JPH035014B2 - - Google Patents

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JPH035014B2
JPH035014B2 JP56019419A JP1941981A JPH035014B2 JP H035014 B2 JPH035014 B2 JP H035014B2 JP 56019419 A JP56019419 A JP 56019419A JP 1941981 A JP1941981 A JP 1941981A JP H035014 B2 JPH035014 B2 JP H035014B2
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JP
Japan
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shield body
arc
contact
resistor
fixed
Prior art date
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JP56019419A
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English (en)
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JPS57132620A (en
Inventor
Toshiaki Yoshizumi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、異常電圧を抑制する抵抗体を備え
たガス断路器に関する。 断路器は変電所の機内において通常しや断器に
隣接する位置に設置され、その使用例として、し
や断器で切り離された線路の開閉などに用いられ
る。このような、いわゆる断路器による無負荷線
路の開閉時には、断路器の開閉速度がしや断器に
対して比較的遅いために、断路器の極間において
再点弧を繰り返し、峻度の高いいわゆる断路器サ
ージを発生することが知られている。 従来、500kVまでの系統においては、機器の
LIWL(雷インパルス絶縁レベル)は常規対地電
圧波高値に比して4〜6倍と高く、断路器サージ
が機器の絶縁設計に影響を与えることは少なかつ
た。しかし、機器の経済性等の観点から、500kV
系統のLIWLは低減される傾向にあり、1100kV
などのいわゆるUHV系統においては、現在検討
されているLIWLと常規対地電圧との比率は、2.4
〜3.0倍である。このように、低減されたLIWLを
用いる系統においては断路器サージが機器や系統
に与える影響は無視できないものと考えられる。 このような問題点に対処するためには、機器本
体の絶縁耐力の向上や変電所各部に避雷器を設置
することによるサージの吸収などが考えられる
が、これらの方法はいづれも経済性の観点からは
有利でない。 一方、断路器の開閉時に一時的にその極間に直
列に抵抗体を挿入して発生サージそのものを抑制
することは周知であつて、経済性の観点からも有
利であることから、現在のところではこの方法に
よるサージの低減が一般的である。 従来のものは第1図に示すように、抵抗体8が
組み込まれたシールド体61,62が構成され、
シールド体61,62内に固定接触子7とアーク
接触子10が配置されている。そして、シールド
体61の開口部6aを貫通した可動接触子13が
固定接触子7とアーク接触子10とに接離可能に
構成されている。さらに、可動接触子13は絶縁
操作棒15を介してリンク機構16に連結されて
いる。なお、上記各部は、消弧性を有するガスが
充填されたタンク1に収納され、導体4,5を介
して他の機器(図示せず)と接続される。図にお
いて、駆動源(図示せず)によつてリンク機構1
6を作動させて可動接触子13を右方に移動させ
ると、第2図に示すように可動接触子13が開離
される。このとき、可動接触子13とシールド体
61との間にアーク22が発生する。その結果、
導体5−可動接触子13−シールド体61−抵抗
体8−シールド体62−導体4の回路が構成され
るので、、極間の再点弧によつて変電所各部に生
じる竣度の高い断路器サージを抵抗体8で抑制で
きる。 しかし、このような構造を用いれば、一回の投
入またはしや断中に発生する多数のアーク放電の
ために、シールド体の表面の損傷は避けられな
い。また、これを回避するためには、シールド体
の一部または全部を耐弧性導電物質で構成する必
要があるので、経済的に不利なことは言うまでも
ない。さらに、可動接触子とアーク接触子とが一
定の距離以内の位置関係にあれば、極間放電時の
アークは、アーク接触子と可動接触子との間で発
生することもある。この場合、アークで橋絡され
た電気回路には、抵抗体が挿入されないので、抵
抗体によつて断路器サージを抑制することができ
ない。さらに、極間放電時のアークが第2図のよ
うにシールド体と可動接触子間に発生した場合に
おいても、アーク柱がその運動などによつて移動
することがあり、断路器極間の電位分布が乱され
易く、その結果、タンクへの地絡に進展する場合
があり得る。 この発明は上記に鑑みてなされたもので、可動
接触子が開離したときアーク接触子がシールド体
から突出するために極間放電時のアークは常に可
動接触子とアーク接触子との間に発生しその結果
放電時の電流がシールド体内に配置された抵抗体
からシールド体に流れるようにしたガス断路器を
提供する。 以下、図について説明する。第3図及び第4図
において、1は消弧性を有するガスが充填された
タンク2,3はタンク1を密閉した絶縁スペー
サ、4,5は各絶縁スペーサ2,3に固着された
導体、6は導体4と固着され開口部6aを有する
シールド体で、導電材で構成されている。7はシ
ールド体6内に開口部6aと対向して配置された
シールド体6に固着された固定接触子で、シール
ド体6と電気的に接続されている。8は一端がシ
ールド体6と固着された抵抗体で、絶縁棒8aと
抵抗素子8bとで構成されている。9は抵抗体8
の他端に固着されたばねケース、10は固定接触
子7内に配置されケース9に移動自在に支承され
先端に耐弧片10aが固着されたアーク接触子
で、シールド体6から先端が突出する位置まで移
動可能である。なお、アーク接触子10はケース
9を介して抵抗体8の他端に接続されている。1
1はアーク接触子10がシールド体6から突出す
る方向に押圧するばね、12は導体5と固着され
開口部12aを有するシールド体で、導電材で構
成されている。13はシールド体12に移動自在
に支承され先端に耐弧片13aが固着された可動
接触子で、第3図の状態から右方に移動すると
き、固定接触子7から開離した後にアーク接触子
10から開離する。14は可動接触子13と摺動
可能な通電接触子で、シールド体12と接続され
ている。15は可動接触子13と連結された絶縁
操作棒、16は駆動源(図示せず)の駆動力を絶
縁操作棒15を介して可動接触子13に伝達する
リンク機構、17はアークである。 次に動作について説明する。第3図において、
絶縁操作棒15が右方に移動されると、可動接触
子13は固定接触子7から開離する。そして、ア
ーク接触子10はばね11の作用によつて、可動
接触子13に追従し、耐弧片10aの先端の電界
強度がシールド体6の各部の電界強度よりも強く
なるまで前進した位置、即ち、シールド体6の外
部に突出した位置で停止する。可動接触子13は
この後もさらに開離動作を続けるため、両耐弧片
10a,13a間でアーク17を発生するが、耐
弧片10aの先端部の電界強度はシールド体6の
各部の電界強度よりも強くなるような位置で停止
しているため、開閉動作中に発生する多数のアー
ク放電(再点弧)のいづれもが、両耐弧片10
a,13a間で発生することになる。その結果、
従来の構造の欠点であつたシールド体の損傷を防
ぐことが可能になるとともに、アーク放電そのも
のが、従来構造のそれに比べてより中心部に集中
するため、アーク放電による極間電界の擾乱が少
なく、タンクへの地絡に進展する可能性が低減さ
れる。 また、アーク放電が、常にアーク接触子の先端
部に設けられた耐弧片に対して生じるために、極
間放電時の断路器において形成される電気的回路
には、常に抵抗体が直列に挿入されることとな
り、開閉動作中のすべての放電による断路器サー
ジに対して抵抗体のサージ抑制効果が得られる。 このとき、回路に挿入された抵抗体の両端に発
生する電位差の最大値VRmaxは放電時の極間電
位差をV、挿入する抵抗体の抵抗値をR、断路器
に接続された無負荷母線部のサージインピーダン
スをZとして既ね次の式で近似できる。 VRmaxR/R+Z・V ……(1) この式から明らかなように、挿入する抵抗体の
抵抗値によつて抵抗体の両端に発生する電位差は
変化する。そこで、想定される電圧条件として最
も厳しいUHVクラスについてもモデル変電所
(6回線、4バンク、2重母線方式)を想定し、
デジタル計算機を用いて断路器開閉時における過
渡現象を解析した結果の一部を表に示す。 この解析においては、放電時の極間電位差Vを
想定し得る最大値2E
【式】と し、無負荷母線部のサージインピーダンスZを60
Ωとした。また、解析は挿入する抵抗値をパラメ
ータとして行つた。
【表】 表に示した解析の結果から明らかなように、挿
入する抵抗値は数10Ωで十分サージの抑制に対し
ては有効である。また、式(1)からも明らかなよう
に、挿入する抵抗値が低いほど抵抗体の両端に加
わる電圧は低く、数10Ωの抵抗値に対して数
100kV程度である。 このような、抵抗体の両端に加わる電圧
VRmaxは、第4図に示す、P、Q、R、S等の
空隙部にも加わるが、これらの各部には、例えば
SF6ガス等の絶縁性ガスを充満させているため、
このような電圧に耐えることの出来る寸法や形状
を得ることは容易である。 また、この電圧値VRmaxは、放電時の極間電
位差Vにほぼ比例する値であるから、UHVクラ
スに限らず他の電圧階級のガス断路器においても
これと相似な形状を用いて同様の性能を得ること
は容易である。 第5図〜第8図は本発明に係る他の実施例の要
部を示すものである。第5図においては、抵抗体
8と独立した位置に少くとも1つ以上の絶縁支柱
18を設け、この絶縁支柱8のみによるか、また
は、絶縁棒8aを併用することによつて、アーク
接触子10やケース9をシールド体6に固着して
いる。このような構造を用いれば、抵抗体8の設
置本数を任意に選択することができるため、同一
の抵抗値を有する抵抗体の組合せのみによつて各
種の抵抗値を実現することができる利点がある。 第6図は、開閉時に発生するアーク接触子10
の移動に伴う機械的振動などを安定して保持する
ための絶縁支持体19が設けられた例である。こ
のような絶縁支持体19は第4図〜第8図に示す
実施例においても併用可能なものである。 第7図は、抵抗体に金属線を用いた一実施例で
ある。断路器が1回の開または閉動作の間に発生
する多数回の放電で抵抗体が消費する全エネルギ
ーは、表に対したように比較的小さな値であるか
ら、金属線抵抗などの熱容量の十分に得にくい抵
抗物質を用いても、所期の目的にかなつた抵抗体
を得ることは容易である。例えば、10Ωの抵抗体
は直径約1.3mm、長さ約12mのニクロム線によつ
て実現できる。そして、この抵抗体の熱容量は、
10ミリ秒の間に9.3キロジユールのエネルギーを
吸収するのに十分である。 このような解析によつて、図においては、アー
ク接触子10やケース9をシールド体6に固着す
ることを目的として絶縁支柱18,20が設けら
れている。そして、絶縁支柱20は金属線抵抗2
1を取り付け易くし、巻線相互の絶縁を確保する
ために第8図に示すような構造を用いるのが簡便
である。なお、らせん溝の逆転は、金属線抵抗2
1を無誘導巻とするためのものである。 第8図はシールド体6の固定接触子7と反対側
に抵抗体8を固着し、固定接触子7側でケース9
を支持したものである。このような配置は、第4
図から第7図に示す実施例についても使用可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガス断路器の投入状態を示す断
面図、第2図は第1図の開極途中の状態を示す要
部の断面図、第3図は本発明に係るガス断路器の
投入状態を示す断面図、第4図は第3図の開極途
中の状態を示す要部の断面図、第5図〜第9図は
本発明に係るガス断路器の他の実施例の要部の断
面図である。図において、1はタンク、6はシー
ルド体、7は固定接触子、8は抵抗体、10はア
ーク接触子、13は可動接触子、18は絶縁支
柱、19は絶縁支持体である。なお各図中同一符
号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 消弧性を有するガスが充填されたタンク、こ
    のタンクに収納され開口部を有するシールド体、
    このシールド体内に上記開口部と対向して配置さ
    れ、上記シールド体と電気的に接続された固定接
    触子、上記タンクに収納され上記固定接触子と接
    離可能で上記固定接触子から開離したとき上記シ
    ールド体の外部で上記シールド体と所定の距離を
    有する可動接触子、上記固定接触子と所定の距離
    をあけて上記固定接触子内に配置され、上記両接
    触子間が開離されるより遅く開離して上記開口部
    から突出し、上記可動接触子と所定の距離をあけ
    て対向するアーク接触子、上記アーク接触子と上
    記シールド体との間に電気的に接続されて上記シ
    ールド体内に配置され、かつ上記シールド体に固
    着されて上記アーク接触子を支持した抵抗体を備
    え、上記抵抗体は抵抗値が10Ω〜60Ωの範囲であ
    ることを特徴とするガス断路器。 2 抵抗体は絶縁棒とこの絶縁棒に嵌挿された中
    空円板状の抵抗素子とで構成されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のガス断路
    器。
JP1941981A 1981-02-09 1981-02-09 Gas disconnecting unit Granted JPS57132620A (en)

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JP4612495B2 (ja) * 2005-07-21 2011-01-12 株式会社日本Aeパワーシステムズ ガス絶縁開閉器
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