空気を排出する
    ための真空手段と、 (b)上記囲み手段の内部から冷却液を収集して排出す
    るための手段と、 (c)上記囲み手段の上側のエッジに配置されるととも
    に、上記領域が1気圧以下の空気圧であるときに上記バ
    ックアップロールの外面の上の上記領域内に空気が引き
    込まれる狭いギャップを構成するために、上記一つのバ
    ックアップロールの実質的に全長に越えてて、上記冷却
    液供給手段の上で、上記バックアップロールの外面に近
    接するが間隔を有する関係で、上記一つのバックアップ
    ロールの軸に平行に伸び、上記領域の閉鎖性の完全性を
    維持している間に上記囲み手段に関してその長さの横方
    向に移動可能である固い上側のエアダム部材と、 (d)上記囲み手段の下側のエッジに配置されるととも
    に、上記領域の内部が1気圧以下の空気圧であるときに
    上記ワークロールの外面の上の上記領域内に空気が引き
    込まれる狭いギャップを構成するために、上記上側のワ
    ークロールの実質的に全長を越えて、上記冷却液供給手
    段の下であるがしかし上記ロールの噛込み部の上で、上
    記上側のワークロールの外面い近接しているがしかし間
    隔を有する関係で、上記ワークロールの軸に平行に伸
    び、上記領域が閉鎖性の完全性を保持している間に上記
    囲み手段に関してその長さの横方向に移動可能である固
    い下側のエアダム部材と、 (e)上記一つのバックアップロールと一定の間隔で上
    記上側のエアダム部材を保持するために、上記バックア
    ップロールの外面と摺接して長い上記上側のエアダム部
    材に接続されるとともに間隔を有する位置に配置される
    第1の一対のスリッパと、 (f)上記上側のワークロールと一定の間隔で上記下側
    のエアダム部材を保持するために、上記ワークロールの
    外面と摺接して上記下側のエアダム部材に沿って接続さ
    れるとともに間隔を有する位置に配置される第2の一対
    のスリッパと、 (f)上記第1および第2のスリッパの対が上記上側の
    バックアップロールおよび上記上側のバックアップロー
    ルにそれぞれ摺接するのを維持するために、上記上側の
    バックアップロールおよび上側のワークロールに向かっ
    て上記上側および下側のエアダム部材を付勢するための
    手段と、 によりさらに特徴付けられる請求の範囲第1項記載の冷
    却液収納装置。
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