JP2987866B2 - 回転研削工具 - Google Patents

回転研削工具

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JP2987866B2
JP2987866B2 JP2047449A JP4744990A JP2987866B2 JP 2987866 B2 JP2987866 B2 JP 2987866B2 JP 2047449 A JP2047449 A JP 2047449A JP 4744990 A JP4744990 A JP 4744990A JP 2987866 B2 JP2987866 B2 JP 2987866B2
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正春 紅林
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Suzuki Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は回転研削工具に関し、詳しくは回転駆動され
る工具本体に、先端面に研削面を有する研削部材を径外
方向方向に突設して成る回転研削工具に関するものであ
る。
[従来の技術] 一般に、切削加工後にワークに生じたバリ等を除去す
るには、第6図に示すような回転研削工具が用いられ
る。
この工具Aは、丸棒材から成る工具本体にBに、研削
部材としての多数の線材を上記工具本体の径外方向に突
設してブラシCを構成したものであり、上記工具Aを図
示していない工作機械の回転主軸等に装着し、該工具A
を回転させつつワークにブラシCの周面を押圧させるこ
とによって、上記ワークに生じたバリを研削除去するよ
うにしている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記構成の工具Aでは、ブラシCが磨耗し
たり変形したりした場合には、工具全体を新たな工具と
交換しなければならない。このため、上記工具Aを採用
した機械や生産ラインにおけるランニングコストが増大
してしまう不都合があった。
本発明は上記実状に鑑みて、工具に関わるランニング
コストの増大を抑えることのできる回転研削工具を提供
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] そこで、本発明の回転研削工具では、先端面に研削面を
有する研削部材と、回転駆動されかつ相対向する一対の
保持プレートを有するとともに該一対の保持プレート間
で研削部材を径外方向に突出した態様で固定支持する工
具本体とを具備し、さらに一対の保持プレートにおける
湾曲した係合溝と、この係合溝に係合する研削部材の突
条とから成り、この突条を係合溝に倣って移動させるこ
とで、工具本体に対する研削部材の径外方向への突出量
を調整する調整手段を設けることにより上記目的を達成
した。
[作用] 上記構成によれば、研削部材が磨耗した場合、上記調
整手段によって上記研削部材を工具本体の外径方向方向
に突出させることにより、上記研磨部材を再度使用する
ことができる。
[実施例] 以下、本発明の具体的な構成を、一実施例を示す図面
に基づいて詳細に説明する。
第1図ないし第5図は本発明に関わる回転研削工具1
を示しており、該工具1は第1図に明示するように、2
つの研削部材10、10と、これら研削部材10を保持する工
具本体20とを具備している。
上記研削部材10は、第4図に明示するようにブラシ11
とブラシホルダ12とから構成されており、上記ブラシ11
は、多数本の線材の集合体から成るブラシ本体11aと、
このブラシ本体11aを支持するベースプレート11bとから
構成されている。また上記ブラシ本体11aの先端面(図
中上端面)には研削面11a′が構成されている。
一方、上記ブラシホルダ12には、その四隅に係合舌片
12aが形成されており、これら係合舌片12aに上記ベース
プレート11bを係合させることによって上記ブラシ11が
上記ブラシホルダ12に装着される(第1、5図参照)。
また、上記ブラシホルダ12の両端部には、それぞれ該
ホルダ12の幅方向に延び、かつ上方に張り出すように湾
曲した突条12b、12bが形成されている。
上記研削部材10を保持する工具本体20は、第1図に明
示するように、図中左右に延びるシャフト21と、このシ
ャフト21のほぼ中央部に固設された円盤状の第1保持プ
レート22と、上記シャフト21の先端部にボルト23を介し
て回転不可能に固定された円盤状の第2保持プレート24
とから構成されており、上記第1保持プレート22と第2
保持プレート24とは、共に上記シャフト21の軸線に直交
し、かつ互いに対向して設置されている。また上記工具
本体20は、そのシャフト21を介して図示していない工作
機械等の回転主軸に装着され、該回転主軸によって回転
駆動される。
第2図に示すように、上記第1保持プレート22の内方
面には、点Oaを中心とした円弧上に沿って延びる係合溝
22aと、点Obを中心とした円弧上に沿って延びる係合溝2
2bとが形成されている。これら係合溝22aと22bとは、工
具本体20の回転中心Oを対称点として互いに点対称を成
す位置に形成されている。
一方、第3図に示すように、上記第2保持プレート24
にも、互いに反対方向に湾曲した係合溝24aと係合溝24b
とが形成されている。
上記第1保持プレート22の係合溝22aと第2保持プレ
ート24の係合溝24a、および第1保持プレート22の係合
溝22bと第2保持プレート24の係合溝24bは、互いに面対
称を成す位置に形成されている。
上記各係合溝22a,22b,24a,24bには、上述した研削部
材10の突条12bが遊嵌しており、上記各係合溝22a,22b,2
4a,24bと上記突条12bとによって調整手段30が構成され
ている。
上記研削部材10は、上記ボルト23を締め込むことによ
り、ブラシ本体11aの先端部を工具本体20から径外方向
方向に突出させるとともに、その長手方向の軸線が上記
シャフト21の軸線と平行を成す態様で、上記第1保持プ
レート22と第2保持プレート24との間に挟持されて取り
付けられている。
いま、第5図に実線で示すように、研削部材10がその
突条12bを係合溝22a(24a)における工具本体20の中心
点Oに近い部位に嵌入させた態様で工具本体20に保持さ
れている場合、ブラシ11は上記工具本体20からHaなる寸
法だけ突出する。
また上記研削部材10を、一点鎖線で示す位置に占位さ
せると、上記ブラシ11は上記Haよりも大きいHbなる寸法
だけ工具本体20から突出する。
さらに、上記研削部材10を、二点鎖線で示す位置に占
位させると、上記ブラシ11は上記HaおよびHbよりも大き
いHcなる寸法だけ工具本体20から突出する。
すなわち、工具本体20に対する上記研削部材10の取り
付け位置を、係合溝22a(24a)に沿ってずらすことによ
り、上記工具本体20からのブラシ11の突出量を適宜に変
えることができる。なお、係合溝22b(24b)に嵌合して
いる研削部材10も、全く同様の動作態様を成すことは言
うまでもない。
ここで、例えば新品の研削部材10を実線位置に固定し
てバリ取り作業を行ない、上記研削部材10のブラシ11が
磨耗した場合には、まずボルト23を一旦緩め、研削部材
10を工具本体20に対して移動可能とする。
次いで、上記研削部材10を、工具本体20に対するブラ
シ11の突出量が、ワークへの接触代を考慮した適正な突
出量となる位置まで上記係合溝に沿って移動させる。
こののち上記ボルト23を締めて研削部材10を工具本体
20に固定すればよい。
かくすることにより、一旦磨耗した上記研削部材10の
ブラシ11を、再び使用してバリ取り作業を行なうことが
できる。
以下、ブラシ11が磨耗する毎に、工具本体20に対する
上記研削部材10の保持位置を上記係合溝に沿って移動さ
せることにより、上記ブラシ11を長期間に亘って使用す
ることができる。
また、第5図に明示するように、研削部材10が実線で
示す位置にある場合、ブラシ11の軸線は仮想の加工面W
に対して直角を成しているが、上記研削部材10を一点鎖
線あるいは二点鎖線で示す位置に占位させた場合、加工
面Wに対するブラシ11の軸線の角度がθbあるいはθc
で示す如く変化する。
このように、ブラシの軸線が加工面に対してθbある
いはθcなる角度を持った場合には、上記工具1を正逆
回転させることによってバリ取りの効果を増大させるこ
とができる。
なお本実施例では、工具本体に2つの研削部材を保持
させているが、工具本体の取り付けスペースの許す範囲
であれば、3つ以上の適宜な個数の研削部材を保持させ
ることが可能であることは言うまでもない。
また本実施例では、突条を備えたブラシホルダとブラ
シとによって研削部材を構成しているが、上記ブラシの
ベースプレートに直接突条を設けることも可能であり、
この場合には特にブラシホルダを必要としない。
さらに本実施例では、ブラシを研削部材の構成要素と
しているが、砥石によって上記研削部材を構成すること
も可能であり、また砥石に直接突条を設けることも可能
である。
また工具本体10を構成するシャフト21における、工作
機械等への装着部分は、実施例に示したストレート形状
以外の、例えばテーパ形状でも可能であり、かくするこ
とによりマシニングセンタ等の各種の設備に対応するこ
とができる。
[発明の効果] 以上、詳述した如く、本発明に関わる回転研削工具に
よれば、工具本体に対する研削部材の上記径外方向への
突出量を調整する調整手段を設け、研削部材が磨耗した
場合に、上記調整手段によって上記研削部材を工具本体
の径外方向方向に突出させて上記研磨部材を再使用し得
るよう構成したので、研削部材の長期間に亘って使用す
ることができ、この結果、工具に関わるランニングコス
トを低く抑えることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は本発明に関わる回転研削工
具の一方端面図および要部断面側面図であり、第2図は
第1図中のII−II線断面図、第3図は第1図中のIII−I
II線断面図、第4図はブラシおよびブラシホルダの全体
斜視図、第5図は研削部材の取り付け態様を示す概念図
であり、第6図は従来の回転研削工具を示す全体斜視図
である。 1……回転研削工具、10……切削部材、11……ブラシ、
11a′……研削面、12……ブラシホルダ、12b……突条、
20……工具本体、21……シャフト、22……第1保持プレ
ート、24……第2保持プレート、22a,22b,24a,24b……
係合溝、30……調整手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端面に研削面を有する研削部材と、 回転駆動され、相対向する一対の保持プレートを有する
    とともに、上記一対の保持プレート間で上記研削部材を
    径外方向に突出した態様で固定支持する工具本体と、 上記一対の保持プレートにおける湾曲した係合溝と、上
    記係合溝に係合する上記研削部材における突条とから成
    り、上記突条を上記係合溝に倣って移動させることによ
    り、上記工具本体に対する上記研削部材の径外方向への
    突出量を調整する調整手段と、 を備えて成ることを特徴とする回転研削工具。
JP2047449A 1990-02-28 1990-02-28 回転研削工具 Expired - Lifetime JP2987866B2 (ja)

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JP2047449A JP2987866B2 (ja) 1990-02-28 1990-02-28 回転研削工具

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JPH03251372A JPH03251372A (ja) 1991-11-08
JP2987866B2 true JP2987866B2 (ja) 1999-12-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4104972A1 (de) * 2021-06-17 2022-12-21 Boeck GmbH Bearbeitungswerkzeug, bearbeitungsvorrichtung und bearbeitungsverfahren

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP4104972A1 (de) * 2021-06-17 2022-12-21 Boeck GmbH Bearbeitungswerkzeug, bearbeitungsvorrichtung und bearbeitungsverfahren

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JPH03251372A (ja) 1991-11-08

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