JPH0552934B2 - - Google Patents

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JPH0552934B2
JPH0552934B2 JP59220279A JP22027984A JPH0552934B2 JP H0552934 B2 JPH0552934 B2 JP H0552934B2 JP 59220279 A JP59220279 A JP 59220279A JP 22027984 A JP22027984 A JP 22027984A JP H0552934 B2 JPH0552934 B2 JP H0552934B2
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Kazuo Shimura
Masamitsu Ishida
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/787,846 priority patent/US4859849A/en
Priority to DE3588123T priority patent/DE3588123T2/de
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  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は蓄積性螢光体に放射線画像情報を蓄積
記録し、次いでこれに励起光を照射し、蓄積記録
された画像情報に応じて輝尽発光する光を検出し
て画像情報を読取り電気信号に変換した後に、こ
の読み取つた画像情報を可視像に変換して再生す
る放射線画像情報記録読取装置に関し、さらに詳
細には蓄積性螢光体が装置内で循環再使用される
放射線画像情報記録読取装置において、重ね合せ
撮影あるいは2枚重ねのエネルギーサブトラクシ
ヨンの撮影ができるようにした装置に関するもの
である。
(発明の技術的背景および先行技術) 蓄積性螢光体シートを利用して、人体等の被写
体の放射線画像情報を一旦蓄積性螢光体シートに
記録し、これを励起光で走査して輝尽発光させ、
この輝尽発光光を光電的に読み取つて画像信号を
得、この画像信号を処理して診断適性の良い被写
体の放射線画像を得る放射線画像情報記録再生方
法が提案されている(例えば特開昭55−12429号、
同56−11395号、同55−163472号、同56−104645
号、同55−116340号など)。この方法において、
最終的な画像はハードコピーとして再生したもの
でもよいし、CRT等のデイスプレイ装置上に再
生したものでもよい。このような放射線画像情報
記録再生方法においては、蓄積性螢光体シートは
最終的に画像情報を記録せず、上記のような最終
的な記録媒体に画像を与えるために一時的に画像
情報を担持するものであるから、この蓄積性螢光
体シートは繰り返し使用するようにしてもよく、
またそのように繰返し使用すれば極めて経済的で
ある。
また、例えばX線撮影車のような移動ステーシ
ヨンにこのような放射線画像情報の記録読取装置
を装備し、集団検診のために各所へ出張してX線
撮影をするような場合には、蓄積性螢光体シート
を多数車に積載して行くのは不便であり、また移
動車に積載できるシートの数には限りがある。従
つて、蓄積性螢光体シートを繰返し使用可能なよ
うにして移動車に積載し、これに被写体の放射線
画像情報を記録し、それを読み出して得た画像信
号を磁気テープ等の記憶容量の大きい記録媒体に
写し、蓄積性螢光体シート等は循環再使用するよ
うにすれば移動車によつて多数の被写体の放射線
画像を撮影することができるので実用上極めて有
用である。さらに、この循環再使用により、連続
撮影を行なえば、集団検診において撮影のスピー
ドを上げることもでき、実用上の効果は極めて大
きい。
このように蓄積性螢光体シートを再使用するに
は、輝尽発光光が読み取られた後の蓄積性螢光体
シートに残存する放射線エネルギーを、例えば特
開昭56−11392号、同56−12599号に示されるよう
な方法によつて放出させて残存放射線画像を消去
し、この蓄積性螢光体シートを再度放射線画像記
録用に使用するようにすればよい。
一方、前記のような蓄積性螢光体シートを用い
た放射線画像情報記録再生方法において、重ね合
せ処理あるいはエネルギーサブトラクシヨン処理
を行なうことが提案されている。前者は、例えば
特開昭56−11400号に開示されているように、画
像におけるノイズを減少させるため複数枚のシー
トに同一の被写体の画像を記録し、読み出した
後、画像信号を加算処理するものである。また後
者は、例えば特開昭59−83486号に開示されてい
るように、2枚以上のシートを重ね、この間に放
射線の線質を変換するフイルタを介在せしめ、同
時に複数枚のシートにエネルギーレベルの異なる
放射線画像を記録し、その後この画像間でサブト
ラクシヨンを行うものである。
これらの処理のためには、画像記録部において
2枚以上のシートを重ね合わせて放射線を照射す
る(エネルギーサブトラクシヨンの場合は、その
間にフイルタを介在させて)ことが望まれる。な
ぜならば同一被写体の画像を順次送り込まれる1
枚づつのシートに別に記録する方法も可能である
が、被写体が人体のように動く可能性のあるもの
の場合には、シートを重ねて一回の撮影で記録す
る方が被写体の動きによる偽画像の発生が防止で
きるからである。
したがつて、蓄積性螢光体シートに被写体を通
して放射線を照射する画像記録部、この蓄積性螢
光体シートに蓄積記録された画像を読み取る画像
読取部、および読取後に蓄積性螢光体シートに残
存する放射線エネルギーを放出して次の記録に備
えるための消去部を1つにまとめ、これらの各部
間に蓄積性螢光体シートを循環し再使用する装置
に上記のような重ね合せ処理又はエネルギーサブ
トラクシヨン処理のための多重撮影の機能を付加
することは、一台の装置で種々の画像を得ること
を可能にし、極めて望ましい。
(発明の目的) 本発明は、上記各種の要望に応え、放射線画像
情報を蓄積記録する蓄積性螢光体シートを循環再
使用することができ、小型に設計することができ
る上、高速撮影が可能で、設置や移動が容易で、
集団検診用の検診車への搭載も容易な放射線画像
情報記録読取装置において、さらにエネルギーサ
ブトラクシヨン処理あるいは重ね合せ処理のため
に蓄積性螢光体シートを重ね圧わせて撮影するこ
とができるようにした装置を提供することを目的
とするするものである。
(発明の構成) 本発明の放射線画像情報記録読取装置は、蓄積
性螢光体シートに被写体を通して放射線を照射し
て被写体の放射線透過画像を蓄積記録する画像記
録部と、この蓄積性螢光体シートを励起光で走査
して、発せられた輝尽発光光を読み取つて画像信
号を得る光電読取手段とを有する画像読取部と、
読取後に蓄積性螢光体シートに残存している放射
線エネルギーを放出させる消去部と、前記シート
をこれらの各部に順に循環移動させる循環搬送手
段とを備えるとともに、前記画像記録部に、前記
蓄積性螢光体シートを、該シートが該画像記録部
において重ねられて支持されるように供給する手
段と、この重ね合わされたシートに放射線が照射
された後、シートを取り出して前記循環通路に送
り出す手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
エネルギーサブトラクシヨン処理のための2枚
重ね撮影のときは、画像記録部にシートとともに
線質変換フイルタを供給する必要があり、上記供
給手段がこのフイルタの供給をも行うようにす
る。また、このフイルタをシート間に介在させる
方法には、フイルタの上下にシートを送り込む、
あるいはシートの間にフイルタを送り込む。ある
いはエネルギーサブトラクシヨン用のシート供給
部を設け、エネルギーサブトラクシヨンのときに
のみこの別の供給部から中間にフイルタを介在さ
せた2枚のシートを同時に送り込む方法等、種々
の公知の方法が考えられるが、いかなる方法によ
つてもよいのは言うまでもない。
エネルギーサブトラクシヨン処理のためでな
く、単なる重ね合せ処理(例えば特開昭56−
11400号に示される)のための重ね合せには、複
数のシートが画像記録部で重ね合わせられればよ
いが、これには複数のシートを順次画像記録部に
送り込んで重ね合わせる方法の他、重ね合せ用の
シート供給部を設け、重ね合せのときにのみこの
別の供給部からシートを合わせて送り込む方法が
可能である。
なお、画像記録部において2枚以上のシートが
重ね合せ処理やエネルギーサブトラクシヨン処理
のために重ね合せてセツトされる場合、各シート
は互いに位置ずれなくセツトされなければなら
ず、このためセツト位置においては各シートを正
確に位置決めする手段が設けられるのが望まし
い。
本発明の装置は、読取操作およびその後の消去
までを行なうものであるが、読取操作により得ら
れた画像信号は、一旦磁気テープ、磁気デイスク
等の記憶媒体に記憶させてもよいし、CRT等の
デイスプレイに表示させて直ちに観察してもよい
し、ハードコピーにして永久記録するようにして
もよい。このための再生装置は、上記装置に直接
結合してもよいし、一旦記憶装置を介して離れた
ところで再生するようにしてもよいし、あるいは
離れた場所に置いて、無線で信号を受けて、再生
するようにしてもよい。このようにすれば、例え
ば移動車で撮影した画像を病院の受信再生機で再
生し、専門医がこれを観察して診断結果を無線で
移動車に報告するというようなことも可能にな
る。
本発明において、蓄積性螢光体とは、放射線が
照射されると、この放射線エネルギーの一部を内
部に蓄積し、その後可視光等の励起光を照射する
と、蓄積エネルギーに応じた光量の輝尽発光光を
発する性質を有するものをいう。
また本発明において、蓄積性螢光体シートと
は、上記蓄積性螢光体シートからなるシート状の
記録体のことをいい、一般に支持体とこの支持体
上に積層された蓄積性螢光体層とからなる。蓄積
性螢光体層は蓄積性螢光体を適当な結合剤中に分
散させて形成したものであるが、この蓄積性螢光
体層が自己支持性である場合、それ自体で蓄積性
螢光体シートとなりうる。
なお、エネルギーサブトラクシヨン処理の場
合、蓄積性螢光体シートとしては同一種のものを
用いててもよく、また例えば、特開昭59−83486
号公報に記載されているような、放射線吸収特性
の異なる2種類以上の蓄積性螢光体シートを用い
ても良い(後者の場合、その一方は通常撮影用の
ものであつてもよい)。このとき放射線吸収特性
が異なるとは、例えば螢光体の物質自体が異なる
場合のように入射放射線のエネルギーに対する吸
収特性が異なる場合と、螢光体の物質自体は変え
ずに螢光体の膜厚を変えるなどの方法により、入
射放射線に対する吸収放射線量の割合が異なる場
合の両方を示す。エネルギーサブトラクシヨンの
高エネルギー放射線記録用には通常より高エネル
ギー側の放射線吸収率が高いような放射線吸収特
性を持ち、また螢光体層を厚くするなどの方法に
より放射線吸収率を高めた蓄積性螢光体シートを
用い、まや低エネルギー放射線記録用には低いエ
ネルギー側の放射線吸収率が高いような放射線吸
収特性を持つ蓄積性螢光体シートを用いることに
より目的構造物が良好に抽出されており、かつ粒
状の良いエネルギーサブトラクシヨン画像を得る
ことができる。
また重ね合せ処理の場合も、蓄積性螢光体シー
トとして同一種ものを用いてもよいし、特開昭56
−11399号に記されているように放射線源からよ
り遠い位置におかれるものほど、螢光体層を厚く
するなどの方法によつて、放射線に対する感度が
より高くなるように異なる2種以上のシートを用
いてもよい。
(実施態様) 以下、図面により本発明の実施態様を詳細に説
明する。
第1図および第2図は、本発明の装置をエネル
ギーサブトラクシヨン処理のための撮影ができる
うようにした例を概略的に示すもので、第1図は
1つの循環通路の画像記録部にバイパス通路を形
成したもの、第2図は2つの循環通路を並列に形
成したものを示す。
第1図の例では、被写体Sを載置する撮影台T
を有する装置1の中に矢印で示す循環通路を形成
し、この通路に沿つて多数の蓄積性螢光体シート
を循環搬送し、その循環通路の中に線質変換フイ
ルタFをはさんで被写体S側とその反対側にシー
トを送り込むようにしている。すなわち、画像記
録部に線質変換フイルタFを配し、この下にシー
トS1を先ず矢印Aのように供給し、次いで別の
シートS2をこのフイルタFの上へ矢印Bのよう
に供給して、フイルタFをはさんで2枚のシート
S1,S2を重ね合せた後放射線源Xから放射線
を照射してエネルギーサブトラクシヨン用の画像
記録を行ない、その後下のシートS1を矢印Cの
ように画像記録部から排出して循環通路に返し、
次いで上のシートS2を矢印Dのように排出して
同じく循環通路に返す。
循環通路の中には、読取部と消去部があり、シ
ートはこれらの処理部を経て再び画像記録部に供
給される。
エネルギーサブトラクシヨン処理のためでな
く、通常の重ね合せ処理のための重ね合せ撮影を
する場合には、線質変換フイルタFを画像記録部
から外して、2枚(あるいは3枚以上)のシート
のみを画像記録部で重ね合せる。このためのフイ
ルタFの退出、あるいはシートの送り込み、排出
のための機構としては、種々の周知のシート物搬
送あるいは移動手段を採用することができ、特に
構造上の制限はない。実用上は、高速で、しかも
シート面に傷をつけない形式のものが好ましい。
第2図の例は、循環通路を2つ並列に設けたも
ので、画像記録部には線質変換フイルタFが配さ
れ(出入自在にするのが好ましい)、このフイル
タFをはさんでその上下にそれぞれシートS2,
S1をセツトするように2つの循環通路が構成さ
れる。図示の例では、2つの循環通路のそれぞれ
に読取装置が配され、消去装置は2つの通路に共
通に作用するように構成されている。この例にお
いても、通常の重ね合せ撮影の場合にはフイルタ
Fを画像記録部の照射野内から外してシートS
1,S2を直接重ね合せる。また、シートの数
は、それぞれの循環通路に各数枚ずつ循環させる
ようにしてもよい。
上記第1図,第2図の各実施態様において、フ
イルタFを画像記録部から外す方法の例として
は、第3A図に示すようにシートS1,S2の搬
送される方向に対して直角な方向へ(矢印Yで示
す)水平に移動させる方法がある。このための移
動機構は、例えば第3B図に示すようにフイルタ
Fをワイヤで駆動する形式のもの等、種々の公知
の機構が採用される。
上記第1図の例におけるシートの搬送機構の例
を、第4A−4G図により詳細に説明する。
シートS1は、エンドレスベルトE1により搬
送され、ふり分けベルトE2によつてガイドベル
トGの上に案内され、画像記録部におけるエンド
レスベルトE3上へ案内される。(第4A,4B
図)次にフイルタFがシートS1上に移動され
る。(第4C図)この上に、第2のシートS2が
エンドレスベルトE1、ふり分けベルトE2、ガ
イドベルトGにより送り込まれ、セツトされる。
(第4D図)この状態で放射線が照射され、エネ
ルギーサブトラクシヨン用の撮影が行なわれる。
撮影終了後、フイルタFが上方へ若干持ち上げ
られてから(第4E図)、シートS1が矢印方向
に搬出される。(第4F図)このようにすること
によりシートS1の表面に傷がつくのを防止でき
る。次いでフイルタFが横方向へ退出し、残つた
シートS2がエンドレスベルトE3により排出さ
れる。
フイルタFを上方へ持ち上げる手段は図示され
ていないが、任意の機械的方法により容易に可能
である。なお、上記例では、ふり分けベルトE2
は単にフイルタFの上へシートS2を案内する案
内ローラとしてもよい。また、第4A図の状態で
フイルタFを挿入し、フイルタFとエンドレスベ
ルトE3の間に間隙を形成し、この間隙にシート
S1を挿入するようにしてもよい。このときは、
特にふり分けベルトE2の角度が正確に制御され
なければならない。
上記第4A−4G図はエンドレスベルトを使用
したものであるが、マガジンを使用した例を第5
A−5F図により以下説明する。
マガジンMの底部には送りローラR1,R2が
設けられ、排出側の端壁には排出口Pが形成さ
れ、その上にはフイルタFをマガジン内外に移動
させる開口部が形成されている。
先ず第1のシートS1が右方から矢印のように
搬入されると(第5A図)、フイルタFがその上
に挿入される(第5B図)。次いでその上に第2
のシートS2が搬入され(第5C図)、この状態
で放射線が照射される。照射が終了するとフイル
タFはマガジンMから退出し、上のシートS2は
下のシートS1の上に落ちる(第5D図)。次に、
マガジンMの底部の送りローラR1,R2を駆動
して下のシートS2を排出する(第5E図)。こ
のとき上のシートS2はマガジンMの排出側端に
おいてフイルタFの端部に当接して、排出される
ことはない。なお、上記ステツプ(第5D図,第
5E図)は逆にしてもよい。すなわち、フイルタ
Fを退出させる前に下のシートS1を排出し、次
いでフイルタFを退出させてもよい。次に、マガ
ジン内に残つたシートS2も送りローラR1,R
2により排出する(第5F図)。
このようにマガジンMを使つた場合には、シー
トの送りが簡略化されるので、操作が簡単になる
という利点がある。
なお、上記ではシートを1枚づつ供給し、排出
する態様について説明したが、画像記録部の上流
で予じめシートを重ねて画像記録部に供給しても
よいし、また画像記録部が重ねられたシート群を
同時に排出し、画像記録部の下流で、循環通路に
1枚づつ移送するようにしてもよい。
次に、本発明の放射線画像情報記録読取装置の
具体的な例を、第6図により詳細に説明する。こ
の例では、前述の第4A−4G図のエンドレスベ
ルトを使用した画像記録部を採用している。この
部分の構成、作用の説明は、第4A−4G図の詳
細と重複するので、以下の説明では省略する。
第6図は、被検者が背臥した状態で胸部、腹部
等の放射線透過画像を撮影記録する本発明の一実
施態様装置を概略的に示すものである。装置1内
にはエンドレスベルト2A,2B,3,4,5,
6,7,8,9,10,11A,11B,12,
13とエンドレスベルト3,4,7,10,11
A,11B,12,13に従動回転する案内ロー
ラ14,15,16,17,18,19,20
と、別のローラ17A,19Aと、ガイド板2
1,22,23A,23B,23C,24,2
5,26,27と、ニツプローラ28A,28B
と、エンドレスベルト13と2Aの間に設けられ
るふり分けベルト2Cと、エンドレスベルト10
の手前に設置される搬送方向転換板29とからな
り、途中で並行する2つの通路10−17−19
−13と17A−11A,11B−18−12−
19Aを含む循環通路を構成するシート循環搬送
系が設けられている。このシート循環搬送系にお
いては、一例として6枚の蓄積性螢光体シート3
0が互いに適宜間隔をおいて、図中の矢印方向に
循環搬送されるようになつている。
前記循環搬送系の最上位に配されたエンドレス
ベルト2Aの上方には撮影台41が設けられ、ま
たこの撮影台41を間において前記エンドレスベ
ルト2Aに対向する位置には例えばX線源等の放
射線源42が設けられて、これら撮影台41と放
射線源42により画像記録部40が構成されてい
る。また画像記録部40には放射線遮断板A1
A2,A3が配置され記録部分以外へ散乱放射線が
侵入するのを防いでいる。
被写体43の放射線撮影時、撮影に使用される
シート30はエンドレスベルト2A上に配置さ
れ、被写体43が撮影台41の上に背臥した状態
で放射線源42が照射される。それにより被写体
43の透過放射線画像がエンドレスベルト2A上
のシート30上に投影され、被写体43の放射線
画像情報が該シート30に蓄積記録される。
エンドレスベルト2Aの手前(第1図では右
側)に位置するふり分けベルト2Cは、エネルギ
ーサブトラクシヨン撮影や重ね合せ撮影のため2
枚の蓄積性螢光体シート30を前者の場合は線質
変換フイルタFの上下にふり分け、後者の場合は
エンドレスベルト2A上に重ねて配置するための
もので、通常の撮影のときは固定されてシート3
0は単にこの間を搬送される。
図示の例では、前述の2つの並行する通路の一
方(10−17−19−13)が通常の循環通路
を構成するものであり、他方(17A−11A,
11B−18−12−19A)はエネルギーサブ
トラクシヨンあるいは重ね合せのための撮影専用
のシートを用いるとき、そのシートを供給するた
めのものであつて、通常撮影のときには駆動され
ないようになつている。この専用シートを1枚だ
け使用し、多重撮影のための一枚には通常撮影用
のシートを兼用する場合、後者のシートは通常の
循環通路(10−17−19−13)を通しても
よい。搬送方向転換板29は、シート30の搬送
方向を、前記2つの並行する通路の一方に選択的
に搬入するためのものであつて、図示しないコン
トローラにより制御されてシート30を定められ
た通路に案内する。
画像記録部40にて放射線画像記録がなされた
蓄積性螢光体シート30は、エネルギーサブトラ
クシヨンあるいは重ね合せの撮影がなされたとき
は前記の第4E図〜第4G図又は第5D図〜第5
F図に示したようなシート排出手段によつてエン
ドレスベルト2B上へ移送され、通路3−22−
4−5−6−7を経て画像読取部50に送られ
る。
本実施態様では、シート循環搬送系の図中右端
位置に、画像読取部50が設けられている。この
画像読取部50において、該読取部50を構成す
るエンドレスベルト8の上方にはレーザ光源51
が設置され、またその出力レーザ光52をエンド
レスベルト8上のシート30の幅方向に走査させ
るためのミラー53、ガルバノメータミラー5
4、ミラー55、ミラー56が設けられており、
ガルバノメータミラー54の往復揺動により、レ
ーザ光52が、放射線画像を蓄積記録したシート
30上に主走査される。なおこのシート30は、
前記画像記録部40において放射線画像が記録さ
れた後、シート循環搬送系の駆動によりこの画像
読取部50に搬送されて来る。またレーザ光52
のシート30上の走査位置に、主走査線に沿つて
集光用反射ミラー57が配され、レーザ光52の
照射によつてシート30から放射される輝尽発光
光が直接あるいは集光用反射ミラー57で反射さ
れた後集光光学素子58の入射端面58Aからこ
の集光光学素子58に入射し、この中を全反射に
より案内されながらこの素子58の射出端面58
Bに接続されたフオトマル59に受光され、輝尽
発光光が光電的に読取られる。上記のようにレー
ザ光52の主走査が行なわれるのと同時に、シー
ト30はエンドレスベルト8により図中矢印方向
(すなわち前記主走査の方向と略直角な方向)に
搬送されて副走査がなされ、シート30の全面に
亘つて蓄積放射線画像が読み取られる。フオトマ
ル59によつて読取られた画像信号は、図示せぬ
画像処理回路に送られ必要な画像処理(例えば、
特開昭59−83486号に記されたエネルギーサブト
ラクシヨン処理や特開昭56−11399号に記された
重ね合せ処理の他、階調処理や周波数処理など)
が施された後、画像再生装置へ送られる。前述の
ように、この再生装置は、CRT等のデイスプレ
イでもよいし、感光フイルムに光走査記録を行な
う記録装置でもよいし、あるいはそのために一旦
磁気テープ等の記憶装置に記録するものでもよ
い。
なお1枚のシート30からの放射線画像情報の
読取りに要する時間は、一般に該シート30に放
射線画像情報を記録する(撮影)のに要する時間
よりも長いが、記録済みのシート30を例えばエ
ンドレスベルト上に残しておくことにより、6枚
のシート30を次々に使用してとりあえず記録だ
けは短時間内に済ましてしまうことができる。ま
た例えば特開昭58−89245号に示されるように、
観察読影のための可視像を得る上記のような読取
り操作(本読み)に先行して、該本読みにおいて
照射すべき励起光よりも低レベルの励起光を用い
て、予め蓄積性螢光体シートに蓄積記録されてい
る放射線画像情報の蓄積記録情報を把握するため
の読取り操作(先読み)を行なつて、放射線画像
情報の蓄積記録情報を把握し、しかる後に本読み
を行なつて、前記先読み情報に基づいて読取ゲイ
ンを適当に調節し、或いは適当な信号処理を施せ
ば、撮影条件の変動による影響をなくし、或いは
観察読影適性の優れた放射線画像を得ることがで
きるが、本装置においても画像読取り後エンドレ
スベルト9上に送られたシート30を、該エンド
レスベルト9およびエンドレスベルト7,8を逆
転させて画像読取り位置まで戻すことにより、上
記「先読み」、「本読み」を行なうことができる。
画像読取りが終了したシート30は、エンドレ
スベルト9により消去部70に送られる。この消
去部70は函体71と、この函体71の内部に多
数並べられた螢光灯、タングステンランプ、キセ
ノンランプ、ナトリウムランプ等の消去光源72
とからなるものであり、シート30はシヤツタ7
3が開かれてから、その先端がニツプローラ27
に接するまで前記エンドレスベルト9により搬送
される。そして回転するニツプローラ28Aによ
りシート30は函体71内に送られる。シート3
0が函体71内に送られると、前記シヤツタ73
が閉じられる。函体71内の消去光源72は、シ
ート30の蓄積性螢光体の励起波長領域の光を主
に発するものであり、前記画像読取り後にシート
30に残存していた放射線エネルギーは、シート
30にこのような光が照射されることにより該シ
ート30から放出される。なおこのとき前記シヤ
ツタ73が閉じられているので、消去光が漏れて
画像読取部50に侵入して読取信号にノイズを発
生させることがない。
こうして再び放射線画像情報の記録が可能な程
度に残像消去がなされたシート30は、ニツプロ
ーラ28Bを回転させて消去部70外に排出され
る。排出されたシート30はエンドレスベルト1
0,13により前記画像記録部40のエンドレス
ベルト2A上まで搬送されるが、先に他のシート
30がつかえていれば順次エンドレスベルト1
3,10上に載置されて待機する。また画像記録
および読取り作業がひとまず終了した際に最後の
シート30は消去部70において残像消去を受け
たのち、ニツプローラ28Aが前記とは逆の向き
に回転されることによりエンドレスベルト9上に
送られ該ベルト9上で待機する。
なお、エネルギーサブトラクシヨンあるいは重
ね合せ撮影専用シート30を用いる場合、これら
のシート30は、エンドレスベルト11A,11
B上に待機している。
以上説明したように、シート循環搬送系を構成
するエンドレスベルト2B,2A〜13、および
ニツプローラ28A,28Bは、画像記録部4
0、画像読取部50、及び消去部70の操作と関
連させて制御され(これは公知のシーケンス制御
を採用すればよい)、シート30を搬送、あるい
は載置する。
また、エネルギーサブトラクシヨンあるいは重
ね合せ処理のための多重撮影の際は、画像記録部
においてシート30が重ね合せられた状態になる
ように供給され、保持されるので、これらの多重
撮影を容易に行なうことができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の放射線画像情報
記録読取装置によれば、画像記録部・画像読取部
及び画像消去部を一体化し、蓄積性螢光体シート
をこれら各部を循環再使用するようにしたため、
装置がコンパクトに形成でき、かつ画像記録部を
エネルギーサブトラクシヨン処理又は重ね合せ処
理のための多重撮影もできるように構成してある
ため、一台の装置で種々の放射線画像情報が得ら
れるようになり、診断上極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の放射線画像情報記録読取装置
の一実施態様を示す概略図、第2図は同じく他の
実施態様を示す概略図、第3A図はその装置にお
けるフイルタを移動させる機構の作用を説明する
平面図、第3B図は同じくその斜視図、第4A−
4G図は本発明の上記装置における画像記録部の
一例の動作を説明する説明図、第5A−5F図は
同じくその他例の動作を説明する説明図、第6図
は本発明の装置のさらに具体的な例を示す全体図
である。 1……装置本体、2A……撮影位置のエンドレ
スベルト、2B……待機位置のエンドレスベル
ト、3,4,5,6,7,8,9,10,11
A,11B,12,13……エンドレスベルト、
14,15,16,17,17A,18,19,
19A,20……案内ローラ、21,22,23
A,23B,23C,24,25,26,27…
…ガイド板、28A,28B……ニツプローラ、
29……搬送方向転換板、S1,S2,30,3
0A,30B……蓄積性螢光体シート、41T…
…撮影台、42X……放射線源、43S……被写
体、50……画像読取部、70……消去部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 放射線画像を蓄積記録しうる蓄積性螢光体シ
    ートを、少なくとも2枚、所定の循環通路に沿つ
    て搬送する循環搬送手段、 前記循環通路にあつて、前記シートに被写体を
    通して放射線を照射することにより、このシート
    上に被写体の放射線透過画像を蓄積記録する画像
    記録部、 前記循環通路にあつて、前記画像記録部におい
    て放射線画像が蓄積記録されたシートを走査する
    励起光を発する励起光源と、この励起光により走
    査されたシートから発せられた輝尽発光光を読み
    取つて画像信号を得る光電読取手段とを有する画
    像読取部、および 前記循環通路にあつて、前記画像読取部におい
    て画像読取が行なわれた後のシートに画像記録が
    なされるのに先行してこのシート上の残存放射線
    エネルギーを放出させる消去部を備えたことを特
    徴とする放射線画像情報記録読取装置において、 前記画像記録部に、少なくとも2枚の前記シー
    トを、該シートが該画像記録部において重ねられ
    て支持されるように供給し、かつこの重ね合わさ
    れたシートに放射線が照射された後、該画像記録
    部から前記シートを取り出して前記循環通路に搬
    送されるように排出するシート供給・排出手段と
    が設けられたことを特徴とする放射線画像情報記
    録読取装置。 2 前記供給手段が、前記シートとともに、少な
    くとも2枚のシート間に放射線フイルタを挿入す
    るものであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の放射線画像情報記録読取装置。 3 前記供給手段が、前記シートを前記画像記録
    部に1枚ずつ順次供給するものであるあることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記
    載の放射線画像情報記録読取装置。 4 前記蓄積性螢光体シートが、2種類以上の蓄
    積性螢光体シートであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項から第3項のいずれか1項に記載
    の放射線画像情報記録読取装置。
JP59220279A 1984-10-16 1984-10-19 放射線画像情報記録読取装置 Granted JPS6198341A (ja)

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JP59220279A JPS6198341A (ja) 1984-10-19 1984-10-19 放射線画像情報記録読取装置
US06/787,846 US4859849A (en) 1984-10-16 1985-10-16 Radiation image recording and read-out apparatus
DE3588123T DE3588123T2 (de) 1984-10-16 1985-10-16 Vorrichtung zum Aufzeichnen und Auslesen eines Strahlungsbildes
EP85113133A EP0182099B1 (en) 1984-10-16 1985-10-16 Radiation image recording and read-out apparatus

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JPS6198341A (ja) 1986-05-16

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