JP2973445B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2973445B2 JP2003840A JP384090A JP2973445B2 JP 2973445 B2 JP2973445 B2 JP 2973445B2 JP 2003840 A JP2003840 A JP 2003840A JP 384090 A JP384090 A JP 384090A JP 2973445 B2 JP2973445 B2 JP 2973445B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、用紙、OHP等シートの給紙方法、更に具体
的には、これらシートの送り出しにおいて、重ねられた
シートから確実に1枚づつシートを送り出すことを目的
とした給紙方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、複写機やプリンター等において、連続的に給紙
可能なカットシートは通常、上質紙や複写機メーカーが
指定した複写機用のトレーシングペーパー等に限定され
ていた。このような紙では、表面の平滑性が低いので、
堆積した用紙から1枚つづ用紙を送り出すときに、紙同
志が吸着し重送することは少なかった。又、たとえ重送
しても、分離コロ、分離パッド若しくは分離爪などでも
比較的良好に1枚づつ、送り出すことが出来た。又、簡
単な空気の吹き付けで、各紙を分離させることも可能で
あった。
例えば、実開昭59−195128号公報に記載された給紙方
法には、紙の送り出しの後部から紙の間に空気を吹き付
けることが提案されており、実開昭61−21735号公報で
は、紙の送り出しの横側から空気を吹き込むことにより
改善する方法が提案されている。紙の送り出しに対して
紙の前方から空気を紙の間に吹き込むことは、特開昭62
−249835、特開昭60−44435号公報に提案されている。
しかし、最近では市場の要求もカラー等多様化しつつ
あり、透明性の高いトレーシングパーパーや光沢性のあ
るアート紙及びコート紙等、表面が平滑な用紙にも複写
あるいはプリントさせたいという要求が高まってきてい
る。このような用紙では、相互に吸着しやすいために空
気吹き付けを行ったとしても、スタックされている全て
の用紙に空気が吹き込まれず、二重送りをするという問
題点があった。同様に、表面平滑度の高いOHPに於ても
同様な問題があった。
(発明が解決しようとしている課題) 本発明は、これらの事情に鑑みてなされたもので、空
気の吹き込み手段を用いて、薄い紙、表面平滑な紙、厚
手の紙等の制約を受けることなく、確実に1枚づつ給紙
することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するため、シートを堆積さ
せる給紙トレイと、前記給紙トレイに堆積されたシート
を送り出す給紙手段と、前記給紙トレイに堆積されたシ
ートを前記給紙手段により送り出される高さまで押上げ
る押上手段と、前記押上手段により押上げられたシート
の側面に位置するとともに上下方向に所定の幅を持って
開口された送風口と、前記送風口の開口部における堆積
されたシートに対する空気流吹き付け位置を変化させる
吹き付け位置変更手段と、を具備することを特徴とする
給紙装置を提供するものである。また、前記吹き付け位
置変更手段は、シャッターである事を特徴とする給紙装
置を提供するものである。ここで、シートの側面とは、
シートの送り方向に対して前、後、横のいづれであって
もよく、シートとは複写機及びプリンター等の紙送り装
置にて使用される普通紙、アート紙、上質紙、トレーシ
ングペーパー、OHP等のシートであり、吹き込まれる空
気流の変化の態様としては、送風の断続、流速あるいは
圧力を変化させることに限らず、送風方向が変化させら
れてもよく、さらには、これらの組合せであってもよ
い。
(作用) 空気の吹き込み手段を有するシートの給紙方法におい
て、該シートの側面に吹き込まれる空気流が変化するこ
とにより、シートに上下運動を生じさせて、スタックさ
れたシートの送り出されようとするシートとその下のシ
ートとの間の密着による結合力を弱めることが出来、給
紙が確実に1枚づつ分離することが出来る。
(実施例) 第1図は、本発明の1実施例を説明するための装置
で、(A)図は、本実施例の空気吹き付けブロアーを省
略した側面図、(B)は、背面図、第2図は、突出しロ
ールハウジングの斜視図である。図中1は、給紙装置本
体で、この給紙装置にスタックされたシート23は、給紙
トレイ10に保持され、給紙トレイ10は、給紙枚数に応じ
て、突出しロール2を支持する突出しロールハウジング
3が自重で用紙23の上に接するように、上方に小刻みに
移動するよう動かされる。突出しロールハウジング3
は、給紙ロール軸6aを回転中心として回動可能となって
いて、トレイ10の上昇により用紙23の最上位面と突出し
ロール2とが接触し、少し上に押し上げた位置で図2に
示されるように、停止するように位置検出手段5が配置
されている。給紙トレイ1を動作されるための位置検知
センサー5は、第2図に示されているように、突出しロ
ールハウジング3の一部にもうけられた検知用の遮蔽部
材である凸部50とそれに対応して給紙装置本体に配置さ
れたフォトセンサー51とからなっている。前記の突出し
ロール2の下流側には、突出しロール2によって送られ
る用紙23の重送を防止するために、適切な圧力で接して
いる給紙ロール6と分離ロール7が設けられている。給
紙装置1には、用紙の片側の位置を規定する側面ガイド
板8と、用紙サイズにより変わる他端を規制する可動式
停止板9が儲けられている。側面ガイド板8の一部に小
型ブロアー20が取り付けられ、空気流が吹き付けられ
る。小型ブロアー20は直流24vで0.3A定格のモーターを
使用した。スタックされた用紙の送り出しに近い部分へ
の空気流を形成するために、送風口21を有するノズル22
が小型ブロアー20に連結されている。送風口21の長さは
対面する用紙の巾全体に渡ってもよいが一部であっても
良く、特に形状は限定されない。送風口21の位置は、第
3図に示すように、その開口部の下片Aが用紙の堆積上
面Bよりも下であり、開口部の上Cはこの堆積上面Bよ
りも上側となるように設定することが目的を達成するに
好ましい条件であった。送風を行う小型ブロアー20の送
風タイミングは間欠的になされている。送風を行う時間
を、コピースタートと突出しロール2の駆動と送風のタ
イミングとの関係を第4図に示す。送風、供給タイミン
グは任意に設定しうるが、例えば40CPMの複写機におい
て、ON時間とOFF時間を4秒〜1秒と2秒〜1秒とで行
った場合、良好な結果をもたらすことが出来た。このよ
うに送風を間欠的に行う理由は、用紙の捌きを全体にわ
たって確実に行うためである。第5図は送風を連続的に
行った場合の用紙の浮揚状態を示すものである。常に空
気が送り込まれているために、用紙の浮揚形状は高く、
安定した形状となっていて、一番上の何枚かは空気があ
たらず、重なった状態になって安定化している。つま
り、上の部分の重なり合った紙の間に空気が入らず、密
着したままとなるものがあり、重送の原因となってい
た。このような状態は、紙の重量と送風口との位置的な
関係により影響されるため、紙の種類によっては、空気
吹き付け位置やその強さの最適な値を設定すれば、ある
程度解決されるものであるが、紙ごとに設定条件を変え
ることは現実的でないということを発明者は見い出し
た。そこで発明者は、送風を間欠的に行うことを見い出
した。第6図は、送風を間欠的にした場合の用紙の浮揚
状態を示した図である。用紙は、同図(A)のように浮
揚状態で安定し、上の数枚が重なりあう前に、同図
(B)のように、送風が絶たれて、用紙が下がった状態
に復帰し、送風の有無を繰り返すことにより、空気が紙
の間に吹き込まれることとなる。紙の送りに対して、横
から送風する場合には、送風口は紙の先端から1/5程度
の位置から4/5程度の範囲に位置させることがよいこと
がわかった。これは、用紙の端部から送風すると、送風
により浮き上がった用紙にかかるモーメンが大きくなる
ことにより紙がスキューすることが多くなるからであ
る。したがって、用紙の長さごとに空気送り口の位置を
移動させてもよいし、最も汎用的に使用される用紙A−
3〜B−5の組合せの中で最適の位置をあらかじめ決定
しておいてもよい。又、送風口に応じて、用紙の設定位
置が変えられるようにしてもよい。一つの実例として、
非常に表面が平滑でシート間の密着性の高いものの代表
であるA−4サイズのOHPのシートを用いて実験を行っ
た。OHPを何ら捌くことなく、箱から、そのまま取り出
して給紙トレイ10に入れた。実験として毎分40枚の給紙
速度で実験した。その結果、第1表に示されるような結
果となった。
比較実験としては、送風をしなかった場合、送風を連
続で行った場合、送風を間欠モードで行った場合の結果
である。ここでの数値は問題が発生したコピー数をテス
ト回数に対して表したものである。この第1表で示され
るように、間欠送風を行うことにより、重送及び送りミ
スの性能が著しく改善されることが判明した。アート紙
やトレース紙等の平滑紙においてもOHPと同様に安定し
た用紙送り性能が得られた。第7図は、他の実施例を説
明するための送風部の拡大図であり、小型ブロアーの送
風口を適当なシャッター又は送風方向誘導部材により送
風状態を変化させたものである。送風口の入り口には中
心軸34を回転軸として空気遮蔽部材33が、実線と破線の
位置との間で回動する。このようにすることにより、空
気流は、スタックされている用紙の上部と下部とを交互
に吹き付けることになり、スタックされている用紙の間
に万遍なく空気が送りこまれることとなる。又、用紙に
吹き付けられる送風口が用紙のスタックの側面に対して
上下に動くようにしてもよい。
ブロアーの駆動タイミングを断続する替わりに送風口
にシャッターをつけて、開閉しても同様な効果を得るこ
とが出来る。以上の実施例では、紙の送り方向の横から
送風する場合について説明したが、送り方向に対して、
紙の後部から、あるいは前方から送風を行ってもよいこ
とはいうまでもない。
本発明の紙の送り出しは、給紙ロールと分離ロールと
で、捌きながら送る方式で説明したが、第8図に示すよ
うなコーナー爪31を有する紙送りシステムにおいても十
分な効果が得られるものである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、コート紙、ア
ート紙、OHP紙及び普通紙等シートの表面の粗さや重量
の違いに依存しないで、それらのシートの間の捌きが安
定して、むらなく行えることにより重送や紙送りミスを
大幅に低減させることが可能となった。さらに、空気流
の断続や方向の変化に限らず、流速の変化や流速分布の
変化あるいは、組み合せる等して紙に対しての空気流を
変化させることにより、従来の連続且つ同一の吹きつけ
からは期待出来ない効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を説明する給紙装置の概略構成図、第
2図は、突出しロール部の構成図、第3図は、送風口と
の位置関係の配置図、第4図は、送風タイミングの説明
図、第5図は、従来の方法による作用の説明図、第6図
は、本発明の作用の説明図、第7図は、他の実施例の説
明図、第8図は、コーナー爪を用いた給紙トレイの斜視
図である。 1……給紙装置本体、2……突出しロール 3……突出しロールハウジング 6……給紙ローラ、7……分離ロール 10……給紙トレイ、20……小型ブロアー 21……送風口、22……ノズル 23……用紙

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートを堆積させる給紙トレイと、 前記給紙トレイに堆積されたシートを送り出す給紙手段
    と、 前記給紙トレイに堆積されたシートを前記給紙手段によ
    り送り出される高さまで押上げる押上手段と、 前記押上手段により押上げられたシートの側面に位置す
    るとともに上下方向に所定の幅を持って開口された送風
    口と、 前記送風口の開口部における堆積されたシートに対する
    空気流吹き付け位置を変化させる吹き付け位置変更手段
    と、 を具備することを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】前記吹き付け位置変更手段は、シャッター
    である事を特徴とする請求項1記載の給紙装置。
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