JP2982146B2 - 撚線方法および撚線装置 - Google Patents

撚線方法および撚線装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PC鋼撚線など
の撚線方法および撚線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、撚線を製造する方法としては、プ
ラネタリー型撚線機やドラムツイスター型撚線機を用い
て撚線を行なう方法、あるいは原線を撚線の仕上げ条長
にあわせて予め所要本数を切断し、その原線を配列板上
に直線状に配置して直線状の束を形成して撚線加工を行
なう方法(特公平7−37719号公報)や、所定量の
ねじりを付与した原線を所定本数束ねて束状体を形成
し、この束状体の先端部を回転させながら束状体を引き
出し全体に撚られた束状体を得る方法(特公平6−72
377号公報)などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来法では、撚線を構
成する複数本の原線は各原線ごとに直径の小さなボビン
(原線巻き枠)に巻き付けられ、撚線装置ではこれらの
ボビンから原線を引き出して撚線を形成するようにして
いるために、原線にはボビンに巻き付けられた際の塑性
変形が残されていてそれが撚線にも塑性変形として現
れ、真直性の悪い撚線となる。この問題を解消するため
にはボビンの直径を大きくすればよいが、撚線装置での
各ボビンはそれぞれ遊星回転させたり、フライヤーに乗
せて自転させたりする必要があるために、各ボビンの直
径を大きくすると撚線装置が非常に大型化するとともに
複雑になって高価になるという欠点がある。また原線に
ねじりを付与する装置が付随する場合にはその装置も大
型化することになる。また所定長さに切断した原線を使
用する方法では、原線を所定長さに切断する作業や切断
した原線を配列板上に並べる作業など多くの作業が必要
となって生産効率が悪く、また長尺の撚線を製作する場
合には長い直線状の場所を必要とするという欠点があ
る。
【0004】この発明は、このような従来の課題を解決
するためになされたものであり、簡単な方法で真直性の
よい撚線を製造することができ、かつ装置を簡単な構成
にすることができる撚線方法および撚線装置を提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、撚線
を構成する複数本の原線を各原線ごとに巻き枠に巻き取
った所定数の原線巻き枠を構成し、この原線巻き枠を固
定したまま当該原線巻き枠から送り装置によって当該原
線巻き枠の軸方向に原線を引き出して鏡板およびダイス
を通すことにより前記原線巻き枠における原線の1周長
とほぼ等しい撚長で所定配置に撚り込んで撚線を形成
し、この撚線を支持手段を通して巻き取り装置に巻取る
撚線方法である。
【0006】請求項2の発明は、撚線を構成する複数本
の原線を各原線ごとに巻き枠に巻き取った所定数の原線
巻き枠を構成し、この原線巻き枠を回転させながら当該
原線巻き枠から送り装置によって当該原線巻き枠の軸方
向に原線を引き出すとともに当該原線の自転が撚線の撚
長につき1回転となるように前記原線巻き枠の回転量を
制御し、この原線を鏡板およびダイスを通すことにより
所定配置に撚り込んで撚線を形成し、この撚線を支持手
段を通して巻き取り装置に巻取る撚線方法である。
【0007】請求項3の発明は、上記原線は原線巻き枠
中で塑性変形が生じない大きさの直径で巻き付けられて
いるものである。
【0008】請求項4の発明は、撚線を構成する複数本
の原線を当該撚線の撚長とほぼ等しい周長で各原線ごと
に巻き取った所定数の原線巻き枠と、この原線巻き枠が
固定された状態で当該原線巻き枠から原線巻き枠の軸方
向に引き出された原線を前記原線巻き枠における原線の
1周長とほぼ等しい撚長で所定配置に撚り込んで撚線を
形成する鏡板と、この鏡板を通って所定の配列にされた
原線を互いに圧着させるダイスと、各原線を原線巻き枠
から鏡板およびダイスを通して撚線として引き出す送り
装置と、巻き取り装置に送られる撚線を支持する支持手
段と、送られた撚線を巻取る巻き取り装置とを備えてい
る撚線装置である。
【0009】請求項5の発明は、撚線を構成する複数本
の原線を各原線ごとに巻き取った所定数の原線巻き枠
と、この原線巻き枠から原線巻き枠の軸方向に引き出さ
れた原線を所定配置に撚り込んで撚線を形成する鏡板
と、この鏡板を通って所定の配列にされた原線を互いに
圧着させるダイスと、各原線を原線巻き枠から鏡板およ
びダイスを通して撚線として引き出す送り装置と、巻き
取り装置に送られる撚線を支持する支持手段と、送られ
た撚線を巻取る巻き取り装置と、前記原線巻き枠から引
き出される原線の自転が撚線の撚長につき1回転となる
ように当該原線巻き枠を回転させる回転駆動手段とを備
えている撚線装置である。
【0010】請求項6の発明は、上記原線巻き枠と巻き
取り装置とを下部基台上に設置し、この下部基台の上方
に設けた上部基台上に上記鏡板とダイスと送り装置と支
持手段とを設置し、原線巻き枠からの原線を鏡板に引き
上げ、送り装置からの撚線を巻き取り装置に下降させる
ように構成したものである。
【0011】請求項7の発明は、上記上部基台から巻取
り装置までの撚線の長さを上記上部基台から原線巻き枠
までの原線の長さより長くなるように設定したものであ
る。
【0012】請求項1および4の発明では、原線を原線
巻き枠から原線巻き枠の軸方向に引き出して鏡板に送る
ようにしているために、撚線装置での各原線巻き枠はそ
れぞれ遊星回転させたり、フライヤーに乗せて自転させ
たりする必要がなく、このため撚線装置が非常にコンパ
クト化するとともに簡単になって安価になる。また原線
は引き出しにより自然に回転が付与されることになるた
めに、回転を付与する装置も必要なくこの点でも装置を
簡単にすることができる。
【0013】請求項2および5の発明では、原線巻き枠
を回転させつつ原線を引き出すとともに、当該原線の自
転が撚線の撚長につき1回転となるように、原線の回転
(自転)の量を制御するようにしたものであるので、撚
線の撚長に制限されずに原線巻き枠の大きさを設定する
ことができる。
【0014】請求項3の発明では、原線は原線巻き枠中
で塑性変形が生じない大きさの直径で巻き付けられてい
るために、真直性のよい撚線を製造することができる。
【0015】請求項6の発明では、原線巻き枠と巻き取
り装置とを下部基台上に設置し、この下部基台の上方に
設けた上部基台上に上記鏡板とダイスと送り装置と支持
手段とを設置したものであり、各原線巻き枠からの原線
が引き上げられ、撚線が巻き取り装置に向けて下降する
構成としているために、この上下方向の移動距離分だけ
装置の長さを短くすることができ、したがって撚線装置
においては装置の設置領域の長いことが問題となるが、
この設置領域の長さを大幅に短縮することができる。
【0016】また送り装置は高い位置に設置され、原線
を引き上げるようにしているが、撚られた撚線は低い位
置に設置した巻き取り装置に供給するようにしており、
このため、送り装置を挟んで上流側では原線の重量が送
り装置の送り力の抵抗となるが、下流側では撚線の重量
が送り装置の送り力を減少させる力となり、したがって
この上流側と下流側との重量バランスを適切に設定する
ことにより、送り装置による送り力を小さくすることが
できる。
【0017】請求項7の発明では、上記上部基台から巻
取り装置までの撚線の長さを上記上部基台から原線巻き
枠までの原線の長さより長くなるように設定しているた
めに、送り装置による送り力を小さくすることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は撚線装置の全体構成を示す
説明図であり、撚線装置は撚線10を構成する複数本の
原線1をそれぞれ巻き付ける所定数の原線巻き枠2と、
各原線巻き枠2から原線1を原線巻き枠の軸方向に引き
出して所定配置に撚り込んで撚線10を形成する鏡板3
およびダイス4と、この撚線10を送り出す送り装置5
と、撚線10を巻き取り装置7に送る支持手段6と、撚
線10を巻取る巻き取り装置7とを備えている。なお、
原線1は例えば19本で撚線10を構成するが、図1で
は簡素化のために原線を8本(巻き枠2を8個)のみを
図示している。各原線1は原線巻き枠2からその軸方向
に引き出して鏡板3およびダイス4を通すことにより所
定配置に撚り込んで撚線10を形成し、ついで送り装置
5から支持手段6を通して巻き取り装置7の巻き取り台
73に巻取るようにしている。
【0019】図2は上記原線巻き枠2の部分切欠き正面
図、図3はその部分切欠き側面図、図4は撚線10の横
断面説明図、図5は撚線10の撚長、撚角および撚込み
長さを示す側面説明図である。図2および図3に示すよ
うに、原線巻き枠2は、架台23によって回転可能に支
持された一対のローラ24と、このローラ24に回転可
能に支持された巻き枠本体22とを備えている。この巻
き枠本体22は、短い円筒体で構成されてその一側部の
中央部に原線取り出し口21が形成され、その内部には
所定の原線1が塑性変形が生じない大きさの巻取り直径
のコイル状に巻き付けられ、原線1の一端部は原線取り
出し口21から導出されている。したがって巻き枠本体
22の外径は、使用する原線1の直径や材質などに応じ
て、原線1が塑性変形が生じない大きさの直径のものを
採用する。また上記架台23には図示しない駆動手段を
設け、上記ローラ24を任意の回転速度で駆動回転させ
られるようにしてもよい。
【0020】また原線1は、図4に示すように、この例
では7本の素線からなる撚線で構成され、この原線1
を、後述のように1本の心原線11(原線1)と、その
周囲に配置された6本の1層目原線12(原線1)と、
さらにその周囲に配置された12本の2層目原線とで構
成され、2層目原線はA原線13(原線1)とB原線1
4(原線1)とからなり、これらによって横断面形状が
六角形の撚線10が形成されている。上記6本の1層目
原線12は互いに同一の直径(層心径)で心原線11の
周囲に巻き付けられ、その外側に6本の2層目A原線1
3が互いに同一の直径(層心径)で巻き付けられ、さら
に1層目原線12の外側にはA原線13間にA原線13
よりわずかに大きな直径でB原線14が巻き付けられて
いる。
【0021】図6は鏡板3およびダイス4の側面図、図
7は鏡板3の正面図、図8は送り装置5の側面図、図9
は図8の正面図である。鏡板3には上記各原線1を図4
に示すような所定の配置であって各原線1間に互いに小
さな隙間が形成された配置にして通過させる貫通穴30
が19個形成され、これらの貫通穴30を通過した各原
線1をダイス4中に通すことにより各原線1を互いに圧
着させて図4に示すような外形が六角形状の撚線10を
形成させる。
【0022】上記送り装置5は、図8および図9に示す
ように、正面形状が六角形の外枠51の内側に3方向か
ら中心に向かって突出する軸受52が設けられ、この軸
受52にはそれぞれV字形溝のローラ53が取付けら
れ、それらのV字形溝により六角形の貫通穴が形成され
ている。このローラ53は図示しない駆動装置により駆
動回転するように構成され、この貫通穴に撚線10が貫
通し、回転するローラ53により撚線10が保持されて
各ローラ53の回転により撚線10が送られるようにし
ている。
【0023】図10は支持手段6の平面図、図11はそ
の側面図であり、支持手段6は移送される撚線10の底
部を支持する受けローラ61と撚線10の両側部が当接
する側ローラ62とが長さ方向に交互に一定間隔で配置
され、これによって撚線10が小さな移動抵抗で送られ
るようにしている。なお、上記受けローラ61は平面視
において撚線10の直交方向から傾斜して配置してお
り、これによって撚線10が送られる際に、受けローラ
61が回転することにより撚線10が一方の側方に移動
しようとする力(側方ずれ力)が発生することになる。
一方、撚線10は後述のように回転しつつ移動してお
り、この撚線10の自軸回りの回転により上記側方ずれ
力の方向と反対方向に移動しようとする力(側方ずれ
力)が作用するために、この自転による側方ずれ力を上
記受けローラ61の傾斜により互いに打ち消し合うよう
にして回転抵抗を小さくしている。
【0024】図12は巻き取り装置7の部分切欠き平面
図、図13は図12の部分切欠き側面図であり、上記支
持手段6の先端部は巻き取り装置7の枠体71の上部に
導かれている。この巻き取り装置7は、枠体71に上端
部が支持された回転アーム72とこの回転アーム72の
下端部に対向する位置において回転可能に設けられた巻
き取り台73とを備え、回転アーム72はパイプで構成
されてその内部を撚線10が貫通して送られるようにし
ている。また巻き取り台73はその中心部が支持軸74
によって支持され、上記回転アーム72および巻き取り
台73にはそれぞれ図示しない回転駆動手段が設けられ
ている。
【0025】図14は巻き取り装置の別の例を示す正面
説明図、図15はその平面説明図であり、巻き取り装置
70は枠体71の上端部に上下方向に延びるガイドパイ
プ711を備え、その下側には支持軸740により支持
された巻き取り台730が配置され、この巻き取り台7
30上には円錐形のガイド部材76が設けられている。
上記支持軸740には回転駆動手段75が設けられ、ま
た巻き取り台730の外周部であってガイド部材76の
下端外周部には環状の溝760が形成され、上記ガイド
パイプ711中を通ってガイド部材76の表面に沿って
下降してきた撚線10がこの溝760中に供給されるよ
うにしている。
【0026】図16は巻き取り装置の別の例を示す正面
説明図、図17はその平面説明図であり、巻き取り装置
77は枠体71に上端部が支持された上記同様の回転ア
ーム729とこの回転アーム729の下端部に対向する
位置において回転可能に設けられた巻き取り台731と
を備え、巻き取り台731はその中心部が支持軸740
によって支持され、上記回転アーム729の上端部には
巻き取り台730を回転させる回転駆動手段720が設
けられ、支持軸740には回転駆動手段75が設けられ
ている。また巻き取り台731の外周部には環状の溝7
32が形成され、この溝732に上記回転アーム729
の先端部が側方から対向し(図12,13では上方から
対向している)、回転アーム729中を移送された撚線
10が溝732中に供給されるようにしている。
【0027】図18は巻き取り装置のさらに別の例を示
す正面説明図、図19はその平面説明図であり、巻き取
り装置78は枠体71の上端部に上下方向に延びるガイ
ドパイプ711を備え、その下側には回転駆動手段75
を備えた支持軸740により支持された回転基台79が
配置され、この回転基台79上には回転軸740から偏
心した位置に回転軸790が設置され、この回転軸79
0により巻き取り台791が支持されている。上記支持
軸790には巻き取り台791用の回転駆動手段793
が設けられ、また巻き取り台791の外周部には環状の
溝792が形成され、この溝792の一部は上記ガイド
パイプ711の真下であって支持軸740の真上に位置
して上記ガイドパイプ711から下降してきた撚線10
をこの溝792中に供給するようにしている。
【0028】図20は撚線装置の他の実施形態の全体構
成を示す平面説明図、図21はその正面説明図である。
この撚線装置は撚線10を構成する複数本の原線1を各
原線1ごとに巻き取る所定数の原線巻き枠2と、各原線
巻き枠2から原線1を原線巻き枠の軸方向に引き出して
所定配置に撚り込んで撚線10を形成する鏡板3および
ダイス4と、この撚線10を送り出す送り装置5と、撚
線10を巻き取り装置7に送る支持手段6と、撚線10
を巻取る巻き取り台73とを備えている点は、上記図1
の装置の構成と同じである。この装置では下部基台91
上に各原線巻き枠2が設置され、この下部基台91より
低い位置に形成された下部基台92上に巻き取り台73
が設置され、その他の撚線手段となる鏡板3、ダイス
4、撚線10の送り装置5および支持手段6は支柱93
で支持されて下部基台91,92上に設けられた上部基
台94上に設置されている。また下部基台91と上部基
台94との間には各原線巻き枠2からの原線1をそれぞ
れ貫通させて通過させることにより原線1を一定位置に
位置決めして上方に導く原線ガイド96が支持板95に
保持されて設けられ、さらに各原線ガイド96の上方に
はガイドローラ99が設けられている。
【0029】また上部基台94には鏡板3と同様の構成
の鏡板31,32,33が配置され、原線巻き枠2から
の原線1が鏡板3から遠い側から順次寄せ集められるよ
うにしている。すなわち、鏡板31には6本の原線1が
貫通し、鏡板32にはさらにそれに5本の原線1が追加
されて11本になり、鏡板33ではさらに5本の原線が
追加されて16本になり、鏡板3でさらに3本が追加さ
れて全数の19本が寄せ集められるようにしている。ま
た原線1は各原線巻き枠2から原線ガイド96を通って
ほぼ真上に引き上げられるようにしている。また送り装
置5から送り出された撚線10は支持手段6にガイドさ
れて巻き取り台73に向けてほぼ真下に下降するように
している。
【0030】つぎに上記装置を用いて撚線を製造する方
法を説明する。まず複数本の原線1を各原線ごとに巻き
取った所定数の原線巻き枠2から原線1を原線巻き枠2
の軸方向に引き出すと、原線1は引き出されるにしたが
ってコイル(巻き)が解かれ、それによって原線1は自
軸回りにコイルが解かれる方向に回転(自転)すること
になる。また鏡板3およびダイス4を通過することによ
り複数本の原線1が束ねられて撚線10が形成される
が、この撚線10は原線1の回転する力によって回転す
ることになる。すなわち、心原線11は自転のみ、それ
以外の原線(層原線)は自転と公転(心原線11の回り
を螺旋状に旋回)とを行ないつつ撚られて送られること
になり、この撚線10は各原線1の回転により回転(撚
線10の自転)することになる。
【0031】図5に示すように、撚線10の撚長Pは心
原線11回りに層原線が1回転する長さであり、これに
対応する原線(層原線)の撚り込み長さLは撚角をAと
すると、 L=P/cosA となる。
【0032】また原線巻き枠2内における原線1の1周
長が、原線1の撚込み長さLに一致する場合は、原線巻
き枠2を固定させたままで連続して原線1を引き出すこ
とができる。すなわち、原線1を1周長引き出すと原線
1は1回転(自転)することになり、この1周長が撚線
10の1撚長Pに対応する原線1の撚込み長さLと同じ
であれば、原線1の引出による自転は撚線10の自転に
吸収されるので、原線巻き枠2を固定させたままで引き
出すことにより、撚線10を連続して形成させることが
できる。すなわち、原線1を原線巻き枠2からその軸方
向に引き出すことにより、原線1の自軸回りの回転力で
撚りが行なわれる。
【0033】例えば、原線巻き枠2での原線1の巻き取
り直径1,274mm(周長4,002mm)、撚線1
0の撚長4,000mmとすると、各層の原線1の撚り
条件は表1に示すようになる。なお、表中の層心径と
は、撚線10の断面における同一層の原線1の各中心点
が構成する円形の直径をいう。また回転角とは、原線巻
き枠2から原線1を1撚長Pだけ引き出した場合に原線
1が回転(自転)する角度をいい、回転過不足とは1回
転(自転)に対する過不足回転角度をいう。
【0034】
【表1】
【0035】上記表に示すように、巻き取り直径1,2
74mmの原線を撚長4,000mm分だけ引き出す
と、各原線の回転(自転)の360°に対する過不足は
わずかであり、この例の撚線のように撚長Pが比較的長
い場合には、撚り込み長さLは原線1の配置による差が
微小であって撚長Pと撚り込み長さLとは同一と見做し
てもよい。したがって、実用上からは原線巻き枠2中の
原線1の1周長を撚線10の撚長Pにほぼ等しくした場
合は、各原線巻き枠2を回転させず、停止させた状態で
原線1を引き出しても回転癖のない撚線10を製造する
ことができる。
【0036】また、原線1の1周長が、撚線10の1撚
長Pに対応する原線1の撚込み長さLと同じでない場合
には、撚線10の形成に対しては原線1の回転(自転)
に過不足が生じるがそれに対応する量だけ原線巻き枠2
を回転させればよく、それによって原線1の引き出しに
よる回転(自転)を撚線10の必要な回転(自転)に合
致させることができる。
【0037】例えば、PC鋼の12.7mmの7本の素
線からなる撚線を原線として、この原線を19本撚りで
撚長Pが4mの撚線10を製造する場合、原線巻き枠2
での原線1の巻き取り直径を1274mmにすると、こ
の原線1の1周長が4mとなる。したがって、原線1を
原線巻き枠2から引き出すと、各原線1は引き出し長さ
4mごとに1回転しながら送られ、また原線1の延長上
に形成される撚線10も4mごとに1回転しながら送ら
れる。この場合は原線巻き枠の回転は不要である。
【0038】また原線巻き枠2を回転させなければなら
ない場合としては、以下の場合がある。
【0039】(a)原線巻き枠2の設置面積を小さくす
るために、原線1の原線巻き枠2中での1周長を撚線1
0の撚り込み長さLより短くする場合。
【0040】(b)原線1の直径などの条件から、原線
巻き枠2中で原線1が塑性変形しない範囲の巻き径で
は、その1周長が撚線10の撚長Pより長くなる場合。
【0041】このような場合には、原線巻き枠2に回転
駆動手段を設けて原線巻き枠2を回転させることによ
り、原線巻き枠2から繰り出された原線1が撚線10の
撚長Pにつき原線1の自転が1回転になるようにする。
【0042】上記(a)の例として、原線巻き枠2での
原線1の巻き直径1,000mm(周長3,142m
m)、撚線10の撚長4,000mmとすると、各層の
原線1の撚り条件は表2に示すようになる。
【0043】
【表2】
【0044】上記表に示すように、巻き取り直径1,0
00mmの原線を撚長4,000mm分だけ引き出す
と、原線1の回転(自転)が360°以上(458.4
°〜458.7°)となり、回転過剰となるので、原線
1の回転とは逆方向に過剰分(98.4°〜98.7
°)だけ原線巻き枠2を回転させればよい。
【0045】上記(b)の例として、原線巻き枠2での
原線1の巻き直径1,600mm(周長5,027m
m)、撚線10の撚長4,000mmとすると、各層の
原線1の撚り条件は表3に示すようになる。
【0046】
【表3】
【0047】上記表に示すように、巻き直径1,600
mmの原線を撚長4,000mm分だけ引き出すと、原
線1の回転(自転)が360°以下(286.5°〜2
86.7°)となり、回転不足となるので、原線1の回
転と同方向に不足分(73.3°〜73.5°)だけ原
線巻き枠2を回転させればよい。
【0048】各原線1は鏡板3およびダイス4を通るこ
とにより撚られて撚線10となり、かつ送り装置5によ
り送り力が与えられ、支持手段6上を回転(自転)しつ
つ巻き取り装置7に送られる。そして上端部を中心に旋
回する回転アーム72中を通って巻き取り台73上に供
給される。巻き取り台73上では撚線10は回転アーム
72の下端部の移動円軌跡に対応する直径に巻かれる
が、回転アーム72から送り出される撚線10は1撚長
ごとに1回転の割合で回転しているために、ここでも巻
き取り直径と撚線10の撚長との関係が問題となる。
【0049】例えば、巻き取り台73での巻き取り直径
を3mとすると、その周長は9.4mとなるので、回転
アーム72を撚線10の撚長4mごとに1回転させ、撚
線10を巻き取り台73上に直径3mの円弧で4m供給
すると、360°×(4m/9.4m)=153°とな
る。すなわち、撚線10の供給量4mは巻き取り台73
上では153°分に相当することになる。したがって、
巻き取り台73はその差207°(360°−153°
=207°)だけ回転アーム72の回転方向と同方向に
回転させる。なお、巻き取り台73での撚線10の巻取
り円の1周長を、撚長Pに合致させれば巻き取り台73
は回転させる必要はない。
【0050】また図14、図15の巻き取り装置におい
ては、撚線10はガイドパイプ711を通って巻き取り
台730の円錐形のガイド部材76上に供給され、その
表面に沿って下降して溝760中に供給されるようにし
ている。巻き取り台730は所定の速度で回転してお
り、撚線10は塑性変形が生じない状態で溝760中に
巻き取られる。
【0051】図16、図17の巻き取り装置77におい
ては、撚線10は回転アーム729を通って巻き取り台
731の外周の溝732に供給されるようにしており、
巻き取り台731と回転アーム729は回転駆動手段7
5と720とによってそれぞれ所定の回転速度で回転し
て撚線10が塑性変形を生じない状態で溝760中に巻
き取られるようにしている。
【0052】図18、図19の巻き取り装置78におい
ては、撚線10はガイドパイプ711を通って自転しな
がら真下に降下する。また回転基台79上で回転軸74
0から偏心した位置に回転軸790が設置され、この回
転軸740回りに回転する巻き取り台791は公転しつ
つ自転し、かつ図19に示すように、溝792の一部は
常に回転基台79の中心、すなわちガイドパイプ711
の真下に位置してそこに撚線10が供給されることにな
る。この撚線10が供給される溝792の位置は巻き取
り台791の公転速度(回転基台79の回転速度)と自
転速度とによって決まるので、これらの速度を調整する
ことにより、巻き取られた撚線10に塑性変形が生じな
いように巻き取ることができる。
【0053】上記いずれの巻き取り装置においても、撚
線10は送り装置5による送り力で供給されることにな
り、巻き取り装置の巻取り力は利用しないために、巻き
取られる撚線10には引張り力は加えられない。従来は
大きな巻径の巻き取り装置の回転力で撚線に引張り力を
加えて巻き取るようにしているために装置が大型化して
いたが、この発明ではダイス4の直後の撚線10に送り
力を付与するようにし、巻き取り装置では引張り力を加
えずに巻取りようにしているために、装置をコンパクト
な構成とすることができる。
【0054】また上記図20の構成の装置では、各原線
巻き枠2からの原線1がほぼ真上に引き上げられ、撚線
10が巻き取り台73に向けてほぼ真下に下降する構成
としているために、この上下方向の移動距離分だけ装置
の長さを短くすることができ、したがって撚線装置にお
いては装置の設置領域の長いことが問題となるが、この
設置領域の長さを大幅に短縮することができる。
【0055】また送り装置5は高い位置に設置され、原
線1を引き上げるようにしているが、撚られた撚線10
は低い位置に設置した巻き取り台73に供給するように
しており、このため、原線側では原線巻き枠2から上部
基台94までの原線1の重量が送り装置5の送り力の抵
抗となるが、巻き取り側では上部基台94かから巻取り
伸すまでの撚線10の重量が送り装置5の送り力を減少
させる力となり、したがってこの原線側と巻取り側との
重量バランスを適切に設定することにより(下部基台9
1と92との高さの差を増減させるなど)、送り装置5
による送り力を小さくすることができる。
【0056】請求項1および4の発明では、原線を固定
された原線巻き枠から原線巻き枠の軸方向に引き出して
鏡板に送るようにしているために、撚線装置での各原線
巻き枠はそれぞれ遊星回転させたり、フライヤーに乗せ
て自転させたりする必要がなく、このため撚線装置が非
常にコンパクト化するとともに簡単になって安価にな
る。また原線は引き出しにより自然に回転が付与される
ことになるために、回転を付与する装置も必要なくこの
点でも装置を簡単にすることができる。
【0057】請求項2および5の発明では、原線巻き枠
を回転させつつ原線を引き出すとともに、当該原線の自
転が撚線の撚長につき1回転となるように、原線の回転
(自転)の量を制御するようにしたものであるので、撚
線の撚長に制限されずに原線巻き枠の大きさを設定する
ことができる。
【0058】請求項3の発明は、上記原線は原線巻き枠
中で塑性変形が生じない大きさの直径で巻き付けられて
いるために、真直制のよい撚線を製造することができ
る。
【0059】請求項6の発明では、原線巻き枠と巻き取
り装置とを下部基台上に設置し、この下部基台の上方に
設けた上部基台上に上記鏡板とダイスと送り装置と支持
手段とを設置したものであり、各原線巻き枠からの原線
が引き上げられ、撚線が巻き取り装置に向けて下降する
構成としているために、この上下方向の移動距離分だけ
装置の長さを短くすることができ、したがって撚線装置
においては装置の設置領域の長いことが問題となるが、
この設置領域の長さを大幅に短縮することができる。
【0060】また送り装置は高い位置に設置され、原線
を引き上げるようにしているが、撚られた撚線は低い位
置に設置した巻き取り装置に供給するようにしており、
このため、送り装置を挟んで上流側では原線の重量が送
り装置の送り力の抵抗となるが、下流側では撚線の重量
が送り装置の送り力を減少させる力となり、したがって
この上流側と下流側との重量バランスを適切に設定する
ことにより、送り装置による送り力を小さくすることが
できる。
【0061】請求項7の発明では、上記上部基台から巻
取り装置までの撚線の長さを上記上部基台から原線巻き
枠までの原線の長さより長くなるように設定しているた
めに、送り装置による送り力を小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す撚線装置の全体構成
を示す正面説明図である。
【図2】図1の装置の原線巻き枠の部分切欠き正面図で
ある。
【図3】図2の部分切欠き側面図である。
【図4】撚線の横断面説明説明図である。
【図5】撚線の撚長、撚角および撚込み長さを示す側面
説明図である。
【図6】鏡板およびダイスの側面図である。
【図7】鏡板の正面図である。
【図8】送り装置の側面図である。
【図9】図8の正面図である。
【図10】支持手段の平面図である。
【図11】図10の側面図である。
【図12】巻き取り装置の部分切欠き平面図である。
【図13】図12の部分切欠き側面図である。
【図14】巻き取り装置の別の例を示す正面説明図であ
る。
【図15】図14の平面説明図である。
【図16】巻き取り装置の別の例を示す正面説明図であ
る。
【図17】図16の平面説明図である。
【図18】巻き取り装置の別の例を示す正面説明図であ
る。
【図19】図18の平面説明図である。
【図20】撚線装置の別の実施形態の全体構成を示す平
面説明図である。
【図21】図20の側面説明図である。
【符号の説明】
1 原線 2 原線巻き枠 3 鏡板 4 ダイス 5 送り装置 6 支持手段 7,70 巻取り装置 10 撚線 21 原線取り出し口 22 巻き枠本体 24 巻き枠本体の支持用ローラ 72 回転アーム 73 巻き取り台 75 回転駆動手段 91,92 下部基台 94 上部基台 P 撚長 L 撚り込み長さ A 撚り角

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撚線を構成する複数本の原線を各原線ご
    とに巻き枠に巻き取った所定数の原線巻き枠を構成し、
    この原線巻き枠を固定したまま当該原線巻き枠から送り
    装置によって当該原線巻き枠の軸方向に原線を引き出し
    て鏡板およびダイスを通すことにより前記原線巻き枠に
    おける原線の1周長とほぼ等しい撚長で所定配置に撚り
    込んで撚線を形成し、この撚線を支持手段を通して巻き
    取り装置に巻取ることを特徴とする撚線方法。
  2. 【請求項2】 撚線を構成する複数本の原線を各原線ご
    とに巻き枠に巻き取った所定数の原線巻き枠を構成し、
    この原線巻き枠を回転させながら当該原線巻き枠から送
    り装置によって当該原線巻き枠の軸方向に原線を引き出
    すとともに当該原線の自転が撚線の撚長につき1回転と
    なるように前記原線巻き枠の回転量を制御し、この原線
    を鏡板およびダイスを通すことにより所定配置に撚り込
    んで撚線を形成し、この撚線を支持手段を通して巻き取
    り装置に巻取ることを特徴とする撚線方法。
  3. 【請求項3】 上記原線は原線巻き枠中で塑性変形が生
    じない大きさの直径で巻き付けられていることを特徴と
    する請求項1または2記載の撚線方法。
  4. 【請求項4】 撚線を構成する複数本の原線を当該撚線
    の撚長とほぼ等しい周長で各原線ごとに巻き取った所定
    数の原線巻き枠と、この原線巻き枠が固定された状態で
    当該原線巻き枠から原線巻き枠の軸方向に引き出された
    原線を前記原線巻き枠における原線の1周長とほぼ等し
    い撚長で所定配置に撚り込んで撚線を形成する鏡板と、
    この鏡板を通って所定の配列にされた原線を互いに圧着
    させるダイスと、各原線を原線巻き枠から鏡板およびダ
    イスを通して撚線として引き出す送り装置と、巻き取り
    装置に送られる撚線を支持する支持手段と、送られた撚
    線を巻取る巻き取り装置とを備えていることを特徴とす
    る撚線装置。
  5. 【請求項5】 撚線を構成する複数本の原線を各原線ご
    とに巻き取った所定数の原線巻き枠と、この原線巻き枠
    から原線巻き枠の軸方向に引き出された原線を所定配置
    に撚り込んで撚線を形成する鏡板と、この鏡板を通って
    所定の配列にされた原線を互いに圧着させるダイスと、
    各原線を原線巻き枠から鏡板およびダイスを通して撚線
    として引き出す送り装置と、巻き取り装置に送られる撚
    線を支 持する支持手段と、送られた撚線を巻取る巻き取
    り装置と、前記原線巻き枠から引き出される原線の自転
    が撚線の撚長につき1回転となるように当該原線巻き枠
    を回転させる回転駆動手段とを備えていることを特徴と
    する撚線装置。
  6. 【請求項6】 上記原線巻き枠と巻き取り装置とを下部
    基台上に設置し、この下部基台の上方に設けた上部基台
    上に上記鏡板とダイスと送り装置と支持手段とを設置
    し、原線巻き枠からの原線を鏡板に引き上げ、送り装置
    からの撚線を巻き取り装置に下降させるように構成した
    ことを特徴とする請求項4または5記載の撚線装置。
  7. 【請求項7】 上記上部基台から巻取り装置までの撚線
    の長さを上記上部基台から原線巻き枠までの原線の長さ
    より長くなるように設定したことを特徴とする請求項6
    記載の撚線装置。
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