JP2981706B2 - 放射線画像情報撮影台、放射線画像情報記録読取装置およびカセッテ - Google Patents

放射線画像情報撮影台、放射線画像情報記録読取装置およびカセッテ

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JP2981706B2
JP2981706B2 JP4347091A JP34709192A JP2981706B2 JP 2981706 B2 JP2981706 B2 JP 2981706B2 JP 4347091 A JP4347091 A JP 4347091A JP 34709192 A JP34709192 A JP 34709192A JP 2981706 B2 JP2981706 B2 JP 2981706B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蓄積性蛍光体シートに被
写体の放射線画像情報を蓄積記録せしめる放射線画像情
報撮影台、蓄積性蛍光体シートに被写体の放射線画像情
報を蓄積記録せしめ次いでこのシートから上記放射線画
像情報を光電的に読み取る放射線画像情報記録読取装置
および放射線画像情報撮影に際して蓄積性蛍光体シート
を収容するカセッテに関し、詳細にはエネルギ・サブト
ラクション処理のための放射線画像情報および重ね合わ
せ処理のための放射線画像情報を容易に選択的に記録で
きるようにした装置およびカセッテに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、放射線(X線,α線,β線,
γ線,紫外線,電子線等)を照射すると、この放射線エ
ネルギの一部が蓄積され、その後可視光等の励起光を照
射するとこの蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示
す蓄積性蛍光体シートが知られている。そしてこの蓄積
性蛍光体シートを撮影位置に収容し、被写体を透過した
放射線をこの蓄積性蛍光体シートに照射することによ
り、被写体の放射線画像情報を蓄積記録させるようにし
た放射線画像情報撮影台(放射線画像情報撮影装置)が
特開昭59-102227 号等により開示されている。
【0003】またこの蓄積性蛍光体シートを出し入れす
るための開口が設けられた函体と、この函体の上記開口
を開閉する蓋体とから構成されるカセッテが知られてい
る。このカセッテは、上記函体の内部に上記蓄積性蛍光
体シートを収容し、放射線画像情報撮影以前の蓄積性蛍
光体シートが撮影までにあるいは放射線画像情報記録済
みの蓄積性蛍光体シートが画像読取までに露光されるの
を防止するものである。
【0004】さらにまた上記放射線画像情報が記録され
た蓄積性蛍光体にレーザ光等の励起光を照射することに
より発光した輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号
を得、この画像信号に基づいて変調したレーザ光を感光
記録材料あるいは感熱記録材料に2次元走査してこれら
の記録材料に上記放射線画像を記録する放射線画像情報
記録読取システムが本願出願人により特許出願されてい
る(例えば特開昭55-12429号、同55-116340 号、同55-1
63472 号、同56-11395号、同56-104645 号)。
【0005】このシステムによれば、ラチチュードが広
く、観察読影適性の優れた放射線画像を得ることができ
る。
【0006】さらに本願出願人は、上記蓄積性蛍光体シ
ートを循環通路に沿って搬送させる循環搬送手段、この
循環通路上にあって上記蓄積性蛍光体シートに被写体の
放射線画像情報を撮影する撮影部、上記循環通路上にあ
ってこの撮影された上記放射線画像情報を読み取る読取
部、上記循環通路上にあって上記放射線画像情報を読み
取り後の上記蓄積性蛍光体シートに残存する放射線エネ
ルギを放出させる消去部からなる放射線画像情報記録読
取装置を提案し(特開昭59-192240 号、特開平3-238441
号等)、蓄積性蛍光体シートの効率的運用を実現してい
る。
【0007】ところで放射線画像のエネルギ・サブトラ
クション処理が公知となっている(例えば特開昭59-834
86号参照)。
【0008】このエネルギ・サブトラクション処理と
は、放射線(X線,α線,β線,γ線,紫外線,電子線
等)のエネルギ吸収特性の異なった条件で記録(撮影)
した複数の放射線画像を光電的に読み出してデジタル画
像信号を得た後、これらのデジタル画像信号を両画像の
各画素を対応させて減算処理し、放射線画像として記録
された被写体のエネルギ吸収特性の異なる特定の構造物
を抽出させる差信号を得る方法であり、このようにして
得た差信号を用いれば、被写体の特定の構造物のみが抽
出された放射線画像を再生することができる。
【0009】すなわち、このエネルギ・サブトラクショ
ン処理は、被写体に対して相異なるエネルギ分布を有す
る放射線を照射し、あるいは被写体透過後の放射線をエ
ネルギ分布状態を変えて少なくとも2つの放射線画像記
録媒体に照射して被写体の特定の構造物が異なる画像を
少なくとも2つの放射線画像記録媒体間に存在せしめ、
その後前記少なくとも2つの放射線画像の画像信号間で
適当な重みづけをした上で引き算(サブトラクト)を行
なって、特定の構造物の画像を分離抽出するものであ
る。
【0010】ここで蓄積性蛍光体シートを用いてエネル
ギ・サブトラクション処理を行なうためには、少なくと
も2枚の蓄積性蛍光体シートに特定の構造物に対応する
部分の画像情報が異なるように画像記録(撮影)を行な
えばよく、具体的には、例えば重ね合わされた2枚の蓄
積性蛍光体シートの間に放射線の低エネルギ成分を吸収
する金属等の板状のフィルタを介在させ、このフィルタ
を介在された2枚の蓄積性蛍光体シートに被写体を透過
した放射線を同時に曝射することによって、両シートに
互いにエネルギ分布が異なる放射線を照射すればよい。
【0011】一方、従来より放射線画像の重ね合わせ処
理が公知となっている(例えば特開昭56-11399号参
照)。一般に、放射線画像は診断用その他の目的に使わ
れるが、その使用に当っては被写体の微小な放射線吸収
差を良好に検出することが要求される。この放射線画像
における放射線吸収差の検出の程度をコントラスト検出
能または単に検出能と呼ぶが、この検出能の高いもの程
診断性能も高く、実用的価値が高い放射線画像であると
いうことができる。
【0012】従って診断性能を高めるため、この検出能
を高くすることが望まれるが、実用上各種ノイズの影響
を無視することができない。
【0013】すなわち具体的には蓄積性蛍光体シートを
用いる放射線画像情報記録方式においては、放射線画像
を蓄積性蛍光体シートに蓄積記録し、読み出す工程にお
いて次のようなノイズの存在が認められている。
【0014】(1) 放射線源の量子ノイズ (2) 蓄積性蛍光体シートの蛍光体塗布分布もしくは蛍光
体粒子分布不均一によるノイズ (3) 蓄積性蛍光体シートに記録された画像を輝尽発光さ
せる励起光のノイズ (4) 輝尽発光光を検出し、電気信号に変換する系の電気
的ノイズ (5) 蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光のノ
イズ 重ね合わせ処理は、これらのノイズを大幅に減少させ、
被写体の僅かな放射線吸収差も最終画像において明瞭に
観察可能にする、即ち検出能を大幅に向上させるもので
あり、具体的には例えば、重ね合わされた2枚の蓄積性
蛍光体シートに被写体を透過した放射線を同時に曝射す
ることによって、両シートにエネルギ分布が略同一の放
射線画像が記録され、その後これら放射線画像を光電的
に読み出して得たデジタル画像信号にそれぞれ重み付け
を行ない、両デジタル画像信号の各画素を対応させて加
算もしくは平均するものである。
【0015】つまり、前記各種ノイズは画像が記録され
た各シート毎に異なった分布を示す場合が多いので、こ
れらのシートの画像を重ね合わせ処理することにより各
ノイズは平均化され、重ね合わせ処理された画像におい
ては前記ノイズを目立たなくさせることにより検出能を
向上させることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述のように上記エネ
ルギ・サブトラクション処理のための画像情報を得るた
めには上記フィルタを2枚の蓄積性蛍光体シートの間に
介在させ、そしてこのフィルタと蓄積性蛍光体シートと
からなる組体を放射線画像撮影位置にセットさせる必要
があり、また上記重ね合わせ処理のための画像情報を得
るためには蓄積性蛍光体シートを2枚重ね合わせ、そし
てこの2枚の蓄積性蛍光体シートからなる組体を上記放
射線画像撮影位置にセットする必要がある。しかし、こ
のような作業を自動的に行なう装置が存在せず、上述作
業を手作業で行なうには手間がかかるという難点があ
る。
【0017】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、エネルギ・サブトラクション処理並びに重ね合わ
せ処理のための放射線画像情報を容易に得ることのでき
る放射線画像情報撮影台、放射線画像情報記録読取装置
およびカセッテを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の放射線画
像情報撮影台は、蓄積性蛍光体シートを支持し収容する
シート収容部を備え、被写体を透過した放射線が該シー
ト収容部に照射されることによりこのシート収容部に収
容された上記蓄積性蛍光体シートに放射線画像を記録す
る放射線画像情報撮影台において、上記シート収容部
が、上記被写体を透過した放射線の進行方向にほぼ垂直
に配された放射線エネルギ分離フィルタと、この放射線
エネルギ分離フィルタと平行であってこの放射線エネル
ギ分離フィルタより被写体に近い位置に配された少なく
とも1つの放射線透過特性の高い放射線透過部材とによ
って少なくとも3つの蓄積性蛍光体シート収容室に分割
されていることを特徴とするものである。
【0019】また本発明の第2の放射線画像情報撮影台
は、上記第1の放射線画像情報撮影台において、上記シ
ート収容部の被写体に近い側の端面を形成する前側部材
と被写体から遠い側の端面を形成する後側部材のうち少
なくとも一方の部材と、上記放射線エネルギ分離フィル
タと、上記放射線透過部材とが、蓄積性蛍光体シートを
前記各シート収容室に出し入れするのを許すためこの各
シート収容室を少なくとも選択的に開状態にする開位置
と、蓄積性蛍光体シートに放射線画像を記録するため各
シート収容室を閉状態にする閉位置との間を移動自在に
構成されたことを特徴とするものである。
【0020】また本発明の第1の放射線画像情報記録読
取装置は、放射線画像情報を蓄積記録しうる蓄積性蛍光
体シートを所定の循環通路に沿って搬送する循環搬送手
段、上記循環通路にあって、上記蓄積性蛍光体シートを
支持し収容するシート収容部を備え、この蓄積性蛍光体
シートに被写体を透過した放射線を照射して被写体の放
射線画像情報を記録する撮影部、上記循環通路にあっ
て、上記撮影部において放射線画像が蓄積記録された上
記蓄積性蛍光体シートを走査する励起光を発する励起光
源と、この励起光により走査された蓄積性蛍光体シート
から発せられた輝尽発光光を読み取って画像信号を得る
光電読取手段とを有する画像読取部、上記循環通路にあ
って、上記画像読取部において画像読取が行なわれた後
の蓄積性蛍光体シートに画像記録がなされるのに先行し
てこの蓄積性蛍光体シート上の残存放射線エネルギを放
出させる消去部を備えた放射線画像情報記録読取装置に
おいて、上記シート収容部が、上記被写体を透過した放
射線の進行方向にほぼ垂直に配された放射線エネルギ分
離フィルタと、この放射線エネルギ分離フィルタと平行
であってこの放射線エネルギ分離フィルタより被写体に
近い位置に配された少なくとも1つの放射線透過特性の
高い放射線透過部材とによって少なくとも3つの蓄積性
蛍光体シート収容室に分割され、上記撮影部と上記循環
搬送手段とのうち少なくとも一方が、蓄積性蛍光体シー
トを上記少なくとも3つのシート収容室うちいずれか1
つのシート収容室に選択的に供給するシート振分手段を
備えていることを特徴とするものである。
【0021】また本発明の第2の放射線画像情報記録読
取装置は、上記第1の放射線画像情報記録読取装置にお
いて、上記撮影部の、蓄積性蛍光体シートをシート収容
室内に搬入する搬入口と、この蓄積性蛍光体シートをシ
ート収容室内より排出する排出口とがこの撮影部の一端
に隣接して設けられているとともに、上記シート収容部
の被写体に近い側の端面を形成する前側部材と被写体か
ら遠い側の端面を形成する後側部材のうち少なくとも一
方の部材と、前記放射線エネルギ分離フィルタと、前記
放射線透過部材とが、前記蓄積性蛍光体シートを前記各
シート収容室に出し入れするのを許すためこの各シート
収容室を少なくとも選択的に開状態にする開位置と、前
記蓄積性蛍光体シートに放射線画像を記録するためこの
各シート収容室を閉状態にする閉位置との間を移動自在
であることを特徴とするものである。
【0022】また本発明のカセッテは、被写体を透過し
た放射線を照射される位置に配され、蓄積性蛍光体シー
トを収容し、この蓄積性蛍光体シートを出し入れするた
めの開口部が設けられた函体と、この函体の上記開口を
開閉する蓋体とからなる、カセッテにおいて、上記函体
の内部が、上記被写体を透過した放射線の進行方向に垂
直に配された放射線エネルギ分離フィルタと、この放射
線エネルギ分離フィルタと平行であってこの放射線エネ
ルギ分離フィルタより被写体に近い位置に配された少な
くとも1つの放射線透過特性の高い放射線透過部材とに
よって少なくとも3つの蓄積性蛍光体シート収容室に分
割されていることを特徴とするものである。
【0023】すなわち本発明の放射線画像情報撮影台、
放射線画像情報記録読取装置およびカセッテはいずれも
蓄積性蛍光体シートを収容するシート収容部が少なくと
も2つの仕切部材によって少なくとも3つの蓄積性蛍光
体シート収容室に仕切られていて、この少なくとも2つ
の仕切部材のうちの、被写体から最遠側に配された仕切
部材が放射線の低エネルギ成分吸収特性の高い放射線エ
ネルギ分離フィルタ、これ以外の仕切部材が放射線透過
性の高い放射線透過部材であることにより、上記放射線
エネルギ分離フィルタよりも被写体に近い少なくとも2
つの蓄積性蛍光体シート収容室にはそれぞれ、被写体を
透過した放射線がほとんどそのエネルギを減衰されるこ
となく到達するため、これら少なくとも2つのシート収
容室の間にはエネルギ分布の略同一の放射線が照射さ
れ、一方放射線エネルギ分離フィルタを介して上記放射
線を照射されるシート収容室には、上記放射線エネルギ
分離フィルタによって上記放射線の低エネルギ成分が吸
収されたエネルギ分布の放射線が到達するように構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0024】また本発明の第2の放射線画像情報撮影台
および第2の放射線画像情報記録読取装置は、シート収
容室に蓄積性蛍光体シートを収容するときおよびシート
収容室から蓄積性蛍光体シートを排出するときにはシー
ト収容室を開き、一方撮影時にはシート収容室を閉じる
ように構成することによって蓄積性蛍光体シートの出し
入れを容易にし、さらに本発明の第2の放射線画像情報
記録読取装置は、シート収容室の搬入用開口と排出用開
口とを隣接して設けることによって装置のコンパクト化
を図ったことを特徴とするものである。
【0025】上記放射線エネルギ分離フィルタとは、C
u,Fe,Cr,Ni,Zn,Mo,Sn,Bi等の放
射線の低エネルギ成分吸収物質を備えた部材を意味し、
上記低エネルギ成分吸収物質のみにより構成されるもの
であってもよいし、上記低エネルギ成分吸収物質が他の
物質からなる支持体に分散状態で含有せしめられたもの
であってもよい。
【0026】また上記放射線透過部材とは、C,Al等
の放射線透過率の高い物質からなる部材を意味する。
【0027】
【作用および発明の効果】放射線エネルギ分離フィルタ
と放射線透過部材とに仕切られたシート収容部あるいは
カセッテ内部の3つのシート収容室のうち、被写体から
最遠側の、上記放射線エネルギ分離フィルタより後方の
シート収容室を第1のシート収容室、上記放射線エネル
ギ分離フィルタを介して第1のシート収容室と隣接する
シート収容室を第2のシート収容室、第2のシート収容
室と上記放射線透過部材を介して隣接するシート収容室
を第3のシート収容室と仮に定義する。
【0028】このシート収容部あるいはカセッテに被写
体を透過した放射線を照射すると、上記第2のシート収
容室および第3のシート収容室には照射された放射線が
その放射線エネルギを減衰されることなく到達し、上記
第1のシート収容室には上記放射線エネルギ分離フィル
タによってその放射線エネルギの低エネルギ成分を吸収
された、すなわち高エネルギ成分がより強調された放射
線が到達する。
【0029】つまりこのとき第3のシート収容室と第2
のシート収容室とにそれぞれ収容された蓄積性蛍光体シ
ートには放射線のエネルギ分布の略等しい、被写体の放
射線画像情報が記録されるため、これら2つの蓄積性蛍
光体シートにそれぞれ記録された放射線画像情報から重
ね合わせ処理することができる。
【0030】また第3のシート収容室あるいは第2のシ
ート収容室に収容された蓄積性蛍光体シートと第1のシ
ート収容室に収容された蓄積性蛍光体シートとには放射
線のエネルギ分布の異なる放射線画像情報が記録される
ため、これら2つの蓄積性蛍光体シートにそれぞれ記録
された放射線画像情報からエネルギ・サブトラクション
処理することができる。
【0031】さらに上記放射線透過部材を2つ、3つ、
……と増設して第4のシート収容室、第5のシート収容
室、……を設け、前記第1のシート収容室以外の3つ以
上のシート収容室にそれぞれ蓄積性蛍光体シートを収容
して前記放射線を照射すれば、これらの各シート収容室
に収容された蓄積性螢光体シートのそれぞれにはエネル
ギ分布の略等しい放射線画像が記録されるから、多重の
重ね合わせ処理のための放射線画像情報を得ることがで
きる。
【0032】さらにまた、これらのシート収容室のうち
いずれか1つに収容された蓄積性蛍光体シートには単純
な放射線画像情報を記録することができる。
【0033】上述のように本発明の放射線画像情報撮影
台並びに放射線画像情報記録読取装置およびカセッテは
単純放射線画像情報、重ね合わせ処理のための放射線画
像情報およびエネルギ・サブトラクション処理のための
放射線画像情報を容易に選択的に記録することができ
る。
【0034】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を用いて説
明する。
【0035】図1は本発明にかかる放射線画像情報撮影
台の実施例を示す概略図である。図示の放射線画像情報
撮影台10は、被写体20を載置する載置台12と、被写体20
を透過した放射線32が照射される、蓄積性蛍光体シート
40を収容するシート収容部11とからなる。そしてこのシ
ート収容部11は、被写体20に近い側に配された放射線透
過部材16と、被写体20から遠い側に配された放射線エネ
ルギ分離フィルタ17とによって、被写体20から遠い側の
第1のシート収容室13と、この第1のシート収容室13に
隣接する第2のシート収容室14と、この第2のシート収
容室14に隣接し、被写体から最近側の第3のシート収容
室15とに仕切られている。
【0036】次に本実施例の作用について説明する。
【0037】図2は本実施例の作用を説明するための作
用説明図である。図2(A) に示すように第2のシート収
容室14と第3のシート収容室15とのそれぞれに蓄積性蛍
光体シート40を図示されないシート挿入開口より挿入
し、その後放射線源30から載置台12に載置された被写体
20に放射線32を照射する。照射された放射線32は被写体
20を透過し、第3のシート収容室15に収容された蓄積性
蛍光体シート40に上記被写体20の第1の放射線画像情報
K1を記録する。この放射線32はさらに上記蓄積性蛍光
体シート40と上記放射線透過部材16とをその放射線エネ
ルギを減衰されることなく透過して第2のシート収容室
14に収容された蓄積性蛍光体シート40に上記被写体20の
第2の放射線画像情報K2を記録する。
【0038】このようにして得られた第1の放射線画像
情報K1と第2の放射線画像情報K2とは、上記放射線
32のエネルギ分布がほぼ等しい画像情報であるから、こ
の2つの放射線画像情報K1およびK2は前述の重ね合
わせ処理をなしうる画像情報である。
【0039】また図2(B) は第1のシート収容室13と第
2のシート収容室14とのそれぞれに蓄積性蛍光体シート
40をセットした状態を示し、図2(A) に示した場合と同
様に照射されて放射線32によって、まず第2のシート収
容室14に収容された蓄積性蛍光体シート40に、被写体20
の第1の放射線画像情報M1を記録する。次いでこの第
2のシート収容室14に収容された蓄積性蛍光体シート40
を透過した放射線32は放射線エネルギ分離フィルタ17に
よってこの放射線32の低エネルギ成分が吸収される。そ
してこの低エネルギ成分が吸収された放射線32は前記被
写体20の第2の放射線画像情報M2を第1のシート収容
室13に収容された蓄積性蛍光体シート40に記録する。つ
まり第2の放射線画像情報M2は第1の放射線画像情報
M1よりも放射線32の高エネルギ成分が強調されたエネ
ルギ分布の画像情報である。
【0040】従って得られたこれら2つの放射線画像情
報M1およびM2は前述のエネルギ・サブトラクション
処理をなし得る画像情報である。このエネルギ・サブト
ラクション処理をなし得る画像情報M1およびM2は図
2(C) に示すように蓄積性蛍光体シート40をそれぞれ第
1のシート収容室13、第3のシート収容室15に収容する
ことによっても得ることができる。
【0041】またこれら第2のシート収容室14と第3の
シート収容室15とのいずれか1つに収容された蓄積性蛍
光体シート40には単純な放射線画像情報が記録される。
【0042】このように本発明の放射線画像情報撮影台
10によれば、単純な放射線画像情報、重ね合わせ処理の
ための放射線画像情報およびエネルギ・サブトラクショ
ン処理のための放射線画像情報を選択的に得ることがで
きる。
【0043】図3は本発明にかかる放射線画像情報撮影
台の他の実施態様を示す概略図、図4は本実施例の放射
線画像情報撮影台のシート振分機構の作用を説明するた
めの作用説明図である。図示の放射線画像情報撮影台 1
10は、蓄積性蛍光体シート40を搬入するシート搬入用開
口111a、およびこのシート40を排出するシート排出用開
口111bを有するケース111 と、このケース111 の内部に
設けられた前面板112a、放射線透過部材116 、放射線エ
ネルギ分離フィルタ117 、および後面押板112bからなる
シート収容部112 と、このシート収容部112 を傾斜させ
て後述するシート収容室に選択的にシート40を搬入させ
る位置およびシート収容室からシート40を排出させる位
置に移動せしめるシート振分機構120 と、シート収容室
からシート40を排出させるシート排出手段130 とを備え
ている。シート収容部112 は、進行する放射線32に近い
側から前面板112aと放射線透過部材116 とにより仕切ら
れた第3のシート収容室115 と、放射線透過部材116 と
放射線エネルギ分離フィルタ117 とにより仕切られた第
2のシート収容室114 と、放射線エネルギ分離フィルタ
117 と後面押板112bとにより仕切られた第1のシート収
容室113 とに分割されていて、図中の左方より進行する
放射線32に対して略垂直な撮影位置に配置されている。
さらに上記シート振分機構120 は、ケース111 の内面に
固定されたラックプレート122 の上端面に設けられたラ
ック122aと、このラック122aと噛み合い、シート収容部
112 に固定されたピニオン121 と、このピニオン121 を
駆動する図示しないパルスモータと、同じく図示しな
い、このパルスモータを駆動する電気信号を出力するシ
ート収容部位置制御手段とから構成される(図4参
照)。
【0044】次に本実施例の作用について説明する。
【0045】まずシート収容部112 が、シート振分機構
120 によりこのシート収容部112 の下方のある点を中心
として、上記3つのシート収容室のうち蓄積性蛍光体シ
ート40を搬入しようとする所望のシート収容室が搬入用
開口111aの直下に位置するように、シート搬入用開口11
1aの真下の位置まで矢印E方向に傾斜される(図3(a)
参照)。この作用は詳しくは図4に示すように、ケース
111 の内面に固定されたラックプレート122 の上端面に
設けられたラック122aと、シート収容部112 に固定さ
れ、図示しないパルスモータによって回転するピニオン
121 とが噛み合い、図示しないシート収容部位置制御手
段からの電気信号によって上記パルスモータを駆動し、
このパルスモータの回転によりピニオン121 が上記ラッ
クプレート122 のラック122aに噛み合いながらこのラッ
クプレート122 の上端面に沿って移動する。このときピ
ニオン121 はシート収容部112 に固定されているためシ
ート収容部112 全体が図3(a) に示すシート搬入位置ま
で傾けられることとなる。
【0046】各シート収容室は、シート収容部112 自体
が撮影位置よりシート搬入位置まで傾けられる間に、ス
プリング123 によって押し拡げられ、蓄積性蛍光体シー
ト40を挿入しうる間隔に設定された隙間が確保される。
このシート40を挿入しうる間隔に拡げられたシート収容
室に蓄積性蛍光体シート40を挿入する。この動作を、例
えばエネルギ・サブトラクション処理用の放射線画像を
得る場合は、第1のシート収容室113 と第2のシート収
容室114 とについて繰り返し、重ね合せ処理用の放射線
画像を得る場合は、第2のシート収容室114 と第3のシ
ート収容室115とについて繰り返す。また特にエネルギ
・サブトラクション処理あるいは重ね合せ処理を必要と
しない、単なる1つの放射線画像を得る場合は、上記3
つのうちいずれか1つのシート収容室に蓄積性蛍光体シ
ート40を挿入する。この各シート収容室をシート搬入用
開口111aの直下に移動させる動作も、上記シート収容部
112 を移動させる作用と同様にして、シート収容部位置
制御手段からの電気信号によってパルスモータを駆動し
て行われる。
【0047】このようにしていずれか2つのシート収容
室にそれぞれ蓄積性蛍光体シート40が収容されたシート
収容部112 は、前記作用と逆の作用により元の撮影位置
に復帰する。すなわちシート収容部位置制御手段からの
電気信号によってパルスモータが駆動され、矢印E方向
とは逆の方向に移動されてもとの画像撮影位置に戻ると
ともに、撮影位置に到達する直前にスプリング123 が押
し縮められて各仕切り板の間隔が狭められ、各シート収
容室に収容された蓄積性蛍光体シート40が各仕切り板に
より挾持される。
【0048】画像撮影位置に戻されたシート収容部に図
中の左方より放射線32が照射されて、各蓄積性蛍光体シ
ート40に前記実施例と同様の放射線画像情報が記録され
る。すなわち第1のシート収容室113 と第2のシート収
容室114 とに挿入された蓄積性蛍光体シート40にはエネ
ルギ・サブトラクション処理用の放射線画像が記録さ
れ、第2のシート収容室114 と第3のシート収容室115
とに収容された蓄積性蛍光体シート40には重ね合せ処理
用の放射線画像が記録される。
【0049】上述のようにして所望の放射線画像の記録
された蓄積性蛍光体シート40を挾持するシート収容部11
2 はシート振分機構120 により、各蓄積性蛍光体シート
を挾持するシート収容室が排出用開口111bの直下になる
ように、順次シート排出用開口111bの位置まで矢印E方
向に傾斜される(図3(b) 参照)。このときの作用はシ
ート収容部112 に蓄積性蛍光体シート40を収容するとき
の作用と同様である。次いでスプリング123 によって間
隔が拡げられたシート収容室に収容された蓄積性蛍光体
シート40は、シート排出手段130 のシート排出作用によ
り排出用開口111bより排出される。すなわち詳しくは、
図4に示すようにベアリング131 が矢印G方向に回転す
ることによってリンク132 が矢印F方向に跳ね上げら
れ、このリンク132 の端部に設けられたシート押上部材
133 がシート収容室に収容された蓄積性蛍光体シート40
の下端面を上方へ押し上げ、それによって蓄積性蛍光体
シート40が排出用開口111bより排出される。
【0050】このように本発明の放射線画像情報撮影台
110 によれば、単純な放射線画像情報、重ね合わせ処理
のための放射線画像情報およびエネルギ・サブトラクシ
ョン処理のための放射線画像情報を容易に得ることがで
きる。
【0051】図5は本発明にかかる放射線画像情報記録
読取装置の実施例を示す概略図である。図示の放射線画
像情報記録読取装置50は、放射線画像情報を蓄積記録し
得る蓄積性蛍光体シート40を所定の循環通路に沿って搬
送する循環搬送手段51と、この循環通路にあって、前記
シート40を収容するシート収容部60を備え、前記シート
40に被写体20を通して放射線源30から射出された放射線
32を照射することによりこのシート40上に被写体20の放
射線画像情報を蓄積記録する撮影部52と、上記循環通路
にあって、上記撮影部52において放射線画像情報が蓄積
記録されたシート40を走査する励起光源55とこの励起光
源55から射出された励起光により走査されたシート40か
ら発せられた輝尽発光光を読み取って画像信号を得る画
像読取部53と、上記循環通路にあって、上記画像読取部
53において画像読取が行なわれた後のシート40に画像記
録なされるのに先行してこのシート40上の残存放射線エ
ネルギを放出させる消去部54とからなる。
【0052】さらに上記撮影部52のシート収容部60は、
図6に示すように上記被写体20を透過した放射線32の進
行方向に略垂直に配された、放射線の低エネルギ成分吸
収特性の高い放射線エネルギ分離フィルタ62と、この放
射線エネルギ分離フィルタ62と平行であって、この放射
線エネルギ分離フィルタより被写体に近い位置に配され
た放射線透過部材61と、フィルタ62の後方に配されたシ
ート保持部材63と、放射線透過部材61の前方に配された
シート保持部材64とを備え、このシート収容部60を第1
のシート収容室65と第2のシート収容室66と第3のシー
ト収容室67とに分割している。
【0053】また前記循環搬送手段51は、蓄積性蛍光体
シート40を上記3つのシート収容室65,66,67のそれぞ
れに選択的に供給する案内手段51a および51b とを備え
る。
【0054】次に本実施例の作用について説明する。
【0055】図7、図8は本実施例の作用を説明するた
めの作用説明図であり、図7はシート40の搬入作用を示
し、図8はシート40の排出作用を示す。
【0056】搬送手段51により所定の循環通路に沿って
撮影部52に搬送された第1の蓄積性蛍光体シート40a は
シート案内手段51により、下端を中心にして広く開口し
たシート保持部材64と放射線透過部材61との間(第3の
シート収容室67)に供給される(図7(A) 参照)。この
第1の蓄積性蛍光体シート40a が供給された第3のシー
ト収容室67は、シート保持部材64と放射線透過部材61と
が放射線32の進行方向に略垂直な位置に戻りシート40a
を保持する。次いでこの撮影部52に搬送される第2の蓄
積性蛍光体シート40b 、第3の蓄積性蛍光体シート40c
についても上述と同様の作用によってそれぞれ第2のシ
ート収容室66、第1のシート収容室65に供給される(図
7(B) 〜(D) )。
【0057】このシート供給作用は、上述のようにシー
ト収容部60の全てのシート収容室65,66,67について常
に行なわれるだけではなく、図示されない選択手段によ
り任意のシート収容室へ選択的に蓄積性蛍光体シートを
供給する。
【0058】このようにして蓄積性蛍光体シート40が供
給された撮影部52に、図6に示すように被写体20を通し
て放射線32が照射される。このとき蓄積性蛍光体シート
40には、これら蓄積性蛍光体シート40が収容されている
シート収容室の組み合わせに応じて、前記実施例の放射
線画像情報撮影台10と同様の作用により1つの単純な放
射線画像情報、重ね合わせ処理のための2つの放射線画
像情報およびエネルギ・サブトラクション処理のための
2つの放射線画像情報を記録することができる。
【0059】上記放射線画像情報が記録された後の蓄積
性蛍光体シートは図8に示す作用により撮影部52から順
次排出されて画像読取部53へ搬送される。
【0060】すなわち図8(A) に示すようにまずシート
収容部60全体がシート保持手段63,64の上端を中心に傾
き、次いでシート保持手段63だけがさらに傾いて第3の
蓄積性蛍光体シート40c が案内手段51b に案内されて撮
影部52から排出される。そして順次放射線エネルギ分離
フィルタ62、放射線透過部材61が傾いて各蓄積性蛍光体
シート40b ,40a を排出し、搬送手段51により画像読取
部53にそれぞれ搬送される。
【0061】このように本実施例の放射線画像情報記録
読取装置50によれば上述のとおり容易に、重ね合わせ処
理やエネルギ・サブトラクション処理のための放射線画
像情報を得ることができる。
【0062】本発明の放射線画像情報記録読取装置は本
実施例の態様に限られるものではなく、特にシート振分
手段は上記案内手段51a ,51b の他に、シート収容部60
を平行に移動させ、その移動量を調節することにより選
択的に蓄積性蛍光体シート40をシート収容室に振り分け
る機構など種々の手段を採用することができる。
【0063】図9は本発明にかかる放射線画像情報記録
読取装置の他の実施例を示す概略図である。図示の放射
線画像情報記録読取装置150 は、放射線画像情報を蓄積
記録し得る蓄積性蛍光体シート40を所定の循環通路に沿
って搬送する循環搬送手段151 と、この循環通路にあっ
て、前記シート40を収容するシート収容部160 を備え、
前記シート40に放射線32を照射することによりこのシー
ト40上に放射線画像情報を蓄積記録する撮影部152 と、
上記循環通路にあって、上記撮影部152 において放射線
画像情報が蓄積記録されたシート40を走査する励起光源
155 とこの励起光源155 から射出された励起光により走
査されたシート40から発せられた輝尽発光光を読み取っ
て画像信号を得る画像読取部153 と、上記循環通路にあ
って、上記画像読取部153 において画像読取が行なわれ
た後のシート40に画像記録がなされるのに先行してこの
シート40上の残存放射線エネルギを放出させる消去部15
4 と、上記循環通路にあって、上記消去部154 において
残存放射線エネルギの放出が行なわれた後のシート40を
ストックするストッカ部156 とからなる。
【0064】さらに詳しくは上記撮影部152 は、図3,
4に詳細を示した放射線画像情報撮影台110 と同様の構
成である。すなわち前面板112a、放射線透過部材116 、
放射線エネルギ分離フィルタ117 、および後面押板112b
からなるシート収容部160 と、このシート収容部160 を
撮影時位置からシート搬入時位置およびシート排出時位
置に移動せしめるるシート振分機構120 と、シート収容
室に収容されたシート40を図示しないシート排出用開口
より上記循環通路へ排出するシート排出手段130 とを備
えている。シート収容部160 は、進行する放射線32に近
い側から前面板112aと放射線透過部材116 とにより仕切
られた第3のシート収容室115 と、放射線透過部材116
と放射線エネルギ分離フィルタ117 とにより仕切られた
第2のシート収容室114 と、放射線エネルギ分離フィル
タ117 と後面押板112bとにより仕切られた第1のシート
収容室113 とに分割されていて、図中の左方より進行す
る放射線32に対して略垂直な撮影位置に配置されてい
る。
【0065】次に本実施例の作用について説明する。
【0066】ストッカ部156 より蓄積性蛍光体シート40
が1枚ずつ搬送手段151 により所定の循環通路に沿って
撮影部152 に搬送され、前記図3,4に示した放射線画
像情報撮影台110 と同様の作用により順次各シート収容
室に振り分けられて収容される。
【0067】次いでシート40が収容されている撮影部15
2 に放射線32が照射される。このときシート40には、こ
れらシート40が収容されているシート収容室の組み合わ
せに応じて、前記実施例の放射線画像情報撮影台110 と
同様の作用により1つの単純な放射線画像情報、重ね合
わせ処理のための2つの放射線画像情報およびエネルギ
・サブトラクション処理のための2つの放射線画像情報
を記録することができる。
【0068】上記放射線画像情報が記録された後のシー
ト40は、図3,4に示した放射線画像情報撮影台110 と
同様の作用により、撮影部152 の図示しないシート排出
用開口より順次排出され、搬送手段151 により所定の循
環通路に沿って画像読取部153 に搬入される。詳しくは
1枚目のシート40が画像読取部153 に搬入され、2枚目
のシート40は、1枚目のシート40が画像読取部153 から
退出するまでの間、撮影部152 から画像読取部153 に至
る循環通路上で待機する。
【0069】画像読取部153 へ搬入されたシート40に、
励起光源155 より励起光が照射され、このシート40に記
録された放射線画像情報に応じて発光する輝尽発光光
を、このシート40上を走査する光ガイド157 によって読
み取り、フォトマルチプライヤ158 を介して電気信号に
よる画像情報を得る。この画像読取時の副走査は、シー
ト40が画像読取部153 上を消去部154 へ向かう循環通路
上に移動されることによって行われる。
【0070】画像読取の完了したシート40は画像読取部
153 より完全に退出し、所定の循環通路に沿って消去部
154 へ搬送される。この1枚目のシート40が画像読取部
153から完全に退出した後に、循環通路上で待機してい
た2枚目のシート40が画像読取部153 に搬入されて、上
述と同様の画像読取が行われる。
【0071】消去部154 に搬入されたシート40は、可視
光の照射を受け、画像読取後にこのシート40上に残存す
る放射線エネルギが放出される。そして所定の循環通路
に沿ってストッカ部156 へ搬送されて保管される。
【0072】このように本実施例の画像情報記録読取装
置150 によれば上述のとおり容易に、重ね合わせ処理や
エネルギ・サブトラクション処理のための放射線画像情
報を得ることができる。
【0073】またシート40の撮影部152 への搬入口およ
び撮影部152 からの排出口をこの撮影部の同一の側に隣
接して設けたことにより、画像情報記録読取装置をコン
パクト化することができる。
【0074】なお本実施例の画像情報記録読取装置150
では、2枚の蓄積性蛍光体シート40を循環させるものと
して記載したが、本発明の画像情報記録読取装置は2枚
のシートを循環させるものに限るものではない。例えば
4枚のシートを循環させるように構成することにより、
画像の読取や消去を行っているのに並行して画像の撮影
を行うことができ、短時間で大量の撮影を行う集団検診
などに便利である。また選択的に1枚のシートだけを循
環させることにより、通常の単純な放射線画像情報を得
ることもできる。
【0075】図10、図11はそれぞれ、本発明にかかるカ
セッテ70の一実施例の全体形状を示す概略斜視図、この
カセッテ70のI-I 線断面を示すI-I 線断面図である。図
示のカセッテ70は蓄積性蛍光体シート80を収容するもの
であり、薄い函体71と、この函体71の一端側に設けられ
た前記蓄積性蛍光体シート出入れ用の開口71a を開閉す
る蓋体72とを有していて、図12に示す放射線画像情報撮
影台90のカセッテ収納部91に収容されるものである。そ
してこれら函体71および蓋体72は例えば合成樹脂やFR
Pから形成されている。さらにこのカセッテ70の内部に
は、このカセッテ70を上記放射線画像情報撮影台90のカ
セッテ収納部91に収納したとき被写体20を透過した放射
線32の進行方向と略垂直に交わるように放射線透過部材
73と放射線エネルギ分離フィルタ74とが配されていて、
この放射線透過部材73と放射線エネルギ分離フィルタ74
とによってこのカセッテ70の内部(蓄積性蛍光体シート
収容部)を3つのシート収容室75,76,77に仕切ってい
る。
【0076】上述のように構成されたカセッテ70は、図
12に示す放射線画像情報撮影台90のカセッテ収納部91
に、前記放射線エネルギ分離フィルタ74が放射線透過部
材74よりも被写体20から遠くなるように収納される。そ
してこのカセッテ70に、被写体を透過した放射線32を照
射すれば、このカセッテ内部の上記3つに仕切られたシ
ート収容室75,76,77のうち、被写体に最も近い第3の
シート収容室77と、この第3のシート収容室77と放射線
透過部材73を介して隣接する第2のシート収容室76とに
は、放射線32のエネルギがほとんど減衰されないエネル
ギ分布を有する放射線が照射される。
【0077】一方、放射線エネルギ分離フィルタ74を介
して上記第2のシート収容室76と隣接する第1のシート
収容室75には、放射線32の低エネルギ成分が上記放射線
エネルギ分離フィルタ74により吸収されたエネルギ分布
を有する放射線が照射される。
【0078】従って上記3つのシート収容室のうち上記
第3のシート収容室77と第2のシート収容室76とに蓄積
性蛍光体シート80を収容して上述のごとく放射線32を照
射すれば、第3のシート収容室77に収容されたシート80
と第2のシート収容室76に収容されたシート80とには、
互いに放射線エネルギ分布が略同一の放射線画像情報が
記録され、これら2つの略同一の放射線画像情報から前
述の重ね合わせ処理を行なうことができる。
【0079】また上記第1のシート収容室75と第2のシ
ート収容室76あるいは第3のシート収容室77とにそれぞ
れ上記シート80を収容して上記と同様に放射線32を照射
すれば、第1のシート収容室75に収容されたシート80に
記録された放射線画像情報は第2あるいは第3のシート
収容室に収容されたシート80に記録された放射線画像情
報よりも、放射線32の高エネルギ成分の強調された画像
情報となり、これらの2つの互いに放射線エネルギ分布
の異なる放射線画像情報からエネルギ・サブトラクショ
ン処理を行なうことができる。
【0080】上述のように本発明のカセッテによれば、
カセッテ内部の3つのシート収容室のうちいずれか2つ
のシート収容室を選択して、この選択した2つのシート
収容室にそれぞれ蓄積性蛍光体シートを収容し、次いで
このカセッテに放射線を照射するだけで、重ね合わせ処
理をなし得る放射線画像情報およびエネルギ・サブトラ
クション処理をなし得る放射線画像情報を、容易に選択
的に得ることができ、従来手間が掛かるために実施され
ていなかった上記重ね合わせ処理やエネルギ・サブトラ
クション処理のための放射線画像情報の撮影を広く普及
することができる。
【0081】なお本発明のカセッテは、上記実施例のカ
セッテのように函体の一端側に開口を有するものに限る
ものではなく、函体の一部に蓄積性蛍光体シートを出し
入れするための開口が設けられ、この開口を閉時に覆う
開閉自在の蓋体を備えてさえいれば、例えば函体の裏面
の全体が開口していて,閉時にこの開口を覆う蓋体を有
するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる放射線画像情報撮影台の一例を
示す概略図
【図2】図1に示した実施例の作用を説明するための作
用説明図
【図3】本発明にかかる放射線画像情報撮影台の他の実
施例を示す概略図
【図4】本実施例の放射線画像情報撮影台のシート振分
機構の作用を説明するための作用説明図
【図5】本発明にかかる放射線画像情報記録読取装置の
一例を示す概略図
【図6】図5に示した放射線画像情報記録読取装置50の
撮影部52の詳細を示す詳細図
【図7】蓄積性蛍光体シートをシート収容室へ供給する
作用を示す作用説明図
【図8】蓄積性蛍光体シートをシート収容室から排出す
る作用を示す作用説明図
【図9】本発明にかかる放射線画像情報記録読取装置の
他の実施例を示す概略図
【図10】本発明にかかるカセッテの一例の全体形状を示
す概略斜視図
【図11】図10に示したカセッテ70のI-I 線断面を示す断
面図
【図12】図10に示したカセッテ70に放射線を照射する放
射線画像情報撮影台90を示す概略図
【符号の説明】
10,90,110 放射線画像情報撮影台 11,60,160 シート収容部 12,92 載置台 13,65,75,113 第1のシート収容室 14,66,76,114 第2のシート収容室 15,67,77,115 第3のシート収容室 16,61,73,116 放射線透過部材 17,62,74,117 放射線エネルギ分離フィルタ 20 被写体 30 放射線源 32 放射線 40,80 蓄積性蛍光体シート 50,150 放射線画像情報記録読取装置 51,151 循環搬送手段 51a ,51b 案内手段 52,152 撮影部 53,153 画像読取部 54,154 消去部 55,155 励起光源 63,64 シート保持部材 70 カセッテ 71 函体 71a 開口 72 蓋体 91 カセッテ収納部 111 ケース 111a シート搬入用開口 111b シート排出用開口 112 シート収容部 112a 前面板 112b 後面押板 120 シート振分機構 121 ピニオン 122 ラックプレート 122a ラック 123 スプリング 130 シート排出手段 131 ベアリング 132 リンク 133 シート押上部材 156 ストッカ部 157 光ガイド 158 フォトマルチプライヤ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄積性蛍光体シートを支持し収容するシ
    ート収容部を備え、被写体を透過した放射線が該シート
    収容部に照射されることにより該シート収容部に収容さ
    れた前記蓄積性蛍光体シートに放射線画像を記録する放
    射線画像情報撮影台において、 前記シート収容部が、前記被写体を透過した放射線の進
    行方向に略垂直に配された、放射線の低エネルギ成分吸
    収特性の高い放射線エネルギ分離フィルタと、該放射線
    エネルギ分離フィルタに対して平行であって該放射線エ
    ネルギ分離フィルタより被写体に近い位置に配された、
    少なくとも1つの放射線透過特性の高い放射線透過部材
    とによって少なくとも3つのシート収容室に分割されて
    いることを特徴とする放射線画像情報撮影台。
  2. 【請求項2】 前記シート収容部の被写体に近い側の端
    面を形成する前側部材と被写体から遠い側の端面を形成
    する後側部材のうち少なくとも一方の部材と、前記放射
    線エネルギ分離フィルタと、前記放射線透過部材とが、
    前記蓄積性蛍光体シートを前記各シート収容室に出し入
    れするのを許すため該各シート収容室を少なくとも選択
    的に開状態にする開位置と、前記蓄積性蛍光体シートに
    放射線画像を記録するため該各シート収容室を閉状態に
    する閉位置との間を移動自在であることを特徴とする請
    求項1記載の放射線画像情報撮影台。
  3. 【請求項3】 放射線画像情報を蓄積記録しうる蓄積性
    蛍光体シートを所定の循環通路に沿って搬送する循環搬
    送手段、 前記循環通路にあって、前記蓄積性蛍光体シートを支持
    し収容するシート収容部を備え、該蓄積性蛍光体シート
    に被写体を透過した放射線を照射して被写体の放射線画
    像情報を記録する撮影部、 前記循環通路にあって、前記撮影部において放射線画像
    が蓄積記録された前記蓄積性蛍光体シートを走査する励
    起光を発する励起光源と、この励起光により走査された
    蓄積性蛍光体シートから発せられた輝尽発光光を読み取
    って画像信号を得る光電読取手段とを有する画像読取
    部、および前記循環通路にあって、前記画像読取部にお
    いて画像読取が行なわれた後の蓄積性蛍光体シートに画
    像記録がなされるのに先行してこの蓄積性蛍光体シート
    上の残存放射線エネルギを放出させる消去部を備えた放
    射線画像情報記録読取装置において、 前記シート収容部が、前記被写体を透過した放射線の進
    行方向に略垂直に配された、放射線の低エネルギ成分吸
    収特性の高い放射線エネルギ分離フィルタと、該放射線
    エネルギ分離フィルタに対して平行であって該放射線エ
    ネルギ分離フィルタより被写体に近い位置に配された、
    少なくとも1つの放射線透過特性の高い放射線透過部材
    とによって少なくとも3つのシート収容室に分割され、 前記撮影部と前記循環搬送手段とのうち少なくとも一方
    が、前記蓄積性蛍光体シートを前記少なくとも3つのシ
    ート収容室のうちいずれか1つのシート収容室に選択的
    に供給するシート振分手段を備えていることを特徴とす
    る放射線画像情報記録読取装置。
  4. 【請求項4】 前記撮影部の、蓄積性蛍光体シートを前
    記シート収容室内に搬入する搬入口と、該蓄積性蛍光体
    シートを該シート収容室内より排出する排出口とが前記
    撮影部の一端に隣接して設けられているとともに、 前記シート収容部の被写体に近い側の端面を形成する前
    側部材と被写体から遠い側の端面を形成する後側部材の
    うち少なくとも一方の部材と、前記放射線エネルギ分離
    フィルタと、前記放射線透過部材とが、前記蓄積性蛍光
    体シートを前記各シート収容室に出し入れするのを許す
    ため該各シート収容室を少なくとも選択的に開状態にす
    る開位置と、前記蓄積性蛍光体シートに放射線画像を記
    録するため該各シート収容室を閉状態にする閉位置との
    間を移動自在であることを特徴とする請求項3記載の放
    射線画像情報記録読取装置。
  5. 【請求項5】 被写体を透過した放射線を照射される位
    置に配され、蓄積性蛍光体シートを収容し、前記蓄積性
    蛍光体シートを出し入れするための開口部が設けられた
    函体と、この函体の前記開口を開閉する蓋体とからな
    る、カセッテにおいて、 前記函体の内部が、前記被写体を透過した放射線の進行
    方向に略垂直に配された、放射線の低エネルギ成分吸収
    特性の高い放射線エネルギ分離フィルタと、該放射線エ
    ネルギ分離フィルタに対して平行であって該放射線エネ
    ルギ分離フィルタより被写体に近い位置に配された、少
    なくとも1つの放射線透過特性の高い放射線透過部材と
    によって少なくとも3つのシート収容室に分割されてい
    ることを特徴とするカセッテ。
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