JP2969919B2 - カムギヤ式制御機構及びテーププレーヤ - Google Patents

カムギヤ式制御機構及びテーププレーヤ

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JP2969919B2 JP2306770A JP30677090A JP2969919B2 JP 2969919 B2 JP2969919 B2 JP 2969919B2 JP 2306770 A JP2306770 A JP 2306770A JP 30677090 A JP30677090 A JP 30677090A JP 2969919 B2 JP2969919 B2 JP 2969919B2
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    • GPHYSICS
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    • G11B15/103Manually-operated control; Solenoid-operated control electrically operated

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  • Mechanical Control Devices (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明カムギヤ式制御機構及びテーププレーヤを以下
の項目に従って詳細に説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術 a.一般的背景 b.従来の初期回転手段及びレバー戻し手段 D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.実施例 a.モード切換装置の概要[第1図乃至第4図、第7
図] b.制御機構[第1図乃至第7図] b−1.カムギヤ[第1図乃至第7図] b−2.駆動ギヤ[第1図乃至第4図] b−3.トリガーレバー、引張バネ、電磁プランジ
ャ[第1図乃至第5図、第7図] b−4.動作[第1図] G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規なカムギヤ式制御機構及びテーププレー
ヤに関する。
詳しくは、所要の制御機能を有する制御用カム部と少
なくとも1つの欠歯部が形成された歯部と該欠歯部が駆
動ギヤと対向されている区間にある停止位置で回転を阻
止されるようにするためのストッパ部等が設けられたカ
ムギヤと、電磁手段によって位置規制の状態を制御され
るトリガーレバーと、初期回転手段と、レバー押戻し手
段とを備え、トリガーレバーが電磁手段に吸着された阻
止位置に来ている状態から該トリガーレバーが有する係
合部にカムギヤのストッパ部が当接することによってカ
ムギヤが当該停止位置にロックされ、その状態から電磁
手段によるトリガーレバーの吸着が解除されてトリガー
レバーが非阻止位置へと移動されると初期回転手段によ
りカムギヤが稍回転されてその歯部が駆動ギヤと噛合
し、それによりカムギヤが駆動ギヤによって回転される
と共に、トリガーレバーがレバー押戻し手段によって阻
止位置へ押し戻され、このようにしてカムギヤの所定の
停止位置でのロックと回転とにより制御用カム部による
所要の制御が行なわれるようにしたカムギヤ式制御機構
及びカムギヤ式制御機構を備え制御用カム部によりテー
プの走行方向を切り換えるようにしたテーププレーヤに
関するものであり、トリガーレバーによるロックが解除
されたときに必要なカムギヤに対する初期回転とその後
に必要なトリガーレバーの阻止位置への戻しを特別な部
材を全く使用しなくても行なうことができる新規なカム
ギヤ式制御機構及びテーププレーヤを提供しようとする
ものである。
(B.発明の概要) 本発明カムギヤ式制御機構は、カムギヤに略周方向へ
延びる被制御用カム溝を設けると共に、該被制御用カム
溝にカムギヤの回転が所定の停止位置で阻止されるよう
にするためのストッパ突起とトリガーレバーが非阻止位
置へと移動されるとき押圧されてカムギヤを初期回転さ
せる被押圧面と上記初期回転の後にトリガーレバーを阻
止位置へと押し戻すための押戻面を形成し、それによ
り、トリガーレバーによるロックが解除されたとき必要
なカムギヤに対する初期回転とその後に必要なトリガー
レバーの阻止位置への戻しを特別な部材を全く使用しな
くても行なうことができると共に、初期回転やトリガー
レバーの戻しのタイミングを精度良く制御することがで
きるようにしたものである。
また、本発明テーププレーヤは、上記した如きカムギ
ヤ式制御機構を備え、制御用カム部によりテープの走行
方向を切り換えられるようにしたものである。
(C.従来技術) (a.一般的背景) 例えば、複数の制御位置の間を移動されることによっ
て複数の制御状態の一を選択的に現出させる移動部材の
位置制御を行なう制御機構の一つにカムギヤ式制御機構
がある。
この種の制御機構は、基本的に、当該移動部材の複数
の制御位置と格別に対応した複数の欠歯部が形成された
歯部及び回転されることによって移動部材を押圧する制
御用カム部を有するカムギヤと、該カムギヤの歯部と噛
合されたときそれを回転させる駆動ギヤと、回動自在な
トリガーレバーと、該トリガーレバーの位置規制の状態
を制御するための電磁手段と、初期回転手段及びレバー
戻し手段等を備え、カムギヤにはその欠歯部が駆動ギヤ
と対向されている区間にある複数のストッパ部を設け、
トリガーレバーには上記ストッパ部と係合される係合突
起を設け、トリガーレバーは電磁手段に吸着されること
によりその係合突起が上記ストッパ部の回転軌跡上に位
置された阻止位置に保持され、電磁手段による吸着が解
除されたときはその係合突起が上記回転軌跡から外れた
非阻止位置へと移動されるように構成され、そして、そ
の制御動作は次のように行なわれる。
ある制御状態、即ち、カムギヤの一の欠歯部が駆動ギ
ヤと対向され、かつ、ストッパ部がトリガーレバーの係
合突起に当接してカムギヤの回転が阻止されていて移動
部材が一の制御装置に保持されている状態から電磁手段
によるトリガーレバーに対する吸着が解除されてトリガ
ーレバーが非阻止位置へと移動されると、初期回転手段
によってカムギヤが噛合位置、即ち、それまで駆動ギヤ
と対向していた欠歯部に続く一の歯部が駆動ギヤと噛合
される位置まで回転され、その状態からは駆動ギヤによ
ってカムギヤが回転され、それにより該カムギヤの制御
用カム部が移動部材を別の制御位置へ向けて押圧して行
き、この間にトリガーレバーはレバー戻し手段によって
阻止位置へと戻され、そして、カムギヤが別の欠歯部が
駆動ギヤと対向した位置まで回転して来ると、別のスト
ッパ部がトリガーレバーの係合突起に当接してカムギヤ
がその回転を阻止され、この間に移動部材が別の制御位
置へと移動されかつその位置に保持されて別の制御状態
が現出される。
(b.従来の初期回転手段及びレバー戻し手段) 上記したように、この種のカムギヤ式制御機構には、
ある制御状態からトリガーレバーに対する吸着が解除さ
れたときカムギヤを噛合位置まで回転させるための初期
回転手段と、カムギヤが噛合位置へと移動された後少な
くとも次の欠歯部が駆動ギヤと対向されるまでの間にト
リガーレバーを阻止位置へと戻すためのレバー戻し手段
が必要である。
そして、従来、初期回転手段としては、当該移動部材
に弾発手段による移動力を付勢しておいて移動部材がい
ずれの制御位置に来ているときでも該移動部材が上記移
動力によって制御用カム部を押圧することでカムギヤに
ある程度の回転角回転される回転力を与えるようにした
ものが多く、また、レバー戻し手段としては、カムギヤ
により回転され、回転されることでトリガーレバーを非
阻止位置から阻止位置へと戻す別のカム手段を設けたり
することが多かった。
(D.発明が解決しようとする課題) このように、従来のカムギヤ式制御機構は、部品の数
が多いため、構成が複雑で、配置のためのスペースも多
く必要とするという問題があり、また、カムギヤの初期
回転は移動部材が当該制御位置からある方向へ初期移動
することで行なわれるため、その初期移動の方向を次の
制御位置への移動方向と反対の方向にせざるを得ないこ
とがしばしばあり、従って、移動部材の移動に時間がか
かるとか、制御位置や移動ストロークの設定が複雑にな
る等の問題があった。
(E.課題を解決するための手段) そこで、本発明カムギヤ式制御機構は、上記課題を解
決するために、欠歯部が設けられた歯部及び所要の制御
機能を有する制御用カム部を有するカムギヤに略周方向
へ延びる被制御用カム溝を設け、該被制御用カム溝の一
の周面にはストッパ突起を突設し他の周面のうち上記ス
トッパ突起と略対向した位置には該ストッパ突起に向っ
て互いに略へ字状を為すように開いた被押圧面及び押戻
面を形成し、上記被制御用カム溝内に位置された係合突
起を有し該係合突起がストッパ突起の回転軌跡上に位置
した阻止位置と係合突起が上記回転軌跡から外れた非阻
止位置との間を移動されるトリガーレバーと、該トリガ
ーレバーを非阻止位置へ向けて付勢する弾発手段と、ト
リガーレバーを阻止位置に保持する保持手段とを設け、
カムギヤはその歯部が駆動ギヤと噛合されることで一の
方向へ回転され上記駆動ギヤが欠歯部と対応されている
ときにストッパ突起が係合突起に当接されてその位置に
ロックされ、カムギヤがロックされている状態からトリ
ガーレバーの阻止位置への上記保持手段による保持が解
除されたときはトリガーレバーが非阻止位置へと移動さ
れてカムギヤに対するロックが解除されると共に係合突
起が上記被押圧面を押圧してカムギヤをその歯部が駆動
ギヤと噛合される位置まで回転させ、その後更なる上記
回転により上記押戻面が係合突起を押圧してトリガーレ
バーを阻止位置に押し戻すようにしたものである。
従って、本発明カムギヤ式制御機構にあっては、カム
ギヤに対するロックが解除されたときにカムギヤに必要
な初期回転、即ち、その歯部が駆動ギヤと噛合される位
置までの回転はトリガーレバーの阻止位置から非阻止位
置への移動によって行なわれ、初期回転の後に必要なト
リガーレバーの阻止位置への戻しは駆動ギヤにより為さ
れるカムギヤの回転によって行なわれるので、これら初
期回転とトリガーレバーの戻しを行なうための特別な部
品は不要になり、それによって、この種の制御機構の構
造を簡単にすることができると共に配置のためのスペー
スも小さくて済み、しかも、カムギヤの初期回転が行な
われるタイミングとトリガーレバーが阻止位置に戻され
るタイミングとこれら2つの動作の間のタイミングが非
制御用カム溝の被押圧面と押戻面との間の位置関係とこ
れら被押圧面及び押戻面とストッパ突起との間の位置関
係により精度良く規制されるので、動作の信頼性を高め
ることができる。
また、本発明テーププレーヤは、上記した如きカムギ
ヤ式制御機構を備え、制御用カム部によりテープの走行
方向を切り換えられるようにしたものである。
従って、本発明テーププレーヤにあっては、制御機構
の構造を簡単にすることができると共に、小型化が可能
になり、更に、動作の信頼性が高くなる。
(F.実施例) 以下に、本発明カムギヤ式制御機構の詳細を図示した
実施例に従って説明する。
尚、図示した実施例は、本発明カムギヤ式制御機構
を、テーププレーヤのモード切換装置におけるモード切
換スライダの位置制御を行なうための制御機構に適用し
たものである。
(a.モード切換装置の概要)[第1図乃至第4図、第7
図] 1はモード切換装置(図面では要部のみを示してあ
る。)である。
2及び2′はメカシャーシ3(第7図参照)に回転自
在に支持されたリール台であり、互いに左右方向(第2
図における左方へ向う方向を左側とし、右方へ向う方向
を右側とする。また、同図における下方へ向う方向を前
側とし、上方へ向う方向を後側とする。以下の説明にお
いて向きを示すときはこの方向によるものとする。)に
離間して配置されており、その一方2はテープが一の方
向(以下、ノーマル方向」と言う。)へ走行されるとき
テープを巻き取るテープリールが係合されるリール台
(以下、「T側リール台」と言う。)、他方のリール台
2′はテープが上記ノーマル方向と反対のリバース方向
へ走行されるときテープを巻き取るテープリールが係合
されるリール台(以下、「S側リール台」と言う。)で
あり、それぞれギヤ部4、4′を有する。
5はS側入力ギヤであり、該S側入力ギヤ5は図示し
ない伝達ギヤを介してS側リール台2′のギヤ部4′と
噛合されている。
6はモード切換スライダであり、左右方向へ長い板状
をしており、メカシャーシ3の下面に左右方向へ摺動自
在に支持されており、制御機構7により、第2図に示す
ストップ位置、即ち、移動範囲における略中間の位置で
あってストップモードを形成するときの位置と、第3図
に示すノーマル位置、即ち、移動範囲における左端の位
置であってテープがノーマル方向へ走行されるノーマル
モードを形成するときの位置と、第4図に示すリバース
位置、即ち、移動範囲における右端の位置であってテー
プがリバース方向へ走行されるリバースモードを形成す
るときの位置との間を、ストップ位置−ノーマル位置−
リバース位置−ストップ位置の順で移動される。
そして、モード切換スライダ6には、その後側縁の略
中間の部分から突出し左右方向へ長い略台形状をした押
圧部8が形成されると共に、その右端部寄りの位置の下
面には被押圧ピン9が突設されており、ストップ位置か
らノーマル位置への移動及びリバース位置への移動は制
御機構7のカムギヤ10が有する制御用カム部が上記被押
圧ピン9を押圧することにより行なわれ、リバース位置
からストップ位置への移動は図示しない弾発手段によっ
てモード切換スライダ6に付勢されたストップ位置への
戻り力によって行なわれる。
11は揺動レバーであり、前後方向へ長く、その前端部
寄りの位置がメカシャーシ3に突設された支持軸12に回
動自在に支持されると共に、後端部にギヤ支持軸13が垂
設され、該ギヤ支持軸13に互いに一体的に回転する図示
しない大ギヤ及び小ギヤ14が回転自在に支持されてお
り、その大ギヤは図示しない駆動系の中間ギヤと同時噛
合され、小ギヤ14はT側リール台2のギヤ部4とS側入
力ギヤ5との間に位置されている。
そして、揺動レバー11の前端縁には前方に向って開口
した略コ字形をした切欠15が形成されており、モード切
換スライダ6がストップ位置に来ている状態ではその押
圧部8が上記切欠15内に位置され、それにより、揺動レ
バー11の回動が阻止されて該揺動レバー11が第2図に示
す中立位置、即ち、その小ギヤ14がギヤ部4とS側入力
ギヤ5との間の略中間の位置にあってT側リール台2の
ギヤ部4とS側入力ギヤ5のいずれとも噛合されない中
立位置に保持される。
この状態がストップモードであり、この状態からカム
ギヤ10が回転されると、モード切換スライダ6の被押圧
ピン9が左方へ向って押圧されて該モード切換スライダ
6がノーマル位置へと移動され、それにより、モード切
換スライダ6の押圧部8が揺動レバー11の切欠15の左側
縁15aを押圧して揺動レバー11を時計回り方向へ回動さ
せ、小ギヤ14がT側リール台2のギヤ部4と噛合されて
(第3図参照)該T側リール台2をテープ巻取方向へ回
転させる。
この状態がノーマルモードであり、そして、モード切
換スライダ6がノーマル位置まで来るとカムギヤ10の回
転が阻止され、それにより、モード切換スライダ6がノ
ーマル位置に保持され、カムギヤ10に対する回転の阻止
が解除されない限り、上記状態が保持される。
更に、ノーマルモードからカムギヤ10の回転の阻止が
解除されると、カムギヤ10が回転され、モード切換スラ
イダ6は図示しない弾発手段によって付勢された力によ
ってカムギヤ10の回転につれてストップ位置まで戻り、
そこからは、モード切換スライダ6の被押圧ピン9が右
方へ向けて押圧されてモード切換スライダ6がリバース
位置へ向けて移動され、それにより、押圧部8が切欠15
の右側縁15bを押圧して揺動レバー11を反時計回り方向
へ回動させ、小ギヤ14がS側入力ギヤ5を介してS側リ
ール台2′のギヤ部4′と噛合されて(第4図参照)該
S側リール台2′をテープ巻取方向へ回転させる。
この状態がリバースモードであり、モード切換スライ
ダ6がリバース位置に来たときもカムギヤ10の回転が阻
止され、それにより、モード切換スライダ6がリバース
位置に保持される。
そして、この状態からカムギヤ10に対する回転の阻止
が解除されると、カムギヤ10が回転され、モード切換ス
ライダ6はこれに付勢されているストップ位置への戻り
力によってストップ位置へと移動され、モード切換スラ
イダ6がストップ位置に戻るのと略同時にカムギヤ10の
回転が阻止される。
このようにして、モードの形成が選択的に行なわれ
る。
尚、カムギヤ10の回転方向は、常に、上方から見て反
時計回り方向である。
(b.制御機構)[第1図乃至第7図] 制御機構7は、前記カムギヤ10と、該カムギヤ10を回
転させるための駆動ギヤと、カムギヤ10の回転をその3
つの停止位置、即ち、モード切換スライダ6がストップ
位置へと移動されたときの位置(以下、「第1の位置」
という。)とモード切換スライダ6をノーマル位置へと
移動させたときの位置(以下、「第2の位置」と言
う。)とモード切換スライダ6をリバース位置へと移動
させたときの位置(以下、「第3の位置」と言う。)で
阻止し、また、その阻止を解除するためのトリガーレバ
ーと、該トリガーレバーに対する位置規制の状態を制御
するための電磁プランジャと、トリガーレバーに回動力
を付勢するための引張バネとから成る。
(b−1.カムギヤ)[第1図乃至第7図] 16はカムギヤ10の主部であり、円板状をしており、そ
の中心部がメカシャーシ3に垂設された支持軸17に回転
自在に支持されている。
18a、18b及び18cは主部16の外周面の周方向へ配列さ
れるように形成された歯部、19a、19b及び19cは上記3
つの歯部18a、18b及び18cの各間に位置した欠歯部であ
り、カムギヤ10が第1図(A)及び第2図に示す位置
(この位置が第1の位置である。)に来ている状態で、
歯部18a(以下、「第1の歯部」と言う。)はカムギヤ1
0の中心の略真後ろの位置から反時計回りの方向へ中心
角で略120゜余りの範囲に亘って設けられ、この第1の
歯部18aの時計回り方向側に隣接した歯部18b(以下、
「第2の歯部」と言う。)は中心角で略110゜の長さを
有し、もう1つの歯部18c(以下、「第3の歯部」と言
う。)は中心角で略40゜位の長さを有しており、また、
第1の歯部18aと第3の歯部18cとの間の欠歯部19a(以
下、「第1の欠歯部」と言う。)は中心角で略40゜の長
さを有し、第1の歯部18aと第2の歯部18bとの間の欠歯
部19b(以下、「第2の欠歯部」と言う。)は中心角で
略25゜の長さを、もう1つの欠歯部19c(以下、「第3
の欠歯部」と言う。)は中心角で略25゜位の長さを有し
ている。
20は主部16の上面に形成された制御用カム部であり、
無端状に延びる溝状をしていて、前記モード切換スライ
ダ6の被押圧ピン9はカムギヤ10の中心より左側に位置
した状態で上記制御用カム部20内に摺動自在に位置され
ている。そして、制御用カム部20はその略半部がカムギ
ヤ10の中心に対して偏心した位置を中心とした略半円状
に延びるように形成され、その余の部分は略L字状に屈
曲して延びるように形成されており、このような制御用
カム部20のうち、カムギヤ10が第1の位置に来ている状
態で、カムギヤ10の中心から略左方へ向って延びる部分
の左端部20aはカムギヤ10の中心と外周縁との間の略中
間の位置にあり、この部分20aに被押圧ピン9が位置さ
れているときモード切換スライダ6が前記ストップ位置
にあり、また、カムギヤ10が第3図に示す第2の位置に
来ている状態でカムギヤ10の中心の真左に位置した部分
20bはカムギヤ10の外周縁寄りの位置にあり、この部分2
0bに被押圧ピン9が位置されているときモード切換スラ
イダ6がノーマル位置に保持され、そして、カムギヤ10
が第4図に示す第3の位置に来ている状態でカムギヤ10
の中心の真左に位置した部分20cはカムギヤ10の中心寄
りの位置にあり、この部分20cに被押圧ピン9が位置さ
れているときモード切換スライダ6がリバース位置に保
持される。
21は主部16の下面に形成された被制御用カム溝であ
り、外周縁寄りの位置にカムギヤ10の中心を中心とする
円周方向へ無端状に延びるように形成されており、その
一方の周面21a、即ち、中心から遠い方の周面には中心
に向って突出した細身の略台形状をした3つのストッパ
突起221、222及び223が形成され、これら3つのストッ
パ突起221、222、223の一つ221(以下、「第1のストッ
パ突起」と言う。)はカムギヤ10が第1の位置に来てい
る状態で、該第1のストッパ突起221に時計回り方向で
隣接したストッパ突起222(以下、「第2のストッパ突
起」と言う。)はカムギヤ10が第2の位置に来ている状
態で、もう一つのストッパ突起223(以下、「第3のス
トッパ突起」と言う。)はカムギヤ10が第3の位置に来
ている状態でそれぞれカムギヤ10の中心の略真後ろに位
置されるところに配置されている。
そして、他方の周面21bのうち上記3つのストッパ突
起221、ストッパ突起222及び223と各別に対向した位置
には当該ストッパ突起に向って互いに略へ字状を為すよ
うに開いた被押圧面231と押戻面241、同じく232と242
233と243が形成されており、押戻面241、242、243はそ
れぞれ被押圧面231、232、233の上方から見て時計回り
方向側に、即ち、カムギヤ10の回転方向と反対の側に位
置され、その先端部241a、242a、243aは周面21a、21bと
略平行な方向に延びることでその余の部分に対して屈曲
され、かつ、周面21aと21bとの間の略中間の部分に位置
されている。
尚、被押圧面231、232、233のそれぞれが対応したス
トッパ突起221、222、223とカムギヤ10の中心とを結ぶ
直線に対する傾きは略60゜であり、また、押戻面241、2
42、243の先端部241a、242a、243aを除く主部241b、242
b、243bの上記傾きは略50゜になっている。
(b−2.駆動ギヤ)[第1図乃至第4図] 25は駆動ギヤであり、メカシャーシ3に垂設された支
持軸26に回転自在に支持されると共に、そのピッチ円が
カムギヤ10の歯部18a、18b及び18cのピッチ円の延長線
に略左前方から外接するように位置され、図示しない駆
動系によって回転され、カムギヤ10の回転が行なわれる
ときは上方から見て時計回り方向へ回転される。
そして、カムギヤ10が第1の位置に来ている状態では
前記第1の欠歯部19aの第1の歯部18a寄りの端部が、カ
ムギヤ10が第2の位置に来ている状態では第2の欠歯部
19bが、カムギヤ10が第3の位置に来ている状態では第
3の欠歯部19cが、それぞれ駆動ギヤ25と対応され、従
って、これらの状態においては駆動ギヤ25が回転しても
カムギヤ10が回転されることは無く、また、上記したい
ずれかの状態からカムギヤ10の初期回転(これについて
は後述する)が行なわれると、歯部18a、18b、18cのう
ちそれまで駆動ギヤ25に時計回り方向側から近接してい
たものが駆動ギヤ25と噛合される。
(b−3.トリガーレバー、引張バネ、電磁プランジャ)
[第1図乃至第5図、第7図] 27はトリガーレバーである。該トリガーレバー27は上
方から見てその主部28が略j字状をしており、該主部28
の右前方を向いた側縁の中間の部分から略三角形状をし
た腕29が略右方へ向って突出されており、主部28の長手
方向における中間の部分より稍前方の位置にはボス30
が、腕29の先端部には係合突起31がそれぞれ上方へ向っ
て突設されており、更に、主部28の後端部28aはその余
の部分より高いところに位置したバネ掛部になってお
り、また、主部28の上記バネ掛部寄りの位置の上面には
略円柱状をした連結ピン32が立設されている。
33はメカシャーシ3のうちカムギヤ10に左稍後方から
近接した位置に垂設された支持軸であり、該支持軸33が
上記ボス30を貫通して形成された挿通孔30aに挿通さ
れ、それによって、トリガレバー27が該支持軸33に回動
自在に支持される。
そして、トリガーレバー27の係合突起31の上部はカム
ギヤ10の中心の略真後ろで被制御用カム溝21内に位置さ
れる。
尚、係合突起31はその水平断面が略半円形をしてお
り、その円弧面が被制御用カム溝21の他方の周面21bと
対向される。
34は引張バネであり、その一端部がメカシャーシ3の
下面に垂設されたバネ掛突部35に係着され、他端部がト
リガーレバー27のバネ掛部28aに係着されており、この
引張バネ34の引張力によってトリガーレバー27に上方か
ら見て時計回り方向への回動力が付勢されている。
従って、トリガーレバー27は反時計回り方向へ向って
押圧されていない間は係合突起31が被制御用カム溝21の
他方の周面21bに当接した位置(以下、「非阻止位置」
と言う。)に保持され、トリガーレバー27がこの非阻止
位置に来ている状態では、その係合突起31はストッパ突
起221、222及び223の回転軌跡から外れたところに位置
される。
36はメカシャーシ3の下面に固定された電磁プランジ
ャである。37は電磁プランジャ36のベースであり、横長
な略コ字状をした固定部38と該固定部38の一側面から互
いに平行に突出し略角筒状をした2つのコイルボビン3
9、39とが合成樹脂により一体に形成されている。40は
略コ字形をしたヨークであり、その互いに平行に延びる
2つの部分40a、40aの先端寄り部分がコイルボビン39、
39の孔の固定部38側に略半部に挿入され、かつ、その余
の部分40bが固定部38に保持されており、また、上記2
つの部分40aと40aとの間のうちコイルボビン39、39から
突出した部分にマグネット41が配置され、かつ、ヨーク
40に接着されている。
42、42はコイルボビン39、39に巻回されたコイルであ
る。
43は磁性材料から成る可動子であり、略コ字形をして
おり、その互いに平行に延びる2つの部分43a、43aがコ
イルボビン39、39内に摺動自在に挿入されると共に、上
記2つの部分43a、43aの基端を連結している基部43bに
は長孔状をした連結孔43cが形成されている。
このような電磁プランジャ36はメカシャーシ3の下面
のうちカムギヤ10に後ろ稍左側から近接した位置に固定
されると共に、可動子43の移動方向がトリガーレバー27
の連結ピン32の回動軌跡に略沿うような向きで配置され
ている。
そして、上記連結孔43cにトリガーレバー27の連結ピ
ン32が稍余裕を有した状態で挿入され、これにより、ト
リガーレバー27が電磁プランジャ36の可動子43と連結さ
れる。
しかして、トリガーレバー27は可動子43がヨーク40に
吸着されている状態では、引張バネ34の引張力に抗して
位置を規制され、この状態でトリガーレバー27は、第1
図(A)に示すように、その係合突起31がカムギヤ10の
ストッパ突起221、222及び223の回転軌跡上に位置した
阻止位置に保持され、また、この状態から電磁プランジ
ャ36に対する通電が為されると、それによって生じた磁
力によってヨーク40による吸着力が打ち消されて、可動
子43のヨーク40による吸着が解除されてトリガーレバー
27は引張バネ34の引張力によって非阻止位置へと移動さ
れる。
(b−4.動作)[第1図] このような制御機構7による動作は次のように行なわ
れる。
電磁プランジャ36に対する通電はカムギヤ10を回転さ
せるとき、換言すれば、現在形成されているモードとは
別のモードを形成するときに一時的に行なわれる。
前記したように、トリガーレバー27が阻止位置に来て
いるときはその係合突起31がカムギヤ10のストッパ突起
221、222、223の回転軌跡上に位置され、また、該係合
突起31はカムギヤ10の中心の略真後ろにあるので、カム
ギヤ10の回転が開始された後トリガーレバー27が阻止位
置へと移動されると、ストッパ突起221、222、223のう
ちそのとき係合突起31に時計回り方向側から一番近接し
ているものがカムギヤ10の中心の略真後ろに来たところ
で当該ストッパ突起22が係合突起31に当接され、それに
よって、カムギヤ10の回転が阻止され、そして、カムギ
ヤ10の回転がそのように阻止されたときの位置は前記3
つの停止位置のいずれかである。
また、カムギヤ10が停止位置又はその稍手前の位置ま
で来ると、3つの欠歯部19a、19b及び19cのうち当該停
止位置に対応した欠歯部が駆動ギヤ25と対向される。
カムギヤ10の3つの停止位置における回転の阻止は以
上のようにして行なわれる。
そして、カムギヤ10が停止位置に来ている状態から電
磁プランジャ36に通電されると、トリガーレバー27が時
計回り方向へ回動され、それにより、係合突起31がスト
ッパ突起221、222、223の回転軌跡から外れるのでカム
ギヤ10に対して為されていた回転の阻止が解除され、こ
のとき略前方へ移動される係合突起31が当該ストッパ突
起22と対応した非押圧面23を押圧してカムギヤ10を初期
回転させる。例えば、第1図(A)に示すように、カム
ギヤ10が第1の位置に来ている状態からトリガーレバー
27が非阻止位置へと移動されると、その係合突起31は非
押圧面231に当接してそこを略前方へ向けて押圧する。
これにより、カムギヤ10が稍回転される。この回転が初
期回転であり、この初期回転は同図(B)に示すように
係合突起31が被押圧面231と押戻面241とが連続する箇所
に接触するまで行なわれる。そして、カムギヤ10が初期
回転されると第1の歯部18aが駆動ギヤ25と噛合され、
従って、この状態からは駆動ギヤ25がカムギヤ10を回転
させる。
このようにしてカムギヤ25が回転されて行くと、今度
はその押戻面24がトリガーレバー27を阻止位置へと押し
戻す。例えば、第1図(B)に示す状態からは、同図
(C)に示すように押戻面241が係合突起31を略左後方
へ向けて押圧するので、それにより、トリガーレバー27
が阻止位置へ向けて回動されて行き、係合突起31が相対
的に押戻面241の先端部241aに乗り上げる略直前に電磁
プランジャ36の可動子43がヨーク40に吸着され、その直
後にトリガーレバー27が阻止位置に到達される(第1図
(D)参照)。
そして、カムギヤ10が第2の位置まで回転されて来る
と、この第2のストッパ突起222が係合突起31に当接さ
れ、かつ、第2の欠歯部19bが駆動ギヤ25と対向され、
それにより、カムギヤ10が第2の位置において回転を阻
止される。
カムギヤ10が第2の位置又は第3の位置に来ている状
態からの初期回転やトリガーレバー27の阻止位置への押
戻し等も上記した場合と同様に行なわれる。即ち、カム
ギヤ10が第2の位置に来ている状態からの初期回転は係
合突起31が第2のストッパ突起222と対応している被押
圧面232を押圧することにより、トリガーレバー227の押
戻しは押戻面242が係合突起31を押圧することによりそ
れぞれ行なわれ、また、カムギヤ10が第3の位置に来て
いる状態からの初期回転は係合突起31が第3のストッパ
突起223と対応している被押圧面233を押圧することによ
り、トリガーレバー27の押戻しは押戻面243が係合突起3
1を押圧することによってそれぞれ行なわれている。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明カ
ムギヤ式制御機構は、欠歯部が設けられた歯部と、所用
の制御機能を有する制御用カム部と、略周方向へ延び一
の周面にはストッパ突起が突設され他の周面のうち該ス
トッパ突起と略対向した位置には該ストッパ突起に向か
って互いに略へ字状を為すように開いた被押圧面及び押
戻面が形成された被制御用カム溝とを有するカムギヤ
と、上記被制御用カム溝内に位置された係合突起を有し
該係合突起がストッパ突起の回転軌跡上に位置した阻止
位置と該係合突起が上記回転軌跡から外れた非阻止位置
との間を移動されるトリガーレバーと、上記トリガーレ
バーを上記非阻止位置へ向けて付勢する断発手段と、上
記トリガーレバーを上記阻止位置に保持する保持手段と
を備え、上記カムギヤは上記歯部が駆動ギヤと噛合され
ることで一の方向へ回転され上記駆動ギヤが上記欠歯部
と対応されているときに上記ストッパ突起が上記係合突
起に当接されてその位置にロックされ、上記カムギヤが
ロックされている状態から上記トリガーレバーの上記阻
止位置への上記保持手段による保持が解除されたとき、
上記トリガーレバーが上記非阻止位置へと移動されて上
記カムギヤに対するロックが解除されると共に上記係合
突起が上記被押圧面を押圧して上記カムギヤを上記歯部
が駆動ギヤと噛合される位置まで回転させ、その後更な
る上記回転により上記押戻面が上記係合突起を押圧して
再び上記トリガーレバーを上記阻止位置に押し戻すよう
にしたことを特徴とする。
従って、本発明カムギヤ式制御機構にあっては、カム
ギヤに対するロックが解除されたときにカムギヤに必要
な初期回転、即ち、その歯部が駆動ギヤと噛合される位
置までの回転はトリガーレバーの阻止位置から非阻止位
置への移動によって行なわれ、初期回転の後に必要なト
リガーレバーの阻止位置への戻しは駆動ギヤにより為さ
れるカムギヤの回転によって行なわれるので、これら初
期回転とトリガーレバーの戻しを行なうための特別な部
品は不要になり、それによって、この種の制御機構の構
造を簡単にすることができると共に配置のためのスペー
スも小さくて済み、しかも、カムギヤの初期回転が行な
われるタイミングとトリガーレバーが阻止位置に戻され
るタイミングとこれら2つの動作の間のタイミングは被
制御用カム溝の被押圧面と押戻面との間の位置関係とこ
れら被押圧面及び押戻面とストッパ突起との間の位置関
係により精度良く規制されるので、動作の信頼性を高め
ることができる。
また、本発明テーププレーヤは、テープの走行モード
を切り換えるモード切換手段と、欠歯部が設けられた歯
部と、上記モード切換手段を制御する制御用カム部と、
略周方向へ延び一の周面にはストッパ突起が突設され他
の周面のうち該ストッパ突起と略対向した位置には該ス
トッパ突起に向って互いに略へ字状を為すように開いた
被押圧面及び押戻面が形成された被制御用カム溝とを有
するカムギヤと、上記カムギヤを回転させる駆動ギヤ
と、上記被制御用カム溝内に位置された係合突起を有し
該係合突起が上記ストッパ突起の回転軌跡上に位置した
阻止位置と上記係合突起が上記回転軌跡から外れた非阻
止位置との間を移動されるトリガーレバーと、上記トリ
ガーレバーを上記非阻止位置へ向けて付勢する弾発手段
と、上記トリガーレバーを上記阻止位置に保持する保持
手段とを備え、上記カムギヤは上記歯部が駆動ギヤと噛
合されることで回転され上記駆動ギヤが上記欠歯部と対
応されているときに上記ストッパ突起が上記係合突起に
当接されると共にロックされ、上記カムギヤがロックさ
れている状態から上記トリガーレバーの上記阻止位置へ
の上記保持手段による保持が解除されたとき、上記トリ
ガーレバーが上記非阻止位置へと移動されて上記カムギ
ヤに対するロックが解除されると共に上記係合突起が上
記被押圧面を押圧して上記カムギヤを上記歯部が駆動ギ
ヤと噛合される位置まで回転させ、その後更なる上記カ
ムギヤの回転により上記押戻面が上記係合突起を押圧し
て再び上記トリガーレバーを上記阻止位置に押し戻し、
上記制御用カム部により上記モード切換手段が制御され
ることを特徴とする。
従って、本発明テーププレーヤにあっては、制御機構
の構造を簡単にすることができると共に、小型化が可能
となり、更に、動作の信頼性が高くなる。
尚、上記実施例で示した各部の具体的な形状ないし構
造は本発明の実施に当ってのほんの一例を示したものに
すぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に
解釈されてはならない。特に、上記実施例では本発明を
テーププレーヤにおけるモード切換部材の位置制御を行
なうためのカムギヤ式制御機構に適用したものを示した
が、本発明はこのような適用例に限られること無く、各
種の制御目的を有するカムギヤ式制御機構として適用し
得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明カムギヤ式制御機構をテーププレーヤのモ
ード切換装置におけるモード切換スライダの位置制御を
行なうための制御機構に適用した実施の一例を示すもの
であり、第1図はカムギヤに対して為されていたロック
が解除されてからトリガーレバーが阻止位置に戻される
までの一連の動作を(A)から(D)へ経時的に示す拡
大水平断面図、第2図乃至第4図はモード切換装置の要
部を一部切り欠いて示す平面図であり、第2図はストッ
プモードが形成されている状態を、第3図はノーマルモ
ードが形成された状態を第4図はリバースモードが形成
された状態をそれぞれ示し、第5図はモード切換装置の
要部を一部切り欠いて示す分解斜視図、第6図はカムギ
ヤの拡大斜視図、第7図は第1図(A)のVII−VII線に
沿う断面図である。 符号の説明 6……モード切換スライダ(モード切換手段)、7……
カムギヤ式制御機構、 10……カムギヤ、 18a、18b、18c……歯部、 19a、19b、19c……欠歯部、 20……制御用カム部、 21……被制御用カム溝、 21a……一の周面、 21b……他の周面、 221、222、223……ストッパ突起、 231、232、233……被押圧面、 241、242、243……押戻面、 25……駆動ギヤ、 27……トリガーレバー、 31……係合突起、34……弾発手段、 36……電磁手段(保持手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−140659(JP,A) 特開 昭63−79266(JP,A) 特開 昭59−13140(JP,A) 実開 昭59−137453(JP,U) 実開 昭62−147140(JP,U) 実開 昭58−141447(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 37/12,31/00 F16D 43/26 G11B 15/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】欠歯部が設けられた歯部と、所要の制御機
    能を有する制御用カム部と、略周方向へ延び一の周面に
    はストッパ突起が突設され他の周面のうち該ストッパ突
    起と略対向した位置には該ストッパ突起に向って互いに
    略へ字状を為すように開いた被押圧面及び押戻面が形成
    された被制御用カム溝とを有するカムギヤと、 上記カムギヤを回転させる駆動ギヤと、 上記被制御用カム溝内に位置された係合突起を有し該係
    合突起が上記ストッパ突起の回転軌跡上に位置した阻止
    位置と上記係合突起が上記回転軌跡から外れた非阻止位
    置との間を移動されるトリガーレバーと、 上記トリガーレバーを上記非阻止位置へ向けて付勢する
    弾発手段と、 上記トリガーレバーを上記阻止位置に保持する保持手段
    とを備え、 上記カムギヤは上記歯部が駆動ギヤと噛合されることで
    回転され上記駆動ギヤが上記欠歯部と対応されていると
    きに上記ストッパ突起が上記係合突起に当接されると共
    にロックされ、上記カムギヤがロックされている状態か
    ら上記トリガーレバーの上記阻止位置への上記保持手段
    による保持が解除されたとき、上記トリガーレバーが上
    記非阻止位置へと移動されて上記カムギヤに対するロッ
    クが解除されると共に上記係合突起が上記被押圧面を押
    圧して上記カムギヤを上記歯部が駆動ギヤと噛合される
    位置まで回転させ、その後更なる上記カムギヤの回転に
    より上記押戻面が上記係合突起を押圧して再び上記トリ
    ガーレバーを上記阻止位置に押し戻すようにした ことを特徴とするカムギヤ式制御機構。
  2. 【請求項2】テープの走行モードを切り換えるモード切
    換手段と、 欠歯部が設けられた歯部と、上記モード切換手段を制御
    する制御用カム部と、略周方向へ延び一の周面にはスト
    ッパ突起が突設され他の周面のうち該ストッパ突起と略
    対向した位置には該ストッパ突起に向って互いに略へ字
    状を為すように開いた被押圧面及び押戻面が形成された
    被制御用カム溝とを有するカムギヤと、 上記カムギヤを回転させる駆動ギヤと、 上記被制御用カム溝内に位置された係合突起を有し該係
    合突起が上記ストッパ突起の回転軌跡上に位置した阻止
    位置と上記係合突起が上記回転軌跡から外れた非阻止位
    置との間を移動されるトリガーレバーと、 上記トリガーレバーを上記非阻止位置へ向けて付勢する
    弾発手段と、 上記トリガーレバーを上記阻止位置に保持する保持手段
    とを備え、 上記カムギヤは上記歯部が駆動ギヤと噛合されることで
    回転され上記駆動ギヤが上記欠歯部と対応されていると
    きに上記ストッパ突起が上記係合突起に当接されると共
    にロックされ、上記カムギヤがロックされている状態か
    ら上記トリガーレバーの上記阻止位置への上記保持手段
    による保持が解除されたとき、上記トリガーレバーが上
    記非阻止位置へと移動されて上記カムギヤに対するロッ
    クが解除されると共に上記係合突起が上記被押圧面を押
    圧して上記カムギヤを上記歯部が駆動ギヤと噛合される
    位置まで回転させ、その後更なる上記カムギヤの回転に
    より上記押戻面が上記係合突起を押圧して再び上記トリ
    ガーレバーを上記阻止位置に押し戻し、上記制御用カム
    部により上記モード切換手段が制御される ことを特徴とするテーププレーヤ。
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