JP2978123B2 - アレンジボール機 - Google Patents

アレンジボール機

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JP2978123B2
JP2978123B2 JP8312971A JP31297196A JP2978123B2 JP 2978123 B2 JP2978123 B2 JP 2978123B2 JP 8312971 A JP8312971 A JP 8312971A JP 31297196 A JP31297196 A JP 31297196A JP 2978123 B2 JP2978123 B2 JP 2978123B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレンジボール機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アレンジボール機は、遊技盤の下部に、
16個の入球口を横一列状に配列した入球口列と、各入
球口に対応し且つ遊技球が入球した時に入賞図柄を表示
する入賞図柄表示部を横一列状に配列した入賞図柄表示
部列とを設け、遊技盤上に16個の遊技球を発射させ
て、各遊技球を入球口列の何れかの入球口に入球させる
と共に、その遊技球が入球した入球口に対応する入賞図
柄表示部に入賞図柄を表示し、この入賞図柄表示部に表
示される入賞図柄が隣り合う方向に4個連続して入賞役
が成立した時に、その成立の難易度に応じて入賞得点を
計上し、この入賞得点に従って払い出し手段により規定
数の遊技球を払い出し、遊技者に利益を還元するように
している。
【0003】また特定の入球口に遊技球が入球した時に
誘導図柄表示手段の図柄が一定時間変動し、その変動後
の停止図柄が特定図柄となった時に誘導増加手段が作動
して、この誘導増加手段の作動中に特定の作動口に遊技
球が入球すれば、入賞役の成立による得点を2倍に増加
するようにしたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のアレンジボール
機では、隣り合う4個の入球口に遊技球が入球して、隣
り合う4個の入賞図柄表示部に入賞図柄が表示された時
に入賞役の成立としているため、入賞役の成立が非常に
困難であり、射幸性の点で問題がある。即ち、従来のア
レンジボール機は、隣り合う4個の入球口に遊技球が入
球して、隣り合う4個の入賞図柄表示部に入賞図柄が表
示された時に入賞役の成立としているため、入球口列の
上側の遊技釘間の間隔を狭くした場合には、隣り合う4
個の入球口に遊技球が入球して入賞役が成立することは
困難である。
【0005】特に誘導増加手段を備えたアレンジボール
機では、その誘導増加手段が作動しない場合には、入賞
役となる図柄の組み合わせが殆ど得られず、遊技者の投
資金額が非常に増大する射幸性の大きい遊技機となって
いる。従って、大衆娯楽として広く普及し定着した現
在、従来のアレンジボール機は、その射幸性が大きな社
会問題となりつつある。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑み、
射幸性を緩和し、遊技者の適度な投資金額により適度な
射幸心を満足させながらゲームを行えるアレンジボール
機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技盤6 に、入球口29と、この各入球口29に対応し
且つ遊技球が入球した時に入賞図柄を表示する入賞図柄
表示部36とを多数個配置し、遊技盤6 上に所定数の遊技
球を発射させて、その遊技球が入球した入球口29に対応
する入賞図柄表示部36に入賞図柄を表示し、この入賞図
柄表示部36に表示される入賞図柄が、所定種類の入賞図
柄を所定数組み合わせて設定された入賞役となった時
に、払い出し手段47により規定数の遊技球を払い出すか
又は入賞手段を作動させるようにしたアレンジボール機
において、入賞役として、所定数の入賞図柄の組み合わ
せにより成立する通常の入賞役と、前記所定数よりも少
ない複数の入賞図柄の組み合わせにより成立する別の入
賞役とを設定したものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、別の入賞役の複数個の入賞図柄の
内、少なくとも1個の入賞図柄を、遊技球が入球し難い
入球口24,29 に、他の入賞図柄を、遊技球が入球し易い
入球口29に夫々対応させて設けたものである。請求項3
に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の発明におい
て、前記入球し難い入球口24を、遊技盤6 の下部に多数
の入球口29を横一列状に配置した入球口列37よりも上側
で且つ遊技領域26の下部近傍に設けたものである。請求
項4に記載の本発明は、請求項1〜3の何れかに記載の
発明において、前記入球し易い入球口29に、遊技盤6 の
下部に多数の入球口29を横一列状に配置した入球口列37
内の入球口29を使用したものである。
【0009】請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4
の何れかに記載の発明において、前記入球し難い入球口
が、誘導図柄表示手段17の始動用入球口19としたもので
ある。請求項6に記載の本発明は、請求項1〜5の何れ
かに記載の発明において、前記入球し難い入球口が、他
の入賞手段21を作動させるための作動口としたものであ
る。請求項7に記載の本発明は、請求項1〜6の何れか
に記載の発明において、前記入球し難い入球口が、内部
に誘導増加装置作動領域を有する特定入賞手段18とした
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図面は本発明の一実施形態を例示
し、図1において、1 はアレンジボール機本体、2 は前
枠で、アレンジボール機本体1 の前面側に開閉自在に枢
着されている。前枠2 にはその窓孔3 にガラス扉4 及び
前面板5 が装着され、これらに対応して窓孔3 内に後側
から遊技盤6 が着脱自在に装着されている。
【0011】前面板5 には上皿7 が装着され、この上皿
7 の前縁部に、上皿7 内の遊技球を抜き取る上球抜きレ
バー8 が設けられている。前枠2 の下部には下皿9 と発
射手段10の発射ハンドル11とが設けられている。下皿9
は、上球抜きレバー8 を操作して上皿7 から抜き取った
遊技球を受け取ると共に、上皿7 の満杯時に溢流する遊
技球を受け取るためのものである。この下皿9 には、こ
の下皿9 内の遊技球を抜き取る下球抜きレバー12が設け
られている。
【0012】発射手段10は、発射ハンドル11を操作した
時に上皿7 から遊技球を1個づつ発射部に供給し、その
遊技球を発射モータ13に連動する打撃槌14で打撃して遊
技盤6 側に発射するようになっている。遊技盤6 の前面
には、図2に示すように、発射手段10により発射された
遊技球を案内するガイドレール15が環状に装着され、こ
のガイドレール15の内側の遊技領域26内に天入球口16、
誘導図柄表示手段17、特定入賞手段18、始動用入球口1
9、左上入球口20、右上の得点増加用のチューリップ式
入賞手段21、左右通過口22,23 、左下入球口24、右下入
球口25等の各遊技部品が配置されている。また遊技領域
26の下部側には、遊技釘27と入球口手段28とが配置され
ている。
【0013】始動用入球口19は、誘導図柄表示手段17の
始動用であって、この入球口19に遊技球が入球した時に
誘導図柄表示手段17の3個の図柄が一定時間変動するよ
うになっている。特定入賞手段18は、誘導図柄表示手段
17の変動後の3個の停止図柄が一致した時に開放すると
共に、内部を3分割した中央が誘導増加装置作動領域と
なっている。チューリップ式入賞手段21は、特定入賞手
段18の誘導増加装置作動領域を遊技球が通過した時に所
定時間開放し、これに遊技球が入球した時に入賞得点を
2倍に増加する得点増加装置が作動するようになってい
る。
【0014】入球口手段28は、図2及び図3に示すよう
に、横一列状に配列された16個の入球口29と、この各
入球口29に入球した遊技球を検出する16個の入賞検出
スイッチ30とを備え、前面側から16連カバー31により
覆われている。図3に示すように、入球口手段28の第2
番目の入球口29は通路32を介して左下入球口24に、第6
番目の入球口29は通路33を介して天入球口16に、第7番
目の入球口29は通路34を介して特定入賞手段18に夫々連
通されており、左下入球口24等に入球した遊技球を通路
32等を経て入球口29等に案内するようになっている。各
通路32,33,34は、遊技盤6 の裏側に装着されている。
【0015】16連カバー31には入賞図柄表示手段35が
設けられている。入賞図柄表示手段35は入球口手段28の
16個の入球口29に対応する入賞図柄表示部36を横一列
状に配置したもので、遊技球が何れかの入球口29に入っ
た時に、それに対応する入賞図柄表示部36が点灯して1
〜16までの入賞図柄を数字で表示するようになってい
る。なお、16個の入球口29により入球口列37が、また
16個の入賞図柄表示部36により入賞図柄表示部列38が
夫々構成されている。
【0016】16連カバー31の左右両側には、上方から
落下する遊技球を入球口手段28側に案内する傾斜案内部
39が設けられ、この傾斜案内部39間の遊技盤6 側に多数
の遊技釘27が配列されている。遊技釘27は、第2番目、
第5番目、第8番目、第9番目、第13番目、第15番
目の入球口29に対しては遊技球が入球し難くなるように
配列され、また左端の第1番目の入球口29の上側には、
遊技球の障害となる遊技釘は存在せず、傾斜案内部39か
ら案内される遊技球が第1番目の入球口29に容易に入球
し得るようになっている。
【0017】左下入球口24は、入球口手段28の入球口列
37よりも上側で且つ遊技領域26の左下部近傍に配置され
ている。この左下入球口24の上側には3本の遊技釘62が
設けられており、この左下入球口24は入球口手段28の第
1番目の入球口29に比較して、第2番目の入球口29と同
程度か又は若干異なる程度に入球し難くなっている。
【0018】前枠2 の後側には、図4に示すように、遊
技盤6 を裏側から押さえて固定する裏機構板41が着脱自
在に装着されている。裏機構板41には中央部に開口42が
形成され、その開口42に、遊技盤6 の裏面に装着された
裏カバー43が嵌合されている。裏機構板41には裏カバー
43の下側に対応すべく集球カバー44が装着されている。
集球カバー44は、入球口手段28の入球口29等に入賞して
裏側に通過した遊技球を集めて下方に回収するためのも
のである。
【0019】裏機構板41には、裏カバー43の上方に賞球
タンク45とタンクレール46が、裏カバー43び集球カバー
44の側方に払い出し手段47が夫々装着されている。賞球
タンク45は、賞球としての遊技球を貯留するためのもの
で、タンクレール46を経て払い出し手段47に遊技球を供
給するようになっている。
【0020】払い出し手段47は、入賞役の成立時に、そ
の得点に応じて1点につき規定数(例えば16個)の遊
技球を賞球として払い出すためのもので、上下方向の払
い出しケース48と、この払い出しケース48内に回転自在
に設けられた回転体49と、払い出しケース48の一側に装
着され且つ回転体49を駆動する払い出しモータ50とを備
え、回転体49の回転により遊技球を払い出すように構成
されている。
【0021】この払い出し手段47は、上皿7 が満杯状態
となるまでは、払い出し通路51を経て上皿7 に遊技球を
払い出し、また上皿7 の遊技球が満杯状態となれば、上
皿7から溢流通路52を経て下皿9 に遊技球を払い出すよ
うになっている。図5はアレンジボール機の制御系を示
すブロック図である。図5において、53は発射制御手段
で、発射ハンドル11を操作した時に、1ゲーム当たり1
6個の遊技球を発射すべく発射モータ13を制御するため
のものである。
【0022】55は入賞図柄表示制御手段で、入賞検出ス
イッチ30等からの信号に応じて、それに対応する入賞図
柄表示部36に入賞図柄を表示させると共に、可変図柄表
示手段40の停止図柄に対応する入賞図柄表示部36に、そ
の停止図柄により指定された入賞図柄を表示させるよう
になっている。56は精算処理手段で、1ゲーム当たり1
6個の遊技球を発射した時に、発射制御手段53を介して
発射モータ13を停止させる等、そのゲームを終了すべく
精算処理を行うためのものである。
【0023】57は遊技球の発射開始後に入賞役の成否を
判定する入賞判定手段で、入球口手段28の各入球口29に
遊技球が入球した時に、各入球口29の入賞検出スイッチ
30、からの信号を読み込んで入賞役が成立しているか否
かを判定するためのものである。入賞判定手段57には、
隣り合う4個の入賞図柄表示部36が入賞図柄を表示する
場合の通常の入賞役の他に、第1番目及び第2番目の入
賞図柄表示部36が入賞図柄を表示する場合が別の入賞役
として設定されており、その各入賞役を入賞判定手段57
で夫々判定するようになっている。
【0024】58は得点演算手段で、入賞判定手段57での
判定結果に応じて入賞得点を演算し、また得点増加装置
が働いた時に、その入賞得点を2倍に増加して記憶する
ためのものであり、通常の入賞役の時には成立の難易度
に応じて1〜3点、別の入賞役の時には1点として、各
入賞役が成立する毎にその入賞得点を演算するようにな
っている。59は払い出し手段47を制御する払い出し制御
手段で、得点演算手段58にて演算された入賞得点に従っ
て払い出し手段47の払い出しモータ50を作動させて、そ
の入賞得点が演算される毎に払い出し手段47から規定数
の遊技球を払い出させるようになっている。
【0025】上記構成のアレンジボール機は、次のよう
に作動する。即ち、ゲームの開始に際しては、上皿7 に
遊技球を入れておき、発射ハンドル11を廻すと、発射制
御手段53からの発射指令によって発射手段10の発射モー
タ13が作動し、上皿7 から発射部上に1個づつ供給され
る遊技球を打撃槌14により打撃して、その遊技球をガイ
ドレール15に沿って遊技盤6 上に発射する。
【0026】遊技盤6 上に発射された遊技球は、天入球
口16等に入球するか、又は入球口手段28の16個の入球
口29の何れかに入球する。そして、例えば左側から第1
番目の入球口29に遊技球が入球すれば、その入賞検出ス
イッチ30が遊技球の入球を検出して、第1番目の入賞図
柄表示部36が点灯して入賞図柄「1」を表示する。また
遊技球が第2番目の入球口29に入球すれば、第2番目の
入賞図柄表示部36が点灯して入賞図柄「2」を表示す
る。
【0027】左下入球口24に遊技球が入球すると、その
遊技球は左下入球口24から遊技盤6の裏側に通過した
後、通路32を経由して第2番目の入球口29の裏側を下方
に落下し、その遊技球を入賞検出スイッチ30が検出す
る。そのため、前述と同様にして第2番目の入賞図柄表
示部36が点灯して入賞図柄「2」を表示する。1ゲーム
に使用する遊技球は16個であり、その16個の遊技球
が何れかの入球口29に入球し、また天入球口16等に入球
すると、その入球口16,29 に対応する入賞図柄表示部36
が夫々点灯して、16個の各入賞図柄を表示する。
【0028】ゲーム中か否かの如何を問わず、点灯状態
の入賞図柄が4個連続する通常の入賞役、又は第1番目
と第2番目との2個の入賞図柄表示部36が点灯する別の
入賞役が成立すれば、入賞判定手段57が入賞役の成立を
判定し、通常の入賞役の場合には難易度に応じて1〜3
点を、また別の入賞役の成立の場合には1点を入賞得点
として演算し、その入賞得点を得点表示部に表示する。
そして、入賞得点が演算される毎に払い出し制御手段59
により払い出し手段47が作動して、得点1点につき16
個の遊技球を賞球として上皿7 に払い出す。
【0029】このように4個の入賞図柄が連続する通常
の入賞役の他に、第1番目と第2番目との2個の入賞図
柄表示部36が入賞図柄を表示する別の入賞役を設定する
ことにより、従来に比較して入賞役の成立が容易にな
り、この別の入賞役の成立による利益を遊技者に還元で
きる。従って、従来のアレンジボール機に比較して射幸
性を適度に抑制でき、適度な投資金額で遊技者の射幸心
を適度に満足させることができる。
【0030】また2個の入賞図柄に対応する入球口29と
して入球口列37の第1番目と第2番目とを利用すると共
に、その上側近傍に左下入球口24を配置し、この左下入
球口24と第2番目の入球口29とを通路32で連通してお
り、これらが遊技盤6 の遊技領域26の左下部に集中して
いるので、遊技球を遊技領域26の左下部に集中するよう
に発射させれば良く、左右に大きく離れた入球口29を使
用する場合に比較して、初心者でも比較的容易に入賞役
を成立させることが可能である。
【0031】しかも、第1番目の入球口29は、傾斜案内
部39等により案内される遊技球が入球する等、遊技球が
容易に入球し易くしているため、第2番目の入賞図柄表
示部36が点灯した後であれば、遊技領域26の左端側を狙
って遊技球を発射することによって、殆どの場合に比較
的容易に入賞役を得ることができる。また第1番目の入
球口29は入球し易くする一方、第1番目の入球口29に比
較して入球し難い第2番目の入球口29の上側に、同じく
入球し難い左下入球口24を配置して、この両者を通路32
で連通しているため、遊技者にとっては左下入球口24の
近辺を落下する遊技球によって、第2番目の入賞図柄表
示部36を点灯させ得るチャンスを増大する利点がある。
このため、第2番目の入球口29、左下入球口24に対する
入球の困難性と相俟って別の入賞役の成立を適度に設定
できる。
【0032】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではない。例え
ば、実施形態では、第2番目の入球口29とは別に、その
上側の近傍に左下入球口24を設け、この左下入球口24を
通路32を介して第2番目の入球口29側に接続している
が、左下入球口24を省略しても良い。また実施形態で
は、4個の入賞図柄が連続した時を通常の入賞役とし、
第1番目と第2番目との2個の入賞図柄の組み合わせを
別の入賞役として設定しているが、別の入賞役は3個の
入賞図柄の組み合わせでも良い。要するに、通常の入賞
役に比較して、別の入賞役の図柄数が少なければ、それ
だけ入賞役の成立が容易になるので十分である。
【0033】更に別の入賞役は、2個の入賞図柄の組み
合せで構成する場合に、第1番目と第2番目以外の入賞
図柄を組み合わせることもできる。また入賞役は、連続
しない入賞図柄の組み合わせによって構成しても良い。
入賞役が成立した場合には、入賞得点を計上して遊技球
を払い出す他、他の入賞手段を作動させるように構成
し、この他の入賞手段に遊技球が入球した時に遊技者に
利益を還元するようにしても良い。
【0034】入球し難い入球口は、誘導図柄表示手段17
の始動用入球口19としても良い。この場合には、始動用
入球口19に遊技球が入球した時に、誘導図柄表示手段17
が変動動作を開始する構成であるため、誘導図柄表示手
段17による機能を損なわずにゲームを行うためには、始
動用入球口19に或る程度の確率で遊技球が入球すること
が前提となる。従って、入球し難い入球口に始動用入球
口19を使用すれば、遊技店において、始動用入球口19の
上側にある遊技釘の間隔を意図的に狭くして、始動用入
球口19に遊技球が殆ど入球しないようにし、遊技者への
還元率を極端に抑える等の過度の釘調節を実質的に防止
できる。
【0035】また入球し難い入球口は、他のチュウリッ
プ式の入賞手段21を作動させるための作動口としても良
い。この場合にも、入賞手段21用の作動口に遊技球が殆
ど入球しないようにして、遊技者への還元率を極端に抑
える等の過度の調節を実質的に防止できる。更に入球し
難い入球口は、内部に誘導増加装置作動領域を有する特
定入賞手段18としても良い。なお、入球口24は、遊技球
が入球し易い第1番目の入球口29に比較して、相対的に
入球し難くなっておれば十分である。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、遊技
盤6 に、入球口29と、この各入球口29に対応し且つ遊技
球が入球した時に入賞図柄を表示する入賞図柄表示部36
とを多数個配置し、遊技盤6 上に所定数の遊技球を発射
させて、その遊技球が入球した入球口29に対応する入賞
図柄表示部36に入賞図柄を表示し、この入賞図柄表示部
36に表示される入賞図柄が、所定種類の入賞図柄を所定
数組み合わせて設定された入賞役となった時に、払い出
し手段47により規定数の遊技球を払い出すか又は入賞手
段を作動させるようにしたアレンジボール機において、
入賞役として、所定数の入賞図柄の組み合わせにより成
立する通常の入賞役と、前記所定数よりも少ない複数の
入賞図柄の組み合わせにより成立する別の入賞役とを設
定したので、従来に比較して入賞役を成立し易くして射
幸性を緩和でき、遊技者は適度な投資金額により適度な
射幸心を満足させながらゲームを行うことができる。
【0037】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明において、別の入賞役の複数個の入賞図
柄の内、少なくとも1個の入賞図柄を、遊技球が入球し
難い入球口24,29 に、他の入賞図柄を、遊技球が入球し
易い入球口29に夫々対応させて設けているので、入球し
難い入球口24と入球し易い入球口29との組み合わせによ
って、別の入賞役が成立する確率を適度に設定すること
ができる。請求項3に記載の本発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明において、前記入球し難い入球口24
を、遊技盤6 の下部に多数の入球口29を横一列状に配置
した入球口列37よりも上側で且つ遊技領域26の下部近傍
に設けているので、この上側の入球し難い入球口24の近
辺を通過する遊技球が、この上側の入球口24に入球し得
ない時にも、その下側に横一列状に配置された入球口列
37側の入球口29に入球することができ、入賞役の成立す
る確率を大にできる。
【0038】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1〜3の何れかに記載の発明において、前記入球し易い
入球口29に、遊技盤6 の下部に多数の入球口29を横一列
状に配置した入球口列37内の入球口29を使用しているの
で、入球し難い入球口24,29に遊技球が入球した後であ
れば、相当程度の高確率で別の入賞役の成立を期待で
き、この別の入賞役の成立によって遊技者に適度な利益
を還元できると共に、遊技盤6 の下部の横一列の入球口
列37を有効に利用できる。請求項5に記載の本発明は、
請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記入球
し難い入球口が、誘導図柄表示手段17の始動用入球口19
としているので、遊技者への還元率を極端に抑える等の
遊技店側での過度の釘調節を実質的に防止できる。請求
項6に記載の本発明は、請求項1〜5の何れかに記載の
発明において、前記入球し難い入球口が、他の入賞手段
21を作動させるための作動口としているので、遊技者へ
の還元率を極端に抑える等の遊技店側での過度の調節を
実質的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すアレンジボール機の
斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示す遊技盤の正面図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態を示す遊技盤の背面図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態を示すアレンジボール機の
背面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示すアレンジボール機の
制御系のブロック図である。
【符合の説明】
6 遊技盤 24 左下入球口 26 遊技領域 29 入球口 36 入賞図柄表示部 37 入球口列 38 入賞図柄表示部列 40 可変図柄表示手段 47 払い出し手段 57 入賞判定手段

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤(6) に、入球口(29)と、この各入
    球口(29)に対応し且つ遊技球が入球した時に入賞図柄を
    表示する入賞図柄表示部(36)とを多数個配置し、遊技盤
    (6) 上に所定数の遊技球を発射させて、その遊技球が入
    球した入球口(29)に対応する入賞図柄表示部(36)に入賞
    図柄を表示し、この入賞図柄表示部(36)に表示される入
    賞図柄が、所定種類の入賞図柄を所定数組み合わせて設
    定された入賞役となった時に、払い出し手段(47)により
    規定数の遊技球を払い出すか又は入賞手段を作動させる
    ようにしたアレンジボール機において、入賞役として、
    所定数の入賞図柄の組み合わせにより成立する通常の入
    賞役と、前記所定数よりも少ない複数の入賞図柄の組み
    合わせにより成立する別の入賞役とを設定したことを特
    徴とするアレンジボール機。
  2. 【請求項2】 別の入賞役の複数個の入賞図柄の内、少
    なくとも1個の入賞図柄を、遊技球が入球し難い入球口
    (24)(29)に、他の入賞図柄を、遊技球が入球し易い入球
    口(29)に夫々対応させて設けたことを特徴とする請求項
    1に記載のアレンジボール機。
  3. 【請求項3】 前記入球し難い入球口(24)を、遊技盤
    (6) の下部に多数の入球口(29)を横一列状に配置した入
    球口列(37)よりも上側で且つ遊技領域(26)の下部近傍に
    設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のアレン
    ジボール機。
  4. 【請求項4】 前記入球し易い入球口(29)に、遊技盤
    (6) の下部に多数の入球口(29)を横一列状に配置した入
    球口列(37)内の入球口(29)を使用したことを特徴とする
    請求項1〜3の何れかに記載のアレンジボール機。
  5. 【請求項5】 前記入球し難い入球口が、誘導図柄表示
    手段(17)の始動用入球口(19)であることを特徴とする請
    求項1〜4の何れかに記載のアレンジボール機。
  6. 【請求項6】 前記入球し難い入球口が、他の入賞手段
    (21)を作動させるための作動口であることを特徴とする
    請求項1〜5の何れかに記載のアレンジボール機。
  7. 【請求項7】 前記入球し難い入球口が、内部に誘導増
    加装置作動領域を有する特定入賞手段(18)であることを
    特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のアレンジボー
    ル機。
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