JP2977535B1 - ござ製プレス成型品 - Google Patents
ござ製プレス成型品Info
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- JP2977535B1 JP2977535B1 JP17224698A JP17224698A JP2977535B1 JP 2977535 B1 JP2977535 B1 JP 2977535B1 JP 17224698 A JP17224698 A JP 17224698A JP 17224698 A JP17224698 A JP 17224698A JP 2977535 B1 JP2977535 B1 JP 2977535B1
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- press
- layers
- interposed
- layer
- goza
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- Table Equipment (AREA)
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Abstract
【要約】
【目的】洋風化された住環境にも適応でき、ござの需要
喚起も期待できる新規なござ製品を提供すること。 【構成】少なくとも2枚のござ層、および前記ござ層の
間に介在された接着剤層よりなるござ積層シートを、所
望立体形状にプレス成型する。前記プレス成型品の表面
の少なくとも一部に、防水(撥水)性および耐摩耗性の
少なくとも一方を有する被覆層をさらに形成したり、相
隣るござ層の間に紙や合成樹脂薄層などを介在させても
良い。
喚起も期待できる新規なござ製品を提供すること。 【構成】少なくとも2枚のござ層、および前記ござ層の
間に介在された接着剤層よりなるござ積層シートを、所
望立体形状にプレス成型する。前記プレス成型品の表面
の少なくとも一部に、防水(撥水)性および耐摩耗性の
少なくとも一方を有する被覆層をさらに形成したり、相
隣るござ層の間に紙や合成樹脂薄層などを介在させても
良い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はござ製プレス成型品に関
し、特に接着剤層を介して複数枚のござを互いに積層し
たシートを、所望立体形状にプレス成型したござ製プレ
ス成型品に関する。
し、特に接着剤層を介して複数枚のござを互いに積層し
たシートを、所望立体形状にプレス成型したござ製プレ
ス成型品に関する。
【0002】
【従来の技術】い草を織って作られるござは、従来は平
面状のものとしか認識されず、これを立体的な構造物に
加工成型することは全く考えられていなかった。
面状のものとしか認識されず、これを立体的な構造物に
加工成型することは全く考えられていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ござの需要は、国内の
住環境の洋風化が進むにつれて減少し続けているので、
新たな用途を開発してその需要の増加を図ることが業界
の大きな課題になっている。本発明の目的は、洋風化さ
れた住環境にも適応でき、ござの需要喚起も期待できる
新規なござ製品を提供することにある。
住環境の洋風化が進むにつれて減少し続けているので、
新たな用途を開発してその需要の増加を図ることが業界
の大きな課題になっている。本発明の目的は、洋風化さ
れた住環境にも適応でき、ござの需要喚起も期待できる
新規なござ製品を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】少なくとも2枚のござ
層、および前記ござ層の間に介在された接着剤層よりな
るござ積層シートを、所望立体形状にプレス成型する。
前記プレス成型品の表面の少なくとも一部に、防水性お
よび耐摩耗性の少なくとも一方を有する被覆層をさらに
形成したり、少なくとも1組の相隣るござ層の間に、紙
や合成樹脂薄層などを介在させたりしてもよい。
層、および前記ござ層の間に介在された接着剤層よりな
るござ積層シートを、所望立体形状にプレス成型する。
前記プレス成型品の表面の少なくとも一部に、防水性お
よび耐摩耗性の少なくとも一方を有する被覆層をさらに
形成したり、少なくとも1組の相隣るござ層の間に、紙
や合成樹脂薄層などを介在させたりしてもよい。
【0005】
【作用】従来は平面性としか認識されていなかったゴザ
を用いて、家庭用器類などの立体的な構造物を加工成型
することができる。
を用いて、家庭用器類などの立体的な構造物を加工成型
することができる。
【0006】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明を家庭用器類
に適用した1実施例を詳細に説明する。図1は、本発明
を茶托、受け皿、またはお盆などに適用した1実施例の
平面図、図2はそのA−A線断面図である。
に適用した1実施例を詳細に説明する。図1は、本発明
を茶托、受け皿、またはお盆などに適用した1実施例の
平面図、図2はそのA−A線断面図である。
【0007】第1のござ層11と第2のござ層12との
間には接着剤層13が介在されて一体の積層体10を構
成し、この積層体10は所望の立体形状、例えば茶托の
形状にプレス成型されている。成型された積層体10の
表面には防水(撥水)性または/および耐摩耗性の1ま
たは複数層よりなる被覆層15が施されるのが望まし
い。なお、一般に、ござは端縁部分の機械的強度が弱
く、また端縁部のい草がばらけ易いために所望通りに整
形しにくい傾向があるので、必要に応じて、端縁部に被
覆層17を付加して補強(整形)を図っても良い。
間には接着剤層13が介在されて一体の積層体10を構
成し、この積層体10は所望の立体形状、例えば茶托の
形状にプレス成型されている。成型された積層体10の
表面には防水(撥水)性または/および耐摩耗性の1ま
たは複数層よりなる被覆層15が施されるのが望まし
い。なお、一般に、ござは端縁部分の機械的強度が弱
く、また端縁部のい草がばらけ易いために所望通りに整
形しにくい傾向があるので、必要に応じて、端縁部に被
覆層17を付加して補強(整形)を図っても良い。
【0008】この実施例では、積層された第1および第
2のござ層内のい草の方向は事実上互いに平行である
が、これらは交差(例えば、直交)させてもよいし、そ
の方向は任意である。また、ござの層を3層以上にした
場合は、それぞれのござ内のい草の方向が等角度をなす
ようにしてもよい。被覆層15は、必ずしも全面に形成
する必要はなく、所望の部分のみ、例えば内側か外側の
一方のみ、あるいは端縁部分のみに形成してもよい。
2のござ層内のい草の方向は事実上互いに平行である
が、これらは交差(例えば、直交)させてもよいし、そ
の方向は任意である。また、ござの層を3層以上にした
場合は、それぞれのござ内のい草の方向が等角度をなす
ようにしてもよい。被覆層15は、必ずしも全面に形成
する必要はなく、所望の部分のみ、例えば内側か外側の
一方のみ、あるいは端縁部分のみに形成してもよい。
【0009】製造に際しては、必要に応じては、所望の
形状、寸法に裁断された第1のござ層11と第2のござ
層12との間に接着剤層13を介在させた積層物をプレ
スの型に装填し、通常の手法で加圧して成型加工する。
前記接着剤は熱硬化性でも、熱可塑性でもよい。本発明
者らの実験では、ユリア樹脂木材接着剤を単独に、ある
いはこれと1または数種の酢酸ビニール樹脂エマルジョ
ンの混合物を使用して良好な結果が得られた。
形状、寸法に裁断された第1のござ層11と第2のござ
層12との間に接着剤層13を介在させた積層物をプレ
スの型に装填し、通常の手法で加圧して成型加工する。
前記接着剤は熱硬化性でも、熱可塑性でもよい。本発明
者らの実験では、ユリア樹脂木材接着剤を単独に、ある
いはこれと1または数種の酢酸ビニール樹脂エマルジョ
ンの混合物を使用して良好な結果が得られた。
【0010】熱硬化性接着剤の場合は、接着剤が硬化し
ないうちに前記積層物をプレス型に入れ、加熱成型して
接着剤を硬化させ、十分に硬化した後に前記積層物を型
から取り出し、必要に応じて後加工(バリの除去や、輪
郭の整形、表面の微細研磨など)をする。
ないうちに前記積層物をプレス型に入れ、加熱成型して
接着剤を硬化させ、十分に硬化した後に前記積層物を型
から取り出し、必要に応じて後加工(バリの除去や、輪
郭の整形、表面の微細研磨など)をする。
【0011】一方、接着剤が熱可塑性の場合は、第1の
ござ層11と第2のござ層12との間に接着剤層13を
介在させ、硬化した接着剤でこれらを一体化したござ積
層シートとして予め準備しておくことができる。このご
ざ積層シートを、必要に応じては、所望の形状、寸法に
截断してプレスの型に装填し、通常の手法で加圧、成型
加工する。すなわち、まず積層シートを加熱して接着剤
を軟化させた後プレス成型し、冷却して接着剤を硬化さ
せてから成型品を型から取り出す。
ござ層11と第2のござ層12との間に接着剤層13を
介在させ、硬化した接着剤でこれらを一体化したござ積
層シートとして予め準備しておくことができる。このご
ざ積層シートを、必要に応じては、所望の形状、寸法に
截断してプレスの型に装填し、通常の手法で加圧、成型
加工する。すなわち、まず積層シートを加熱して接着剤
を軟化させた後プレス成型し、冷却して接着剤を硬化さ
せてから成型品を型から取り出す。
【0012】以上では、2枚のござを積層したシートを
用いたが、本発明が3枚以上のゴザ積層シートを用いて
も実施できることは明らかである。また、積層シートを
構成するござの内の、少なくとも1組の相隣るござ層の
間に、紙(特に和紙)や合成樹脂薄層などを補強層とし
て介在させることもできる。さらに、外側のござとし
て、色彩模様を織り込んだものを使用すれば、なお一層
多様性に富むござ成型品が提供できる。
用いたが、本発明が3枚以上のゴザ積層シートを用いて
も実施できることは明らかである。また、積層シートを
構成するござの内の、少なくとも1組の相隣るござ層の
間に、紙(特に和紙)や合成樹脂薄層などを補強層とし
て介在させることもできる。さらに、外側のござとし
て、色彩模様を織り込んだものを使用すれば、なお一層
多様性に富むござ成型品が提供できる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、洋風化された住環境に
も適応でき、ござの需要喚起も期待できる新規なござ製
品を提供することができる利点がある。
も適応でき、ござの需要喚起も期待できる新規なござ製
品を提供することができる利点がある。
【図1】本発明の1実施例の平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
11、12…ござ層、 13…接着剤層、 15…耐摩
耗、防水層、 17…端縁被覆層
耗、防水層、 17…端縁被覆層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47G 19/22 A47G 23/06
Claims (3)
- 【請求項1】少なくとも2枚のござ層、および前記ござ
層の間に介在された接着剤層よりなるござ積層シート
を、所望立体形状にプレス成型したござ製プレス成型
品。 - 【請求項2】前記プレス成型品の表面の少なくとも一部
に、防水・撥水性および耐摩耗性の少なくとも一方を有
する被覆層をさらに形成した請求項1に記載のござ製プ
レス成型品。 - 【請求項3】少なくとも1組の相隣るござ層の間に、紙
や合成樹脂薄層などを介在させた請求項1または2に記
載のござ製プレス成型品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17224698A JP2977535B1 (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | ござ製プレス成型品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17224698A JP2977535B1 (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | ござ製プレス成型品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2977535B1 true JP2977535B1 (ja) | 1999-11-15 |
JPH11346892A JPH11346892A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15938339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17224698A Expired - Lifetime JP2977535B1 (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | ござ製プレス成型品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2977535B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006102369A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Yagikuma:Kk | 配膳用トレイ |
-
1998
- 1998-06-04 JP JP17224698A patent/JP2977535B1/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11346892A (ja) | 1999-12-21 |
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