JP2978745B2 - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JP2978745B2
JP2978745B2 JP7269372A JP26937295A JP2978745B2 JP 2978745 B2 JP2978745 B2 JP 2978745B2 JP 7269372 A JP7269372 A JP 7269372A JP 26937295 A JP26937295 A JP 26937295A JP 2978745 B2 JP2978745 B2 JP 2978745B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラオケ装置に関
し、特に歌唱音を合成・出力する機能を備えたカラオケ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なカラオケ装置において
は、演奏曲の指定を行うと指定した曲のカラオケ演奏が
行われ、演奏に合わせてモニタに歌詞テロップが表示さ
れる。使用者はそのカラオケ演奏に合わせて自らマイク
を取り、歌詞テロップを見ながら歌唱を楽しむこととな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カラオケの
使用者は、旋律や歌詞をよく知らない曲の場合に、歌詞
テロップを参照してもなお、速すぎる旋律の流れについ
ていけなくなって、歌唱に破綻をきたすことがある。ま
た、よく知っている曲についても、音程が高すぎたり低
すぎたりすると同様にうまく歌えないことがある。その
ため、例えばカラオケ店へ行ってもレパートリーが上述
のような曲ばかりであると、利用者は必ずしもカラオケ
を心から楽しめることにはならない問題がある。そこ
で、模範歌唱の歌声ソースを別に用意しておいてこれを
カラオケパートに被せて再生し、歌い損なった部分を模
範歌唱の再生により目立たなくする方法が考えられる。
ところがこの方法では、模範歌唱の歌声は歌唱者の歌声
に常時重ね合わされるので、使用者の自立感が損なわれ
る欠点がある。さらに、模範歌唱はプロ歌手など常に同
じ人の声で再生されるので、模範歌唱との声質や歌唱レ
ベルの違いが目立ちやすく、場合によっては使用者が自
己嫌悪に陥ることもある。さらに、演奏曲毎に歌声の波
形データを用意する必要があるのでデータ量の肥大化を
招く問題がある。
【0004】本発明の課題は、使用者が歌い損なった部
分を合成歌唱音により違和感なく補ったり、あるいはデ
ュエットの第二パートを合成歌唱音により再生し、歌唱
者が1人でデュエットを楽しんだりできるカラオケ装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の課
題を解決するために、本発明のカラオケ装置は下記の要
件を含んで構成されることを特徴とする。 (1)カラオケ演奏データ記憶手段:演奏曲のカラオケ演
奏データを記憶する。 (2)カラオケ演奏手段:その記憶されたカラオケ演奏デ
ータを読み出して、前記演奏曲のカラオケ演奏を行う。 (3)旋律データ記憶手段:演奏曲の歌唱パートの旋律デ
ータを記憶する。 (4)歌詞データ記憶手段:演奏曲の歌詞データを記憶す
る。 (5)音節波形データ記憶手段:演奏曲の歌詞に含まれる
各音節の音節波形データを記憶する。 (6)歌声合成・出力手段:カラオケ演奏手段により演奏
される演奏曲に対応する歌唱パートの旋律データを旋律
データ記憶手段から読み出し、かつその演奏曲の歌詞デ
ータに対応する音節波形データを音節波形データ記憶手
段から読み出す。そして、歌唱パートの旋律データの少
なくとも一部に対し、音節波形データを重ねることによ
りその歌唱パートの歌唱音を合成し、これを出力する。(7)歌詞表示手段:歌詞データに基づく歌詞テロップを
表示する。
【0006】上述のように構成されたカラオケ装置にお
いては、歌声合成・出力手段が、旋律データと音節波形
データとに基づいて、演奏曲の歌声パートに対応する歌
唱音を合成・出力する。例えば演奏中の曲において、歌
詞や旋律を知らなかったり、あるいは音程が高すぎたり
低すぎたりするために、うまく歌えない部分(以下歌い
損じ部分という)が生じた場合は、上記合成歌唱音を随
時出力してその歌い損じ部分を補うのに使用することが
でき、ひいては使用者はストレスなくカラオケを楽しむ
ことができる。また、歌詞に含まれる各音節(例えば5
0音を構成する各音節)の波形データを元に歌唱音が合
成されるので、曲毎に歌唱音の波形データを用意する必
要がなくなり、少ないデータで各種演奏曲の歌唱音を再
生できるようになる。
【0007】上記構成にはさらに下記の要件を付加する
ことができる。 (8)音節波形入力手段:音節の波形を入力する。 (9)音節波形データ記憶制御手段:その入力された波形
に基づく音節波形データを、音節波形データ記憶手段に
記憶させる。これにより、各種歌唱者の音節波形を自由
に記憶させて使用することができ、所望の歌唱者のもの
を選択して使用したり、あるいは使用者自身の音節波形
を記憶させておけば、歌い損じ部分にこれを適用したと
きの違和感が軽減されて効果的である。
【0008】また、本発明は下記のように構成すること
もできる。これは、前記カラオケ演奏データ記憶手段、
カラオケ演奏手段、旋律データ記憶手段、歌詞データ記
憶手段を含み、かつ前記演奏曲の歌詞に含まれる各音節
の音節波形データをID番号と対応付けて記憶する音節
波形データ記憶手段と、前記カラオケ演奏手段により演
奏される前記演奏曲に対応する前記歌唱パートの旋律デ
ータを、前記旋律データ記憶手段から読み出し、かつ入
力されたID番号と対応するとともに、その演奏曲の歌
詞データに対応する音節波形データを、前記音節波形デ
ータ記憶手段から読み出し、前記歌唱パートの旋律デー
タの少なくとも一部に対し、前記音節波形データを重ね
ることによりその歌唱パートの歌唱音を合成し、これを
出力する歌声合成・出力手段とを備えたカラオケ装置で
ある。
【0009】ここで、歌唱パートは同時に歌唱される複
数のパートを含むものとすることができ、歌声合成・出
力手段は、それら複数のパートのうちの少なくとも一部
に対応する歌唱音を合成・出力するものとすることがで
きる。この場合、使用者がその残りのパートのうちの少
なくとも一部を歌唱・入力するための歌唱入力手段を設
け、さらに、歌声合成・出力手段による合成歌唱音と、
歌唱入力手段からの使用者の歌唱音と、カラオケ演奏手
段によるカラオケ演奏音とをミキシングするミキシング
手段を設けることができる。こうすれば、例えばデュエ
ットなど2つの歌唱パートを有する演奏曲の場合、その
いずれか一方のパートを合成歌唱音により演奏させ、歌
唱者はそれに合わせて他方のパートを歌うことで、一人
でデュエットの気分を味わうことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、い
くつかの実施例に基づき図面を用いて説明する。図1
は、本発明の一実施例たるカラオケ装置1の構成を示す
ブロック図である。カラオケ装置1は、いわゆる通信カ
ラオケ装置として構成されており、ホストコンピュータ
2から公共の電話回線等の通信手段3を介して、カラオ
ケ装置1の中核部であるカラオケコマンダ4へ演奏曲の
楽音データを含むカラオケデータが送られる。このカラ
オケコマンダ4に通信手段3、歌詞テロップや背景映像
を表示するCRT等のモニタ7、アンプミキサ8等が接
続され、アンプミキサ8にマイク5、スピーカ6がつな
がれる。
【0011】カラオケコマンダ4はカラオケ制御部10
を備え、ここにCPU11、ROM12、RAM13等
を内蔵していて、カラオケ装置1の全体の制御を司る。
カラオケ制御部10には、ホストコンピュータ2からカ
ラオケデータを受信するためのモデム15、ホストコン
ピュータ2から配信されるカラオケデータを蓄積するカ
ラオケデータ記憶部16、その記憶部16に記憶された
楽音データに基づいて曲を合成する楽音合成部17、モ
ニタ制御部18、演奏曲設定手段としての入力部19が
接続されている。なお、カラオケ制御部10は歌声合成
・出力制御手段の役割も果たす。
【0012】カラオケデータ記憶部16の楽音データ記
憶部24には、図4(a)に示すようにカラオケ演奏デ
ータ記憶部40、歌唱パート旋律データ記憶部(以下、
単に旋律データ記憶部ともいう)50及び音節波形デー
タ記憶部60が形成されている。カラオケ演奏データ記
憶部40には多数の演奏曲のカラオケ演奏データが曲名
と対応付けて記憶される。このカラオケ演奏データは、
例えばMIDI(Musical Instrument Digital Interfa
ce)規格に基づいて構成され、その情報は少なくとも音
階、音の強さ、音の長さ、音色等のデータを含む。
【0013】また、旋律データ記憶部50には、各演奏
曲毎の歌唱パートの旋律データが記憶されている。この
旋律データは、図4(b)に示すように、その旋律を構
成する各音符の内容を表す音符データ51により構成さ
れており、それら音符データ51は、同図(c)に示す
ように、その音符の音長を表す音長データ52、音量を
表す音量データ53、音程(音高)を表す音程データ5
4、及び次の音符までの時間間隔を表すタイミングデー
タ55等により構成されている。なお、音量データ53
は「0」となる場合があり、この場合は音を出さない、
すなわち休符を意味するものとされる。
【0014】さらに、音節波形データ記憶部60には、
図6に示すような日本語の発音を構成する音節、例えば
清音と「ん」45音、濁音18音、半濁音5音、拗音3
3音の合計101音の波形をそれぞれ表す音節波形デー
タ63が、図5に示すように各音節毎に記憶されてい
る。また、音節波形データ記憶部60には、その音節波
形の登録者(すなわち発音者)のID番号61と登録者
名62とが、上記音節波形データ63の組と対応付けて
記憶されている。
【0015】図1に戻って、カラオケ制御部10には、
音声モジュール14が接続されている。音声モジュール
14は、図3(a)に示すように、前記101種類の音
節に一対一に対応するサブモジュール20を有し、それ
ぞれカラオケ制御部10に接続されるとともに、それら
サブモジュール20にミキシング手段としてのアンプミ
キサ8が接続されている。各サブモジュール20は、同
図(b)に示すように、マイクロプロセッサ等で構成さ
れる制御部21、音節波形データメモリ22、歌声合成
・出力手段の一部をなす音声合成部23、さらには音符
データメモリ27及びタイマー28等を備える。音節波
形データメモリ22はRAM等で構成され、音節波形デ
ータ記憶部60に記憶された音節波形データのうち対応
するものが読み出されて格納される。また、音符データ
メモリ27もRAM等で構成され、カラオケ制御部10
側から送信されてくる音符データ51(図4)が格納さ
れる。一方、音声合成部23はシンセサイザ等で構成さ
れ、制御部21からの指令に基づいて音符データメモリ
27から読み出された音符データに音節波形データを重
ね、その音節の合成音を所定の音長、音程及び音量で合
成してアンプミキサ8へ出力する。なお、制御部21
は、その内部にROM等で構成された音声合成プログラ
ム記憶部21aを有しており、そこに格納された音声合
成プログラムに基づき、音声合成部23に対する制御指
令を行う。
【0016】図1に戻って、カラオケ制御部10には、
音節波形入力手段としてのマイク33と、その入力内容
をデジタル波形化する音声波形化装置30とが接続され
ている。音声波形化装置30は、例えばマイク33に接
続されたアンプ32と、そのアンプ32に接続されたA
/D変換器31等を備えている。
【0017】次に、歌詞データ記憶部25には各演奏曲
の歌詞データが、背景映像データ記憶部26には、各演
奏曲に一対一に対応する背景映像データ(もしくは各曲
と一対一では対応しない幾つかの異なる背景映像デー
タ)がそれぞれ記憶されている。また、楽音合成部17
は、例えばシンセサイザ等で構成され、楽音データ記憶
部24から送られてくるカラオケ演奏データに基づいて
各楽器の演奏信号を合成(生成)する音源となる。この
演奏信号は、アンプミキサ8に送られて増幅されるとと
もに、マイク5を介して入力される利用者の歌声及び音
声モジュール14からの合成歌唱音と適度の割合でミキ
シングされ、スピーカ6から出力される。すなわち、こ
れら楽音合成部17、アンプミキサ8、スピーカ6等が
カラオケ演奏手段を構成している。また、アンプミキサ
8及びスピーカ6は歌声合成・出力手段の一部を構成し
ている。
【0018】次に、モニタ制御部18は、歌詞データ記
憶部25から送られてくる歌詞データ及び背景映像デー
タ記憶部26から送られてくる背景映像データを、モニ
タ7に視覚的に表示可能な映像信号に変換し、それに基
づく歌詞テロップと背景映像とを合成してモニタ7に表
示するとともに、曲の演奏の進行に同期して歌詞テロッ
プを順次反転させ、該当する歌唱部分を利用者に知らせ
る役割を果たす。また、入力部19は、利用者が歌いた
い曲を予約したり、演奏曲の音程や速度等を調整したり
するためのキーボード(図示せず)等を備えている。ま
た、カラオケ制御部10には、合成歌唱音出力スイッチ
34が接続されている。
【0019】次に、図2に示すように、カラオケ制御部
10のRAM13には、予約された演奏曲の曲番号を記
憶する曲予約メモリ13aが設けられている。また、楽
音データ記憶部24から読み出されたカラオケ演奏デー
タと歌唱パートの旋律データをそれぞれ格納するメモリ
13b及び13c、さらに歌詞データ記憶部25から読
み出された歌詞データを記憶する歌詞データメモリ13
dも設けられている。
【0020】また、ROM12には、カラオケ演奏デー
タ記憶部40(図4)からカラオケ演奏データを読み出
してカラオケ演奏を行うためのカラオケ演奏プログラム
12a、歌詞データ記憶部25に記憶された歌詞データ
に基づいて歌詞テロップをモニタ7に出力するための歌
詞出力プログラム12b、及び背景映像データ記憶部2
6に記憶された背景映像データに基づいて背景映像をモ
ニタ7に出力するための背景映像出力プログラム12c
及び音節波形入力プログラム12eがそれぞれ記憶され
ている。以下、これらプログラムに基づくカラオケ装置
1の作動をフローチャートを使用して説明する。
【0021】図7は、カラオケ制御部10側の処理の流
れを示している。すなわち、S1において、入力部19か
ら入力された曲番号が曲予約メモリ13aに記憶され、
演奏曲の予約が行われる。ここで、予約の際に入力部1
9からは登録者ID番号61(図5)を入力することが
でき、これも合わせて曲予約メモリに記憶される。演奏
曲が予約されるとカラオケ演奏プログラム12aが起動
し、S2において曲予約メモリ13aに記憶された曲番号
のうちの先頭のものが読み出される。そして、S3におい
て曲番号とともにID番号61が記憶されていれば、S4
以下の処理となる。すなわち、音節波形データ記憶部6
0(図4)に記憶された音節波形データ63のうちID
番号61に対応するものが読み出され、さらに音声モジ
ュール14の各サブモジュール20(図3)に、対応す
る音節波形データが分配されて各音節波形データメモリ
22に記憶される。以下は、カラオケ演奏の処理とな
り、S5においてその曲番号に対応するカラオケ演奏デー
タ及び旋律データが読み出される。また、S6においてそ
の演奏曲の歌詞データが読み出され、さらにS8において
該演奏曲に対応する背景映像データが読み出される。こ
うして、読み出されたカラオケ演奏データに基づいて曲
が演奏され(S8)、同時に歌詞テロップと背景映像とが
モニタ7(図1)に表示される(S9)。
【0022】次に、曲演奏の途中で合成歌唱音出力スイ
ッチ34(図1)が操作される(すなわちon状態にな
る)とS10からS11に進み、読み出し中の旋律データに含
まれる音符データ51が、歌詞データを参照して対応す
る音節のサブモジュール20へ順次送信される。この音
符データ51の送信のタイミングは、音符データ51に
含まれる音長データ52及びタイミングデータ55(図
4)に基づいて、タイマー9(図1)により計測され
る。音符データ51を受けたサブモジュール20側での
処理の内容は、図8のフローチャートに示すようなもの
となる。すなわち、サブモジュール20は音符データ5
1の受信を待機しており(S51)、音符データ51を受
け取ると音声合成部23に指令を発して、その音符デー
タ51が与える音長、音程及び音量の歌唱音を合成・出
力させ(S52)、S51に返って次の音符データ51の受信
を待機する。一方、カラオケ制御部10側の処理は図7
のS11からS12へ進んで、カラオケ演奏処理が継続され
る。なお、合成歌唱音出力スイッチ34が操作されなか
った場合には、S10から直接S12へ進む。
【0023】このように音声モジュール14は、合成音
出力スイッチ34の操作中に限って歌唱パートの歌唱音
を各サブモジュール20において音節毎に合成し、これ
がアンプミキサ8に順次送られてスピーカ6から出力さ
れることとなる。そして、S13で曲演奏の終了信号が検
出されると、S21に進んで曲予約メモリ13dに次の演
奏曲の曲番号が記憶されているかどうかが判定される。
記憶されていればS2に戻って、曲予約メモリ13aから
次の演奏曲の曲番号が読み出され、以下同じ処理が繰り
返される。また、記憶されていなければS1に戻って曲番
号入力を待機する。なお、曲予約メモリ13aに曲番号
が記憶されている場合でも、曲番号の入力は随時行うこ
とができ、演奏曲の予約を行うことができる。また、S1
2において終了信号が検出されれば、そこで曲演奏が中
断されてS21へ進む。一方、S3でID番号が検出されな
ければS14〜S20の処理となり、歌唱音の合成を行わない
通常のカラオケ演奏のみの処理となる。
【0024】次に、マイク33及び音声波形化装置30
(図1)による各音節の入力処理を、図9のフローチャ
ートに従い説明する。すなわち、入力部19に設けられ
た音声入力キー(図示せず)を押すことにより、「声の
入力処理を開始します。名前を入力してください。」と
いうメッセージを表示する。使用者は入力部19から登
録者名を入力し(C1)、これが図5の音節波形データ記
憶部60に格納される。続いて、入力すべき音節の総数
Nが読み込まれ(C3)、「’あ’を入力してくださ
い。」というメッセージを表示する。使用者はマイク3
3を通し、’あ’を発声する(C6)。続いて、’あ’の
音節の入力を確認したらそれが音声波形化装置30でデ
ジタル波形化され、音節波形データ記憶部60に格納さ
れる(C7)。以下、各音節毎に同様の処理が繰り返さ
れ、最後まで入力が終わった段階でID番号が付与され
て、記憶部60に格納される(C4〜C7)。
【0025】以上説明した実施例においては、合成歌唱
音出力スイッチ34の操作が行われた場合にのみ、合成
歌唱音が出力されるようになっていたが、曲全体を通じ
て合成歌唱音を出力し続けるように処理することも可能
である。この場合のフローチャートは、図7のS10及びS
11からなるルーチンを、図10に示すように、S11の処
理のみを含むルーチンで置き換えたものとなる。このよ
うな処理は、例えば演奏曲が2つの歌唱パートを有して
おり、そのいずれか一方のパートを合成歌唱音により演
奏させ、使用者が他方のパートを歌うようにして、合成
歌唱音に合わせたデュエットを楽しむ場合に好都合であ
る。この場合、音節波形データは使用者が登録したもの
に限らず、例えばプロの歌手により発音入力された波形
データを使用することもでき、こうすればプロ歌手との
デュエット気分を味わうことができるなど、さらに面白
い効果を得ることができる。
【0026】また、音声モジュール14においては、図
3に示すように音節の種類毎にサブモジュール20が割
り当てられているが、図11に示すように、これを単一
の音声合成部23により置き換えるとともに、各音節の
音節波形データを図2に示すようにRAM13の音節波
形データメモリ13eに記憶させておき、これを音声合
成部23に逐次送信して歌唱音を合成するようにしても
よい。この場合、音声合成部23の制御はカラオケ制御
部10のCPU11が行うこととなるので、音声合成プ
ログラム12dをROM12に格納しておく必要がある
(図2参照)。また、CPU11は、カラオケ演奏処理
も同時に行う必要があるので、マルチタスク処理に適し
たCPUを使用することが望ましい。
【0027】また、音節データは使用者(登録者)毎に
個別に記憶された音節波形データをそのまま使用してい
るが、基本となる音節波形データを1ないし複数用意し
ておき、これを使用者の声の波形に近くなるように変調
して使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラオケ装置の一構成例を示すブロッ
ク図。
【図2】図1のRAM及びROMの内容を示すブロック
図。
【図3】音声モジュールの内部構成を示すブロック図。
【図4】楽音データ記憶部のエリア構成と、歌唱パート
旋律データの内容を示す説明図。
【図5】音節波形データ記憶部のエリア構成を示す説明
図。
【図6】音節の例を示す説明図。
【図7】カラオケ装置の制御の流れを示すフローチャー
ト。
【図8】サブモジュールにおける処理の流れを示すフロ
ーチャート。
【図9】音節波形データの入力処理を示すフローチャー
ト。
【図10】図7の一部を置き換えるフローチャート。
【図11】音声モジュールを単独の音声合成部で置き換
えた構成を示す部分ブロック図。
【符号の説明】
1 カラオケ装置 5 マイク(歌唱入力手段) 6 スピーカ(カラオケ演奏手段) 7 モニタ(歌詞出力手段) 8 アンプミキサ(ミキシング手段) 10 カラオケ制御部(歌声合成・出力制御手段) 14 音声モジュール(歌声合成・出力手段) 17 楽音合成部(カラオケ演奏手段) 24 楽音データ記憶部 25 歌詞データ記憶部(歌詞データ記憶手段) 33 マイク(音節波形入力手段) 34 合成歌唱音出力スイッチ(歌声合成・出力制御手
段) 40 カラオケ演奏データ記憶部(カラオケ演奏データ
記憶手段) 50 歌唱パート旋律データ記憶部(旋律データ記憶手
段) 60 音節波形データ記憶部(音節波形データ記憶手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10K 15/04 302

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏曲のカラオケ演奏データを記憶する
    カラオケ演奏データ記憶手段と、 その記憶されたカラオケ演奏データを読み出して、前記
    演奏曲のカラオケ演奏を行うカラオケ演奏手段と、 前記演奏曲の歌唱パートの旋律データを記憶する旋律デ
    ータ記憶手段と、 前記演奏曲の歌詞データを記憶する歌詞データ記憶手段
    と、 前記演奏曲の歌詞に含まれる各音節の音節波形データを
    記憶する音節波形データ記憶手段と、 前記カラオケ演奏手段により演奏される前記演奏曲に対
    応する前記歌唱パートの旋律データを、前記旋律データ
    記憶手段から読み出し、かつその演奏曲の歌詞データに
    対応する音節波形データを、前記音節波形データ記憶手
    段から読み出すとともに、前記歌唱パートの旋律データ
    の少なくとも一部に対し、前記音節波形データを重ねる
    ことによりその歌唱パートの歌唱音を合成し、これを出
    力する歌声合成・出力手段と、前記歌詞データに基づく歌詞テロップを表示する歌詞表
    示手段と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】 前記音節の波形を入力するための音節波
    形入力手段と、 その入力された波形に基づく音節波形データを、前記音
    節波形データ記憶手段に記憶させる音節波形データ記憶
    制御手段とを含む請求項1記載のカラオケ装置。
  3. 【請求項3】 前記歌唱パートは同時に歌唱される複数
    のパートを含むものとされ、 前記歌声合成・出力手段は、それら複数のパートのうち
    の少なくとも一部に対応する歌唱音を合成・出力するも
    のとされ、 また、使用者がその残りのパートのうちの少なくとも一
    部を歌唱・入力するための歌唱入力手段が設けられ、さ
    らに、 前記歌声合成・出力手段による合成歌唱音と、前記歌唱
    入力手段からの使用者の歌唱音と、前記カラオケ演奏手
    段によるカラオケ演奏音とをミキシングするミキシング
    手段が設けられている請求項1ないしのいずれかに記
    載のカラオケ装置。
  4. 【請求項4】 演奏曲のカラオケ演奏データを記憶する
    カラオケ演奏データ記憶手段と、 その記憶されたカラオケ演奏データを読み出して、前記
    演奏曲のカラオケ演奏を行うカラオケ演奏手段と、 前記演奏曲の歌唱パートの旋律データを記憶する旋律デ
    ータ記憶手段と、 前記演奏曲の歌詞データを記憶する歌詞データ記憶手段
    と、 前記演奏曲の歌詞に含まれる各音節の音節波形データを
    ID番号と対応付けて記憶する音節波形データ記憶手段
    と、 前記カラオケ演奏手段により演奏される前記演奏曲に対
    応する前記歌唱パートの旋律データを、前記旋律データ
    記憶手段から読み出し、かつ入力されたID番号と対応
    するとともに、その演奏曲の歌詞データに対応する音節
    波形データを、前記音節波形データ記憶手段から読み出
    し、前記歌唱パートの旋律データの少なくとも一部に対
    し、前記音節波形データを重ねることによりその歌唱パ
    ートの歌唱音を合成し、これを出力する歌声合成・出力
    手段と、 を備えたことを特徴とするカラオケ装置。
JP7269372A 1995-09-21 1995-09-21 カラオケ装置 Expired - Fee Related JP2978745B2 (ja)

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