JP2987121B2 - パワーシフタの制御装置 - Google Patents
パワーシフタの制御装置Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/26—Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
- F16H61/28—Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
- F16H61/32—Electric motors actuators or related electrical control means therefor
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W2540/00—Input parameters relating to occupants
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- B60W2540/165—Rate of change
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16H—GEARING
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- F16H2061/2823—Controlling actuator force way characteristic, i.e. controlling force or movement depending on the actuator position, e.g. for adapting force to synchronisation and engagement of gear clutch
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
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- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/19—Gearing
- Y10T74/19219—Interchangeably locked
- Y10T74/19251—Control mechanism
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- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、チェンジレバーか
らのシフト操作を増幅せしめて変速機に伝達するパワー
シフタの作動を制御するパワーシフタの制御装置に関す
る。
らのシフト操作を増幅せしめて変速機に伝達するパワー
シフタの作動を制御するパワーシフタの制御装置に関す
る。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】自動車等の車両におい
ては、チェンジレバー（シフトレバー）からのシフト操
作をシフトケーブルを介してパワーシフタに入力し、該
パワーシフタにおいて、電動式モータによる駆動力によ
って前記シフト操作力を増幅して、変速機に伝達するシ
フト操作方式が通常用いられている。
ては、チェンジレバー（シフトレバー）からのシフト操
作をシフトケーブルを介してパワーシフタに入力し、該
パワーシフタにおいて、電動式モータによる駆動力によ
って前記シフト操作力を増幅して、変速機に伝達するシ
フト操作方式が通常用いられている。
【０００３】かかるパワーシフタによるシフト操作を行
う変速機にあっては、図３に示すように、変速機におけ
るシンクロ時間ｔによってシンクロ負荷Ｌが変化し、シ
ンクロ負荷Ｌはシンクロ時間ｔに反比例する。即ち早い
シフトを行いシンクロ時間ｔが短かくなるとシンクロ負
荷Ｌが増大し、その逆の場合は減少する。然るに前記パ
ワーシフタにおいては、前記のような変速機特性のもと
で、常に一定の操作力にてシフト操作することが要求さ
れるが、従来かかる要求を完全に満足する技術は提案さ
れていない。
う変速機にあっては、図３に示すように、変速機におけ
るシンクロ時間ｔによってシンクロ負荷Ｌが変化し、シ
ンクロ負荷Ｌはシンクロ時間ｔに反比例する。即ち早い
シフトを行いシンクロ時間ｔが短かくなるとシンクロ負
荷Ｌが増大し、その逆の場合は減少する。然るに前記パ
ワーシフタにおいては、前記のような変速機特性のもと
で、常に一定の操作力にてシフト操作することが要求さ
れるが、従来かかる要求を完全に満足する技術は提案さ
れていない。
【０００４】また、前記従来のパワーシフタによるシフ
ト操作方式にあっては、高速段より低速段にシフト操作
したとき、エンジンの許容回転数範囲以上にエンジン回
転数が上昇する。いわゆるオーバーラン現象の発生をみ
ることがある。
ト操作方式にあっては、高速段より低速段にシフト操作
したとき、エンジンの許容回転数範囲以上にエンジン回
転数が上昇する。いわゆるオーバーラン現象の発生をみ
ることがある。
【０００５】さらに前記従来のシフト操作方式にあって
は、チェンジレバーによるシフト操作が終了した後にも
センサが作動状態にあって、このため電動式のモータに
不要な電力が供給され、無駄な電力消費が生ずるととも
に、モータや駆動部材に損傷の発生をみるという問題点
がある。
は、チェンジレバーによるシフト操作が終了した後にも
センサが作動状態にあって、このため電動式のモータに
不要な電力が供給され、無駄な電力消費が生ずるととも
に、モータや駆動部材に損傷の発生をみるという問題点
がある。
【０００６】本発明の第１の目的は、如何なるシフト操
作条件下にあっても常時一定のシフト操作力が保持さ
れ、操作力が軽減されて違和感の無い良好なシフト操作
を実現できるパワーシフタの制御装置を提供することに
ある。
作条件下にあっても常時一定のシフト操作力が保持さ
れ、操作力が軽減されて違和感の無い良好なシフト操作
を実現できるパワーシフタの制御装置を提供することに
ある。
【０００７】また第２の目的は高速段から低速段へのシ
フトダウン時における変速段の選定誤り等によるエンジ
ンのオーバーランの発生を防止することにある。
フトダウン時における変速段の選定誤り等によるエンジ
ンのオーバーランの発生を防止することにある。
【０００８】さらに第３の目的は、チェンジレバーによ
るシフト操作終了後において、電動モータに不要な電力
供給がなされることによって、無駄な電力消費やモータ
等の損傷が発生するのを防止することにある。
るシフト操作終了後において、電動モータに不要な電力
供給がなされることによって、無駄な電力消費やモータ
等の損傷が発生するのを防止することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパワーシフ
タの制御装置は、前記従来技術の問題点を解決するもの
で、チェンジレバーからのシフト操作をシフトケーブル
を介してパワーシフタのコントロールロッドに伝達し、
該コントロールロッドの変位を増幅するモータによりシ
フト操作力を増幅せしめて変速機に出力するパワーシフ
タ装置において、前記コントロールロッドの変位を検出
するセンサと、該センサからの検出信号を受け入れて、
前記モータの駆動を制御するコントローラとを備え、前
記コントローラは、前記センサからの検出信号に基づき
シフト速度を検出するシフト速度検出部と、前記シフト
速度検出部にて算出されたシフト速度が大きくなるに従
い前記モータの駆動力の上昇速度を大きくしてシフト操
作力を一定に制御するモータ駆動特性演算部とを備えて
なることを第１の特徴とする。
タの制御装置は、前記従来技術の問題点を解決するもの
で、チェンジレバーからのシフト操作をシフトケーブル
を介してパワーシフタのコントロールロッドに伝達し、
該コントロールロッドの変位を増幅するモータによりシ
フト操作力を増幅せしめて変速機に出力するパワーシフ
タ装置において、前記コントロールロッドの変位を検出
するセンサと、該センサからの検出信号を受け入れて、
前記モータの駆動を制御するコントローラとを備え、前
記コントローラは、前記センサからの検出信号に基づき
シフト速度を検出するシフト速度検出部と、前記シフト
速度検出部にて算出されたシフト速度が大きくなるに従
い前記モータの駆動力の上昇速度を大きくしてシフト操
作力を一定に制御するモータ駆動特性演算部とを備えて
なることを第１の特徴とする。
【００１０】かかる第１の手段によれば、コントローラ
のモータ駆動特性演算部は、チェンジレバーのシフト操
作速度が大きくなるにつれてモータの駆動力の上昇速度
を大きくしてパワーシフタの出力を急上昇せしめるよう
に、つまり、シフト操作速度に対応したモータ駆動力及
びパワーシフタ出力の上昇速度とせしめる。
のモータ駆動特性演算部は、チェンジレバーのシフト操
作速度が大きくなるにつれてモータの駆動力の上昇速度
を大きくしてパワーシフタの出力を急上昇せしめるよう
に、つまり、シフト操作速度に対応したモータ駆動力及
びパワーシフタ出力の上昇速度とせしめる。
【００１１】これにより、チェンジレバーの操作力はシ
フト操作速度が変化しても常時一定の操作力となり、操
作力が低減された良好なシフト操作をすることができ
る。
フト操作速度が変化しても常時一定の操作力となり、操
作力が低減された良好なシフト操作をすることができ
る。
【００１２】また、本発明の第２の特徴は、前記パワー
シフタ装置において、パワーシフタによるシフト操作の
シフト位置を検出する位置センサ、セレクトレバーによ
る変速段のセレクト位置を検出するセレクトセンサと、
変速機の回転数を検出する変速機回転数検出器と、エン
ジン回転数を検出するエンジン回転数検出器と、前記シ
フト位置センサとセレクトセンサと変速機回転数検出器
及びエンジン回転数検出器からの検出信号を受け入れ
て、前記モータの駆動を制御するコントローラとを備
え、前記コントローラは、前記変速機回転数とエンジン
回転数と前記シフト位置センサ及びセレクトセンサによ
り検出されたシフト位置及び変速段のセレクト位置との
検出信号に基づきエンジンの許容回転数以内となるシフ
トダウン可能変速段を算出するシフトダウン可能変速段
演算部と、前記シフト位置センサとセレクトセンサによ
り検出されたシフト位置及び変速段が前記シフトダウン
可能変速段以外の変速段にあるときは、前記モータを操
作するモータ操作部を介してシフト操作方向と逆方向の
操作力を前記モータに付与せしめるシフト操作判定部と
を有してなることにある。
シフタ装置において、パワーシフタによるシフト操作の
シフト位置を検出する位置センサ、セレクトレバーによ
る変速段のセレクト位置を検出するセレクトセンサと、
変速機の回転数を検出する変速機回転数検出器と、エン
ジン回転数を検出するエンジン回転数検出器と、前記シ
フト位置センサとセレクトセンサと変速機回転数検出器
及びエンジン回転数検出器からの検出信号を受け入れ
て、前記モータの駆動を制御するコントローラとを備
え、前記コントローラは、前記変速機回転数とエンジン
回転数と前記シフト位置センサ及びセレクトセンサによ
り検出されたシフト位置及び変速段のセレクト位置との
検出信号に基づきエンジンの許容回転数以内となるシフ
トダウン可能変速段を算出するシフトダウン可能変速段
演算部と、前記シフト位置センサとセレクトセンサによ
り検出されたシフト位置及び変速段が前記シフトダウン
可能変速段以外の変速段にあるときは、前記モータを操
作するモータ操作部を介してシフト操作方向と逆方向の
操作力を前記モータに付与せしめるシフト操作判定部と
を有してなることにある。
【００１３】かかる第２の手段によれば、シフト操作判
定部において、シフト操作された変速段の検出信号と、
変速機の回転数とエンジン回転数の検出値及び変速機の
減速比とにより算出された、エンジン回転数が許容回転
数以内になるようなシフトダウンが可能な変速段数とを
突き合わせ、前記シフト操作された変速段が前記シフト
ダウン可能変速段数の範囲内にあるか否かを判定する。
定部において、シフト操作された変速段の検出信号と、
変速機の回転数とエンジン回転数の検出値及び変速機の
減速比とにより算出された、エンジン回転数が許容回転
数以内になるようなシフトダウンが可能な変速段数とを
突き合わせ、前記シフト操作された変速段が前記シフト
ダウン可能変速段数の範囲内にあるか否かを判定する。
【００１４】そして前記判定結果が前記範囲外にあると
きは、モータ操作部において、モータをシフト操作方向
と逆方向に駆動せしめる。これにより、誤ったシフト操
作が阻止され、エンジンのオーバーランが防止される。
きは、モータ操作部において、モータをシフト操作方向
と逆方向に駆動せしめる。これにより、誤ったシフト操
作が阻止され、エンジンのオーバーランが防止される。
【００１５】また第３の特徴は、前記パワーシフタ装置
において、前記コントロールロッドの変位を検出するセ
ンサと、前記パワーシフタによるシフト操作のシフト位
置を検出するシフト位置センサと、前記各センサからの
検出信号を受け入れて、前記モータの駆動を制御するコ
ントローラとを備え、前記コントローラは、前記シフト
位置センサから入力されるパワーシフタのシフト終了時
期と前記センサの検出作動の終了時期とを比較し、前記
シフト動作の終了後一定時間内における前記センサの作
動の有無を判定するシフト良否判定部と、該シフト良否
判定部における判定結果がセンサ作動有のとき、前記モ
ータへの通電を所定時間制限するモータ駆動部とを有し
てなることにある。
において、前記コントロールロッドの変位を検出するセ
ンサと、前記パワーシフタによるシフト操作のシフト位
置を検出するシフト位置センサと、前記各センサからの
検出信号を受け入れて、前記モータの駆動を制御するコ
ントローラとを備え、前記コントローラは、前記シフト
位置センサから入力されるパワーシフタのシフト終了時
期と前記センサの検出作動の終了時期とを比較し、前記
シフト動作の終了後一定時間内における前記センサの作
動の有無を判定するシフト良否判定部と、該シフト良否
判定部における判定結果がセンサ作動有のとき、前記モ
ータへの通電を所定時間制限するモータ駆動部とを有し
てなることにある。
【００１６】かかる第３の手段によれば、コントローラ
のシフト良否判定部においては、シフト位置センサから
入力されたシフト操作が終了して一定時間内にセンサが
作動しているときにはモータへの通電時間を制限せしめ
る。これにより、無駄な電力の消費が回避されるととも
にモータ等の損傷の発生が防止される。
のシフト良否判定部においては、シフト位置センサから
入力されたシフト操作が終了して一定時間内にセンサが
作動しているときにはモータへの通電時間を制限せしめ
る。これにより、無駄な電力の消費が回避されるととも
にモータ等の損傷の発生が防止される。
【００１７】さらに第４の特徴は、前記パワーシフタ装
置において、前記センサからの検出信号が入力され、こ
の信号に基づきモータ駆動のＯＮ−ＯＦＦ信号を出力す
るセンサ作動検出部と、センサ作動検出部からモータ駆
動ＯＮ信号が入力されたときモータ駆動信号をモータ駆
動部に出力するとともにタイマを起動し、前記センサか
らの検出信号がモータ駆動ＯＦＦ信号の範囲内に戻らな
い場合でもタイマから信号を検知して一定時間経過後モ
ータ駆動を停止する信号をモータ駆動部に出力してモー
タを停止せしめるモータ運転指令部を備えてなることに
ある。
置において、前記センサからの検出信号が入力され、こ
の信号に基づきモータ駆動のＯＮ−ＯＦＦ信号を出力す
るセンサ作動検出部と、センサ作動検出部からモータ駆
動ＯＮ信号が入力されたときモータ駆動信号をモータ駆
動部に出力するとともにタイマを起動し、前記センサか
らの検出信号がモータ駆動ＯＦＦ信号の範囲内に戻らな
い場合でもタイマから信号を検知して一定時間経過後モ
ータ駆動を停止する信号をモータ駆動部に出力してモー
タを停止せしめるモータ運転指令部を備えてなることに
ある。
【００１８】かかる第４の手段によれば、モータ駆動Ｏ
Ｎ信号を入力されたモータ運転指令部は、モータ駆動部
４７への信号入力と同時にタイマを起動する。そして前
記センサがモータ駆動ＯＦＦ範囲内に戻らなくても、モ
ータ運転指令部はタイマの信号を検知し一定時間経過後
にはモータ駆動を停止する信号をモータ駆動部へ出力
し、モータ駆動を強制的に停止させる。これによって無
駄な電力消費やモータ等の損傷が発生するのが防止され
る。
Ｎ信号を入力されたモータ運転指令部は、モータ駆動部
４７への信号入力と同時にタイマを起動する。そして前
記センサがモータ駆動ＯＦＦ範囲内に戻らなくても、モ
ータ運転指令部はタイマの信号を検知し一定時間経過後
にはモータ駆動を停止する信号をモータ駆動部へ出力
し、モータ駆動を強制的に停止させる。これによって無
駄な電力消費やモータ等の損傷が発生するのが防止され
る。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下図１〜図９を参照して本発明
の実施形態を詳細に説明する。図１は本発明の実施形態
に係る電動式パワーシフタ及びその制御装置の全体構成
図（ハード構成図）である。
の実施形態を詳細に説明する。図１は本発明の実施形態
に係る電動式パワーシフタ及びその制御装置の全体構成
図（ハード構成図）である。
【００２０】図１において、１は変速操作を行うための
チェンジレバー（シフトレバー）、２はパワーシフタ、
５は該チェンジレバー１の操作端とパワーシフタ２の入
力端即ちレバー２７とを連結するシフトケーブルであ
る。前記パワーシフタ２は本件出願人の出願に係る特願
平５−１３９８６３号で提案されているもので、その縦
断面図を図９に示す。
チェンジレバー（シフトレバー）、２はパワーシフタ、
５は該チェンジレバー１の操作端とパワーシフタ２の入
力端即ちレバー２７とを連結するシフトケーブルであ
る。前記パワーシフタ２は本件出願人の出願に係る特願
平５−１３９８６３号で提案されているもので、その縦
断面図を図９に示す。
【００２１】図９において、チェンジレバー１が不作動
の状態では、図に示すように、スプリング２１０が伸長
してスプリングシート２１１のつば部がコントロールロ
ッドボックス２１６の内径段部に当接するとともに、前
記つば部がコントロールロッド２９に嵌装されたスナッ
プリングに当接し、これにより該コントロールロッド２
９は中央部に位置し、電動モータ３は停止している。
の状態では、図に示すように、スプリング２１０が伸長
してスプリングシート２１１のつば部がコントロールロ
ッドボックス２１６の内径段部に当接するとともに、前
記つば部がコントロールロッド２９に嵌装されたスナッ
プリングに当接し、これにより該コントロールロッド２
９は中央部に位置し、電動モータ３は停止している。
【００２２】チェンジレバー（図１参照）からシフトケ
ーブル５を介してレバー２７が動かされると、ホルダ２
８との連結ピン２１４を支点としてコントロールロッド
２９が動かされ、スプリング２１０が圧縮される。この
コントロールロッド２９の動きをセンサ６が検出し、コ
ントローラ４（図１参照）を介して電動モータ３に電圧
を付与し（詳細は後述）、電動モータ３が駆動される。
ーブル５を介してレバー２７が動かされると、ホルダ２
８との連結ピン２１４を支点としてコントロールロッド
２９が動かされ、スプリング２１０が圧縮される。この
コントロールロッド２９の動きをセンサ６が検出し、コ
ントローラ４（図１参照）を介して電動モータ３に電圧
を付与し（詳細は後述）、電動モータ３が駆動される。
【００２３】該電動モータ３の回転は減速機２２で減速
され、ピニオン２３及びラック２５により往復運動に変
えられ、該ラック２５に固定されたパワーロッド２４及
び出力部２１が、前記シフトケーブル５に加えられた操
作力と同一方向に移動し、該出力部２１に連結された変
速機に前記電動モータ３で加力されたシフト力が伝達さ
れる。同時に前記電動モータ３によるパワーロッド２４
の移動による力はコントロールロッド２９とパワーロッ
ド２４との相対移動量を打ち消す方向に働き、コントロ
ールロッド２９は元の位置に戻される。
され、ピニオン２３及びラック２５により往復運動に変
えられ、該ラック２５に固定されたパワーロッド２４及
び出力部２１が、前記シフトケーブル５に加えられた操
作力と同一方向に移動し、該出力部２１に連結された変
速機に前記電動モータ３で加力されたシフト力が伝達さ
れる。同時に前記電動モータ３によるパワーロッド２４
の移動による力はコントロールロッド２９とパワーロッ
ド２４との相対移動量を打ち消す方向に働き、コントロ
ールロッド２９は元の位置に戻される。
【００２４】図１において、上記のような作動をなすパ
ワーシフタ２のセンサ６からの検出信号は電気回線３１
を介してコントローラ４に入力される。７はクラッチス
イッチ、８はバッテリ、９はイグニッションスイッチで
あり、夫々電気回線３２，３３，３４により前記コント
ローラ４に接続されている。また前記コントローラ４の
制御出力は電気回線３５を介して前記電動モータ（以下
モータと略称する）３に入力される。
ワーシフタ２のセンサ６からの検出信号は電気回線３１
を介してコントローラ４に入力される。７はクラッチス
イッチ、８はバッテリ、９はイグニッションスイッチで
あり、夫々電気回線３２，３３，３４により前記コント
ローラ４に接続されている。また前記コントローラ４の
制御出力は電気回線３５を介して前記電動モータ（以下
モータと略称する）３に入力される。
【００２５】次に前記のように構成された電動パワーシ
フタの制御装置の作用を説明する。図３に車両用変速機
のシンクロ負荷特性を示す。図３に明らかなように、か
かる変速機においては、シンクロ負荷Ｌはシンクロ時間
ｔに反比例し、早いシフトを行いシンクロ時間ｔが短か
くなればシンクロ負荷Ｌは大きくなり、また遅いシフト
を行いシンクロ時間ｔが長くなればシンクロ負荷Ｌが小
さくなる。
フタの制御装置の作用を説明する。図３に車両用変速機
のシンクロ負荷特性を示す。図３に明らかなように、か
かる変速機においては、シンクロ負荷Ｌはシンクロ時間
ｔに反比例し、早いシフトを行いシンクロ時間ｔが短か
くなればシンクロ負荷Ｌは大きくなり、また遅いシフト
を行いシンクロ時間ｔが長くなればシンクロ負荷Ｌが小
さくなる。
【００２６】しかるに、前記電動式のパワーシフタ２に
おいては、前記のような変速機特性のもとで、常に一定
の操作力にてシフト操作できることが要求される。かか
る要求を満足するため、本発明の第１実施形態において
は、モータ３の駆動前にシフト操作速度を検出し、この
シフト操作速度に適応した駆動力特性をモータ３に付与
するように構成する。即ち図２において、６はセンサで
あり、図１及び図９に示すように、パワーシフタ２のコ
ントロールロッド２９の変位を検出する。
おいては、前記のような変速機特性のもとで、常に一定
の操作力にてシフト操作できることが要求される。かか
る要求を満足するため、本発明の第１実施形態において
は、モータ３の駆動前にシフト操作速度を検出し、この
シフト操作速度に適応した駆動力特性をモータ３に付与
するように構成する。即ち図２において、６はセンサで
あり、図１及び図９に示すように、パワーシフタ２のコ
ントロールロッド２９の変位を検出する。
【００２７】図４は前記センサ６の特性の１例を示す。
図４において横軸はセンサ６のストローク、縦軸は出力
電圧である。該センサ６は、チェンジレバー１によって
シフト操作がなされない中立（ニュートラル）位置（セ
ンサストロークＳ＝０）でセンサ出力電圧２．５Ｖに設
定され、シフト操作が開始されると変位を始める。図４
におけるＡ点までのストロークＬ1 の間は、モータ３の
ＯＦＦ範囲、Ｌ2 の範囲はシフト操作速度の検出範囲、
Ｌ3 の範囲はモータ３のＯＮ範囲であり、該センサ６の
出力電圧Ｅはモータ３の正転側と逆転側とが対称的にセ
ンサストロークＳに比例して増大している。
図４において横軸はセンサ６のストローク、縦軸は出力
電圧である。該センサ６は、チェンジレバー１によって
シフト操作がなされない中立（ニュートラル）位置（セ
ンサストロークＳ＝０）でセンサ出力電圧２．５Ｖに設
定され、シフト操作が開始されると変位を始める。図４
におけるＡ点までのストロークＬ1 の間は、モータ３の
ＯＦＦ範囲、Ｌ2 の範囲はシフト操作速度の検出範囲、
Ｌ3 の範囲はモータ３のＯＮ範囲であり、該センサ６の
出力電圧Ｅはモータ３の正転側と逆転側とが対称的にセ
ンサストロークＳに比例して増大している。
【００２８】前記のような特性を有するセンサ６により
前記Ｌ2 の範囲でコントロールロッド２９の変位を検出
する。図２及び図１において、チェンジレバー１により
シフト操作がなされコントロールロッド２９が前記のよ
うにして変位するとこれに応じてセンサ６も変位し、該
センサ６の変位はコントローラ４のシフト速度検出部４
１に入力される。
前記Ｌ2 の範囲でコントロールロッド２９の変位を検出
する。図２及び図１において、チェンジレバー１により
シフト操作がなされコントロールロッド２９が前記のよ
うにして変位するとこれに応じてセンサ６も変位し、該
センサ６の変位はコントローラ４のシフト速度検出部４
１に入力される。
【００２９】一方前記センサ６の変位に要する時間はタ
イマ１１によって測定され、センサ６の速度検出範囲で
ある図４のＡ点からＢ点までの時間が該タイマ１１より
前記シフト速度検出部４１に入力される。該シフト速度
検出部４１においては前記センサ６からのコントロール
ロッド２９の変位即ちシフト変位：ｓ1 と前記タイマ１
１からのシフト時間：ｔ1 とにより、シフト操作速度ｖ
（ｖ＝ｓ1 ／ｔ1 ）を算出する。
イマ１１によって測定され、センサ６の速度検出範囲で
ある図４のＡ点からＢ点までの時間が該タイマ１１より
前記シフト速度検出部４１に入力される。該シフト速度
検出部４１においては前記センサ６からのコントロール
ロッド２９の変位即ちシフト変位：ｓ1 と前記タイマ１
１からのシフト時間：ｔ1 とにより、シフト操作速度ｖ
（ｖ＝ｓ1 ／ｔ1 ）を算出する。
【００３０】４３はモータ３の駆動力特性が設定された
駆動力特性設定部である。該駆動力特性設定部４３に
は、図５に示すようなシフト操作速度に対するモータ３
の駆動特性が設定されている。即ち、図５において、ｅ
が前記シフト操作速度ｖが最も大きい場合、次いでｄ，
ｃとシフト操作速度ｖが遅くなっている。つまり、チェ
ンジレバー１によるシフト操作が急激になされ、シフト
操作速度ｖが大きくなると図５のｅのようにモータ３の
印加電圧ＥＮは急上昇し、シフト操作速度ｖの減少とと
もに前記電圧ＥＮの上昇はｄ，ｃのように緩やかにな
る。
駆動力特性設定部である。該駆動力特性設定部４３に
は、図５に示すようなシフト操作速度に対するモータ３
の駆動特性が設定されている。即ち、図５において、ｅ
が前記シフト操作速度ｖが最も大きい場合、次いでｄ，
ｃとシフト操作速度ｖが遅くなっている。つまり、チェ
ンジレバー１によるシフト操作が急激になされ、シフト
操作速度ｖが大きくなると図５のｅのようにモータ３の
印加電圧ＥＮは急上昇し、シフト操作速度ｖの減少とと
もに前記電圧ＥＮの上昇はｄ，ｃのように緩やかにな
る。
【００３１】４２はモータ駆動特性演算部であり、前記
シフト速度検出部４１で算出されたシフト操作速度ｖ及
び前記駆動力特性設定部４３からの前記モータの駆動特
性が入力され、該シフト操作速度ｖに対応する、図５に
示すようなモータ駆動力特性を求める。即ち、前記シフ
ト操作速度ｖが最速の場合は５の特性ｅにより、モータ
３の駆動力（モータ印加電圧）の上昇速度を最大とする
モータ駆動信号をモータ３に出力する。これによりモー
タ３の駆動力は急激に増大されてパワーシフタ２に伝達
されパワーシフタ２は前記チェンジレバー１の速い操作
速度に対応した短時間に急激に増大されたシフト力を出
力部２１から変速機に出力する。
シフト速度検出部４１で算出されたシフト操作速度ｖ及
び前記駆動力特性設定部４３からの前記モータの駆動特
性が入力され、該シフト操作速度ｖに対応する、図５に
示すようなモータ駆動力特性を求める。即ち、前記シフ
ト操作速度ｖが最速の場合は５の特性ｅにより、モータ
３の駆動力（モータ印加電圧）の上昇速度を最大とする
モータ駆動信号をモータ３に出力する。これによりモー
タ３の駆動力は急激に増大されてパワーシフタ２に伝達
されパワーシフタ２は前記チェンジレバー１の速い操作
速度に対応した短時間に急激に増大されたシフト力を出
力部２１から変速機に出力する。
【００３２】上記と同様にして、前記モータ駆動特性演
算部４２は、緩やかなシフト操作（シフト操作速度ｖが
中程度）のときは図５のｄのモータ駆動特性、さらに緩
やかなシフト操作のときは図５のｃのモータ特性をモー
タ３に出力する。尚、当然ながら上記特性曲線ｅ〜ｃは
無段階に変化させることが可能である。
算部４２は、緩やかなシフト操作（シフト操作速度ｖが
中程度）のときは図５のｄのモータ駆動特性、さらに緩
やかなシフト操作のときは図５のｃのモータ特性をモー
タ３に出力する。尚、当然ながら上記特性曲線ｅ〜ｃは
無段階に変化させることが可能である。
【００３３】上記のように、この実施形態においては、
チェンジレバー１のシフト操作速度ｖが大きくなるにつ
れてモータ３の駆動力の上昇速度を大きくし、パワーシ
フタ２の出力を急上昇せしめるように、つまり、シフト
操作速度に対応したモータ駆動力及びパワーシフタ出力
の上昇速度とすることにより、チェンジレバー１の操作
力はシフト操作速度が変化しても常時一定の操作力とな
る。
チェンジレバー１のシフト操作速度ｖが大きくなるにつ
れてモータ３の駆動力の上昇速度を大きくし、パワーシ
フタ２の出力を急上昇せしめるように、つまり、シフト
操作速度に対応したモータ駆動力及びパワーシフタ出力
の上昇速度とすることにより、チェンジレバー１の操作
力はシフト操作速度が変化しても常時一定の操作力とな
る。
【００３４】図６は本発明の第２実施形態に係る電動パ
ワーシフタの制御ブロック図である。この実施形態は、
変速機の高速段から低速段へのシフト（シフトダウン）
におけるエンジン回転のオーバーランを防止するもの
で、シフト位置センサによりシフト位置を、セレクトセ
ンサによりセレクト・位置を夫々検出し、このシフト位
置及びセレクト位置の検出信号から変速段位置を検出す
る。そして、変速段の出力回転数と変速機の減速比とに
よりエンジン許容回転数内となるシフトダウン可能変速
段数を算出し、シフトダウンが不可の変速段にシフト操
作したときはモータの駆動力をシフト方向と逆方向に作
用させ誤ったシフト操作を強制的に阻止する。
ワーシフタの制御ブロック図である。この実施形態は、
変速機の高速段から低速段へのシフト（シフトダウン）
におけるエンジン回転のオーバーランを防止するもの
で、シフト位置センサによりシフト位置を、セレクトセ
ンサによりセレクト・位置を夫々検出し、このシフト位
置及びセレクト位置の検出信号から変速段位置を検出す
る。そして、変速段の出力回転数と変速機の減速比とに
よりエンジン許容回転数内となるシフトダウン可能変速
段数を算出し、シフトダウンが不可の変速段にシフト操
作したときはモータの駆動力をシフト方向と逆方向に作
用させ誤ったシフト操作を強制的に阻止する。
【００３５】図６において、１０はパワーシフタ２によ
るシフト位置を検出するシフト位置センサ、１３はセレ
クトレバーによりセレクトされた変速段位置を検出する
セレクトセンサであり、双方のセンサ１０，１３によっ
て検出されたシフト位置及びセレクト位置はコントロー
ラ４の変速段位置検出部４４に入力され、両検出信号に
よりシフト操作の変速段位置を検出する。検出された変
速段位置はシフトダウン可能変速段演算部４５とシフト
操作判定部４６に入力される。
るシフト位置を検出するシフト位置センサ、１３はセレ
クトレバーによりセレクトされた変速段位置を検出する
セレクトセンサであり、双方のセンサ１０，１３によっ
て検出されたシフト位置及びセレクト位置はコントロー
ラ４の変速段位置検出部４４に入力され、両検出信号に
よりシフト操作の変速段位置を検出する。検出された変
速段位置はシフトダウン可能変速段演算部４５とシフト
操作判定部４６に入力される。
【００３６】１２は変速機の出力軸回転数を検出する変
速機回転数検出器であり、１４はエンジン回転数を検出
するエンジン回転数検出器であり、該検出器１２にて検
出された変速機出力軸の回転数とエンジン回転検出器１
４にて検出されたエンジン回転数は、コントローラ４の
シフトダウン可能変速段位置演算部（以下変速段演算部
と略称）４５に入力される。該変速段演算部４５におい
ては、変速機の減速比と前記変速機出力軸回転数と前記
エンジン回転数と変速段位置とにより、エンジン回転数
が許容回転数以内になるようなシフトダウンが可能な変
速段数を算出する。
速機回転数検出器であり、１４はエンジン回転数を検出
するエンジン回転数検出器であり、該検出器１２にて検
出された変速機出力軸の回転数とエンジン回転検出器１
４にて検出されたエンジン回転数は、コントローラ４の
シフトダウン可能変速段位置演算部（以下変速段演算部
と略称）４５に入力される。該変速段演算部４５におい
ては、変速機の減速比と前記変速機出力軸回転数と前記
エンジン回転数と変速段位置とにより、エンジン回転数
が許容回転数以内になるようなシフトダウンが可能な変
速段数を算出する。
【００３７】シフト操作判定部４６は、前記変速段位置
検出部４４からのシフト操作された変速段と、前記変速
段演算部４５にて算出されたシフトダウン可能変速段数
とを突き合わせ、前記シフト操作された変速段が前記シ
フトダウン可能変速段数の範囲内にあるか否かを判定
し、その判定結果をモータ操作部４７に出力する。前記
シフトダウン可能変速段数の算出と判定及びその判定結
果の出力時期は、変速段演算部４５とシフト操作判定部
４６に入力されるシフト位置センサ１０の検出信号を基
に実行する。
検出部４４からのシフト操作された変速段と、前記変速
段演算部４５にて算出されたシフトダウン可能変速段数
とを突き合わせ、前記シフト操作された変速段が前記シ
フトダウン可能変速段数の範囲内にあるか否かを判定
し、その判定結果をモータ操作部４７に出力する。前記
シフトダウン可能変速段数の算出と判定及びその判定結
果の出力時期は、変速段演算部４５とシフト操作判定部
４６に入力されるシフト位置センサ１０の検出信号を基
に実行する。
【００３８】モータ操作部４７においては前記判定結果
が前記範囲外にあるときはモータ３にその駆動力がパワ
ーシフタ２によるシフト方向と逆方向になるよう操作信
号を送り、該モータ３を逆方向に駆動せしめる。これに
より、パワーシフタ２は前記シフト操作と逆方向に作動
せしめられ、かかる誤ったシフト操作及びこれによるエ
ンジンオーバーランの発生が阻止される。
が前記範囲外にあるときはモータ３にその駆動力がパワ
ーシフタ２によるシフト方向と逆方向になるよう操作信
号を送り、該モータ３を逆方向に駆動せしめる。これに
より、パワーシフタ２は前記シフト操作と逆方向に作動
せしめられ、かかる誤ったシフト操作及びこれによるエ
ンジンオーバーランの発生が阻止される。
【００３９】また、前記第２実施形態（図６）におい
て、シフト操作判定部４６にて、シフト操作された変速
段がシフトダウン可能変速段数の範囲外であると判定し
たときには、モータ操作部４７は、モータ３に停止信号
を送り、該モータ３を停止せしめ、これによってシフト
操作の抵抗力を増して運転者への誤操作の警報とするよ
うに構成することもできる。
て、シフト操作判定部４６にて、シフト操作された変速
段がシフトダウン可能変速段数の範囲外であると判定し
たときには、モータ操作部４７は、モータ３に停止信号
を送り、該モータ３を停止せしめ、これによってシフト
操作の抵抗力を増して運転者への誤操作の警報とするよ
うに構成することもできる。
【００４０】図７は本発明の第３実施形態に係るパワー
シフタの制御ブロック図を示す。この実施形態において
は、シフト操作が終了した後もセンサが作動状態にある
ときには電動モータへの連続通電時間を制限して不要な
電力の消費を防止している。図７において、１０は前記
第２実施形態と同様なシフト位置センサ、６はパワーシ
フタ２内のセンサ（図１参照）であり、該シフト位置セ
ンサ１０からのシフト操作信号及びセンサ６からの作動
信号はコントローラ４のシフト終了検知部５１及びセン
サ作動検知部５２に夫々入力される。該シフト終了検知
部５１においてはパワーシフタ２によるシフト操作の終
了を検知し、またセンサ作動終了検知部５２においては
センサ６のストローク（作動）の終了を検知する。
シフタの制御ブロック図を示す。この実施形態において
は、シフト操作が終了した後もセンサが作動状態にある
ときには電動モータへの連続通電時間を制限して不要な
電力の消費を防止している。図７において、１０は前記
第２実施形態と同様なシフト位置センサ、６はパワーシ
フタ２内のセンサ（図１参照）であり、該シフト位置セ
ンサ１０からのシフト操作信号及びセンサ６からの作動
信号はコントローラ４のシフト終了検知部５１及びセン
サ作動検知部５２に夫々入力される。該シフト終了検知
部５１においてはパワーシフタ２によるシフト操作の終
了を検知し、またセンサ作動終了検知部５２においては
センサ６のストローク（作動）の終了を検知する。
【００４１】前記双方の検知信号はシフト良否判定部５
３に入力され、該判定部５３においては上記双方の終了
の検知信号を突き合わせ、シフト終了検知部５１からの
終了信号の発信とセンサストロークの終了信号の発信と
の時間差が一定時間よりも、大きいとき、即ちシフト終
了後一定時間を経過してもセンサ６が作動しているか否
かを判定してモータ駆動部４７に出力する。
３に入力され、該判定部５３においては上記双方の終了
の検知信号を突き合わせ、シフト終了検知部５１からの
終了信号の発信とセンサストロークの終了信号の発信と
の時間差が一定時間よりも、大きいとき、即ちシフト終
了後一定時間を経過してもセンサ６が作動しているか否
かを判定してモータ駆動部４７に出力する。
【００４２】モータ駆動部４７においては前記時間差が
一定時間よりも大きいとき、即ちシフト操作が終了して
許容される一定時間を超えてセンサ６が作動していると
きには、モータ３への連続通電時間を所定の時間内に制
限する。これにより、無駄な電力の消費が回避されると
ともに、モータ３や操作部材の損傷の発生が防止され
る。
一定時間よりも大きいとき、即ちシフト操作が終了して
許容される一定時間を超えてセンサ６が作動していると
きには、モータ３への連続通電時間を所定の時間内に制
限する。これにより、無駄な電力の消費が回避されると
ともに、モータ３や操作部材の損傷の発生が防止され
る。
【００４３】図８は本発明の第４実施形態に係るパワー
シフタの制御ブロック図である。図８において、パワー
シフタ２内のセンサ６からの検出信号は、センサ作動検
出部５４に入力され、該センサ作動検出部５４において
は、前記センサ６の出力電圧値によってモータ駆動のＯ
Ｎ，ＯＦＦ信号をつくり、モータ運転指令部５５に入力
する。モータ３の正転時は図４のＢ点に、センサ出力電
圧以上になった時点及びモータ３の逆転時は前記Ｂ点セ
ンサ出力電圧以下になった時点にセンサ作動検出部５４
よりモータ駆動ＯＮ信号をモータ運転指令部に入力す
る。
シフタの制御ブロック図である。図８において、パワー
シフタ２内のセンサ６からの検出信号は、センサ作動検
出部５４に入力され、該センサ作動検出部５４において
は、前記センサ６の出力電圧値によってモータ駆動のＯ
Ｎ，ＯＦＦ信号をつくり、モータ運転指令部５５に入力
する。モータ３の正転時は図４のＢ点に、センサ出力電
圧以上になった時点及びモータ３の逆転時は前記Ｂ点セ
ンサ出力電圧以下になった時点にセンサ作動検出部５４
よりモータ駆動ＯＮ信号をモータ運転指令部に入力す
る。
【００４４】モータ駆動ＯＮ信号を入力されたモータ運
転指令部５５は、モータ駆動部４７への信号入力と同時
にタイマ１１を起動する。前記センサ６がモータ駆動Ｏ
ＦＦ範囲内に戻らなくても、モータ運転指令部５５はタ
イマ１１の信号を検知し、一定時間経過後にはモータ駆
動を停止する信号をモータ駆動部へ出力し、モータ駆動
を強制停止させる。これによって、無駄な電力消費やモ
ータ等の損傷が発生するのを防止する。前記センサ６の
出力電圧がモータ駆動ＯＦＦ範囲内に戻った時点でモー
タ運転指令部５５は原点に復帰する。
転指令部５５は、モータ駆動部４７への信号入力と同時
にタイマ１１を起動する。前記センサ６がモータ駆動Ｏ
ＦＦ範囲内に戻らなくても、モータ運転指令部５５はタ
イマ１１の信号を検知し、一定時間経過後にはモータ駆
動を停止する信号をモータ駆動部へ出力し、モータ駆動
を強制停止させる。これによって、無駄な電力消費やモ
ータ等の損傷が発生するのを防止する。前記センサ６の
出力電圧がモータ駆動ＯＦＦ範囲内に戻った時点でモー
タ運転指令部５５は原点に復帰する。
【００４５】
【発明の効果】以上のように、請求項１の発明によれ
ば、チェンジレバーのシフト操作速度に対応したモータ
駆動力及びパワーシフタの上昇速度が得られる。これに
より常時一定の操作力となり、操作力が低減された良好
なシフト感覚で以ってシフト操作を行うことができる。
ば、チェンジレバーのシフト操作速度に対応したモータ
駆動力及びパワーシフタの上昇速度が得られる。これに
より常時一定の操作力となり、操作力が低減された良好
なシフト感覚で以ってシフト操作を行うことができる。
【００４６】また請求項２の発明によれば、シフトダウ
ンされた変速段がエンジン回転数からの許容回転数の範
囲外にあるときはモータをシフト操作方向と逆方向に駆
動することにより、誤ったシフト操作が阻止され、エン
ジンのオーバーランを防止することができる。
ンされた変速段がエンジン回転数からの許容回転数の範
囲外にあるときはモータをシフト操作方向と逆方向に駆
動することにより、誤ったシフト操作が阻止され、エン
ジンのオーバーランを防止することができる。
【００４７】請求項３及び４の発明によれば、シフト操
作終了後にモータが通電され駆動されることが無くな
り、これにより無駄な電力の消費及びモータ等の損傷の
発生を防止することができる。
作終了後にモータが通電され駆動されることが無くな
り、これにより無駄な電力の消費及びモータ等の損傷の
発生を防止することができる。
【図１】本発明の実施形態に係るパワーシフタ装置の全
体構成図。
体構成図。
【図２】本発明の第１実施形態に係るパワーシフタ制御
装置の制御ブロック図。
装置の制御ブロック図。
【図３】変速機特性の１例を示す線図。
【図４】パワーシフタ用センサの特性の１例を示す線
図。
図。
【図５】パワーシフタ用電動モータ特性の１例を示す線
図。
図。
【図６】本発明の第２実施形態を示す図２応当図。
【図７】本発明の第３実施形態を示す図２応当図。
【図８】本発明の第４実施形態を示す図２応当図。
【図９】本発明が適用されるパワーシフタ装置の構造
図。
図。
１ チェンジレバー ２ パワーシフタ ３ 電動モータ ４ コントローラ ５ シフトケーブル ６ センサ １０ シフト位置センサ １１ タイマ １２ 変速機回転数検出器 １３ セレクトセンサ １４ エンジン回転数検出器 １５ セレクタレバー ２９ コントロールロッド ４１ シフト速度検出部 ４２ モータ駆動特性演算部 ４５ シフトダウン可能変速段演算部 ４６ シフト操作判定部 ４７ モータ駆動部 ５１ シフト終了検知部 ５２ センサ作動終了検知部 ５３ シフト良否判定部
Claims (4)
- 【請求項１】 チェンジレバーからのシフト操作をシフ
トケーブルを介してパワーシフタのコントロールロッド
に伝達し、該コントロールロッドの変位を増幅するモー
タによりシフト操作力を増幅せしめて変速機に出力する
パワーシフタ装置において、前記コントロールロッドの
変位を検出するセンサと、該センサからの検出信号を受
け入れて、前記モータの駆動を制御するコントローラと
を備え、前記コントローラは、前記センサからの検出信
号に基づきシフト速度を算出するシフト速度検出部と、
前記シフト速度検出部にて算出されたシフト速度が大き
くなるに従い前記モータの駆動力の上昇速度を大きくし
てシフト操作力を一定に制御するモータ駆動特性演算部
とを備えてなることを特徴とするパワーシフタの制御装
置。 - 【請求項２】 チェンジレバーからのシフト操作をシフ
トケーブルを介してパワーシフタのコントロールロッド
に伝達し、該コントロールロッドの変位を増幅するモー
タにてシフト操作力を増幅せしめて変速機に出力するパ
ワーシフタ装置において、前記パワーシフタによるシフ
ト操作のシフト位置を検出するシフト位置センサと、セ
レクトレバーによる変速段のセレクト位置を検出するセ
レクトセンサと、変速機の回転数を検出する変速機回転
数検出器と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数
検出器と、前記シフト位置センサとセレクトセンサと変
速機回転数検出器及びエンジン回転数検出器からの検出
信号を受け入れて、前記モータの駆動を制御するコント
ローラとを備え、前記コントローラは、前記変速機回転
数とエンジン回転数と前記シフト位置センサ及びセレク
トセンサにより検出されたシフト位置及び変速段のセレ
クト位置との検出信号に基づきエンジンの許容回転数以
内となるシフトダウン可能変速段を算出するシフトダウ
ン可能変速段演算部と、前記シフト位置センサとセレク
トセンサにより検出されたシフト位置及び変速段が前記
シフトダウン可能変速段以外の変速段にあるときは、前
記モータを操作するモータ操作部を介してシフト操作方
向と逆方向の操作力を前記モータに付与せしめるシフト
操作判定部とを有してなることを特徴とするパワーシフ
タの制御装置。 - 【請求項３】 チェンジレバーからのシフト操作をシフ
トケーブルを介してパワーシフタのコントロールロッド
に伝達し、該コントロールロッドの変位を増幅するモー
タにてシフト操作力を増幅せしめて変速機に出力するパ
ワーシフタ装置において、前記コントロールロッドの変
位を検出するセンサと、パワーシフタによるシフト操作
のシフト位置を検出するシフト位置センサと、前記各セ
ンサからの検出信号を受け入れて、前記モータの駆動を
制御するコントローラとを備え、前記コントローラは、
前記シフト位置センサから入力されるパワーシフタのシ
フト終了時期と前記センサの検出作動の終了時期とを比
較し、前記シフト動作の終了後一定時間内における前記
センサの作動の有無を判定するシフト良否判定部と、該
シフト良否判定部における判定結果がセンサ作動有のと
き前記モータへの通電を所定時間制限するモータ駆動部
とを有してなることを特徴とするパワーシフタの制御装
置。 - 【請求項４】 チェンジレバーからのシフト操作をシフ
トケーブルを介してパワーシフタのコントロールロッド
に伝達し、該コントロールロッドの変位を増幅するモー
タにてシフト操作力を増幅せしめて変速機に出力するパ
ワーシフタ装置において、前記センサからの検出信号が
入力され、この信号に基づきモータ駆動のＯＮ−ＯＦＦ
信号を出力するセンサ作動検出部と、センサ作動検出部
からモータ駆動ＯＮ信号が入力されたときモータ駆動信
号をモータ駆動部に出力するとともにタイマを起動し、
前記センサからの検出信号がモータ駆動ＯＦＦ信号の範
囲内に戻らない場合でもタイマから信号を検知して一定
時間経過後モータ駆動を停止する信号をモータ駆動部に
出力してモータを停止せしめるモータ運転指令部を備え
てなることを特徴とするパワーシフタの制御装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9116390A JP2987121B2 (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | パワーシフタの制御装置 |
| EP98103284A EP0872670B1 (en) | 1997-04-18 | 1998-02-25 | Power shifter control system |
| DE69806534T DE69806534T2 (de) | 1997-04-18 | 1998-02-25 | Steuerung für Servo-Schaltung |
| DE69815725T DE69815725T2 (de) | 1997-04-18 | 1998-02-25 | Steuerung für Servo-Schaltung |
| EP01116144A EP1154174B1 (en) | 1997-04-18 | 1998-02-25 | Power shifter control system |
| US09/042,157 US5979258A (en) | 1997-04-18 | 1998-03-13 | Power shifter control system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9116390A JP2987121B2 (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | パワーシフタの制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10299892A JPH10299892A (ja) | 1998-11-13 |
| JP2987121B2 true JP2987121B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=14685850
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9116390A Expired - Fee Related JP2987121B2 (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | パワーシフタの制御装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
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