JPH0533204Y2 - - Google Patents

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JPH0533204Y2
JPH0533204Y2 JP17586087U JP17586087U JPH0533204Y2 JP H0533204 Y2 JPH0533204 Y2 JP H0533204Y2 JP 17586087 U JP17586087 U JP 17586087U JP 17586087 U JP17586087 U JP 17586087U JP H0533204 Y2 JPH0533204 Y2 JP H0533204Y2
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tool body
arbor
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として、被削材の平面切削加工を
行なう正面フライスに係り、さらに詳しくは被削
材に生じるビビリや振動を防止する正面フライス
に関する。
〔従来の技術〕
一般に、被削材の平面切削加工を行なう正面フ
ライスとしては、第4図ないし第9図に示すよう
に、略デイスク上の工具本体1の先端外縁部に複
数個の凹溝2が形成され,これらの凹溝2内にそ
れぞれスローアウエイチツプ3が、クランプネジ
4で締込まれるクサビ5によつて装着されている
と共に、各スローアウエイチツプ3の回転方向前
方側に曲面形状のチツプポケツト6が形成され、
かつ工具本位体1の基端側にボス面7が形成され
る一方、工具本体1の中心部に取付穴8が形成さ
れているものが知られている。そして、この正面
フライスは、機械主軸9にキー10を介して取付
けられたアーバー11の嵌合軸12に取付穴8を
嵌め合わせ、締付ナツト13により締結されて、
機械主軸9に一体化されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記従来の正面フライスを用いて、
箱形被削材のような形状的に剛性の低い薄肉部の
合せ面加工や、断続形状の著しい加工を行なう場
合などには、加工面幅が切刃と次に連なる切刃と
のピツチ間よりも狭くなる部分があり、このよう
な部分の切削においては、実質的に切削が行なわ
れていない(同時食込み刃数がゼロの)時間が生
じるから、切削が行なわれている時との切削力の
変動が大きく、そのためにビビリや振動が誘発さ
れていた。このビビリや振動は切刃欠損や低寿命
をもたらし、さらには被削材の加工精度の低下を
も招いて、正常な切削加工を損うという問題があ
つた。
そこで、この問題を解消しようとして、種々の
正面フライスが提案されているが(例えば、特開
昭58−102614号公報、特開昭58−102615号公報参
照)、構造が複雑になつたり、あるいはビビリや
振動の抑制が不十分である等、まだまだ十分とは
言えない面があつた。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、被削材のビビリや振動
の発生を確実に抑制して正常な切削を行なうこと
ができ、かつ切刃の欠損、加工精度の低下等を招
くことを防止できる正面フライスを提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、工具本
体の先端中心部に凹部を形成し、かつこの凹部に
支持部材を、上記工具本体の軸線に沿つて移動自
在に設けると共に、上記支持部材にワーククラン
プ部材を上記工具本体の軸線まわりに回転自在に
設ける一方、上記工具本体に、上記支持部材をこ
の工具本体の先端側に突出させる付勢手段が設
け、また、上記工具本体をアーバーに着脱自在に
取付けるクランプ機構を上記工具本体とアーバー
との間に設けたものである。
〔作用〕
本考案の正面フライスにあつては、工具本体の
先端中心部の凹部に、支持部材を介して該工具本
体の軸線に沿つて移動自在にかつ軸線まわりに回
転自在に設けたワーククランプ部材を、付勢手段
によつて工具本体の先端側に突出させて、このワ
ーククランプ部材で切削加工中の被削材を押え付
ける。
また、ワーククランプ部材が工具本体の先端中
心部に装着されていることから、アーバーへの工
具本体の取付けは、クランプ機構によつて行な
う。
〔実施例〕
以下、第1図ないし第3図に基づいて本考案の
一実施例を説明する。
図中符号20は工具本体であり、この工具本体
20の先端外縁部に形成した複数個の凹溝には、
それぞれスローアウエイチツプ21が、クランプ
ネジ22で締込まれるクサビ23によつて装着さ
れている。そして、上記工具本体20の、上記各
スローアウエイチツプ21の回転方向前方側に
は、チツプポケツト24が形成されている。ま
た、工具本体20の先端中心部には、略凸字状の
凹部25が形成され、かつこの凹部25にはワー
ククランプ部材26が出没自在に嵌め込まれてい
る。そして、このワーククランプ部材26の先端
面26aは、被削材27への当接面とされ、滑ら
かに仕上げ加工されると共に、この先端面26a
の周縁部にはテーパー部26bが形成されてい
る。
上記ワーククランプ部材26は、先端側から基
端側に向けて段階的に(第1図において3段階
に)縮径して形成されており、このワーククラン
プ部材26の基端側と、上記工具本体20の凹部
25の内周壁との間には、リング上の軸受ケース
28が上記工具本体20の軸線lに沿つて移動自
在に嵌装されている。そして、上記ワーククラン
プ部材26は、上記軸受ケース28に、スラスト
玉軸受付針状ころ軸受29を介して、上記工具本
体20の軸線lまわりに回転自在に支持されてい
る。また、上記ワーククランプ部材26の基端部
には止め輪30が装着されている。
上記工具本体20の外周側から凹部25にかけ
て形成された貫通ネジ孔には、位置決めネジ31
が,その先端を上記軸受ケース28の先端外縁部
に形成されたキー溝28aに嵌合させた状態でね
じ込まれている。さらに、上記工具本体20の凹
部25と基端面との間に形成された貫通孔には、
調整ネジ32がねじ込まれ、かつこの調整ネジ3
2と上記軸受ケース28との間には、ばね押え部
材33とコイルばね34とが配置されている。そ
して、上記調整ねじ32の工具本体20へのねじ
込み量によつて付勢荷重を調整されたコイルばね
34により、工具本体20の凹部25内の軸受ケ
ース28が、上記位置決めネジ31で規制される
位置まで先端方向へ付勢されるようになつてお
り、かつ上記位置に軸受ケース28がある状態
(切削が開始される以前で、第1図において被削
材27がない状態)において、ワーククランプ部
材26の先端面26aは、上記スローアウエイチ
ツプ21の軸方向最先端部よりも若干突出するよ
うに構成されている。
また、上記工具本体20の基端側に形成された
取付穴には、アーバー35の先端が嵌め込まれて
おり、このアーバー35と工具本体20との間に
は、工具本体20をアーバー35に着脱自在に取
付けるクランプ機構36が設けられている。この
クランプ機構36は、アーバー35の先端部に形
成した凹所に嵌め込まれたカツタークランパー3
7と、このカツタークランパー37の基端面とア
ーバー35との間に設けられたクランパー用ばね
38と、上記カツタークランパー37の先端部に
形成された略直方体状のクランプヘツド39と、
上記工具本体20の取付穴の底部に設けられ、か
つ入口部が長孔状でかつ内部が円孔状に形成され
ると共に、上記クランプヘツド39を着脱自在に
嵌め込む装着穴40と、上記アーバー35の先端
面外周に取付けられた円柱状のキー41と、上記
工具本体20の基端面外周に上記軸線lを中心に
して1/4円周分(90°)だけ形成され、かつ上記キ
ー41を嵌め込む円弧状のキー溝42と、上記カ
ツタークランパー37の基端側に形成した貫通孔
に遊嵌され、かつこの貫通孔に対向して上記アー
バー35に形成した一対の装着孔に装着されたク
ランプボルト43及びクランプナツト44と、上
記クランプボルト43が装着された装着孔と上記
アーバー35の先端面外周との間に形成した挿通
孔に嵌め込まれた鋼球45とを主体として構成さ
れている。そして、上記キー41とキー溝42と
を係合することにより、上記工具本体20は、そ
の軸線lまわりにアーバー35に対して、略90°
回転し得るようになつていると共に、上記工具本
体20の装着穴40にカツタークランパー37の
クランプヘツド39を挿し込んで工具本体20を
90°回転することにより、工具本体20とカツタ
ークランパー37とが係合するようになつてい
る。さらに、上記クランプボルト43をクランプ
ナツト44にねじ込むことにより、クランプボル
ト43の頭部のテーパー部43aと、クランプナ
ツト44のテーパー部44aとが、上記カツター
クランパー37の貫通孔の両端のテーパー部37
a,37bに接触して上記カツタークランパー3
7を第1図において上方に押し上げるようになつ
ている。さらにまた、上記鋼球45は、上記クラ
ンプボルト43が上記アーバー35の装着孔に沿
つて外方に移動することにより、クランプボルト
43のテーパー部43bに押圧されて第1図にお
いて下方に押圧されアーバー35の挿通孔から突
出して工具本体20をアーバー35から離脱させ
るようになつている。
なお、第1図において符号46,47は、それ
ぞれクランプボルト43及びクランプナツト44
に装着されたOリングであり、48,49は、ク
ランプボルト43及びクランプナツト44をそれ
ぞれ装着している各装着孔に取付けられた止め輪
である。
上記のように構成された正面フライスを用いて
被削材27の切削加工を行なう場合には、まず切
削開始直後に、コイルばね34の付勢力によつて
軸受ケース28、スラスト玉軸受付針状ころ軸受
29を介して工具本体20のスローアウエイチツ
プ21の最先端部より若干先端側に突出している
ワーククランプ部材26の先端面26aのテーパ
ー部26bが被削材27の端部に当接し、次いで
上記先端面26aが被削材27の加工面に当接す
る。この時点において、被削材27はワーククラ
ンプ部材26の付勢荷重を受けてクランプされる
から、ビビリや振動の発生が抑制され、正常な切
削加工が行なわれる。この場合、ワーククランプ
部材26によつて被削材27に加えられる付勢荷
重により、被削材27の薄肉部が変形しないよう
に、あらかじめ、コイルばね34の付勢荷重は調
整ネジ32を用いて適宜調整されている。
また、工具本体20をアーバー35から取り外
して交換する場合には、まず、互いに螺合してい
るクランプボルト43とクランプナツト44を緩
めることにより、これらのクランプボルト43、
クランプナツト44の両テーパー部43,44a
によつて第1図において上方に押し付けられてい
たカツタークランパー37が、クランパー用ばね
38の付勢力によりアーバー35の先端側に押し
出される。これにより、今まで強固に係合してい
た工具本体20とクランプヘツド39との係合状
態が緩む。次いで、アーバー35に対して工具本
体20を、その軸線lまわりに90°回転させて、
クランプヘツド39を工具本体20の装着穴40
に入口部の長孔形状に合致させる。この際、アー
バー35のキー41が工具本体20の円弧状のキ
ー溝42内に沿つて円滑に移動するので、アーバ
ー35に対する工具本体20の回転操作はスムー
ズに行なわれる。また、上記クランプボルト43
とクランプナツト44を緩める操作により、クラ
ンプボルト43がアーバー35の装着孔内を外方
に移動することによつて、クランプボルト43の
テーパー部43bに押圧された鋼球45が第1図
において下方に突出しようとしているため、工具
本体20が90°回転して、クランプヘツド39の
形状が上記装着穴40の入口部の長孔形状に合致
した時点で、工具本体20はアーバー35から円
滑に離脱し、取外される。
さらに、工具本体20をアーバー35に取付け
る場合には、上述した手順を逆に行なえばよい。
すなわち、まず、工具本体20の装着穴40の入
口部にアーバー35の先端のクランプヘツド39
を合わせて挿し込むと共に、工具本体20のキー
溝42内にアーバー35のキー41を嵌め込む。
次いで、工具本体20を90°回転させて、クラン
プヘツド39を上記装着穴40の内部で90°回転
させることにより、両者を係合する。そして、ク
ランプボルト43をクランプナツト44にねじ込
むことにより、カツタークランパー37をアーバ
ー35の基端側に引き込んで、クランプヘツド3
9と工具本体20とを強固にろクランプして、ア
ーバー35に対する工具本体20の取付けを完了
する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、工具本体の先
端中心部に凹部を形成し、かつこの凹部に支持部
材を、上記工具本体の軸線に沿つて移動自在に設
けると共に、上記支持部材にワーククランプ部材
を上記工具本体の軸線まわりに回転自在に設ける
一方、上記工具本体に、上記支持部材をこの工具
本体の先端側に突出させる付勢手段を設け、ま
た、上記工具本体をアーバーに着脱自在に取付け
るクランプ機構を上記工具本体とアーバーとの間
に設けたものであるから、被削材のビビリや振動
の発生を確実に抑制して正常な切削を行なうこと
ができ、かつ切刃の欠損、加工精度の低下等を招
くことを防止できる上に、工具本体のアーバーへ
の取付けを円滑に行なうことができるという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は断面図、第2図は下面図、第3
図は第1図の−線矢視図、第4図ないし第6
図は従来の正面フライスを示すもので、第4図は
断面図、第5図は下面図、第6図は第4図の−
線矢視図である。 20……工具本体、25……凹部、26……ワ
ーククランプ部材、28……軸受ケース(支持部
材)、34……コイルばね(付勢手段)、35……
アーバー、36……クランプ機構、l……軸線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工具本体の先端中心部に凹部が形成され、かつ
    この凹部に支持部材が上記工具本体の軸線に沿つ
    て移動自在に設けられると共に、上記支持部材に
    ワーククランプ部材が上記工具本体の軸線まわり
    に回転自在に設けられる一方、上記工具本体に、
    上記支持部材をこの工具本体の先端側に突出させ
    る付勢手段が設けられ、また、上記工具本体をア
    ーバーに着脱自在に取付けるクランプ機構が上記
    工具本体とアーバーとの間に設けられたことを特
    徴とする正面フライス。
JP17586087U 1987-11-18 1987-11-18 Expired - Lifetime JPH0533204Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17586087U JPH0533204Y2 (ja) 1987-11-18 1987-11-18

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17586087U JPH0533204Y2 (ja) 1987-11-18 1987-11-18

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Publication Number Publication Date
JPH0181213U JPH0181213U (ja) 1989-05-31
JPH0533204Y2 true JPH0533204Y2 (ja) 1993-08-24

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ID=31467637

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JP17586087U Expired - Lifetime JPH0533204Y2 (ja) 1987-11-18 1987-11-18

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JPH0181213U (ja) 1989-05-31

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